JPH0750361B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0750361B2
JPH0750361B2 JP62171652A JP17165287A JPH0750361B2 JP H0750361 B2 JPH0750361 B2 JP H0750361B2 JP 62171652 A JP62171652 A JP 62171652A JP 17165287 A JP17165287 A JP 17165287A JP H0750361 B2 JPH0750361 B2 JP H0750361B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般に、画像形成装置に関し、特に例えば、
複数の現像器を備えた多色電子写真複写装置を始め、フ
アクシミリやコンピユータ等の出力部を構成する記録装
置等、種々のカラープリンタのごときカラー画像形成装
置に関する。本明細書においては、カラー画像形成装置
としての多色電子写真複写装置について説明する。
従来の技術 この種の多色電子写真複写装置にあつては、周知のよう
に、従来より該装置を改良するために多数の提案が行な
われ、又、実用に供されている。第3図は、上述した多
数の提案中で最も代表的なものの1つである所謂回転式
現像装置と称される現像装置を具備した多色電子写真複
写装置を示したものである。第3図にて図示される従来
の多色電子写真複写装置の概要は、以下のようである。
即ち、回転自在に軸支されるとともに外周部に静電潜像
が形成される像担持体即ち感光体ドラム1を中心とし
て、該感光体ドラム1の外周面と対向可能な位置に回転
式現像装置4と、回転自在に軸支される転写ドラム5と
が夫々配設され、更に前記転写ドラム5に対して転写材
を供給する転写材搬送手段60が設けられた構成となつて
いる。前述した構成について更に詳述すれば、前記回転
式現像装置4は、イエロー色現像剤、マゼンタ色現像
剤、シアン色現像剤、ブラツク色現像剤の4色の現像剤
を各別に収納する4個の現像器4Y、4M、4C、4BKと、こ
れら4個の現像器4Y、4M、4C、4BKを保持し且つ軸4bに
よつて回転自在に軸支された略円柱形状の筺体4aとから
成つている。前記回転式現像装置4は、筺体4aの回転に
よつて前記感光体ドラム1外周面と対向する位置に到達
した現像器から順に該現像器が収納している現像剤の色
と対応する前記静電潜像の部位の現像を行なうようにな
つており、筺体4aが1回転することによつて所謂4色分
のフルカラー現像が可能に構成されている。一方、前記
転写ドラム5は、シリンダ5a、転写帯電器5b、転写材グ
リツパ5c、内側帯電器5d、外側帯電器5eを具備してお
り、前記シリンダ5aの外周面開口域には、第11図にて図
示するごとき転写材担持シート501(例えば、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)フイルムにて形成される)が
張られている。更に、前述した感光体ドラム1の外周面
近傍には、前記回転式現像装置4、転写ドラム5の他
に、前記感光体ドラム1の上方に設けられている像露光
系3からの像露光を受ける前の前記感光体ドラム1の外
周面を、略均一な電位で帯電させるコロナ帯電器2、前
記各現像器4Y〜4BKから前記感光体ドラム1外周面上に
供給された現像剤の残留トナーを掻き取り回収するクリ
ーナ6が設けられている。なお、前記第3図にて示す多
色電子写真複写装置には、上記各種機器類に加えて、更
に、前記複写装置本体の第3図右側下方に、転写材を収
容している前記複写装置本体に対して着脱自在な転写材
カセツト7が取り付けられ、前記装置内の第2図右側上
方には、搬送ベルト手段61と、熱ローラ定着器9が設け
られるとともに、前記装置の前記転写材カセツト7の上
方に、前記熱ローラ定着器9と続く前記装置本体に対し
て着脱自在な排紙用トレイ10が取り付けられている。
上述したごとき構成の多色電子写真複写装置によるフル
カラー画像の形成の工程は、以下のようである。まず、
前述した像露光系3が駆動されることにより前記感光体
ドラム1外周面上に青の色分解静電潜像が形成され、該
静電潜像は、現像器4Yに収納されているイエロー色の現
像剤にて現像される。一方、前記転写材カセツト7内の
転写材は、前記転写材搬送手段60にて転写ドラム5方へ
と搬送され、該転写ドラム5方へと搬送された転写材
は、前記グリツパ5cにて把持される。前記転写ドラム5
