JPH0750205Y2 - レコーダ構造 - Google Patents

レコーダ構造

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JPH0750205Y2
JPH0750205Y2 JP6537489U JP6537489U JPH0750205Y2 JP H0750205 Y2 JPH0750205 Y2 JP H0750205Y2 JP 6537489 U JP6537489 U JP 6537489U JP 6537489 U JP6537489 U JP 6537489U JP H0750205 Y2 JPH0750205 Y2 JP H0750205Y2
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JP
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thermal head
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thermal
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睦海 下田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数個の発熱素子を並列して成るサーマルヘッ
ドを圧着して感熱紙に印字等の記録を行うサーマルレコ
ーダのレコーダ構造に関し、特に前記発熱素子を感熱紙
の幅方向全域に渡って適切に圧着させるための構造に関
する。
〔従来の技術〕
第3図は従来のレコーダ構造を示す斜視図である。
図において、1はプラテンであり、円柱状もしくは円筒
状のシリコンゴム等から成る弾性体1aと、この弾性体1a
も中心に貫通して両端に突出させたシャフト1bにより形
成されている。そしてこのプラテン1は、両端に突出し
たシャフト1bにより対向配置されたサイドフレーム2a,2
bに回転可能に担持されており、一端側においてステッ
ピングモータ3に連結されている。
4はサーマルヘッドで、前記プラテン1の長さとほぼ同
等の長さを有する板状のセラミックベース5とこのセラ
ミックベース5の上面側に1列に並列して設けられた発
熱素子6とから構成されている。このセラミックベース
5はアルミ,銅もしくは鉄等の熱伝導性の良好な取付板
5aと熱的に結合されており、この取付板5aに取付られた
押圧バネ7によりプラテン1周面の一部に、軸方向に平
行に圧着されるようになっている。
尚、前記サーマルヘッド4には、各発熱素子6毎に発熱
信号を供給するための図示しないフラットケーブルが接
続されており、このフラットケーブルからの発熱信号に
より所望の発熱素子6が発熱されて文字等の記録が行わ
れる。
9は前記プラテン1とサーマルヘッド4間に介在するよ
うにプラテン1に巻回された印字媒体としての感熱紙で
ある。
このような構成により記録を行う場合は、まずプラテン
1に感熱紙9を巻回し、この感熱紙9を介してサーマル
ヘッド4を押圧バネ7によりプラテン1に圧着させる。
そして、前記フラットケーブル8を介して供給される発
熱信号によりサーマルヘッド4に一列に配列された発熱
素子6の内の所望の発熱素子6を発熱させて、圧着して
いる感熱紙9を変色させ記録を行う。
この後、ステッピングモータ3を駆動し、シャフト1aを
介してプラテン1を回転させて感熱紙9を送り、記録終
了としていた。
ここで、サーマルレコーダのヘッド部構造としては、サ
ーマルヘッドの発熱素子と感熱紙とがその紙幅全域に渡
って適切な圧力で密着することが記録品質の上で重要と
なっている。
ところが、上記のような構造では、第4図の従来の構造
の要部平面図に示すようにサーマルヘッド4の圧着力を
発生する押圧バネ7の押圧力により、プラテン1が押圧
バネ7の押圧方向に撓んでしまうことがあった。
このようにプラテン1が撓んでしまうと、プラテン1の
中央部付近においてサーマルヘッド4の発熱素子6と感
熱紙9との間に充分な密着を得ることが困難となり、感
熱紙9の両端から中央部に近づくにつれて次第に記録結
果が薄くなってしまうという欠点があり、これは高印字
品質が要求される階調記録の際には致命的な欠点となっ
ていた。
そこで、この密着不足を解消するために従来は第5図に
示すような構造を用いていた。
第5図は密着不足を解消するための従来の構造を示す要
部斜視図であり、この図に見られるように、プラテン1
を挟んでサーマルヘッド4とは反対側に該プラテン1の
変形を防止するための支持体10を設けている。
この支持体10は、両端をサイドフレーム2a,2bに回転可
能に支持された軸10aのほぼ中央にローラ10bが取付けら
れており、このローラ10bをプラテン1側に圧接させる
ことで、サーマルヘッド4側からの押圧力を受け止め、
プラテン1の湾曲を防止し、サーマルヘッド4の発熱素
子6を均一に感熱紙9に圧着するようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来のプラテン撓み防止の構造に
