JPH07500796A - 蓋付き容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 蓋付き容器 本発明は、熱可塑性のプラスチックから成る蓋付き容器本体を備えた蓋付き容器 であって、蓋付き容器本体が場合によっては容器蓋及び緊定リングを用いて固形 若しくは流動性の充填品の貯蔵及び搬送のためにガス密及び液密に閉鎖可能であ る形式のものに関する。

さらに本発明は、このような蓋付き容器本体を製造する方法に関する。

蓋付き容器本体は、通常はブロー成形法によってこのための特別な分割されたブ ロー成形型内で製造される。今日の蓋付き容器は、上側の外側の容器縁部に圧縮 された内実な若しくは形状安定な周壁フランジを容器蓋の支持のために若しくは 下側がら係合する緊定リングのための対向支承部として有している。この場合、 形状安定な周壁フランジはホース状の熱可塑性のパリソンの膨らまし成形の後に リング状の型スライダを用いて直接に容器本体壁の材料がらブロー成形型内で圧 縮される。蓋付き容器・素材の成形の後に上側及び下側で不要部分（Ｂｕｔｚｅ ｎ）がホース状のパリソンの押しつぶし範囲から切り取られる。容器本体の充填 開口の側に、キャンプ状のリング部分から成る廃物片が生じ、リング部分は大き な廃物量を避けるためにブローマンドレルを中心としてできるだけ大きい直径で 構成されており：このようなリング片は圧縮された周壁フランジの隣接範囲でき れいに切り取られる。

緊定リング及び容器蓋でガス密に閉鎖可能な蓋付き容器の製造が、例えばスイス 国特許第５９７０４１号明細書により公知であり、そこに詳細に記載されている 。

問題点： 例えば１つのブロー成形機のみしか使用できないプラスチック・容器の製造者が 、種々の顧客希望を満たし、かつ種々の容器形、容器大きさ、若しくは製品（例 えば、栓付き容器、蓋付き容器、缶など）をそのブロー成形機で製造したい。こ のために各製品にたいして特別なブロー成形型を必要とする。１つの製品、例え ば栓付き容器から、別の製品、例えば蓋付き容器への装備変えをしなければなら ないので、ブロー成形機が停止され、栓付き容器・ブロー成形型が型緊定・プレ ート並びに（例えば、油圧オイル、冷却水、サーモスタットなどのための）周辺 の供給通路がら分解され、次いで蓋付き容器・ブロー成形型が装着されて、通路 接続部が取り付けられねばならない。これによって比較的長い停止時間、ひいて はブロー成形機における無駄が生じる。

