JPH07501336A - 黒色ホアハウンド抽出物を含む化粧用または医薬用組成物 - Google Patents

黒色ホアハウンド抽出物を含む化粧用または医薬用組成物

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JPH07501336A JP50988193A JP50988193A JPH07501336A JP H07501336 A JPH07501336 A JP H07501336A JP 50988193 A JP50988193 A JP 50988193A JP 50988193 A JP50988193 A JP 50988193A JP H07501336 A JPH07501336 A JP H07501336A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は黒色ホアハウンド(野生にかはっか:horehound)抽出物を含 む本質的に化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物に関するものであり、 特に皮膚または毛の色素沈着促進または脂肪細胞中のトリグリセライドの量を減 じることを意図したものであり、且つその製造法に関するものである。
本発明は、更に、化粧用または医薬用組成物の調製のために、特に色素沈着疾患 の治療または脂肪細胞中のトリグリセライドの量の減少を意図して黒色ホアハウ ンド抽出物を使用することに関する。
ベクタ(Ballota)Xの植物は温暖地方で見付けられるラビエイタエ(L abiatae)科に属する。挙げることのできる例としてはベクタ・ニグラ( nigra)(IjNN、)またはベクタ・フェチダ0oetida)であり、 黒色ホアハウンドとしても知られている。これは特に未耕作の場所で、生は垣、 小道または土手のところで見付けられる普通の多年生の植物である。非常にいや な匂いがある。列挙できる他の例としては庭で栽培されるベクタ・ラナタ(la nata)および月経促進剤および抗ヒステリー剤として推奨されるパロタ・ス アベレンスまたは芳香性のベクタがある。
黒色ホアハウンドは強壮剤、健胃剤、a原剤、鎮静剤、浄血剤、利尿剤、駆虫剤 、消散剤および洗浄剤としての性質をもっていることが伝統的に知られている。
本発明は、黒色ホアハウンドの植物全体、および特に気中部分特に茎と葉からの 抽出物が価値のある生化学的特性をもっており、化粧および医薬の分野で使用で きるという発見に基づいている。発明者らは、特にこれらの抽出物が予期しない ことに皮膚または毛嚢にあるメラニン細胞、特に頭皮のメラニン細胞に対しメラ ニン形成刺激活性を有すること、したがって皮膚または毛の色素沈着を促進し、 そして特にメラニンの生合成を促進することにより皮膚および毛の色素沈着異常 を治療することが可能であることを観察した。この分野で、黒色ホアハウンドの 植物全体、および特に気中部分、特に茎と葉の抽出物が非常に良い結果をもたら している。
発明者らはまた、上記の黒色ホアハウンドの抽出物が脂肪細胞中のトリグリセラ イドの量を、特にその細胞内での合成を妨害することによって、減少させるのに 予期しない活性があることを観察した。このようにこれら抽出物は、蜂巣炎のよ うな生物内部に脂肪の蓄積が生じるのを予防することを可能にし、それによりこ の抽出物は化粧用または医薬用スリム化組成物の調製、とくに皮膚用スリム化組 成物の調製にとって特に有用である。
したがって本発明のひとつの目的は、したがって、特に皮膚の色素沈着を促進す ることおよび白髪の発生を予防しまたは遅らせることを意図して、新規な化粧用 または医薬用組成物、特に皮膚用組成物を提供するにあたって存在する新しい技 術的問題を解決することである。
本発明の別の目的は、皮膚または毛嚢中に存在するメラニン細胞、特に頭皮のメ ラニン細胞への優れたメラニン形成刺激活性を有する化粧用または医薬用組成物 の新規な処方を提供するに当たって存在する新しい技術的問題を解決することで ある。
本発明の別の目的は、何らの活性物質の単離(これは一般に長時間を要し費用が かかる)を必要とすることなくそれ自体で皮膚や毛嚢中に存在するメラニン細胞 に優れたメラニン形成刺激活性を有する、特に容易に得られる植物抽出物を提供 するに当たって存する新規な技術的問題への解答を提供することである。 本発 明のもう一つの目的は脂肪細胞中のトリグリセライドの量を減少し、それにより 、蜂巣炎のような生物内部の脂肪の蓄積を予防する活性のある化粧用または医薬 用組成物の新規な処方を提供するに当たって存在する新しい技術的問題を解決す ることである。
本発明のもう一つの目的は、何らの活性物質の単離(これは一般に長時間を要し 費用がかかる)を必要とすることな(それ自体で脂肪細胞中のトリグリセライド の量を減らす活性のある、特に容易に得られる植物抽出物を提供するに当たって 存する新規な技術的問題への解答を提供することである。
これらの新しい技術問題はすべて、産業規模で利用できる満足な方法として本発 明によって初めて解決される。
