JPH0750088B2 - 液体クロマトグラフの分取装置 - Google Patents

液体クロマトグラフの分取装置

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JPH0750088B2
JPH0750088B2 JP2261573A JP26157390A JPH0750088B2 JP H0750088 B2 JPH0750088 B2 JP H0750088B2 JP 2261573 A JP2261573 A JP 2261573A JP 26157390 A JP26157390 A JP 26157390A JP H0750088 B2 JPH0750088 B2 JP H0750088B2
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chromatogram
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体クロマトグラフの溶出液を分取するフラク
ションコレクタと、設定された分取条件に従ってフラク
ションコレクタの分取動作を制御するシステムコントロ
ーラとを備えた分取装置に関するものである。
(従来の技術) 分取装置では、分取条件として時間、検出信号の信号レ
ベル、クロマトグラムのピークのスロープなどをシステ
ムコントローラに設定すると、その設定された条件に従
ってシステムコントローラがフラクションコレクタの動
作を制御して分取を行なう。
分取条件を設定するには、分取を行なおうとする試料と
同じ試料を予め液体クロマトグラフで分析してそのクロ
マトグラムをデータ処理装置に出力させたり、記録紙に
記録させたりした後、分取しようとする成分のクロマト
グラムピークの時間、スロープ、レベル値などを作業者
が計算により求め、その計算された分取条件をキーボー
ドなどの入力装置を通じてシステムコントローラ又はフ
ラクションコレクタに入力している。
(発明が解決しようとする課題) データ処理装置や記録紙に出力されたクロマトグラムか
ら分取条件を計算などにより求める作業に煩わしい。
本発明は分取条件の設定をわかりやすく、かつ簡単に行
なうことができるようにすることを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明では分取しようとする試料について予め分析を行
なったクロマトグラムをディスプレーに表示させ、ディ
スプレー上でカーソルを移動させるだけで分取条件を設
定できるようにする。
第1図に本発明を示す。
2は液体クロマトグラフの溶出液を分取するフラクショ
ンコレクタ、4はクロマトグラムを記憶するクロマトグ
ラム記憶部、6はクロマトグラム記憶部4に記憶されて
いるクロマトグラムを表示するディスプレー、8はディ
スプレー6上のカーソルを移動させる入力部、10は入力
部8からのカーソル移動信号により分取条件を算出する
条件算出部であり、条件算出部10はクロマトグラム上で
の時間を算出する時間算出部10aの他に、クロマトグラ
ムの信号レベルを算出するレベル算出部10bとスロープ
を算出するスロープ算出部10cの一方又は両方を備えて
いる。12は算出された条件を分取条件として設定する条
件記憶部であり、条件記憶部12に設定された分取条件が
フラクションコレクタ2に送られて分取動作が制御され
る。
クロマトグラム記憶部4、ディスプレー6、入力部8、
条件算出部10及び条件記憶部12は設定された分取条件に
従ってフラクションコレクタ2の分取動作を制御するシ
ステムコントローラを構成している。
(作用) 同定しようとする試料と同じ試料のクロマトグラムをク
ロマトグラム記憶部4から呼び出してディスプレー6に
表示させ、入力部8からの操作によりディスプレー6上
でカーソルを移動させる。カーソルを横軸方向に移動さ
せると分取条件としての時間が時間算出部10aで算出さ
れ、カーソルを縦軸方向に移動させると分取条件として
の信号レベルがレベル算出部10bで算出され、また、時
間と信号レベルで決まるクロマトピークのスロープの始
点と終点をカーソルで指定すると分取条件としてのスロ
ープが算出される。算出された分取条件は条件記憶部12
に記憶され、その後の分取動作の際にフラクションコレ
クタ2にその分取条件が送られて分取動作が制御され
る。
(実施例) 第2図は一実施例で用いられるフラクションコレクタの
外観を示したものである。
14は分取した溶出液を収容するカップ16が複数個配列さ
れたラック、18は液体クロマトグラフのカラムから検出
器を通って溶出液が流れるチューブである。チューブ18
の先端には分取動作を行なう電磁弁22が設けられてお
り、電磁弁22はY方向に移動できるようにアーム20に取
りつけられている。アーム20はガイド24に沿ってX方向
に移動することができるように支持されている。アーム
20の移動と電磁弁22の移動によりチューブ18の先端が所
定の位置のカップ16上に位置決めされ、システムコント
ローラの制御により電磁弁22がオン・オフして設定され
た条件に従った分離成分が所定のカップ16に分取されて
いく。
第3図はフラクションコレクタとシステムコントローラ
を示すブロック図である。
システムコントローラ26はCPU28の他に、ROM30、RAM3
2、ディスプレー6、入力部を構成するキーボード34、
フラクションコレクタ2へ分取条件を送るインターフェ
ース36を備えている。
フラクションコレクタ2ではCPU38、ROM40、RAM42、液
体クロマトグラフの検出器44から検出信号を取り込みデ
ジタル信号に変換するA/D変換器46、フラクションコレ
クタのアーム20を駆動するためのX方向モータ49、その
駆動回路48、Y方向モータ51、その駆動回路50、フラク
ションコレクタの電磁弁22、その切換え回路52、システ
