JPH07501808A - ヒトトロンボスポンジンの1型繰返体からのヘパリン−およびスルファチド結合ペプチド - Google Patents

ヒトトロンボスポンジンの1型繰返体からのヘパリン−およびスルファチド結合ペプチド

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトトロンポスボンジンのl型繰返体からのヘパリン−およびスルファチド結合 本発明は、ヘパリンおよびスルファチド(スルホリピド)を含む硫化複合糖質と 結合する、ヒト内皮細胞トロンボスボンジンの三つのl型繰返体からのペプチド に関する。
発明の背景 ヘパリン結合は、多くの細胞成長因子、細胞付着分子、および血液凝固カスケー ドに含まれるある種の酵素の活性に決定力がある。それらの相互作用を抑制する 薬剤か血栓防止のための数多くの用途に見出だされている。ヘパリン類縁体か抗 腫瘍および抗転移活性を有するということが示されている。
ヘパリンと結合するペプチドは多くのヘパリン結合タンパク質から同定若しくは 単離されている〔たとえば、カーディン等(Cardin et al、)、[ 動脈硬化J (ArLe−BoscIerasIs) 、Vol、9、第21− 32頁(1989)参照]。付着分子から同定されたヘパリン結合ペプチドの例 としては、lv型コラーゲン、ラミニンおよびフィブロネクチンか挙げられる。
それらは全て、多くのヘパリン結合タンパク質の比較により決定された共通配列 に合致する塩基性アミノ酸のクラスターを有する〔カーディン等(Cardin  eL at、) 、上記参照〕。カーディン等のペプチドおよびこの技術領域 において記載されている他のペプチドの結合定数は一般に10’〜101である 。
マラリア冠状スポロゾイトタンパク質からのペプチドに関する仲介細胞付着が開 示されている(リツ手等(Rich eL at、)、「科学J (Scien ce)、Vol、 249:1574−1577、(1990)]。そりような ペプチドは、ヘパリンと結合しないという不ぼ1益を被っており、その付■活性 は、ヘパリンとの結合に活性がない、 Val−Thr−Cys−GIY配列に 帰せられていた。トロンポスポンノンからのペプチドが開示されている〔プラテ ル等(Prayer eL al、)、ジャーナル・オブ・セル・バイオロジー (JCelIBiol、)、Vol、112 、第1031−1040頁(19 92)] 、ブラテルの配列は、重大な欠点を有している。何故なら、それらは ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と高い親和性で結合するには不十分である からである。
従って、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と高い親和性で結合する、非常に 効力のあるペプチドが、現在の技術において必要である。ヘパリンまたは関連す る硫化複合糖質と、付着分子、成長因子、細胞またはヘパリン−依存性酵素との 相互作用を抑制するのにも有用な、そのようなペプチドか特にZ・要とされてい る。
したかって、本発明の目的は、上記した先行技術の問題屯を克服することである 。
本発明の更なる目的は、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と高い親和性で結 合し、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と、付着分子、成長因子、細胞また はヘパリン−依存性酵素との相互作用を抑制するのに有用な配列を有する、非常 に効力のあるペプチドを提供することである。
更に本発明の目的は、当業界において公知のタンパク質(ペプチド)の結合定数 よりも予測しえない程度に優れた結合定数を有するペプチドを提供することであ る。
更に本発明の目的は、ヘパリンまたは関連する硫化ラクトコンツユゲートとの高 い結合親和性を有し、かつ、活性部位に効率的に到達させるため、より有用な医 薬製剤に配合される。電荷かないペプチド(本質的に中性のペプチド)を提供す ることである。
本発明の更に他の目的は、非常に少量のペプチドを効率的に投与し、それにより 毒性の危険性およびペプチi・に対する免疫応答の発生を減するために、ヘパリ ンまたは関連する硫化複合糖質との結合に高い効力を有するペプチドを提供する ことである。
図面の簡単な説明 第1図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質と結合するIIJ− トロンポスボンジンの抑制を図示したグラフである。
第2図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質と結合する1ffI ■−トロンポスボンジンの抑制を図示したグラフである。
第3図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質と結合するIJ−ラ ミニンの抑制を示したグラフである。
第4図は、トロンポスボンノンペプチドによる硫化複合糖質と結合するIts  I−ラミニンの抑制を示したグラフである。
第5図は、トロンポスボンジンペプチドによりA 205Bメラノーマ細胞と結 合する、 1′1−ラミニンの抑制を表わすグラフである。
第6図は、ヘパリンおよびトロンポスボンジンペプチド配列番号1 (10St !Q N。
・l)によりA 2058メラノーマ細胞と結合する1ffJ )、ロンポスボ ンジンの抑制を表わすグラフである。
第7図は、抗−トロンボスボンノン抗体A4.1のトロンポスボンジンペプチド との結合を表わすグラフである。
第8図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質(スルファチド)と 結合するIIJ、−トロンポスボッジンの抑制を表わすグラフである。
第9図は、トロンポスボンノンペプチドによる硫化複合糖質(ヘパリン−BSA )と結合する1251− トロンポスボンノンの抑制を表わすグラフである。
第10図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質(ヘパリン−BS A)と結合するllI l−ラミニンの抑制を表わすグラフである。
第11図は、ヘパリンアガロースに対するトロンポスボンジン〔配列番号19( 10SEQ NO:19))の第2の1型繰返体からのペプチドの結合を示すグ ラフである。
第12図は、トロンポスボンジンペプチドによる、A 2058メラノーマ細胞 と結合する12′I−ラミニンまたは+2J )ロンボスボンジンの抑制を示す 棒グラフである。
第13図は、ヘパリンおよびトロンポスボンジンペプチド246〔配列番号+9 (10SEQ NO:I9)]によりA 2058メラノーマ細胞と結合する1 ″5I−ラミニンの抑制を示す棒グラフである。
第14図は、対照ペプチドおよび16種のトロンポスボンジンペプチドとのA  2058メラノーマ細胞の付着の程度を示す棒グラフである。
第15図は、4種のトロンポスボンジンペプチドに対するA 2058メラノー マ細胞の濃度依存性を示すグラフである。
第16図は、ヘパリン結合ペプチドによるトロンポスボンジンペプチドに対する メラノーマ細胞付着の抑制を表わす棒グラフである。
好ましい実施態様についての記載 本発明は、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質に対し高い結合親和力を有し、 ヘパリン結合定数か107〜10′1モルの範囲であるペプチドを提供する。好 ましいペプチドは、4〜5のアミノ酸残基の副配列を有するペプチドであり、こ の副配列は実質的に電荷を有さないものである。上記した並びに以下の本明細書 において使用される「関連する硫化複合糖質」という語は、ヘパリンと同等の結 合特性を有する硫化複合糖質として定義される。本発明におけるより好ましいペ プチドは、−Trp−5er−Xaa−Trp−の配列を有するものであり、こ こでXaaはPro、Glu。
Ala、HisおよびSerから成る群より選択されるアミノ酸である。本発明 に於ける更に好ましいペプチドは、−Trp−5er−Xaa−Trp−の配列 を有するものである。ここでXaaは上記で定義したものであり、さらに−81 −82−X−03−または−Bl−X−82−Y−83−から成る式から選択さ れる配列を有するものであり、ここてXおよびYはそれぞれいずれかのアミノ酸 であり、BL 82およびB3はそれぞれLys、ArgおよびHlsから成る 群より選択されるものである。
本発明の特に好ましい実施岬様において、上記した本発明のペプチドは、配列番 号1(SEQ ID NO: 1)、配列番号2 (SEo 10 No: 2 ) 、配列番号3 (SEo 10 No:3)、配列番号+4(SEQID  NO:14)および配列番号19(SEQ In No・19)から成る群より それぞれ選択される配列を有するペプチドである。
本発明における配列を有するさらに好ましいペプチドは、該ペプチドがアミノ末 端N−アセチルおよびカルボキシ−末端アミドから成るように変性されたもので ある。
本発明は、又、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質に対し高い結合親和力を有 し、実質的に電荷かない、有効量のペプチドを含む医薬組成物に関し、その組成 物は医薬的に許容可能な賦形剤または担体を含有する。
更により好ましい本発明の医薬組成物は、組成物が、有効量の配列番号1 (S EQ 10 NO+1)、配列番号2 (SEQ ID No: 2) 、配列 番号3 (SEo 10 NO: 3) 、配列番号14(SEo 10 NO :I4)および配列番号19(SEQ 10 NO:19)から成る群よりそれ ぞれ選択される配列を有するペプチドと、医薬的に許容可能な賦形剤または担体 との組み合わせから成るものである。