が回転すると、それに伴つて前記感光体ドラム1外周面
上に形成された可視画像は、前記転写帯電器5bの駆動に
より前記転写材上に転写され、同時に転写材は前記転写
材担持シート501に吸着される。このような動作を、既
に公知のフルカラー画像形成方法と同様にあと3回、即
ちマゼンタ、シアン、ブラツクの各色について繰り返
す。こうして4色分の可視画像の転写材への重ね転写が
終了すると、該転写材は転写ドラム5から分離され、前
記熱ローラ定着器9を介して前記トレイ10に排出され
る。前記転写帯電器5bに対して給電される転写電圧の極
性は、例えば前記各現像剤のトナーがマイナスで帯電さ
れている場合には、プラスに設定されている。
前述した転写工程においては、各色の現像剤によつて前
記感光体ドラム1上に形成される可視画像の転写材への
転写が繰り返される毎に、順次転写電流が増加するよう
になつているが、これは以下に記載する理由によるもの
である。即ち、まず第1の転写を実行するに際して電流
I1を給電すると、該電流I1により、第11図にて図示する
前述したごとき転写材担持シート501は、V1に帯電し、
前記感光体ドラム1外周面上に形成された可視画像が前
記転写材上に転写される。前記転写材は、前記転写材グ
リツパ5cによつて前記転写材担持シート501上に固定さ
れ感光体ドラム1の回転速度と略等しい回転速度で回転
移動する転写ドラム5の回転移動によつて前記感光体ド
ラム1の回転に同期して移動するようになつており、前
記感光体ドラム1から前述のごとくして可視画像の転写
を受けた後の転写材は前記感光体ドラムから剥離するに
際して、近傍の空気を電離する。このとき前述したよう
に、前記各現像剤のトナーがマイナスの極性で帯電さ
れ、又一方前記転写電圧の極性がプラスに設定されてい
れば、前述の転写材の感光体ドラム1外周面からの剥離
によつて電離した空気のうちマイナスの電荷を帯びたも
のは転写材表面に、プラスの電荷を帯びたものは感光体
ドラム1外周面上に夫々付着することとなる。この結
果、転写材上に付着したマイナスの電荷は前記転写材担
持シート501の裏面にある前記転写電流によるプラス電
荷に影響し、全体として前記転写電流によつて形成され
る転写電界を弱めるように作用する。一方、前記感光体
ドラム1の外周面から転写材に対して転写された可視画
像を形成するトナー自身もマイナスであるので、前述の
現像と同じ様に転写電界を弱める。そのため、次回の転
写時に形成される転写電界を補償するように前記転写帯
電器5bに供給する転写電流を増加させる必要がある。こ
こで、転写電流と前記転写材担持シート501の帯電電位
との関係について述べると、前記転写電圧の極性がプラ
スに設定されている場合に、2回目の転写時の転写電源
をI2、該転写電流I2による前記転写材担持シート501の
帯電電位をV2とすれば、I1<I2、V1<V2となる。前記転
写担持シート501の帯電電位V2とV1との間には、|V2−V1
|≧0.5KVの関係が成立するようにすることが望ましく、
3回目以降の転写時においても前記と同様な関係が成り
立つことが好ましい。
発明が解決しようとする問題点 ところで、従来上述した転写材担持シート501に対して
転写電界を印加するために前記転写帯電器5bに供給され
る転写電流の値は、予め設定された前記多色電子写真複
写装置の使用温度範囲に亘つて常にその変化量が一定に
なるように調整されていた。然るに、前記多色電子写真
複写装置の設置される環境が、特に高湿となる高温高湿
環境に変化すると、前記複写装置に使用する転写材(転
写材として特に紙を採用したとき)の体積抵抗が常温、
常湿環境(例えば23℃、60%)下の場合と比較して1/10
0位に低下する。又この時、該転写材担持シート501の体
積抵抗も減少する。そのため、前述した転写電流設定値
のままで転写を行なおうとすると、転写電界が強過ぎる
場合に発生する所謂転写抜けの現象が起こりやすくな
る。
上記とは逆に前記多色電子写真複写装置の設置される環
境が、特に低湿となる低温低湿環境に変化すると、前記
転写材たる転写紙の体積抵抗が常温、常湿環境下の場合
と比較して100倍位に上昇する。又、前述した転写材担
持シート501の体積抵抗についても増加する。よつて第
n色目の転写電流が第n+1色目の転写までに適量放電
されないために電荷が順次蓄積され、前述の転写電流設
定値のままでは転写効率低下による画像不良が発生しや
すいという問題点があつた。そこで、上述したごとき問
題点を解決することを目的として、湿度センサを用いて
