JPH07504961A - 電子写真式印刷装置又は複写装置の固定ステーションの軸受フランジに固定ロールを取り外し可能に固定する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電子写真式印刷装置又は複写装置の固定ステーションの軸受フランジに固定ロー ルを取り外し可能に固定する装置 電子写真式印刷装置又は複写装置においては、トナーで被覆された印刷像担体又 は複写像担体を熱固定ステーションで固定することが普通である。このような熱 固定ステーションは、一般に、電気的に加熱される固定ロールと、この固定ロー ルに所属している圧着・離反方向に旋回可能な圧着ロールとを有している。印刷 像担体又は複写像担体は、固定のために固定ロールと圧着ロールとの間を通され る。固定ロールからの熱作用でトナーが印刷像担体又は複写像担体上に固定され る。印刷像担体又は複写像担体と固定ロールとの間の短い接触区間の間にトナー を溶融温度にしなければならないので、固定ロールは大きな加熱仕事率を有して いる必要がある。このため普通は、固定ロール内に大きな加熱仕事率を有するハ ロゲン放射器が設けられる。固定ロール内のハロゲン放射器も、また固定ロール 自体も、磨滅するので１時々ハロゲン放射器及び固定ロールを交換する必要があ る。

固定ロールを高温の状態でも交換し得るようにするために、Ｗｏ　９１１０９３ ５１号明細書によって。

固定ロールを軸受フランジに軸受し、一方の軸受フランジを装置内に不動に固定 し、かつ他方の軸受フランジを取り外し可能に取り付けておくことは公知である 。取り外し可能な軸受フランジは固定ロールのための保持部材を有しており、更 にグリップを有していて。

このグリップによって軸受フランジを固定ロールと一緒に固定ステーションから 取り外すことができる。取り外し可能な軸受フランジは次いで固定ロールを外さ れ、新しい固定ロールに取り付けられ、この新しい固定ロールは軸受フランジに よって固定ステーション内に挿入される。

ところでこの公知の装置において欠点として判明したことは、冷却時間をおかな いと、取り外し可能な軸受フランクによって低温の新しい固定ロールを固定ステ ーション内に挿入できないことである。固定ステーションの熱容量が比較的に大 きいことによって１固定ステーシヨンはスイッチオフにした後に極めてゆっくり としか冷却せず１　したがって固定ステーション内に残されている軸受フランジ は熱のために新しい低温の固定ロールよりも著しく膨張している。このため、冷 却時間中は、新しい固定ロールを固定ステーション内の軸受フランジに取り付け ることは不可能である。取り外し可能な軸受フランジを新しい固定ロールに取り 付ける場合にも、同じような問題が生ずる。この場合にも取り外し可能な軸受フ ランツを冷却させなければならない。

したがって本発明の課題は、電子写真式印刷装置又は複写装置の固定ステーショ ンの軸受フランジに固定ロールを取り外し可能に固定する装置が、固定ロール及 び軸受フランジが異なった温度を有している場合でも、軸受フランジと固定ロー ルとを互いに結合若しくは互いに分離させることを可能ならしめるようにするこ とである。

この課題は、前述の装置において請求項１の特徴によって解決された。

本発明の有利な実施例は請求項２〜８に記載されている。

本発明によれば、固定ロールの軸受フランジに所属して受容ブツシュが設けられ ており、この受容ブツシュは円すい形の内孔を有している。受容ブツシュはその 円すい形の内孔内に突入する対応円すい部材としての拡開部材上に座着している 。受容ブツシュを取り囲む締め付はリングが受容ブツシュを半径方向でばね作用 をもって拡開部材の対応円すい面に押し付ける。更に、受容ブツシュ自体は外側 に、固定ロールの内面に接触する接触面を有しており、その場合はね部材が受容 ブツシュを軸方向で固定ロールのストッパに押し付ける。これによって軸受フラ ンジの有効受容直径が調整され、この有効受容直径は固定ロールの内径よりも小 さい。したがって固定ロールを軸受フランジに容易に差しはめることができる。

軸受フランジを軸方向で緊定することによって、受容ブツシュが対応円すい部材 を介して拡開せしめられ、固定ロールと軸受フランジとの間の締め付は結合が生 ぜしめられる。

