JPH0750576A - カウンタおよび/または分周装置 - Google Patents

カウンタおよび/または分周装置

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JPH0750576A
JPH0750576A JP6049017A JP4901794A JPH0750576A JP H0750576 A JPH0750576 A JP H0750576A JP 6049017 A JP6049017 A JP 6049017A JP 4901794 A JP4901794 A JP 4901794A JP H0750576 A JPH0750576 A JP H0750576A
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auxiliary counter
flip
flops
circuit
signal
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JP6049017A
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Thomas Suwald
シュバルド トーマス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/40Gating or clocking signals applied to all stages, i.e. synchronous counters

Landscapes

  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 任意のカウント動作または分周比を低コスト
及び低雑音で達成する。 【構成】 補助カウンタ回路1、2の少なくとも一部分
の一つのフリップフロップのデータ出力端子からの信号
を各論理素子10、11においてAND関数に従って合
成し、得られた各合成信号をリセット信号として補助カ
ウンタ回路の少なくとも一つに供給してこの補助カウン
タ回路を初期状態に調整し、得られた合成信号の少なく
とも一つから出力信号を形成する。全補助カウンタ回路
のフリップフロップの総数の積を所定の最大カウントま
たは分周比より大きいかこれに等しく選択し、これらの
総数は共通(公)素因数を有しないように決定し、論理
素子に接続された補助カウンタ回路のフリップフロップ
のデータ出力端子を、前記出力信号が所定の最大カウン
トまたは分周比を示すように選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも2個の補助
カウンタ回路を具え、各補助カウンタ回路がデータ入力
端子および出力端子を縦続接続してなる複数のフリップ
フロップを具えているとともに全ての補助カウンタ回路
が共通クロック信号を受信し、且つ少なくとも一つの論
理素子も具えているカウンタおよび/または分周装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ国特許出願P4214612.7
号に、3個の分周回路を具え、それらのクロック入力端
子を分周すべきクロック信号供給端子に一緒に接続して
なる装置が記載されている。各分周回路はフリップフロ
ップの縦続接続を具える。各縦続接続の最終フリップフ
ロップの出力端子をANDゲートの各別の入力端子に接
続する。これらフリップフロップの出力端子の信号か
ら、ANDゲートがAND機能を実行して周波数分周出
力信号を形成し、この出力信号は個々の分周回路の分周
比の最小公倍数の原理にしたがって決まる。従って、得
られる分周比は個々の分周回路の分周比の積になる。個
々の分周回路の分周比は共通(公)素因数を示してはな
らない。
【0003】このドイツ国特許出願P4214612.
7号に記載されている装置では、適切な妨害抑圧が達成
され、これは、個々の分周回路の構成にあり、各分周回
路では少数回の相互補償スイッチング動作が同時に行わ
れるだけであり、また常に少なくともほぼ同数のスイッ
チング動作が行われるためである。しかし、このような
構成で達成できる分周比は個々の分周回路の分周比の最
小公倍数により形成しうる値に制限される。大きな素数
に対応する周波数分周比またはこのような大きな素数を
含む周波数分周比を実現するには上述の装置は使用でき
ず、また許容し得ない費用を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、極め
てわずかなスイッチング妨害を生ずるだけである構成を
維持しながら、且つ余分な費用を必要とすること無く、
任意のカウント動作または分周比を達成しうる上述した
種類のカウンタおよび/または分周装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は上述した種類のカウンタおよび/または分
周装置において、前記補助カウンタ回路の少なくとも一
部分の一つのフリップフロップのデータ出力端子からの
信号を各論理素子においてAND関数にしたがって合成
して関連する合成信号を形成し、得られた各合成信号を
リセット信号として前記補助カウンタ回路の少なくとも
一つに供給してこの補助カウンタ回路を初期状態に調整
し、得られた合成信号の少なくとも一つから出力信号を
形成するよう構成し、且つ全補助カウンタ回路のフリッ
プフロップの総数の積を所定の最大カウントまたは分周
比より大きいかこれに等しく選択し、これらの総数は公
素因数を有しないように決定し、論理素子に接続された
補助カウンタ回路のフリップフロップのデータ出力端子
を、前記出力信号が所定の最大カウントまたは分周比を
示すように選択してあることを特徴とする。
【0006】本発明のカウンタおよび/または分周装置
は、前記ドイツ国特許出願P4214612.7号に記
