JPH08502411A - ヘムタンパク質の安定化 - Google Patents

ヘムタンパク質の安定化

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JPH08502411A JP6510574A JP51057494A JPH08502411A JP H08502411 A JPH08502411 A JP H08502411A JP 6510574 A JP6510574 A JP 6510574A JP 51057494 A JP51057494 A JP 51057494A JP H08502411 A JPH08502411 A JP H08502411A
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Abstract

(57)【要約】 ヘムタンパク質が次式(I):R-O-(CHR′-CH2-O-)n (式中、Rは水素又はC1〜C20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、R′は水素又はメチルでありそしてnは4−50000である)の安定剤によって水性溶液中で安定化される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘムタンパク質の安定化 技術分野 本発明は、ヘムタンパク質特にオキシドリダクターゼ例えばペルオキシダーゼ 又はカタラーゼに関する。 背景技術 種々のオキシドリダクターゼ、例えばペルオキシダーゼ又はカタラーゼは、ヘ ムタンパク質であることが知られている。それらは多くの起源から、例えば西洋 わさびおよび微生物例えばコプリナス(Coprinus)EP 179,486フミコラ(Humico la)又はシュタリジウム(Scytalidium)(WO 92/17571)から得ることができる 。ペルオキシダーゼはしみの漂白を改善するため(WO 89/09813)又は一の繊維 から他の繊維に染料が移行するのを阻止するため過酸化水素前駆体と共に洗剤に 添加できる。ペルオキシダーゼの他の公知の使用は、パルプおよび製紙産業にお いてであり(ヨーロッパ特許(EP)418,201、EP 429,422、EP 433,258)更にパ ーティクルボード(米国特許4,432,921)の製造においてである。カタラーゼは 、例えば繊維の漂白後残留過酸化水素を除去するため使用してもよい。 幾つかの場合において、変性および酵素活性の損失に対しヘムタンパク質の安 定性を改善することが望ましく、そして本発明の目的は溶液中のヘムタンパク質 を安定化する方法を提供することにある。 発明の開示 本発明者等は驚くべきことに次の内容を見出した。すなわち、一定のアルコキ シル化非イオン化合物、例えばポリエチレン グリコールおよびアルキルフェノ ール エトキシレートが溶液中のペルオキシダーゼの如きヘムタンパク質に対す る強い安定化効果を有する。 米国特許4,414,326およびヨーロッパ特許公開 0272578は、コレステロールの 測定のため酵素試剤組成物における上記タイプのアルコキシル化化合物の使用を 開示している。該化合物はコレステロール エステラーゼ、コレステロール オ キシダーゼおよびペルオキシダーゼを含んでいた。そのような文献は、コレステ ロール エステラーゼの活性化と安定化並びにコレステロール オキシダーゼの 活性化(米国特許4,414,326、9欄26〜28行;ヨーロッパ特許公開272578、2欄1 8〜20行)を記載している。ペルオキシダーゼに対するアルコキシル化化合物の 効果は、記載されていなかった。コレステロール オキシダーゼおよびコレステ ロール エステラーゼの使用は、本発明においては予期されていなかった。 従って、本発明は水性溶液中のヘムタンパク質を安定化する方法を提供するも のであり、この方法は次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1−C20アルキル、アリール又はアルキルアリールで あり、R′は水素又はメチルでありそしてnは4−50000である) で表わされる安定剤を包含せしめることを特徴とする。 本発明は又、前記安定剤を混入することを特徴とする、ペルオキシダーゼおよ び過酸化水素又はそれらの前駆体を添加することを含んでなるプロセスを提供す る。最後に、本発明はまた、前記安定剤 を混入したことを特徴とする、スラリー、無粉塵性粒質物又は安定化された液体 の形態で該漂白組成物又は該プロセスにおいて使用するためのペルオキシダーゼ 調製品を提供する。 本発明の詳細な説明 ヘムタンパク質 本発明方法は、如何なるヘムタンパク質、例えばオキシドリダクターゼに適用 できる。