固定ロールを交換するためには、操作側に配置されている取り外し可能な軸受フ ランジの固定ねじが外され、これによって軸方向に緊定されていた固定系が緩め られる。受容ブツシュはばね及び締め付はリングによって直径を減少せしめられ 、これによって固定ロールが取り外し可能な軸受フランジを介して問題なく装置 から取り出される。

これによって、冷却時間なしに固定ロールを交換することができる。したがって 固定ロールの交換のための時間経費が著しく減少し、装置の保守が容易になり、 休止時間が短縮される。

以下においては図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。

図１は軸受フランジを取り付けられた固定ロールの概略的断面図である。

図２は固定ロールのための公知の受容装置を概略的に示した図である。

図２に示したＷＯ９１１０９３５１号明細書によって公知の電子写真式印刷装置 の固定ステーションは固定ロール若しくは加熱ロール１１を有しており、この加 熱ロールは印刷装置のフレーム１０に支承されており、更にこの固定ステーショ ンは図示していない圧着ロールを有している。加熱ロール１１はテフロン１２で 覆われたアルミニウム管１３から成り、このアルミニウム管は両端部が開いてい る。加熱ロール１１は固定ステーションのフレーム１０内で、それも一方の側で 中央の保持兼案内開口１５を有する軸受フランジ１４を介して支承されており、 かつ他方の側で軸受部材１６を介して支承されており、この軸受部材は、ベルト 車１８の形の概略的に示した駆動装置１７と連結されている。軸受フランジ１４ には軸受１９／１があり、この軸受はセンタ合わせ部材２０をもって、加熱ロー ル１１のアルミニウム管１３内に係合している。

固定ステーションの駆動側の軸受１９／２を有する他方の軸受部材１６はやはり センタ合わせ部材２１を有しており、このセンタ合わせ部材は加熱ロール１１の アルミニウム管１３の他方の側内に係合している。加熱ロール１１を確実に軸受 し得るようにするために。

軸受部材１６に皿ばね２２が配置されており、この皿ばねは円板２２／１を介し て加熱ロールに作用して。

軸受フランジ１４のセンタ合わせ部材２ｏに押し付けている。この皿ばねは軸方 向の熱膨張を補償するものである。この場合加熱ロール１１のアルミニウム管は センタ合わせ部材２１上を滑動し１円板２２／１はねじ２１／１を介してセンタ 合わせ部材２１と結合されている。軸受部材１６に設けられている連行キー２３ は加熱ロール１１のアルミニウム管１３の切り欠き部内に係合し、これによって 確実な駆動結合を生ぜしめている。軸受フランジ１４はちょうねじ２４を介して 固定ステーションのフレーム１０に取り外し可能に結合されている。ちょうねじ ２５を介して固定されている保持つめ２６は加熱ロール１１を軸受フランジ１４ に固定するものである。保持つめ２６はこのために付加部２７を有しており、こ の付加部は加熱ロールの溝２８内に係合しているが、取り付けられた状態では。

付加部２７は溝２８と接触しておらず、加熱ロール１１は半径方向に自由に動く ことができる。保持っめ２６は固定ロール１１の交換の際に固定機能を果すもの である。

固定ロールを交換するためには、ちょうねじ２４が外され、固定ロール１１が保 持つめ２６によって固定された状態で軸受フランジ１４と一緒に、軸受フランジ １４に固定されているグリップ２９によって、固定ステーションのフレーム１０ から引き出され、交換される。

固定ロール１１の外周面が損傷しないようにするために、ちょうねじ２４がねじ 込まれる保持リング２４／１は内面をフェルト２４／２で覆われている。

固定ロール１１内には複数の０例えば上下に配置された２つのハロゲン放射器か ら成る放射器３０がある。この放射器はやはり交換可能に構成されている。

この公知の装置において、軸受フランジ１４によって高温状態の加熱ロール１１ を交換する場合、軸受フランジ１４の熱膨張によって、軸受フランジ１４をその センタ合わせ部材２０をもって、直ちに新しい固定ロールに取り付けることがで きないという問題が生じる。冷却時間を待たなければならない。固定ロールを固 定ステーション内に押し込んで、センタ合わせ部材２１に差しはめる場合も、同 じことである。