載されている分周回路の利点と、ランダムに選択しうる
最大カウントまたは分周比の利点とを併せ持つものであ
る。従って、周期信号を任意の整数比で分周された周波
数を有する出力信号に変換することができるとともに、
例えば非周期信号のカウントパルスをランダムに選択し
うる最大カウントまでカウントアップすることができ
る。本発明カウンタおよび/または分周装置は、個々の
補助カウンタ回路の前記の構成のために、クロック信号
の低調波の周波数の妨害の完全な抑圧が動作中に達成さ
れ、またクロック周波数の妨害も減少する。このカウン
タおよび/または分周装置のピーク電流消費もかなり減
少しこれは必要とされる電源の設計に好影響を与える。
前記ドイツ国特許出願に記載されたカウント方法と比較
して、本発明では、常に個々の補助カウンタ回路の瞬時
カウントに応じて制御される互いに異なるモジュラスを
有する少なくとも2個の補助カウンタ回路を使用し、最
大カウントまたは分周比の無制限の選択が可能になる。
このようなモジュラスの制御は、一つの補助カウンタ回
路を所定の自身のカウントに応答してリセットするとと
もに他の補助カウンタ回路の所定のカウントに応答して
リセットする(その周期時間の低減に対応)ことにより
達成される。達成すべき最大カウントまたは分周比はこ
の周期時間の低減の選択により決定することができる。
【0007】本発明カウンタおよび/または分周装置の
第1の実施例は、2つの補助カウンタ回路と2つの2入
力論理素子を具え、各論理素子の2つの入力端子が各別
の補助カウンタ回路の一つのフリップフロップのデータ
出力端子に接続され、且つそれぞれの論理素子の合成信
号がそれぞれの補助カウンタ回路にリセット信号として
供給されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】本発明カウンタおよび/または分周装置の
他の実施例では、少なくとも2つの補助カウンタ回路と
1つの論理素子を備え、各補助カウンタ回路の一つのフ
リップフロップのデータ出力端子がこの論理素子の各別
の入力端子に接続され、且つこの論理素子の合成信号が
全ての補助カウンタ回路に共通のリセット信号として供
給されるように構成されていることを特徴とする。
【0009】従って、本発明カウンタおよび/または分
周装置の前記第1の実施例では、各補助カウンタ回路は
2つの補助カウンタ回路のカウントの所定の組み合わせ
で初期状態にリセットされる。これがため、所望の最大
カウントまたは分周比は2つのセグメントに分けられ、
これらセグメントの長さは論理素子の入力端子に接続す
べきフリップフロップのデータ出力端子の選択により決
まる。各セグメントの長さは、データ出力端子を各別の
論理素子に接続するフリップフロップの選択にしたがっ
て、論理素子がこのフリップフロップのデータ出力によ
り駆動されるまでの補助カウンタ回路のカウント通過回
数と幾つかの追加のカウントステップとに分けられる。
従って、データ出力端子を論理素子に接続するフリップ
フロップの選択により任意の所望の最大カウントまたは
分周比の実現を可能にする十分な自由度が提供される。
【0010】本発明カウンタおよび/または分周装置の
前記の他の実施例では、少なくとも2つの補助カウンタ
回路とただ1つの論理素子を具え、この簡単化された構
成は設計の自由度の減少を伴うが、残りの自由度で任意
の最大カウントまたは分周比を十分に達成することがで
きる。この場合には、所望の最大カウント(または分周
比)は、一つの補助カウンタ回路のカウント通過回数+
対応して選択されたカウントステップ数により表され
る。論理素子に接続された補助カウンタ回路の選択され
たフリップフロップのデータ出力が共通リセット信号を
トリガする通過に対しこの補助カウンタ回路の無視すべ
き通過を識別するために、前記補助カウンタ回路のこの
カウント時に他の補助カウンタ回路が到達するカウント
も論理素子で評価される。
【0011】本発明の他の例では、少なくとも一つの追
加の論理素子を具え、その各別の入力端子が各別の補助
カウンタ回路の一つのフリップフロップのデータ出力端
子に接続され、且つ全ての合成信号を受信しそのうちの
一つの合成信号を共通リセット信号として全ての補助カ
ウンタ回路に供給する選択装置を具えていることを特徴
とする。
【0012】このような構成を使用すると、数個の異な
る最大カウントまたは分周比を簡単に得ることができる
とともに、これらの最大カウントまたは分周比を切り換
えることができる。従って、切り換え可能カウンタおよ
び/または分周装置を簡単に構成することができる。
【0013】少なくとも2つの補助カウンタ回路と1つ
の論理素子を具える本発明カウンタおよび/または分周
装置の前記実施例では、各補助カウンタ回路に対し次の
関係式; qi=((n−1)mod(li)+1 ここで、iは補助カウンタ回路の番号、nは最大カウン
トまたは分周比、liは第i番補助カウンタ回路のフリ
ップフロップの総数qiは第i番補助カウンタ回路の縦
続接続内の、データ出力端子を論理素子に接続するフリ
ップフロップの通し番号、modはモジュロ関数、を満
足するように設計するのが好ましい。
【0014】この関係式は、個々の補助カウンタ回路の
フリップフロップの総数、即ちこれらの補助カウンタ回
路の長さは所定の最大カウントまたは分周比に対し予め
決まることを意味する。モジュロ関数は整数除算の余り
を決定する。データ出力端子を論理素子に接続するフリ
ップフロップは補助カウンタ回路のフリップフロップの
総数に基づいて決定される。本発明の他の例では、この
総数を次の関係式; li=int((n/l1・l2・...・lj)
1/(t-j) ) ここで、j=i−1 tは補助カウンタ回路の数、intは次の低位整数に丸
める関数、に従って、 l1=int((n)1/t ) から出発して近似的に決定し、このように決定した値