こうして、第1の特徴として、本発明は化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用 組成物に関するもので、特に皮膚の色素沈着の促進、白髪の発生の予防または遅 延、脂肪細胞中のトリグリセライドの量の低減、および蜂巣炎のような生物中の 脂肪の蓄積の予防を意図したものであり、上記組成物は活性原料として化粧また 1は医薬としての効果がある量の黒色ホアハウンドの抽出物を、必要なら化粧用 または医薬用として許容される賦形剤の中に含むものである。
本発明の説明および請求の範囲において、「化粧用または医薬用として効果的な 量」というのは、かなりの化粧的または医薬的効が観察されるに必要な最少量に 少なくとも等しい量を意味すると理解されるべきである。
黒色ホアハウンド抽出物はハロタ・ニグラ、ベクタ・ラナタおよびベクタ・スア ベレンスの抽出物から選ぶのが好ましい。
本発明の一つの特別の特徴として、黒色ホア/%’7ンド抽出物は植物全体の抽 出物および気中部分、特に不可欠なものとして茎および葉の抽出物から選ばれる 。
もう一つの特徴として、黒色ホアハウンドの上記抽出物は、例えば水、アルコー ル類好ましくはメタノール、エタノールまたはプロパツールのような炭素原子数 1から4のアルコール類、これらのアルコール類と水との混合物、クロロホルム 、ンクロロメタンのような炭素原子数1または2の塩素化溶媒および酢酸エチル のような、好ましくは炭素原子数3から6の有機エステルからなる群から選ばれ る溶媒による少なくともひとつの抽出段階を含む工程によって好都合に得られる 抽出物である。より一般的には、用いることのできる溶媒は、芳香族炭化水素類 、特にアリルベンゼン、トルエンまたはキシレン、/%ロゲン化された脂肪族ま たは芳香族炭化水素類、ノアルキルエーテル類、ジアルキルケトン類、アルカノ ール類、カルボン酸類およびそのエステル類、またはジメチルホルムアミド、ジ オキサン、エトラヒドロフランおよびジメチルスルフオキシド、または他の超臨 界二酸化炭素ガスのような有機溶媒類である。抽出剤に対する植物物質の割合は 広い範囲で選ぶことができるが、重量比で一般に1:5から1:20.好ましく は約1,10である。抽出は室温と抽出に使用する溶媒の沸点との間の温度で行 う。有効な抽出技術はいわゆるソックスレー抽出法である。
しかし、単に普通の大気圧下て2〜4時間還流抽出することも可能であり、その 前に植物物質を冷抽出溶媒中で2〜4時間ふやかしてもよい。
抽出完了後、抽出物を含む相を濾過し、次いで蒸発および/または減圧下で蒸発 乾固するかまたは冷結真空乾燥する。
これにより本発明の抽出物が得られる。
一般的には、化粧用または医薬用組成物の調製のためにこの発明で用いられる抽 出物の濃度は乾燥重量で表して、全組成物重量を基準にして領0001から5% の間、好ましくは001から0.5%の間である。
この発明の化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物は種々の投与形態に適 した形態て調製できる。特に、皮膚の色素沈着を促進し、白髪の発生を予防しま たは遅延するために、皮膚または頭皮に局所投与する意図で、クリーム、ゲル、 ミルクまたはローンランのような形態で提供することができるこのようにこの発 明の化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物は化粧分野または医薬分野、 特に皮膚分野で、特に正常な色素沈着を回復するためにまたは色素沈着の向上を められる場合に種々の適用が可能である。
例えば、これらの組成物は日焼けを加速しまたは強めるための日光用製品(Su n produc t)として使用することができ、しばしばめられる美容的利 点に加えて、表皮のメラニン含有量を増加させることにより、紫外線照射に対す る自己防御力を強化することができる。これら組成物はまた例えば皮膚をより日 焼けした外観に見せるクリームの形態で用いることもできるし、または白髪の発 生を予防および遅延するためにローンランの形態で使用してもよい。さらに、皮 膚用途ではこの発明の組成物は、そのものだI夛でまたは他の医薬と組み合わせ て、特にメラニン細胞機能障害の治療のために局部投与して、治療剤として用い ることができる。
メラニン細胞に及ぼす作用に関しては、本発明の抽出物が、人のメラニン細胞培 養において、メラニン細胞の分化を促進することができ、すなわちより成熟した またはより分化したメラノソームの生成を促進することができることを示すこと ができるようになってきている。
ひとつの特に有益な応用として、本発明の抽出物を培養中のメラニン細胞、特に 培養中のひとの正常なメラニン細胞を、その結果を利用できるに適した成熟特性 をそれらに付与するように処置する方法がある。
特に、その結果の利用としては、特に尋常性白斑のようなある種の色素沈着異常 を治療するための人へのメラニン細胞接種がある。
