JPH07502040A - 2個以上のニトリル基を有するニトリル化合物の部分的水素化によるアミノニトリルの製造方法 - Google Patents

2個以上のニトリル基を有するニトリル化合物の部分的水素化によるアミノニトリルの製造方法

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JPH07502040A
JPH07502040A JP5510801A JP51080193A JPH07502040A JP H07502040 A JPH07502040 A JP H07502040A JP 5510801 A JP5510801 A JP 5510801A JP 51080193 A JP51080193 A JP 51080193A JP H07502040 A JPH07502040 A JP H07502040A
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ボスマン,フーバーツス ヨハネス メヒチルダ
ヴァンデンボーレン,フランシスクス ヘンリクス アントニウス マリア ヨーゼフ
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デーエスエム ナムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 2個以上のニトリル基を有するニトリル化合物の部分的水素化によるアミノニト リルの製造方法本発明は、周期系第8族からの金属を含有する触媒の存在で、2 個以上のニトリル基を有するニトリル化合物の部分的水素化によるアミノニトリ ルの製造方法に関する。
かかる方法Jま、マーレス(F、 Mares) 、ギャル(J。
E、 Ga1le) 、ダイアモンド(S、 E、 Diamond)およびレ ジナ(F、 J、 Regina) [Journal of Catalys is、第112巻、(1988年)、第145頁〜第156頁]から公知であり 、その刊行物によればα、ω−ブタンジニトリル(スクシノニトリル)のような アルカンジニトリルは、酸化マグネシウム担体上の微細なハロゲン化ロジウムか らなる触媒の存在で水素化される。
触媒は、水酸化ロジウムで前処理され、酸化マグネシウム担体上に金属ロジウム を生じる。水素化反応の間、NH3がジニトリルに対して過剰に供給される。ス クシノニトリルの、反応温度100℃、圧力5Qato+(5〜iP a)およ び反応時間55時間での水素化においては89,4%の変換率および87.3% のアミノブチロニトリルの選択率が達成される。これは、アミノブチロニトリル の収率87%に相当する。この収率は高いが、収率をさらに増加するのが望まし い。これに加えて、大量の好ましくない副生成物が形成する(スクシノニトリル の11.9%が二量体およびオリゴマーに変換する)。論文も、アジポニトリル から90%の変換率でε−アミノカプロニトリルの収率66゜6%を報告してい る。二量体は2.7%の量で生成する。
本発明の目的は、簡単な方法を用い、高い反応速度でかつ高いアミノニトリルの 収率で、アミノニトリルを製造し、好ましくない副生成物の生成が制限される方 法を提供することである。
本発明の目的は、水素化を、実質的に無水の反応条件下で実施し、かつ触媒をア ルカノラードで処理したことで達成される。
意外にも、本発明によれば80%を超えるアミノニトリルの収率を達成しうろこ とが判明した。さらに、本発明方法においては、反応の間N[(3を供給する必 要はない。副生成物としては実質的にオリゴマーが形成するだけであり、該オリ ゴマーは、文献から公知の方法により形成する二量体およびオリゴマーとは異な り、化学工業において処理することができる。
本発明方法は、2個以上のニトリル基を有する任意のニトリル化合物の部分的水 素化に適当である。
こうして、たとえば、α、ω−アルカンジニトリルは、本発明による方法を用い て相応するアミノニトリルに変換するのに適当である。これらのアルカンジニト リルは一般式NC(CH2)−−CN (nはn=12の整数である)で示され る。望ましくは1〜6の整数である。例は次のものである:マロンニトリル(n =1)、スクノノニトリル(n=2) 、アジポニトリル(n=4)およびゲル タロニトリル(n=5)。本発明方法は、とくにスクシノニトリルおよびアジポ ニトリルの水素化に適当である。