本発明は、ヘパリン結合定数か10’〜10’ 1モルの範囲のペプチドを有効 量使用するヘパリンまたは関連する硫化複合糖質との結合方法を提供する。
更により好ましい方法は、ペプチドが配列番号1 (SEQ 10 NO:I) 、配列番号2(SEQ ID No: 2)、配列番号3 (SEQ !D N O:3) 、配列番号14(SEQ 10 NO:14)および配列番号+9  (SEo 10 No: 19)から成る群より選択される配列を有するもので あ上記のように、本発明は、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質に対し高い結 合親和力を有し、実質的に電荷かないペプチドの一族を提供する。本発明は又、 ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と、付着分子、成長因子、細胞またはヘパ リン−依存性酵素との相互作用を抑制するための、それらのペプチドの用途に関 する。さらに詳しくは、本発明の好ましいペプチドは、配列番号1 (SEQ  10 NO:l)、配列番号2 (SEQ 10 No: 2) 、配列番号3  (SEQ III No: 3)、配列番号+4 (SEQlo NO:I4 )および配列番号+9(SEo 10 NO:I9)から成る群より選択される 配列を宵するものであり、これは、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と高い 親和力で結合する関連するペプチドの一族を表わす。
本発明のペプチドは、付着糖タンパク質トロンポスボンジンおよび上記のものか ら得られる。本発明のペプチドは、その配列か第1表および第2表に示されてい る。その配j+lは公知の方法により製造され得る。そのような方法には、限定 されないが、ヘクターに挿入されたペプチドのDNA解析から、ペプチド製造装 置により、または付着糖タンパク質トロンポスポンジンから配列を単離すること によるものか含まれる。固相合成法も使用する ことかできる。それらのペプチ ドは、多くの、タンパク質に結合するヘパリンに存在する共通配列に適合する塩 基性アミノ酸のクラスターを欠いており、さらに塩基性アミノ酸の共通配列を有 するタンパク質よりも約10〜100倍高い結合定数を有している。本系列のペ プチドの結合定数は、約10’〜1061モルである。更に、本発明によるペプ チドの一族の中で好ましいペプチドに存在する好ましい副配列(4又は5のアミ ノ酸残基を有する)が実質的に電気的な電荷を有しないことは、それらのペプチ ドをそれらが活性を示す部位に効率的に到達させるという点で、医薬を調製する のに有益である。足場依存性細胞(anchorage−dependant  cells )の培養で付着ペプチドとして使用することを含めて、電荷が欠如 していることを必要としないある種の応用においては、本発明で開示されたペプ チドの塩基性アミノ酸配列〔たとえば、配列番号19(SEQ 10 NO:1 9))による変性は、活性を増大させ、かつ、他の硫化複合糖類よりもヘパリン に対するペプチドの特異性を増大させる。
本系列のペプチドの更なる利点は、それらが高い活性を有するので、従来技術の ペプチドよりも非常に少ない量を投与すればよく、従って、毒性の危険およびペ プチドに対する免疫応答の発生を減少させることである。
ヒトトロンボスポンジンの3種の1型繰返体領域からのペプチドは固相合成法に より調製された。ヘパリンの結合特異性を決定するために使用されるペプチドは 、以下の第1表および第2表並びに配列表に記載した。
本発明によるペプチド、医薬組成物および本発明による製法は、以下の一般的工 程を用いて実証される。
ペプチドは、固相分析において、ヘパリン−ウシ血清アルブミン複合体またはス ルファチドと結合するラミニンまたはトロンポスボンジンの抑制剤として、実質 的にザブレネツキー等(ZabreneLzky eL al、)、キャンサー ・リサーチ[CancerRes、 、VOl、 5Q 、第5937−594 2頁(+990))に記載された工程に従って試験される。
簡単には、ヘパリン−B S A (0,2u g/well)を50ulのデ ルベソコPBS中で37℃に2時間保持することにより、塩化ポリビニルミクロ タイタープレートウェルに吸着させる。このウェルを空にし、pH7で150m MのNaCl、0.1 mMのCaCIt、0.1mMの微小成分を含有する5 0mM1−リスで満たし、このウェルを空にし、そして30μlの種々の濃度の 同じ緩衝液で希釈した有効に抑制するペプチドまたは緩衝液のみ並びに30μl のIII ■で標識化したラミニンまたはトロンポスボンジン(0,2μl/m l)をそれぞれのウェルに加えた。4℃で2時間後、ウェルを0.15MのNa C1で6回洗浄し、プレートから切断し、そして結合物の放射活性を測定した。
 スルファチドに結合したラミニンおよびトロンボプラスチンは、ポリ塩化ビニ ルミクロタイタープレート上の塩化ホスファチジル/コレステロール単層に固定 した糖脂質により、固相分析法を用いて定量した。
ラミニンまたはトロンポスボンジン結合の抑制を研究するために、ウェルはトロ ンポスポンジン分析またはラミニン分析のために、200nHのスルファチドで 又は600nHに50nHのホスファチジルコリンおよび30nHのコレステロ ールを添加した混合物でコートされたペプチドは、遊離リガンドから別に結合す る油による遠心分離を用いて、トロンポスボンジンと結合するメラノーマまたは 内皮細胞の抑制剤としても試験した。
■型繰遮体からの数種のペプチドは、ヘパリンおよびスルファチド(第1図およ び第2図)に結合するトロンポスボンジンの抑制について試験した。選択したペ プチドは、リッチ(Rich)および共同研究者により付着モチーフとして同定 されたVTCG配列〔配列番号5 (SEo 10 No: 5))に隣接して いるが、共通配列に結合する予測されるヘパリンに必要とされる塩基性アミノ酸 のクラスターが欠如している。驚くべきことに、VTCG配列に対するアミノ末 端の配列のみが活性であった〔配列番号1 (SEo 10 No: 1)、配 列番号2 (SEQ ID No: 2)、および配列番号3 (SEo 10  No: 3))。3種全ての繰返体からのドデカペプチドは、!、。値が6〜 100μMのもの〔配列番号1(SEo 10 NO:l)、配列番号2 (S [lQ 10 No ・2)及び配列番号3 (SEo 10 No+ 3)) と結合するヘパリンおよびスルファチドを抑制した。それぞれの活性ペプチドに 隣接するフランキングペプチドは不活性であった〔配列番号e (SEQ ID  No: 6)、配列番号7 (SEo 10 No: 7)及びび配列番号8 (SEo 10 NO: 8))。繰返体2からのペプチド〔配列番号2 C3 EQ 10 No: 2))は、繰返体3〔配列番号3 (SEo 10 NO :3))に続くことが最も多く、次いで繰返体1 〔配列番号1 (SEo 1 0 No: I))である。 3種の繰返体は、■、。値が10〜208Mの間 であるヘパリンへの結合の抑制剤として同等である。ヘパリン結合についての予 測される共通配列を含むトロンポスボンジンのドメインと結合するアミノ末端ヘ パリンからの2種のペプチドもまた、ヘパリンに対するトロンポスボンジンの結 合を抑制したが、!、。値が100μMより大きいI型ペプチドよりも非常に弱 かった。それらのペプチドは、しかしながら、スルファチドとの結合を抑制しな かった。
多くの活性ペプチドは2〜3しか、または、全く塩基性アミノ酸を含んでいない ので、ペプチドは、硫化複合糖質よりもむしろトロンポスボンジンとの結合によ り抑制される可能性が考えられる。この可能性を調べるために、ペプチドは、ヘ パリンまたはスルファチド(第3図および第4図)と結合するラミニンの抑制剤 として試験をした。同じペプチドが、両方の基質と結合するのを抑制し、ペプチ ドの活性がタンパク質に対するよりも硫化複合糖質の方に特異的であるというこ とを示している。
第2の!型繰遮体からの最も活性のペプチドの部分を含有する数種のペプチドは 、ヘパリン結合のための活性配列をさらに決定するために合成された。VTCG 〔配列番号5 (sEQ In No: 5))は不活性であったが、コノ配列 のC3vTCG〔配列番号4 (SEo 10 No: 4))を含むより大き いペプチドは活性であった。しかしながら、このベプチVは溶液中において、速 やかにジスルフィドオリゴマーを形成し、その抑制曲線は、不均質の結合または ペプチドの凝集に対し副次的な人工的抑制を示唆する他の活性ペプチドよりも非 常に緩やかなものであった。C3TV(配列番号9 C3EQ 10 No:  9)] もまた不活性であったが、二つの残基を添加した5SC3VT [配列 番号13(SEQ 10 NO:13)) ハ弱イ抑制ヲ生シタ。
第二繰返体の左側部分からの8個のアミノ酸ペプチド(配列番号14(SEQ  ID N。
:14))は、最初の二つのアミノ酸のみが欠如している10個のアミノ酸ペプ チド〔配列番号1B(SEQ 10 NO:16))と同様に、活性であった。
配列番号14(SEo 10 NO:14)の二つのTrp残基を^1a残基で 置換する〔配列番号17(St!Q 10 NO:17))と活性が失われた。
それ故、配列番号14(SEo 10 NO:14)のTrp残基は高い親和性 の結合に要求される。
トロンポスボンジンまたはラミニンと結合する腫瘍細胞へのペプチドの影響を調 べた。第2および第3の繰返体からのペプチドは、ラミニンがA 2058メラ ノ−マ細胞へ結合するのを強く抑制した(第5図)。ヘパリンに対する結合およ びスルファチドの結合において観察されたように、第1の繰返体からのペプチド はより弱いものであった。