例としては、ペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.7)、例えばコプリナス(C oprinus)(特にC.シネレウス(cinereus)、ヨーロッパ特許179486参照)由 来のペルオキシダーゼ、リグニン ペルオキシダーゼ(リグニナーゼ)、例えば ファネロケテ クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)由来、又は カタラーゼ、例えばフミコラ(Humicola)又はスチタリジウム(Scytalidium) 由来が挙げられる。他の例としてはハロペルオキシダーゼ、すなわち基質内で炭 素−ハロゲン結合を形成するためハロゲン化物イオンおよび過酸化水素を利用す るペルオキシダーゼであり、例えばクロロペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.10)、 ブロモペルオキシダーゼ又はヨードペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.8)である。 ヘムタンパク質は、組換えDNA工学(WO 92/16634)により生産できる。他の 例は、セロビオース オキシダーゼ又はシトクロム オキシダーゼである。 ペルオキシダーゼの量は、典型的には1lの水性溶液当たり0.1−5PODUに相 当する。PODU(ペルオキシダーゼ単位)は、以下に定義されるペルオキシダーゼ の尺度である。 ペルオキシダーゼの場合には、本発明は増加した安定性に加えて増加した活性 を提供する。 安定剤 本発明において用いられる安定剤は次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1-20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、 R′は水素又はメチルであり、そしてnは4−50000である) を有する。 安定剤は、ポリエチレン グリコール又はポリプロピレン グリコール(すな わち、上記式中Rが水素である)であってよい。この場合、鎖長(n)は好まし くは50−500、特に100−300である。 択一的に、安定剤はアルコール エトキシレート又はアルキル−フェノール エトキシレート(プロポキシレート)であってよく、ここでRはC10−C18線状 又は枝分れ鎖アルキル又はアルキル−フェニル基である。鎖長(n)は、好まし くは5−50、特に5−20である。 適当な安定化のため、前記安定剤の量はヘムタンパク質に対する安定剤の重量 比が1−50であるようなそのよう量である。 安定剤の適当な量は、1lの水性溶液当たり0.1−5g、1−30重量%の漂白 剤組成物又は1−10重量%のペルオキシダーゼ調製品である。 安定剤およびペルオキシダーゼの適当な割合はペルオキシダーゼ活性(単位は 以下に定義)PODU当たり0.2−5mgの安定剤に相当する。 安定剤は典型的にはpH4−10の範囲内の、より好ましくは6−8の範囲内のpH で用いられる。 過酸化水素源 本発明において、過酸化水素の源は過酸化水素それ自身、その前 駆体又はその発生せしめることのできる酵素系てあってよい。過酸化水素の前駆 物質は、無機もしくは有機過酸又はそれらの塩、例えばナトリゥムパーボレート 又はナトリゥムパーカーボネートである。酵素系は、適当なオキシダーゼとその 基質の組合せであってよく、例えばグルコースとグルコースオキシダーゼである 。 ペルオキシダーゼ又はカタラーゼを用いるプロセス 本発明によれば、ペルオキシダーゼ又はハロペルオキシダーゼは、例えば製紙 用パルプの漂白プロセスにおいて(スウェーデン88/0673、ヨーロッパ特許418, 201)、パルプ製造からの廃水処理において(米国特許4,623,465、特開平2−31 887)、繊維製品からのメカニカルパルプの製造において(ヨーロッパ特許429,4 22、ヨーロッパ特許433,258)およびリグニンの改質に対し、例えばパーティク ルボードの製造において(米国特許4,432,921)、過酸化水素又はその前駆物質 と共に使用できる。カタラーゼは、染色前にアルカリ水素過酸化物により漂白さ れる布帛から過酸化水素を除去するために使用され得る(英国特許2,216,149、 特開平2−104781)。 ペルオキシダーゼ調製品 本発明のペルオキシダーゼ調製品は、スラリー、粒質物又は安定化液体として 貯蔵および船積みに適した形態で提供され得る。 酵素粒質物は、公知方法により、例えば抽出又はカナダ特許974,907、米国特 許4,106,991、米国特許4,435,307又は米国特許4,661,452に従いドラム造粒によ って製造することができる。安定剤は、グラニュールのコア中で他の成分と、好 ましくは1重量%超、より好ましくは2%超、特に5%超そして一般に40%未満 で混合され得る。 