JPH07504820A - 複数ウイルス耐性を示すトランスジェニック植物およびその生産方法 - Google Patents

複数ウイルス耐性を示すトランスジェニック植物およびその生産方法

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JPH07504820A
JPH07504820A JP5516191A JP51619193A JPH07504820A JP H07504820 A JPH07504820 A JP H07504820A JP 5516191 A JP5516191 A JP 5516191A JP 51619193 A JP51619193 A JP 51619193A JP H07504820 A JPH07504820 A JP H07504820A
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    • C12N15/8283Phenotypically and genetically modified plants via recombinant DNA technology with agronomic (input) traits, e.g. crop yield for stress resistance, e.g. heavy metal resistance for biotic stress resistance, pathogen resistance, disease resistance for virus resistance

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数ウィルス耐性を示すトランスジェニック植物およびその生産方法本発明は、 2.5Aシンテターゼ活性を有する少な(とも1つのポリペプチドをコードする 遺伝子工学により作成したDNA配列を含有する、複数ウィルス耐性を示すトラ ンスジェニック植物に関する。さらに、本発明は、該トランスジェニック植物の 生産方法および遺伝子工学により作成した該DNA配列の使用に関する。
ウィルス耐性植物を作成するいくつかの方法が、技術水準において記載されてい る。トランスジェニック植物において各植物ウィルスのコート蛋白を発現させる ことによる、多数の植物ウィルスに対する遺伝子工学により作成した耐性が報告 されている(ビーチイ(Beachy)ら、アヌ・レブ・フィトパソル(Ann u、 Rev。
Phytopathol、 )、28 (1990)、451−474)。
また、トランスジェニック植物において特異的ウィルス・アンチセンスRNAを 発現させることによる、いくつかの植物ウィルスに対する実質的ウィルス耐性が 示されている(クオッッt (Cuozzo)ら、バイオ/テクノロジー(Bi o/Technology)6 (1988) 、549−557 ;ヘーメン ウエイ(Hemenway)ら、EMBOJ、7(1988L 1273−12 80)。該ウィルス・アンチセンスRNAは、特異的なウィルスDNAもしくは RNA配列にノゾブリダイズし、かくして、さらに当該ウィルスの増殖に重要な 反応をブロックするか、あるいは当該ウィルスRNAに対するハイブリダイゼー ションに際してウィルスRNAの特異的切断を起こすリボザイム活性によって、 その機能を呈する。ウィルス耐性トランスジェニック植物を作成する前記方法の 主要な欠点は、該トランスジェニック植物がただひとつのウィルスまたは特定群 のウィルスに対して耐性であるにすぎないということである。
2.5Aオリゴアデニル酸経路は、哺乳動物細胞においてインターフェロンによ って誘導される抗ウイルス反応系の一部である(レンゲウェル(Lengyel )ら、アヌ・レブ・バイオケム(Annu、 Rev、 Biochem、)、 51 (1982) 、251−282)。該2.5A経路の少なくともいくつ かの構成成分が、鳥類、爬虫類および両生類、昆虫、酵母およびバクテリアのご とく哺乳動物以外の生物で検出されている(シュタルク(Stark)ら、ネイ チ+ −(Nature)278 (1979)、471−473;カイレイ( Cayley)ら、バイオケミカル・アンド・バイオフィンカル・リサーチ・コ ミューニケー/ヨンズ(Biochem、 Biophys、 Res、 Co on、)108 (1982)、1243−1250+o−レンス(Laure nce)ら、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイ エンシズ(Proc。
Natl、^cad、 Sci、)USA、81 (1984)、2322−2 326)。
