JPH07507542A - 負の過剰電荷を有するリポソーム - Google Patents
負の過剰電荷を有するリポソームInfo
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- JPH07507542A JPH07507542A JP5516242A JP51624293A JPH07507542A JP H07507542 A JPH07507542 A JP H07507542A JP 5516242 A JP5516242 A JP 5516242A JP 51624293 A JP51624293 A JP 51624293A JP H07507542 A JPH07507542 A JP H07507542A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
負の過剰電荷を有するリポソーム
本発明は、特に細胞増殖抑制剤(Cyloslslika)およびサイトカイン
(C71okin)負の過剰電荷を有するリポソームに関する。
リポソームは水性の内部空間(脂質小胞)を有する1以上の脂質二重層からなる
球形の構造体である。この種の小胞は水性媒体中でリン脂質(たとえばレシチン
)を機械的に微細に分散させることにより製造することができる。
Bsnghso+ el sl、、 J、 Mo1. Biol、 H(196
5)、 238−252により、リン脂質は水の存在で超格子構造(Ueter
s1+ukluren)を形成することが認められた。圧力、温度およびイオン
濃度のような物理的パラメータに依存して、ミセル、単ラメラもしくは多重ラメ
ラリポソームまたは単一の脂質二重層を形成させることができる(リポソーム:
物理的構造から治療的適用まで(Lip。
somes: From ph7sicsl 5tructure to lh
s+5peulic 5pplicuion (+981)、 Knigb+、
C,G、 (cd、)、 Elscyie+。
No+lh Ho1lind Biomedical Press、 Kspi
lel 2: H,EiN)、リン脂質合成(Phospholipid 57
nthesis)、 +9−50; Kspilel 3: F、 5zoki
およびり、 Papihidiopoul。
s、リポソーム(Liposomes: P+epsrslion and C
harsclc+1tslion、 5l−104)参照)。小さな単ラメラリ
ポソームは20〜200nmの直径を有する球形の構造体である(Barenh
ollz el sl、、 FEBS Lcl、 99 (+979) 210
−214参照)。その内部容量は水性媒体からなっており、これは脂質層によっ
て外側と区切られている。親油性または親水性に応じて作用物質をリポソームの
脂質二重層でまたは水性の内部容量へ封入することができ、有機体中で体液を介
して輸送させ、分配することができる。
この構造に基づき、リポソームは生化学および分子生物学において膜のモデルと
して用いられる。ここ数年において、さらにリポソームの特性についての多くの
研究および医薬の担持剤としてのその使用が発表されている(たとえばH,5c
hreine+ und M、 Raeder−3chikot【、 Phx+
+aatie in unserer Zeil I+ (+982)、 97
−108参照)。今まで公開された動物試験は、一般に、リポソームの吸収に関
して、肝臓および膵臓が他の器官を抑えて優勢である。リポソームの約8%が1
時間後に、および24時間後に約15%が肝臓中で見出される。
医学におけるリポソームの可能な用途は、主に、疾患の選択的な治療を目指して
いる。リポソーム中に封入された作用物質の所望の作用は促進されるべきであり
、それに対して不所望な作用は減少させるべきである。このように、治療的指数
の改善を達成すべきである。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4013632゜9号明細書からは、正の過剰
電荷を有する化合物を少なくとも1モル%を含有するリポソームは公知であるし
かし、公知のリポソームの投与の欠点は、その肝臓中での吸収が比較的制限され
、このリポソームは長く血液中で循環することができることにある。このことは
、特にリン脂質、たとえばレシチン、ならびにコレステロールから構成されたリ
ポソームに該当する。
このようにリポソーム中に含まれる作用物質は身体中に分配され、このことはさ
らに作用物質の負所望な副作用の発生を増加させる。