おいて、以下に示すような幾つかの問題点がある。
まず、撓みを防止するために設けられたローラの撓み剛
性が、プラテンの撓みに対して無視できるほどに大きな
もので形成することは困難であり、従ってローラの撓み
も考慮する必要がある。このため、互いの材質のそれぞ
れの剛性係数等の設定に複雑な設計が必要となり、この
ため適切な構造であるとは言えなかった。
また、プラテンの径,ローラの径,そしてサーマルヘッ
ドの厚み等が製造時においてバラツキが生じると、押圧
バネの設定されていた押圧力と合わなくなり、プラテン
の撓み量が変化してしまうということになる。
このようなことから、プラテンの撓み量を完全にコント
ロールすることは不可能であり、特に感熱紙の微細な発
色特性をコントロールする必要のある階調記録レコーダ
等においては重大な欠点となっていた。
そこで、本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであり、プラテンの撓み量の大きさに影響を受ける
ことなく確実にプラテンの撓みを防止して、サーマルヘ
ッドがプラテン全域に渡って均一に圧着可能とし、感熱
紙の微細な発色を可能として高品質の階調記録を実現す
るレコーダ構造を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため本考案は、回転可能に支持
された円筒あるいは円柱状のプラテンに、感熱紙を介在
させて複数個の発熱素子を有するサーマルヘッドを圧着
すると共に、このサーマルヘッドの反対側のプラテン側
面中央部にローラを圧接し、前記サーマルヘッドに設け
た任意の発熱素子を発熱させることにより前記感熱紙を
発色させて記録を行うレコーダ構造において、前記ロー
ラを支持具に取り付けると共に、この支持具を収納する
溝部を前記プラテンのサーマルヘッド側と反対側中央部
に配した支持部材をプラテンと所定の間隔を保持して設
け、前記支持部材の裏面側から押圧調整ネジを取り付
け、この押圧調整ネジを回転させることで支持具をプラ
テン側に前後可能とすると共に任意の位置で支持具を固
定できるようにしたものである。
〔作用〕
上述した構成によれば、サーマルヘッドが圧着されて、
これによりプラテンが支持梁側に撓もうとしたら、プラ
テンの撓もうとする側に位置している支持梁の裏面側か
ら押圧力調整ネジを所定の方向に回転する。
この回転により押圧力調整ネジはプラテン方向に前進
し、支持具を同方向に溝部から押し出す。支持具が押し
出されることでローラが押し出され、プラテンの中央部
をさらに強くサーマルヘッド側に押し戻すように押圧す
る。
これにより、プラテンは両側からの押圧力が相殺され撓
みは防止され、サーマルヘッドはプラテンの幅全域に渡
って確実に圧着されることになる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図、第2図は
本考案の要部平面図である。
第1図及び第2図において、1はプラテン、2a,2bはサ
イドフレーム、3はステッピングモータ、4は発熱信号
供給用の図示しないフラットケーブルが接続されている
サーマルヘッド、5はセラミックベース、6は発熱素
子、7は押圧バネ、9は感熱紙であり、これらは従来に
おいて述べたものとほぼ同様のものであるので、同一の
符号を付してその説明は省略する。
11は前記プラテン1を挟んでサーマルヘッド4とは反対
側に、プラテン1とは所定の間隔を確保して平行に設け
られた支持部材としての支持梁であり、この支持梁11は
プラテン1の外径より数倍太く、つまり押圧バネ7の押
圧力には撓む心配のない太い角柱部材から成っており、
両端を左右のサイドフレーム2a、2bに支持されて取り付
けられている。
そしてこの支持梁11のほぼ中央部には後述する支持具を
取り付けるための凹状の溝部11aが、プラテン1側に開
口して設けられている。
12はこの溝部11aに嵌合して取り付けられることで、支
持梁11とプラテン1間に介在するように配されたプラテ
ン1の撓みを防止するための支持具であり、この支持具
12はこの支持具12はコの字形に形成されていて、その内
側にプラテン1の軸方向のほぼ中央部においてその周面
に圧接するローラ13を両端の軸13aを介して回転可能に
支持している。
15はこの支持具12の後端面に取りつけられ、溝部11aの
突き当たり面から支持梁11の裏面側に貫通させて、支持
梁11に螺合している押圧力調整ネジで、この押圧力調整
ネジ15を回転させることで支持具12をプラテン1方向前
後にスライド可能な構造となっており、これらによりプ
ラテン1を支持するための支持体16が構成されている。
上述した構成により、サーマルヘッド4が押圧バネ7に
よりプラテン1に圧着されると、この圧着力によりプラ
テン1は支持梁11側に撓もうとする。
しかし、ここでプラテン1の撓もうとする側に位置して
いる支持梁11の裏面側から、押圧力調整ネジ15を回転す
る。
これにより押圧力調整ネジ15は支持梁11に螺合しながら
プラテン1方向に前進する。この押圧力調整ネジ15の前