本発明の課題は、蓋付き容器及び該蓋付き容器の製造の方法を提供し、ブロー成 形機の停止時間を生ぜしめず、かつブロー成形型の交換を必要としないようにす ることである。この課題は、本発明に基づき、上側の支持兼搬送リング（操作リ ング）及び天井壁内の栓穴開口を備えた製造された栓付き容器を一次・容器本体 として用いて、蓋付き容器の容器本体を栓付き容器からの天井壁の分離によって 形成し、直径の大きな充填開口を生ぜしめ、この場合、支持兼搬送リングを、相 応に適合せしめられた容器蓋のための支持部として及び場合によっては下側から 係合する緊定リングのための対向支承部として上側で容器本体に残すことによっ て解決された。まず完全に完成した栓付き容器を栓付き容器・ブロー成形型内で 製造して、このような栓付き容器をもっばら別の唯一の加工段階−栓付き容器・ 天井壁の切り出し−による蓋付き容器本体の製造のための一次製品として用いる という方法技術的な手段によって当業者、若しくはここでは容器製造者に簡単な しかしながら技術的に重要な手段を提供し、工場生産において容器タイプの異な る多量の製品が経済的に生産でき、これによって多数の利点が得られニー栓付き 容器及び蓋付き容器本体の製造のためにもっばら唯一のブロー成形型、即ち上側 の支持兼搬送リングを備えた栓付き容器のための栓付き容器・ブロー成形型しか 必要とされず、 一費用のかかる特別な蓋付き容器・ブロー成形型がもはや不必要であり（投資節 減）、 −１つの製品・ブロー成形型から別の製品・ブロー成形型への装備変えの際の停 止時間、及びブロー成形機の無駄がなくなり、 一同時に栓付き容器と蓋付き容器とが製造でき、異なる顧客注文が同時に満たさ れ、 一流動性の充填品のための栓付き容器が流動性若しくは固形の充填品のための産 業的に使用可能な蓋付き容器になり、 一蓋付き容器が直ちに新しい１つの栓付き容器がら、若しくは使用された或いは 多目的利用された栓付き容器から製造され、 一栓付き容器から蓋付き容器本体への変更／加工が制作技術的に著しく簡単であ り、 一蓋付き容器本体が（有利には：ａ）上側の容器グリッパ−爪のため、ｂ）残留 物除去のため、Ｃ）充填品残留物を中空縁部内に付着させないための滑らかな内 側開口部分を有しており、 一蓋付き容器が栓付き容器と同じ高さ及び同じ容積を有しており、 一蓋付き容器がさらに（容器蓋と一緒に若しくは容器蓋なしで）栓付き容器と同 じように機械的に同じ容器グリッパ−によって操作され、 一操作リング、即ち支持兼搬送リングが上側範囲でシール・対向面として用いら れ、 一操作リングが下側を緊定リングのための対向支承部及び下側の容器グリッパ− 爪のための支持面として用いられ、 一栓付き容器が容器蓋、緊定リング及び場合によってはインナーライナーと一緒 に発送され、これによってリサイクルにおける容器の使用価値が高まり、−容器 蓋が少な（とも１つの栓穴片を備えていてよく一容器蓋及び容器本体への高い要 求（例えばシール性）にとって操作リングが機械的に簡単に後から加工できる。

公知の蓋付き容器においては、充填開口におけるキャップ状の上側の不要部分が 外側の周壁フランジを越えて上方へ突出するほぼ軸線方向に延びる容器壁内のほ ぼ水平な切断によって切り取られ、従って切断縁部が直接に上側の容器縁部に位 置している。これに対して、本発明に基づ（蓋付き容器は、容器壁の内面若しく は上側の支持兼搬送リング内に、それも上側の容器縁部若しくは支持兼搬送リン グの表面の下側へ距離（はぼ２０ｍｍ乃至８０ｍｍ）を置いて配置されたほぼ軸 線方向に延びる目立った切断縁部若しくは切断面によって特徴付けられている。

支持兼搬送リングは蓋付き容器本体の上側の内実な閉鎖部として残されており、 従って蓋付き容器本体も容器蓋（緊定リング若しくは空の容器）なしに操作リン グを有していて、簡単に取り扱われる。新規な蓋付き容器の別の著しい利点が、 容器蓋及び緊定リングで閉じられた状態でも、容器蓋なしに閉じられていない状 態でも鋼製栓付き容器にとって通常の容器グリッパ−工具でつかんで搬送できる ところにある。通常の蓋付き容器においては特別な容器グリッパ−工具を必要と し、このような容器グリッパ−工具では栓付き容器はつかまれず、搬送できない 。

本発明に基づ（手段によって、新たに製造された栓付き容器から直ちに若しくは 後で（中間貯蔵若しくはストックの後に）蓋付き容器が形成できる。

本発明の別の構成によって、任意に使用される栓付き容器も最初の活用若しくは 繰り返し利用の後に蓋付き容器への作り変えのための一次製品として（栓付き容 器として）用いられる。この場合、もっばら比較的小さい１つの充填開口若しく は排出開口（栓穴片）しか備えていない栓付き容器は最適に残留物除去するため の特別な構造的な処置を容器天井壁に施しである場合でも、使用の後、若しくは 粘性の高い充填品（例えば溶剤をベースとした接着剤若しくはラッカー）の充填 の後には空にしにくいことの認識から出発している。従って別の充填品のために 栓付き容器を再利用、若しくは繰り返し使用の場合に、容器のりコンディショニ ングにおける著しい問題がある。このことは、特に危険な粘性の高い充填品を満 たされた特定の容器がもっばら使い捨て容器としてしか使用できず、特殊ごみと して処分されねばならないことを意味してｌ、Ｎる。これは費用がかかり、不経 済で、かつ包装ごみの増大（こよって環境を著しく負荷する。

