JP3268820B2 - 高速液体クロマトグラフ分取装置 - Google Patents

高速液体クロマトグラフ分取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速液体クロマトグラフ
を用い、検出されたピーク成分を分取する分取装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高速液体クロマトグラフ分取装置は送液
ポンプ、試料注入器、カラム、検出器、フラクションコ
レクタ、及び分取動作を制御するシステムコントローラ
を含んでいる。検出器で目的とする試料成分のピークが
検出された後、そのピーク成分がフラクションコレクタ
の電磁弁に到達した時点で電磁弁をあけ、目的成分を分
取する。検出器からフラクションコレクタの電磁弁まで
に試料成分が到達するのにその検出器から電磁弁までの
配管容量と流速で決まる遅れ時間が存在する。この遅れ
時間は検出器からフラクションコレクタの電磁弁までの
配管容量を、分析を行なう流速で割り算することによっ
てユーザーが計算をし、その遅れ時間をシステムコント
ローラに入力して分取のタイミングを設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検出器からフラクショ
ンコレクタまでの信号の遅れをユーザーが計算して入力
する操作は煩わしく、操作性が低い。また、移動相の流
速を時間によって変化させる分析モードの場合には遅れ
時間を計算することが困難になり、従来の方法ではその
ような場合に遅れ時間の変化に追随することができな
い。本発明は分取操作を容易にすることを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ではユーザーが検
出器からフラクションコレクタまでの配管容量をシステ
ムコントローラに設定値として入力するだけで、システ
ムコントローラでは予め設定された流速プログラムから
各時点での流速を取り込んで、検出されたピーク成分が
フラクションコレクタに到達する時点を正確に算出して
フラクションコレクタの電磁弁のオン及びオフの動作を
制御する。
【0005】本発明を図1により説明する。4は移動相
2をカラム8に送る送液ポンプであり、カラム8への流
路には試料注入器6が設けられている。カラム8で分離
された試料成分を検出するために検出器10が設けら
れ、検出器10を経た試料成分を分取するためにフラク
ションコレクタ12が設けられている。14はフラクシ
ョンコレクタ12で分取する成分を容器に取り出すため
の電磁弁である。分取動作を制御するためにシステムコ
ントローラ16が設けられており、そのシステムコント
ローラ16は予め設定された流速プログラムに従って送
液ポンプ4の動作を制御するポンプ制御部18と、検出
器10の検出信号からピークの開始点と終了点を検出す
るピーク検出部20と、ピーク検出部20がピーク開始
点又は終了点を検出したとき、検出器10からフラクシ
ョンコレクタ12の電磁弁14までの配管容量の設定値
とポンプ制御部18からの各時点での流速とから試料ピ
ークの開始部分又は終了部分が電磁弁14に到達する時
点を算出して電磁弁14のオン又はオフを制御する電磁
弁制御部22とを備えている。
【0006】
【作用】本発明の動作を図2と図3により説明する。図
2は動作開始から終了までの全体のフローチャート図で
ある。分析をスタートし、目的成分のピークが検出され
ると分取がなされ、全ての成分の分析が終了すると分取
レポートを出力して一連の分取動作が終了する。
【0007】図3は図2の一連の動作中の分取動作を詳
しく示したものである。ピーク検出部20により目的成
分のピーク開始点が検出されると、ピーク検出部20か
ら電磁弁制御部22に電磁弁をオンにする要求が出され
る。電磁弁制御部22では容量値vを0に初期化した
後、v=Ft×Δtとして容量vを計算する。ここでF
tは現時点tでの流速、Δtはサンプリング間隔であ
る。vが検出器からフラクションコレクタの電磁弁14
までの配管容量Vに到達するまでは、vをv+Ft×Δ
tに更新する動作を繰り返す。
【0008】vが配管容量Vに到達すると、検出された
ピーク開始点が電磁弁14に到達したことになり、その
時点で電磁弁制御部22によって電磁弁14がオンにさ
れて分取が開始される。検出器10でピークの開始点が
検出された時刻Tsがレポートバッファに出力される。
次に、検出器10でそのピークの終了点が検出される
と、ピーク検出部20から電磁弁制御部22に電磁弁を