更に、本発明の化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物は、脂肪細胞中の トリグリセライドの量を減らすために、特に局所投与によって化粧分野まtこ1 ま医薬分野、特に皮膚分野に種々適用することができる。特に、脂肪細胞1ごよ るトリグリセライドの合成は、蜂巣炎のような生物内の脂肪の蓄積と同歩調で進 むことが知られている。このように本発明の抽出物は、過剰の脂肪、特に蜂巣炎 を予防しまたは治療するために、化粧用または医薬用スリム化組成物、特↓二皮 膚用スリム化組成物としての特に価値ある利用がある。
好ましくは上記のスリム化用組成物には、キサンチン、特にカフェイン、蔦(ヘ デラ・ヘリックス(Hedera He1lix))の抽出物まtこ(まコレウ ス特にコレウス・フォルスコリ(Coleus forskol i i)の抽 出物のような他の活性物質も含まれる。
好ましくは、局所投与を意図しこ本発明の化粧用または医薬用組成物(オ受透用 ベクターとして作用する特定の賦形剤、即ち問題の皮膚構造中への浸透まtコ( ま拡散を促進する薬剤、例えば化粧用および皮膚用分野で普通に用L)られる薬 剤j、と−緒に処方される。これら薬剤の例としてはエチルアルコールグリセロ ールまたはプロピレングリコール、オレイン酸、ラウロカブラム(Iauroc apram)または植物性精油、特にメントールまた1まオイカIJブトール( eucalyptol)である。
ひとつの有益な実施態様として、より詳しくは皮膚まtこ:は毛の色素沈着を意 図している本発明の化粧用または医薬用組成物には、またキサンチン、特1こ1 −メチルキサンチン、3−メチルキサンチン、3−イソブチルメチルキサンチン たはテオフィリンを、全組成物重量を基準にして好ましくは0 001から2重 量%の濃度範囲で、特に好ましくは0.01から0.5重量%の濃度範囲で含ま れる。
皮膚または毛の色素沈着を活性化するために特に応用されるもう一つの実施態様 では、本発明の化粧用または医薬用組成物にはチロシンまたはグルコースチロ/ ネートまたはN−マリルチロシンのようなチロシン誘導体が、好ましくは組成物 の全重量を基準にして0.001%と10%の間の重量濃度で含まれる。毛の色 素沈着を活性化するために特に応用される更にもうひとつの実施態様には、本発 明の化粧用または医薬用組成物には、また次のものをから選ばれる少なくともひ とつの他の活性物質が効果的な量で含まれる:ビタミン類、特にビタミンB類、 キニンまたその誘導体、ニコチン酸メチルのような発赤側類、ヨーロッパ特許第 Aー272920号で定義されているにきび線維芽細胞(papilla fi broblast)培養の表面浮遊物、ケラチン加水分解物、亜鉛、セレンおよ び銅のような微量元素、プロゲステロン(progesterone)、ンブロ テロンアセテート(syproterone acetate)およびミノキン ジル(minoxidil)のような5−α−レダクターゼ妨害剤、アゼライン 酸およびその誘導体類、1.4−メチル−4−アザステロイド、特に17−βー N,Nージエチルカルバモイル−4−メチル−4−アザ−5−α−アントロスタ ン−3−オン、またはセレノア・レペンズ(Serenoa repens)の 抽出物。
なおもうひとつの実施態様として、本発明の化粧用または医薬用組成物は水和脂 質ラメラ相またはリポソームをも含んでおり、これは上で定義したベクタ・ニグ ラの抽出物を組み込んでいてもよいし組み込んでいな(でもよい。
第2の特徴として、本発明は更に、特に皮膚の色素沈着の促進、白髪発生の予防 と遅延、皮膚または毛の色素沈着異常の治療、脂肪細胞中のトリグリセライドの 量の低減および蜂巣炎のような脂肪の蓄積の予防を意図した化粧用または医薬用 組成物、特に皮膚用組成物の製造法に関し、この製造法には、上記で定義された ように、化粧的または医薬的に許容される賦形剤、ビヒクルまたはキャリア中へ の黒色ホアハウンドの少なくともひとつの抽出物の組み込みを含んでいる。
第3の特徴として、本発明は、上記て定義した黒色ホアtzf)ノド抽出物の、 特に皮膚の色素沈着の促進、白髪発生の予防と遅延、皮膚または毛の色素沈着異 常の治療、脂肪細胞中のトリグリセライドの量の低減および蜂巣炎のような脂肪 の蓄積の予防を意図した化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物の調製用 としての利用に関する。
更にもうひとつの特徴として、この発明は、色素沈着不足または色素沈着異常を 処置するための化粧的または治療的方法に関し、この方法は上記で定義されたよ うに、化粧的または医薬的に許容された賦形剤、ビヒクルまたはキャリア中への 黒色ホアハウンドの少なくともひとつの抽出物を、好ましくは人の皮膚または頭 皮の該当部分に組み込み、それによって皮膚または頭皮の正常な色素沈着を回復 することおよび/またはこの色素沈着を増加することを含んでいる。
もうひとつ特徴として、本発明は培養中のメラニン細胞、特に培養中の人のメラ ニン細胞の処理方法に関しており、それによりメラニン細胞に利用に適した成熟 性を付与するもので、この方法はメラニン細胞をそれが分化を起こすに充分な時 間、黒色ホアハウンドの抽出物の少なくともひとつを効果的な量含む培養媒体中 で培養することを含む。