前記複写装置が設置されている環境下の湿度を検知し、
この検知した湿度値に応じて転写電流の設定値を可変さ
せる方法が提案されている。しかしながら、湿度センサ
として一般的に用いられる水晶湿度センサ、高分子湿度
センサ、セラミツクス湿度センサ等の湿度センサは、該
湿度センサが設置されている湿度環境下の相対湿度を検
知して該検知した相対湿度値に応じた電気信号を出力す
るように構成されているために、例えば、転写紙の抵抗
値が可変する原因となる大気中の水分量を検知すること
はできない。この理由を、第12図を参照しながら以下に
説明する、第12図は、温度に対する飽和水蒸気圧から、
単位体積当りの大気中に含まれる水分量(飽和水分量)
を30℃を100として算出したものである。例えば測定雰
囲気の温度が30℃で大気中の水分量が100であるときに
は、前記湿度センサは、相対湿度100%に相当する電圧
信号を出力し、水分量が50であるときには、相対湿度50
%に相当する電圧信号を出力することとなる。第12図に
よれば、測定雰囲気の温度が10℃のときの大気中の飽和
水分量は約31となるが、測定雰囲気の温度が30℃のとき
に前記水分量が約31であつたとすれば、前記湿度センサ
は、相対湿度31%に相当する電圧信号を出力し、一方、
同一水分量であつても測定雰囲気の温度が10℃であれ
ば、前記湿度センサは相対湿度100%に相当する電圧信
号を出力することとなる。よつて、このような出力特性
の湿度センサを用いて、該湿度センサからの出力信号を
読み込むだけでは、転写紙の体積抵抗や転写材担持シー
ト501の表面抵抗が大気中の水分量に依存しているため
に、低湿環境下にあつては転写電流の設定値を大きく
し、高湿環境下にあつては転写電流の設定値を小さくす
るようにしたいという目的の制御には不適当であること
が明らかである。上記に鑑みて、環境の変化により転写
不良が発生するという現象を防止し、常に良好な画像が
形成することが可能な装置を提供することを目的とし
て、装置内に温/湿度センサを設け、複写動作に先立ち
温度及び湿度を検知し、これら検出値と予め設定されて
いる参照値との比較結果に基づいて前記転写帯電器5bに
供給する転写電流の設定値を可変調整するようにすると
ともに、該可変調整に応じて前記内側帯電器5d、外側帯
電器5e等に供給する徐電電圧の設定値をも可変調整する
ようにすることが考えられる。これによれば、前記問題
点の略全部を解決することが可能である。
しかしながら、前述した改良によつても、該多色電子写
真複写装置に用いる転写紙の吸湿度、波打ち度、種類等
が異なると、前記のごとくして得られた転写電流の設定
値、除電電圧の設定値が必らずしも最適でない場合が生
じてくる。つまり、転写紙が水分を余分に吸つている好
ましくない状態にあるときには、前記波打ち度は大きく
なるし、メーカーが異なれば転写紙の種類も異なり、こ
れによつて転写紙の表面抵抗値も異なつてくるために、
このような転写紙を用いた場合には、上記設定値が必ら
ずしも最適条件とはならないのである。上述した内容に
ついて更に詳述すれば、例えば前記多色電子写真複写装
置の設置される環境が低温低湿状態にあるときに、通常
の転写紙よりも水分を多めに吸湿している転写紙が前記
複写装置に与えられると、転写電界が強過ぎることによ
る所謂転写抜けが生ずることとなる。又、これに伴つて
除電電圧の設定値も大きくしなければならない。前記多
色電子写真複写装置の設置される環境が高温高湿状態に
あるときに、通常の転写紙よりも水分を少な目に吸湿し
ている転写紙が前記複写装置に与えられると、転写電界
が弱過ぎることによる転写不良が生じ、又前記転写電界
が弱く前記感光体ドラム1外周面上に形成されている可
視画像のトナーの前記転写材への吸着が弱い状態で強い
除電電圧が前記内側帯電器5dや外側帯電器5eに供給され
ると、転写材が転写材担持シート501から分離するに際
して画像乱れが生じて、いずれの場合にも高品位な画像
が得られないという問題点が生ずる。
目 的 従つて本発明は、上述したごとき問題点を改善するため
に創案されたものであつて、その目的は、装置の設置さ
れている環境の可変のみならず使用される転写紙の状態
にも見合つた転写条件を設定できるようにすることによ
つて、所謂転写抜けや画像乱れ等がなく良好で高品位な
画像が得られる画像形成装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明は、像担持体と、前記
像担持体上に形成される画像を転写材に転写する転写手