植物においては、その産生がウィルス感染によって刺激される抗ウイルス因子( AVF)が不完全ながら精製され、その遺伝子はヒト・β−インターフェロンに 相同であるらしい(セラ(Sela)ら、ウィルスに対する植物の耐性(Pla ntresistance to Viruses) :チバ(Ciba)ソン ボンウムNo、133 (1987)、109−119)。タバコモザイクウィ ルス(TMV)が感染したタバコ・プロトプラストをヒト・インターフェロンで 処理すると、TMV−複製が抑制される(セラ(Sela)、メソッズ・インー エンサイモロノー(ilethods in Enzymology)、119  (1986) 、744−752)。さらに、2.5Aはタバコ植物において TMF複製を抑制し得ることが示されている(デバシュ(Devash)ら、ジ ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、 Biol、 Chem 、)、259(1984) 、3482−3486)。また、ヒト・2.5Aン ンテターゼに相同なりNA配列もタバコのゲノミックDNAで見い出されている (セラ(Sela)(1987)、前掲)。
しかしながら、哺乳動物における2、5Aオリゴアデニル酸経路の一部である2 、5A依存性RNアーゼは、技術水準において、植物ではいまだ報告されていな い。これから、2.5Aは2,5A依存性エンドヌクレアーゼを介して植物にお いてウィルス感染を抑制しないと結論される(デバンユ(Devash)、バイ オケミストリー(Biochemistry)24 (1985) 、593  599)。
さらに、トランスジェニック植物で産生されたインターフェロンはウィルス増殖 を抑制しないことが報告されている(ドウ・セオテン(De Zeoten)ら 、パイロロジー(Virology)172 (1989) 、213−222 )。
要約すると、先行技術は、該2.5Aオリゴアデニル酸経路が、複数ウィルス耐 性を示すトランスジェニック植物を構築するための基礎として使用できるという 結論を許容していない。
かくして、本発明の技術上の問題点は、該2.5Aオリゴアデニル酸経路の一部 を用いて、複数ウィルス耐性を示すトランスジェニック植物を提供することであ る。
前記技術上の問題点に対する解決は、請求の範囲でその特徴が述べられる具体例 を提供することによって達成される。
本発明の1の目的は、2,5Aンンテターゼ活性を有する少な(とも1つのポリ ペプチドをコードする遺伝子工学により作成されたDNA配列を含有し、ここに 、該ポリペプチドは、発現に際し、ウィルスRNAの分解を引き起こすエンドヌ クレアーゼを活性化できるという複数ウィルス耐性を示すトランスジェニック植 物に関する。
「複数ウィルス耐性」なる語は、ポテックスー、カーラーおよびトバモウィルス のごとき種々のウィルス群に対して実質的に耐性であるトランスジェニック植物 をいう。
「遺伝子工学により作成されたDNA配列」なる語は、組換えDNA法のごとき 遺伝子工学法によって操作されたDNA配列をいう。
「2.5シンテターゼ活性を有するポリペプチド」なる語は、2′、5−ホスホ ジエステル結合によって結合されたアデニレートのトリマーであって、その5゜ −末端が脱リン酸化された2、5A3のごとき、3gまたはそれを超えるアデノ メン残基をもつ5′ −説リン酸化もしくはリン酸化された2、5−オリゴヌク レオチドを酵素的に合成できるいずれのポリペプチドをもいう。
「ウィルスRNAの分解を引き起こすエンドヌクレアーゼ」とは、酵素的切断に よってウィルスRNAを分解できる同種または異種エンドヌクレアーゼをいう。
該エンドヌクレアーゼは、2,5Aンンテターゼ活性を有するポリペプチドによ って合成された2、5Aによって活性化される。
本発明の好ましい具体例において、該DNA配列または該DNA配列の少な(と も一部は該トランスジェニック植物に対して同種または異種である。
本発明のさらなる具体例において、該DNA配列はキメラDNA配列である。
本発明のさらなる好ましい具体例において、該DNA配列は、さらに、少なくと も1つの選択可能マーカーおよび/または該エンドヌクレアーゼのごとき少な( とも1つのさらなるポリペプチドをコードする。
本発明の好ましい具体例において、該ポリペプチドをコードするDNA配列は、 哺乳動物遺伝子、植物遺伝子または微生物遺伝子に由来するものであるが、ある いは合成遺伝子である。
本発明の特に好ましい具体例において、該ポリペプチドをコードするDNA配列 は、ラット・2.5Aシンテターゼ遺伝子である(第1図参照)。
本発明の好ましい具体例において、該エンドヌクレアーゼは植物RNアーゼしで ある。
