JPH07502235A - 可動弁をもった流体制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 可動弁をもった流体制御装置 本発明は、一方において、流体で満たされた密閉ケーシング内を軸線方向に沿っ て移動でき流体の流れを少なくとも制御する弁と、他方において、可動弁が第１ 閾値より大きい強さの第１軸線方向力の作用のもとて開放位置へ動かされた時に この可動弁を選択的に開放できるようにし、この開放位置を軸線方向に沿って延 在する可能な位置範囲から選択されるようにする開放装置とを包含する流体制御 装置に関する。

かかる装置は特に自動車用流体援助操向装置の作動範囲を決定するために用いら れる。

これらの装置において、ステアリングホイールの操作の援助は、シリンダ内部に ピストンにより画成された補完的な室内の圧力を調整することによって得られ、 装置の作動範囲はこのピストンのストロークにより決定される。

このストローク自体は、ピストンの移動によりピストンのストロークの後端で開 き、且つ同方向での圧力調整の更なる変更を阻止する流体の流通を室間に確立す る停止弁によって限定される。

かかる装置は、例えば米国特許第３．３１５，５７０号に記載されており、その 変形例が先行技術において公知である。

これらの製造手段に関係なく、公知の装置は、可動弁の開放位置を設定するため に、内部に弁が存在するケーシングの取り外しを必要とし及び又は比較的重要な 追加の設定手段に頼らざるを得ないという欠点がある。

これに関連して、本発明の目的は、製造が容易であるが、弁が収蔵されたケーシ ングの外部から弁の開放位置の設定を可能にする簡単な構造の可動弁をもった流 体制御装置を提供することにある。

この目的のため、本発明の装置は、弁に対向して軸線方向ハウジング内に摺動可 能に嵌装され、弁が第１軸線方向力により押圧された時にこの弁を開放できるよ うに接触する一端部を有する停止部；第１軸線方向力とは反対方向で第１閾値よ り小さい強さの第２軸線方向力を停止部に発揮し、且つこの停止部の端部が位置 される前記範囲の地点に関係なく停止部に第２軸線方向力を加えるに十分に変形 可能な弾性装置：及び 第１閾値より大きい第２閾値よりも小さい強さの軸線方向力の作用のもとて停止 部がハウジング内で摺動するのを選択的に阻止できるようにする停止部の選択的 固定装置： を包含する設定可能な開放装置を具備している。

例えば、固定装置は、前記ハウジングに通じる少なくとも部分的にねじ切りされ た孔内を動くことができるねじから成っていてよい。

さらに、この固定装置は、好ましくは、停止部に対して当接する当接ブツシュと 、ねじによって圧縮され且つ当接ブツシュに圧接するスプリングとから成る。

簡単な実施例においては、弾性装置は本質的に、ハウジングの底部と軸線方向の 停止部との間に閉じ込められたスプリングから成る。

本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として添付図面を参照して行う下記 の説明から明らかとなるであろう。

図１は、本発明による装置の一部分を示す断面図である。

図２は、本発明の第２実施例に関する図１と同様の断面図である。

図は、特に、密閉ケーシング１と、流体で満たされた少な（とも１つの圧力室３ を画成する可動ピストン２とを包含する動力援助操向装置の一部を示す。

室３はピストン２によって密封的に閉鎖されるが、ピストン２に支持され軸線５ の方向に沿ってピストンと共に動く可動弁４によって、この室の外部に向かう流 体の流れが制御的に可能である。

可動弁４は、第１閾値に一致する力を発揮するスプリング４ｃによって弁座４ｂ に対して圧接されたフラップ４ａを有する。

従って、（図の方向において）上方に指向し且つこの第１閾値より大きい強さの 軸線方向力をフラップ４ａに発揮することにより、室３から流体が流出できるよ うに弁４を開放することが可能である。

この弁の開放は、事実、第１閾値より大きい強さの軸線方向力の作用のもとでの ピストン２の下方移動の結果として、停止部６の端部６ａに対してフラップ４ａ を当接させることにより得られる。

従って、軸線５に沿って停止部６の端部６ａの位置を選択することにより弁４の 開放位置を設定することができる。

この目的のため、停止部６は、ハウジング７の底部７ａと停止部６との間に閉じ 込められたスプリング８の作用のもとて軸線方向ハウジング７内に摺動可能に嵌 装されている。