を、必要に応じ、これらの値が公素因数を有しないよう
に変更し、全ての補助カウンタ回路のフリップフロップ
の総数liの積が最大カウントまたは分周比nより大き
いかこれに等しくなるように決定する。
【0015】所望の最大カウントまたは分周比が与えら
れるととものに補助カウンタ回路の数が選択されれば、
上述の関係式にしたがって、これらの補助カウンタ回路
をフリップフロップの総数の決定および論理素子へ接続
すデータ出力端子の決定の2つのステップで設計するこ
とができる。この場合、最初に最大カウントまたは分周
比は本発明に従って構成すべきカウンタおよび/または
分周装置の目的の用途により決まる。しかし、補助カウ
ンタ回路の数は所定の最大カウントまたは分周比に対し
種々に選択することができる。この選択は、全回路また
は特に補助カウンタ回路に必要とされる回路が最小とな
るように行うのが有利である。必要とされる回路を推定
するために、本発明の他の実施例では、補助カウンタ回
路に必要とされる全フリップフロップの最小数kを(所
定の)最大カウントまたは分周比nから次式; k=int(t・(n)1/t )+1 にしたがって近似的に決定することができる。
【0016】この関係式において、フリップフロップの
最少数は補助カウンタ回路の数および最大カウントまた
は分周比の関数である。この関数から、全フリップフロ
ップの最小数kの最小値を決定することができ、この値
に基づいて、補助カウンタ回路の数に依存する本発明カ
ウンタおよび/または分周装置の総コストの最小値を決
定することができる。この最小値、または関連する補助
カウンタ回路の数を個々の補助カウンタ回路の設計に用
いる。補助カウンタ回路の全フリップフロップの実数は
個々の補助カウンタ回路のフリップフロップの総数の和
であり、上述の関係式は設計推定用の近似式にすぎない
点に注意されたい。更に、全回路要件の決定には論理素
子も考慮する必要がある。
【0017】本発明カウンタおよび/または分周装置
は、少なくとも一つの補助カウンタ回路が、この補助カ
ウンタ回路のフリップフロップの縦続接続の第1フリッ
プフロップに供給される信号をこの補助カウンタ回路の
所定のフリップフロップのデータ出力端子の信号に応じ
て制御する信号を形成する論理回路を具えるものとする
のが好ましい。このような論理回路は前記ドイツ国特許
出願に既に記載されており、特にカウンタおよび/また
は分周装置の動作投入時における誤動作を補正するが、
動作中の妨害も補償する。
【0018】本発明カウンタおよび/または分周装置
は、補助カウンタ回路が対応するフリップフロップの縦
続接続および対応する論理回路を有するモジュラ構造を
有するものとするとともに、各補助カウンタ回路ごとに
リセット収集ラインおよび少なくとも一つの出力収集ラ
インを具え、各出力収集ラインは縦続接続フリップフロ
ップの一つのデータ出力端子の信号を関連する論理素子
に供給するために一つのデータ出力端子に選択的に接続
可能であり、且つリセット収集ラインは一以上のフリッ
プフロップのリセット入力端子に選択的に接続可能であ
るとともに縦続接続フリップフロップの第1フリップフ
ロップのデータ入力端子に結合され、且つ縦続接続フリ
ップフロップのデータ出力端子から種々の信号を前記論
理回路に選択的に供給しうるように構成するのが好まし
い。
【0019】このようなモジュラ構造は、特に所定の基
本構造を有する回路配置をできるだけ簡単に種々の用途
に適応させる必要がある場合に有利である。これは、例
えばこの装置をカスタマ専用集積回路に使用する場合で
ある。この場合には種々の用途に対し、いわゆるライブ
ラリから均一な基本構造を取り出し、この基本構造を、
この基本構造に均一に設けられた回路素子間の電気的接
続を関連する所望の用途の特定の要件に応じて設定する
単一のカスタマ専用のいわゆる配線マスクを用いて所望
の用途に適応させることができる。本発明カウンタおよ
び/または分周装置では、例えば補助カウンタ回路の縦
続接続フリップフロップの総数をこのような配線マスク
により決定することができ、更に論理回路の構造、特に
この論理回路の使用入力端子数、関連する補助カウンタ
回路の縦続接続内の前記通し番号のフリップフロップ、
論理素子に接続されるそのデータ出力端子、並びに論理
素子自体の構造もこのマスクにより選択することができ
る。従って、モジュラ構造はフリップフロップの縦続接
続および関連する論理回路のみならず、例えば論理素子
も含むものとすることができる。
【0020】本発明カウンタおよび/または分周装置は
シーケンサに使用するのに好適である。本発明は高速用
途にも好適な低雑音の経済的なシーケンサの構成に特に
好適である。本発明カウンタおよび/または分周装置の
利点は、個々のカウントを各補助カウンタ回路の選択さ
れたデータ出力の簡単な論理組み合わせにより容易にデ
コードすることができる点にある。2進カウンタおよび
デコーダを具えるカスタムシーケンサと比較して、本発
明ではフリップフロップに関するコストが2進カウンタ
に比較して増大するが、この増大は数個のカウントをデ
コードする場合でも著しく簡単になるデコーダにより補
償される。更に、本発明にしたがって構成されたシーケ
ンサは、高速用途の場合でも所謂パイプライン構成を必
要としない。例えば、2進カウンタおよびカスタムデコ
ーダを有するモジュロ598カウンタは4つのカウント
をデコードするのに約150のゲートを必要とするが、
本発明によるシーケンサは同一の用途に対したった82
のゲートを必要とするだけである。更にパルス妨害が著
しく小さくなる利点がある。
【0021】
【実施例】図面を参照して本発明の幾つかの実施例を説
明する。図1はカウンタおよび/または分周装置の形態
の本発明の第1の実施例を示し、この装置は2個の補助
カウンタ回路1、2およびANDゲートとして形成され