従って、本発明の課題は、先行技術のリポソームと比較して高められた肝臓吸収
を示す新規のリポソームを製造することにある。
前記の課題は、コレステロール、リン脂質およびリポソームの全体の脂質成分に
対して一般式I:[式中、R1およびR2は同じまたは異なってもよく、水素、
C3〜C4アルキル基または飽和または不飽和のCl=C24アシル基を表し、
これは場合により分枝されまたは/および置換されていてもよく、基R1および
R2の少なくとも1つが前記のアシル基であると仮定される]で示される1種以
上の化合物またはその塩1〜14モル%を含有することを特徴とするリポソーム
の調製により解決される。
前記の化合物(1)は生理学的条件で、一般に部分的にプロトン化されたアニオ
ンとして存在し、その結果、本発明によるリポソームは負の過剰電荷を有する。
式(1)による負に荷電された担持物質の割合は、一般にリポソームの全脂質成
分に対して1〜14モル%、有利に3〜10モル%にある。式(I)の化合物の
割合が15%を越えて上昇すると、凝集にまで至ることがある溶解性の問題が生
じる。従って、原則として、有利な範囲が維持される。
両方の基がC8〜C24アシル基を表すかまたは一方の基が水素を表し、他方の
基がC8〜C24アシル基を表すような式CI)の化合物が有利である。
R1はCI4〜C24I4用基を表し、R2は水素を表すような化合物が特に有
利である。それについて、このグループからの有利な例は1−ステアロイル−5
n−グリセロ−3−リン酸、1−バルミトイル−5n−グリセロ−3−リン酸、
1−ミリストイル−5n−グリセロ−3−リン酸および1−エルコイル−5n−
グリセロ−3−リン酸ならびにこれらの塩である。このようなホスファチジン酸
は有利に塩の形、たとえばモノアルカリ金属塩、特に1ナトリウム塩の形で使用
される。
さらに有利な種類の化合物において、R1およびR2はC14〜C24アシル基
である。それについて、このような種類からの有利な化合物は、1,2−ジステ
アロイル−5n−グリセロ−3−リン酸、1,2−ジパルミトイル−5n−グリ
セロ−3−リン酸、1.2−シミリストイル−5n−グリセロ−3−リン酸およ
び1゜2−ジェルコイル−5n−リン酸ならびにこれらの塩である。同様に、こ
のようなホスファチジン酸は有利にその塩の形で、たとえばモノアルカリ金属塩
の形で、特に1ナトリウム塩として使用される。
意想外に、式(I)による負に荷電した担持物質を含有するリポソームは、式(
1)による化合物を使用せずに製造された公知のリポソームと比べて著しい利点
を有することが確認された。
先行技術のリポソームの投与の際に、つまり、肝臓中でのリポソームの吸収が比
較的制限され、従ってリポソームはかなり長い問直液中で循環することが確認さ
れた。これに対して、本発明によるリポソームは、意想外に著しく改善された肝
臓吸収を有することが見出され、このことは、それについてリポソーム中に封入
された調剤学的作用物質の他の器官中での副作用の著しい減少を引き起す。
このことは特にアントラサイクリン抗生物質ドキソルビシンに対して測定された
。この物質はすでに約25年前から臨床的に使用されている。しかし、固型腫瘍
、白血病およびリンパ腫の治療の際の抗腫瘍剤としてのその使用は、(Bons
donna el if、、 Cancer Res。
30 (1970)+ 2572−25821Middlemsn el it
、、 Cance+ 28 (1971)、 844−850i Tan eI
!+、、 Cance【32 (1973)。
9−17)その高い心臓毒性(Lefrik el if、、 Cance+
32 (+973)、 302−3+4; Rineharl el sl、、
Ann、 In1e+na1、 Med、 81 (+974)、 475−
478: van Hoff el al、、 Ann。
Inte【nal、 Med、 91 (1979)、 710−7+7)に基
づき著しく制限される。
本発明を生じさせる作業において、ドキソルビシンを作用物質として含有する本
発明によるリポソームは、一方で公知のリポソームと比較可能な血漿安定性を示
し、他方ではしかし意想外に薬物動態学において著しく異なっていることがマウ
スの実験によって、確認された。本発明によるリポソームの使用の際に、著しく
少ない量のドキソルビシンが血漿中、肺中、腎臓中および特に心臓中に確認され
た。リポソームの所望の目的器官である肝臓においては、それに対して本発明に
よるリポソームの使用の際に、先行技術のリポソームの使用の場合よりもまたは