択一的に、安定剤は予備形成された酵素粒質物を塗布することにより、包含せ しめられ得る。塗料中の安定剤の量は、塗布された粒 子の少なくとも1重量%を構成すべきである。塗布は、公知の方法により、例え ば英国特許1,362,365の1頁、82行〜2頁、34行、および英国特許出願34973/73 およびベルギー特許146,802に相当する英国特許出願10842/74に記載される如く 適用できる。塗布物質は、エトキシル化化合物に加えて、他のろう質塗布物質お よび粒状物質、例えばケイ酸マグネシウム、アルミノ珪酸塩、CaSO4,CaCO3、ベ ントナイト、ゼオライト、又はTiO2を含んでいてもよい。 本発明に係る液体酵素調製品は、当業者に公知の安定剤を包含せしめることに より微生物感染に対し安定化され得る。例として、無機塩(NaClの如く)、糖( スクロースおよびグルコースの如く)、ポリオール(グリセロール、ポリプロピ レン グリコールおよびソルビトールの如く)およびアルコール(エタノールお よびイソプロパノールの如く)が挙げられる。これらは10%超、特に20%超の量 で一般に有効である。他の例は、有機酸(例えば、安息香酸、プロピオン酸、乳 酸およびギ酸)であり、これらは低pH(5未満)で0.01−2%の量で一般に有効 である。安定剤の他の例は、酸化防止剤(例えば二酸化硫黄)、1,2−ベンズ −イソ−チアゾリン−3−オン(BIT)およびパラベン(parabens)である。液 体酵素調製品中の分散剤の量は、好ましくは1−10重量%である。 酵素スラリーは、国際公開(WO)91/09941に従って製造することができる。 ペルオキシダーゼ活性(PODU)の測定 ペルオキシダーゼ活性は、(べルクマイヤーH.U.,Methods of Enzymatic anal ysis,3版、III巻、P.286−293,1983改訂に記載される如く)過酸化水素によ る、2,2’−ジノビス(3−エチルンゾアゾリン−6−ルホネート( ABTS)(商標)の酸化に基づく分析によって測定される。生成した帯緑−青色を 418nmで測光する 。分析条件は、0.88mMの過酸化水素、1.67mMnのABTS、0.1Mのホスフェート緩衝 液、pH7.0、30℃で3分間インキュベートする。 1ペルオキシダーゼ単位(PODU)は、これらの条件で毎分1μmolの過酸化水 素の変換を触媒する酵素の量である。 カタラーゼ活性(CIU)の測定 1カタラーゼ単位(CIU)は、pH 7.0、25℃で毎分1μmoleのH2O2を分解し、 この間H2O2濃度は反応混合物1ml当たり10.3μmolesから9.2μmolesに減少する 。過酸化水素の分解は、240nmで分光測定器を用いて追跡される。 実施例 例1ペルオキシダーゼの安定化 pH7.0の0.1Mホスフェート緩衝液中に0.14、0.28、1.4又は2.8PODU/mlのコプ リナス(Coprinus)ペルオキシダーゼおよび1g/lの安定剤を含有する複数の 溶液を作成した。試験される安定剤は、ポリエチレン グリコール(分子量6,00 0)およびオクチルフェノールポリエトキシレート(エトキシル化の平均度:10 ;トリトンX405)であった。溶液を22℃で3時間保持し次いでペルオキシダーゼ 活性をインキュベーションの前と後で測定した。ブランク実験を安定剤なしで同 様の方法で行った。 表1に示される結果は、初期活性の3時間後の残留活性(%)として表わされ る。 結果は、安定剤なしの対照においては相当に急速なペルオキシダーゼの非活性 化を示しそして1g/lの各安定剤の添加により十分な安定化を示す。 一方、0.2g/lのオクチルフェノール エトキシレートを用いそれ以上は同 様の条件で更に試験したが十分な安定化が得られた。 例2ペルオキシダーゼの安定化 例1におけると同じ緩衝液中に、西洋わさび ペルオキシダーゼ又はコプリナ ス(Coprinus)ペルオキシダーゼをオクチルフェノール エトキシレートと共に 又はそれなしで含有する複数の溶液を調製し、次いでペルオキシダーゼ活性をAB TS(商標)法により測定した。 結果: 結果は、両方のペルオキシダーゼの活性がオクチルフェノールエトキシレート の添加により約10%だけ増加していることを示している。 例3ペルオキシダーゼの安定化 0.2mlの10.6mM H2O2を含有する2mlの2mM ABTS(商標)(pH7.0)中に溶解し た0.2mlの約0.1PODU/mlのコプリナス(Coprinus)ペルオキシダーゼの複数の溶 液を30℃でインキュベートした。幾らかのペルオキシダーゼサンプルをトリトン (Triton)X405(0.2g/l)を加え、一方他のもの(対照)は安定剤を含有し ていなかった。追加の実験において、50mMの硫酸アンモニウムをインキュベーシ ョン前にABTS試剤に加えた。結果を表2に示す。 表2から以下の内容が明らかである;すなわち約11%の酵素の増加が、トリト ンX405の添加により得られる。