JPH07505333A - 小分子分離用の膜及びその製造方法 - Google Patents

小分子分離用の膜及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 小分子分離用の膜及びその製造方法 この発明は混合物の中から小さな分子を分離するためのモレキュラーシーブ材料 を主成分とする膜、およびその製造方法、すなわち多孔質の支持体をアルミン酸 塩、シリケートイオン等のメタレート、および必要に応じてアルカリ金属やアル カリ土類金属等を含む溶液で処理する工程を含む膜の製造方法に関する。
ドイツ特許出@3FI21049には、金属あるいはセラミック等の支持体に結 晶化促進層を設けて、この層の上にシリケート、アルミン酸塩、ナトリウムを含 む溶液中のゼオライトAの結晶を成長させることによって形成された膜が開示さ れている。
またヨーロッパ特許出願135069は、多孔性の支持体と、この支持体の表面 に切れ目なく設けたゼオライトの層からなる複合膜を開示している。この膜は、 ゼオライト成分を含むゲルを多孔性の支持体に付着させ、これを高温で結晶化す ることによって形成される。
さらにアメリカ特許5019263は、結晶質モレキュラーシーブ材料、特に二 酸化ケイ素またはゼオライト製の非複合細孔膜を開示している。この膜は所定の 組成を持つ溶液中の結晶質を補助キャリアーに付着させ、次にこの結晶質を補助 キャリアーから剥がし、焼成することによって形成される。この膜は非常に薄い ので(0,1−400μm)、取扱いが難しい上に、小さな差圧にしか耐えられ ない。
またアメリカ特許3119660は、結晶質ゼオライトの製造方法を開示してい る。この製造方法においては、非晶質のカオリンを所定の形に圧縮成形し、この 成形品をゼオライト成分を含むアルカリ溶液で高温処理する。この場合ゼオライ トは気体を分離するためではな(、吸収するために用いている。
本発明者は、混合物の中から特定の成分を高い比率で分離できるように、細孔の サイズを正確に調節することができる分離膜を発見した。この膜の透過性、厚さ は、十分に高い分離効率が達成されるとともに、分離時の圧力に耐えられるだけ の鎧にrN整する。
この発明の分離膜は、実質的にモレキュラーシーブ状の結晶のみからなり、厚さ は0.01 10mmの範囲であり、厚さ0.01−10μmの分離用表面層を 有する。またこの分離層の細孔の有効径は1.5nm未満とする。
モレキュラーシーブ材料としては通常の種類のものを用いることができる。好ま しいモレキュラーシーブ材料としては、ゼオライトを挙げることができる。ゼオ ライトの成分は大部分が酸化アルミニウム(アルミン酸塩)であり、さらに酸化 ケイ素を含み、多くの場合アルカリ金属およびアルカリ土類金属イオンも含んで いる。ゼオライト中のアルミニウム原子に対するシリコン原子の割合は通常1以 下である。アルミニウム原子は、その一部または全部を三価の原子、特に硼素、 ガリウム、鉄等で置き換えてもよい。またシリコン原子は、その一部または全部 を他の四価の原子、特にチタン、ゲルマニウム等で置き換えることができる。
またモレキュラーシーブ材料として、アルミノ燐酸塩類、すなわち酸化アルミニ ウム(アルミン酸塩)と集水燐酸(燐酸塩)を含み、これに必要に応じてケイ酸 塩等の他の酸化物およびTi、Ge、As、Zr、Mo、Sn、Sb等の他の金 属の酸化物(金属アルミノ燐酸塩や金属アルミノホスホケイ酸塩)を加えたモレ キュラーシープを用いてもよい。
ゼオライト結晶としては、(M”+!/TI [A I +zS i +□Oa t] 、27 Hz 01 eの式で表される合成タイプAや、例えばM”5b yn [A l sas i 1ob 03@4 ] 、264H,Oの式で表 されるタイプXや2例えばM”S!/II [A 1 sbs i 13403 sa]、250H!Oの式で表されるタイプY等が好ましい。上記式において、 Mはアルカリ金属(n=1)またはアルカリ土類金属(n=2)である。このよ うなゼオライトの細孔は三次元構造を有する。
