JPH07508415A - 新規のセロビオース・オキシダーゼ,酵素剤及び紙パルプ処理方法 - Google Patents

新規のセロビオース・オキシダーゼ,酵素剤及び紙パルプ処理方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規のセロビオース・オキシダーゼ、酵素剤及び紙バルブ処理方法発明の分野 本発明は、新規のセロビオース・オキシダーゼ(cellobioseoxid ase)、そのセロビオース・オキシダーゼを含んで成る酵素剤及びそのセロビ オース・オキシダーゼを使用した紙バルブの漂白方法に関する。
発明の背景 製紙のための木チップの(Kraft pulpingとして知られた)化学バ ルブ化は、その木の中に存在するリグニンの90−98%を除去するための木チ ップのアルカリ・硫酸塩蒸煮(alkaline 5ulphate cook ing)ヲ含む。残った2−1O%のリグニンは、バルブに暗褐色を付与し、こ れはU■先光中は酸化により暗色になる傾向をもつ。白色バルブを得るためには 、それ故、バルブ中に存在するリグニンは、様々な漂白手順により除去されなけ ればならない。そのほとんどは、塩素又は二酸化塩素、オゾン、酸素又は過酸化 水素による処理を含む。
上記漂白工程において生成される化学物質の環境的な影響についての関心の増加 のため、バルブの酵素処理が、その工程において必要な漂白化学物質の量を減少 させながら、紙パルプからのリグニンの除去の視点をもって提案されてきた。例 えば、”The third International Conferen ce on Biotechnology in the Pu1p and  Paperindustry”、 Stockholm、 16−19 Jun e、 1986. pp、 67−69を参照のこと。
これまでに記載された紙パルプの酵素処理は、はとんどが、酸性最適pHをもツ ヘミセルラーゼにより、例えば、”4th InternationalSym posium of Wood and Pulping Chemistry ”、 Paris、 22−30 Aprll、1987. Vol、1. p p、 151−154を参照のこと、又はトリコデルマ酸性pHにおいて、pH 6未満の木バルブのpH調整を必要としながら、行われてきた。
キシラナーゼ組成物も、漂白バルブの輝度を強化し、漂白のために並びに再生紙 の漂白において使用される化学物質の量を減少させるためのバルブ漂白工程にお いて、バルブ及び製紙産業において使1989、 pp、 187−191を参 照のこと。バルブ処理のためのアルカリ性キシラナーゼの使用については、Wo  91102839中に記載されている。
木においては、リグニンはキシランに結合している。キシラナーゼは、リグニン の増加した放出が漂白の間に生じるようにキシランの加水分解を触媒することが できる。他の酵素、セロビオース・オキシダーゼが、リグニン分解のために重要 であることが発見された。
ここで、それは、リグニンからの分解生成物に対するフェノール・オキシダーゼ の作用により形成されたフィノキシ基及びキノンを減少させ、これによりセロビ オース及び高級セロデキストリン(celllodextrins)をその対応 のラクトンに酸化する。ファネロカエート・1978、 pp、 171181 中に記載されており、そしてさらに、F、 F。
Morpeth、 Biochem、 J、 228.1985. pp、 5 57−564により特徴付けされている、このセロビオース・オキシダーゼは、 p115において最適pI(をもつことが分かっている。また、セロビオース・ オキシダーゼpp、 309−31(i)、カエトミウム・セルロリティカム( Chaetomtumcellulolyticum)(P、 Faehnri ch and K、lrrgang、 Biotechnol。
の中にも発見されている。これらのセロビオース・オキシダーゼがセルロース分 解に関与すると信じられている。
発明の説明 本発明の目的は、アルカリ性条件下でバルブ漂白工程において使用されることが できるセロビオース・オキシダーゼを提供することである。
従って、本発明は、セロビオース・オキシダーゼ活性を示す酵素であって約9の pH及び約50°Cの温度において少なくとも70%の比活性をもつものに関す る。
本文脈中、用語”セロビオース・オキシダーゼ(cellobioseoxid ase)”は、酸素、Fe(III)含有化合物、例えば、シアン化第二鉄、又 は電子受容体としての様々な芳香族化合物を使用してセロビオース及びセロデキ ストリンをその対応ラクトンに酸化することができるヘモフラボプロティン(h emof 1avoproLein)酵素をさすことを意図される。用語”比活 性(relative activity)”は、最大活性に対して上記電子受 容体の存在中でセロビオースを酸化する能力において理解されることを意図され る。