該ポリペプチドの発現は、植物で機能し、該ポリペプチドの発現を誘導および/ または増大できる誘導性または構成的プロモーターの制御下にある。かがるプロ モーターの例は、カリフラワーモザイクウィルスの35Sプロモーター、コメ・ アクチンプロモーター、異なる種からのrbc Sプロモーター、アブロバフタ −(Agrobacter) T R2’ プロモーター、ファゼオリン遺伝子 プロモーターまたはNOSプロモーターである。本発明の好ましい具体例におい て、2.5A合成ポリペプチドの発現は、カリフラワーモザイクウィルスの35 Sプロモーターの制御下にある。
トランスジェニック植物は単子葉植物または双子葉植物である。本発明の好まし い具体例において、該植物はタバコ、コメ、小麦、大麦、トウモロコシ、トマト 、キュウリ、大豆、サツマイモ、ブドウ、ナタネ、テンサイ、綿、茶、ヒマワリ 、イチゴ、バラ、サクランボ、トウガラシまたはジャガイモである。
本発明のさらなる目的は、複数ウィルス耐性を示すトランスジェニック植物に由 来する増殖材を提供することにある。「増殖材」なる語は、根、茎、葉、カルス 、プロトプラスト懸濁培養および種子のごとき完全な植物体または分化もしくは 未分化植物組織をいう。
本発明のさらなる目的は、2,5Aシンテターゼ活性を有する少なくとも1つの ポリペプチドをコードする遺伝子工学により作成されたDNA配列を適当な植物 体の遺伝物質に導入することよりなる、複数ウィルス耐性を示すトランスジェニ ック植物の生産方法を提供することにある。
「遺伝物質」なる語は、植物細胞の核ゲノム、植物細胞のオルガネラのゲノムま たは染色体外形態をいう。
「導入する」なる語は、該遺伝子工学により作成された該DNA配列を、植物細 胞の該遺伝物質に導入できる方法をいう。該方法の好ましい例は、アグロバクテ リウム媒介移入、植物ウィルス媒介移入、マイクロインジェクション、マイクロ ブロンエフタイル衝撃(microprojectile bombardme nt)、エレクトロポレーション、PEG−媒介形質転換およびウィルスをベー スとする安定なベクターでの植物プロトプラストの形質転換である。
本発明の好ましい具体例において、該DNA配列は、該トランスジェニック植物 においてその発現を可能とするプロモーターの制御下にあるベクターに含有され ている。
本発明の特に好ましい具体例において、該ベクターは、ブダペスト条約の要件ニ 従い、DSM6815の受託番号の下で、「トイチェ・ザムルング・フィール・ ミクロオルガニスメン(DSM)Jに寄託されているpHTT2−5A+である 。
本発明のさらなる好ましい具体例において、該導入は、アグロバクテリウム系を 用い、トランスフェクションによって行う。
本発明のさらなる目的は、2,5Aンンテターゼ活性を有する少なくとも1つの ポリペプチドをコードする遺伝子工学により作成されたDNA配列の、複数ウィ ルス耐性を示すトランスジェニック植物の生産のための使用である。
111D +プラスミドpHTT2−5A+の構築。ラット・2.5Aシンテタ ーゼ遺伝子cDNAを含有するEcoRI断片をプラスミドpSK2−5A’か ら切り出し、粘着末端を満たし、得られた断片をBamHIリンカ−を用いてベ クターpHTT202のBamH]部位に結んだ。この結果、CaMV35Sプ ロモーターの制御下にあるラット・2,5Aシンテターゼ遺伝子を含有するベク ターpHTT2−5A+が得られる。
*21D:2,5Aンンテターゼ遺伝子で形質転換したトランスジェニック・タ バコ植物からの全RNAのノーザンプロット分析。レーン当たり合計10μgR NAを[0−p]標識2.5AシンテターゼcDNAでプローブした。レーン1 −5は、トランスジェニックタバコ系であり、レーン6はラット・2,5Aシン テターゼcDNAである。
j*3[i> :小麦胚芽エキスにおけるTMV RNAのin vitro翻 訳に対する1gM2.5Aトリマー(A)およびテトラマー(B)の異なってリ ン酸化された形態の影響。TMV−RNA O,8ggをin vitroで翻 訳し、試料5μmから得られた[”S]標識蛋白をガラス繊維フィルター上に沈 澱させ、次いで、取り込まれた放射能を測定した。・−2,5A 無し、0−p ppA−1■−ppA、、ロー pA、、△−A5、ム一 RNA無し。
!1星:小麦胚芽エキスにおけるTMV RNA分解速度に対する異なる2゜5 A)リマーの影響。1gM2.5Aトリマーを含有する小麦胚芽エキスの試料か らTMV−RNAを単離し、ノーザンプロットに付し、 [”Pl標識TMV− cDNAとでハイブリダイズさせた。RNAの量をレーザーデンントメーターに よってオートラジオグラフィーから評価した:肩−2,5A無し、0−pppA 3、・−A、。