た2個の論理素子10、11を具える。各カウンタ回路
1、2はクロック信号用入力端子20、21を具え、両
入力端子20、21は共通クロック信号入力端子22か
ら共通クロック信号を受信する。共通クロック信号は、
その周波数を所定の分周比で分周すべき入力信号、また
はパルス、信号縁等を所定の最大カウントまでカウント
すべき入力信号として作用する。このクロック信号は周
期信号でも非周期信号でもよい。各補助カウンタ回路
1、2はリセット信号を受信するリセット入力端子3
0、31も具え、これにより関連する補助カウンタ回路
を好ましくはゼロカウントに対応する初期状態にセット
することがえきる。
【0022】図1に示す補助カウンタ回路1、2の各々
は、それらの入力端子および出力端子が縦続接続された
所定総数のフリップフロップを具える。各補助カウンタ
回路1、2の2つの選択したフリップフロップのデータ
出力端子がそれぞれのカウンタ回路の2つの制御出力端
子40、41および42、43を構成する。第1補助カ
ウンタ回路1の第1制御出力端子40を第1論理素子1
0の第1入力端子50に接続し、第1補助カウンタ回路
1の第2制御出力端子41を第2論理素子11の第1入
力端子52に接続するとともに、第2補助カウンタ回路
2の第1制御出力端子42を第2論理素子11の第2入
力端子53に接続し、第2補助カウンタ回路2の第2制
御出力端子43を第1論理素子10の第2入力端子51
に接続する。第1論理素子10の出力端子60を第1補
助カウンタ回路1のリセット入力端子30に接続し、第
2論理素子11の出力端子61を第2補助カウンタ回路
2のリセット入力端子31に接続する。更に、2つの出
力端子70、71を論理素子10、11の出力端子6
0、61にそれぞれ接続し、これら出力端子から、入力
信号を構成するクロック信号端子22のクロック信号に
対し図1の回路配置の所定の最大カウントまたは所定の
分周比にしたがって分周された出力信号が出力される。
論理素子10、11により合成される補助カウンタ回路
1および2の異なる制御出力40、43および41、4
2に従って、出力端子70および71の分周された出力
信号中に互いにずれた瞬時にパルスが発生する。
【0023】図1に示す回路配置では、両補助カウンタ
回路1、2が共通クロック信号端子22を経て供給され
る共通クロック信号により同期してクロックされる。ド
イツ国特許出願P4214612.7に詳細に記載され
ているように、クロック信号の一周期の長さを有するパ
ルスが補助カウンタ回路1、2の各々のフリップフロッ
プの縦続接続内を周期的に循環するため、両補助カウン
タ回路1、2はそれらの縦続接続に含まれるフリップフ
ロップの総数に応じて周期的にカウントする。従って、
補助カウンタ回路は非反転帰還で動作させるのが好まし
い。
【0024】制御出力端子40、41および42、43
の位置に応じて、クロック信号の所定数の周期にフリッ
プフロップの対応するデータ出力端子から信号が現れ、
これらの信号を以後制御信号と言う。これらの制御信号
は論理素子10および11で合成されて出力端子60お
よび61に合成信号を発生する。第1論理素子10の出
力端子60の合成信号をリセット信号として第1補助カ
ウンタ回路1のリセット入力端子30に供給するととも
に、第2論理素子11の出力端子61の合成信号を第2
補助カウンタ回路2のリセット入力端子31に供給す
る。リセット信号は補助カウンタ回路1、2を同一の初
期状態(パルスが縦続接続の全フリップフロップを一巡
したのち、即ち一カウントサイクルまたはモジュラス後
に到達する状態)に調整する。これがため、第2補助カ
ウンタ回路2の第2制御出力端子43からの制御信号が
第1論理素子10の第2入力端子51を経て、第1補助
カウンタ回路1の第1制御出力端子40からそのリセッ
ト入力端子への信号路をエネーブルするとき、第1補助
カウンタ回路1を第1制御出力端子40に接続されたフ
リップフロップにより決まるカウントから初期状態にあ
らかじめリセットすることができる。従って第1制御出
力端子40は第1補助カウンタ回路1の短縮モジュラス
に対応する。同じことが第2補助カウンタ回路2の第1
制御出力端子42についても言える。補助カウンタ回路
1および2の第2制御出力端子41および43は、関連
する他方の補助カウンタ回路2または1のカウント周
期、即ち短縮モジュラスがエネーブルされる瞬時を決定
する。
【0025】このようなカウンタおよび/または分周装
置の設計においては、最初に第1補助カウンタ回路1の
第1制御出力端子40にデータ出力端子を接続するフリ
ップフロップの通し番号Qaを決定するとともに、第2
補助カウンタ回路2の第1制御出力端子42にデータ出
力端子を接続するフリップフロップの通し番号Qcを決
定する。この通し番号は、所定の最大カウントまたは分
周比nおよび補助カウンタ回路1および2のフリップフ
ロップの所定の総数から、次の関係式にしたがって決定
する。 Qa=((n−1)mod(1a))+1 Qc=((n−1)mod(1b))+1 ここで、補助カウンタ回路1、2のフリップフロップの
総数1a,1bは公素因数を有しないように選択すると
ともにそれらの積が最大カウントまたは分周比nに少な
くとも等しくなるように選択する。QaおよびQcは補
助カウンタ回路1、2の短縮モジュラスを決定する。
【0026】次のステップにおいて、第1補助カウンタ
回路1の第2制御出力端子41にデータ出力端子を接続
するフリップフロップの通し番号Qbを選択することが
できる。このように決定された値から、第2補助カウン
タ回路2の第2制御出力端子43にデータ出力端子を接
続するフリップフロップの通し番号Qdを次式にしたが
って計算することができる。 Qd=((Qc−(Qb−Qa)−1)mod(Q
c))+1 設計の一例では次の値;n=7,1a=4,1b=5,