このような栓付き容器のりコンディショニング（′！、栓付き容器内に残る残留 物液体に基づき高Ｌ）費用及び再処理されねばならない多量の洗浄液体を必要と する本発明に基づ（手段によって、使用された栓付き容器を天井壁の分離に基づ き蓋付き容器に作り変えることが、目下の包装容量を減らすため、並びに環境負 荷を減少させるために著しく寄与してｌ、Ｎる。それ自体簡単なかつ経済的な技 術手段によって、消費者力（、既１こ使用した容器のりコンディショニングを行 って、異なる充填品のためにも繰り返し利用を可能にし、若しくは使用の多様性 を拡大できる。

栓付き容器の天井壁の分離、及び比較的大きな開口の形成によって、既に使用し た容器の良好な洗浄及びリコンディショニングが、簡単にわずかな機械投入（例 えば洗浄プラン）並びに同じくわずかな量の洗剤１及び洗浄水で可能である。こ のようにリコンディショニングされて蓋付き容器本体に変えられた容器：よ、切 り出し成形された大きな容器開口に適合されてシールを備えた容器蓋並びに適当 な緊定リングによってガス密及び液密に閉じられる。

それ自体簡単な手段によって、例えばプラスチ・ツク・栓付き容器のような閉じ られていた容器が蓋付き容器として広く使用され、若しくは産業利用に供給され る。

作り直しによって製造された蓋付き容器は特に、新たな充填品と、場合によって は汚染された（使用された）容器壁との接触を避けたい場合にインナーライナー 、若しくはシート袋若しくはプラスチ・ツクの調整容器と一緒の利用に適してい る。

古い栓付き容器から本発明に基づき蓋付き容器を製造することによって、時間及 び費用（材料及びエネルギー）が従来の完全に新たな蓋付き容器の製造に比べて 著しく節減できる。

栓付き容器から分離される天井壁は廃物として処分、若しくは再処理する必要は なく、本発明の別の有ＩＩな構成によって、分離された天井壁に別個ζこ予め製 造された環状の外側のリングフランジが蓋縁部として若しくは緊定リング留め具 のための上側の対向支承部として接着若しくは溶着されており、従って栓付き容 器の天井壁が蓋付き容器本体のための容器蓋としてｆ吏用可能である。

巻かれて接着され、場合によってはさらにアルミニウムンートで被覆され、若し くは印刷されたクラフト紙から成る繊維ドラムの最終処分における問題１こより 、マーケットは次第に繊維ドラムの代わりにプラスチックの蓋付き容器を使用す る方向に移行して０る。本発明に基づき栓付き容器から形成された軽い蓋付き容 器は、特にインナーライナー若しくは薄い調整容器と一緒の使用に際して繊維ド ラムの使用範囲のために特に適している。

