JPH0750110Y2 - 位相合せ装置 - Google Patents

位相合せ装置

Info

Publication number
JPH0750110Y2
JPH0750110Y2 JP1988002666U JP266688U JPH0750110Y2 JP H0750110 Y2 JPH0750110 Y2 JP H0750110Y2 JP 1988002666 U JP1988002666 U JP 1988002666U JP 266688 U JP266688 U JP 266688U JP H0750110 Y2 JPH0750110 Y2 JP H0750110Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
circumferential direction
matching device
die
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988002666U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01110025U (ja
Inventor
勝行 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP1988002666U priority Critical patent/JPH0750110Y2/ja
Publication of JPH01110025U publication Critical patent/JPH01110025U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750110Y2 publication Critical patent/JPH0750110Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークの位相合せ装置に関し、より詳細には
軸受保持器の軸受への組み込み工程において、ピックア
ンドプレース装置に位相を合せて軸受保持器を供給する
装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の位相合せ装置においては、例えば軸受保
持器などのワークに円周方向のみの振動を与えて位相合
せをした後に、所定の位相のままでピックアンドプレー
ス装置に受け渡すようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のような従来の位相合せ装置には次のような問題点
があった。
(1)ワークやダイの凹凸形状に合せてかなり大きな振
幅で振動を与える必要がある。
(2)従って、ピックアンドプレース装置に受け渡す際
には、ワークを決められた位相でその振動を止めておく
必要がある。
(3)特に、モータと偏心軸とで構成した振動駆動源の
場合は、この停止位置の確保が困難となることが予想さ
れる。
(4)問題点(1)を解決しようとして、微小な振動
(ピックアンドプレース装置に受け渡すのにダイが振動
しても支障のない程度の振幅)にすると、ワークとダイ
の凹凸形状の位相がいつまでも合わないか、又は合った
としても長時間を要することになり、ワーク供給の間隔
が開き、加工能率が低下する恐れがある。
従って、本考案の目的は、回転方向及び軸方向に微小な
振幅の振動を与えることができ、ワークが振動したまま
でしかも短時間で位相合せができる作業能率の向上した
位相合せ装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、本考案の位相合せ装置
は、 少なくとも一方の軸端面に開口し、所定の位置に設けら
れた複数の凹部を円周方向に有する環状のワークの前記
凹部の円周方向位置を位相合せする位相合せ装置におい
て、 前記ワークを円周方向に往復回動させると共に軸方向に
ほぼ同時に振動させ、回動振動の周期と軸方向振動の周
期とを同期させることで前記ワークを円周方向の一方向
に進み回転させることのできる揺動台回動手段を有する
揺動台と、 該揺動台の上面に使用時には固定状態で突設され、前記
ワークの内径が回動自在に嵌合するほぼ円筒形の支持部
と、 前記揺動台の上面に使用時には固定状態で突設されると
共に、前記支持部の外側円周方向に配置され、前記凹部
に係合して前記ワークの円周方向の位置決めをする突出
部と、 からなることを特徴としている。
(作用) 以上のように構成してあるために、本考案の位相合せ装
置においては、ワークに振動を与えたままで、ピックア
ンドプレース装置にワークを提供できかつ位相合せの時
間も短くなる。
(実施例) 以下添付図面を参照しながら本考案の一実施例を詳細に
説明する。尚、図面において同一部分は同一符号で表わ
してある。
第1図は、本考案の位相合せ装置の一実施例をワークと
共に示す正面図である。この実施例においては、ワーク
は、ほぼ円形の軸受保持器1である。第2図は、第1図
に示す装置を上部からみた上面図である。第1図におい
て、ワークすなわち軸受保持器1は、内周面により画成
されるほぼ円形の内孔1aを有する平たいほぼ円筒形の部
材であり、軸方向の一縁部には軸受(不図示)のボール
(不図示)が嵌合保持されるほぼ円形のポケット1bが縁
部で開口するように設けられている。このポケット1b
は、軸受に使用されるボールの個数に合せて円周方向等
間隔に設けられている。
軸受保持器1を載置するほぼ円形のダイ3は、転がり軸
受23を介してフレーム15の一端部に、ダイ3に固定され
た支持軸3dが嵌合することで回動自在に支持されてい