Qa=3,Qb=1,Qc=2,Qd=2;が得られ
る。
【0027】図2は本発明の思想の簡単化に基づく本発
明によるカウンタおよび/または分周装置の他の実施例
を示す。このカウンタおよび/または分周装置は3個の
補助カウンタ回路1、2、3を具えるとともに、補助カ
ウンタ回路1、2、3の各々に対する入力端子54、5
5、56を有する、同様にANDゲートとして構成され
た1個の論理素子12を具える。図2の実施例では、第
1制御出力40、42を補助カウンタ回路1、2から取
り出し論理素子12の入力54、55にそれぞれ接続す
る。補助カウンタ回路1、2に対し、クロック信号入力
端子20、21およびリセット信号入力端子30、31
は図1に示すものと同一である。第3補助カウンタ回路
3もクロック信号入力端子23、リセット信号入力端子
32およびこのカウンタ回路から抽出される制御信号用
の第1制御出力端子44を具える。更に、破線は、図2
のカウンタおよび/または分周装置には一つの追加の補
助カウンタ回路を付加しうることを示している。例え
ば、この追加の補助カウンタ回路の入力端子24をクロ
ック信号入力端子22に接続し、この追加の補助カウン
タ回路のリセット入力端子33を前述の補助カウンタ回
路1、2、3のリセット入力端子30、31、32に接
続し、且つこの追加の補助カウンタ回路の第1制御出力
端子を論理素子12の入力端子57に接続することがで
きる。同様に、多数の補助カウンタ回路を、クロック信
号端子22の追加のタップ、リセット入力端子30、3
1、32、33の追加の接続枝路および論理素子12の
追加の入力端子により付加することができる。しかし、
以下の記載は3個の補助カウンタ回路1、2、3を具え
る実施例に基づくものとする。補助カウンタ回路1、
2、3のリセット入力端子30、31、32は論理素子
12の出力端子62に接続する。その結果、論理素子1
2により形成される合成信号が共通リセット信号として
全ての補助カウンタ回路1、2、3に供給される。図2
につき説明したように、単一の合成信号を発生させこれ
を共通リセット信号として使用することは本発明の思想
の簡単化を構成する。
【0028】分周装置として使用する場合には、図2に
示す実施例は論理素子12の出力端子62に接続された
出力端子72を具え、クロック信号端子22に供給され
たクロック信号と比較して分周された周波数を有する合
成信号をその出力端子に出力信号として出力する。
【0029】所定の最大カウントまたは分周比nを実現
する必要がある場合には、回路の設計に当たり、最初に
補助カウンタ回路の数tを決定する。この数tはカウン
タおよび/または分周装置の総コストが最小になるよう
に選択する必要がある。補助カウンタ回路1、2、3に
必要とされる全フリップフロップの最小数kを総コスト
の概算因子として使用することができ、この最小数は次
式にしたがって近似的に決定することができる。 k=int(t・(n)1/t )+1 補助カウンタ回路の数tの関数として必要とされるこの
フリップフロップの最小数kは最小値を示し、数tに関
連するこの値を回路の設計の出発値として用いることが
できる。論理素子12のコストも補助カウンタ回路の数
tとともに増大する点に注意されたい。
【0030】回路設計の次のステップでは、補助カウン
タ回路のフリップフロップの総数liを個々に決定す
る。第1補助カウンタ回路1のフリップフロップの総数
l1は次式にしたがって得られる。 l1=int((n)1/t ) 次の(第2)補助カウンタ回路2の総数l2は次式にし
たがって計算される。 l2=int((n/l1)1/(t-1) ) 上述のように計算される総数l1,l2,....に基づい
て、第i番の補助カウンタ回路の総数liは次式から計
算される。 li=int((n/(l1・l2・...・lj))
1/(t-1) ) ここで、j=i−1であり、intは次の低位整数に丸
める関数である。
【0031】最後のステップでは、個々の補助カウンタ
回路1、2、3のフリップフロップの総数liから、個
々の補助カウンタ回路1、2、3の縦続接続フリップロ
ップのうち、論理素子にデータ出力端子を接続するフリ
ップフロップの通し番号、即ち制御出力端子40、42
または44の割当を決定することができる。この通し番
号qiは次のように決定される。 qi=((n−1)mod(1i)+1 ここで、modはモジュロ関数である。このようにし
て、本発明によるカウンタおよび/または分周装置の構
成に必要な総ての特性データが所望の最大カウントまた
は分周比に対し計算される。
【0032】設計の一例では、分周比がn=73の場合
には、t=4に対しフリップフロップの最小数kの最小
値はk=12になる。これから、上述の関係式にしたが
った計算により、 l1=2、l2=3、l3=3およびl4=4 が得られる。これから、総数liの公素因数を避けると
ともに全てのliの積を少なくとも所定の最大カウント
または分周比nに等しくする必要があるという条件を満
足させるために、次の値を選択する。 l1=2、l2=3、l3=5、l4=7 この場合にはフリップフロップの実際の数は17にな
り、補助カウンタ回路の制御出力端子を構成するデータ
出力端子を有するフリップフロップの通し番号は次の通
りになる。 q1=1,q2=1,q3=3,q4=3
【0033】図3は、図2のカウンタおよび/または分
周装置の他の実施例を示し、本例では種々の最大カウン
トまたは分周比の切り換えが可能である。この目的のた
めに、図3の実施例は図1に示す補助カウンタ回路に対
応する2つの補助カウンタ回路1、2を具えるが、これ
らカウンタ回路は第3制御出力端子45、46も具え
る。図3内の他の対応する素子は図1、2に使用した符
号で示してある。
【0034】図3に示す実施例の回路配置は、第1入力
端子58が第1補助カウンタ回路1の第3制御出力端子