α、ω−アルカンジニトリルの水素化は、次の反応式によって表わすことができ る: I NC−(CI(2)−−CN ■2N−CHz−(CH+)n−CN (1)H 2N−Ct12−(CH2)−CN−4H2N−CHz−(CH2)−CH2− Nllzこの式において、反応(1)の生成物は所望のω−アミノアルカンニト リルであり、このものは反応(2)により水素の存在でさらに反応させてジアミ ンを生成することができる。K1およびに2は、反応(1)および(2)の速度 定数を表わす。ω−アミノアルカンニトリルへの選択的水素化においてはK t  / K 2の比は高い本発明方法は、2個よりも多いニトリル基を有する化合 物の部分的水素化、たとえば3個または4個のニトリル基を有する炭素原子数3 〜12の化合物にも適当である。本発明は、ニトリル基を有する樹状高分子の水 素化にとくに適当である。樹状高分子の一般的記載は、たとえばトマリア(D、 ^、Tomalia)等(^ngev、 Chew、 Int、英語版、第29 巻、(1990年)。
第138頁〜第175頁)に見出すことができる。これらの高分子は、一般に1 00〜100000& q/kmolの重量平均分子量(M、)を有する。部分 的水素化に適当な樹状高分子の例は次式で示される化合物である: K (RX)、(R’CN) 、、 (3)[式中mおよびnは正の整数であり 、nは樹状高分子の樹枝の数を表わし、mはnに等しいかまたはそれよりも大き い]。式(3)中の符号は次のものを表わす:K・・・・・・・・・・樹状高分 子の核を形成する化合物RX・・・・・・・・炭素原子、場合によりヘテロ原子 を有する核に結合した枝 R’CN・・・・・ニトリル基を有する末端技本発明によれば、式(3)による 化合物を次の反応式により部分的水素化することができる:K(RX)、(R’ CN)、I+ 21)H2→K(RX)、(R’CN)、、−(R’CH2NH 2)、(4)式中pは正の整数である。部分的水素化度Qは次のように定義され る・ Q = p / m (5) 本発明によれば、Qは1よりも小さく、とくに0.75よりも小さい。部分的水 素化後、樹状高分子は、ニトリル基またはアミノ基と反応する化合物との反応に よってさらに増成することができる。これに再び部分的水素化が続くことができ 、交互に増成または成長および部分的水素化する方法は数回繰返すことができる 。樹状高分子は専ら末端アミノ基または末端ニトリル基の個所で増成されるが、 本発明によれば水素化度は反応条件を変えることによって制御することができ、 樹状高分子の構造は所望のように調整することができる。
本発明による部分的水素化は、殆んど無水の反応条件下で実施しなければならず 、これは反応媒体が5重量%以下の水を含有することを表わすものとする。水含 量は、ASTM−E203 (1971年)標準規格によるカールフィッシャー 滴定法により決定される。
望ましくは水含量は1重量%以下、より望ましくは05重量%以下、とくに0. 1重量%以下である。
ニトリルは、水素化に先立ち、適当な溶媒に溶解することができる。本発明によ り使用することのできる溶媒は水をほとんど含有してはならず、反応媒体の水含 量は、上述したように臨界的である。適当な溶媒の例は、テトラヒドロフラン、 ジオキサン、アルカン(ジ)アミン、アルコールおよびエーテルである。とくに 適当な溶媒は、α、ω−アルカンジアミンまたは1〜10C原子を有するアルコ ールである。かかるとくに適当な溶媒の例は、ジアミノエタン、ジアミノブタン 、ジアミノヘキサン、メタノール、エタノール、n−プロパツールおよびn−ブ タノールである。
水素化は水素ガス(H2)を用いて行なわれる。これは通常ニトリルを含有する 溶液と接触している気相として存在し、少量の水素ガスが溶液に溶解する。水素 の分圧は少なくともIatm(0,1MPa)であるが、通常は5〜500at m (0,5〜50MP a)である。と(に30〜100atm(3〜10M P a)の水素圧が適用される。これらの圧力および他のすべての圧力は絶対圧 として記載されている。他のガスが反応の間存在してもよいが、これらのガスは 通常少量存在する。
水素化の間、水素は望ましくは少なくとも1の1−(2対ニトリルのモル比で存 在する。反応中に消費される水素は、通常反応の間に供給される。一般に、水素 圧は全反応の間一定に保たれる。