遊離ドキソルビシンの使用の場合よりも著しく高い濃度のドキソルビシンが確認
された。
本発明によるリポソームのさらに意で外の利点は、その中に含まれる作用物質の
代謝がリポソームなしで投与された作用物質の代謝と異なることにある。ドキソ
ルビシンの市販の調製剤(リポソームなし)の形での投与は、すでに肝臓中で1
時間後にドキソルビシンの20%のみが存在し、残りはすでに代謝されることに
つながる。それに対して、本発明によるリポソーム中の同じ作用物質の投与は、
同じ条件下で1時間後に97%までの作用物質が代謝されていない形にあり、そ
の結果3%の代謝が行われた。それとは反対に、市販の組成物(リポソームなし
)の場合では、肝臓中ですでに1時間後に作用物質の約80%が代謝された。
本発明によるリポソームは、一般式(I)の化合物の他に、他の脂質成分として
なおコレステロールおよびリン脂質を含有する。このリポソームは有利にコレス
テロール30〜50モル%およびリン脂質49〜56モル%を含有する。荷電さ
れていないリン脂質が特に有利である。[荷電されていないリン脂質」とは、外
側へ荷電されていない様なリン脂質であると理解される(つまり、この概念は分
子内両性イオンであるようなリン脂質である。本発明によるリポソーム中のリン
脂質の有利な種類は、ホスホグリセリド、たとえばグリセリン基を含有し、その
際、グリセリンの2個のヒドロキシル基は脂肪酸基(有利に08〜C24アシル
基)により置換えられ、かつ第3のヒドロキシル基はホスホリル化アルコールに
より置換されている化合物である。特に適当なアルコールの例は、正の電荷を有
するようなもの、たとえばエタノールアミンおよびコリンである。特に有利なリ
ン脂質は、一般式(II)+E式中、R3およびR4は同じまたは異なっていて
もよく、飽和または不飽和の08〜C24アシル基を表し、これは場合により分
枝されているかまたは/および置換されていてもよい]で示されるレシチンであ
る。有利には、R3およびR4はCI4〜C24I4用基である。
特に有利には、R3およびR4はステアロイル−、バルミトイル−、ミリストイ
ル−またはエルコイル基である。
本発明によるリポソームの成分は、市販のものであるかまたは公知の方法により
製造することができる。
式(11)のレシチンは、たとえばWoolleyおよびEibl、 Chem
、 Pl+ys、 Lipids 47 (1986)、 55−62および・
Eiblおよび’*oolley、 Chew、 Ph7s、 Lipids
41 (19t16)、 53−63により製造することができる。さらに、ホ
スホグリセリドの製造は、ドイツ連邦共和国特許出頼公開第3225213.7
号明細書およびその中で引用された文献に記載されている。一般式(1)の化合
物は、たとえば、相応するレシチンからホスホリパーゼDを用いたコリン基の分
解により製造することができる(Eibl およびWoolle7. Meth
ods Enxymol、 72(+981)、 6H−639)。
本発明によるリポソームの製造のために、リポソームの個々の脂質成分(つまり
、一般式(I)の化合物1〜14モル%および他の脂質成分は式(1)の化合物
と一緒に100モル%になる量で)、適当な溶剤中で、有利に加熱しながら溶解
させ、成分の均質な混合が達成される。この溶剤は真空中で除去され、微細に分
散された脂質フィルムに水性緩衝溶液(水性緩衝溶液として全ての生理学的にし
よう可能な溶液を使用することができる)が添加される。引続き、この混合物を
軽度に攪拌しながら約1時間、一般に脂質の主要転移温度を約5℃上回る温度で
、たとえば50℃で保持される。
前温度処理したこの脂質懸濁液を、次いで、適当な公知の処置、たとえばフレン
チプレス(French−Press;F目ms Am1nco、 5ilve
+sp+ing、 USA)の耐圧容器中でリポソームに移行させる。このフレ
ンチプレスは液圧プレスおよび鋼製の標準耐圧容器からなる。耐圧容器を閉鎖し
た後、圧力を高め、生じるリポソーム分散液を一定の圧力下で狭い出口を加圧し
て通過させる。この工程を少なくとも3回繰返す。リポソーム分散液の遠心分離
により堆積物から上澄み液を除去する。これはリポソームを含んでおり、このリ
ポソームは、たとえば1種以上の調剤学的作用物質を含有するリポソームの製造
のための多様な用途および試験を提供する。
しかし、本発明によるリポソームは同様に他の方法でも製造することができる。
従って、本発明の対象は、一般式CI)の化合物1〜14モル%を、リポソーム
の他の脂質成分と共に、一般式(I)の化合物と合わせて100モル%になる愈