45に接続され且つ第2入力端子59が第2補助カウン
タ回路2の第3制御出力端子46に接続された第3論理
素子13を具える。この第3論理素子13もANDゲー
トとして構成する。その出力端子63を、第1入力端子
81が第1論理素子10の出力端子60に接続され、第
2入力端子82が第2論理素子11の出力端子61に接
続された選択装置80の第3入力端子83に接続する。
選択装置80の出力端子84を補助カウンタ回路1、2
の相互接続リセット入力端子30、31に接続するとと
もに分周された信号(出力信号)の出力端子72に接続
する。選択装置80は入力端子81、82、83の一つ
を選択的に出力端子84に接続しうるマルチプレクサと
して構成するのが好ましい。これにより論理素子10、
11、13の一つのみが選択され、従ってこれら素子の
配線により決まる種々の最大カウントまたは分周比の一
つのみが選択される。選択装置80はスイッチング入力
端子85、86から供給されるスイッチング信号により
所望のスイッチング状態にスイッチすることができる。
従って、図3に示す回路配置は2つの補助カウンタ回路
のみを具える図2の回路配置に対応する。原理的には、
単一の2入力論理素子を設け、各入力端子にそれぞれの
選択装置を経て制御出力端子40、41、45および4
2、43、46からの信号を供給するようにすることも
できる。しかし、この場合には選択装置に必要とされる
回路が論理素子に必要とされる回路より大きくなるた
め、図3に示す構成のほうがコストが低くなる。
【0035】図4はモジュラ構成用に使用しうる補助カ
ウンタ回路の一実施例の構成を示す。ここでは図1−3
の第1補助カウンタ回路1を例示し、同一の素子は同一
の符号で示す。図4の補助カウンタ回路1は総数l1=
4のフリップフロップ90、91、92、93を具え、
これらのフリップフロップはそれらのデータ入力端子9
4、95、96、97およびそれらのデータ出力端子9
8、99、100、101が縦続接続されている。フリ
ップフロップ90−93はD型フリップフロップが好ま
しく、それらのクロック入力端子をクロック信号用入力
端子20に一緒に接続する。論理回路115の入力端子
111、112、113および114をデータ出力端子
98、99、100とデータ入力端子95、96、97
との接続点およびデータ出力端子101に、選択的に設
定しうる接続部(ブリッジ)102、103および10
4を経て接続することができる。図示の例では、論理回
路115の第1、第2および第4入力端子111、11
2および114への接続部102、103および104
が設定され、その結果として、論理回路115において
第1、第2および第4フリップフロップ90、91およ
び93のデータ出力端子98、99、101からの信号
が合成されるが、論理回路115の第3入力端子113
は接続されないため第3フリップフロップ92のデータ
出力端子100からの信号は合成されない。前記ドイツ
国特許出願P4214612.7号に詳細に記載されて
いるように、接続部102、103および104は異な
る位置に設定することができる。
【0036】縦続接続の第1フリップフロップ90を除
いて、総てのフリップフロップ91、92、93はリセ
ット入力端子を具える。このリセット入力端子は、使用
するフリップフロップのタイプに応じて、エネーブル入
力端子と言うこともできる。これは、この入力端子に供
給される信号はフリップフロップを、そのタイプに応じ
て、初期状態にリセットするか、或いはその後のスイッ
チング動作を阻止するからである。図4では、これらの
リセット入力端子を120、121、122で示してあ
る。この点についての詳細は前記ドイツ国特許出願に示
されている。この出願にはフリップフロップ90、9
1、92、93の構成の一例も示されている。
【0037】図4の回路配置内のリセット入力端子12
0、121、122は、補助カウンタ回路を初期状態に
調整するためにリセット収集ライン127に選択的に接
続してフリップフロップ91−93にリセット信号また
はエネーブル信号を受信させることができる。図4に示
す実施例では、第4フリップフロップ93のリセット入
力端子122のみを接続(ブリッジ)105を経てリセ
ット収集ライン127に接続し、第2および第3フリッ
プフロップ91、92のリセット入力端子120、12
1はリセット収集ライン127に接続しない。
【0038】データ出力端子98−101の各々からの
信号を端子123、124、125、126にそれぞれ
出力させ、これらの信号を制御出力端子40、41また
は45に選択的に供給することができる。論理回路11
5は、第1フリップフロップ90のデータ入力端子94
に供給される入力信号を入力端子111−114の信号
に応じて制御する信号を供給する出力端子116も具え
る。グループ117を構成するように組み合わされた図
4につき述べた素子は前記ドイツ国特許出願に概略記載
されている。これらの素子を補助カウンタ回路モジュー
ルを構成するようにグループ化することができる。
【0039】しかし、このような補助カウンタ回路モジ
ュールに下記の追加の素子を設けて全カウンタおよび/
または分周装置に対する構造の簡単化を達成することも
できる。図4に示す実施例では、補助カウンタ回路1の
リセット入力端子30をORゲート131の第1入力端
子130に接続するとともにインバータ141の入力端
子140に接続する。ORゲート131の第2入力端子
132を論理回路115の出力端子116に接続し、こ
のゲートの出力端子133を第1フリップフロップ90
のデータ入力端子94に接続する。インバータ141の
出力端子142をリセット収集ライン127に接続す
る。前記ドイツ国特許出願に記載されているように、論
理回路115がORゲート131を経て第1フリップフ
ロップ90のデータ入力端子94に信号を供給するた