支持体なしで一体成形した膜の場合、その厚さは0.510mmの範囲とするの が好ましく、中でも0.5−5mmの範囲がより好ましく、1 2mmの間の範 囲がとりわけ望ましい、また膜を比較的大きな細孔を有する金属またはセラミッ ク製等の支持体上に形成する場合は、その厚さは0.01−0.1mmとするの がよい。細孔の有効径は0.2−1.5nmの範囲が好ましく、中でも0゜22 5−1nの範囲がより好ましく、0.3 0.8nmの範囲にするのが一層望ま しい。また膜中の不純物、特に石英の含有量は1重量%未満が望ましい。
細孔の開口のサイズは結晶構造(アルミノ珪酸塩、アルミノ燐酸塩等のサイズお よび細孔を形作っているリングの大きさ)と、細孔中に存在する陽イオンによっ て決まる。カリウム、ナトリウム、カルシウムの場合、ゼオライトタイプAの細 孔の有効径は、それぞれ0.30.0,42.0.48nmになる。この数字を 幾つかの小さな分子の動的直径と比較すると、カリウムタイプ(KA)中のゼオ ライトAが、He H! 、Hz OをCo、Cot −CHa 、Cz Ha  、Cg Ha、C2Hs t−;よび当然のことであるがこれより大きな分子 から分離するのに適していることがわかる。ゼロライトタイプXおよびYの場合 、細孔の有効径は0゜6nmと0.8nmの間であり、ZSM−5の場合は約0 .5nmである。したがってこのタイプの膜は、■1□、He等の小さな分子を 、メタン、プロパン、ブタン等の大きな分子から高い透過率で分離するのに通し ている。
ゼオライトA、χ、Y型が望ましい理由は、イオン交換だけで簡単に細孔の寸法 を変えられ、600℃までの温度範囲では熱的に安定しており、合成が簡単であ るためである。またA、X、 Y型が三次元構造を持っている点も利点のひとつ である。なぜなら三次元構造の場合、結晶の配向は分離能力に大きな影響を及ぼ さないからである。ZSM−5とシリカライトは二次元構造を有するので好まし い。
また本発明は上記利点を有する分a膜の製造方法を提供する。
この発明の製造方法は以下の点に特徴がある。
a)11粉砕したモレキュラーシーブ原料とこのモレキュラーシーブの成分であ る酸化物とを、好ましくは水の存在化で混合する。
b)この混合物を成形する。
C)この成形品を焼成する。
d)焼成した成形品を結晶化を促進するための水溶液で処理する。
e)次にこの成形品を、モレキュラーシーブの成分である酸化物の溶液で処理し 、さらに必要に応じてモレキュラーシーブの成分としてのアルカリ金属、アルカ リ土類金属イオンで処理し、最後にすすぎ洗いし、乾燥させる。
ゼオライトの膜を製造する場合は、上記工程a)では微粉砕したゼオライトとカ オリンおよび必要に応じて二酸化珪素を混合し、工程e)では成形品を、ゼオラ イトの成分である珪酸塩とアルカリ金属またはアルカリ土類金属イオン、さらに 必要に応じてアルミン酸塩の溶液で処理する。
またたとえばアルミノ燐酸塩の膜を製造する場合は、工程a)では微粉砕した( 結晶質の)アルミノ燐酸塩モレキュラーシーブ材料と非晶質のアルミノ燐酸塩を 混合する。あるいは工程a)では結晶質のアルミノ燐酸塩と、酸化アルミニウム と、燐酸を混ぜ合わせてもよい。また工程e)では成形品を、モレキュラーシー ブの成分であるアルミン酸塩(ベーマイト)と燐酸の溶液で処理する。
同様に、ホウケイ酸塩、フェロケイ酸塩、ガロケイ酸塩、アルミノチタン酸塩、 。
ゲルマニウム酸塩、シリコアルミノ燐酸塩、チタノアルミノ燐酸塩等の膜を製造 する場合は、適当な酸化物および/あるいはイオンを用いる。
ゼオライトの膜を製造する場合について、この発明の製造方法をさらに詳しく説 明する。しかし用いる元素および酸化物を変えるだけで、別の種類のモレキュラ ーシーブ材料製の膜を製造できるのは当然のことである。
この方法の第1の工程a)では、ゼオライト粉末とカオリン、さらに必要に応じ て二酸化珪素を、好ましくは水の存在化で混合する。ゼオライトとしてはA。
X、Y、ZSM−5型のいずれか、あるいはシリカライトがよい。A型のゼオラ イトを用いる場合は、微粉砕成分としてゼオライトとカオリンのみを混ぜ合わせ る。X、Y、ZSM−5型のいずれかのゼオライトを用いる場合は、各タイプに 対応する量の二酸化珪素を加える。アルミニウムを含まないシリカライトを用い る場合は、ゼオライトと二酸化珪素のみを混ぜ合わせる。二酸化珪素は一般的な ものでよいが、好ましくは非晶質のものを用いる。たとえばシリカゾルやエアロ ジル等を用いる。