ムコントローラ26から分取条件を取り込むインターフェ
ース54を備えている。
システムコントローラ26において、第1図の条件算出部
10はCPU28、ROM30及びRAM32によって実現され、クロマ
トグラム記憶部4及び条件記憶部12はRAM32によって実
現される。
次に、本実施例において分取条件の例として時間と信号
レベルを設定する手順を第4図と第5図により説明す
る。
分取しようとする試料と同じ試料の分析によるクロマト
グラムをディスプレーに表示すると、横軸(X)方向1
ドット当りの時間T0と縦軸(Y)方向1ドット当りのレ
ベル値L0がそれぞれ次式のように算出される。
To=(分析時間)/Nx (NxはX方向の最大ドット数) Lo=(レベル値の最大値)/Ny (NyはY方向の全ドット数) ディスプレーに表示されたクロマトグラムが例えば第5
図(A)のようであり、縦方向に延びる縦ラインカーソ
ルaと横方向に延びる横ラインカーソルbが図の位置に
あるものとする。第5図(B)のように縦ラインカーソ
ルaを移動させると、そのカーソル位置Xの時間Tが次
式により算出される。
T=tx×To (txは画面上のカーソル位置のX座標) 次に、第5図(C)のように横ラインカーソルbを移動
させると、そのカーソル位置YのレベルLが次式により
算出される。
L=ty×Lo (tyは画面上のカーソル位置のY座標) 1つのピークについて時間TとレベルLが算出される
と、そのTとLが分取条件として条件記憶部に記憶され
る。
同様にして、次のピークについてもカーソルの移動によ
り分取条件TとLが設定されていく。
分取条件として時間TとレベルLが設定されたときは、
各ピークについてそれぞれの時間Tの後でレベルLを越
えた部分が分取される。
次に、分取条件として時間とスロープを設定する場合の
手順を第6図と第7図により説明する。
第4図と同様にしてクロマトグラムがディスプレーに表
示され、X方向1ドット当りの時間T0とY方向1ドット
当りのレベル値L0が算出される。
表示されたクロマトグラムに対して縦ラインカーソルa
と横ラインカーソルbが第7図(A)の状態にあるもの
としたとき、縦ラインカーソルaを第7図(B)のよう
に移動させると、次のカーソル位置Xの時間T1が算出さ
れ、第7図(C)のように横ラインカーソルbを移動さ
せると、そのカーソル位置YのレベルL1が算出される。
これで分取しようとピークのスロープの始点(T1,L1
が指定されたことになる。
次に、分取しようとするピークのスロープの終点を指定
するために、同様に縦ラインカーソルaを第7図(D)
のように移動させてその位置の時間T2を算出させる。こ
の位置のカーソル位置Xをtx2とするとディスプレー上
では(tx1,ly1)から(tx2,ly1)までのラインが引かれ
る。続いて横ラインカーソルbを移動させてレベルL2
算出させる。このときも、この位置のカーソル位置Yを
ly2とするとディスプレー上では(tx1,ly1)から(tx2,
ly2)までのラインが引かれる。これで分取しようとす
るピークのスロープの終点(T2,L2)が指定されたこと
になる。
スロープの始点と終点が算出されると、スロープ値Sが
次式により算出される。
S=(L2−L1)/(T2−T1) これにより、分取しようとする1つのピークについて時
間T1とスロープSが分取条件として設定される。
同様にして、分取しようとする次のピークについても時
間とスロープをカーソルの移動により設定していく。
第4図から第7図の手順では、クロマトグラム上の1つ
の点を指定するのに先に縦ラインカーソルaを移動さ
せ、続いて横ラインカーソルaを移動させているが、こ
の順序は逆に行なうようにすることもできる。
(発明の効果) 本発明では分取条件を設定するのに、クロマトグラムを
ディスプレーに表示し、ディスプレー上でカーソルを移
動させることにより分取条件である時間、レベル、スロ
ープなどが自動的に算出されて設定されていくので、分
取条件の設定がわかりやすく、簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を示すブロック図、第2図は一実施例の
フラクションコレクタを示す斜視図、第3図は一実施例
を示すブロック図、第4図は同実施例における時間とレ
ベルの設定手順を示すフローチャート図、第5図は第4
図に対応したカーソル移動を示す図、第6図は一実施例
における時間とスロープの設定手順を示すフローチャー
ト図、第7図は第6図に対応したカーソル移動を示す図
である。 2……フラクションコレクタ、4……クロマトグラム記
憶部、6……ディスプレー、8……入力部、10……条件
算出部、10a……時間算出部、10b……レベル算出部、10
c……スロープ算出部、12……条件記憶部、26……シス
テムコントローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体クロマトグラフの溶出液を分取するフ
    ラクションコレクタと、設定された分取条件に従ってフ
    ラクションコレクタの分取動作を制御するシステムコン
    トローラとを備え、システムコントローラはクロマトグ
    ラムを記憶するクロマトグラム記憶部と、クロマトグラ
    ム記憶部に記憶されているクロマトグラムを表示するデ
    ィスプレーと、ディスプレー上のカーソルを移動させる
    入力部と、入力部からのカーソル移動信号によりクロマ
    トグラム上での時間の他に、クロマトグラムの信号レベ
    ルとスロープの一方又は両方を算出する条件算出部と、
    算出された条件を分取条件として設定する条件記憶部と
    を備えている液体クロマトグラフの分取装置。
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