トロンポスボンジンのA 2058メラノーマ細胞への結合は、第1の繰返体か らのペプチド184〔配列番号1 (SEo 10 No: I)〕により抑制 された。抑制は用量に依存し、トロンポスボンジンかヘパリンまたはスルファチ ドと結合するのを抑制するのと同等の濃度で起こった。メラノーマ細胞へ結合す るトロンポスボンジンの一部はヘパリンにより抑制され得る(第6図)。ヘパリ ンの存在下にペプチ白8〔配列番号1 (SEQ ID No: 1))を添加 するとトロンポスボンジンの結合をさらに抑制することはなく、このことは、ペ プチドによる抑制が、メラノーマ細胞でのトロンポスボンジンについてのヘパリ ン抵抗性タンパク質受容体よりも硫化複合糖質との競合によることを示している 。
データは、トロンポスボンジンのI型繰遮体からのペプチドの一族が、ラミニン およびトロンポスボンジンが硫化複合糖質へ結合することを抑制することができ る、強力なヘパリンおよびスルファチド結合ペプチドであることを示している。
このペプチドはまた、ヒトメラノーマ細胞とのラミニンおよびトロンポスボンジ ンとのヘパリン依存性相互作用の抑制剤であることを示している。実験は、それ らのペプチドが、他の付着タンパク質、成長因子および凝集酵素を含むヘパリン 依存性タンパク質の一般的な抑制剤であることを決定するために進行中である。
以下の第1表および第2表は、上記に記載し、図面中において言及する単一文字 形態での配列を表わす。表はそれらの配列を指定されたペプチド数または省略形 で示し、対応する配列表の指定番号をも含んでいる。配列は、本願明細書の添付 した配列表中に3文字のペプチドコードで記載した。
第1図〜第6図の詳細な説明 第1図〜第6図は上記した一般的実験方法を用いて得られたデータを示す。第1 図〜第6図にそのデータが示されているペプチドの構造(配列)は第1表および 第2表並びに巻末に添付された配列表に示されている。
第1図は、トロンポスボンノンペプチドによる、硫化複合糖質と1261−トロ ンポスボンジンとの結合抑制を図示したグラフである。ミクロタイタープレート ウウェルをスルファチドで被1し、ペプチドの配列番号1 (SEQ ID N O: 1)、配列番号2 (SEQ 10 NO: 2)、配列番号3 (SE Q III No: 3)、配列番号4 (SEQ ID NO+ 4)、配列 番号5 (SEo 10 No・5)、配列番号e (SEQ ID NO:  6)、配列番号7 (SEo 10 N。
7)、および配列番号8 (SEQ ID No: 8)の濃度を増加させなが ら、これらの存在下、0.2μg/meの標識化トロンポスボンジンと共にイン キュベート(保温)した。図の上部に、種々の濃度で試験を行ったそれぞれのペ プチドを表わす記号(シンボル)を示した。結合は、抑制剤不存在下での対照結 合の百分率として示した。
第2図は、トロンポスボンノンペプチドによる硫化複合糖質と結合する+28  ■=ニトロンポスボンジン抑制を図示したグラフである。ミクロタイタープレー トウウェルをヘパリノーBSAスルファチドて被覆し、ペプチドの配列番号+  (SEolo NO: I)、配列番号2 (SEQ ID No+ 2)、配 列番号3 (SEQ ID NO: 3)、配列番号4 (SEo 10 No : 4)、配列番号s (SEQ 10 NO: 5)、配列番号6 (SEQ  10 NO:6)配列番号7 (SEQ ID No: 7)、および配列番 号8 (SEQ Ill No: 8)の濃度を増加させながら、゛これらの存 在下、0.2μg / m eの標識化トロンポスボンジンと共にインキュベー トした。図の上部に、グラフ上に種々の濃度で示した、試験を行ったそれぞれの ペプチドを表わすシンボルを記載した。結合は、抑制剤不げ注下での対照結合の 百分率として示した。
第3図は、トロンポスボンノンペプチドによる硫化複合糖質と結合す1281− ラミニンの抑制を示したグラフである。ミクロタイタープレートウウェルを上記 したように、第1図と同様にしてスルファチドで被覆した。ノンポルおよびペプ チド番号で表示した特別のペプチドによる抑制を、第1図の説明において記載し たのと同様にして決定した。
第4図は、トロンポスボンノンペプチドによる硫化複合糖質と結合する1″′! −ラミニンの抑制を示したグラフである。ミクロタイタープレートウウェルを上 記したように、第2図と同様にしてヘパリン−It S Aスルファチドで被覆 した。
ノンポルおよびペプチド番号で表示した特別のペプチドによる抑制を、第2図の 説明において記載したのと同様にして決定した。
第5図は、トロンポスボンノンペプチドによりΔ2058メラノーマ細胞と結合 する125I−ラミニンの抑制を表わすグラフである。メラノーマ細胞(0,2 rrl中lXl0’)を02μg / m eの標識化ラミニン単独と共に、ま たは、トロンポスボンジンからの第1、第2および第3の繰返体である、配列番 号I C3E010 No: I)、配列番号2 (sEQ ID No: 2 )、または配列番号3 (SEo 10 NO+ 3)からのペプチドを1mf f当たり200マイクログラムの存在下で、インキュベートシた。細胞を油によ り遠心分離して結合ラミニンから遊離ラミニンを分離し、次いで、γカウンター により細胞ベレットの放射能を定量した。結果を、ペプチドの存在下で定量した 対照結合に対する百分率として表わした。それは、3回の定量値上標準偏差の平 均値である。
第6図は、ヘパリンおよびトロンボスボンジンペブチト配列番号1 (ID S EQ N。
:])によりA 205Bメラノーマ細胞と結合する125I−トロンポスボン ジンの抑制を表わすグラフである。メラノーマ細胞(0,2mn中3XIO′セ ル)を0.2μg/mlの障識化トロンポスボッジン中独と共に、または、ヘパ リンまたは配列番号1 (SEQ 10 No: l)による配列を有するペプ チド若しくは214の抑制剤の組み合わせの存在下、それらの濃度を増加させな がら、インキュベートした。結果を、抑制剤の不存在下で対照結合に対する百分 率として表わした。そhは、3回の定量値の平均値である。
トロンポスボンジンは、先に記載したように〔ロバーツ等(Rob:rts e L al、)、J、 Biol、 Chew、 260.9405−9411( 1985)] 、)Oンビン刺激ヒト血小板から精製した。トロンポスボンジン の組み替えヘパリン結合フラグメントである残基l−175(28kD) 、お よび組み替えアポリポタンパク質Eは、バイオテクノロジー・ンエネラル・レホ ボノト・イスラエル(BiotechnologyGeneral Ltd、  RehovotIsraeりから得た。工:ノゲルプレス・ホルム・スワーム・ トウーマー(Engelbrelh Ho1m Swarm tumor)によ り精製されたマウスラミニンはドクター・ランス・すオツタ(叶、 Lance  LioLta 5National Cancer In5titute)か ら提Inされた。トロンポスボンジンに対するモノクローナル抗体はドクター・ ウィリアム・フレツイア−(叶、 Wi!lia+s Frazier、 Wa sbinglon University 、 SL、 Louix)から提供 さ■ た。トロンボスポンジ/、そのフラグメント、アポリポタンパク質ESBSA− ペプチド複合体、およびラミニンは前記した〔ロバーツ等(RoberLs e t al、)、J。
Biol、 Chev 260.9405−9411 (1985)]ようにヨ ードゲノンlodogen)(Pierce Chemical Co、 、R ockford、IL)を用いて沃素化した。ヘパリン−BSA複合体は、実質 的に上記のように〔フナハン等(Funahashi eL al、)、Ana l、 1liocheie、 126.414−421 (1982)] 、N aBH3CNの存在下で還元性エマネーションにより還元性末端をBSAとする ことにより、ウシ肺ヘパリン(The Upjohn Co、)のカップリング により調製された。ウシ脳スルファチドはスペルコ(Supe 1co)および ジパルミトイルホスファチジルコリンから得られ、コレステロールはシグマ(S igma)から得た。
ペプチダーゼは、第1表に示したように、ヒトトロンポスボンジンの3種のl型 繰返体の部分に相当するものから合成した。合成はペプチド合成について当業界 で認められている方法を用いて行った。この研究に使用したペプチドは、バイオ サーチ9600型ペプチド合成装置CBiosearch Model 060 0 peptide 5ynthesixer)により、標準メリフィールド( Merrifield)固相合成プロトコルおよびt−Boc化学を用いて合成 した。ペプチドは逆相HPLCクロマトグラフィーを用いて分析した。ペプチド 溶液は希Na0tlを添加することにより中和し、溶液で一20℃で貯蔵した。
ペプチドは、それらの7ステイン残基により、5PDPを用いてBSAと結合し た〔ダニロフ等(Danilov et at、)、Exp、 Ce1l Re s、、182.186−196 (+989)) 。
付着分析: ヒトメラノーマセルラインA2058 (1−グロ等(Todaro et a l、) 、 Proc、 Natl。
Acad、 Sci、、USA 、 77.5258−5262 (1980) )を、10%のウシ胎児血清を含むRPM I 1640培地において、37℃ で5%の二酸化炭素を含む雰囲気下、単層培養にて維持した。付着分析のために 、細胞はトリプシンを用いて除去し、10’セル/aT+2で継代しそして5〜 70間で収穫した。トロンポスボンジン被覆プラスチッヘの付着および展開を前 記した〔ロバーツ等(Roberts eL al、)、J、Ce1l Bio l、 104、+31−139 (1987))ようにして決定した。抑制は、 Img/mlのウシ血清アルブミン(脂肪酸なし)シグマ(Sigma)を含有 し、pH7,3の、重炭酸塩を含有しない0.4dのRPM11640培地に希 釈した抑制剤を、タンパク質またはペプチドで被覆したポリスチレンディスクを 有する24−ウェル皿のウェルに加えて測定した。
