JPH07503305A - 単腕−混合弁のためのインサート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 単腕−混合弁のためのインサート 本発明は定置のケーシングと、ケーシング内に配置された内スリーブと、ケーシ ングに対して回転可能でかつ半径方向に運動可能なケージと、内スリーブ内で横 方向に旋回可能に支承された、内部でケージに係合しかつ外部から作動可能なス ピンドルと、互いに平面接触しかつ複数の透し孔を有する円板とを有し、該円板 の一方が入力円板として構成されかつケーシングに固定され、他方の円板が制御 円板として構成されかつケージに固定されており、別の円板が中間円板として入 口円板と制御円板との間に設けられている形式の単腕−混合弁のためのインサー トに関する。

前記形式の単腕−混合弁のためのインサートは公知である（ＤＥ２８２７２３６ Ａ１　：ＤＥ２９２９１９９Ａ１）。この公知のインサートにおいては中間円板 は内スリーブと一緒に入口円板に対して回動可能である。中間円板に対しては制 御円板は半径方向に移動可能である。冷水と温水とを混合水に混合することは入 口円板と中間円板との間で行われる。すなわち中間円板と制御円板との間の弁の 開閉で行われる。公知のインサートにおいてはいわゆるオーバフローの危険があ る。すなわち、混合水の少量しか取出されないと、つまり中間円板と制御円板と の間の、同じ円板内に別々の入口通路を有していない透し孔がほぼ閉じられてい るが、混合水の温度が入口円板と中間円板との間の透し孔がほぼ開放されている ように選ばれていると、圧力の小さい水供給導管へ混合水が逆流する。供給導管 に逆上弁を組込むことにより前記オーバフローに対処できるがこれにかかる費用 は代替可能ではない。

本発明の目的は前記欠点を回避することである。本発明の課題は冒頭に述べた形 式の単腕−混合弁のためのインサートをオーバフローが生じないようにすること である。本発明によれば前記課題は、中間円板を、ケージと共に入口円板に対し て半径方向に移動可能な流量円板として使用し、制御円板を、ケージと一緒に流 量円板に対して回動可能でかつ流量円板と一緒に入口円板に対して回動可能でか つ半径方向へ移動可能な温度円板として使用することによって解決された。

本発明では内スリーブはケーシング内に定置に配置されている。内スリーブに対 してスピンドルは回転させられかつ旋回させられケージは回転的にかつ並進的に 移動させられる。円板の離れた入口通路は供給導管に逆止弁を組込むことなしに オーバフローを阻止する。制御円板／中間円板及び入口円板の間の最大回転角は 調節可能であり、これは温度制限の選択を可能にするさらに同じ容積流で弁のス リムな構成形式が可能になる。インサートを受容するケーシングのためデザイン の可能性は良好になり、材料も節減される。

本発明の有利な構成は請求項２以下に記載しである本発明の１実施例が図面に示 され、以後、これについて詳細に説明する。図面は実寸のほぼ２倍である。

第１図は単腕−混合弁のためのインサートを組込んだ状態で示した軸方向断面図 。

第２図はインサートのケーシングの、９０°ずらした軸方向断面図、横断面図Ａ −Ｂ及びＣ−Ｄ及び下面図。

第３図はインサートの内スリーブの、正面図、左側からの側面図、軸方向断面の 半分及び下面図。

第４図はインサートのためのスピンドルの正面図、下面図及び平面図。

第５図はケーシングのスピンドル側に挿入された、有利にはプラスチックから成 る成形部分の側面図、部分的な軸方向断面図及び平面図。

第６図と第７図はスピンドルの上に差嵌め可能な温度制限器の側面図、部分的な 軸方向断面図及び下面図第８図はケーシングのケージの軸方向断面図、部分的に 断面された左側からの側面図及び下面図。

第９図はケージの上に係合する滑りハツトの軸方向断面図と平面図。

第１０図はインサートの入口円板の下面図、平面図及び軸方向断面図Ａ−Ｂ及び Ｃ−００ 第１１図はインサートの温度円板の平面図及び軸方向断面図Ａ−８０ 第１２図はインサートの流量円板の側面図、部分的な軸方向断面図Ａ−Ｂ、平面 図、下面図及び１部拡大図。