もうひとつ特徴として、本発明は哺乳類、好ましくは人にメラニン細胞を接種す ることからなる化粧的または治療的処理方法に関するものであり、この方法は、 上で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少な(ともひとつを、分化のために効果 的な量を存在させて、培養により分化を引き起こさせたメラニン細胞、特に人の メラニン細胞の接種を含んでいる。
もうひとつ特徴として、本発明は哺乳類、特に人の脂肪細胞中のトリグリセライ ドの量を低減するための化粧的または治療的処理方法に関するものであり、この 方法には、上で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひとつを、化粧的 にまたは医薬的に許容できる賦形剤、ビヒクルまたはキャリア中に入れてもよ( 、脂肪細胞中のトリグリセライドの量を低減するため、特に脂肪細胞によるトリ グリセライド合成を妨害するために有効な量を、予防または治療能力を有して、 治療されるべきところへ適用することを含んでいる。
本発明は脂肪過剰、特に蜂巣炎の予防および治療法に及んでおり、この方法は蜂 巣炎のような生物中の脂肪過剰で苦しんでいる哺乳類、特に人のその体の部分に 、上記の黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひとつを、必要なら化粧的にまた は医薬的に許容し得る賦形剤、ビヒクルまたはキャリアにいれて、その過剰脂肪 を減するに効果的な量を適用することを含んでいる。
先の特徴のすべてにおいて、上記黒色ホアノ1ウンド抽出物は水和脂質ラメラ相 すなわちリポソームとともに用いることができ、これは上記抽出物を組み込んで いてもいなくてもよい。「組み込む」という表現は、水和脂質ラメラ相すなわち リポソーム中に抽出物が全体として組み込まれているケースおよびこの抽出物の ほんの一部だけが組み込まれているケースとを含んでいることを指摘しておく。
「脂質ラメラ相」という表現に於ける[脂質(Iipidic)Jという言葉は 一般に5個以上の炭素原子を含むいわゆる脂肪族炭化水素鎖を含む物質すべてを 意味しており、この物質は通常「脂質(lipid)Jと呼ばれる。
この発明では、脂質ラメラ相すなわちリポソームを形成するために用いられる脂 質類は両親和性脂1i[であり、即ちイオン性または非イオン性親水性基のどち らかと脂質親和性基とを有する分子からなり、これらの両親和性脂質類は、水相 ることかできる。
脂質類の中で特に次のものを取り上げることができよう リン脂質類、リンアミ ノ詣質類、グリコリピド類、ポリオキシエチレン付加脂肪族アルコール類および ポリオキシエチレンを付加していてもよいポリオールエステル類。このような物 質は例えば、卵または大豆レシチン、フオスファテイジルセリン(phosph atidylserine)、スフィンゴミエリン(sphngomye ]  in)、セレブロシド(cerebroside)またはオキシエチレン付加ポ リグリセロールステアレートからなる。
この発明にとっては、両親和性脂質の少な(ともひとつおよびコレステロールま たはβ−ノドステロールのようなステロールの如き疎水性脂質の少なくともひと つからなる脂質類の混合物を使用することが好ましい。疎水性脂質の量は、モル 表現で、一般に両親和性脂質の量を越えてはならず、好ましくはその1/2を越 えてはならない。
この発明に使用される化合物類またはこれらの化合物を含む抽出物類は、例えば ヨーロッパ特許第81−0087993号(=米国特許第A 4.508.70 3号明細書)、そしてもし適当ならばヨーロッパ特許第B l−0107559 号(=米国特許第A 4.621.023号明細書)と組み合わせてそれらに記 載された既知の調製法によって、水和脂質ラメラ相にすなわちリポソームに組み 込むことができる。
この発明の他の目的、特徴および利点は、いくつかの実施例での次の実験記述か らはっきりと明らかになるであろう。実施例では説明のために簡略に記載されて いる。
実際、決して本発明は記載され例示されている実施態様に制限されるものではな い。したがって、例えば、本発明はまた眉毛またはまつげが白髪になるのを予防 または遅らせることを目的とした化粧用又は医薬用組成物にも及んでいる。
百分率は、特に断らない限り、実施例では重量で表しである。
実施例 1 黒色ホアハウノドのメタノール抽出物の調製不可欠なものとしての茎および葉か らなるベクタ・ニグラの気中部分500gを、約5リツトルのメタノールにより 、還流下で3時間処理する。
メタノール抽出物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発して冷結真空乾燥にかけ、ベク タ・ニグラのメタノール抽出物を得る。これを抽出巻重、と呼ぶ。
実施例 2 黒色ホアハウノドの酢酸エチル抽出物の調製使用した溶媒が酢酸エチルである点 を除いて、実施例1に記載した方法を行った;これによりベクタ・ニグラの酢酸 エチル抽出物である抽出物■2を得る。