カオリンとしては主としてカオリナイト、2sio、・Altos ・2H20 からなるものがよい。カオリンは純度の高いものを用いる必要があり、石英やア ナターゼ等の不純物の含有量は5重量%未満であることが望ましい、より好まし くはカオリン中の石英の含有量は1重量%未満、さらに好ましくは0.3重量% 未満とする。これは石英や他の不純物の含有量が高すぎると、膜の表面に孔が形 成され分離効率が低下しやすいためである。ゼオライトと(二酸化珪素を含む) カオリンの重量比は、一般的には95:5から5:95の間の範囲とする。好ま しい範囲は80:20から20 : 80までの間の範囲であり、より好ましい 範囲は75:25から25ニア5であり、最も好ましい範囲は65:35から4 0:60である。ゼオライト、カオリン、および二酸化珪素の粒度は膜の性質に 大きな影響は及ぼさないので、市販のものと同程度の粒度のものを用いればよい 。しかし5μm以下の粒度のものが望ましい、成分の懸濁液を均質化することに よってスモーズに混合を行うことができる。この混合物に必要に応じて結合剤、 可塑剤、解膠剤等を添加してもよい。次に懸濁液を噴霧乾燥させて、好ましくは 粒度が最大でも100μmの粒子を得る。
工程b)では、ゼオライトのみからなる膜を形成する場合は、乾燥させた混合物 を圧縮成形する。膜の形は使用目的によって、シート状にしたり、中空のチュー ブ状にしてもよい。成形の方法としては従来公知の方法を用いればよい。
工程C)ではこの成形品を焼成する。これによってカオリンはメタカオリンに変 化する。焼成は好ましくは550−800℃、より好ましくは約600−700 ℃の温度で行う。加熱および冷却は徐々に行うのがよい。焼成後も焼成時の温度 に数分から数時間の間維持される。
次の工f′1d)では、結晶化を促進するための水溶液で処理することによって 、メタカオリンはぜオライドに変化する。この結晶化促進用の水溶液は、少なく ともp HがIO1好ましくは12以上のアルカリ性の溶液を用いる。ゼオライ トA型を用いる場合は、pHが13−14の溶液を用いるのが望ましい、このア ルカリ性の溶液としては、例えば0.2−2規定、より好ましくは0.5−1規 定のNa0Hzk78液を用いることができる。結晶化促進用の溶液による処理 は、室温または高温で、数時間から数日間行う。好ましくは25−200℃の範 囲の温度で12−96時間処理を行う、AまたはX型の場合は、上記処理の好ま しい温度範囲は50i00℃であり、Y型の場合は80−150℃、ZSM−5 とソリカライドの場合は120−200℃である。またZSM−5とシリカライ トの場合は、アルカリ性溶液には、これらのタイプを合成するのに必要な成分、 例えばテンプレート剤、とりわけテトラプロピルアンモニウムイオンを含んでい なければならない。工程d)では、ゼオライト型(たとえばA、X、Y、ZSM −5゜シリカライト)の結晶化を促進するために水酸化物イオンの溶液を用いる 代わりに、フッ化物イオンを含むfJ液を用いてもよい。この場合溶液はアルカ リ性でなくてもよい。
上記処理を行うことによって、モレキュラーシーブの結晶が成長する0表Aは、 工程d)においてpHが13.4の溶液を用いて95℃で24時間処理して得ら れたゼオライ)A型の膜の細孔の平均サイズ(単位μm)と多孔率、および出発 原料混合物中のカオリンの含有量の関係を表す。
工程d)の後で成形物はすすぎ洗いするのがよい。
表 A % カオリン 細孔の平均サイズ(μm) 多孔率(χ)25 0.37 23 .9 37.5 0.29 22.8 50 0、14 14.0 アルミノ燐酸塩の膜を製造する場合は、焼成した酸化物の結晶化を促進するため に工程d)では酸性の溶液を用いる。この酸性の溶液の初期のpHは約2以上、 好ましくは3以上にする。結晶化工程中にこの溶液のpHはたとえば5−8位ま で上昇する傾向がある。この酸性の結晶化促進用溶液にはテンプレート剤を添加 する必要がある。このようなテンプレート剤としては、トリアルキルアミン、ジ エチルエタノールアミン、ピコリン、ピロリジン、ジメチルピペラジン、(ジ) シクロヘキシルアミン等の脂肪族および芳香族アミン、それらのプロトン化アン モニウムイオン、およびコリン、テトラプロピルアンモニウム、メチルピリジニ ウム等の第4級アンモニウムイオンを挙げることができる。これらの濃度は0゜ 01−1モル/lとする。