上記タイプのセロビオース・オキシダーゼは、フミコーラ(Humicola) の株から得られたセロビオース・オキシダーゼに対して生じた抗体と免疫学的応 答性であるものである。用語”免疫学的応答性”は、フミコーラ()Iumic ola)の株から得られたセロビオース・オキシダーゼと共通な少なくともlの エピトープをもつ酵素をもっことを示すと意図される。
本発明に係る好ましい酵素は、5−1OのpHにおいて安定性であるものである 。特に、この酵素は、電子受容体としてDCPIF又はベンゾキノンを使用して 約5−9のpH1例えば、約pH7における、電子受容体としてチトクロームC を使用して約pH7−9における、そして電子受容体としてシアン化第二鉄を使 用して約pH9における、最適pHをもつものである。比較により、先に記載さ れたM、thermophileからのセロビオース・オキシダーゼの最適pH は、電子受容体としてシアン化第二鉄を使用して3−4である。本発明の特に好 ましい酵素は、pH9,5において55℃の最適温度をもつものである。
当業者に公知のやり方における標識タンパク質を使用した5DS−ポリアクリル アミド・ゲル電気泳動(SDS−PAGE)及び等電点電気泳動を、それぞれ、 分子量及び等電点(pl)を測定するために使用した。この方法においては、本 発明のセロビオース・オキシダーゼの分子量は、約92kDであると測定された 。この酵素のpHは約4−5であると測定された。
フミコーラ・インソレンス(llumicola 1nsolens) 、例え ば、特許手続きの目的(ブダペスト条約)をもって微生物の寄託の国際的承認に 関するブダペスト条約の条項に従って19&1年10月1日にDeutsche Sammmlung won Mikroorganisa+en、Masch eroder Weg IB、D−3300Braunscheig、 FRG に寄託されたDSM 1800株から精製されることができる。
他のセロビオース・オキシダーゼであってアルカリ性条件下で活性であるものは 、スポロルミエラ(Sporormiella)の株、例えば、スポロルミエラ ・インターメディア(Sporormiella intermedia) 、 例えば、特許手続きの目的(ブダペスト条約)をもって微生物の寄託の国際的承 認に関するブダペスト条約の条項に従って1993年7月1日(こCentra albureau voor Schimmmelcultures、 P、O ,Box 273.3740AG Baarn、 NLに寄託されたCll53 69.93株から得られることができる。
しかしながら、本発明に係るセロビオース・オキシダーゼの工業的生産のために は、所望の酵素活性の過剰生産を確保することに関連した発酵の調節又は微生物 の突然変異を含む組換えDNA技術又は他の技術を使用することが好ましい。こ のような方法及び技術は、本分野において公知であり、そして当業者により容易 に行われることができる。
従って、セロビオース・オキシダーゼは、そのセロビオース・オキシダーゼ又は そのための前駆体をエンコードするDNA配列、並びにそのセロビオース・オキ シダーゼ又はそのための前駆体をエンコードするDNA配列の発現を許容する機 構をエンコードするDNA配列を担持する組換えDNAベクターにより形質転換 された宿主細胞を、培養中、そのセロビオース・オキシダーゼ又はそのための前 駆体の発現を許容する条件下で培養し、そしてその培養物からセロビオース・オ キシダーゼを回収することを含んで成る方法により、生産可能であるものである ことができる。
セロビオース・オキシダーゼ又はそのための前駆体をエンコードするDNA断片 は、例えば、セロビオース・オキシダーゼ産生微生物、例えば、フミコーラ・イ ンソレンス、DSM 1800のcDNA又はゲノム・ライブラリーを樹立し、 そして慣用の手順により、例えば、そのセロビオース・オキシダーゼの全体的又 は部分的アミノ酸配列に基づいて合成されたオリゴヌクレオチド・プローブへの ハイブリダイゼーションにより陽性クローンをスクリーニングすることにより、 又は適当な酵素活性を発現するクローンについて選択することにより、又は生来 のセロビオース・オキシダーゼ成分に対する抗体と応答性であるタンパク質を生 産するクローンについて選択することにより、単離されることができる。
一旦選択されると、DNA配列は、セロビオース・オキシダーゼが特定の宿主生 物内で発現されることを許容する適当なプロモーター、オペレーター及びターミ ネータ−1並びにそのベクターが問題の宿主生物内で複製されることを可能する 複製起点を含んで成る好適な複製可能な発現ベクター内に挿入されることができ る。