!互奥:植物細胞エキス蛋白への2.5Aの結合。[32P]標識2,5Aを、 Na1O<−酸化法によって、細胞抽出物の蛋白に共有結合架橋させ、12%5 DS−PAAGit気泳動で分離した。レーン1は(サムプルツク(Sambr ook)らの「モレキュラー・クローニングニア・ラボラトリ−・マニュアル( MolecularCloning:^Laboratory Manual) J 、コールド・スプリング+ハーバ−・ラボラトリ−・プレス(Cold S pring Harbor Laboratory Press) (1989 )に従って調製した)ウサギ・網状赤血球溶解物であり、レーン2は未標識2゜ 5Aを有するマウスL−細胞抽出物であり、レーン3はマウスL−細胞抽出物で あり、レーン4はウサギ・網状赤血球溶解物(アメルスハム(^mershaa +))であり、レーン5はジャガイモ葉抽出物であって、レーン6は未標識2. 5Aを有するジャガイモ葉抽出物である。
第6図:タバコ・プロトプラストにおける蛋白合成に対する2、5Aトリマー「 コア」の影響。[+40]標識蛋白加水分解物をタバコ・プロトプラスト培養に 添加し、細胞の合計放射能を測定した二・−2,5A無し、O−1μM A、。
第7図:2.5Aシンテターゼ遺伝子を含有するトランスジェニック・り/くコ 植物におけるPVXの増殖。完全植物体を10μg/ml PVXで感染さ上葉 試料を、21XD2抗体および21XD2ユ一ロピウム複合体を用いてTRFI Aによって分析した。ウィルス濃度は1秒当たりのEu蛍光の計数によって測定 した:・−SRI対照、O−4N1、ロー 4N5、+−4N11、植物におけ るPVSの増殖。完全な植物体を10μg/ml PVSで感染させ、葉試料を 、54A4抗体および54A4ホ一スラデイツンユペルオキシダーゼ複合体を用 いてエライヤ法によって分析する。ウィルス濃度は450nmにおける発色反応 の光学密度によって測定した:o−SRI対照、ロー 「センス」方向に2.5 Aシンテターゼ遺伝子を有するトランスジェニック植物、−一エライザ法バック グラウンド。
第9図:2.5Aノンテターゼ遺伝子を含有するトランスジェニック植物の葉デ ィスクにおけるPvxの増殖。葉を10μg/ml PVXで感染させ、8mm 直径のディスクをパンチにて得て、滅菌水中に保った。該ディスクをPVxを感 染させた完全な植物体として分析した(第7図参照) ・−SRI対照、O−4 N10、十−4N12゜ 第10図:2.5Aジンテターセ遺伝子を含有するフィールドで成長させたトラ ンスジェニック・ジャガイモ植物におけるウィルス濃度(PVX)。完全な植物 体を、PVX感染タバコ植物体から収集した樹液流動体で感染させた。葉試料を 、PVXについての免疫診断キット(ベーリンガー・マン/ % イム(Boe hringerMannheim))を用い、エライヤ法によって分析する。4 05nmにおける発色反応の光学密度によってウィルス濃度を測定した。対照= 対照クロー゛/、R101、R102、R104、R106、R107、R2− トランスジェニック・クロー以下の実施例は本発明を説明する。適用される分子 生物学的方法のさらなる説明は、サムプルツク(Sambrook)らの「モレ キュラー・クローニングニア・ラボラトリ−・マニュアル(Molecular  Cloning:A Laboratory Manual)J 、前掲、に 見い出される。
マウス・2,5AンンテターゼcDNAをプローブとして用い、アメルスハム( ^mersham)プロトコルに準じ、ラット・2.5AンンテターゼcDNA をベクターλgtlO中のラット海馬cDNAライブラリーから単離した。pB 1uescriptSK+ (ストラタジーン(Stratagene))発現 ベクターのEcoR1部位にcDNAをサブクローンした。得られたプラスミド をpSK2−5Aと命名した。
タバコ植物の形質転換については、ラット・2.5AシンテターゼcDNAを植 物発現ベクターpHTT202にサブクローンした。cDNAをEcoRIによ ってpSK2−5Aから切り出し、粘着末端を満たし、該cDNAを、合成りa mHIリンカ−を用いて、BamHIて直線化したpHTT202にクローンし た(第1図)。得られたプラスミドpHTT2−5A+を用いてアグロバクテリ ウム細胞を形質転換した。
B プラスミドpHTT2−5A+でのアグロバクテリウムの形質転換プラスミ ドpHTT202は多くをプラスミドpBR322配列をベースとするものであ る。pBR322をベースとするクローニングベクターは、通常、宿主細胞から もう1つのバクテリウムへ移動しないが、「移動化のベース」となるbom部位 を含有する。ヘルパープラスミドのmob遺伝子によってコードされる「ヘルパ ー」機能が与えられると、該pBR322をベースとするクローニングベクター もまた移動可能となる。この目的には、ファン・ノ1ウテ(Van Haute )ら、EMBOJ、、2 (1983)、411−417)によって記載されて いる系に基づ(二親性交配(biparental mating)を用いる。