こうして得られた膜をさらにモレキュラーシーブゾルで処理すると、厚さが0゜ 1−5μmで粒度が小さいスムーズな表面層が得られるため、膜の透過性を高め ることができる。具体的には成形品を粒度が0. 2μm未満、好ましくは0.  1μm未満のモレキュラーシーブ結晶の懸濁液すなわちゾルで処理する。工程 a)で選択されるモレキュラーシーブの種類に応じて、このゾルによる処理の工 程で用いるモレキュラーシーブもゼオライトタイプA、X、 Y、ZSM−5, シリカライト、アルミノ燐酸塩等の中から適当なものを選択する。
上で述べた要領で膜をモレキュラーシーブゾルで処理する代わりに、有機重合体 で処理すれば、成形品中に侵入した粒子によって細孔が塞がれることがないので 、透過性の高い薄い表面層を形成することができる0本発明の製造方法の上記実 施例では、工程d)によって得られた成形物に、工程e)の温度よりも高い融点 、より好ましくは200℃以上の融点を有し、酸化、気化、分解温度が600℃ 以下の有機ポリマー、たとえば(置換)ポリエチレンやポリマーワックス等のコ ーティング層を設ける。このような重合体としては水への溶解度が低く、成形品 に接着できるものを選ぶ、またこの重合体はぜオライドの支持体に対する接着力 を高くするために、アミド基、カルボキシル基、ヒドロキシル基等の極性基を含 んでいることが望ましい。このような重合体としては、Hoechst Wac hs PED 136やHoechst Ceridust 3715等の市販 のワックスを挙げることができる。この重合体のコーティング層は、フィルム蒸 着、分散液蒸着、溶液蒸着等の従来の方法で形成することができる。膜の表面の 重合体コーティング層はできるだけ薄く形成する(好ましくは0.01gm未1 1i)、工程e)の後成形品を好ましくは酸素の存在下で、重合体の酸化(気化 、分解)温度以上の温度、たとえば400−600℃で加熱し、重合体層を除去 する。この処理によつて支持体と分離層上の境目がハツキリしていると同時に、 両者間の接着力が非常に高い膜が得られる。
最後に工程e)で、得られた膜の細孔の表面の開口をシールすることによって、 所定の分離特性を有する膜が得られる。このシールを行うために、この工程では 成形品を、所定のタイプのモレキュラーシーブの成分の溶液、ゼオライトの場合 は特に珪酸塩、アルミン酸塩、アルカリ金属、アルカリ土類金属イオン等の溶液 で処理する。この処理はたとえば25i50℃程度の高い温度、好ましくは、M tライ)AJ!2/X、Y、ZSM 5型/シリカライト、およびアルミノ燐酸 塩のそれぞれについて50−100℃、80−150℃、120〜200℃、5 〇−200℃の範囲の温度で4−96時間行う。溶液中のアルミン酸塩および珪 酸塩(または燐酸塩)の濃度はたとえば0.21モルとする。また両者の割合は ゼオライトの種類に応じて決める。この処理によって、モレキュラーシーブの細 孔のみが形成された、ずなわら表面が閉じた薄い(厚さ0.01−10μm)表 面層を有する膜が得られる。
A、X、 Y型のゼオライトの膜を製造する場合は、ゼオライト成分以外に有機 アミンを含む溶液を工程e)で用いるのがよい、こうすれば、溶液中に結晶が形 成されるのを防ぎながら、膜中の結晶の成長をl1flして促進できるからであ る。
上記の有機アミンとしては、ブチルアミン、ジプロピルアミン等のアルキル基を 少なくとも一つ有する水溶性のアミンや、ピペリジン、モルホリン等の環状アミ ンを挙げることができる。またこのようなアミンとしては、一つ以上のヒドロキ シ基および/あるいはエタノールアミン(2−アミノエタノール)、2−ジメチ ルアミノエタノール、エチレンジアミン、イソプロパツールアミン(l−アミノ −2−プロパツール)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパツール、ジェタノ ールアミン、ジエチレントリアミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、2 −アミノエチルアミノエタノール等のアミノ基、特にトリエタノールアミンを含 むものが望ましい、溶液中のアミンの含有量は5−25重量%程度がよい。