水素化の間の温度は、臨界的ではないが、通常0〜200℃、とくに20〜10 0℃である。
本発明により適用される触媒は、アルコラードで処理された元素の周期系第8族 からの金属を含有する触媒である。元素の周期系とは、化学および物理のハンド ブック(Handbook of Chemistry and Physic s)第5版(CRCPress、1977年〜1978年)の表紙に印刷された 表を表わすものとする。
第8族からの金属は、ニトリルの水素化において活性であることが知られている (たとえばEP−A第0077911号参照)。ニッケル、コバルト、白金、パ ラジウムおよびロジウムが適当に選択される。十分な触媒活性のためには、金属 は大きい接触面積を有しなければならない。金属は、そのものとしてまたは適当 な担体に担持して使用することができる。
米国特許(U 5−A)第4362671号は、触媒として式(RR’Rh)A  [式中Rは少なくとも炭素数4の非アレン炭化水素ジエンから誘導され、R′ は有機窒素化合物であり、Aは対陰イオンとして役立つ1価の錯陰イオンである ]で示されるロジウム錯体を使用する、α、ω−アミノニトリルへのジニトリル の部分的水素化方法を記載している。
本発明によれば、ラニーニッケルまたはラニーコバルトが触媒としてと(に適当 である。ラニー触媒の記載およびその製造は、米国特許(US−A)第1628 190号(1927年)に見出すことができる。
ラニー触媒は、ニッケルおよびアルミニウムを含有し、アルミニウムは金属アル ミニウム、酸化アルミニウムまたは水酸化アルミニウムの形で存在する。元素状 または化学的に結合した形で少量の他の金属、たとえば鉄および/またはクロム を、特定の化合物群の水素化のため活性および選択率を増加するためにラニーニ ッケルに加えることができる。これらの添加される金属は通常促進剤と呼ばれ、 この触媒は促進剤含有ラニーニッケルと呼ばれる。促進剤の使用については、モ ントゴメリ−(S、 R,Montgomery、 Catalysis of Organic Reactions 第5巻、第383頁〜第409頁(19 81年))参照。本発明によれば、触媒としてクロムおよび/または鉄促進剤含 有ラニーニッケルを使用するのがとくに望ましい。
ラニーコバルトもアルミニウムを含有し、促進剤を含有しつる。たとえば、クロ ム含有ラニーコバルトは第一級アミンへのニトリルの水素化に適当である。
本発明による方法に適当なラニー触媒の例はラニーニッケル型のデグッサBLM 112W(登録商標)、ブレース(Grace) 2400 (登録商標)、ア クチベーテ’yドメタルス(^ctivated Metals) A −40 00(登録商標)およびドズD (Doduco) Ra / N i (登録 商標)およびラニーコバルト型のブレース(Grace)2724 (登録商標 )である。
本発明によれば、触媒は前処理される。水素化はほとんど無水の反応条件下で実 施しなければならないので、触媒から水を除去しなければならない。これは文献 から公知の方法を使用し、たとえば無水溶媒で洗浄することによって行なうこと ができる。望ましくは、水は触媒から、触媒をアルカノラードで処理する前に除 去する。
本発明によれば、触媒はアルカノラードで処理する。本発明によるアルカノラー ドは望ましくは1〜10のC原子を有するアルカノラード、たとえばメタノラー ド、エタノラード、n−プロパノラード、i−プロパノラードまたはn−ブタノ ラードである。アルカノラードは通常金属塩の形で入手できる。本発明によれば 、アルカリ金属アルカノラードまたはアルカリ土類金属アルカノラードがとくに 適当である。極めて適当なアルカノラードの例は、カリウムおよびナトリウムメ タノラードである。触媒に適用されるアルカノラードの量は、通常触媒1gあた り0.01〜0.5g、と(に触媒19あたり0.03〜0.2g、−そうとく に触媒1gあたり0.05〜0.159である。
アルカノラードでの処理の間の温度は臨界的ではない。通常、処理は0〜50℃ の間の温度、とくに室温で行なわれる。処理の間の圧力はあまり重要ではない。
通常、処理は大気圧下で行なわれる。望ましくは、処理は触媒をアルカノラード の溶液と激しく混合することによって行なわれる。この溶液は望ましくはアルカ ノール中のアルカノラードの濃溶液である。濃度は、たとえば5〜10009/ l、とくに10〜500g/lである。