段と、前記転写手段に対し転写材移動方向下流側に設け
られた除電手段と、を有する画像形成装置において、温
度及び湿度に基いて分割された領域毎に、前記転写手段
の出力、及び/又は、前記除電手段の出力、の複数のデ
ータを記憶する記憶手段と、前記領域毎に前記複数のデ
ータの中から1つのデータを設定する設定手段と、温度
及び湿度を検知する検知手段と、この検知手段によって
検知された温度及び湿度に基いて前記領域の中から1つ
の領域を選択し、この選択された領域において前記設定
手段が設定した1つのデータに基いて、前記転写手段、
及び/又は、前記除電手段を制御する制御手段と、を備
えることを特徴とするものである。
実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
本発明に係る画像形成装置は、白黒カラーの電子写真複
写装置、多色電子写真複写装置等広範囲に亘つて適用可
能であるが、前述した第3図にて示す多色電子写真複写
装置に本発明が最も良く具現化されている。従つて、本
発明の一実施例に係る画像形成装置の全体構成及びその
動作については、前記第3図にて図示した多色電子写真
複写装置に関する説明の項を参照すれば明らかであるた
め、詳細な説明については省略することとした。
第1図は、全体構成が前記第3図と略同様の本発明の一
実施例に従う画像形成装置の転写位置及びその近傍を示
す。第1図において、転写手段としての転写帯電器5b
は、開口幅が22mmに、放電ワイヤー504と前記感光体ド
ラム1の外周面との間の距離は、11mmに設定される。前
記転写ドラム5のシリンダ5aの外周面開口域に張られて
いる転写材担持シート501は、直径160mmの円筒を形成し
ており、その移動速度は160mm/Secである。前記温/湿
度検知手段即ち温/湿度センサ505は、例えば図示され
るように、前記転写材担持シート501の近傍で且つ前記
転写ドラム5の回転移動を阻害しない位置に設けられて
いる。前記温/湿度センサ505は、前記装置内部の温度
及び湿度を検知するとともに、該検知した温度及び湿度
に応じた電圧信号を出力するようになつている。
第2図は、本発明の一実施例に従う画像形成装置が具備
している制御系を示す。第2図において、前記温/湿度
センサ505は、温度検出信号(以下「T信号」とい
う)、湿度検出信号(以下「H信号」という)を出力
し、A/D変換器506は前記T信号をアナログ/デイジタル
変換してI/Oポート508に、又A/D変換器515は前記H信号
をアナログ/デイジタル変換してI/Oポート507に夫々出
力するようになつている。CPU510は、前記画像形成装置
による一連の画像形成動作に先立つて前記I/Oポート50
7、508に入力された各信号を読み取り、メモリ511に内
蔵されているテーブル1(第4図にて詳細図示)を参照
して、前記各信号が前記テーブル1に設定されている領
域I〜IIIのいずれかの領域に属するものであるか領域
指定を行なう。これとともに、CPU510は、前記メモリ51
1に内蔵されているテーブル2(第6図にて詳細図示)
を参照して、前記T信号、H信号に対応する転写電流値
データを前記テーブル2から読み取り、該読み取つた転
写電流値データをI/Oポート512を介してD/A変換器513に
出力する。前記D/A変換器513は、前記I/Oポート512を介
してCPU510から出力された転写電流値データをデイジタ
ル/アナログ変換した後、高圧電源装置514に出力し、
これによつて前記高圧電源装置514から前記転写帯電器5
bに対して前記転写電流値データに基づいた転写電流が
供給されることとなる。又除電電圧についても前記と同
様に前記テーブル2から除電電圧制御条件を読み出し
て、該読み出した除電電圧制御条件をI/Oポート516及び
D/A変換器517を介して高圧電源装置518に出力し、これ
によつて除電手段としての内側帯電器5d、外側帯電器5e
を駆動して除電の制御が行なわれるものである。前記第
4図にて示したテーブル1において、前述した領域I〜
IIIは、略等水分量曲線を表わしており、同一領域中で
はトナーの帯電特性、転写材の帯電特性、転写材担持シ
ート501の吸湿及び帯電特性が略等しく、似たような環
境であると思料される。又、前述したテーブル2には、
前記画像形成装置が設置されている温度、湿度等の環境
を前記領域I〜IIIに分割したときに、これら各々の領
域毎の代表点における最も良好な転写効率を示した電流
値が前記各々の領域に対応して設定されている。前述し
た代表点は、前記第4図にて図示する×点にて表わされ