大きなゼオライト−NaA結晶を成長させる際にアミンを用いることは、J。
F、Charnell、J、Crystal Growth、8,291−29 4(1971)に記載されている。工程e)に入る前に成形品の表面に上で述べ たような重合体のコーティングを設ける場合は、工程e)でアミンを用いる必要 はない。
ゼオライトZSM−5、シリカライトタイプ、またはこれに類僚のタイプの膜を 製造するときは、工程e)で用いる溶液は所定の種類(アミンまたはアンモニウ ムイオン)のテンプレート剤を含んでいるものがよい。
モレキュラーシーブ成分および必要に応じて有機アミンまたはアンモニウム塩で 処理した後、成形品をすすぎ洗いし、乾燥する。乾燥工程では膜を例えば30( 1−450℃まで徐々に(毎時2−4℃の割合で)加熱し、次にゆっくり冷却す るのがよい。
こうして得られた分R1膜の細孔の有効径、すなわち分離特性は、ゼオライト結 晶の陽イオンを交換することによって変えることができる。すなわちゼオライト A型の場合は、ナトリウムイオンをカリウムイオンと交換すれば、分離膜の細孔 の有効径を0.42nmから0.30nmに変えることができる。
本発明の分離膜は、少なくとも450℃の温度までは安定性を保てることがわか った。これは膜の支持体と分離層の熱膨張係数が等しく、このため乾燥工程中や 他の熱処理工程中に割れが生じにくいためである。またこの発明の膜は約6バー ルの圧力に耐えられる。上記の方法で製造したゼオライト型NaAの本発明の膜 に、85℃の温度で72時間工工程)の処理を加えた。その結果3,7バールの 過剰圧力下でヘリウムとプロパンの透過分離性は8以上になることがわかった。
こうして得られる膜は、その大部分あるいは全体がモレキュラーシーブ材料で構 成されているので、モレキュラーシーブ(分子篩)として用いることができる。
この実施例の膜の好ましい厚さは0.510mmである。また金属(Fe、A1 .3i)やセラミック材料(ムライト、コージライト、アルミナ)等の細孔サイ ズの大きい支持体と組み合わせることによって、複合膜を形成することもできる 。この実施例でのモレキュラーシーブ分離膜の厚さは、好ましくは10−100 μmとする。ゼオライト膜と上記タイプの支持体の接着は、本発明の製造方法の 工程b)(スリップキャスティング)において、支持体にゼオライトとカオリン 、さらに必要に応じて二酸化珪素を含む懸濁液を塗布することによって行う。
酸化アルミニウム等の支持体の細孔のサイズは、1−5μm程度とするのがよい 。
こうして成形されコーティングを施された膜には、上記の工程c)−e)の焼成 その他の処理が加えられる。
また本発明の方法によって、触媒活性の高い膜の製造も可能である。このような 膜を製造するためには、上記の方法で得られた膜を水素イオン(@)で処理する 。これによってゼオライト格子中のアルカリ (アルカリ土類金属イオンの一部 が、水素イオンと置き換わる。あるいは得られた膜をパラジウム、塩化白金酸等 の触媒活性の高い金属またはその塩類で処理し、次に必要に応して金属塩を金属 に変える処理を行ってもよい。また上記の工程e)においてPd、、Pt、 R u。
Mo等の触媒活性の高い金属を、膜中に含浸させることによっても同様の結果が 得られる。こうして得られた膜は小さな炭化水素の反応、たとえば異性化反応や 分M(タラソキング)反応の触媒作用を選択的に行う。
またこの発明は、上で説明した膜を用いて、混合物中から小さい分子を分離する 方法(ガス分離、浸透気化法)も提供する。この方法は水素やヘリウムを、−酸 化炭素、二酸化炭素、メタン、あるいはこれより大きな炭化水素から分離するの に特に適している。