プラスミドpHTT2−5A+ (amp’、spc/s t r”)を含有す るイー・コリ(E、Co11)を、必要なtra機能のためのIa−型プラスミ ドR64drd11Det’、str’)、およびpBRをベースとするmob  bom”プラスミドの伝達を補足するin transのmob機能を提供す る第2のヘルパープラスミドpGJ28(kan’、neO1+)を含有するイ ー・コリ・ヘルパー株GJ23とでL−プレート上で接合させた。
ヘルパープラスミドを持つ細胞を、アンピンリン、テトラサイクリンおよびカナ マイシンを含有するし一プレート上で選択した。これらの細胞を、Ti−プラス ミドpGV2260 (r i f”、cbR)を含有するアグロバクテリウム ・チュメファノエンス(Agrobacterium tumefaciens )株C58C1と共にL−グロス中で共培養したが、ここに、植物細胞において 腫瘍化の原因となる遺伝子はpBR322配列によってすでに置き換えられてい る。複合化アグロバクテリウム(^grobacteriuu)細胞を、リファ ンピノン、スペクチノマインンおよびストレプトマイシンを含有するプレート上 で選択した。pBR322をベースとするベクターは、アグロバクテリウムで複 製できず、pGV2260およびpHTT202のpBR322−配列の間での 組換えが統合化分子の形成を導いたアゲロバクチリアのみが選択的プレートで増 殖できる。組換えプラスミドのT−DNAが2.5Aンンテターゼ遺伝子を含有 することを確認するために、得られたアゲロバクチリアの全DNAを単離しくデ ーゼ(Dhaese)ら、ヌクレイツク・アシズ・リサーチズ(Nucl ^c ids、 Res、)、7、(1979)、1837−1849)、サザーンブ ロツティング法によって分析した。
実施例2 2.5−Aンンテターゼ遺伝子によるタバコ植物の形質転換トランスジェニック ・ニコチアナ・タバカム(Nicotiana taα+cum) S R1植 物はアグロバクテリウム(Agrobacterium)を介する移入により得 られた(ツアムブリスキー(Zambryski)、アニュ・レブ・ゼ不ソト( ^nnu、 Rev、 Genet、 )、第22巻、(1988年)、第1頁 〜第30頁)。この方法はアグロバクテリウムが傷ついた植物細胞に接触した際 にそのTビブラスミトのセグメントを植物ゲノム中に安定に移入する現象に基づ いている。”T−DNA”と呼ばれるこのセグメントはその保存された境界配列 により範囲が定まる。境界配列間の遺伝情報はT−DNAの移入の効率に影響す ることなく置換することができる。
タバコ植物の2.5−Aシンテターセ遺伝子による形質転換は、ホルシュ(Ha rsh)らの、サイエンス(Science)、第227巻、(1985年)、 第1229頁〜第1231頁に準じて行った。MS/2培地上仏ラシゲとスクー グ(Murashige and Skoog) 、フイズ・プラント(Phy s、 Plant) 、第18巻・(1962年)、第473頁〜第497頁) で無菌状態、24℃において16時間−の明期て成育した植物から得られたエヌ 、タバカムSRIの葉を、R3−400mMショ糖培地(ナノ−とマリガ、ゼッ ト(Nagy and Maliga、Z)、フランツエンフインオロギー(P flanzenphyziol、 ) 、第78巻、(1976年)、第453 頁〜第455頁)中上王道に置き、全ての角が切られるように0.5ないし1c m2の断片に切った。M9最小培地(サムプルツク(Sambrook)らのご モレキュラー・クローニング、ア・ラボラトリ−’? ニュアル”(”Mo1e cular Cloning、 A LaboratoryManual”、前 掲))上に増殖させたコインテグレート(cointegrate)T−DNA を持つアグロバクテリウムをに3−400mMショ糖培地に添加し、皿を3日間 植物に対するのと同じ条件においた。葉の円盤(ディスク)を洗浄し、アグロバ クテリウムを殺すためにクラホランを、また葉の円盤からの新芽を誘導するため にベンジルアミノプリン(BAP)を、そしてpGV2260中のT−DNA中 でコインテグレートされるプラスミドpHTT2−5A+断片もまたトランスジ ェニック細胞にカナマイシン耐性を付与するnos−npt2遺伝子を含むので 、形質転換した細胞を選択するためにカナマイシンを含む固体LS培地(リンス 、イア−とスクーグ(Linsmaier and Skoog) 、フィズ・ プラント(PhysPlant、 )、(1965年)、第100頁〜第127 頁)に上下逆さまにして移した。
新芽が見られた後、これを切りBAPを含まない同様の培地に根付かせた。十分 に根付いた植物を前述した条件下でMS/2培地上に放置した。