さらに、停止部は、前記ハウジング７に通じ且つねじ９を囲む環状シール１１に より外部に対して密封されている少なくとも部分的にねじ切りされた孔１０内を 動くことができるねじ９によって、ハウジング７内で定位置に保持される。

ハウジング７内の圧力は室３内の圧力と同じであり、従って、停止部６はこの圧 力と共に変化し得る異なった力を受けることはない。

好ましくは、停止部６は、弁の開放位置の設定範囲の所望長さに少なくとも等し い長さの平坦部６ｂを有している。

図１の実施例において、ねじ９は平坦部６ｂに直接当接し、ねじ込まれた時には 、少なくとも停止部６が受け得る軸線方向力が、第１閾値より相当大きく上昇し た閾値よりも小さい強さを有する限りは、停止部６がハウジング７内で摺動する のを阻止する。

対照的に、スプリング８の長さ及びこわさは、一方において、゛このスプリング のみがその通常作動位置に関係なく第１閾値より小さい強さの力を発生させるよ うに、他方において、ねじ９がねじ戻された時、停止部の端部６ａが設定範囲の 最高点となるまでスプリングが停止部６を上方に押動するように、そして最後に 停止部の端部６ａがこの設定範囲の最低点に位置された時スプリングがまだ弾性 変形状態にあるように、選択される。

従って、当業者は前述の記載からすでに理解されるように、弁４の開放位置の設 定は次のような作動によって非常に簡単に達成される。ねじ９がねじ戻され；軸 線方向停止部６がスプリング８の作用のもとで上方に後退し：ピストン２を動か すことにより弁の開放が望まれる位置へ弁４がもたらされ、従ってこの弁が開放 せずに停止部６をハウジング内に押し戻し；最後にねじ９が再びねじ込まれ、選 択された位置に停止部を楔止めする。

図２は本発明の第２実施例を示しており、停止部６は、停止部に対して当接する 当接ブツシュ１２によって、またねじ９により圧縮されて当接ブツシュを停止部 に向けて押圧するスプリング１３によって楔止めされ、この当接ブツシュ及びこ のスプリングはねじ切りされた孔１０内に少なくとも部分的に収蔵されている。

この第２実施例は、第１実施例と異なる点として、停止部６にかかる摩擦力、従 って、この閾値より大きい強さで停止部６に発揮され得る軸線方向力がハウジン グ７内で停止部６の摺動を生じさせるための閾値の設定を正確で且つ同時に非常 に簡単に調整できる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １一方において、流体で満たされた密閉ケーシング（１）内を軸線方向に沿って 移動でき流体の流れを少なくとも制御する弁（４）と、他方において、可動弁が 第１閾値より大きい強さの第１軸線方向力の作用のもとで開放位置内へ動かされ た時にこの可動弁を選択的に開放できるようにし、この開放位置を軸線方向に沿 って延在する可能な位置範囲から選択されるようにする開放装置とを包含する流 体制御装置において、開放装置が 弁に対向して軸線方向ハウジング（７）内に摺動可能に嵌装され、弁が第１軸線 方向力により押圧された時にこの弁を開放できるように接触する一端部（６ａ） を有する停止部（６）； 第１軸線方向力とは反対方向で第１閾値より小さい強さの第２軸線方向力を停止 部に発揮し、且つこの停止部の端部（６ａ）が位置される前記範囲の地点に関係 なく停止部に第２軸線方向力を加えるに十分に変形可能な弾性装置（８）；及び 第１閾値より大きい第２閾値よりも小さい強さの軸線方向力の作用のもとで停止 部がハウジング内で摺動するのを選択的に阻止できるようにする停止部の選択的 固定装置（９，１２，１３）； を包含することを特徴とする流体制御装置。 ２請求項１記載の装置において、固定装置が、前記ハウジング（７）に通じる少 なくとも部分的にねじ切りされた孔（１０）内を動くことができるねじ（９）か ら成ることを特徴とする装置。 ３請求項２記載の装置において、固定装置が、停止部に対して当接する当接ブッ シュ（１２）と、ねじによって圧縮され且つ当接ブッシュに圧接するスプリング （１３）とから成ることを特徴とする装置。 ４請求項２記載の装置において、前記弾性装置がハウジングの底部（７ａ）と軸 線方向停止部（６）との間に閉じ込められたスプリング（８）から成ることを特 徴とする装置。