進により支持具12が同方向に溝部11aから突出するよう
に押し出される。すなわち、支持具12全体がプラテン1
側に押圧されるので、該プラテン1の中央部に圧接して
いるローラ13がさらに強くプラテン1側に押圧する。
これにより、プラテン1はサーマルヘッド4側に押し戻
されるように押圧される。従って、両側からの押圧力が
相殺されたかたちとなってプラテン1の撓みは防止され
る。
このようなことから、サーマルヘッド4をプラテン1の
幅全域に渡って確実に圧着させるために押圧バネ7の押
圧力を変化させても、この押圧力に対応してプラテン1
が撓むことがないようにローラ13側の押圧力を、押圧力
調整ネジ15を所望の方向に回転させることで容易に対応
することが可能となり、その結果プラテン1の撓みは防
止される。
なお、本考案は上述した実施例に限るものではなく種々
の変更が可能であり、例えば支持体16の支持梁11を角柱
状のものとして説明したが支持具12を前後方向に可動に
支持する構造であれば良く、梁状のものに限らなくとも
可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、回転可能に支持さ
れたプラテンに感熱紙を介在させてサーマルヘッドを圧
着すると共に、このサーマルヘッドの反対側のプラテン
側面中央部にローラを圧接し、前記サーマルヘッドに設
けた任意の発熱素子を発熱させることにより前記感熱紙
を発色させて記録を行うレコーダ構造において、前記ロ
ーラを支持具にて支持すると共に、この支持具を収納す
る溝部を前記プラテンのサーマルヘッド側と反対側中央
部に配した支持部材をプラテンと所定の間隔を保持して
設け、前記支持部材の裏面側から押圧調整ネジを取り付
けて、この押圧調整ネジを回転させることで支持具をプ
ラテン側に前後動可能とすると共に任意の位置で支持具
を固定できるようにした。
これにより、サーマルヘッドの圧着によりプラテンが撓
んできたら押圧力調整ネジを回転すると、ローラはプラ
テン方向に押し出されて、該プラテンに強く圧接して押
し戻し、プラテンの撓みは防止される。
このように、プラテンの撓みは押圧力調整ネジを所定の
方向に回転させるという容易な操作のみにて、プラテン
の撓みを解消することができる。
従って、サーマルヘッドはプラテンの幅全域に渡って一
様に確実に圧着され、感熱紙の微細な発色を可能とした
高品質の階調記録を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図、第2図は
本考案の要部平面図、第3図は従来の構造を示す斜視
図、第4図の従来の構造の要部平面図、第5図は密着不
足を解消するための従来の構造を示す要部斜視図であ
る。 1……プラテン、4……サーマルヘッド 6……発熱素子、9……感熱紙 11……支持梁、11a……溝部 12……支持具、13……ローラ 15……押圧力調整ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面を弾性体にて形成した円筒あるいは円
    柱状のプラテンを回転可能に支持し、 このプラテンとの間に感熱紙を介在させて複数個の発熱
    素子を有するサーマルヘッドを押圧バネにより圧着させ
    ると共に、このサーマルヘッドの反対側のプラテン側面
    中央部に回転可能に支持したローラを圧接し、 前記サーマルヘッドに設けた任意の発熱素子を発熱させ
    ることにより前記感熱紙を発色させて記録を行うレコー
    ダ構造において、 前記ローラを支持具に取り付けると共に、この支持具を
    収納する溝部を前記プラテンのサーマルヘッド側と反対
    側中央部に配した支持部材をプラテンと所定の間隔を保
    持して設け、 前記支持部材の裏面側から押圧調整ネジを取り付け、こ
    の押圧調整ネジを回転させることで支持具をプラテン側
    に前後動可能とすると共に任意の位置で支持具を固定で
    きるようにしたことを特徴とするレコーダ構造。
JP6537489U 1989-06-06 1989-06-06 レコーダ構造 Expired - Lifetime JPH0750205Y2 (ja)

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JP6537489U JPH0750205Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 レコーダ構造

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JPH036940U JPH036940U (ja) 1991-01-23
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JP2017169785A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 ヤマハ株式会社 ゴルフクラブ

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