る。ダイ3は、更に軸受保持器1の内孔1aが嵌合する突
出部、すなわちセンターボス3aをその中心に有する。ダ
イ3の上面のセンターボス3aの周囲には円周方向等間隔
にピン3bが軸受保持器1に向かって突出するように設け
られている。軸受保持器1が第1図における矢印A方向
にダイ3のセンターボス3aに正確に嵌合できるように、
センターボス3aの外径は、軸受保持器1の内孔1aの径よ
りも僅かに小さくしてある。また、ピン3bの外径は、軸
受保持器1のポケット1bに正確に嵌入できるように、ポ
ケット1bの開口部分の径よりも僅かに小さくなってい
る。尚、第2図から分かるように、本実施例においては
ピン3bは、円周方向等分に3個配設されている。しかし
ながら、これは必ずしも円周方向等間隔でなくても良
く、更に3個以上のその他の個数でも良い。
フレーム15の端面に固設された回動軸21にはカムローラ
17が回動自在に嵌合しており、このカムローラ17は、ダ
イ3の下面に設けられたカム面3c(第3及び4図参照)
に係合してカム作用をする。尚、第3図に示すようなカ
ム面3cとカムローラ17との当接係合関係を保持するため
に、ダイ3の支持軸3dに固定されたリテナー25に保持さ
れたバネ19によりダイ3は下方に付勢されている。
フレーム15には、モータ13が固定されており、このモー
タ13の回転軸10には偏心ディスク11が回転軸10と一体に
回転するように設けられている。この偏心ディスク11に
は偏心ピン9が突設されている。また、ダイ3の側面に
はアーム3eが設けられており、この突出アーム3eにはピ
ン7が設けられている。ピン7及び偏心ピン9には、そ
れぞれ連結ロッド5の環状端部5a及び5bがそれぞれ嵌合
して、2つのピンを作動連結している。
以上のように構成された本実施例の位相合せ装置は以下
のように動作する。先ず、第1図において軸受保持器1
が、不図示の機構によりA方向から降りて来ると、内孔
1aがセンターボス3aに嵌合されダイ3に対して中心合せ
されて、第4図に実線で示す位相の合っていない状態
(軸受保持器1の環状縁部がピン3bの頂部に載置されて
いる状態)でダイ3上に載置される。その後、モータ13
が例えば、矢印D方向に回転するように駆動され、回転
軸10の回転により、偏心ディスク11に固定された偏心ピ
ン9が、偏心しながら、回転軸10の周りを回転する。こ
の結果、連結ロッド5に連結されたアーム3eは、振動し
て矢印B方向に往復動する。従って、アーム3eの固設さ
れたダイ3が回転振動する。
この時、第3図に示すように、ダイ3のカム面3cとカム
ローラ17とが係合してカム作用をするので、ダイ3の回
動に伴って、カム面の傾斜角に応じて、バネ19の付勢力
に抗してダイ3は軸方向に上下動する。従って、ダイ3
には、回転方向の振動と軸方向、すなわち上下方向の振
動とが与えられることになる。第4図の位置から、ダイ
3が右方向に回動すると、下方カム面3fがカムローラ7
に乗り上げる。このため、ダイ3は上方に押し上げられ
る。このとき、軸受保持器1とピン3bとの接触面には、
軸受保持器1に働く重力加速度とダイ3を上方に押し上
げる加速度とを加えた加速度が働き、これらの加速度の
和と軸受保持器1の質量との積からなる摩擦力によっ
て、ダイ3が軸受保持器1を第4図で右方向に移動(回
動)させる。
また、ダイ3が左方向に回転するときには、上方カム面
3gがカムローラ7に乗り上げる。このため、ダイ3は下
方に押し下げられる。このとき、軸受保持器1とピン3b
との接触面には、軸受保持器1に働く重力加速度からダ
イ3を下方に押し下げる加速度を減じた加速度が働く。
従って、軸受保持器1を左方向に回転させる摩擦力は、
右方向に回転させる摩擦力よりも小さい。その結果、軸
受保持器1はピン3bがポケット1bに嵌合するまで、摩擦
力により推力により、第4図で右方向、すなわち矢印C
方向に移動する。これは、所謂「振動ボールフィーダー
の原理」によるものである。従って、軸受保持器1は、
微少振動により回転する。
矢印C方向の力を受けた軸受保持器1は、所定距離ダイ
3のセンターボス3a周りに回転して、第4図の実線位置
から一点鎖線位置へと移動し、最後にポケット1bが任意
のピン3bに嵌合する。従って、位相合せが完了する。
位相合せが終了した後には、不図示のピックアンドプレ
ース装置に軸受保持器1が受け渡され、軸受組立などの
次の工程に回される。
尚、本実施例においては、軸受保持器を位相合せした
が、その他の形状のワークにも本考案の位相合せ装置を
適用できることは言うまでもないであろう。また、カム
面の傾斜についても装置の機能を損なわない範囲で、必
要に応じて任意に変更することができる。
(考案の効果) 以上説明した本考案の位相合せ装置によれば、次のよう
な効果が得られる。
ワークにかかる微小振幅のために振動したままの状態で
ピックアンドプレース装置へワークを受け渡すことがで
きる。
ワークが一方向に回転するだけなので、短時間に確実な
位相合せが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の位相合せ装置の一実施例を示す正面
図であり、 第2図は、第1図の上面図であり、 第3図は、第1図を右方向からみた側面図であり、 第4図は、第3図の詳細を示すと共に軸受保持器の動き
の詳細を示す図である。 [主要部分の符号の説明] 1……軸受保持器、3……ダイ、5……連結ロッド、13
……モータ、15……フレーム、17……カムローラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の軸端面に開口し、所定の