本発明により製造することのできる生成物は、化学工業または製薬工業の原料と して広く適用される。例は、抗うつ薬製造に使用される式(H2N CH2)3 −CONH2・HCI を有するγ−アミノブチルアミドの塩酸塩製造のための 原料としてのω−アミツブクンニトリル(アミノブチロニトリル)の使用である 。
さらに、アミノブチロニトリルはけん化および閉環によってピロリドンに変える ことができる。
ω−アミノアルカンニトリルは、ナイロン製造用原料として適用することができ る。こうして、ε−アミノヘキサンニトリル(ε−アミノカプロニトリル)は、 ナイロン−6の原料として使用されるε−カプロラクタム用原料として使用する ことができる。こうして、1.4−ジシアノブタン(アジポニトリル)は本発明 による選択的水素化を実施してε−アミノ−カプロニトリルを生成し、このもの はけん化により6−アミノ−ヘキサン酸(ε−アミノカプロン酸)に変えられ、 この酸は次いでH2Oが脱離される閉環反応によりカプロラクタムに変えられる 。
本発明により製造することのできる樹状高分子は、エレクトロニクスにおいて、 ふるいの校正のため、触媒担体にかつ選択膜および塗膜用に使用することができ る。さらに、樹状化合物は、耐衝撃性改良剤としてまたは種々のプラスチックに おける架橋剤として使用することができる。
さらに、本発明は実施例および比較実験例において説明するが、これに制限され るものではない。
反応生成物は、ポリエチレングリコールを満たしたカラム(No、CPWAX5 1型)およびキャリヤガスとして水素を使用する、ヒユーレットバラカード(H ewlett Packard) HP 5890 (登録商標)型のガスクロ マトグラフィーを使用して分析した。スクシノニトリルは、次のカラム組成:フ ェニル5%、メチルポリシロキサン95%(CP SILgCB型)お、J−び キャリヤガスとして窒素を使用する、クロムパック(Chroipack) 4 28 A (登録商標)型の分離ガスクロマトグラフィーを使用して分析した。
反応混合物中の水の量は、ASTM−E203 (1971年)によるカールフ ィッシャー滴定法により決触媒としてデグッサBLMI 12W (登録商標) のラニーニッケルを使用した;製造業者によれば組成はNi85重量%、Fe  2.0重量%、Cr 2,5重量% オヨヒA I (A l オ、k ヒA  l 20 a ) 9 、7重量%テあった。触媒89(乾燥重量)を、メタノ ールを3A型モレキユラーシーブで乾燥することによって製造した無水メタノー ル25m1で5回洗浄した。スラリの沈降後、メタノールをデカントした。引き 続き、スラリをメタノール20m1中のNa0CHs O,8qの溶液と接触さ せ、激しい撹拌を適用した。スラリの沈降後、液体をデカントし、処理した触媒 をジアミノエタン25m1で洗浄し、次いで洗浄液をデカントした。
反応器としては、触媒粒子をトラップするためのフィルタを有するドレン弁を備 える160mI Parrオートクレーブを使用した。さらに反応器は、弁を有 する計量供給管路を介してオートクレーブに連結した50m1の計量供給容器を 備えていた。反応器および計量供給弁の双方は、調整可能な加熱および圧力制御 装置を有する。反応器内容物は、撹拌機を用いて混合することができる。
処理した触媒は、ジアミノエタン80g中のスラリとしてオートクレーブに導入 した。この触媒スラリの水含量は0.77重量%であった。引き続き、オートク レーブをH2で3回パージし、H2圧を70atmに上げ、温度を撹拌(150 0rpm)の間8o℃に上げた。スクシノニトリル89をジアミノエタン1og に溶かし、計量供給容器中へ導入した。次いで、計量供給容器をH2で2回パー ジし、圧力をH2で80atmに上げた。この1&、計量供給容器の遮断弁を開 き、計量供給容器の内容物をオートクレーブに移し、その後反応は、撹拌しなが ら(1500rpm)オートクレーブ中で生起した。
300秒後に、反応を、反応器ドレイン中の弁を開くことにより停止し、その結 果反応器内容物は、触媒は別として、反応器から流出した。生成物はガスクロマ トグラフィーにより分析した。スクシノニトリル変換率は100%であった。反 応生成物は、アミノブチロニトリル85モル%、ジアミノブタン14モル%およ びピロリジン1モル%からなっていた。アミノブチロニトリルの収率は85%で あった。