るもので、前記各代表点毎の適正電流の決定値は、縦軸
に転写電流をとり横軸に環境をとつた前記第5図にても
示されるものである。更に、上述した各領域I〜IIIを
代表する代表点と、これら各代表点毎の温度、湿度及び
適正転写電流値等の各データとの相互関係は、第6図に
て図示されるようになつている。
更に本発明に従えば、前記画像形成装置が設置される環
境において予想される温度及び湿度の可変範囲を複数の
領域I、II、III(第4図にて図示)に分割して各々の
領域I、II、III毎に複数組設定されている転写電流、
除電電流に関する基準値データを記憶している記憶手段
即ちメモリ511(第4図、第6図参照)に於いて前記各
々の領域毎に1組の基準値データを選択して該選択した
1組の基準値データを画像形成装置の使用条件(即ち使
用連動条件)に設定する画像形成装置使用条件設定手段
即ち前記画像形成装置の操作部のキーボード(所謂テン
キー第9図にて図示)及び該キーボードの操作に対応し
て設定されているプログラム(第10図にて図示)が設け
られ、制御手段即ち前記CPU510が、前記操作部のキーボ
ードの操作と前記第10図にて示すプログラムとによつ
て、前記第7図、第8図にて示す使用連動条件設定位置
にシフトした基準値データと、前記装置の画像形成動作
前に採り込んだ前記温/湿度センサ505からの出力信号
との比較に基づいて前記転写帯電器5bに対する転写電流
の供給量、前記内側帯電器5d、外側帯電器5eに対する除
電電圧の供給量を可変調整することとしたものである。
上述した構成について、更に詳述すれば以下のようであ
る。即ち、第7図は、前記操作部のキーボードが操作さ
れていないとき(即ち、通常頻繁に用いられるモード)
の、又第8図は、前記操作部のキーボードが操作された
後の前記操作部に設けられている表示部517の表示内容
と前記メモリ511のメモリ内容とを示す。前記第7図、
第8図において、領域I、II、IIIは前述した第4図に
て示される領域I、II、IIIに対応するもので、領域I
は低温、低湿な環境を、領域IIは温度、湿度ともに中程
度の値を示す環境を、更に領域IIIは高温、高湿な環境
を夫々表わしている。一方、前記各領域内に設定されて
いる数値データは、第7図、第8図左方から順にイエロ
ー色トナーYにて形成された可視画像、マゼンタ色トナ
ーMにて形成された可視画像、シアン色トナーCにて形
成された可視画像、ブラツク色トナーBKにて形成された
可視画像を夫々前記感光体ドラム1外周面から前記転写
材に転写するに際して必要な転写電流の値であり、μA
のオーダで設定される。なお、前記転写材を、転写材担
持シート501から分離するに際して前記内側帯電器5d、
外側帯電器5eに供給する除電電圧は、略12KV、500Hzで
あり、前記各領域内に設定されている転写電流の値の下
に記載されているON、OFFは、前記除電電圧の供給の要
/不要を示している。前記第7図、第8図において、使
用連動条件の欄に位置せしめられているデータが、該
時点における領域I、II、IIIでの画像形成装置使用条
件となつている。前記第4図は、前記メモリ511内に記
憶されている記憶内容を示したもので、第4図において
矩形HH−LLで囲つた領域は多色電子写真複写装置の使用
可能な環境可変範囲を示すものである。曲線D1、D2は略
等水分量曲線を参照して得られる2本の曲線を抜粋して
示したものである。前述した領域Iは、前記矩形HH−LL
で囲つた領域の下方に、領域IIは、前記矩形HH−LLで囲
つた領域の前記領域Iよりも右上方に、又領域IIIは、
前記矩形HH−LLで囲つた領域外の前記領域IIよりも右上
方に夫々設定されている。
上述した構成において、前記表示部517における表示態
様を第7図にて示した態様から第8図にて示した態様に
変更した理由は、以下に記載するとおりである。即ち、
領域Iにおいては、画像形成装置の設置環境が低温、低
湿であるにも拘らず、転写紙が前記環境が常温、常湿で
あるときと略同一程度水分を吸湿しているので、転写電
流の設定値を一段下げたものであり、領域IIにおいて
は、前記装置の設置環境が常温、常湿であるにも拘ら
ず、転写紙が前記環境が低温、低湿であるときと略同一
程度の水分しか吸湿していないので、転写電流の設定値
を一段上げたものであり、又、領域IIIにおいては、転
写紙に対する各色のトナー像の吸着が悪く、転写紙が転
写材担持シート501から分離するときに画像乱れが生じ
ていたために、除電をOFFとするモードに変更したもの