め、4つのフリップフロップ90−93の縦続接続は循
環シフトレジスタとして動作するとともに、不正スイッ
チング状態が補正される。各カウントサイクルの開始時
に、論理回路115が出力端子116およびORゲート
131を経て新たなパルスをフリップフロップ90−9
3の縦続接続に供給し、このパルスがクロック信号の順
次の周期に応答してこの縦続接続内を走行する。この新
パルスは第1フリップフロップ90のデータ入力端子9
4に供給されるため、補助カウンタ回路は初期状態にな
る。この初期状態は入力端子30およびORゲート13
1を経て外部から供給されるリセット信号によっても得
られ、このリセット信号がインバータ141を経て(必
要に応じ)第2−第4フリップフロップ91−93も制
御するためこの初期状態は正しい状態になる。
【0040】図4に示す実施例では、補助カウンタ回路
1の制御出力端子40、41、45をそれぞれの出力収
集ライン150、151、155に接続する。これらの
出力収集ライン150、151、155は接続部10
6、107、108(例えば集積回路として製造する場
合には配線マスク内のブリッジ)を経て、関連する用途
に応じて、端子123−126に選択的に接続すること
ができ、また出力収集ライン150、151、155の
1つまたは2つだけを各別の端子123−126に接続
することもできる。接続部102−108は同一の製造
工程で形成するのが好ましい。
【0041】図4に示す補助カウンタ回路の実施例は図
1−3に示す補助カウンタ回路の代わりに直接挿入する
ことができ、各々の所要数の制御出力端子40−46は
図4に設けられた出力収集ライン150、151または
155の適切な接続により容易に得られる。この場合に
は、図4の補助カウンタ回路の実施例の端子20、3
0、40、41、45の代わりに、第2および第3補助
カウンタ回路2および3の対応する端子を割り当て、接
続する必要がある。
【0042】本発明の思想は、関連する電源から極めて
小さなピーク電流を有する均等な電流消費を示す構成の
カウンタおよび/または分周装置を提供する。高い周波
数のクロック信号を用いる用途の場合でも、所謂パイプ
ライン構成を必要としない。本発明に従って構成された
カウンタ装置は任意のカウントの極めて簡単なデコーデ
ィングが可能になる。特に、補助カウンタ回路全体のモ
ジュラ構成のみならず、補助カウンタ回路の個々の素子
の配置も、半導体製造に対するライブラリから導出しう
るセルからなる”レイアウト”にすることができる。従
って、種々の総数のフリップフロップを有する補助カウ
ンタ回路モジュールをこのようなセルのライブラリから
極めて簡単に構成することができ、また完成した補助カ
ウンタ回路モジュールを、簡単に適応させることができ
るマスクを用いて、種々の要件、即ちフリップフロップ
の異なる総数に適応させることもできる。このことは、
補助カウンタ回路モジュールに対し異なる数のフリップ
フロップを半導体本上に設け、これらのフリップフロッ
プから、必要に応じ、実際に実現すべき補助カウンタ回
路のために異なる総数のフリップフロップを配線マスク
により選択することができることを意味する。これらの
補助カウンタ回路モジュールは容易に変更しうる接続部
(ブリッジ)により特に簡単に調整することができる。
こうして、レイアウトの形成において著しいコストの低
減が達成されるとともに、電子回路の設計において著し
い時間の節約が得られる。更に、こうして形成されるレ
イアウトは簡単且つ明確に構成される。更に、この種の
レイアウトは容易に補正および変更することができ、従
って関連する要件に容易に適応させることができる。従
って、複雑な装置、例えばシーケンサも明確なレイアウ
トを有するものとすることができる。特に、シーケンサ
の設計に対しては、論理回路に関し強い減縮が達成され
るため、半導体本体の表面積の節約が得られるとともに
回路配置の電流消費の減少が得られる。更に、本発明の
カウンタおよび/または分周装置は、例えばCMOS回
路、バイポーラ回路等の総ての既知の製造方法により製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの補助カウンタ回路および2つの論理素子
を具える本発明カウンタおよび/または分周装置の一実
施例を示す図である。
【図2】1つの論理素子および3個以上の補助カウンタ
回路を具える本発明カウンタおよび/または分周装置の
他の実施例を示す図である。
【図3】2個の補助カウンタ回路および数個の論理素子
を具え、これらの論理素子を経て補助カウンタ回路を選
択的にリセットしうるようにした本発明カウンタおよび
/または分周装置の実施例を示す図である。
【図4】補助カウンタ回路のモジュラ構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3 補助カウンタ回路 10、11、12、13 論理素子(ANDゲート) 20、21、23 クロック入力端子 22 クロック信号端子 30、31、32 リセット入力端子 40−46 制御出力端子 70、71、72 出力端子 80 選択装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個の補助カウンタ回路を具
    え、各補助カウンタ回路がデータ入力および出力端子を
    縦続接続してなる総数(li)のフリップフロップを具
    えているとともに全ての補助カウンタ回路が共通クロッ
    ク信号を受信し、且つ少なくとも一つの論理素子も具え
    ているカウンタおよび/または分周装置において、前記
    補助カウンタ回路の少なくとも一部分の一つのフリップ
    フロップのデータ出力端子からの信号を各論理素子にお
    いてAND関数にしたがって合成して関連する合成信号