    位置に設けられた複数の凹部を円周方向に有する環状の
    ワークの前記凹部の円周方向位置を位相合せする位相合
    せ装置において、 前記ワークを円周方向に往復回動させると共に軸方向に
    ほぼ同時に振動させ、回動振動の周期と軸方向振動の周
    期とを同期させることで前記ワークを円周方向の一方向
    に進み回転させることのできる揺動台回動手段を有する
    揺動台と、 該揺動台の上面に使用時には固定状態で突設され、前記
    ワークの内径が回動自在に嵌合するほぼ円筒形の支持部
    と、 前記揺動台の上面に使用時には固定状態で突設されると
    共に、前記支持部の外側円周方向に配置され、前記凹部
    に係合して前記ワークの円周方向の位置決めをする突出
    部と、 からなることを特徴とする位相合せ装置。
  2. 【請求項2】前記ワークは、前記凹部に玉が嵌入する軸
    受保持器であり、前記支持部がワークの内径寸法より小
    さい直径を有する円筒体からなり、前記突出部が、前記
    円筒体の外側円周方向に同心円上に配され、前記凹部に
    嵌合できるピンからなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の位相合せ装置。
  3. 【請求項3】前記揺動台回動手段は、前記ワークの周方
    向の回転振動及び該回転振動に同期する前記ワークの軸
    方向の振動を与えるカム機構からなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1−2項のいずれかに記載の
    位相合せ装置。
JP1988002666U 1988-01-14 1988-01-14 位相合せ装置 Expired - Lifetime JPH0750110Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988002666U JPH0750110Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 位相合せ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988002666U JPH0750110Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 位相合せ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01110025U JPH01110025U (ja) 1989-07-25
JPH0750110Y2 true JPH0750110Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31203632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988002666U Expired - Lifetime JPH0750110Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 位相合せ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750110Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105422650B (zh) * 2015-12-14 2020-04-28 宁波弘睿智能科技有限公司 平面轴承保持架自动装球机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158724A (ja) * 1983-02-25 1984-09-08 Hitachi Metals Ltd 筒状物差込装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01110025U (ja) 1989-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0710702Y2 (ja) ミシンの布送り装置
JPH0750110Y2 (ja) 位相合せ装置
JPH062482B2 (ja) 缶端を方向決めする方法および装置
JPS596457A (ja) カム装置
JP2003048156A (ja) 両面平面研磨機
JPH0797044A (ja) クランプ式容器搬送装置のクランプアーム
JPS6030062Y2 (ja) スタンプ装置
JPS586810A (ja) 振動ボウルフイ−ダ
JP3131409B2 (ja) パーツ振込装置
JPH0561126U (ja) ワークの分離供給装置
JPS6251810B2 (ja)
JPS5854426Y2 (ja) 切欠溝を有する円柱状部品の整列装置
JPH018263Y2 (ja)
JPH0810445Y2 (ja) コイルスプリングの位相合せ装置
JPS6111138Y2 (ja)
JPS6252646B2 (ja)
JPS5921134Y2 (ja) 塗装工程などに用いるワ−ク揃え装置
JPS6320513Y2 (ja)
JPS6362337B2 (ja)
JPH0429521U (ja)
JPH0718520Y2 (ja) 研磨工具保持装置
JPH077846U (ja) レンズ研磨機上軸機構
JPH075975Y2 (ja) ワ−ク端面の振れ防止ホ−ニング装置
JPH0457388U (ja)
JP2515921B2 (ja) 半導体キャップ封止装置