実施例 3 水和脂質ラメラ相すなわちリポソームへの黒色ホアハウノド植物全体抽出物の組 み込み 植物全体を用いる点を除いては実施例1に記載の方法にしたがって得られた黒色 ホアハウノド植物全体抽出物、抽出物I3を、以下の調製技術によって水和脂質 ラメラ相すなわちリポソームに組み込む。
つぎのちのを計量する・ 一大豆し/チン二18g −β−7トステロール 0.2g −冷結真空乾燥したベクタ・ニグラ抽出物r、:0.03gこれらの成分を25 m1のノクロロメタンと10m1のメタノールからなる混合物中に溶解する。
得られる混合物を減圧下でロータリーエバポレーター上で60℃で蒸発させる。
戸られる脂質の薄膜を取り出し、蒸留水に入れて全量50gとして室温で2時間 撹拌して分散する。
得られる脂質小胞の懸濁物を、電力150W、4℃で10分間超音波処理して均 質化する。
このようにして得られるリポソームの平均の大きさは約140nmである。
好ましいひとつの応用として、この懸濁物を通常の方法で別に調製した1、25 %カーボボール(Carbopol)940 (登録商標)ゲル50gと混合し てゲル化する。これにより、全懸濁物重量の約0.030%の濃度になる黒色ホ アハウノド抽出物を少なくとも部分的にカプセルで包んでいるリポソームのゲル 化した懸燭物約100gが得られる。
このゲルは「組成物1zjとし、そのままは本発明の枠内で用いることができる 。
皿当たり10’個の細胞を植え付けたS91ねずみ科のメラニン細胞を、非不可 欠成分であるアミノ酸類を補充し、また1%の牛の胎児血清とO,OSμg/m lのマイトマイシンCを含むE M E M中で培養する。
接種l&24時間して、培養媒体をマイトマイシンCを含まず、1%の牛の胎児 血清と、そして適当なところで、約40mg/mIの濃度でDMSOに溶解した 試験用生成物とを補充したEMEMのみを含む新鮮な媒体ととり換える。
接種6日後、細胞を取り出し、遠心分離して単離し、細胞残留物を回収し、最終 溶液と実質的に同じミリリットル当たりの細胞重量の濃度となるに充分な割合で 0.5N水酸化ナトリウム溶液に溶解する。
得られる溶液の405nmの波長の光学密度をスペクトロメーターで読み取り、 濃度既知のメラニン溶液の光学密度と比較して形成されたメラニンの量を評価す ることができる。
また細胞数を計数し、細胞106個あたりの形成メラニン量を計算する。
ベクタ・ニグラ抽出物11とI2を種々の濃度(μg/ml)で測定し、下記の 表Iおよび■に示した。
本発明のアッセイで用いたメラニン細胞がβ−MSH(メラニン細胞刺激ホルモ ン)に対してポンチイブの応答をすることを確認するために、別の実験で、等価 な試験を行った。
この試験用生成物のメラニン形成刺激効率Eは次の式により計算されるここで量 qは106個の細胞当たりに形成されたメラニンの量をあられしql−試験生成 物を入れた培養 Qo”生成物を入れない比較用培養 a)実施例1の抽出物11、または b)実施例2の抽出物I2 に関して、上記の式によって計算した、抽出物の異なる濃度で試験した効率Eを 下記の表1および■にそれぞれ示している。
アッセイはひとつの濃度につきおよびひとつの生成物につき3個の皿で行い、表 1および■中の、皿当たりの細胞の数および(106個の細胞当たりの)メラニ ンの量(μg)は平均値である。
本発明の生成物で処理した培養結果と比較培養の結果とを、スチューデント(S tudent)を試験による統計的評価により比較している。
S=5%で有意 N5=5%有意差なし 表I ベクタ・ニグラ(気中部分)の抽出巻重、に関する試験抽出物I、細胞の数 メ ラニン 効率E 有意差の濃度 士標準偏差 t 2.5 70±11 62±2 +16 310 67±5 72±3 +35  S上の表1および■は、この発明の抽出物は、非細胞毒投与では、相当程度に メラニンの生成を刺激することを示しており、全体として当業者に予期できない 結果を表している。
別の実験では、本発明の黒色ホアハウノドの抽出物は、メラニン細胞内でケラチ ン細胞に転換することのできる非常に多くの成熟メラノソームを形成しており、 メラニン細胞の分化を促進することも実証した。
実施例 5 培養下にあるメラニン細胞の分化に及ぼす本発明生成物の活性の実例皮膚表皮の 色素沈着の過程には表皮の基底層にあるメラニン細胞の分化を伴うことが知られ ている。この分化はメラノソーム(メラニンを蓄え輸送するための細胞オルガネ ラ)内部での色素、即ちメラニンの蓄積に相当して一般に4つの異なる段階(I から■)からなっている。段階■(最も強く着色している)は色素をもったメラ ノソームが充満している最終段階であり、したがってこれらメラノソームは6g していると考えられる。またメラノソーム中に含まれるメラニンが、樹状に伸び た状懸を紅白して表皮中のより上にあるケラチン細胞へ移送されるのがこの段階 であることも知られている。
アッセイの記述 50才の女性の顔面整形の過程で通常の方法で単離した通常の人のメラニン細胞 を10%(体積/体積)の牛の胎児血清を含み、通常の成長ファクターを補充し た完全M199培養媒体(GIBCO)中に、日数D=Oで入れる。
3日目、D=3に、DMSOに溶解した実施例2の黒色ホアハウノドの抽出物I 2(酢酸エチル抽出物)10μg/mlを培養媒体に加える。