冷却時間なしに高温状態の固定ロールを交換することは１図１に示した装置によ って９問題なく行うことが可能である。

図１及び図２の同じ機能の部材には同一の符号が付けられている。

操作側の軸受フランジ１４も、フレームに固定された軸受フランジ１６（軸受部 材）も１円すい形の拡開部材３１を有している。拡開部材３１は受容ブツシュ３ ２によって取り囲まれており、この受容ブツシュはばね作用を有するように構成 されていて、内側の対応円すい面３３と外側の接触面３４とを有している。受容 ブツシュは青銅から成っていて、対応円すい面にプラスチック例えばテフロンか ら成る耐熱性の滑り層を有している。受容ブツシュ３２のばね作用を生ぜしめる ために、受容ブツシュ３２は締め付はリング３５にっよって取り囲まれている。

図示の実施例では、拡開部材３１及び受容ブツシュ３２は軸受フランジ１４若し くは１６に所属している。しかしながら、受容ブツシュ３２を固定ロール１１に 所属させ、拡開部材３１を軸受フランジに所属させることも可能である。

受容ブツシュ３２及び拡開部材３１は、取り外し可能な軸受フランジ１４におい ては保持部材３６上に回転可能に支承されている。保持部材３６自体は軸受フラ ンジ１４の案内３７上で軸方向に移動可能に案内されている。保持部材３６と軸 受フランジ１４との間にはばね部材３８が配置されており、このばね部材は固定 ロールの軸方向膨張を補償するのに役立つ。これは図２の皿ばね２２の機能に相 当する。受容ブツシュ３２及び拡開部材３１を回転可能に支承するために、軸受 １９／１が設けられている。この場合軸受１９／１は固定ねじ３９によって固定 されている。この軸受は、拡開部材３１と固定円板４０とによって形成されてい る保持器内にある。固定円板４０と拡開部材３１とは固定ねじ４１を介して互い に結合されている。更に保持部材３６には、軸受の磨滅ダスト及び流出潤滑剤を 捕集するための受容容器４２が形成されている。

受容ブツシュ３２は拡開部材３１上で軸方向に移動可能であり、この場合拡開部 材３１に形成されている固定突起４３が受容ブツシュ３２を拡開部材３１に固定 している。受容ブツシュ３２と拡開部材３１との間には例えば波形ばねの形の圧 縮ばね部材４４が配置されており、この圧縮ばね部材は固定ロールが図１に示し た取り付は状態にある場合、受容ブツシュ３２をストッパ４５によって固定ロー ル１１のストツノく面４６（縁）に押し付けている。圧縮ばね部材４４は、軸受 フランジ１４をフレーム１０にねじ固定して拡開部材３１を受容ブツシュ３２内 に突入させることによって締め付は結合を生せしめる際に、圧縮される。軸受フ ランジをねじ外して、締め付は結合を解離する場合に圧縮ばね部材４４は受容ブ ツシュ３２を拡開部材３１上で軸方向に移動させる。これによって、固定ロール を受容する受容半径が減少する。換言すれば、受容ブツシュによって形成されて いる固定ロール受容直径が約１ｍｍだけ固定ロールの内径よりも小さくなる。こ れによって、すべての熱条件の°もとで、軸受フランジを固定ロール内に容易に 導入すること及び軸受フランジを固定ロールから解離することが可能になる。

図１に示した作業状態においては、固定ロール１１は軸受フランジ１４及び１６ を介してフレーム１０内で軸方向に緊定されて固定されている。この状態では拡 開部材３１は受容ブツシュ３２を固定ロール１１の内面に押し付けており、軸受 フランジ１４及び１６と固定ロールとの間の回転締め付は結合を生ぜしめている 。