メラノーマ細胞は、2.5mMのEDTAを含有するリン酸緩衝食塩水で20分 間、37℃でインキュベートすることにより、収穫した。細胞は遠心分囃し、生 存率(通常99%以上)をトリバンブルー排除により評価した。細胞は培地に再 懸濁させ、回復させるために懸濁液中に1時間放置した。100μlの培地に懸 濁したメラノーマ細胞(2×1011)をそれぞれのウェルに加え、湿った雰囲 気中において37℃で50〜75分間、付着のために放置した。付着および展開 は顕微鏡により判定した。
スルファチドおよびヘパリン結合・ スルファチドまたはヘパリンに結合するラミニン、アポリポタンパク質、および トロンポスボンジンを、先に記載(8,22)シたように固相分析を用いて定量 した。スルファチド(rロンボスボンジン結合のために0.2μg/ウェル、ラ ミニン結合のために0.6μg/ウェル)を、ポリ塩化ビニル製ミクロタイター プレート上の、50nHのホスファチジルコリンおよび30nHのコレステロー ルの混合物中に固定した。ヘパリン−BSA(0,2μg/ウェル)を、デュル ベツコ(Dulbecco)のPBSにより37°Cで2時間インキュベートす ることにより、ポリ塩化ビニル製ミクロタイタープレートウェルに吸着させた。
ウェルをからにし、pH7,8で、150 mMのNaCl、1mMのCaCl  !、0.025%のNaN5、および1%のBSAを含有する50mMのトリ スで満たした。30分後に、このウェルをり)らにし、そして同一の緩衝液で希 釈した30μlの種々の濃度の、潜在的抑制ペプチドまたは緩衝液単独、および 30μpの12sl ill識化ラミニンまたはトロンポスボンジン(0,2μ g / m l )をそれぞれのウェルに加えた。4℃で3時間経過後、これら のウェルを0.15MのNaClで6回洗浄し、プレートから切り離し、そして 結合した放射能を計測した。
ペプチドに対する抗体の結合 細胞に対する181−トロンポスボンジンまたはラミニンの結合の抑制:A 2 058メラノーマ細胞を上記したようにして収穫し、Img/mlのBSAを含 有するデュルベノコ(Du ll+ecco)のPBS中に懸濁した。0.2m  l!の最終容積で、2 X 10’個の細胞を潜在的抑制剤で15分間予備イ ンキュベートした。標識化したタンパク質を加え、回転テーブル上において20 ℃で1時間、インキュベートした。
細胞墾濁液を、トリス[3SA$111Mと予備インキュベートした、0.4m lのポリプロピレンミクロフユージチューブ(PGC)に移した。油〔ニオシル −50(Ny。
5il−50) 、0.2 m l )を加え、ベックマン(Beckman) ミクロ遠心分離器B中、10000 r p mで1分間遠心分離した。上層を 除去し、そして油層を0.2mlのトリスB5A11衝液で洗浄し、再遠心分離 した。上澄みの液体を吸引し、チューブの底を切断し、計測した。
棒! モノクローナル抗体A4.1は、プラスモジウムファルシ/ぐルムの環状スポロ ゾイトタンパク質を含む幾つかのタンパク質に保存されているl型繰返体を含有 するトロンポスボンジン〔ブラタ−等(PraLer et al、) 、J、  Ce1l Biol、 +12 、!031−1040 (19901〕の5 0キロダルI・ン(kDa)の7ラグメントと結合する。環状スポロゾイトタン パク質からのペプチドと重複する抗体A4.1のトロンボプラスチン抗体反応性 の予備スクリーニングにおいて、我々は抗体Δ4.1が配列5ISTEWS [ エム・セグインおよびディー・ロバーツ(M、 Seguin and D、  Roberts)、未公開の結果〕を含むペプチドと強固に結合することを見い だした。我々は、それ故、この配列(第1表)に対するトロンポスボンジン類縁 体の3種のl型繰返体からペプチドを調製し、BSA (第1図)と複合させた 後、それらの抗体A4.1との結合を試験した。抗体A4.1は第1の1型繰返 体からのペプチド18[配列番号1(SEQ IF No+ 1))と強固に結 合1第2および第3の繰返体からのペプチド185および186〔配列番号2  (SEQ ID No: 2)および配列番号3 (SEQ 10 ito:  3)]とは弱く結合したが、活性配列に隣接するフランキング配列を含む一連の ペプチドと番マ結合しなかった。直接プラスチックに被覆したペプチドを使用す ると、抗体A4゜1は第2の繰返体からのペプチド185〔配列番号2 (SE Q 10 NO: 2))と最もよく結合し、第1および第3の繰返体からのペ プチドとは殆ど結合しなかった(データは示していない)。したがって、抗体A 4.1はトロンポスボンジンのl型繰返体からの3種のドデカペプチド〔それぞ れの鎖中に12のアミノ酸」と特異的に結合するが、この結果からは抗体が3種 の繰返体の間で区別し得るかどうかが明瞭ではない。
トロンポスボンジンの5O−50kDフラグメントとの細胞のけ着は硫化多糖〔 ブラタ−等(Prayer et al、) 、J、 Ce1l Riot、  112.1031−1040 (1991))により部分的に抑制されるので、 l型繰返体からの数種のペプチドをヘパリンおよびスルファチドと結合するトロ ンポスボンジンの抑制について試験した(第2A図および第2B図)。この選択 したペプチドは、リッチ(Rich)およびその共同研究者〔リッチ等(Ric h eL alj 、5cience 249.1574−1577 (199 0))により付着モチーフとして同定されたVTCG配列〔配列番号5 (SE o 10 No: 5))と隣接していたが、多くの場合、予測されたヘパリン 結合の共通配合に必要である塩基性アミノ酸のクラスターが欠如していた。驚く べきことに、VTCG配列に対する配列アミノ末端は最も活性であった。3種全 ての繰返体〔配列番号1(sjo 10 No: 1)、配列番号2 (SEo  10 NO: 2)および配列番号30(SEQ 10 NO:30))から のドデカペプチドは、■、。値が6〜50μMの範囲であるヘパリンおよびスル ファチドの両者とのトロンポスボンジンの結合を抑制した。第3の繰返体からの ペプチド〔配列番号3 (SEo 10 No+ 3)]は最も活性なヘパリン 結合の抑制剤であり、次いで第2および第1 (配列番号1 (SEo 10  NO:l) )の繰返体である。抑制の順序はスルファチドに結合するトロンポ スボンジンについて異なっていたが、第2の繰返体ペプチド9 〔配列番号2  (SFo 10 No+ 2)]力罎も強力な抑制剤であつtこ(第2B図)。
トロンポスボンジンのアミノ末端ヘパリン結合ドメインからの2種のペプチド、 それらはヘパリン結合についての共通配列の、残基23〜32および77〜83 をそれぞれ含んでいる(第1表)、を試験した。前者のペプチドのみか、トロン ポスボンジンのヘパリンへの結合を抑制し、その■、。値が60MMであった。
それらのペプチドは、しかしながら、トロンポスボンノンのスルファチドへの結 合を抑制しなかった。
最も活性のペプチドは2〜3しか、或いは全く、塩基性アミノ酸を含有して0な いので、ペプチドは、硫化複合糖質に対するよりも、トロンポスボンジンのヘパ リン結合部位に対して結合することにより抑制されるという可能性が存在した。
この仮説を検証するために、ペプチドをヘパリンまたはスルファチドに対し結合 するラミニンおよびアポリポタンパク質Eの抑制剤として試験した(第2C図お よび第2表)。同じべ′デチドが、両方の基質に対して結合するタンパク質およ び抑制されたラミニンの両者の抑制剤として活性であった。同しペプチドが3種 の関連がないタンパク質のヘパリン結合部位に特異的に結合することが可能であ ることは、とても起こりそうにないので、ペプチドの活性はタンパク質よりもむ しろ硫化複合糖質に対する結合による。ラミニンまたはトロンポスボンジンに対 しペプチドが結合しないことか、標識化されたトロンポスボンジンまたはラミニ ンがプラスチックに直接固定されたまたはllSil合体としてのペプチドが結 合しなかったことにより確認された(結果は示さず)。
第2のl型繰返体からの最も活性な配列の部分を含む数種のペプチドを合成し、 ヘパリン結合についての活性配列をさらに明確にするために、トロンポスボンジ ンおよびラミニン結合の抑制剤として試験をした(第1表および第2表)。VT CGは不活性であったか、この配列を含むより大きいペプチドのC3VTCGは 活性であった。しかしながら、逆相II P L C分析によれば、このペプチ ドは溶液中において急速にンスルフィトオリゴマーを形成した。抑制曲線は他の 活性ペプチドについてのらのよりも、より浅いものでなければならず(第2C図 )、異種結合を示唆するか、或いはその抑制かペプチ)・の凝集による人工物で あろう。このペプチドの類縁物は、最初のンステインかセリンに置換されている 5SVTCGであり、C3VTCGよりも2倍活性か小さいトロンポスボンジン のスルファチドに対する結合を除いて、非常に弱い抑制剤である。C3VTもま た、不活性であるか、アミノ末端に2個の残基を添加した5SC3VTはトロン ポスボンジンの結合に弱い抑制を生した。