オフにする要求が出される。その後、電磁弁をオンにし
たときと同様に、容量vが0に初期化された後、容量v
が配管容量Vになるまで待ち、Vに到達したら分取を終
了させるために電磁弁制御部22によって電磁弁14が
オフとされる。ピーク終了点が検出器10で検出された
時刻Teもレポートバッファに出力される。
【0009】分析終了後はレポートバッファの分取開始
時刻Tsと終了時刻Teが分取レポートに出力される。
分取時刻がレポートとして出力されても、従来のように
レコーダ出力のピーク検出時刻からずれておれば、分取
成分と検出ピークとの対応を直ちに判断することができ
ないが、この例では分取レポートにピーク開始時刻Ts
と終了時刻Teが出力されるので、分取レポートと検出
器のレコーダ出力との時刻が対応し、どのピーク成分を
分取したかを直ちに判断することができる。
【0010】
【実施例】図4はフラクションコレクタとシステムコン
トローラを示したものである。フラクションコレクタ1
2にはCPU32と電磁弁14の他に、分取した成分を
入れる容器を分取位置へ移動させるためのXモータ駆動
部24及びYモータ駆動部26、動作プログラムを格納
したROM28、RAM30が設けられている。システ
ムコントローラ16との間はインターフェース34を介
して接続されている。システムコントローラ16にはC
PU36、フラクションコレクタ12と接続するインタ
ーフェース38、検出器10からの検出信号を入力した
り、送液ポンプ4へ設定された流速のポンプ駆動信号を
送るためのインターフェース40、ROM42、RAM
44が設けられている。図1におけるポンプ制御部1
8、ピーク検出部20及び電磁弁制御部22はCPU3
6、ROM42及びRAM44によって実現される。
【0011】
【発明の効果】本発明では検出器からフラクションコレ
クタの電磁弁までの配管容量を入力するだけで、予めプ
ログラムされた流速に従って各時点での流速を取り込ん
で、分取しようとする成分のピークが検出されたときに
そのピーク開始部分がフラクションコレクタに到達する
時点を自動的に算出して電磁弁をオンとし、またその目
的成分のピークの終了点が検出されたときにも同様にし
てその終了部分が電磁弁に到達する時点を算出して電磁
弁をオフとするように分取動作を制御するので、この分
取装置の操作が簡単になり、かつ正確に分取できるよう
になる。また、移動相の流速が時刻によって変化する分
析モードの場合にも正確に目的成分を分取することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の全体の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図3】本発明における分取動作を示すフローチャート
図である。
【図4】一実施例のシステムコントローラとフラクショ
ンコレクタを示すブロック図である。
【符号の説明】
4 送液ポンプ 6 試料注入器 8 カラム 10 検出器 12 フラクションコレクタ 14 電磁弁 16 システムコントローラ 18 ポンプ制御部 20 ピーク検出部 22 電磁弁制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送液ポンプ、試料注入器、カラム、検出
    器、フラクションコレクタ、及び分取動作を制御するシ
    ステムコントローラを含む高速液体クロマトグラフ分取
    装置において、前記システムコントローラは予め設定さ
    れた流速プログラムに従って前記送液ポンプの動作を制
    御するポンプ制御部と、前記検出器の検出信号からピー
    クの開始点と終了点を検出するピーク検出部と、このピ
    ーク検出部がピーク開始点を検出したとき以降の前記ポ
    ンプ制御部からの各時点での流速と、前記検出器から前
    記フラクションコレクタの電磁弁までの配管容量の設定
    値とから試料ピークの開始部分が前記電磁弁に到達する
    時点を算出するとともに、このピーク検出部がピーク終
    了点を検出したとき以降の前記ポンプ制御部からの各時
    点での流速と、前記検出器から前記フラクションコレク
    タの電磁弁までの配管容量の設定値とから試料ピークの
    終了部分が前記電磁弁に到達する時点を算出して、前記
    電磁弁のオン及びオフを制御する電磁弁制御部とを備え
    ていることを特徴とする高速液体クロマトグラフ分取装
    置。
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