次に、得られた発現ベクターは、好適な宿主細胞、例えば、菌細胞、例えば、ア スペルギルス(Aspergi I Ius)の種、最も好ましくはる。菌細胞 は、それ自体公知のやり方で、プロトプラスト形成及びプロトプラストの形質転 換その後の細胞壁の再生を含む方法により、形質転換されることができる。宿主 微生物としてのアスペルギルスの使用は、(Novo Industri A/ Sの)EP 238,023号中に記載されており、この内容を、引用により本 明細書中に取り込む。また、宿主細胞は、酵母細胞、例えば、サツカロミセス・ セレビシェ(Saccharomyces cerevisiae)の株である ことができる。
あるいは、宿主生物は、バクテリア、特にストレプトミセス(Streptom yces)及びバチルス(Bacillus)の株、又は大腸菌(E、coli )であることができる。バクテリア細胞の形質転換は、常法により、例えば、S ambrook et at、、 Mo1ecular Cloning: A  LaboratoryManual、 CoId Sprjngt(arbo r、 1989中に記載されたように、行われることができる。
適当なりNA配列のスクリーニング及びベクターの構築は、標準的な手順により 行われることもできる。Sambrook et al、、引用書中、を参照の こと。
形質転換された宿主細胞を培養するために使用される培地は、問題の宿主細胞を 培養するのに好適ないずれかの慣用培地であることができる。発現されたセロビ オース・オキシダーゼは、便利にはその培養基中に分泌され、そして遠心分離又 は濾過によりその培地から細胞を分離し、塩、例えば、硫酸アンモニウムにより その培地のタンパク質成分を沈降させ、その後クロマトグラフィー手順、例えば 、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティー・クロマトグラフィー等を含 むよく知られた手順により、それから回収されることができる。
先に示したような組換えDNA技術、タンパク質精製の技術、発酵の技術又は本 分野においてよく知られた他の技術を使用することにより、高純度のセロビオー ス・オキシダーゼを提供することができる。
他の態様においては、本発明は、非発塵粒状物(non−dustinggra r+ula+es)、安定性液体又は保護された酵素の形態において本発明のセ ロビオース・オキシダーゼを含んで成る酵素剤に関する。非発塵粒状物は、例え ば、IJS 4.106.991号及び4.661.452号(両者NovaI ndustri A/Sへのもの)に従って製造されることができ、そして場合 により、本分野において公知の方法によりコートされることができる。液体酵素 調製物は、例えば、確立された方法に従ってポリオール、例えば、プロピレン・ グリコール、糖又は糖アルコール、乳酸又は硼酸を添加することにより安定化さ れることができる。他の酵素安定剤も、本分野においてよく知られている。保護 された酵素は、BP 238.216号中に開示された方法に従って製造される ことができる。
バルブ漂白工程における使用のために、セロビオース・オキシダーゼと他の酵素 であってそのセロビオース・オキシダーゼの活性を補う活性をもつ酵素、例えば 、エンドグリカナーゼ(endoglycanase)及び/又は(セロビオー ス・オキシダーゼ以外の)オキシドレダクターゼ(oxidoreductas e)とを組み合わせることが特に有利である。
エンドグリカナーゼは、例えば、ヘミセルラーゼ、例えば、キシラナーゼ、マン ナーゼ又はアラビナーゼ、又はセルラーゼ、例えば、エンドグルカナーゼ、特に キシラナーゼであってリグニン分解についてその重要性が既に確立されているも の、であることができる。
このキシラナーゼは、好ましくは、フミコーラ・インソレンス、フ又はストレプ トミセス・オリボクロモゲン(Streptomycesof ivochro mogenes)から得られたものである。セルロース又は他の多糖類基質の分 解工程においては、エンドグルカナーゼがオリゴ糖類、例えば、セロビオース及 びセロデキストリンを作り出し、これをセロビオース・オキシダーゼが基質とし て使用することができる。
本発明の酵素剤に添加されるオキシドレダクターゼは、好ましくダーゼ、又はマ ンガン・ペルオキシダーゼ(manganese peroxidase)、ラ ッカーゼ(laccase)(フェノールオキシダーゼ(phenoloxid ase)、例えば、ボリボロス・ペンシタス(Polyporos pensi tus)により生産可能なもの、又はリグニナーゼ(Iigninase) 、 例えば、ファネロカーゼは、オキシドレダクターゼのための基質として働く基質 、例えば、過酸化水素を生成することができる。