植物が本当に形質転換体であることを確かめるために、葉組織からの全DNAお よびR,NAを、各々、デラボルタ(Dellaporta)らの、プラント・ モレキュラー・バイオロジー・リポータ−(Plant Mol、 Biol、  Rep、 )、第1巻、(1983年)、第19頁〜第21頁およびバーボー ド(Vervoerd)らの、ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ(Nucl、 ^cids Res、 )、第17巻、(1989年)、第2362頁に準じて 単離した。サザーンおよびノーザンブロッティング分析を、[32p]でラベル した2、5−AシンテターゼcDNAをプローブとして用い、アマジャム(Am ersham)のプロトコルに準じて行った(第2図)。
コムギ胚芽抽出物(WGE)中でのタバコ・モザイクウィルス(TMV)インビ トロ翻訳による異なる2、5オリゴアデニル酸形の影響の研究により、2,5A のリン酸化されていないトリーおよびテトラマーはWGE中でのタバコ・モザイ クウィルスRNA翻訳を効率的に阻害し得ることが示される(第3図)。2.5 Aの存在および不存在下でのインビトロ翻訳中のタバコ・モザイクウィルスRN Aの分解速度は、トーク(Toots)ら、モレキュラー・バイオロジー(ニー ニスニスアール・イン・イングリッシュ・トランスレーション(Mo1. Bi ol、 (USSRin EnglishTranslation))、第22 巻、(1988年)、第1473頁〜第1481頁に述べられているように翻訳 混合物から試料を採取し、RNAを単離することにより分析した。アガロース/ ホルムアミドゲル中での電気泳動およびノーザンブロツティングの後、試料中の RNAの濃度を、レーザーデンシトメーターを用い[32p]でラベルしたフィ ルターのオートラノオグラムをスキャンすることにより推定した。
2.5Aトリマー°コア“の添加によりタバコ・モザイクウィルスRNAの急速 な分解が引き起こされた一方で、タバコ・モザイクウィルスRNAの分解速度は 三リン酸化2,5Aの存在下および非存在下における対照実験におけるそれより も大変低かった(第4図)。結論として、植物無細胞抽出液中でのインビトロ翻 訳に対する2、5A”コア“の阻害効果は基質RNAの急速な分解により引き起 こされる。
植物抽出物中における2、5A結合タンパクを同定するために、ナイト(Kni ght)らによる、メソッズ・インーxンサイモロジー(Methods in  Enzymology)、第79巻、(1981年)、第216頁〜第227 頁に述べられているように2,5Aを[32P]pCpに連結した。[32p] でラベルした2、5Aはレシュナー(lreschner)らによる、ヨーロピ アン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Eur、 J、 Bioche m、 )、第124巻、(1982年)、第261頁〜第268頁に準じてNa IO4酸化法によりジャガイモ細胞抽出物のタンパクと共有的に架橋させた。結 合の特異性はラベルされていない2.5Aを反応混合物に過剰に添加した状態で の競合アッセイにおいて制御した。反応混合物を12%5DS−ポリアクリルア ミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により分離した。
ラベルした2、5Aに特異的に結合したジャガイモ抽出物中で70kDのタンパ クが同定された(第5図)。結合の特異性は、ジャガイモ抽出物中でラベルされ ていない2.5Aが完全に[32P]2゜5Aで置換された状態での競合アッセ イに示された(第5図)。
コムギ胚芽抽出物中でのインビトロ翻訳の2,5Aで誘導される阻害はタバコ・ モザイクウィルスRNAの急速な分解により引き起こされるので、植物抽出物か らの70kD2.5A−結合タンパクは2,5Aで活性化される植物のエンドリ ボヌクレアーゼである。
エヌ タバカムSRIプロトプラスト中でのタンパク合成に対する2、5Aの影 響もまた試験された。プロトプラストは無菌条件下で生長した植物の葉のメソフ ィルから、ホンカネン(Bonkanen)らの、”熱帯穀物改良におけるバイ オテクノロジー−国際バイオテクノロジーワークンヨツブにおける進歩“(”B iotechnologyin tropical crop improve ment:proceedings of the internationa lbiotechnology workshop”)、(1988年)に準じ て得られ、K3−400mMシタ糖培地に維持された。[+4(:]でラベルし たアミノ酸加水分解物の添加後、デノボ合成されたタンパクの濃度を分析するた めに試料をプロトプラスト混合物から集めた。タンパクをトリクロロ酢酸で沈澱 させ、取り込まれた放射能を測定した。