6日目、D=6に、媒体を、やはり抽出物I2を10μg/ml含む同じ組成物 の媒体と取り代える。
9日目、D=9に、細胞を、LADD社(アメリカ、バーモント州)から入手で きるEPON812(登録商標)樹脂(グリセロールングリシジルおよびトリグ リンジルエーテル)中に包埋する。それから樹脂の塊をミクロトームにより超薄 切片に裁断する。このようにして細胞の超構造を透過型電子顕微鏡で観察するこ とができる。
平行して、メラニン細胞の比較用培養を同じ原料を用い、同じ条件で行った、但 し、3日目以降は抽出物は培養に加えず、DMSOだけを同じ濃度で、即ち0゜ 1体積%だけ加えた。
電子顕微鏡観察により、比較用培養では主として段階IとHのメラノソームの存 在だけが見いだされた。更に、メラニン細胞内では、網内系およびゴルジ装置は ほとんど活性を示さない。
これに対して、処理培養の方は細胞の多くで段階mおよび■に達するメラノソー ムが観察された。細胞の網内系およびゴルジ装置it(チロシナーゼ合成とグリ コ/ル化およびメラニン−分泌小嚢の形成が起こる場所である)は非常に発達し 、したがって非常に活性である。これらの特性は、特にメラニン細胞が段階mと ■の多数の成熟メラノソームを有している限り、いずれも分化したメラニン細胞 の存在を示している。
このように、黒色ホアハウノド抽出物の作用機構の証明により、一方で皮膚の色 素沈着を促進するという本発明の組成物の活性を説明することが可能になり、他 方、より成熟度の高いメラノソームをもったより高度に分化したメラニン細胞の 培養を行うことが可能になる、そしてこれらのメラニン細胞を尋常性白斑のよう なある種の色素沈着疾患を治療するために移植して用いることができる。
実施例 6 脂肪細胞中のトリグリセライドの蓄積に及ぼす本発明生成物の妨害活性の証明生 物の重要なエネルギー源を構成するトリグリセライド類は、腸壁、肝臓および脂 肪組織中でグリセロールと脂肪酸とから作られる。
したがって生物内にある過剰の脂肪は脂肪細胞内のトリグリセライドの蓄積と直 接関連している。
更に、培養中のフィブロブラストのある種のライン、特に3T3−Llラインは 培養条件が許容される時には脂肪細胞へ分化することができる(例えば、Ter uo Kawadaら著、[コンパラティブ・バイオケミストリー・アンド・フ ィジオロジー(Comparative Biochemistry and  Physiology) J第96A巻、第2号、第323〜326頁(199 0年)に記載された技術にょる)。
したがって脂肪細胞中のトリグリセライドの蓄積に及ぼす本発明の生成物の妨害 活性を示すために、その脂肪細胞への分化が可能な条件下で、14Cラベルした グルコースを存在させ、且つ本発明の生成物のある場合とない場合とで、このラ インの培養を行った。
トリグリセライドを合成するために細胞により使用されるグリセロールは間接的 にグルコースの解糖から生じる。したがって、実施する試験条件下で、脂肪細胞 によるトリグリセライドの蓄積を評価するためには実験の終わりに抽出されたト リグリセライドの放射線活性を測定することで十分であろう。
D=0で、牛の胎児血清10%(体積/体積)を含む完全E M E Mからな る培養媒体2mlを含む直径35mmのベトリ皿に、皿当たり2X105細胞の 3T3−L1ラインを接種する(ATCC社から入手可能、参考CCL 92− 1)。
D=1で、培養媒体を、D=0て用いたものに、分化用薬剤、即ち100μg/ mlのイソブチルメチルキサンチン(IBMX)および0.1gg/mlのデキ サメタソーン、即ちマイトマイシンCおよび05μCi/mlの濃度で14 C −グルコースを加えたものと取り換える。またこの培養媒体は比較培養に相当す る媒体を除いて試験生成物を含んでいる。
D=7で、培養物中に存在するトリグリセライドをヘプタンで抽出する。これは 、まずトリプシン溶液によって通常の方法で皿から培養中の細胞を取り出すこと から行う。得られた細胞の懸濁液を充分量のドールの試薬(ドール・ヴイ・ピ( Do 1 e V、 P、)ら著、「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ ストリー(Journal af Bjalagical Chemistry ) J第235巻、第9号、第2595頁(1960年))を加えてライス(I yze)する。次いで、一方は水相で他方はへブタンからなる有機相である2相 を得るために、これに水そしてヘプタンを加える。培養物中に存在するトリグリ セライドを含むヘプタン相を集め、その放射線活性を液体/ンチレーンヨン、例 えばコントロン・ベータ(KOIJTRON BET^)■(登録商標)タイプ の装置によって測定する。
したがって、比較用媒体の測定と比較して、本発明の生成物を含む培養によって 得られる抽出物の放射線活性を測定することによりトリグリセライドの蓄積の妨 害を評価することが可能になり、放射線活性グルコース(ヘプタンで抽出されな い)からトリグリセライドが形成されていない。
このように本発明の生成物の活性Aは次式によって計算されるR、−R。
A=−X100 R。