本発明に係る酵素剤は、さらに、漂白加速剤、例えば、金属イオン、例えば、フ ェリンアン化カリウム、ハライド・イオン又は有機化合物、例えば、フェノール 化合物、例えば、7−ヒドロキシクマリン、バニリン、p−ヒドロキシ桂皮酸、 2.4−ジクロロフェノール、ジクロロフェノール−インドフェノール、3.5 −tert−、ブチル−1,2−ベンゾキノン、p−クマリン酸、アントラキノ ン又はp−ヒドロキシベンゼン・スルホネートを含んで成ることができる。これ らの化合物は、酸化過程のための電子受容体として働く。
さらなる態様においては、本発明は、1以上の酵素的脱リグニン化段階を含んで 成る紙バルブの漂白方法であってバルブをセロビオース・オキシダーゼにより処 理することを含んで成る方法に関する。
この酵素的処理は、典型的には、バルブの塩素漂白の前に起こるであろう、そし てさらに少量の塩素が、酵素の使用に関係しない慣用の方法において要求される よりもそのバルブの満足できる輝度を得るために、必要とされる。
セロビオース・オキシダーゼは、好ましくは、本発明に係るものである。なぜな ら、このセロビオース・オキシダーゼは、アルカリ性pH値において活性である からである。この場合においては、酵素の添加前に紙バルブを酸性にすることが 必要とされないであろう。
本発明の方法においては、セロビオース・オキシダーゼは、好ましくは、エンド グリカナーゼ、例えば、先に示唆したエンドグリヵナーゼの中の1つ、及び/又 はオキシドレダクターゼ、例えば、先に示したオキシドレダクターゼの中の1つ との組み合わせにおいて使用される。このような組み合わせは、改良されたリグ ニン分解をもたらすことが予想される、なぜなら、先に示したように、エンドグ リカナーゼがセロビオース・オキシダーゼのための基質を提供することができ、 そしてそれらが、今度は、オキシドレダクターゼのための基質を提供し、そして 結果として改良された漂白効果をもたらすからである。
従って、本発明に係る方法の好ましい態様においては、酵素的処理は、約7を超 えるpHにおいて行われる。
さらに好ましくは、酵素処理は、40〜100 ’Cの間の、好ましくは40〜 80℃の間の、より好ましくは50〜7oの間の温度において行われる。
酵素処理は、典型的には、15分間〜24時間、好ましくは30分間〜5時間の 間の、より好ましくは30分間〜3時間の間の時間にわたり行われる。
本発明に係る方法においては、バルブのコンシスチンシーは、典型的には、5− 35%、好ましくは8−25%、より好ましくは8−15%である。
本性は、さらに、それぞれの脱リグニン化段階において酵素処理後のアルカリに ょろりグツセルロース(lignocellulosic)材料の抽出を含んで 成ることができる。抽出後、このリグノセルロース材料は、水でよく洗浄される 。少なくとも1の慣用の漂白段階が酵素的脱リグニン化に加えて含まれることも できる。
本発明を、さらに以下の実施例において説明するが、これは請求されるものとし て本発明の範囲がいずれの方法によっても限定されることを意図されない。
実施例 実施例1 21.4gのタンパク質を含むcelluzyme TM(Novo Nord isk A/S)(TMは商標)の溶液を。50mM Tris−11cIバツ フアー、pl(7,0により平衡とした300m1アルギニン5cpharos eカラム上に適用し、そしてTris−HCI、 pH7,0−9,0と0−0 .2M NaC1の同時グラジェントにより溶出した。セロビオース酸化活性を 含む溶出液を11CIによりpH5,0に調整し、そして20mMクエン酸Na  pH5中、S−3epharoseカラム上に適用した。このカラムは、セル ラーゼのほとんどを結合し、一方、セロビオース・オキシダーゼは、溶出液によ り溶出された。溶出液のpHを7.0に調整し、そして溶出物を前もって50m M Tris−MCI pH7,0により平衡とされたアニオン交換カラム(H PQ−3epharose)上に適用した。このカラムをO−I M NaCl グラジェントにより溶出した。これは大量のもの(92kDa及び4.0のpl )から少量のセロビオース・デヒドロゲナーゼ(94kDa及び4.4のpl) を分離ひた。5uperdex 200 Hiloadカラム上のゲル濾過を9 2kDaの見かけの分子量をもつセロビオース・デヒドロゲナーゼを溶出させ、 このように、低分子量の汚染セルラーゼからそれを分離した。
5DS−PAGE及び等電点電気泳動 後なる画分の分析用ポリアクリルアミド・ゲル電気泳動をTris−グルシン・ バッファー系により製造者により推奨された手順に従ってBio−Rad装置上 のIOXゲル・スラブ上で行った。等電点電気泳動をLKBマルチフォア(mu  t i phore)装置及びアンフォリン・プレキャスト・ゲル(amph oline precast gels)(LKB)を使用して行った。等電点 電気泳動後のセロビオース・オキシダーゼ活性をセロビオース及びDCPIFを 含むI%アガロース重層を使用して測定した。このCBOsがはっきりとした明 るい領域として現れた。