固定ロール１１を交換するためには１図２の公知の装置の場合と同じように、操 作側の軸受フランジ１４をちょうねじ２４によってフレーム１０から外す。これ によって固定系が軸方向に緩み、受容ブツシュ３２を介して前述のようにして固 定ロールのための軸受フランジ１４及び１６の受容半径が減少する。今や固定ロ ール１１は軸受フランジ１４と一緒に、保持つめ２６によって固定されて、軸受 フランジ１４に固定されているグリップ２９によって固定ステーションのフレー ム１０から引き出すことができる。ちょうねじ２５を外した後に、軸受フランジ １４を固定ロールから外すことができる。次いで軸受フランジ１４が新しい低温 の固定ロール内に挿入され、保持つめ２６によって固定される。新しい低温の固 定ロールは次いで軸受フランジ１４に固定されているグリップ２９によって固定 ステーション内に導入され、フレームに固定されている軸受フランジ１６に取り 付けられる。フレーム１０内に残っている軸受フランジ１６はまだ高温ではある が、軸受フランジ１６内での受容ブツシュ３２の移動によって固定ロールよりも 小さな受容半径を有しており、したがって固定ロールを簡単に受容することがで きる。ちょうねじ２４をねじ締めることによって。

固定ロールは軸受フランジ１４と１６との間で軸方向に緊定され、軸受フランジ と固定ロールとの間の必要な締め付は結合を生せしめる。

国際調査報告 １゜−ＰＣＴ／ＤＥ　９３１００２２２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電子写真式印刷装置又は複写装置の固定ステーションの軸受フランジ（１４ ・１６）に固定ロール（１１）を取り外し可能に固定する装置であって，軸受フ ランジ（１４・１６）に所属する円すい形の拡開部材（３１）と，ばね弾性的に 構成された受容ブッシュ（３２）とを備え，この受容ブッシュは拡開部材（３１ ）をコレット状につかむ内側の対応円すい面（３３）と固定ロール（１１）の内 面に接触する外側の接触面（３４）とを有しており，固定ロール（１１）を軸受 フランジ（１４・１６）に固定するために拡開部材（３１）が受容ブッシュ（３ ２）を拡閉して，固定ロールの内面に押し付けるようにした装置。 ２．受容ブッシュ（３２）に作用する圧縮ばね部材（４４）が次のように，すな わち受容ブッシュ（３２）内に拡開部材（３１）を突入させることによって締め 付け結合を生ぜしめる際に，圧縮ばね部材（４４）が圧縮され，締め付け結合が 解離されると圧縮ばね部材（４４）が受容ブッシュ（３２）と拡開部材（３１） とを互いに相対的に移動させ，これによって固定ロール（１１）の内径よりも小 さい固定ロール受容直径が形成されるように，配置されていることを特徴とする ，請求項１記載の装置。 ３．受容ブッシュ（３２）がストッパ（４５）を介して固定ロールのストッパ面 （４６）に支えられていることを特徴とする，請求項２記載の装置。 ４．拡開部材（３１）及び受容ブッシュ（３２）が軸受フランジ（１４・１６） に所属していることを特徴とする，請求項１から３までのいずれか１項に記載の 装置。 ５．受容ブッシュ（３２）が締め付けリング（３５）によって取り囲まれている ことを特徴とする，請求項１から４までのいずれか１項に記載の装置。 ６．固定ロール（１１）が固定ステーション内で，固定ロール（１１）の両側に 係合する軸受フランジ（１４・１６）を介して軸方向に緊定されて固定されてお り，第１の軸受フランジ（１６）はフレームに固定されており，第２の軸受フラ ンジ（１４）は取り外し可能に配置されていて．保持部材（２６）を有しており ，この保持部材は次のように，すなわち第２の軸受フランジ（１４）が取り外さ れた後に保持部材（２６）が固定ロール（１１）に係合し固定ロール（１１）を 第２の軸受フランジ（１４）を介して固定ステーションから引き出すことができ るように，構成されていることを特徴とする，請求項１から５までのいずれか１ 項に記載の装置。 ７．受容ブッシュ（３２）及び拡開部材（３１）が保持部（３６）上に回転可能 に支承されており，この保持部自体は軸受フランジ（１４）の案内（３７）上で 軸方向に移動可能に案内されており，保持部（３６）と軸受フランジ（１４）と の間に，固定ロール（１１）の軸方向熱膨張を補償するためのばね部材（３８） が配置されていることを特徴とする，請求項６記載の装置。 ８．受容ブッシュ（３２）が少なくともその内側の対応円すい面（３３）上に， 滑り性質のある層を有していることを特徴とする，請求項１から７までのいずれ か１項に記載の装置。