硫酸アンモニウムの存在は、約10%の記録された ODにおいて追加の増加をもたらす。 例4安定剤の用量 ペルオキシダーゼサンプル中のトリトンX405の濃度を例2に記載した条件下( 但し、温度は0℃であった)、インキュベーション前に0g/lから1.5g/l に変化させた。酵素活性を0.15および3.5時間に測定した。結果を表3に示す。 表3から次の内容が明らかである;すなわち、改善されたペルオキシダーゼ安 定性は、(インキュベーション中約0.1g/lのトリトンX405の濃度に対応する )1g/l又は1.5g/lトリトンX405を0.2mlのペルオキシダーゼを加えること によって得られる。 例5酵素用量 サンプル中のコプリナス(Coprinus)ペルオキシダーゼの濃度を、0.3−0.6PO DU/mlから3−6PODU/mlに変えた。ペルオキシダーゼサンプル中のトリトンX4 05の濃度は1.5g/lであった。ABTS(商標)を用いたインキュベーションは、 例2に記載した如く行った、但し温度は22℃であった。表4から次の内容が明ら かである;すなわちトリトンX405の存在は低および高ペルオキシダーゼ濃度の双 方で、ペルオキシダーゼ活性を3まで安定化させる。 例6カタラーゼの安定化 カタラーゼ溶液を、15%プロピレン グリコールを加え次いでpH7.0に調節す ることによりWO 92/17571に従って得られた培養ブロスの濾液から得た。安定剤 を表5に示す如く加えた。各溶液を25又は37℃で2週間又は4週間貯蔵し、貯蔵 前と貯蔵後にカタラーゼ活性を測定し、そして結果を初期活性の%単位で残留活 性として示した。例1で用いた同じ安定剤を用いた。 表5から明らかなように、4週間のインキュベーション後において非常にわず かなカタラーゼ活性の損失がみられる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月10日 【補正内容】 請求の範囲 1.水性溶液中のヘムタンパク質を安定化する方法であって、ここにおいてヘ ムタンパク質が微生物起源であり、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1−C20アルキル、アリール又はアルキルアリールで あり、R′は水素又はメチルでありそしてnは4−50000である) で表わされる安定剤を包含せしめることを特徴とする前記方法。 2.オキシドリダクターゼ、特にペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.7)、ヨード ペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.8)又はクロロペルオキシ ダーゼ(EC 1.11.1.1 0)又はカタラーゼを安定化する請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記安定剤の量が、PODU(ペルオキシダーゼ活性)当たり0.2−5mgに相 当する、請求の範囲第1又は2項のいずれか1項に記載の方法。 4.ヘムタンパク質に対する前記安定剤の重量比が、1〜50の範囲内にある、 請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の方法。 5.RがC10−C18線状又は分枝鎖アルキル又はアルキルフェニル基でありそ してnは5−50(好ましくは5−20)である、請求の範囲第1〜4項のいずれか 1項に記載の方法。 6.Rが水素でありそしてnが50−500(好ましくは100−300)である、請求 の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方法。 7.前記安定剤の量が、水性溶液11当たり0.1〜5gの範囲内にある、請求の 範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の方法。 8.ペルオキシダーゼおよび過酸化水素又はその前駆物質を添加することを含 んでなる方法であって、ここにおいてペルオキシダー ゼは微生物起源であり、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1-20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、 R′は水素又はメチルであり、そしてnは4−50000である) を有する安定剤を含有せしめることを特徴とする、前記方法。 9.更に請求の範囲第3〜6項のいずれか1項の記載におけると同様の内容を 特徴とするか、又は請求の範囲第7項記載におけると同様の内容を特徴とする水 性溶液中におけることを特徴とする、請求の範囲第8項記載の方法。 10.