生化学的特徴付は アミノ酸組成をApplied Biosystemsのアミノ酸装置を使用し て測定した。アミノ酸組成を表1中に示す。値は、加水分解の24時間後に測定 したアミノ酸組成から計算された。トリプトファンは、HoEdelhoch、  Biochemistry 6.1967、 pp、 1948−1954の 方法に従って測定した。
サンプル(250pmol)をIM HCIにより100℃において4時間加水 分解した。酸を真空蒸発により除去し、そして存在する糖の同定をPAD検出器 (Dionex Corp、、 5unnyvale、 USA)及びCarb opak PAIvイクロカラムを備えたHPLCにより確立した。
タンパク質は、2%(W/W)の全糖含量をもつ糖タンパク質である。
以下の糖が検出された:酵素1mol当たり、4molのグルコサミン、4mo  lのマンノース及び3mo lのガラクトース。
″ Canevascini et al、(1991)、Eur、J、Bio chem、19B。
1991.pp、43−52゜ ’ H,Edelhoch、 Biochemts旦16.1967、 pl) 、 1948−1954の方法に従って測定した。
補欠分子団の同定 全吸収スペクトル及び速度測定を1c+nの光路をもつ0.75m1の黒色キュ ベツト内で)lewlet−Packard 8452A Diode Arr aySpectrophotometer上で記録した。蛍光スペクトルをPR RKIN f!LM[!RLS 50上で記録した。
500μm4.8μMセロビオース・オキシダーゼのスペクトルを記録し、そし て10μlの5n+mMセロビオース又は数粒のナトリウム・ジチオニット(M erck)を添加し、還元CBOを得た。そのフラビン基の検出のために、1. 7μMセロビオース・オキシダーゼの蛍光スペクトルを記録した。397及び4 43Mmにおける励起のための発光スペクトル及び480における発光のための 励起スペクトルを記録した。
消光係数 CBOε2so ” 330,000 M ’ ・Cm−’、消光係数は、その アミノ酸組成及び85kDaの分子量を使用して推定した。
2つの消光係数をDCPIFについて測定した+ pH2〜5.5のレンジ1こ おいて、ε5.。= 7,500 M −’ ・am−’及びpl+5.5から IOまで、ε6゜。
=14.000 hl ’ ・cm ’oフェリシアン化カリウム(Merck ) : e l 2゜=970 M −’ ・cm−’、3,5−ジーtert −ブチルー1.2−ベンゾキノン(Merck) :εt1o :1,400  M −’−cm ’、メチレン・ブルー(Merck): E ago =42 .000 M −’ −Cm−’、チトクロームC(Sigma、ウマ心臓由来 ):εas。
= 8,000 M−’・Cm−’。
セロビオース・オキシダーゼの可視スペクトルは、ヘモプロティンの特徴をもつ 。酸化状態は420Mmにおいて最大吸収をもち(γ)くノド203,000M  −’ ・cm−’) 、一方、還元状態のスペクトルは、564r+m(αバ ンド61,000M −’ ・cm−’) 、534Mm (β)くノド46, 000M −’ −cm−’)及び432r+u+ (7バンド2B7.000 M ’・cn+−’)にお(Aで吸収ピ一りを示し、これはチトクロームbに典 型的なものである(G。
ビン基は弱く蛍光性であり、480Mmにおける最大発光及び397及び443 Mmにおける最大励起をもっていた。
活性の測定 測定を0.1M燐酸ナトリウムバッファー中、pH7,540℃におし)て行っ た。450μIの、100μMの2,6−シクロロフエノールーインドフエノー ル(DCPIF、 Merck)、250MMのセロビオース(Sig、a)の 混合物を、50711の酵素と混合した。活性のユニ・ノドは、1分間当たりに 酸化されたセロビオース(還元されたDCPlt’)のμmoilこ等し0゜触 媒特性 酸化生成物の同定 40mgのセロビオースを10m1の水中で30mgのDCPIFと混合し、そ して100μm01.6μMセロビオース・オキシダーゼを添加した。この混合 物を室温において一夜攪拌した。この混合物を水により希釈し、そして酢酸エチ ルにより数回抽出し、還元及び非還元DCPIFを除去した。DIO中のセロビ オース及びその酸化生成物の’ HNMR及び”CNMRスペクトルを次にBr uker ACP 300スペクトロメーター上で採取した。セロビオース、  ’ HNMR(D 20): δ(ppm) 4.65(β。
1(−1,Jl、 ! =8.Of+z)、 5.21((Z、 H−1,J  1.2 ” 3.7 HzMClaeyssenset al、、1990);  ” CNIJR(D 20): δ(ppm) 92.9(a、 C−1)、 96.8(β、 C−1C−1)(Dor ancl Roberts、197 1)。セロピノラクトン、+8NMR(D 20): 4.28ppm 〜4. 75ppm間にピークなしくH−1°+ J l’、2”8、Ot(z); ”  CNMR(D r O)、δ(ppm) 84.2ppm(C−4)〜105 .5ppm(C−1°)間にピークなし。