第2のl型繰返体の活性配列から派生した数種のより小さいペプチドもまた強力 な抑制剤であった(第1表および第2表)。殻初の8個の残基、5HWSPWS Sを含むペプチドは、トロンポスボンジンの結合を抑制することについて、完全 なドデカペプチドよりもより活性であった。ドデカペプチドの最初の2個のアミ ノ酸を欠いているデカペプチドもまた、強力な抑制剤であったが、しかし、中央 の8個の残基から成るペプチドは非常に活性か弱かった。他の2種の1型繰返体 中の配列を比較することにより、結合のための最小の共通配列は:5XWSPW XSと定義されるであろう。21[1のTrp残基および第2番目のSer残基 は完全に係わっている。結合中のトリプトファンの機能を試験するために、Tr p残基がAlaで置換された5HASPASSであるオクタペプチドを合成した 。このペプチドは、トロンポスボンジンの自然の配列である、5HWPWSSよ りも、活性が100倍以上小さいものであった。したがって、2個のTrp残基 のうちの少なくとも一つが、活性には不可欠である。
第3の繰返体中のVTCG配列の右側および第2の繰返体の活性配列の左側の共 通配列へ結合する想像上のヘパリンは、活性のために、又試験をした(第1表オ ヨび第2表)、VTCGYを含み、l3BXBモチーフ (VTCGGGVOK R3RL)をとおして拡張するペプチドは、不活性であった。第2の繰返体(K RFKQDGGWSHWSPWSS)(配列番号19(SEQ 10 NO:1 9)lに対し隣接するBBXBモチーフを添加すると、しかしながら、ヘパリン に結合するトロンポスボンジンまたはラミニンの抑制について、拡大された活性 は、約3倍であったか、しかし、両方のタンパク質かスルファチドに結合するの を抑制する活性をかなり減少させた。
ヘパリン結合活性中の第3番目のTrp残基、保存されたSer残基、およびT rp残基の間の空隙の役割について、■型共通配列の合成類縁体を用いて試験を 行った(以下の第3表参照ン。第3のTrp残基を添加〔ペプチド256.配列 番号22(SEQ !D NO:22))すると、ラミニン結合の活性が増大す るが、トロンポスボンジンに対する活性が若干減少する。3個の残基て離された 2個の必要とされるTrpの距離は、2HのTrp残基の間の両方の残基を除去 すると活性が失われる〔配列番号23(SEQ 10 NO:23))ことから 、最適活性に臨界的であり、Trp残基間に1個の残基ノミノw4縁体〔ペプチ ド258、配列番号24(SEQ 10 NO:24))は、ラミニン結合を抑 制することのみ活性であった。距離を4個の残基〔ペプチド260、配列番号2 6(SEQ 10 NO:26)]または6個の残基〔ペプチド259、配列番 号27(SBQ 10 N。
27)]に増加すると、同様に活性が失われた。関係するSer残基を置換する と、゛同様に活性が失われた〔ペプチド261、配列番号27(SEo 10  NO:27))。それ故、3個の残基で介在された少なくとも2個のTrp残基 が強い活性には必要である。
第1の介在残基はSe+てなければならないか、第2の介在残基は関係しない。
活性ペプチドのヘパリンに対する結合を直接示すために、第2の繰返体がらのペ プチドである246〔配列番号+9(SEQ 10 NO:19))をヘパリン 親fU性カラム(第3図)に適用した。このペプチドはトリス緩衝液に適用し、 NaCl2:l配で0.13〜0゜16MのNaClで3回の実験で溶出した時 に、定員的に結合した。微小の結合していないピークは、ペプチドではない汚染 物質である。
l型繰返体からのペプチドは、A 2058メラノーマ細胞へのトロンポスボン ジンおよびラミニンの結合を著しく抑制した(第4図)。ペブチ(・の活性につ いての順序は、それぞれのタンパク質のヘパリンへの結合において観察されたも のと同一であった。拡張された第2の繰返体[246、配列番号19(SEQ  I:) NO:l9))を含むペプチドは、最も活性であり、40Mg/mi’ でトロンポスボンジンの結合を9096を超えて抑制した。使用した濃度におい て、3種全てのl型繰返体からのドデカペプチドによるメラノーマ細胞に対する 結合の抑制は部分的であった。追加の実験において(データは示さず)、抑制は 用量に依存し、タンパク質がヘパリンに結合するのを抑制するのに必要な量に相 当する濃度で起こった。しかしながら、完全な抑制はドデカペプチドでは証明で きなかった。何故なら、結合は高い1度において増大したからである(結果は示 さず)。
ヘパリンはへ2058メラノーマ細胞に対するトロンポスボンジンおよびラミニ ンの両者の結合を抑制した(第4図)。トロンポスボンジンの結合は、約90% 抑制されたか、ラミニン結合の約5090は過剰のヘパリンにより抑制されるこ とに対し妨害している。A2058メラノーマ細胞に幻するラミニンの結合は、 部分的にヘパリン依存性であることを先に示した〔タロボレッティ等(Taro bol、Jti eL al、)、J、 Biol、 Chew 、265 、 +2253−12258(1990) ) 、ヘパリンの存在FにIμg/mC のペプチド246を添加すると、ラミニンの結合をさらに抑制しなかったく第5 図)か、これはペプチドによる抑制か、メラノーマ細胞のラミニンについてのヘ パリン−抵抗性タンパク質受容体に対するよりも、硫化複合糖質に対する結合に 対し競合的であるということを示している。lOμg / m 1のペプチドに おいて、ラミニン結合の抑制はl\バリンの添加により部分的に反対になり、恐 らくヘパリンがペプチドへ結合することによると考えられる。
ペプチドの幾つかは、プラスチックに吸着された場合、メラノーマ細胞の付着を 強力に促進する(第6図)。付着分析での活性は、ペプチドのヘパリンまたはス ルファチドに対するトロンポスボンジンの結合を抑制する能力に合致する。ベプ チ自85[配列番号2 (SEQ ID No: 2)]は184〔配列番号1  (SEQ 10 No: 1))または186〔配列番号3 (SEo 10  NO:3))よりも、両者の分析において、より活性であった。185〔配列 番号4 (SEQ 10 NO:4) )の活性なサブフラグメントもまた細胞 付着を促進した。VTCGを含むペプチドは、C3VTCG [配列番号4 ( SEQ 10 No: 4))を除き、上記した背景において、細胞付着を非常 に促進するものはなかった。ヘパリン結合の抑制についてすでに観察したように 、C3VTCG(配列番号4 (SEQ 10 No: 4)]の最初のCys 残基をSerで置換することにより、メラノーマ細胞の付着を促進する活性は損 なわれる〔配列番号2 (SBo 10 N。
、2)〕。トトロンボスポンジのアミノ末端ドメインからの2種のペプチドは、 メラノーマ細胞の付着を促進しなかった。
ペプチドに対する付着は、用量依存性であった(第7図)。第2の繰返体(24 6)からの拡張されたペプチドは最も活性であり、そして10827口11にお いて、メラノーマ細胞の広範囲な拡散を促進した。Trp残基は、そのオクタペ プチドをAlaで置換したものが不活性であるので、付着に必要であった。
トロンポスボンジンおよびアポリポタンパク質Eの18kDの組み替えヘパリン −結合フラグメントはA 205Bメラノーマ細胞のペプチドに対する付着を抑 制した(第7図)。抑制はトロンポスボンジンフラグメントによるよりも、アポ リポタンパク質Eによるほうが大きくなった。この活性の順序は、ヘパリンにつ いてのアポリポタンパク質EC)より大きい親和性に対応している。両方のタン パク質がヘパリン硫酸に結合するので、この結果は、メラノーマ細胞のヘパリン 硫酸プロテオグリカンに結合することにより細胞付着を促進することを示唆する 。
本発明は、現在知られているヘパリン結合の共通配列を欠如しているトロンポス ボンジンのl型繰返体からの、強力なヘパリン結合ペプチドの新しいクラスを定 義する。本願データは、1型繰返体からのペプチドが、3種のヘパリン結合タン パク質と硫化複合糖質との相互作用を抑制することができる、強力なヘパリンお よびスルファチド結合ペプチドであることを証明している。それらのペプチドは 、ヘパリン−依存性付着タンパク質、成長因子および凝集酵素の一般的抑制剤で あろう。ヘパリンへの結合を抑制するペプチドは、プラスチックに固定された場 合に、メラノーマ細胞の付着を強力に促進する。ペプチドはまた、ヒトメラノー マ細胞とラミニンおよびトロンポスボンジンの幾つかのヘパリン−依存性相互作 用を抑制する。トロンポスボンジンのアミノ末端ドメインにおける推定されたヘ パリン結合配列は、最近同定されたトロンポスボンジンについての第2の遺伝子 に合致していないが〔ボーンスタイン等(BornsLein eL al、) 、J、 Riot、 Chet266.12821−1282491991))  、本発明において同定されたl型繰返体からのヘパリン結合配列は合致してい る。
主要な抑制活性は、一般に塩基性アミノ酸を欠いているが2個の対応するTrp 残基および1個の対応するSer残基を含んでいる、それぞれの1型繰返体中の オクタペプチドに存する。Alaでの置換は、Trp残基およびSer残基の少 なくとも一つがヘパリンまたはスルファチド結合に並びにメラノーマ細胞付着の 促進に必須であることを証明しティる。5SC3VT (配列番号13(SEQ  ID NO:13)) (7)弱い活性およびWSPWSSC3VT (配列 番号16(SEQ 10 NO:16)I ノws pwsSC3[配列番号+ 5(SEQ 10 NO:15)]に対する増大された活性は第2の活性配列が 存在するかもしれないことを示唆している。しかしながら、テトラペプチドのC 3VT (配列番号9 (SEo 10 No: 9))まタハ先ニ記載したV TCG〔配列番号5 (SEo 10 NO: 5)]は不活性である。ペプチ ドのC3VTCG (配列番号4 (SEQlo No: 4))は活性である 。その活性はジスルフィドで仲介された重合を必要とするかもしれないが、しか し、重合を防止するために最初のCysをSerに置換することは殆どの活性を 除去することになる。2つの副部位(サブサイト)が存在するかどうか、或いは ペプチドの活性の相違がペプチド中の単一の活性配列の構造における変異による ものであるかどうかということを決定することが残されている。VTCG (配 列番号5 (SEo 10 NO+5) )が、トロンポスボンジンのタンパク 質受容体に結合するl型繰返体における有効な付着配列であることが提案されて いる〔リンチ等(Rich eL al、) 、5cience 249.15 74−1577(+990);ブラタ−等(Prater eL al、) 、 J、 Ce1l Biol、+12.1031−1040 (+991)) 、 この配列はヘパリンと結合しないか、関連するペプチドのC3VTCG [配列 番号4 (SEo 10 No:4)〕はトトロンボスポンジがヘパリンに結合 するのを抑制する。何故なら、C3VTCG (配列番号4 (SEQ ID  No: 4))はラミニンおよびアポリポタンパク質Eの結合を阻止するが、し かしながら、このペプチドは、VTCG (配列番号5(SEQ 10 NO:  5)]配列を認識する有効なタンパク質受容体と結合するトロンポスボンジン の特異的プローブとしては有用ではない。