2.5Aはタバコプロトプラスト中のタンパク合成を効率的に阻害しく第6図) 、インビボの植物の系におけるタンパク合成の阻害剤としての2,5Aの働きを も示唆する。
ジャガイモとタバコにおいて2.5A依存性RNアーゼ活性が同定されたことよ り、植物において、ウィルス耐性を引き起こす哺乳動物のインターフェロンによ り誘導される代謝経路と部分的に類似した代謝経路があることが結論付けられる 。
2.5Aンンテターゼを発現しているトランスジェニック植物における異なるウ ィルスの増殖を試験するために、様々な感染実験を行なった。MS/2培地上に 生長している植物を感染前2週間土壌に移した。感染のために、2ないし3枚の 低いところの葉をカーボランダムで処理し、10μg/mlのウィルスを手で葉 の表面に接種して、カーボランダムを30分後に滅菌水で洗い流した。植物を1 か月間16時間の明期のもとに置いた。試料を、小さい最上部の葉の一枚を5日 毎に集め、液体窒素中で凍結させることによって収集した。
葉の試料に、葉の1g当たり1mlのイムノアッセイ緩衝液を添加し、乳鉢中で ホモヶナイズした。ジャガイモ・ウィルスX(PVX)の検出のために、ソーバ ー(Sober)らの、ジャーナル・オブ・ゼネラル・バイオロジー(J、 g en、 ■1rol、 )、第69巻、(1988年)、第1799頁〜第18 07頁およびジニエルブ(Sinijarv)らの、ツヤ−ナル・オブ・ゼネラ ル・バイオロジー(J、 gen、 Virol、 )、第69巻、(1988 年)、第991頁〜第998頁に記載されているごと(、モノクローナル抗体2 1XD2および時間分解蛍光イムノアッセイ(TRFrA)の技術をそれぞれ使 用した。PvSの濃度はモノクロ−ナル54A4抗体を用いてジアルデヒドデン ブンーエライザ法(DAS−ELISA)により測定した(Sini jarv )ら、1988年、前掲)。
10μg/mlのジャガイモ・ウィルスXによる1か月の感染後、全てのトラン スジェニック植物は検出可能なレベルのジャガイモ・ウィルスXを含んでいたが 、ウィルスの濃度は対照の植物におけるそれよりもずっと低かった(第7図)。
更に、これらの植物において、ジャガイモ・ウィルスXの検出できる増殖は対照 の植物におけるそれよりも工ないし2週間遅く始まった。
10μg/m+のジャガイモ・ウィルスSによる1か月の感染後、全てのトラン スジェニックジャガイモの系は、ジャガイモ・ウィルスSによる感染に対しトー タルで耐性を示し、どのような検出可能なレベルのジャガイモ・ウィルスSもほ とんど含まなかった(第8図)。
葉の円盤のジャガイモ・ウィルスXによる感染と、付加的にタバコ・モザイクウ ィルスによる感染を行った。トランスジェニック・タバコの葉を前述したように 感染させた。直径8mmの円盤を葉からバンチして切り取り、滅菌水中24℃で 1.6時間の明朗のもと5日間上下逆さまに置いた。円盤を液体窒素中で凍結さ せ、ホモゲナイズしt:。10μg/mlのジャガイモ・ウィルスXによる感染 も、無傷の植物に対し同様の結果を与えた。幾つかのトランスジェニック・タバ コの系の葉の円盤はウィルスをより少なく含み、ジャガイモ・ウィルスXの検出 できる増殖は無傷の植物のそれより大変早(始まった。感染後5日における葉の 円盤中でのタバコ・モザイクウィルスの濃度により、対照の植物と比較してウィ ルスの増殖の明らかな阻害が示された。
2.5Aンンテターゼを発現しているトランスジェニック・タバコSR1植物中 の2.5Aa度を検出するために、ウィルスの感染したあるいは感染していない 葉の抽出物を調製した。2.5A[”P]pCpを用いて植物抽出物からのラベ ルしていない2,5Aの競合アッセイを行った。マウスのし細胞抽出物を2.5 A−結合エンドリボヌクレアーゼL(RNase L)の供給源として用いた。
ラヘ゛ルされた2、5A、L細胞抽出物および葉の抽出物を水上90分インキュ ベートした。混合物からのタンパクをニトロセルロースフィルター上に沈澱させ 、フィルターおよび#液の放射能をカウントした。植物抽出物を含まない混合物 を陽性の対照として使用し、10”Mのラベルされていない2.5Aトリマーが 完全に、ラベルされた2、5Aに置き換えられた混合物を陰性の対照として用い た。