すべての測定を、0.1M燐酸ナトリウム・バッファー、 pH7,5中、40 ℃において行った。450μlの、15μM 〜5mM(K 、に依存する)の 電子供与対する及び受容体並びに50μgの、k Catに依存して70nM〜 200nMの酵素を混合し、500μmの全容量にした。反応を適当な波長(上 記参照)における吸収の変化として400秒間モニターした。ベンゾキノンをI OnIMの濃度までエタノール中に溶解し、そして適当な濃度まで燐酸バッファ ー中で希釈した。触媒定数(k e、、)は酸化セロビオース1fflol/秒 /酵素1+nolとして表された。DCPIF 、メチレン・ブルー又はベンゾ キノンの1当量はセロビオースの1当量を酸化し、一方、チトクロームC又はフ ェリシアニドの2当量はセロビオースの1当量を酸化する。速度定数はLine weaver−Burkeプロットを使用して決定され、そして2回の測定の結 果であった。
酵素は、表2中に列記したように、様々な2糖類及びセロデキストリンを酸化す るとができることが分かった。それはグルコースを酸化することができなかった 。セロビオースの酸化の生成物をり、0中のIH及び”CNMRを使用して同定 した。両スペクトルにおいて、その還元末端のα−及びβ−アノマーに対応する ピークが消失し、セロビン酸をもたらすC−1における酸化を含意した。
セロビオース及びセロデキストリンは、表2中に見られるように、重合の程度と 独立して殆ど同じk ear及びに、をもつセロビオース・オキシダーゼにより 容易に酸化される。ラクトースは、セロデキストリンの速度に匹敵する速度にお いて酸化される。マルトース及びキシロビオース(xylobiose)も基質 である。しかしながら、これらの基質は、セロデキストリンの結合よりもかなり 弱い結合を示す。
グルコース、N、N−ジアセチルチトビオース及びN−アセチルラクトサミンは 酸化されない。
表3 アルカリ性pHにおける温度活性の測定温度活性のために、測定を、O,1Mグ リシン・バッファー中、pH9,5において、様々な温度において、500μm の全容量中で混合された550μMチトクロームC(Sigma ウマ心臓由来 ) 、225 uMセロビオース(Sigma)及び酵素を使用して、行った。
活性を8.OOOM−’ ・CI+−’のモル消光係数を使用してチトクローム Cの還元として測定した。
最適活性は、5分間のインキュベーションの間55℃において見つかった。結果 を図1に示す。
pH活性プロフィールをpH3,5から6.5まで酢酸ナトリウム・バッファー を、pH6,5から8.5まで燐酸ナトリウムを、そしてpH9がら10までグ リシン・バッファーを使用して40℃活性において測定した。
すべてのバッファーは、O,LM濃度、上記のような酵素及びセロビオース及び チトクロームCの濃度であった。最適活性をpH7,5において得て、そして7 5%の残活性をpl+9.5において得た。定常状態の速度は、IO分分間−た 。結果を図2に示す。
セルラーゼについての結合検定 電子受容体によりセロデキストリンを酸化するセロビオース・オキシダーゼの能 力を、セルラーゼのための検定において利用した。
還元末端をもたない基質、例えば、還元セロデキストリンを使用することにより 、セルラーゼによる加水分解により形成された還元末端がCBOにより酸化され るであろう。同時に、着色電子受容体、ジクロロフェノールインドフェノール( DCPIF)がセロビオース・オキシダーゼにより無色の化合物に還元され、6 00nmにおいて分光光度的な反応が継続することを可能にする。その高い消光 係数のために、DCPIFが電子受容体として選ばれた。
この検定により、5つの異なるセルラーゼの還元セロデキストリンのための速度 定数を測定した(表2)。結果は、この結合系の利用性を示している。この酵素 は、非常に異なる基質特異性を示し、その幾つかは非常に長い基質を必要とし、 定常状態の速度のために利用されることができるウンベリフェリル・セロビオシ ド及びラクトシト(umbelliferyl cellobiosides  and 1actosides)を使用を不可能にする。結論として、広いレン ジのセルラーゼについて定常状態速度を測定することが本検定により可能となり 、これは、セルラーゼの機構のさらなる理解における良好な道具である。
阻害剤、メチル4−チオセロトリオシト、メチル4−チオセロテトラオシド及び メチル4−チオセロペンタオシドを1、GrenOble’にある実験室で合成 した。阻害定数を2つのセルラーゼについて開発した検定を使用して測定した。
結果を表3中に表す。