ここで、 R7は、cpm(カウント・パ町ミニツッ)で表した、比較培養物のトリグリセ ライド抽出物の放射線活性であり、 心は、cpmで表した、本発明の生成物の存在下での培養物の放射線活性である 。
本アッセイの実験材料を形成する本発明の生成物は実施例1によって得られる黒 色ホアハウノドのメタノール抽出物■1からなる。
次の表■は培養に於けるふたつの異なる濃度での抽出物I、の妨害活性の結果を 示している。
表■ 有意差はp<0.05でのスチューデントを試験により計算した。
本発明の抽出物が存在することにより、実質的に且つ強く培養中の脂肪細胞中の トリグリセライドの蓄積を妨害することをこの表ははっきりと示している。
したがって、過剰の脂肪、特に蜂巣炎を予防しまたは治療するために、化粧用ま たは医薬用組成物、特に皮膚用組成物中で、活性成分として本発明の生成物を有 益に用いることができる。
化粧用または医薬用組成物、特に皮膚用組成物の種々の処方例を以下に示す。
−抽出物 II(実施例1) 0.1’5g−プロピレングリコール 5g −クレモフォア(Cremophor) RH40(登録商標) Ig−エタノ ール 30 g −香料を含めた水性賦形剤 全量 100 gこのローションは、充分な色素沈 着効果を出すために、1日2回1mlの割合で6ケ月間、髪に付ける。
ゲルは次のふたつの相AとBから調製する:1)相A −抽出物 11(実施例2) Q、Ig−マリルチロシン(malyltyro sine) 2 g−プロピレングリコール 4g −グリセロール 0.5g =クレモフォア(Cre+5ophor) RH40(登録商標) Ig−エタ ノール 25 g −香料を含めた水性賦形剤 全量 50 g2)相B −1,25%カーボポール(Carbopol) 940 (登録商標)ゲル0 g 相Aを徐々に相Bに加え、分散が完了するまで両者をプロペラ撹拌機で混合する 。
こうして皮膚の日焼は促進用のゲルを得、日に当たる前または日に当たっている 間皮膚に付けることができる。
一本発明の黒色ホアハウノド抽出物(実施例1) O,,1g−96%アルコー ル 32 g −カーポポール941 (登録商標) 2.5 g−防腐剤の入った水性賦形剤  全量 100 g黒色ホアハウノド抽出物をまずアルコールに溶解し、その後 全体をカーボボールを含むゲル化した賦形剤に組み込む。
こうしてスリム化用組成物を得、それを治療すべき部位に付けることができる。
フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁−内整理番号A 61 K 7/4 8 9051−4C(72)発明者 デュマ、マルタ フランス国92700コロンブス、リュ・ドウ・ランドウストリ媚 I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に皮膚の色素沈着の促進、白髪の発生の予防と遅延、脂肪細胞中のトリグ リセライドの量の低減および蜂巣炎のような生物中の脂肪の蓄積の防止を目的と し、活性原料として化粧用または医薬用として効果的な量の黒色ホアハウンド抽 出物、および任意に化粧用または医薬用に許容し得る賦形剤を含んでなる化粧用 または医薬用組成物、特に皮膚用組成物。 2.黒色ホアハウンド抽出物がパロタ・ニグラ、パロタ・ラナタおよびパロタ・ スアベレンスの抽出物から選ばれる請求項1に記載の組成物。 3.黒色ホアハウンド抽出物が植物全体の抽出物および気中部分、そして不可欠 なものとして特に茎及び葉の抽出物から選ばれる請求項1または2に記載の組成 物。 4,上記黒色ホアハウンドの抽出物が、例えば、水、好ましくは炭素原子を1か ら4個含むアルコール類、例えばメタノール、エタノールまたはプロパノール、 水とこれらアルコール類との混合物、炭素原子を1または2個含む塩素化溶媒、 例えばクロロホルムまたはジクロロメタン、および好ましくは炭素原子を3から 6個含む有機エステル類、例えば酢酸エチルからなる群から選ばれる溶媒による 少なくともひとつの抽出段階を含む方法によって好都合に得られる抽出物である 請求項1から3のいずれかひとつに記載の組成物。 5.上記黒色ホアハウンドの抽出物の濃度が、乾燥重量で表して、組成物の全重 量を基準にして0.0001と5%の間、好ましくは0.01と0.5%の間で ある請求項1から4のいずれかひとつに記載の組成物。 6.より詳しくは、皮膚または毛の色素沈着を目的とし、キサンチン、特に1− メチルキサンチン、3−メチルキサンチン、3−イソブチルメチルキサンチンま たはテオフィリンを、好ましくは組成物の全重量を基準にして0.001から2 %、特に好ましくは0.01から0.5%の重量濃度で含む先行請求項のいずれ かひとつに記載の組成物。 7.特に皮膚または毛の色素沈着を促進するために、チロシンまたはその誘導体 、例えばグルコースチロシネートまたはN−マリルチロシンをも、好ましくは組 成物の全重量を基準にして0.001から10%の重量濃度で含む先行請求項の いずれかひとつに記載の組成物。 8.