比較実験例A 例■におけるようなラニーニッケル8gを蒸留水25 m lで5回洗浄した。
スラリの沈降後、水をデカントした。次いでスラリを蒸留水20m1中のNaO H0,8gの溶液と、激しく撹拌しながら接触させた。
スラリの沈降後、液体をデカントし、処理した触媒をジアミノエタン25m1で 洗浄した。触媒スラリの水含量は7.7重量%であった。
こうして処理した触媒を、例Iに記載したように、スクシノニトリルの水素化に 使用した。300秒後、スクシノニトリルの100%が変換した。反応生成物は 、ジアミノブタン96モル%、ピロリジン2.5モル%および残量のタール状生 成物からなっていた。アミノブチロニトリルの収率は0%であった。ガスクロマ トグラフィー分析は、タール状生成物は主としてジアミノエタンニ量体からなる ことを立証した。
例 ■ 水素化を例■に記載したように実施したが、NaOCH3の代りにKOCHa  1.19を使用し、溶用した。300秒後、スクシノニトリルの変換率は100 %であった。反応生成物は、アミノブチロニトリル85モル%、ジアミノブタン 14モル%およびピロリジン1モル%からなっていた。アミノブチロニトリルの 収率は85%であった。
例 ■ 水素化を例Hに記載したように実施したが、溶媒としてジアミノブタンの代りに ヘキサメチレンジアミンを使用した。300秒後、スクシノニトリルの変換率は 100%であった。反応生成物は、アミノブチロニトリル86.5モル%、ジア ミノブタン13モル%およびピロリジンく1モル%からなっていた。アミノブチ ロニトリルの収率は86.5%であった。
水素化の速度論を研究するために、反応の間少量の試料を、反応容器から15秒 毎に取出して分析した。
反応(1)および(2)に対する一次速度論は、K1=0.013、およびに2  =8.1 X 10−’ S−”と観察された。K l/ K 2の比は16 であった。
比較実験例B 比較例Aを繰返し、速度論を例■に記載したように決定する。反応(1)および (2)に対する速度論は、K1=0.013、K2 =2.2 x 10−s  S−tと観察された。K□/ K 2の比は5.6であった。
例 ■ 水素化を例Iに記載したように実施したが、アジポニトリルを水素化した。Na OCH3の代りに、K OC831、29を加えた。触媒スラリの水含量は0. 46重量%であった。180秒後、アジポニトリルの変換率は95%であった。
反応生成物は、ε−アミノカプロニトリル77モル%およびジアミノヘキサン2 3モル%からなっていた。ε−アミノカプロニトリルの収率は73%であった。
水素化の速度論を研究するため、反応時間15秒後毎に、少量の試料を反応容器 から取出し、分析した。
反応(1)および(2)に対する一次速度論は、K1=0.017およびに2= 2.18X10−38−1と観察された。K 1/ K 2の比は6であった。
比較実験例C 水素化を例■に記載したように実施した。触媒を水中で使用し、この水が反応混 合物中の11.2重量%の水含量となった。90秒後、アジポニトリルの変換率 は99%に達した。反応生成物は、ε−アミノカプロニトリル51モル%および ヘキサメチレンジアミン49モル%からなっていた。ε−アミノカプロニトリル の収率は51%であった。
水素化の速度論を研究するため、反応の間少量の試料を、15秒毎に反応容器か ら取出し、分析した。反応(1)および(2)に対する一次速度論は、K1=0 .051およびに2= 0.016 S−’と観察された。
Kl/に2の比は3.2であった。
国際調査報告 、、−−−、、PCT/ML 92100230フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,SN、 TD。
TG)、 AU、 BB、 BG、 CA、 C3,FI、 HU。
JP、KP、KR,LK、MG、MN、MW、N02NZ、PL、RO,RU、 SD、UA、US(72)発明者 ヴアンデンボーレン、フランシスクス へン リクス アントニウス マリア ヨーゼフ オランダ国 6213 ジェイアール マーストリヒト ヴエーレナーバンク  31