第１３図はインサートの成形シールの側面図、部分的な軸方向断面図及び下面図 。

実施例として選ばれた単腕−混合弁のためのインサートは定置のケーシング１を 有している。ケーシング１内には内スリーブ２が固定されている。内スリーブ２ に対して回動可能にかつ半径方向移動可能であるのはケージ３であり、ケージ３ はケーシング１内において内スリーブ２の下側に配置されている。内スリーブ２ 内には回転及び旋回可能にスピンドル４が支承されている。スピンドル４はケー ジ３内に係合し、外部から作動可能である。供給された冷水と温水とから混合さ れかつ流出させられた混合水の量と温度とを制御するためにはインサートは平面 的に互いに接する、透し孔を有する円板を有している。円板の１つは入口円板５ として構成されかつケーシング１に固定されている。別の円板は温度円板６とし て構成されかつケージ３に固定されている。入口円板５と温度円板６との間には 流量円板７が設けられている。流量円板７はケージ３と一緒に入口円板５に対し て半径方向に、すなわち並進的に移動可能である。温度円板６は流量円板７に対 して回動可能で回転的に移動可能で、流量円板７と一緒に入口円板５に対して半 径方向に、すなわち並進的に移動可能である。インサートの入口側はケーシング １により保持された弾性的なシール円板８が形成している。

インサートのスピンドル側の端部はケーシング１内にねじ込まれるリングねじ１ ０が形成している。リングねじ１０によってはプラスチック部分２０が保持され 、このプラスチック部分２０は内スリーブ２のスピンドル側の端面に接している 。プラスチック部分２０に向いた側に内スリーブ２はスナップリング９１を受容 する内溝を有している。スナップリング９１によっては閉鎖リング９２とプラス チック滑りリング９３とが保持され、こてらのリングは内スリーブ２の軸方向で 互いにかつ内スリーブの肩に支持されている。ケーシング１とスピンドル４とに 対し内スリーブ２は０リング９４．９５によってシールされている。ケーシング １はそのインサート全体と共にインサートを受容する図示されていない弁に対し て別のＯリング９７でシールされている。スピンドル４の自由端には温度制限器 ４０が差嵌められており、この温度制限器４０はプラスチック部分２０と協働し てスピンドル４の回転角、ひいては温度円板６における温水開口の横断面を制限 する。ケージ３の上には内スリーブ２に隣接した側に内スリーブ２に接して滑り ハツト３０が差嵌められている。

入口円板５−第１図と第１０図参照−はその輪郭において部分円から形成されて いる。すなわち直径方向で向き合った直径の大きい２つの部分円５１と、直径の 大きい部分円５１の間に配置された直径の小さい２つの部分円５２とから構成さ れている。部分円５１゜５２は直線によって互いに結合されている。入口円板５ はその長手方向軸線に対し鏡面対称的に配置された２つの透し孔５４を有してい る。両方の透し孔５４の一方は冷水供給導管と接続され、他方の透し孔は温水供 給導管と接続されている。透し孔５４は入口円板の下面側では円形にかつ上面側 では丸味のつけられたコーナを有する方形に構成されている。透し孔５４は上面 側では下面側に対して長手方向中心軸線に関してずらされて配置されている。す なわち、斜めに延びる透し孔５４が形成され、この透し孔５４は１つの横断面− 第１０図のＡ−Ｂ断面では台形に延び、他の横断面−Ｃ−Ｄ断面では平行四辺形 状に延びている。入口円板５はその縁部でケーシング１内に位置的に正しく嵌合 させられている。透し孔５４はその間に残されたウェブ５５によって互いに分離 されている。

流量円板７として設けられた中間円板（第１図と第１２図）はほぼ円形である。

上面側７５では流量円板７は円形面として構成され、下面側７６では直径の大き い円形面として構成されている。、下面側の円形面は向き合った側で割線７７の 形式で切断されている。したがって下面側７６に向かっては互いに平行に延びる ２つの段部が形成される。この段部で流量円板７はケーシング１における同様に 構成された面に沿って滑動することができる。円形面から割線７７への移行部に おいて下面側７６は上面側７５を突出している。この場合には４つの突出する舌 片７８が生じる。長手方向中心軸に対して鏡面対称に流量円板７はウェブにより 互いに分離された２つの透し孔７１を有している。各透し孔７１は下面図で見て 丸味のつけられたコーナを有する方形の形状を有し、側面図で見て台形の形状を 有している。この台形の底辺は長手方向中実軸線に対して直角に延びている。長 い方の底面には歯７２が構成されている。歯７２は水衝撃と騒音を阻止しかつ少 量の取出しを可能にする。歯７２の側では透し孔７１は温度円板６に向かって開 いた傾斜した壁７３を備え、その他の個所で円板端面に対して直角な壁７４を有 している。流量円板７の周面は左右逆の組込みが不可能であるように構成されて いる。