で、脂質懸濁液に移行させ、この脂質懸濁液を前温度処理し、こうして前温度処
理された脂質懸濁液を次に公知の適当な手段によりリポソームに移行させるリポ
ソームの製造方法である。
本発明のもう一つの対象は、本発明によるリポソームと、リポソーム中に封入さ
れた1種以上の調剤学的作用物質、場合により調剤学的に常用の希釈剤、助剤、
担持剤および充填剤を含有する調剤学的調製剤である作用物質として、原則とし
て、リポソームを用いて一般に血漿中へ導入することができる全ての作用物質を
使用することができる。有利な作用物質のグループは、細胞増殖抑制剤、特にア
ントラサイクリン抗生物質、たとえばドキソルビシン、エビルビシンまたはダウ
ンマイシン、その際、ドキソルビシンが特に有利である。さらに有利な細胞増殖
抑制剤はイダルビシン、ヘキサデシルホスホコリン、1−オクタデシル−2=メ
チル−rac−グリセロ−3−ホスホコリン、5−フルオロウラシル、シス−白
金錯体、たとえばカルポプラチンおよびノバントロンである。
さらに、有利な作用物質の種類は、免疫調整物質、たとえばサイトカイン(この
場合、これにはインターフェロンおよび特にα−インターフェロンが特に有利で
ある)、抗菌性作用物質(たとえばアムホテリシンB)および原生動物疾患(マ
ラリア、トリパノゾーマ感染およびレーシュマニア感染)に対する作用物質であ
る。同様に作用物質としてタキソールが有利である。
従って、本発明のもう一つの対象は、抗腫瘍剤の製造のための本発明によるリポ
ソームの使用であり、その際、作用物質は特にドキソルビシンが有利である。
本発明のもう一つの対象は、細胞増殖に影響するための薬剤の製造のための本発
明によるリポソームの使用であり、その際、作用物質はサイトカイン、特にα−
インターフェロンが有利である。
本発明によるリポソーム中に封入される1種以上の作用物質を含有する調剤学的
組成物の製造のために、次のような方法が行われる。
不水溶性物質の封入のために、作用物質を脂質と一緒に適当な溶剤、たとえば塩
化メチレンまたはクロロホルム中に溶かし、引続きリポソームの製造のための前
記の方法に従って作業する。
水溶性の物質の封入のために、前記したように、脂質フィルムに水溶性作用物質
を含有する溶液を添加する。引続き、前記したように、さらに作業する。遠心分
離による上澄み液は、充填されたリポソームの他に、さらに封入されていない水
性作用物質も含有する。この遊離した作用物質成分はリポソーム中に封入された
成分から、たとえばダイアフィルトレージョンにより分離することができる。リ
ポソームの使用の前に、有利に膜濾過器を備えた滅菌濾過を実施するのが有利で
ある(ザルトリウス社(Fi+mi Sar+o+1us)、孔の輻0・2μm
)Il
従って、本発明による対象は、調剤学的組成物の製造方法でもあり、その際、リ
ポソームの前記した製造方法に従って作業され、不水溶性作用物質の封入のため
に作用物質は脂質成分と一緒に溶かされ、水溶性の作用物質の封入のために脂質
フィルムに水溶性作用物質を含有する水溶液を添加する。
本発明を次に実施例につき詳説する。
例1
リポソームの製造
1.2−ジパルミトイル−5n−グリセロ−3−ホスホコリン(DPPC)はS
ygena LTD (Lieslal、 CH)からおよびコレステロール(
Ch)はFluka (Buchs。
C1,)から取寄せた。1.2−ジステアロイル−5n−グリセロ−3−ホスホ
コリン(D S P C)は、1.2−システアロイルーsn−グリセリンを介
して製造した(EiblおよびWoolley、 Chem、 Phys、 L
ipids 41(1986)、 53−63) 、1. 2−ジステアロイル
−5n−グリセロ−3−ホスフェート(DSPA)は、ホスホリパーゼDを用い
て1.2−ジステアロイル−5n−グリセロ−3−ホスホコリンを加水分解する
ことにより製造した(Eibl およびWoolle7. Methods E
nt7mol。
72 (198])、 632−639)。水素化されたダイズーホスファチジ
ルイノシトール(HPI)はダイズレシチン(P5638)(シグマケミ−社(
Sigm@Cbe+++ie GmbH;Sleinheim、 BRD))か
ら製造した。ダイズレシチンは約10%のホスファチジルイノシトールを含有し
、これはシリカゲルクロマトグラフィーにより単離した(VolleyおよびE
ibl、 Chew、 Ph7s、 Lipids 47 (1988)、 5
5−62) 、 、:うして得られた生成物をCHCl3/CH30H(1:
1、v / v ) 100 m l中で、Pd/C触媒10%を用いて水素化