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.元素の周期系第8族からの金属を含有する触媒の存在で、2個以上のニトリ ル基を有するニトリル化合物を部分的に水素化することによりアミノニトリルを 製造する方法において、水素化をほとんど無水の反応条件下で実施しかつ触媒を アルカノラートで処理したことを特徴とする2個以上のニトリル基を有するニト リル化合物の部分的水素化によるアミノニトリルの製造方法。
  2. 2.アルカノラートをメタノラートまたはエタノラートから選択することを特徴 とする請求項1記載の方法。
  3. 3.アルカノラートがアルカリ金属アルカノラートまたはアルカリ土類金属アル カノラートであることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 4.アルカノラートがナトリウムまたはカリウムメタノラートであることを特徴 とする請求項3記載の方法。
  5. 5.触媒に適用されるアルカノラートの量が、触媒1gあたり0.01〜0.5 gであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 6.触媒に適用されるアルカノラートの量が触媒1gあたり0.05〜0.15 gであることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 7.触媒がラニーニッケルまたはラニーコバルト触媒であることを特徴とする請 求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 8.触媒を、アルカノラートで処理する前に、無水にすることを特徴とする請求 項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 9.無水の反応条件は、反応媒体の水含量が1重量%以下であるようなものであ ることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. 10.部分的水素化を、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アルカン(ジ)アミ ン、アルコールおよびエーテルからなる群から選択した溶媒中で実施することを 特徴とする請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 11.溶媒を、α,ω−アルカンジアミンまたは1〜10C原子を有するアルコ ールから選択することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 12.溶媒を、ジアミノエタン、ジアミノブタン、ジアミノヘキサン、メタノー ル、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノールおよびn−ブタノールか らなる群から選択することを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 13.ニトリル化合物がα,ω−アルカンジニトリルであることを特徴とする請 求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 14.α,ω−アルカンジニトリルがスクシノニトリルまたはアジポニトリルで あることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 15.ニトリル化合物が樹状高分子であることを特徴とする請求項1から12ま でのいずれか1項記載の方法。
  16. 16.明細書中に含まれかつ実験例に説明されている方法。
JP5510801A 1991-12-18 1992-12-17 2個以上のニトリル基を有するニトリル化合物の部分的水素化によるアミノニトリルの製造方法 Pending JPH07502040A (ja)

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NL9102112A NL9102112A (nl) 1991-12-18 1991-12-18 Werkwijze voor het bereiden van een aminonitril door het partieel hydrogeneren van een nitrilverbinding met twee of meer nitrilgroepen.
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