    を形成し、得られた各合成信号をリセット信号として前
    記補助カウンタ回路の少なくとも一つに供給してこの補
    助カウンタ回路を初期状態に調整し、得られた合成信号
    の少なくとも一つから出力信号を形成するよう構成し、
    且つ全補助カウンタ回路のフリップフロップの総数の積
    を所定の最大カウントまたは分周比より大きいかこれに
    等しく選択し、これらの総数は共通(公)素因数を有し
    ないように決定し、論理素子に接続された補助カウンタ
    回路のフリップフロップのデータ出力端子を、前記出力
    信号が所定の最大カウントまたは分周比を示すように選
    択してあることを特徴とするカウンタおよび/または分
    周装置。
  2. 【請求項2】 2つの補助カウンタ回路と2つの2入力
    論理素子を具え、各論理素子の2つの入力端子が各別の
    補助カウンタ回路の一つのフリップロップのデータ出力
    端子に接続され、且つそれぞれの論理素子の合成信号が
    それぞれの補助カウンタ回路にリセット信号として供給
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のカウンタおよび/または分周装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの補助カウンタ回路と1
    つの論理素子を備え、各補助カウンタ回路の一つのフリ
    ップフロップのデータ出力端子がこの論理素子の各別の
    入力端子に接続され、且つこの論理素子の合成信号が全
    ての補助カウンタ回路に共通のリセット信号として供給
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のカウンタおよび/または分周装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの追加の論理素子を具
    え、その各別の入力端子が各別の補助カウンタ回路の一
    つのフリップフロップのデータ出力端子に接続され、且
    つ全ての合成信号を受信しそのうちの一つの合成信号を
    共通リセット信号として全ての補助カウンタ回路に供給
    する選択装置を具えていることを特徴とする請求項3記
    載のカウンタおよび/または分周装置。
  5. 【請求項5】 各補助カウンタ回路に対し次の関係; qi=((n−1)mod(li)+1 ここで、iは補助カウンタ回路の番号、 nは最大カウントまたは分周比、 liは第i番補助カウンタ回路のフリップフロップの総
    数 qiは論理素子にデータ出力端子を接続する第i番補助
    カウンタ回路の縦続接続内のフリップフロップの通し番
    号、 modはモジュロ関数、 を満足するように設計されていることを特徴とする請求
    項3または4記載のカウンタおよび/または分周装置。
  6. 【請求項6】 補助カウンタ回路のフリップフロップの
    総数liを次の関係式; li=int((n/l1・l2・...・lj)
    1/(t-j) ) ここで、j=i−1 tは補助カウンタ回路の数、 intは次の低位整数に丸める関数、 に従って、 l1=int((n)1/t ) から出発して近似的に決定し、このように決定した値
    を、必要に応じ、これらの値が公素因数を有しないよう
    に変更し、全ての補助カウンタ回路のフリップフロップ
    の総数liの積が最大カウントまたは分周比nより大き
    いかこれに等しくなるように決定することを特徴とする
    請求項3−5のいずれかに記載のカウンタおよび/また
    は分周装置。
  7. 【請求項7】 補助カウンタ回路に必要とされる全フリ
    ップフロップの最小数kを(所定の)最大カウントまた
    は分周比nから次式; k=int(t・(n)1/t )+1 にしたがって近似的に決定することを特徴とする請求項
    3−6のいずれかに記載のカウンタおよび/または分周
    装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つの補助カウンタ回路が、
    この補助カウンタ回路の縦続接続フリップフロップの第
    1フリップフロップに供給される信号をこの補助カウン
    タ回路の所定のフリップフロップのデータ出力端子の信
    号に応じて制御する信号を形成する論理回路を具えてい
    ることを特徴とする請求項1−7のいずれかに記載のカ
    ウンタおよび/または分周装置。
  9. 【請求項9】 補助カウンタ回路が対応するフリップフ
    ロップの縦続接続および対応する論理回路を有するモジ
    ュラ構造を有し、各補助カウンタ回路ごとにリセット収
    集ラインおよび少なくとも一つの出力収集ラインを具
    え、各出力収集ラインは縦続接続フリップフロップの一
    つのデータ出力端子の信号を関連する論理素子に供給す
    るために一つのデータ出力端子に選択的に接続可能であ
    り、且つリセット収集ラインは一以上のフリップフロッ
    プのリセット入力端子に選択的に接続可能であるととも
    に縦続接続フリップフロップの第1フリップフロップの
    データ入力端子に結合され、且つ縦続接続フリップフロ
    ップのデータ出力端子から種々の信号を前記論理回路に
    選択的に供給しうるように構成されていることを特徴と
    する請求項1−8のいずれかに記載のカウンタおよび/
    または分周装置。
  10. 【請求項10】 請求項1−9のいずれかに記載のカウ
    ンタおよび/または分周装置を具えることを特徴とする
    シーケンサ。
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