した。
次の組成を有する小さな単ラメラリポソームが製造された(ダラム分子量ベース
):DPPC/Ch (6:4);DSPS/DSPA/Ch (5: 1 :
4> ;DPPC/HP I/Ch (5: 1°4)。脂質懸濁液5m m
o lをクエン酸緩衝液50m l (300mmo l/1.pH4)中で、
3時間回転蒸発器中で、最高の層転移温度(T2)を有するリン脂質の層転移温
度(TM)を5℃上回る温度で機械的に分散させた。この均一な溶液から、20
000ps iでフレンチプレスを使用しながらリポソームを製造した。こうし
て得られたリポソームを30分間30000gで遠心分離した。その中に粉末状
のドキソルビシン100gを添加し、マイヤーはか(Msyer et !+、
) (Biochim、 Biophys、 Ac11857 (+986)、
123−126)の負荷手段によりpH8で封入した。リポソーム中に封入さ
れなかったドキソルビシンをダイアフィルトレージョン(Polysullon
Ul目xsarl Modul、除外限界20 k D、 Sa+1ocon
Mini SM 17521. Sa+1orius、 BRD)により除去
した。全てのリポソームは使用の前に滅菌される。
例2
ドキンルビシン含有すボンームを用いたマウスの治療
メスのNMR−1マウス(28〜32g、6〜8週)をハノーバー動物飼有機関
(BRD)から取寄せた。
マウスの尾の静脈に、同じ投与量(5,7mg/kg)をそれぞれ注射した。そ
れぞれの処理グループは3匹からなる。1時間、24時間および72時間後に、
マウスをC02で麻酔した。血液をマウスから心臓穿刺により採取し、ヘパリン
処理したエツベンドルフ容器(Eppendo+l−Ge1aess)中に貯蔵
した。マウスからの組織試料(肝臓、心臓等)を0.9%のNaC1溶液中で洗
浄し、−70℃で貯蔵した。
血漿試料を、ムロスほか(M+oss el al、) (]、 Ch+o1+
oHiph、 530 (1990)、 192−199)の方法により分析し
た。このために、血漿100μlを活性化したボンドエルートC18−カラム(
Bond Elut Cl3−5aeulen) (ICT、 Frankfu
rt、 BRD)上に載せ、緩衝液4 m l(0,02mo l/l Na−
リン酸塩、pH3,9)で洗浄した。このカラムを10分間10mbarで乾燥
させた。ドキソルビシンおよびその代謝物をメタノール/クロロホルム(1:1
、v/v)4℃上で溶離した。溶離液を窒素雰囲気下で蒸発乾固した。残分を5
0pl(Na−リン酸塩/アセトニトリル、pH3゜9;7:3、v / v
)に収容し、HPLCで分析し、その際、4.6mmX25cmのメルクーリク
ロカルトC(Me+ck Lich+oca++ C18RP 5 p m)カ
ラムを使用した。流速は1.5ml/分であった。励起波長は480nmであり
、放出波長は580nmであった。
目的器官中でのドキソルビシンおよびその代謝物の検出のために、組織試料(そ
れぞれ約200 m g )をミクロディスメンブラトーア(Mikro−Di
smemb+a+o+)(Braun Melsungen AG、 BRD)
を用いてホモジナイズドした。ドキソルビシンおよびその代謝物を、pH3で抽
出溶液(アセトニトリル/水:6°4、v / v中のAgNO316,5%w
/v)で処理し、DNAとの複合体からアントラサイクリンを遊離させ、タンパ
ク質を沈殿させた。内部標4!!(エビルビシン)の添加および遠心分離の後、
上澄み液を直接HPLCカラム上に置いた。
D P P C/Ch−リポソームは、64nmの平均直[−有し、DPPC/
HP I/Ch−リポソームは91nmの平均直径を有し、本発明にょるD S
P C/DSPA/Ch−リポソームは88nmの平均直径を有する。
ドキソルビシン対リン脂質の平均的割合は、DPPC/Ch−リポソームについ
て170 p g / μm o 1(封入物95%)、DSPC/DSPA/
Ch−リポソームについて78μg/μmol(封入物65%)およびDPPC
/HP I/Ch−リポソーム(封入物71%)である。3種類のリポソームは
血漿中で少なくとも24時間安定である。4℃で3力月の貯蔵の後でもリポソー
ムからドキソルビシンの漏出はなかった。
投与形態に依存するドキソルビシンの薬物動態学は次のような結果となった11
時間後に、遊離ドキソルビシン(リポソームなし)の添加の場合の血漿値は、0
.5μg/mlであり、ドキソルビシンの痕跡が24時間後に見つけられるにす