5er−X−Trp−5er−Pro−Trp−X−3erの最小の共通配列が 、最も活性なペプチドの配列と比較することにより誘導された。この配列に絶対 的に合致するアミノ酸残基は2個のトリプトファンと最初のTrpに続くセリン である。2個D Trp残基の少なくとも一つが、両方の残基とアラニンを置換 すると活性を喪失するので、活性に必須である。したが2)で、先に定義された 塩基性アミノ酸残基のクラスターを含むヘパリン結合ペプチド〔カーディン等( Cardin et al、) 、Arteriosclerosis9.2l −32(1989);ジャクジン等(Jackson eL al、)、Phy siol、 Rev、71 、481−539、(1991))に対し、トリプ トファンが1型繰返体に結合するヘパリンの主要な決定因子である。トリプトフ ァンは抗トロンビンII+に結合するヘパリンに関係している(ブラックバーン 等(Blackburn eL al、)、J、 Biol、 CI+et 2 59.939−941 (1984))。Trp 49の化学的変性がヘパリン の結合および抗トロンビンI11によるトロンビンのヘパリン−増強抑制を阻止 した。トリプトファンは結晶学的分析により抗炎水化物モノクローナル抗体に結 合する炭水化物中に直接包含されることが示されており〔サイグラ−等(Cyg ler et al、) 、5cience 252.142−445 、(1 991)〕、さらにファン・デル・ワールス相互作用および水素結合により炭水 化物と相互作用することか示されている。トリプトファンの類縁物であるセロト ニンは、また、シアリルオリゴ糖と特異的に結合することが報告されている〔ス トルジオン等(SLurgeon eL at、) 、Carbohydr、  Res、 103.213−219 (1982)) 。分光学的および結晶学 的分析を含め、ヘパリンとトロンポスボンジンペプチドの相互作用の更なる特性 解析がトリプトファンの結合における役割を決定するためにおよび相当するセリ ンを含め他のアミノ酸の寄与を調べるために必要とされるであろう。
ヘパリンはラミニンおよびトロンポスボンジンと結合するスルファチドと競合す るけれども、■型IIfA体ペプチドはヘパリンとスルファチドの結合活性の間 の幾つかの相違を表わす。先に決定したトロンポスボンジンのアミノ末端ドメイ ンからのヘパリン−結合共通配列は、ヘパリン結合を弱く抑制するう第2のl型 繰返体中の同様の配列は、トリプトファン−含有ヘパリン結合配列と共に含まれ ている場合、ヘパリン結合の抑制を増大する。ヘパリンと結合するモチーフのB BXB(^SX−^5x−Xaa−Asx)を含むペプチドは、しかしながら、 全ての場合にスルファチドと相互作用しなかった。実際、第2の繰返体に基本配 列を加えると、スルファチド結合分析において活性が低下した。l型繰返体の同 族体を共有するタンパク質によりスルファチド結合を仲介することを提案された 〔ホルト等(HolL etal、) 、J、 Biol、 Chern、 2 64.12138−12140 (1989)) 、 VTCG C配列番号5 (SEQ ID NO: 5))と結合するヘパリン結合モチーフは、トロンポ スボンジンのヘパリンまたはサルファチ:4への結合を抑制せず、ラミニンのヘ パリンに対する結合のみを弱く抑制した。それらの発見は、我々の先の報告であ る、ラミニンのA鎮の変性した30kDのフラグメント中のヘパリン結合共通配 列がヘパリンには十分であるが、スルファチド結合にはそうではないというもの と合致する〔タラボレッチ等(TaraboletLi eL al。)、J、  Biol、 Che+o、 265.12253−12258 (+990) )B トロンポスボンジンは2つの有効なヘパリン結合部位を有している。直接結合お よび抗体抑制の両者は、アミノ末端ドメインが細胞の硫化複合糖質とのいくつか の相互作用を含むことを示している。本願での結果に基づき、l型繰返体は虚力 なヘパリン結合配列を有している。それらの配列を含むトロンポスボンジンの5 0〜70kDのフラグメントのメラノーマ細胞との相互作用は、部分的にヘパリ ン依存性である〔ブラタ−等(PraLer et al、) 、J、 Ce1 l Biol、 、112.1031−1040 (+991))。しかしなが ら、同一の配列を含むより大きい140kDのフラグメントは、ヘパリン、スル ファチドまたはヘパリン硫酸と結合しない〔ロバーツ(Roberts) 、C ancer Res、 48.6785−6793(1988) ;カエスベル グ等(Kaesberg et at、)A J、 Cl1n、 Invest、 83 、994−1001[989))  、したがって、配列はこのフラグメントにおいて神秘的である。配列が完全なタ ンパク質において神秘的であるかどうかは未だ確率することができない。今日ま で、しかしながら、完全なトロンポスボンジンと硫化複合糖質との全ての報告さ れている相互作用は、アミノ末端ドメインと結合する抗体A2.5に対し導受性 があるとされている。
第7〜16図については、既に簡単に述べたが、以下に詳細に記載する。
第7図は、抗−トロンボスボンジン抗体A4.1のトロンポスボンジンペプチド との結合を表わすグラフである。BSAと複合したトロンポスボンジン■型繰遮 体ペプチドに対する抗−トロンボスボンジン抗体A4.1の結合は、材料と方法 において記載したようにして決定された。結合した放射能は、ペプチド−BSA I合体の添加した量の関数として存在する:(184) ;(185) ;(1 86) ;1B7;(203) ;(204) :(205) ;および (2 0(i)[それぞれ、配列番号1(SEQ 10 No: 1)〜配列番号8  (SEQ III No: 8))。
第8図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質(スルファチド)と 結合するI[H−トロンポスボンジンの抑制を表わすグラフである。ミクロタイ タープレートウェルをスルファチドで被覆し、ペプチド: 184 : 185  ; 186 ;1B7 、203 ; 204 、205 、206 (それ ぞれ、配列番号! (SEo 10 No: 1)〜配列番号8 (SEo 1 0 No: 8))の増大する濃度の存在下に0.2μg/mlの標識化トロン ポスボンジンと共にインキュベートした。ペプチドの構造は第1表に示した。結 合は、抑制剤の不存在下に対照結合の百分率として示した。
第9図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質(ヘパリン−BSA )と結合する1181−トロンポスボンジンの抑制を表わすグラフである。ミク ロタイタープレートウェルをヘパリン−BSAで被覆し、ペプチド: 184  : 185 。
186 ;187 ;203 ;204 :2os ;206 (それぞれ、配 列番号1 (SIIIo 10 PIO: 1)〜配列番号8 (SEo 10  NO: 8))の増大する濃度の存在下に0.2μg / m lの標識化ト ロンポスボンジンと共にインキュベートした。ペプチドの構造は第1表に示した 。結合は、抑制剤の不存在下に対照結合の百分率として示した。
第10図は、トロンポスボンジンペプチドによる硫化複合糖質(ヘパリン−BS A)と結合する+2J−ラミニンの抑制を表わすグラフである。ミクロタイター プレートウェルをヘパリン−BSAて被覆し、ペプチド: 184 ; 185  ; 1B6 、187 ;203 ;204 .205.206 [それぞれ 、配列番号1 (SEo 10 NO:1 )〜配列番号8 (SEQ ID  No: 8)3の増大する濃度の存在下に0.2μg / m 1の標識化ラミ ニンと共にインキュベートシた。ペプチドの構造は第1表および第2表に示した 。結合は、抑制剤の不存在下に対照結合の百分率として示した。
第11図は、ヘパリンアガロースに対するトロンポスボンジン〔配列番号19( 10SEQ No: 19) )の第2の■型繰近体からのペプチドの結合を示 すグラフである。
ペプチド246 (KRFKQDGGWSHWSPWSS、too pg)を、 pH7,4で20mMのトリス緩衝液中、0.7%7cmのヘパリン・アガロー スカラムに入れ、0.5MのNaCIまでの勾配で、同一の緩衝液中、o、7m 11分の流速で溶出した。
吸光度は280nmで測定した。NaCI41度は電導度により決定した。