図の説明 図1は閉じていない状!3(本発明の方法の工程e)を行う前の状!3)のゼオ ライ)A膜の表面のSEM(走査型電子顕微lI)写真である。図2.3.4. 5はそれぞれ表面を閉じてから4時間、8時間、16時間、24時間経過した時 点の(本発明の方法の工程e)上記膜の表面状態を示す。これらの図から表面の ゼオライト結晶間の孔が埋まる様子がハツキリわかる。
図6は孔を閉じてから16時間経過した後(工程eL膜を破断し、研磨し、エツ チングを行うことによって形成された上層の表面の32M写真(xlooO)で ある(−−一は多孔質の支持層を示し、★は閉じた上層を示す)。この図から支 持層が徐々に上層に変化する様子がわかる。
図7は孔を閉じてから72時間が経過した時点の、上層の研磨しエツチングを施 した破断面を倍率をさらに高めて示す(xloooo)32M写真である。
例1 ゼオライ)Aの粉末170.25gと石英含有量が0.1重量%未満のカオリン 150.Ogを、ポリビニルアルコール(バインダー)3.0g、ポリエチレン グリコール(可塑剤)12.0g、メタ珪酸塩ナトリウム(解膠剤)3.0gを 溶かした380m1の水に加えた。
この懸濁液を練りロール機で混合することによって均質化した後、噴霧乾燥させ た。次にこの粉末を1キロバールの圧力で圧縮成形し、直径25mm、重さ1゜ 0gのシートを得た。
このシートを650℃で1時間加熱し、次に室温まで冷却してから、0.35g のNaOHと12.65gのH2Oからなる液体中に垂直な姿勢で浸けた。室温 で16時間この状態に保った後、液体とシートを95℃に加熱し、この状態を2 4時間維持した。この結晶化工程の後、シートを洗浄し本に浸けた。
この濡れたシートを1.14gのNag 5i03 9Hz 0,0.91gの NaAl0z 、2.28gのトリエタノールアミン、および水15.93gか らなるアルミノ珪酸塩溶液中に入れ、85℃まで加熱し、この状態を72時間維 持した。この二回目の結晶化工程の後、シートを洗浄し乾燥させた。
上記の方法で互いに別々に製造された3枚のシートの透過性を測定した。表面の 孔が閉じているため、透過性は著しく減少した(表Cに示すように1.5パール での水素の透過性は2.4X10−’から1.lXl0−10モル/m” ・5 −Paに減少した)。しかしナトリウムイオンをカルシウムイオンに置き換える と、細孔の有効径は0.42から0.48に増加した。このため水素の透過性が 急上昇した(表B)、このことから分子はゼオライトの細孔のみを通過している ことNa’ 0.42 0.11 0.17 0.19Ca” 0.48 29 0 340 860表Cは細孔を閉じている時間(工程e)と1水素の透過性と の関係を示している。ガスの通過抵抗の少なくとも99.9%は上層によっても たらされていることが計算の結果わかった。このことから膜の透過性は上層によ ってのみ決まることがわかる。
表りは細孔を72時間閉じた場合の水素の透過性と、圧力の関係を示している。
圧力の低下は透過性には影響を及ぼさず、したがって層流は起きないと思われる 。
表 C 膜 閉じている時間(時間) 透過率(モル/a”、s、Pa)7 0(支持体 ) 2.4” 10−’8 16 2.9” 10−’ 9 48 8.2°to−’ 10 72 1.1” 10−” 表 D 圧力(バール) 透過率(10−”モル#+”、s、Pa)4.03 1.60 4.49 1.60 6.04 1.64 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)1.特許出願の表示 PCT/NL 93100076 2、発明の名称 小分子分離用の膜及びその製造方法 3、特許出願人 住所 オランダ エンエル 1755 ゼットヘー ペラテンピー オー ボッ クス l ヴエステルドインヴ工へ 3氏名 スティヒチング エネルギーオン デルズーク セントルムネーデルラント (1)補正書の写しく翻訳文) 請求の範囲 1、a)厚さ0.01−10mmで、実質的にモレキュラーシーブ結晶のみで形 成されたマクロ多孔質層と、 b)厚さ0.01−10μm、細孔の有効径が1.5nm未満で、実質的に前記 マクロ多孔質層の材質と同一種類のモレキュラーシーブ結晶のみで形成された分 子分離用の上層とからなり、前記マクロ多孔質層の細孔は、前記上層の細孔より も大きい有効径を有する、小さな分子を混合物中から分離するのに適した非対称 な膜。