温度円板６は円形に構成されている（第１図及び第１１図）。温度円板６は鏡面 対称的に配置されたセクタ状の透し孔６１を有している。両方の透し孔６１の一 方は冷水供給導管と接続され、他方の透し孔６１は温水供給導管と接続されてい る。縁部に温度円板６はセクタ状の透し孔６１の間で上面側に設けられた段部６ ２を有している。段部６２で温度円板６はケージ３における肩３１に支持される 。段部６２は互いにかつ透し孔６１から隔離されている。セクタ状の透し孔６１ の壁６４は底面に対して直角に延びている。ケーシング１内へ正しい位置で温度 円板６を挿入するためには段部６２は正確な直径方向の配置に抗して同じ側へず らして配置しておくことができる。段部６２の結合線上には一方の段部６２の範 囲に位置の正しい組込みのために粒径状の凹部６３が設けられている。

インサートの入口側を形成するシール円板８は入口円板５に接し、ケーシング１ により保持されている（第１図と第１３図）。シール円板８は入口円板５と同じ 輪郭を有している。シール円板は鏡面対称的に配置された円形の開口８１を備え ている。シール円板８の円形の開口８１は入口円板５の載着側の円形の透し孔５ ４と合同である。こちら側ではシール円板８は平面的に構成されている。入口円 板５とは反対側でシール円板８は透し孔８１の縁にリップ８４を備えている。

シール円板８は一方では環状のリップ８４で冷水及び温水供給部を閉鎖する。他 面において入口円板５に向いた側で、直径の小さい円に接続する２つの段部８２ はまだ弁内に組込まれていない部分がバラバラになることを阻止する。

外側ケーシング１は第１図と第２図に示されているように、スピンドル側に、リ ングねじ１０を受容するための内ねじ１１を有している。これに続いてケーシン グ１は内スリーブ２とプラスチック部分２０との回動不能な固定のための内６角 部１２を備えている。内スリーブ１２のための円筒形の接触面１３には開口１４ が続いている。この間口１４はこの範囲で外側ケーシング１の壁部が直径方向で 向き合ったウェブ１５だけで形成されていることによって形成される。開口１４ はインサートから混合水が側方へ流出することを可能にする。円板側においては ケーシング１の端面には中心軸に対して平行に延びる孔１６が、ケーシングを弁 に固定する軸方向ピンを受容するために設けられている。ケーシング１はことら 側で内部に入口円板５とシール円板８の外輪郭と同じ輪郭１７を入口円板５とシ ール円板８との固定のために備えている。これに続いてスピンドル４に向いた支 持面を有する内肩１８と内部へ向いた案内面が流量円板７のために設けられてい る。

内スリーブ２は第１図と第３図に示すようにスピンドル４に向いた側において外 側に６角部２１を有している。この６角部２１はケーシング１の内６角部１２に 係合する（第１図及び第２図）。６角部２１の高さにおいては内部にスナップリ ング９１を受容する溝２２が設けられている。この溝２２に続いて閉鎖リング９ ２とプラスチック滑りリング９３とが支持される肩２３が設けられている。反対 側の端面に向いて、内スリーブ２は外側に、０リング９４を受容するためのリン グ溝２５を有している。この端面側においては内部に内フランジ２６が設けられ ている。この内フランジ２６の上にはＯリング９５が支持される。

内スリーブ２の、スピンドル４に向いた端面にはプラスチック部分２０が支持さ れている（第１図及び第５図）。支持範囲、すなわち内スリーブ２が６角部を外 に有している範囲においてはプラスチック部分２０も６角部２４を有している。

この６角部２４によってプラスチック部分２０は回動しないようにケーシング１ 内にそこに設けられた６角部１２を介して保持されている。６角部はフランジ状 にプラスチック部分２０の外壁２７を越えて突出しているので、このプラスチッ ク部分２０はリングねじ１０によって固定され得る。プラスチック部分２０は内 部に細長い切り欠き２８をスピンドル４を案内するために備えている。切欠き２ ８の端面側の端部２９は内方へ向かって先細に延びている。