実施例2 オキシドレダクターゼの作用により形成されたキノンの還元によるリグニン分解 をペルオキシダーゼとの組み合わされたセロビオース・オキシダーゼを使用して 調査した。最初に、リグニンのモデル化合物、クロロゲン酸(chloroge nic acid)を適用した。
反応混合物は2n+1の0.1M燐酸塩バッファー、pH7中、1μモルのクロ ロゲン酸 1ユニツトのコプリナス・シネレウス(Coprinus cinereus) ペルオキシダーゼ(I PODU) 0.4μモル過酸化水素 150ユニツトのセロビオース・オキシダーゼから成った。
IPODUはNovo Nordisk A/S、 Novo A11ee、  2880 Bagsvaerd、 Demarkから要求により入手可能な、N ovo Nordlsk analytical methodAF 310/ l中に記載されている。
温度は室温であった。
反応を、その波長においてキノンの形成が検出されることができる440nmに おけるLIV−吸収により行った。ペルオキシダーゼの作用により、吸収がキノ ンの形成に対応して増加した。80秒後、15μモルのセロビオースを添加した 。吸収は、セロビオース・オキシダーゼにより触媒されたキノンの還元の結果と して、直ちに減少しはじめた。
類似の実験において、クロロゲン酸をリグノスルホネート(4mg)により置き 換えた。結果は同じであった:最初にAll。がキノンの形成のために増加した が、セロビオースが添加されるとすぐに、吸収が減少した。
両ケースにおいて、吸収は、4分後に、開始レベルと同様のレベルに落ちついた 。すなわち、キノンの定量的還元が得られた。
実施例3 バルブの脱リグニン化 パルプの脱リグニン化を、5candinavian pine Kraftバ ルブを使用して検査した。以下のサンプルを調製した:a) 2−5乾燥パルプ 10ユニツト 15μモルの過酸化水素 150μモルのセロビオース 6000ユニツトのセロビオース・オキシダーゼ70mI O,1M燐酸塩バッ ファー、p)+8b) a)と同じ、但し、セロビオース・オキシダーゼを添加 せず。
上記サンプルを40℃において24時間振とう水浴内でインキュベートした、濾 過後、パルプ・サンプルを水により洗浄し、そして乾燥させた。脱リグニン化の 程度の指標として、カッパ数を、TAPPI標準に従って測定した。
このように、有意な脱リグニン化がセロビオース・オキシダーゼ及びペルオキシ ダーゼによるバルブの処理の間に得られることができた。
実施例4 0ビオース・オキシダーゼの生産 2つのバッフルを備えた500m1のErlenmeyer振とうフラスコ内の 100m1の2倍濃縮YM培地(1%グルコース、0.5%ペプトン、0.3% 麦芽エキス及び0.3%酵母エキス、pH6,5を含む)に、PDA寒天中のス ポロルミエラ・インターメディア(Sporormiella interme dia) 、株CB5369、93のカルチャーを接種した。培養上澄のアリコ ツト(25μm)を間隔をあけて採り、そして50μlの250mM燐酸カリウ ム・バッファー、pH6,5,50μlの100mMセロビオース、及び25μ mの0.4mM2.6−ンクロロフエノールインドフエノールを含むマイクロタ イター・プレート内でセロビオース・オキシダーゼ活性について検定した。
セロビオース活性を2.6−シクロロフエノールインドフエノールの脱色として 測定した。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成6年12月27日

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.セロビオース・オキシダーゼ活性を示す酵素であって、約9のpH及び約5 0℃の温度において少なくとも70%の比活性をもつ酵素。
  2. 2.フミコーラ(Humicola)の株から得られたセロビオース・オキシダ ーゼに対して生じた抗体と免疫学的に応答性である、請求項1に記載の酵素。
  3. 3.フミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)株DS M 1800の株から得られたセロビオース・オキシダーゼに対して生じた抗体 と免疫学的に応答性である、請求項2に記載の酵素。
  4. 4.SDS−PAGEにより測定されるとき約92kDの分子量をもつ、請求項 2又は3に記載の酵素。
  5. 5.5−10のpHにおいて安定性である、請求項1〜4のいずれかに記載の酵 素。
  6. 6.pH5−9において最適pHをもつ、請求項5に記載の酵素。
  7. 7.pH9.5において55℃の最適温度をもつ、請求項5に記載の酵素。
  8. 8.約4−5のplをもつ、請求項2又は3に記載の酵素。
  9. 9.非発塵粒状物、安定化された液体、又は保護された酵素の形態における、請 求項1〜8のいずれかに記載のセロビオース・オキシダーゼを含んで成る酵素剤 。