第12図は、トロンポスポンジンペプチドによるA 2058メラノーマ細胞と 結合するIII ■−ラミニンまたは1fJ−トロンポスポンジンの抑制を示す 棒グラフである。メラノーマ細胞(0,2mj!中、2X10”個)を0.2M g/mI!の標識化ラミニン若しくはトロンポスポンジンのみ、またはトロンポ スポンジン(186) の第1の(184、配列番号1 (105EQ No:  1)) 、第2の(185、配列番号2 (10SEQ No: 2))およ び246〔配列番号19(105EQ NO: 19) )の、または第3の■ 型繰近体からのペプチドlOμg / m nまたは1Mg/mlのヘパリンの 存在下でインキュベートした。細胞を油をとおして遠心分離し、結合したものを 遊離ラミニンから分離し、細胞ペレットの放射能をγカウンターで定量した。結 果を、ペプチドの不存在下で定量した対照結合の百分率として表わし、それは3 回の定量の平均上標準偏差(SD)である。
第13図は、ヘパリンおよびトロンポスポンジンペプチド246〔配列番号19 (103EQNO:l 9)]によりA 205Bメラノーマ細胞と結合する1 251−ラミニンの抑制を示す棒グラフである。メラノーマ細胞(0,2mi’ 中、2XlO’細胞)を0.2Mg/mlの標識化ラミニンのみと共に、または 0.1Mg / m lのヘパリン若しくは1またはlOμg/mnのペプチド 246若しくはそれら二つの抑制剤の組み合わせの存在下でインキュベートした 。結果を、ペプチドの不存在下で定量した対照結合の百分率として表わし、それ は3回の定量の平均±SDである。
第14図は、対照ペプチドおよび16種のトロンポスポンジンペプチドとのA  2058メラノーマ細胞の付着の程度を示す棒グラフである。A 205Bメラ ノーマ細胞のトロンポスポンジンペプチドへの付着。細菌学的ポリスチレンを2 00μg / m 1の記載したペプチドで被覆した。103/mm2のA 2 058メラノーマ細胞を加え、37℃で60分間インキュベートした。付着を微 視的に定量し、平均±SD、n=6で示した。
第15図は、4種のトロンポスポンジンペプチドに対するA 2058メラノー マ細胞の濃度依存性を示すグラフである。微視的に定量した付着は適用した細胞 (平均±SD、n−6)の、記載した濃度のペプチド: 185 、239 、 244または246(それぞれ配列番号2 (103EQ No: 2)、配列 番号14(10SEQ NO:14)、配列番号17(ID SEQ NO:1 7)、または配列番号19(10SEQ NO:19)]で被覆したプラスチッ クディスクに対する百分率として示した。非特異的付着は1.9±0.9%であ った。
第16図は、ヘパリン結合ペプチドによるトロンポスポンジンペプチドに対する メラノーマ細胞付着の抑制を表わす棒グラフである。RPMI培地または記載し た濃度の18kDトロンポスボンジンフラグメント(固体環)、28kD)ロン ポスポンジンフラグメント(灰色環)、またはアポリポプロティンE(帯状環) を含有する培地中において、メラノーマ細胞(1x 10”/ mm” )を放 置し、200μg/mllのペプチド185(配列番号2 (103EQ No : 2))で被覆したポリスチレンディスクに付着させた。結果は平均±SD、 n=6として示した。
本発明の別の態様において、本発明のペプチドは、適当な基質に直接または適当 な担体ポリマー若しくはタンパク質に接合した後に固定してもよい。適当な基質 、担体ポリマーおよび担体タンパク質は当業界の当業者に公知のものである。
そのような固定化した組成物は、付着の促進および足場依存性細胞の成長に有用 である。特に好ましいものは、固定されたペプチドがペプチド246〔配列番号 19(10S[lQ No: 19)である態様である。
特別の態様についての前記した記載は、一般的概念から離れることなく、現在の 知識、容易な変更および/または特別の態様のような種々の応用への適合を適用 することにより、他者が成し得る発明の一般的な性質を十分に表わすであろうし 、それ故、そのような適合は開示した態様と同等の意味および範囲内に包含され ることが意図されている。ここで用いられている言い回しまたは文言は記載のた めのみであり、限定するものではない。
原 配 列 表 (1)一般的情報 (i) 出願人:デビツト・ディー・ロバーツ等(ii) 発明の名称、メラノ ーマ細胞付着促進ヒトトロンポスポンジンのI型 繰返体からのヘパリン−およびスルファチド−結合ペプチド(i i i) 配 列の数;27 (iv) 応答住所: (A)住所二ロウエ、プライス、レジランク・アンド・ベラカー(B)ストリー ト:スート300.99カナール・センター・プラザ (C)市:アレクサンドリア (0)州、バージニア (E)国:米国 (F)郵便番号:22314 (V)(^)媒体種類:フロンピー・ディスク(B)コンピュータ:IBM p cコンパチブル(C)動作システム: PC−DO8/MS−DO8(D)ソフ トウェア: (vi) 現在の出願データ・ (A)出願番号: (B)出願臼・ (C)分類二 (viii) 弁理士/代理人情報・ (^)氏名:ロバート・エル・プライス(B)登録番号: 22.685 (C)参照/整理番号ニア17−111(ix) 通信情報・ (A)電話・7036841111 (2)配列番号・lについての情報 (1) 配列の特徴: (A)長さ212個のアミノ酸 (B)型・アミノ酸 (D)トポロジー・直鎖状 (11) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載:配列番号:1 Ser Pro Trp Ser Glu Trp Thr Ser Cys  Ser Thr 5er1 5 t。
(3)配列番号=2についての情報: (1) 配列の特徴。
(A)長さ212個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (11) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号:2 Ser 旧s Trp Ser Pro Trp Ser Ser C)I9S er Val TI+r(4)配列番号・3についての情報。
(1) 配列の特徴: (A)長さ=12個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー・直鎖状 ゛ (11) 分子の型・ペプチド (xi) 配列の記載、配列番号 3 Gly Pro 丁rp Ser Pro Trp Asp lie Cys  Ser Val Thr(5)配列番号=4についての情報: (1) 配列の特徴・ (A)長さ=6個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D) ζボロジー:直鎖状 (11) 分子の型、ペプチド (xl) 配列の記載:配列番号:4 Cys Ser Val Thr Cys Glv(6)配列番号 5について の情報。
(1) 配列の特徴: (A)長さ、4個のアミノ酸 (B)型、アミノ酸 (D)トポロジー aui状 (11) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載・配列番号=5 Val Thr Cys Gly (7)配列番号・6についての1n報 (i) 配列の特徴: (A)長さ:10個のアミノ酸 (B)型・アミノ酸 (D)Pボロン一、aM状 (11) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載 配列番号二〇 Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Lys  Argl 5 10 (8)配列番号ニアについての1n報:(1) 配列の特徴 (^)P、さ:10個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 CD) ;−ポロジー:直鎖状 (i i) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載:配列番号;7 Vat Thr Cys Gly Asp Gly Val Ile Thr  Argl 5 10 (9ン配列番号二8についての情報: (1) 配列の特徴 (A)長さ=IO個のアミノ酸 (B)型;アミノ酸 (D)トポロジー・直鎖状 (11) 分子の型・ペプチド (xi) 配列の記載・配列番号=8 Thr Ser Cys Gly Asn Gly Ile Gln Gin  ^「g(10)配列番号:9についての情報・(1) 配列の特徴: (A)長さ24個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (11) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載、配列番号・9 Cys Ser Vat Thr (11)配列番号、10についての情報:(1) 配列の特徴: (A)長さ:4Mのアミノ酸 (B)型二アミノ酸 Trp Ser Pro Trp Ser Ser Cys Ser Val  Thrl 5 10 (18)配列番号=17についての情報=(i) 配列の特徴 (A)長さ、8個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (11) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載・配列番号:17Ser 1lis Ala Ser P ro Ala Ser Ser(19)配列番号、18についての情報:(i)  配列の特徴・ (A)長さ=13個のアミノ酸 (B)型・アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii) 分子の型・ペプチド (xi) 配列の記載・配列番号、18Val Thr Cys Gly Gl y Gly Val Gln Lys Arg Ser Arg Leu(20 )配列番号+19についての情報。