ビタミン類、特にビタミンB類、キニンまたはその誘導体類、ニコチン酸メ チルのような発赤剤、にきび腺維芽細胞培養の表面浮遊物、ケラテン加水分解物 、亜鉛、セレンおよび胴のような微量元素、プロゲステロン(progeste rone)、シプロテロンアセテート(syproterone acetat e)、ミノキシジル(minoxidil)のような5−α−レダクターゼ(5 −α−reductase)、アゼライン酸およびその誘平体、1,4−メチル −4−アザステロイド、とくに17−β−N,N−ジエチルカルパモイル−4− メチル−4−アザ−5−α−アンドロスタン−3−オン、または他のセレノアレ ベンズ(Serenoa repens)から選ばれる少なくともひとつの他の 活性物質もを有効な濃度で含む請求項1から7のいずれかひとつに記載の組成物 。 9.キサンチン、特にカフェイン、蔦(Hedera Hellix)抽出物ま たはコレウス(Coleus)特にコレウス・フォルスコリ(Coleusfo rskohlii)抽出物から選ばれる少なくともひとつの他の活性物質もを有 効な濃度含む請求項1から8のいずれかひとつに記載の組成物。 10.局所投与を目的とする場合に、浸透ベクターとして作用する特定の賦形剤 、例えば問題となっている皮膚構造中に浸透および拡散を促進する化粧および皮 膚科の分野で使用されている試薬、例えばエチルアルコール、グリコール、特に グリセロールまたはプロピレングリコール、オレイン酸、ラウロカプラム(la urocapram)または植物性精油、特にメントールまたはオイカリプトー ル(eucaIyptol)を含む先行請求項のいずれかひとつに記載の組成物 。 11.皮膚または頭皮への局所投与を目的とした形態、特にクリーム、ゲル、ミ ルクまたはローションの形態である先行請求項のいずれかひとつに記載の組成物 。 12.水和脂質ラメラ相すなわちリボソームを含み、それらが上記パロタ・ニグ ラの抽出物を組み込んでいてもいなくてもよい先行請求項のいずれかひとつに記 載の組成物。 13.特に皮膚の色素沈着の促進、白髪の発生の予防と遅延、皮膚または毛の色 素沈着疾患の治療、脂肪細胞中のトリグリセライドの量の低減および蜂巣炎のよ うな生物中の脂肪の蓄積の防止を目的とし、化粧用または医薬用に許容し得る賦 形剤、ビヒクルまたはキャリア中に特に上記請求項2または3で定義した黒色ホ アハウンド抽出物の少なくともひとつを組み込むことを含む化粧用または医薬用 組成物、特に皮膚用組成物の製造法。 14.特に皮層の色素沈着の促進、白髪の発生の予防と遅延、皮膚または毛の色 素沈着疾患の治療、脂肪細胞中のトリグリセライドの量の低減および蜂巣炎のよ うな生物中の脂肪の蓄積の防止を目的とした化粧用または医薬用組成物、特に皮 膚用組成物の製造用に、特に請求項2から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物 の利用。 15.皮膚または毛の色素沈着を正常に回復しおよび/またはこの色素沈着を増 すために、特に請求項2から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくとも ひとつの効果的な量を、任意に化粧用または医薬用として許容できる賦形剤、ビ ヒクルまたはキャリアの中へ組み込んでもよく、好ましくは人の皮膚または頭皮 の影響を受けている部分に、適用することを含む色素沈着不足または色素沈着疾 患を処理するための化粧または治療方法。 16.メラニン細胞が利用に適した成熟した特性を備えるように、特に請求項2 から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひとつを効果的な量を含 む培養媒体中で、メラニン細胞が分化するに充分な時間メラニン細胞を培養する ことを含む、培養中のメラニン細胞、特に人のメラニン細胞の処理方法。 17.特に請求項2から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひと つを、分化に好適な量を存在させて培養分化を引き起こしたメラニン細胞、特に 人のメラニン細胞を移植することを含む、哺乳類、好ましくは人にメラニン細胞 を移植する化粧的または治療的処置方法。 18.特にこの細胞によるトリグリセライドの合成を妨害するために、特に請求 項2から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひとつの効果的な量 を、任意に化粧用または医薬用許容し得る賦形剤、ビヒクルまたはキャリア中に 組み込んでもよく、予防または治療の能力内で、治療されるべき部位に使用する ことを含む、哺乳類、特に人の脂肪細胞内のトリグリセライドの量を低減するた めの化粧的または治療的処置方法。 19.特に請求項2から5で定義した黒色ホアハウンド抽出物の少なくともひと つを過剰脂肪を減少するに効果的な量を、任意に化粧用または医薬用許容し得る 賦形剤、ビヒクルまたはキャリア中に組み込んでもよく、蜂巣炎のような、生物 中の過剰脂肪で苦しんでいる哺乳類、特に人の体の部分に適用することを含む、 過剰脂肪特に蜂巣炎の予防および治療方法。
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