ケージ３はスリーブ状に構成されている（第１図及び第８図）。円板状の端面側 においては温度円板６の段部６２に係合するための突起３１が突出している。

この端面から間隔をおいてケージ３は混合水が流出するための開口３２を有して いる。この開口３２も直径方向で向き合った、軸方向に延びるウェブ３３の間に 形成されていている。突起３１とは反対側の端面はカバー３４で閉じられている 。カバー３４には開口３５が設けられている。この開口は内８角部として構成さ れている。開口３５はスピンドル４の内方端部を受容する。カバー３４はケージ ３の他の部分をクラウンナンドの形式で掴んでいる。外側には環状の肩３６が生 じる。

カバー３４は滑りハツト３０によって覆われている（第１図および第９図）。滑 りハツト３０は円筒体３７の形を有し、この円筒体２７の一方の端面側は開放し ており、反対側の端面側は底３８を備え、底３８にはスピンドル４が通過する開 口３９が設けられている。底３８で滑りハツト３０はケージ３のカバー３４に支 持される。

内スリーブ２内ではスピンドル４はプラスチック滑りリング９３で支承されてい る（第１図及び第４図）。ケージ３の内８角部を備えた開口３５内に突入する部 分においてスピンドル４は８角形状のウェブ４２として構成されている。８角ヒ ンジ３５，４２はスピンドル４が回転する場合にケージ３の遊びのない回転運動 、ひいては温度調節を可能にする。８角部４２は簡単に自動旋盤で形成すること ができる。スピンドル４が旋回すると８角形のウェブ４２は開口３５を介してケ ージ３を並進的に移動させる。この並進的な運動はプラスチック部分２０に設け られた傾斜した端部２９によって制限され、この端部２９にスピンドル４の上に ある温度制限器４０が終端位置で当接する。プラスチック部分２０における係止 カムによって流量制限が調節される。スピンドルは８角形のウェブ４２と円筒状 の部分４３との間の範囲で球４４として構成されている。球４４でスピンドル４ は内スリーブ２の内壁とプラスチック滑りリンダ９３に接触する。このような形 式でスピンドル４の旋回運動の伝達が保証される。

スピンドル４の外側端部は多角形部４５を形成しており、この多角形部４５の上 には混合コックの図示されていないレバーが差嵌め可能であると共に温度制限器 ４０が嵌合させられている。

温度制限器４０は２つのスリーブから成っている（第１図、第６図及び第７図） 。各スリーブは長手方向に内歯環４６を有し、この内歯環４６はスピンドル４の 多角形４５と合致している。互いに向き合った端部においてスリーブは直径方向 で向き合った側に、先の尖った、フランジ状に外方へ延びる突起を備えている。

突起４７で温度制限器４０はプラスチック部分２０の外壁に当接する。このプラ スチック部分２０は並進運動に際して、これが回転運動に変換されるとスピンド ル４を案内する。多角部４５において１つの長手方向溝に歯２つの幅を与え、温 度制限器４０の歯環４６の１個所に歯２つの幅を与えると、スピンドル４の上で の温度制限器４０の位置、ひいてはスピンドルの回転角が間違いなく固定される 。２倍幅の歯は有利には両方の突起の結合線上に設けられる。このように構成さ れたかつ取付けられた温度制限器４０は一杯の冷水供給と完全な温水遮断とを保 証する。温度制限器４０のために２つの部分を使用することは両方の部分の突起 ４７の間の角度を適当に選択し、スピンドル４の回転運動を制限することを可能 にする。一杯冷水流が供給される一方の固定終端位置と、一杯の温水流が供給さ れる他方の終端位置との間では、温水部分流にだけ流入を可能にする角度が選ば れる。したがって混合水温度は上方へ制限される。温度制限器４０を用いた前述 の構成は横ビンストッパのための半径方向フライス加工に較べて安価な解決策で ある。