である。なお、上述したモード変更は、前記装置の設置
環境が領域I、II、IIIのごとく可変したときに、夫々
の場合に対応してサービスマンやユーザ等によつて行な
われるものであり、全領域に関して同時に実施されるも
のでないのは勿論である。
前述した説明において、領域I及び領域IIにおける設定
変更は転写電流のみの変更であり、又領域IIIにおける
設定変更は除電条件のみの変更であるが、例えば領域I
において、該領域の最上部に記載されている転写及び除
電条件が該領域の最下部に記載されている転写及び除電
条件に設定変更すれば、転写条件と除電条件とが一度に
可変する設定変更となる。上記変更は、第7図及び第8
図にて図示するごとくワンステツプの変更ではなく、一
度に2〜3ステツプ変更させることによつて可能とな
る。
次に上述した構成の制御動作を、主に第10図にて図示す
るフローチヤートを併用しながら説明する。オペレータ
が画像形成装置の駆動電源を投入することによつて、該
装置の制御系を構成しているCPU510は、その処理動作を
開始する。CPU510は、前記画像形成装置が画像形成動作
を行なつていないことを確認すると、A/D変換器506、I/
Oポート508を介して前記温/湿度センサ505から出力さ
れるT信号を読み込むとともに(ステツプ601)、A/D変
換器515、I/Oポート507を介して前記温/湿度センサ505
から出力されるH信号を読み込む(ステツプ603)。ス
テツプ601、ステツプ603においてT信号、H信号を読み
込んだ後、前記メモリ511から該メモリ511に記憶されて
いるデータ(第4図にて図示)を読み出して、前記T信
号、H信号と前記データとを比較対照し、前記画像形成
装置の設置環境が前記領域I、II、IIIのいずれに該当
するか判断する(ステツプ605)。ステツプ605におい
て、前記設置環境が領域IIにあると認識すると、前記操
作部に配設されているコピーボタンが操作されているか
否かを判定する(ステツプ607)。ステツプ607において
コピーボタンが操作されていると認識すると、前記第7
図にて図示した領域IIにおける使用連動条件にセツト
されている通常のモードを、画像形成装置使用条件とし
て(ステツプ610)、画像形成のシーケンスに移行し、
一方、前記コピーボタンが操作されていないと認識した
ときには、ステツプ609に移行する。ステツプ605にて認
識した領域IIにおける前記モードの変更が行なわれない
ものと認識すると、再びステツプ601に移行するが、第
9図にて図示するキーボード520のキーが の順に操作されたこと即ち前述した領域IIにおいて、通
常のモードから特殊のモードに転写条件、除電条件等の
設定条件の変更を行なう旨の指令信号が与えられたこと
を認識すると、n番目の条件を設定するステツプ611に
移行する(ステツプ609)。ここで前記第9図にて図示
するキーボードについて略述すると、キー▲[INV]▼
は、キー▲[±]▼を操作するに際して操作することに
よつてマイナス方向に表示値が変わるようになつてお
り、キー▲[±]▼は、該キー▲[±]▼のみを単独で
操作したときには、表示値がプラス方向に変わるように
なつており、又キー▲[C]▼は、設定をクリアするも
のであり、更にキー▲[*]▼は、サービスマン等がマ
ニユアル操作によつて前記各領域I、II、III毎の通常
のモードを特殊なモードに設定変更するときのサービス
モードに移行するに際して操作されるものである。ステ
ツプ609で前述した第1のテンキー操作がなされたこと
を確認すると、サービスマン等によつて可変設定された
前記転写、除電条件を前記表示部に表示するとともに
(ステツプ611)、第2のテンキー操作即ちキーCが操
作されたことを確認すると(ステツプ613)、ステツプ6
01に移行する。一方、ステツプ613において、前記キー
▲[C]▼が操作されていないことを確認すると、第3
のテンキー操作即ちキー▲[INV]▼とともにキー▲
[±]▼が操作されたか或いはキー▲[±]▼のみが操
作されたかを確認し(ステツプ615、ステツプ617)、キ
ー▲[INV]▼とともにキー▲[±]▼が操作されてい
ると認識したときに、サービスマンによつて新たなモー
ド(n−1の設定条件)が設定されたと認識した場合に
は(ステツプ619)、前記設定条件をnからn−1に可
変設定する(ステツプ621)。ステツプ619において、新
たなモード(n−1)が設定されていないと認識したと
きには、直ちにステツプ623に移行する。ステツプ617に
おいて、キー▲[±]▼のみが操作されていると認識し