次に本発明を図面に示した実施例に基づき詳細に説明する。

図１は上側に位置する操作リングを備えた通常のプラスチックの栓付き容器の中 断された縦断面図（公知技術）、図２は本発明に基づ（プラスチックの蓋付き容 器の部分破断した側面図、図３は下側の底部ローラリングを備えた通常の別のプ ラスチックの栓付き容器の部分破断じた側面図（公知技術）、図４は上方に位！ する操作リングを備えた公知の別の栓付き容器の拡大部分縦断面図、図５は図４ に示す栓付き容器から製造された本発明に基づく蓋付き容器の拡大部分縦断面図 、図６は本発明に基づく蓋付き容器のための蓋の異なる実施例の部分縦断面図、 図７は本発明に基づく蓋付き容器のための蓋の異なる実施例の部分縦断面図、図 ８は本発明に基づく蓋付き容器のための蓋の異なる実施例の部分縦断面図、図９ は本発明に基づ（蓋付き容器のための蓋の異なる実施例の部分縦断面図、図１０ は本発明に基づく蓋付き容器の支持兼搬送リングの異なる実施例の断面図、図１ １は本発明に基づく蓋付き容器の支持兼搬送リングの異なる実施例の断面図、図 １２は本発明に基づ（蓋付き容器の支持兼搬送リングの異なる実施例の断面図、 図１３は本発明に基づく蓋付き容器の支持兼搬送リングの異なる実施例の断面図 、図１４は本発明に基づく蓋付き容器の上側の容器部分の縦断面図、図１５は本 発明に基づ（扁平な容器蓋を備えた蓋付き容器の上側の容器部分の縦断面図、図 １６は本発明に基づ（蓋付き容器を、係合せしめられた容器グリッパ−と−緒に 示す拡大縦断面回出ある図１には符号１０で、特に危険な流動性の充填品を貯蔵 及び搬送するための大容量のプラスチック・栓付き容器（以下、単に栓付き容器 と呼ぶ）を示しており、栓付き容器がほぼ円筒形の容器壁１８を有している。栓 付き容器１０の天井壁１２には、直径の小さいガス密及び液密に閉鎖可能な少な くとも１つの栓穴開口１４が配置されている。栓付き容器１ｏは、上側の外周に ほぼ容器壁１８の軸線方向の延長部に機械的な容器グリッパ−の使用のための環 状の操作リング又は支持兼搬送リング１６を有している。例えばフォークリフト 車に設けられた容器グリッパ−は、上側及び下側の容器グリッパ−爪（オウムの くちばし：Ｐａｐａｇｅｉｅｎ−ｓｃｈｎａｂｅｌ）を有していて、上方に配置 された操作リングを備えるプラスチック・栓付き容器のためにも、同じく通常の 鋼鉄・栓付き容器にも適している。

本発明に基づき、図１の栓付き容器１ｏがら簡単な形式で天井壁１２が、突出す る支持兼搬送リング１６の内径の近くで分離され、即ち切り出されており、図２ に示しであるように、上側の大きな充填開口２２を備えた容易に洗浄可能な蓋付 き容器本体２０が得られ、このような蓋付き容器本体は固形の充填品のための使 用にも適している。

蓋付き容器本体２０は支持兼搬送リング１６の下側若しくは充填開口の下側のほ ぼ２０ｍｍ乃至８０ｍｍの距離に目だった切断縁部３０を有しており、この切断 縁部に沿って従来の栓付き容器１０の天井壁１２が分離されている。

蓋付き容器を製造するための本発明に基づ（方法は、上側の支持兼搬送リングを 後に蓋支持部として用いる形式のすべての蓋付き容器にも有利に使用される。

図３には底部ローラリング４４を備えた別の栓付き容器４２を示してあり、栓付 き容器は同じく蓋付き容器製造のための一次製品（Ａｕｓｇａｎｇｓｐｒｏｄｕ ｋｔ）として適している。栓付き容器（−次製品）は種々の方法で製造されてい てよい。通常は、栓付き容器はブロー成形法で一体に製造される。さらに、容器 を回転遠心法で、射出成形法で、若しくは押し出し成形法との組み合わせで製造 することも公知である。容器本体が底部と一緒に、例えばブロー成形法で製造さ れて、次いでこのような容器素材に、操作リングと一体に射出成形法で予め製造 された天井壁が溶着される。

図４には栓付き容器（１０，４２）の拡大断面が示しである。操作リング、即ち 支持兼搬送リング１６が容器壁のまっすぐに軸線方向の延長部に形成されている 。容器グリッパ−の使用のために、支持兼搬送リング１６が下方外側から接近可 能なほぼ水平の支持面４６及び上方内側から接近可能なほぼ垂直な支持面４８を 有している。栓ケーシング５０内に配置されて栓穴開口１４を備えた栓穴片を存 する天井壁１２は、円錐形の周壁・リング部分５２を介して容器壁１８に結合さ れている。結合箇所、若しくはそこに形成された上側のグリッパ−爪のための係 合溝５４が、溝底部で以て支持兼搬送リング１６の水平な支持面４６の高さ位置 平面５８の下側に距離を置いて位置している。