入口円板５、温度円板６及び流量円板７における透し孔５４．６１及び７１はス ピンドル４によって与えられたケーシング１に対するケージ３の位置に関連して 重なる。すなわち閉鎖又は不作用位置では温度円板同様ケージ３と結合された流 量円板７は入口円板５における透し孔５４を閉鎖する。したがって使用のために 水は通過させられない。スピンドル４が鉛直方向で旋回させられる程度に関連し てケージ３のケーシング１に対する並進運動、ひいては流量円板７の入口円板５ に対する並進運動が与えられる。透し孔５４と７１は多かれ少なかれ重なる。す なわち所望された混合水は使用のために通過できかつ側方の開口３２と１４とを 介して流出することができる。スピンドル４の水平方向の回転運動に関連して、 ケーシング１に対してケージ３が回転運動を行い、ひいては温度円板６が入口円 板５に対して回転運動を行う。スピンドル位置に関連して温度円板６における温 水のための透し孔６１は流量円板７における透し孔７１を完全に覆う状態と完全 に開放する状態との間で覆う。反対に冷水のための透し孔６１は配属された透し 孔７１を完全に開放した状態と完全に覆う状態との間で覆う。所望の温度の混合 水が混合され、透し孔を通過させられる。並進的な運動と回転的な運動は重畳さ れる。