(i) 配列の特徴・ (A)長さ=16個のアミノ酸 (B)型・アミノ酸 (D)トポロジー、直鎖状 (ii) 分子の型・ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号:19Lys Arg Phe Lys Gl n Asp Gly Gly Trp Ser l1is Trp Ser P ro Ter Se■ + 5 10 15 (21)配列番号=20についての情報:(i) 配列の特徴: (A)長さ、7個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎮状 (11) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号:20^rg Gln Met Lys Ly s Thr Arg(22)配列番号=21についての情報:(i) 配列の特 徴: (^)長さ=IO個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D) !−ポロジー:直鎖状 (it) 分子の型二ペプチド (xi) 配列の記載;配列番号:21^rg Lys Gly Ser Gl y Arg Arg Leu Val Lys(23)配列番号:22について の情報:(i) 配列の特徴: (A)長さ;11個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (11) 分子の型、ペプチド (xi) 配列の記載・配列番号:22Gly Gly Trp Ser Hi s Trp Ser Pro Trp Ser 5er(24)配列番号:23 についての情報:(i) 配列、の特徴: (A)長さ二〇個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎮状 (ii) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号=23Ser His Trp Trp Se r Ser(25)配列番号=24についての情報:(i) 配列の特徴: (A)長さ=7個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii) 分子の型:ペプチド (xl) 配列の記載:配列番号=24Ser His Trp Ser Tr p Ser Ser(26)配列番号二25についての情報:(+) 配列の特 徴: (A)長さ: 1111のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii) 分子の型;ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号=25Gly Gly Trp Ser Hi s Ala Ser Pro Trp Ser 5er(27)配列番号=26 についての情報:(1) 配列の特徴: (A)長さ・9個のアミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D) pポロジー・直鎮状 (ii) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号:26Ser His Trll Ser S er Pro Trp Ser Ser(28)配列番号=27についての情報 :(i) 配列の特徴: (A)長さ78個のアミノ酸 CB)型二アミノ酸 (D)トポロジー・直鎖状 (11) 分子の型:ペプチド (xi) 配列の記載:配列番号=27Ser His ’rrp Ala P ro Trp Ser SerIN)IIBITOR5(u14) Figure 2 −・−184−・ロー 185 −一ム・−186Δ 187 奮 205 0 206Figure 3 −・−184−0−185−ム−186・・・Δ 187− 203 ロ 20 4 マ 205 IN)IIBITOR5(uMI Figure 4 −・−184・−〇−185−一轟−−186Δ 187Figure 5 (200ug/而) Figure 7 −・−184−0−1135−^−186、−Δ、、1870 203 ? 2 04 W 205 @ 2060.00+ 0.01 0.1 1 10PEP TIDE−BSA C0NJtlCATE (ug)Figure 8 −・−184−0−185−・轟−−186・ 轟・・・ 187” 203  o 204 マ 205 7 206Figure 9 PEPTICIE lull Figure II ELUTION TIME (min)特表平7−501808 (14) 国際調査報告 、 Ii+ PCT/US 92/10496、、、−自A+PC丁/LI59 2/10496フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号CO7K 5/103 C12N 5106 (72)発明者 クルツチッシュ ヘンリー シーアメリカ合衆国、エム ディ  20817.ベセスダ デボール ドライブ 9704I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.4個より多いアミノ酸残基を有し、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質に 対する高い親和性を有するペプチドであって、実質的に電荷のないことを特徴と する上記のペプチド。 2.4個より多いアミノ酸残基を有し、ヘパリンまたは関連する硫化複合糖質に 対する高い親和性を有するペプチドであって、107〜l05/モルの範囲のヘ パリン結合定数を有することを特徴とするペプチド。 3.配列−Trp−Ser−Xaa−Trpから成る請求項2記載のペプチド。 但し、Xaaは、Pro、Glu、Ala、HisおよびSerから成る群より 選択されるアミノ酸である。 4.−B1−B2−X−B3−または−B1−X−B2−Y−B3−から成る式 から選択される更なる配列を有する請求項3記載のペプチド。 但し、XおよびYはそれぞれいずれかのアミノ酸残基であり、B1、H2および B3はそれぞれLys、ArgおよびHisから成る群より選択されるものであ る、5.配列番号1(SEQ ID NO:1)、配列番号2(SEQ ID  NO:2)、配列番号3(SEQID NO:3)、配列番号14(SEQ I D NO:14)および配列番号19(SEQ ID NO:19)から成る群 より選択される配列を有する請求項1記載のペプチド。 6.更に、アミノ末端N−アセチルおよびカルボキシ−末端アミドを有する請求 項2記載のペプチド。 7.治療に有効量の、請求項1記載のペプチドおよび医薬的に許容可能な賦形剤 または担体から成る医薬組成物。 8.治療に有効量の、請求項2記載のペプチドおよび医薬的に許容可能な賦形剤 または担体から成る医薬組成物。 9.ペプチドが、配列番号1(SEQ ID NO:1)、配列番号2(SEQ  ID NO:2)、配列番号3(SEQ ID NO:3)、配列番号14( SEQ ID NO:14)および配列番号19(SEQ ID NO:19) から成る群より選択される配列を有するペプチドである請求項8記載の医薬組成 物。 10.ペプチドが適当な担体ポリマーまたはタンパク質と任意に接合し、該ペプ チド、または適当な担体ポリマーまたはタンパク質と接合したペプチドが、適当 な基質と結合している請求項2記載のペプチド。 11.ペプチドが、配列番号19(SEQ ID NO:19)による配列を有 するペプチドである請求項10記載の組成物。 12.対象物中のヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と結合する方法であって 、該対象物を有効量の請求項1記載のペプチドで処理することを特徴とする方法 。 13.対象物中のヘパリンまたは関連する硫化複合糖質と結合する方法であって 、該対象物を有効量の請求項2記載のペプチドで処理することを特徴とする方法 。 14.ペプチドが、配列番号1(SEQ ID NO:1)、配列番号2(SE Q ID NO:2)、配列番号3(SEQ ID NO:3)、配列番号14 (SEQIDNO:14)および配列番号19(SEQIDNO:19)から成 る群より選択される配列を有するペプチドである請求項13記載の方法。 15.足場依存性細胞の付着および成長を促進する方法であって、請求項2記載 のペプチドを適当なポリマーまたはタンパク質と任意に接合し、該ペプチドまた は該接合ペプチドを適当な基質に結合し、該結合ペプチドまたは接合ペプチドを 立場依存性細胞、または複数の立場依存性細胞と接触させ、さらに 該基質および該細胞を、該細胞の成長に必要とされる栄養分の存在下にインキュ ベートすることを特徴とする方法。 16.ペプチドが配列番号19(SEQIDNO:19)による配列を有するペ プチドである請求項15記載の方法。
JP51037193A 1991-12-06 1992-12-07 ヒトトロンボスポンジンの▲i▼型繰返体からのヘパリン−およびスルファチド結合ペプチド Expired - Lifetime JP3646808B2 (ja)

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US07/801,812 US5357041A (en) 1991-12-06 1991-12-06 Heparin- and sulfatide-binding peptides from the type I repeats of human thrombospondin
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