ぎない。D P P C/Ch−およびCPPC/HP I/Ch−リポソーム
は1時間後に著しく高い血漿濃度(59,3もしくは42゜9μg / m l
)を示し、24時間後には比較的高い濃度(5,5もしくは4.9μg /
m l )を示した。それに対して、本発明によるDSPC/DSPA/Ch−
リポソームの場合、1時間後に血漿中でドキソルビシン7− 7μg/mlが検
出されたにすぎない。24時間後にはドキソルビシンの痕跡が検出された。
心臓中での遊離ドキソルビシンの濃度は、1時間後に13μg/gであったが、
本発明によるDSPC/DSPA/Ch−リポソームの場合1.0μg/g心臓
組織が検出されただけであった。D P P C/Ch −およびCPPC/H
P I/Ch−リポソームに対する相応する値は、約3.5μg/g心臓組織で
あった。
肺中および腎臓中では、1時間後に、DPPC/DSPA/Ch−リポソーム中
でのドキソルビシンの投与の場合、同様に、他の投与形態の場合よりも明らかに
少ない作用物質濃度が検出された。
肝臓中では、同様に投与形態に依存してドキソルビシン濃度おける差異が見出さ
れた。1時間後に、相応するドキソルビシン値は次の値であった。遊離ドキソル
ビシンに対して11.0μg/g、本発明によるDS P C/D S P A
/Ch−リポソーム42.8μg/g、DPPC/HP I/Ch−リポソーム
に対して30μg/gおよびD P P C/Ch−リポソームに対して12,
2μg/g、本発明によるリポソームは24時間後で肝臓中ドキソルビシン25
.1μg/gの高い値を示した。72時間後にでさえこの組織中でのドキソルビ
シンの濃度はなお顕著に高かった。
肝臓中でのドキソルビシンの代謝のために次のことが確認された11時間後に、
遊離ドキソルビシンの投与の際に、不活性な代謝物(アグリコン)77%に対し
て活性の薬剤23%が見出された。これに対して、本発明によるDSPC/DS
PA/Ch−リポソームについては不活性なアグリコン3%に対して活性ドキソ
ルビシン97%が観察された。相応する値はDPPC/Ch−リポソームについ
て96%、4%およびDP P C/Ch−リポソームについて90%=10%
であった。
肺臓中では、1時間後に、肝臓の場合と同様に、DPPC/DSPA/Ch−リ
ポソームの使用の際にドキソルビシンの高い吸収が確認された。
総括して、本発明によるリポソーム中でのドキソルビシンの投与は、遊離した形
での作用物質の投与ならびに他のリポソーム中での作用物質の投与よりも、特に
高い組織特異性の点で優れている。
国際調査報告 OFT/cD011^0にor。
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(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
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、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、
MR,SN、 TD。
TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。
CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、LU、
MG、MN、MW、NL、N。
、NZ、PL、PT、R○、RU、SD、SE、SK。
UA、 US
(72)発明者 カウフマン−コレ、 ペトラドイツ連邦共和国 D −340
7グライヒエンーディーマルデン ゲーレンヴエーク(72)発明者 クラニッ
ヒ、 アンネリーゼドイツ連邦共和国 D−7800フライブルク ヌスマンシ
ュトラーセ 14
(72)発明者 ウンガー、 クレメンスドイツ連邦共和国 D −3400ゲ
ッチンゲン へルツベルガー ラントシュトラーセ2ベー
Claims (29)
- 1.コレステロール、リン脂質およびリボソームの全体の脂質成分に対して一般 式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、R1およびR2は同じまたは 異なってもよく、水素、C1〜C4アルキル基または飽和または不飽和のC8〜 C24アシル基を表し、これは場合によリ分枝または/および置換されていても よく、基R1およびR2の少なくとも1つが前記したようなアシル基であると仮 定する]で示される1種以上の化合物またはその塩1〜14モル%を含有するこ とを特徴とするリボソーム。