製紙用パルプの漂白、パルプ生産からの廃水の処理のための、又はリグニ ン改質のための請求の範囲第12又は13項記載の方法。 11.スラリー、粒質物又は安定化液体の形態にあるペルオキシダーゼ調製品で あって、ここにおいてペルオキシダーゼが微生物起源であり、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1-20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、 R′は水素又はメチルであり、そしてnは4−50000である) を有する安定剤を含んでなる、前記ペルオキシダーゼ調製品。 12.更に請求の範囲第3〜6項のいずれか1項の記載における如く特徴とする 、請求の範囲第11項記載のぺルオキシダーゼ調製品。 13.1〜10重量%の前記安定剤を含んでなる、請求の範囲第11又は12項記載の ペルオキシダーゼ調製品。 14.塗料中に前記安定剤を含有する、請求の範囲第11〜13項のいずれか1項に 記載の塗布された粒質物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水性溶液中のヘムタンパク質を安定化する方法であって、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1−C20アルキル、アリール又はアルキルアリールで あり、R′は水素又はメチルでありそしてnは4−50000である) で表わされる安定剤を包含せしめることを特徴とする前記方法。 2.オキシドリダクターゼ、特にペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.7)、ヨード ペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.8)又はクロロペルオキシダーゼ(EC 1.11.1.10 )又はカタラーゼを安定化する請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記安定剤の量が、PODU(ペルオキシダーゼ活性)当たり0.2−5mgに相 当する、請求の範囲第1又は2項のいずれか1項に記載の方法。 4.ヘムタンパク質に対する前記安定剤の重量比が、範囲1〜50内にある、請 求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の方法。 5.RがC10−C18線状又は枝分れ鎖アルキル又はアルキルフェニル基であり そしてnは5−50(好ましくは5−20)である、請求の範囲第1〜4項のいずれ か1項に記載の方法。 6.Rが水素でありそしてnが50−500(好ましくは100−300)である、請求 の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方法。 7.前記安定剤の量が、水性溶液1l当たり0.1〜5gの範囲内にある、請求 の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の方法。 8.ペルオキシダーゼおよび過酸化水素又はその前駆物質を添加することを含 んでなる方法であって、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1-20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、 R′は水素又はメチルであり、そしてnは4−50000である) を有する安定剤を含有せしめることを特徴とする、前記方法。 9.更に請求の範囲第3〜6項のいずれか1項の記載におけると同様の内容を 特徴とするか、又は請求の範囲第7項記載におけると同様の内容を特徴とする水 性溶液中におけることを特徴とする、請求の範囲第8項記載の方法。 10.製紙用パルプの漂白、パルプ生産からの廃水の処理のための、又はリグニ ン改質のための請求の範囲第12又は13項記載の方法。 11.スラリー、粒質物又は安定化液体の形態にあるペルオキシダーゼ調製品で あって、次式: R-O-(CHR′-CH2-O-)nH (I) (式中、Rは水素又はC1-20アルキル、アリール又はアルキルアリールであり、 R′は水素又はメチルであり、そしてnは4−50000である) を有する安定剤を含んでなる、前記ペルオキシダーゼ調製品。 12.更に請求の範囲第3〜6項のいずれか1項の記載におけると同様に特徴と する、請求の範囲第11項記載のペルオキシダーゼ調製品。 13. 1〜10重量%の前記安定剤を含んでなる、請求の範囲第11又は12項記載 のペルオキシダーゼ調製品。 14.塗料中に前記安定剤を含有する、請求の範囲第11〜13項のいずれか1項に 記載の塗布された粒質物。
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