これらの結果により、2,5Aンンテターゼを発現している、非感染トランスジ ェニック植物は、対照植物および2.5Aンンテターゼ遺伝子をアンチセンスの 向きに持つトランスジェニック植物のそれと同様の2.5Aの低い(もしあると しても)検出可能量ををすることが示される(第1表)。これは、2,5Aンン テターゼが二本鎖RNAにより活性化され得る不活性な酵素として発現している からである。2,5Aシンテターゼを発現しているトランスジェニック植物をジ ャガイモ・ウィルスXに感染させた場合、2.5Aは検出可能となり、その細胞 内濃度は対照の混合物中のそれよりもさらに高かった。そのような2,5Aの増 加はS R,1対照植物においては検出されなかった。トランスジェニック植物 中の2.5への増加の結果、ジャガイモ・ウィルスXの増殖、ジャガイモ・ウィ ルスSの増殖、およびタバコ・モザイクウィルスの増殖が阻害される。
第1表 結論として、ジャガイモ・ウィルスX RNAの二本鎖複製中間体は、不活性な 2,5Aシンテターセを活性化することができ、この活性化の結果、細胞内2. 5Aが合成される。
2.5Aシンテターゼ遺伝子を含む無傷のタバコ植物を、ジャガイモ・ウィルス Xに感染したタバコ植物から集めた樹液により感染させ、野外で成育させた。
葉の試料は感染′dk5週間目週間子ガイモ・ウィルスXのための免疫診断キッ ト(ベーリンガー・マンハイム(Boehringer Manr+heim) )を用いて、エライザ法により分析した。ウィルス濃度は405nmにおいて発 色の吸光度により測定した(第10図参照)。
2.5Aシンテターゼ遺伝子を含む植物中のジャガイモ・ウィルスXの濃度は対 照の植物と比べ猛烈に低下した。
Fig、1 F工G、2 σ ロー ig−4 0.5 1.Oi、5 2.0 時間(時間) Fig、6 sdり °ロヨ X某飾妥4〉4工 sdフ °nヨ 、a、−−−、,5,、−、、PCT/EP 92102217フロントページ の続き (72)発明者 トウルヴ工、エルッキエストニア、ニー・ニー0026、タリ ン、アカデミアク旙 (72)発明者 テーリ、チーム フィンランド、02180ニスポー、ポルッティティエ13べ一番

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.2.5Aシンテターゼ活性を有する少なくとも1つのポリペプチドをコード する遺伝子工学により作成されたDNAを含有し、該ポリペプチドは、発現に際 し、ウイルスRNAの分解を引き起こすエンドヌクレアーゼを活性化できること を特徴とする複数ウイルス耐性を示すトランスジエニツク植物。
  2. 2.該DNA配列が異種DNA配列である請求の範囲第1項記載のトランスジエ ニツク植物。
  3. 3.該DNA配列がキメラDNA配列である請求の範囲第1項または第2項記載 のトランスジエニック植物。
  4. 4.該ポリペプチドの暗号配列が哺乳動物遺伝子、植物遺伝子または微生物遺伝 子に由来するか、あるいは合成遺伝子である請求の範囲第1項ないし第3項いず れか1項に記載のトランスジエニツク植物。
  5. 5.該ポリペプチドの暗号配列がラット・2,5Aシンテターゼ遺伝子である請 求の範囲第1項ないし第4項いずれか1項に記載のトランスジエニツク植物。
  6. 6.該ポリペプチドの発現が、誘導的もしくは構成的プロモーターの制御下にあ る請求の範囲第1項ないし第5項いずれか1項に記載のトランスジエニツク植物 。
  7. 7.タバコ、コメ、小麦、大麦、トウモロコシ、トマト、キユウリ、大豆、サツ マイモ、ブドウ、ナタネ、テンサイ、綿、茶、ヒマワリ、イチゴ、バラ、サクラ ンボ、トウガラシまたはジャガイモである請求の範囲第1項ないし第6項いずれ か1項に記載のトランスジエニツク植物。
  8. 8.請求の範囲第1項ないし第7項いずれか1項に記載のトランスジエニツク植 物に由来する増殖材。
  9. 9.2.5Aシンテターゼ活性を有する少なくとも1つのポリペプチドをコード する遺伝子工学により作成されたDNA配列を、適当な植物の遺伝物質に導入す ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第7項いずれか1項に記載のトラン スジェニツク植物の生産方法。
  10. 10.該DNA配列が、該トランスジエニツク植物におけるその発現を可能とす るプロモーターの制御下にあるベクターに含有されている請求の範囲第9項記載 の生産方法。
  11. 11.該ベクターがpHTT2−5A+(DSMNo.6815)である請求の 範囲第10項記載の生産方法。
  12. 12.該導入が、アグロバクテリウム系を用いてトランスフエクシヨンによつて 行われる請求の範囲第9項ないし第11項いずれか1項に記載の生産方法。
  13. 13.2.5Aシンテターゼ活性を有する少なくとも1つのポリペプチドをコー ドする遺伝子工学により作成されたDNA配列の、請求の範囲第1項ないし第7 項いずれか1項に記載のトランスジエーニツク植物を生産するための使用。
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