（Ａ−８） フロントページの続き （７２）発明者　ランゲ、ベーター ドイツ連邦共和国　Ｄ−５８５０９リューデンシャイト　トイトーネンシュトラ ーセ８０　ぺ一 （７２）発明者　ツィーバッハ、ヘルムートドイツ連邦共和国　Ｄ−５８５１５ リューデンシャイト　リンデンホーフ　１１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．単腕−混合弁のためのインサートであって、定置のケーシング（１）と、ケ ーシング（１）内に配置された内スリーブ（２）と、ケーシング（１）に対して 回転可能でかつ半径方向に移動可能なケージ（３）と、内スリーブ（２）内に横 方向に旋回可能に支承された、内方でケージ（３）内に係合する、外部から作動 可能なスピンドル（４）と、相互に平面接触する、透し孔を有する複数の円板と を有し、前記円板の一方が入口円板（５）として構成され、ケーシング（１）に 固定され、他方の円板が制御円板として構成され、ケージ（３）に固定され、別 の円板が中間円板として入口円板（５）と制御円板との間に設けられている形式 のものにおいて、中間円板が流量円板（７）として使用され、この流量円板（７ ）が入口円板（５）に対して半径方向に移動可能であり、制御円板が温度円板（ ６）として使用され、ケージ（３）と一緒に流量円板（７）に対して回動可能で かつ流量円板（７）と一緒に入口円板（５）に対して半径方向に移動可能である ことを特徴とする、単腕−混合弁のためのインサート。 ２．ほぼ円形の流量円板（７）が上面側（７５）で円形面として構成され、下面 側（７６）で直径の大きい円形面として構成され、この場合、下面側（７６）に おいて互いに向き合った側が割線（７７）の形式で切除されており、下面側（７ ６）に向かって互いに平行に延びる２つの段部を有し、この段部で流量円板（７ ）がケーシング（１）における同様に構成された面に沿って滑動する、請求項１ 記載のインサート。 ３．下面側（７６）が円形面から割線（７７）への移行部において上面側（７５ ）を越えて突出しかつ４つの突出した舌状部（７８）を有している、請求項２記 載のインサート。 ４．流量円板（７）が長手中心軸線に対して鏡面対称に、ウエブによって互いに 隔離された２つの透し孔（７１）を有し、これらの透し孔（７１）が下面図で見 て、丸味のつけられたコーナを有する方形の形を有し、側面図で見て、底面が長 手中心軸線に対して直角に延びる台形の形を有している、請求項２又は３記載の インサート。 ５．流量円板（７）が長い方の底面側に歯（７２）を有し、この底面側で透し孔 （７１）が温度円板（６）に向かって開放する傾斜した壁（７３）を備え、その 他では円板端面に対して垂直な壁（７４）を備えている、請求項２から４までの いずれか１項記載のインサート。 ６．温度円板（６）が円形に構成され、鏡面対称的に配置された２つのセクタ状 の透し孔（６１）を有し、これらの透し孔の一方が冷水供給導管と接続され、他 方の透し孔が温水供給導管と接続されている、請求項１から５までのいずれか１ 項記載のインサート。 ７．温度円板（６）がセクタ状の透し孔（６１）の間の縁部に、上面側に形成さ れた段部（６２）を有し、この段部（６２）で温度円板（６）がケージ（３）に おける内肩に支持される、請求項６記載のインサート。 ８．段部（６２）は互いにかつ底面に対して垂直に延びる透し孔（６１）に対し て離されている、請求項６又は７記載のインサート。 ９．入口円板（５）が輪郭において、直径の大きい、直径方向で向き合った２つ の部分円（５１）と、直径の大きい部分円（５１）の間に配置された直径の小さ い２つの部分円（５２）とから形成され、両部分円が互いに直線によって結合さ れている、請求項１から８までのいずれか１項記載のインサート。 １０．入口円板（５）が長手中心軸線に対して鏡面対称に配置された２つの透し 孔（５４）を有し、これらの透し孔（５４）の一方が冷水供給導管と接続され、 他方の透し孔が温水供給導管と接続され、入口円板が下面側で円形にかつ上面側 で丸味のつけられたコーナを有する方形に構成され、透し孔（５４）が上面側に おいて下面側に対し長手中心軸線に対してずらされて配置され、１つの横断面で 見て台形にかつ他方の横断面で見て平行四辺形状に構成されている、請求項９記 載のインサート。 １１．入口円板（５）にインサートの入口側を形成するシール円板（８）が接触 しており、このシール円板（８）がケーシング（１）により保持されており、入 口円板（５）と同じ輪郭を有している、請求項１から１０までのいずれか１項記 載のインサート。 １２．シール円板（８）が鏡面対称的に配置された円形の開口（８１）を備え、 開口（８１）が接触側で入口円板（５）の円形の透し孔（５４）と合同である、 請求項１１記載のインサート。 １３．シール円板（８）が透し孔（８１）の縁において入口円板（５）とは反対 側にシールリップ（８４）を備え、入口円板（５）に向いた側に、直径の小さい 縁に続く２つの付加部（８２）を備えている、請求項１０又は１１記載のインサ ート。 １４．外側ケーシング（１）がスピンドル側にリングねじ（１０）を受容するた めの内ねじ山（１１）を有し、このリングねじ（１０）により内スリーブ（２） のスピンドル側の端面に接する成形部分が保持されている請求項１から１３まで のいずれか１項記載のインサート。 １５．外側ケーシング（１）が内ねじ山（１１）に続いて内６角部（１２）を備 え、この内６角部（１２）が内スリーブ（２）の外６角部（２１）並びにプラス チック部分（２０）の外６角部（２）と合致している、請求項１４記載のインサ ート。 １６．プラスチック部分（２０）がスピンドル（４）を案内するために細長い切 欠き（２８）を備え、この切欠き（２８）の端面側の端部（２９）が内方に向か って円錐状に先細に延びている、請求項１４又は１５記載のインサート。 １７．ケージ（３）がスリーブ状に構成され、スピンドル側でカバー（３４）で 閉鎖され、このカバー（３４）に開口（３５）が設けられ、この開口（３５）が 内８角部として構成され、スピンドル（４）の８角形状のウエブ（４２）として 構成された内側の端部を受容している、請求項１から１６までのいずれか１項記 載のインサート。 １８．ケージ（３）のカバー（３４）が滑りハット（３０）により掴まれ、この 滑りハット（３０）が円筒体（３７）の形を有し、この円筒体（３７）の一方の 端面側が開放されておりかつ反対側の端面側が底（３４）を備え、この底（３４ ）がスピンドル（４）の通過する開口（３９）を有している、請求項１７記載の インサート。 １９．スピンドル（４）が中央で球（４４）として構成され、この球（４４）で スピンドル（４）が一方では内スリーブ（２）に保持されたプラスチック滑りリ ング（９３）にかつ他方では同様に内スリーブ（２）により保持されたＯリング （９５）に接触し、プラスチック滑りリング（９３）とＯリング（９５）との間 では内スリーブ自体に接している、請求項１から１８までのいずれか１項記載の インサート。 ２０．スピンドル（４）の自由端に温度制限器（４０）が延びている、請求項１ から１９までのいずれか１項記載のインサート。 ２１．温度制限器（４０）が少なくとも１つのスリーブを有し、該スリーブが長 手方向に内歯環（４６）を備え、この内歯環（４６）がスピンドル（４）の多角 形部（４５）と合致している、請求項２０記載のインサート。 ２２．スリーブが一方の端部において直径方向で向き合った側に尖ったフランジ 状に外方へ延びる突起（４７）を構え、この突起（４７）で温度制限器（４０） がスピンドル（４）の回転運動の終わりにプラスチック部分（２０）の側壁に当 接する、請求項２０又は２１記載のインサート。 ２３．温度制限器（４０）のスリーブの少なくとも１つが２倍幅の歯（４８）を 有し、この歯（４８）が多角形部（４５）の同じ幅の溝に係合する、請求項２０ から２２までのいずれか１項記載のインサート。