  10. 10.セロビオース・オキシダーゼ並びにエンドグルカナーゼ及び/又はオキシ ドレダクターゼを含んで成る酵素剤。
  11. 11.セロビオース・オキシダーゼが請求項1〜8のいずれかに記載のものであ る、請求項10に記載の酵素剤。
  12. 12.セロビオース・オキシダーゼがスポロルミエラ(Sporormiell a)、例えば、スポロルミエラ・インターメディア(Sporormiella intermedia)、CBS 369.93の株により生産可能なものであ る、請求項11に記載の酵素剤。
  13. 13.エンドグルカナーゼがヘミセルラーゼ、例えば、キシラナーゼ、マンナー ゼ若しくはアラビナーゼ、又はセルラーゼ、例えば、エンドグルカナーゼである 、請求項10に記載の酵素剤。
  14. 14.キシラナーゼが、フミコーラ・インソレンス(Humicolainso iens)、フミコーラ・ラヌギノーサ(Humicola lanugino sa)、バチルス・プミラス(Baciiius pumilus)、マルブラ ンケア・シナモネア(Malbranchea cinnamonea)、バチ ルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermo philus)、サーモノスポラ・フスカ(Thermonospora fu sca)、ストレプトミセス・リビダンス(Streptomyces iiv idans)又はストレプトミセス・オリポクロモゲン(Streptomyc es oiivochromogenes)から得られたものである、請求項1 2に記載の酵素剤。
  15. 15.オキシドレダクターゼが、ペルオキシダーゼ、ラッカーゼ又はリグニナー ゼである、請求項10に記載の酵素剤。
  16. 16.ペルオキシダーゼが、コプリヌス(Coprinus)の株、例えば、コ プリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)又はコプリヌス ・マクロリザス(Coprinus macrorhizus)により生産可能 なものである、請求項14に記載の酵素剤。
  17. 17.リグニナーゼが、ファネロカエート(Phanerochaete)又は トラメテス(Trametes)の株により生産可能なものである、請求項14 に記載の酵素剤。
  18. 18.非発塵粒状物、安定化された液体、又は保護された酵素の形態にある、請 求項10〜16のいずれかに記載の酵素剤。
  19. 19.漂白加速剤、例えば、金属イオン、例えば、ハライド・イオン又は有機化 合物、例えば、フェノール化合物、例えば、7−ヒドロキシクマリン、バニリン 、p−ヒドロキシ桂皮酸、2、4−ジクロロフェノール、p−クマリン酸、アン トラキノン又はp−ヒドロキシベンゼン・スルホネートをさらに含んで成る、請 求項9〜17のいずれかに記載の酵素剤。
  20. 20.1以上の酵素的脱リグニン化段階を含んで成る紙パルプの漂白方法であっ て、セロビオース・オキシダーゼによるパルプの処理を含んで成る方法。
  21. 21.セロビオース・オキシダーゼが請求項1〜8のいずれかに記載のものであ る、請求項20に記載の方法。
  22. 22.セロビオース・オキシダーゼがスポロルミエラ(Sporormiell a)、例えば、スポロルミエラ・インターメディア(Sporormiella intermedia)、CBS 369.93の株により生産可能なものであ る、請求項21に記載の方法。
  23. 23.パルプが請求項10〜19のいずれかに記載の酵素剤により処理される、 請求項20に記載の方法。
  24. 24.酵素処理が約7を超えるpHにおいて行われる、請求項20又は23に記 載の方法。
  25. 25.酵素処理が40〜100℃の間の、好ましくは40〜80℃の間の、より 好ましくは50〜70℃の間の温度において行われる、請求項20又は23に記 載の方法。
  26. 26.酵素処理が15分間〜24時間、好ましくは30分間〜5時間、より好ま しくは30分間〜3時間の時間にわたり行われる、請求項20又は23に記載の 方法。
  27. 27.パルプのコンシステンシーが5−35%、好ましくは8−25%、より好 ましくは8−15%である、請求項20又は23に記載の方法。
  28. 28.それぞれの酵素的脱リグニン化段階が、セロビオース・オキシダーゼによ る処理後に、アルカリによるりグノセルロース材料のさらなる抽出段階を、その 後の水によるそのリグノセルロース材料の十分な洗浄を、含んで成る、請求項2 0又は23に記載の方法。
  29. 29.前記酵素的脱リグニン化段階(単数又は複数)に加えて、少なくとも1の 慣用の漂白段階を含んで成る、請求項20又は23に記載の方法。
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