- 2.一般式(I)の化合物またはその塩3〜10モル%を含有する請求項1記載 のリボソーム。
- 3.R1はC14〜C24アシル基を表し、R2は水素を表す請求項1または2 記載のリボソーム。
- 4.式(I)の化合物が、1−ステアロイル−sn−グリセロ−3−リン酸、1 −パルミトイル−sn−グリセロ−3−リン酸、1−ミリストイル−sn−グリ セロ−3−リン酸および1−エルコイル−sn−グリセロ−3−リン酸ならびに これらの塩からなるグループから選択される請求項3記載のリボソーム。
- 5.化合物が前記のホスファチジン酸の1ナトリウム塩である請求項4記載のリ ボソーム。
- 6.R1およびR2はC14〜C24アシル基である請求項1または2記載のリ ボソーム。
- 7.式(I)の化合物が、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−リン 酸、1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−リン酸、1,2−ジミリス トイル−sn−グリセロ−3−リン酸および1,2−ジェルコイル−sn−グリ セロ−3−リン酸ならびにこれらの塩からなるグループから選択される請求項6 記載のリボソーム。
- 8.化合物が前記のホスファチジン酸の1ナトリウム壇である請求項7記載のリ ボソーム。
- 9.他の脂質成分として、コレステロール30〜50モル%およびリン脂質49 〜56モル%を含有する請求項1から8までのいずれか1項記載のリボソーム。
- 10.リン脂質がホスホグリセリドである請求項1から9までのいずれか1項記 載のリボソーム。
- 11.リン脂質として一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R3およびR4は同じまた は異なってもよく、飽和または不飽和のC8〜C24アシル基を表し、これは場 合によリ分枝または/および置換されていてもよい]で示されるレシチンを含有 する請求項1から10までのいずれか1項記載のリボソーム。
- 12.R3およびR4はC14〜C24アシル基である請求項11記載のリボソ ーム。
- 13.R3およびR4はステアロイル−、バルミトイルー、ミリストイル−また はエルコイル基である請求項12記載のリボソーム。
- 14.付加的に1種以上の調剤学的作用物質を含有する請求項1から13までの いずれか1項記載のリボソーム。
- 15.請求項1から14までのいずれか1項記載のリボソームおよびリボソーム 中に封入された1種以上の調剤学的作用物質を、場合によリ調剤学的に常用の希 釈剤、助剤、担持剤および充填剤と一緒に含有することを特徴とする調剤学的組 成物。
- 16.作用物質が細胞増殖抑制剤である請求項15記載の調剤学的組成物。
- 17.作用物質がアントラサイクリン抗生物質である請求項16記載の調剤学的 組成物。
- 18.作用物質がドキソルビシンである請求項17記載の調剤学的組成物。
- 19.作用物質がイダルビシンである請求項16記載の調剤学的組成物。
- 20.作用物質がカルボブラチンである請求項16記載の調剤学的組成物。
- 21.作用物質がタキソールである請求項15記載の調剤学的組成物。
- 22.作用物質がサイトカインである請求項15記載の調剤学的組成物。
- 23.作用物質がα−インターフェロンである請求項15記載の調剤学的組成物 。
- 24.抗腫瘍剤の製造のための請求項1から14までのいずれか1項記載のリボ ソームの使用。
- 25.作用物質がドキソルビシンである請求項24記載の使用。
- 26.細胞増殖に影響する薬剤の製造のための請求項1から14までのいずれか 1項記載のリボソームの使用。
- 27.作用物質がα−インターフェロンである請求項26記載の使用。
- 28.一般式(I)の化合物1〜14モル%を、一般式(I)の化合物と合わせ て100モル%になる量のリボソームの他の脂質成分と一緒に脂質懸濁液に移行 させ、この脂質懸濁液を前温度処理し、こうして前温度処理された脂質懸濁液を 公知の適当な処理によリリボソームに移行させる請求項1から14までのいずれ か1項記載のリボソームの製造方法。
- 29.請求項28による方法に従って作業するが、非水溶性の作用物質の封入の ために作用物質を脂質成分と一緒に溶かし、および水溶性の作用物質の封入のた めに脂質フィルムに水溶性作用物質を含有する水溶液を添加することを特徴とす る請求項15〜23までのいずれか1項記載の調剤学的組成物の製造方法。
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