たときには、前記ステツプ619と対応するステツプ625、
ステツプ621と対応するステツプ627へと移行することと
なる。ステツプ621、627、623にて示した処理動作が終
了したときには、再びステツプ611に移行する。なお、
ステツプ605において前記画像形成装置の設置環境が前
記領域IIではなく領域Iであると認識しときには、ステ
ツプ629、ステツプ608に移行し、領域IIIであると認識
したときには、ステツプ631、ステツプ612に移行し、前
述した領域IIで説明したのと略同様な処理動作を行なう
ものである。なお、本発明に従う第4図にて図示した領
域I〜IIIの設定は、固定的なものではなく、必要に応
じて領域の設定数の増減変更を行なつてもよいのは勿論
である。
以上説明したように、本発明に従う一実施例によれば、
装置の設置されている環境の可変のみならず、使用され
る転写紙の状態にも見合つた転写条件を設定できるよう
にすることによつて、良好で高品位な画像が得られるよ
うになつた。
本発明は、上記内容のみに限定されるものではなく、例
えば転写電流の供給量、除電電圧の供給量に加えて他の
高圧出力の制御を行なつてもよく、又、前述した領域判
断のタイミングに関しても、画像形成動作を行なう毎で
も、一定時間経過毎でも、或いは他の動作に連動(例え
ば、ジヤム時や電位制御時など)して行なうようにして
も差支えない。
又、本実施例では画像形成装置使用条件設定手段によ
り、転写手段の出力及び除電手段の出力が設定された
が、転写手段の出力又は除電手段の出力のみを設定して
もよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、装置の設置され
ている環境の可変のみならず使用される転写紙の状態に
も見合つた転写条件及び/又は除電条件を設定できるよ
うにすることによつて、所謂転写抜けや画像乱れ等がな
く良好で高品位な画像が得られる画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に従う画像形成装置の転写
位置及びその近傍を示した部分縦断面図である。 第2図は、本発明の一実施例に従う画像形成装置が具備
している制御系のブロツク図である。 第3図は、本発明及び従来技術に従う画像形成装置の全
体構成を示す縦断面図である。 第4図、第5図、第6図は、前記第2図にて図示したメ
モリ511に記憶されている記憶内容を示した図である。 第7図、第8図は、前記第2図にて図示したメモリ511
に記憶されている記憶内容及び本発明の一実施例に従う
画像形成装置に具備される表示部における表示態様を示
した図である。 第9図は、本発明の一実施例に従う画像形成装置が具備
しているキーボードを示した図である。 第10(イ)図、第10(ロ)図は、前記第2図にて図示し
た制御系のフローチヤートを示した図である。 第11図は、従来技術に従う画像形成装置の転写位置及び
その近傍を示した部分縦断面図である。 第12図は、温度と飽和水分量との関係を示した図であ
る。 1:感光体ドラム 4:回転式現像装置 5:転写ドラム 5b:転写帯電器 5d:内側帯電器 5e:外側帯電器 501:転写材担持シート 505:温/湿度センサ 510:CPU 511:メモリ 517:表示部 520:キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、前記像担持体上に形成される
    画像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段に対
    し転写材移動方向下流側に設けられた除電手段と、を有
    する画像形成装置において、 温度及び湿度に基いて分割された領域毎に、前記転写手
    段の出力、及び/又は、前記除電手段の出力、の複数の
    データを記憶する記憶手段と、前記領域毎に前記複数の
    データの中から1つのデータを設定する設定手段と、温
    度及び湿度を検知する検知手段と、この検知手段によっ
    て検知された温度及び湿度に基いて前記領域の中から1
    つの領域を選択し、この選択された領域において前記設
    定手段が設定した1つのデータに基いて、前記転写手
    段、及び/又は、前記除電手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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