2、前記上層の細孔の有効径が0.225−1n、特に0. 3 0. 8nm である請求項1に記載の膜。
3、石英含有量が1重量%未満の請求項1または2に記載の膜。
4、支持体なしで用いることができ、0.510mmの厚みを有する請求項1− 3のいずれか1項に記載の膜。
5、支持体に支持されており、0.01−0.1mmの厚みを有する請求項1− 3のいずれか1項に記載の膜。
6、a)m粉砕したモレキュラーシーブ原料とこのモレキュラーシーブの成分で ある酸化物とを、好ましくは水の存在化で混合する工程と、b)この混合物を成 形する工程と、 C)この成形品を焼成する工程と、 d)焼成した成形品を結晶化を促進するための水溶液で処理する工程と、e)こ の成形品を、モレキュラーシーブの成分である酸化物の溶液で処理し、すすぎ洗 いし、乾燥させる工程とからなる小分子を分離するための非対称モレキュラーシ ーブ膜の製造方法。
7、前記工程a)では、微粉砕したゼオライトとカオリン、さらに必要に応じて 二酸化珪素を、水の存在下で混合し、前記工程e)では、モレキュラーシーブの 成分としての珪酸塩と、アルミン酸塩と、アルカリ金属またはアルカリ土類金属 イオンの溶液で処理し、すすぎ洗いし、乾燥させることを特徴とするゼオライト の膜を製造するための請求項6に記載の製造方法。
8、前記工程a)で用いる微粉砕したモレキュラーシープ材料と酸化物のNt比 が、80:20から20:80の範囲である請求項6または7に記載の製造方法 。
96エ程a)ではゼオライトとカオリン、さらに必要に応じて二酸化珪素を用い 、工程e)ではぜオライド成分を用いることによって、タイプASX、、Y、Z SM−5、または シリカライトの膜を製造することを特徴とする請求項7に記 載の製造方法。
10、石英その他の不純物の含有量が5%未満、好ましくは1%未満の酸化物を 工程a)で用いる請求項6−9のいずれか1項に記載の製造方法。
Il、550−800℃の温度で工程C)の処理を行う請求項6−10のいずれ か1項に記載の製造方法。
12、工程d)の後、成形品を粒度が0.2μm未満、好ましくは0. 1μm 未満のモレキュラーシーブ結晶のゾルで処理する請求項6−11のいずれか1項 に記載の製造方法。
13、工程d)の後、成形品の表面に、融点が工程e)処理温度より高く、酸化 、気化、分解温度が600℃未満の有機重合体のコーティングを設け、工程e) の後、成形品を重合体の気化、分解温度より高い温度まで加熱する請求項6if のいずれか1項に記載の製造方法。
14、工程e)において有機アミンを用いる請求項6−12のいずれか1項に記 載の製造方法。
15、工程a)で製造された混合物を噴霧乾燥し、次に工程b)でこの混合物を 圧縮成形することによって、実質的にモレキュラーシーブ結晶のみによって構成 された膜を製造することを特徴とする請求項6−14のいずれか1項に記載の製 造方法。
16、工程b)で懸濁液の状態の前記混合物を、多孔質セラミックや多孔質金属 等の支持体に塗布することによって複合膜を製造する請求項6−15のいずれか 1項に記載の製造方法。
+7i11求項6−16のいずれか1項に記載の方法によって得られた膜を、水 素イオン、または触媒活性の高い金属あるいはその塩で処理することを特徴とす る触媒活性の高い膜の製造方法。
18、請求項1−5のいずれか1項に記載の膜、あるいは請求項6−17のいず れか1項に記載の方法によって製造された膜を用いて、小さい分子を混合物中か ら分離する方法。
フロントページの続き (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA。
CH,CZ、 DE、 DK、 ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP 、 KR,LK、 LU、 MG、 MN、 MW、 NL、NO,NZ、 P L、 PT、 RO,RU、 SD、 SE。
SK、UA、US、VN (72)発明者 ファン レーヴエン ヴイレム フレトリク オランダ エンエル 1852 ヴエーエルへイロー ブーケンスティン 24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.実質的にモレキユラーシーブ結晶のみで形成され、厚さが0.01−10m mの範囲であり、厚さ0.01−10μm、細孔の有効径が1.5nm未満の上 層を有する、小さな分子を混合物中から分離するのに適した膜。
  2. 2.細孔の有効径が0.25−Inm、特に0.3−0.8nmである請求項1 に記載の膜。
  3. 3.石英含有量が1重量%未満の請求項1または2に記載の膜。
  4. 4.支持体なしで用いることができ、0.5−10mmの厚みを有する請求項1 −3のいずれか1項に記載の膜。
  5. 5.支持体に支持されており、0.01−0.1mmの厚みを有する請求項1− 3のいずれか1項に記載の膜。
  6. 6.a)微粉砕したモレキユラーシープ原料とこのモレキュラーシープの成分で ある酸化物とを、好ましくは水の存在化で混合する工程と、b)この混合物を成 形する工程と、 c)この成形品を境成する工程と、 d)焼成した成形品を結晶化を促進するための水溶液で処理する工程と、e)こ の成形品を、モレキュラーシープの成分である酸化物の溶液て処理し、すすぎ洗 いし、乾燥させる工程とからなる小分子を分離するためのモレキュラーシープ膜 の製造方法。
  7. 7.前記工程a)では.微粉砕したゼオライトとカオリン、さらに必要に応じて こ酸化珪素を、水の存在下で混合し、前記工程e)では,モレキュラーシープの 成分としての珪酸塩と、アルミン酸塩と、アルカリ金属またはアルカリ土類金属 イオンの溶液で処理し、すすぎ洗いし、乾燥させることを特徴とするゼオライト の膜を製造するための請求項4に記載の製造方法。
  8. 8.前記工程a)で用いる微粉砕したモレキュラーシープ材料と酸化物の重量比 が、80:20から20:80の範囲である請求項6または7に記載の製造方法 。
  9. 9.工程a)ではゼオライトとカオリン、さらに必要に応じて二酸化珪棄を用い 、工程e)ではゼオライト成分を用いることによって、タイプA、X、Y、ZS M−5、またはシリカライトの膜を製造することを特徴とする請求項7に記載の 製造方法。
  10. 10.石英その他の不純物の含有量が5%未満、好ましくは1%未満の酸化物を 工程a)で用いる請求項6−9のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 11.550−800℃の温度で工程c)の処理を行う請求項6−10のいずれ か1項に記載の製造方法。
  12. 12.工程d)の後、成形品を粒度が0.2μm未満、好ましくは0.1μm未 満のモレキュラーシープ結晶のゾルで処理する請求項6−11のいずれか1項に 記載の製造方法。
  13. 13.工程d)の後、成形品の表面に、融点が工程e)処理温度より高く、酸化 、気化、分解温度が600℃未満の有機重合体のコーティングを設げ、工程e) の後、成形品を重合体の気化、分解温度より高い温度まで加熱する請求項6−1 1のいずれか1項に記載の製造方法。
  14. 14.工程e)において有機アミンを用いる請求項6−12のいずれか1項に記 載の製造方法。
  15. 15.工程a)で製造された混合物を噴霧乾燥し、次に工程b)でこの混合物を 圧縮成形することによって、実費的にモレキュラーシープ結晶のみによって構成 された膜を製造することを特徴とする請求項6−14のいずれか1項に記載の製 造方法。
  16. 16.工程b)で懇濁液の状態の前記混合物を、多孔質セラミックや多孔質金属 等の支持体に塗布することによって複合膜を製造する請求項6−15のいずれか 1項に記載の製造方法。
  17. 17.請求項6−16のいずれか1項に記載の方法によって得られた旗を、水素 イオン、または触媒活性の高い金属あるいはその塩て処理することを特徴とする 触媒活性の高い膜の製造方法。
  18. 18.請求項1−5のいずれか1項に記載の膜、あるいは請求項6−17のいず れか1項に記載の方法によって製造された膜を用いて、小さい分子を混合物中か ら分離する方法。
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