図４に示す栓付き容器４２から天井壁１２を分離することによって、図５に示す 蓋付き容器本体２０が生じる。この場合、容器壁１８の内側の切断縁部３０は高 さ位置平面５８の下側、若しくは容器上縁部５６の下側に距離を置いて位置して おり、容器上縁部は支持兼搬送リング１６の上面によって形成されている。

図６では、本発明に基づ（蓋付き容器本体２０が硬質プラスチックから成る容器 蓋２４及び緊定リング２６と一緒に蓋付き容器を構成している。容器蓋２４の縁 部内にリング状のシール部材３４を挿入してあり、シール部材が容器蓋２４を支 持兼搬送リング１６の斜めのソール面６０に対して密閉している。シール部６０ は有利には容器上縁部５６の横に位置しており、それというのは容器上縁部は例 えば使用された容器本体において既に負荷されて、場合によって筋若しくは掻き 傷のような損傷を被っているからである。このような実施形は、例えばインナー ライナー、若しくはシート袋（Ｆｏｌｉｅｎｓａｃｋ）と組み合わせて半流動性 の充填材料、即ち充填品のために適している。

図７では、蓋付き容器本体２０が鋼薄板から成る容器蓋６２を備えており、この 容器蓋が上から係合する緊定リング２６を介してガス及び液密に支持兼搬送リン グ１６に固定されている。このような形式の容器蓋は、例えば壁の薄（しかしな がら形状安定な調整容器との組み合わせて希薄液状の充填材料のために特に適し ている。

プラスチックから成るひとりでに固定するスナップ式蓋６４を備えた別の実施形 が図８に示しである。このようなスナップ式蓋にとっては、緊定リングは不必要 である。スナップ式蓋６４の下側の縁部がセグメント化されていて、半径方向内 側へ突出する係止突起６６を備えており、係止突起が閉鎖状態でひとりでに支持 兼搬送リングのほぼ水平な支持面４８の下側に係合して、蓋を固定する。

ｆ１４薄板から成るひとりでに固定するクリンチ・蓋（Ｃ１ｉｎｃｈ−Ｄｅｃｋ ｅｌ）　６８を備えた別の実施形が図９に示しである。この場合、クリンチ・蓋 のいくらか延長された下側の縁部が同じくセグメント化されており；下方へ突出 する舌片状の蓋縁部・セグメント７ｏが蓋付き容器本体２０の充填及びクリンチ ・蓋６８の装着の後に下方へ支持兼搬送リング１６の縁部若しくは水平な支持面 ４８の下側に折り曲げられ、若しくはクリンチされる。図８及び図９に示す蓋付 き容器の変化例は、例えば乾燥のばら荷のために適している。

特別な使用目的のため及びシール圧着の改善のために、有利には容器上縁部５６ 及び又は斜めのシール面６０に半円形成形部７２若しくは三角形成形部７４の形 の環状の隆起部（シール突起）がシール縁部として形成されている。これは、例 えば既に使用された栓付き容器から形成された蓋付き容器本体においては容器上 縁部５６の簡単な後加工によって達成される。この場合、存在する筋若しくは掻 き傷はシール面から取り除かれる。支持兼搬送リング１６上にシール条片、即ち シール縁部としての半円形成形部７２を備えた実施形は、図１０に示しである。

ダブルの三角形成形部７４を備えた類似の実施形が図１３に示しである。

図１０には、破線で従来の栓付き容器の円錐形の周壁・リング部分５２を備えた 天井壁１２が描かれている。この場合、切断縁部３ｏは容器壁からある程度の距 離（例えば５ｍｍ乃至１５ｍｍ）を置いて形成されており、従って内側に支持縁 部７６が付加的な蓋支持部若しくは下側の支えとして残されている。

図１１には、下側の天井壁に成形された環状の補強縁部７８を備えたプラスチッ ク蓋、即ち容器蓋２４が示してあり、補強縁部が付加的に例えば増大する積み重 ね負荷に際して蓋付き容器本体２０の内壁の内側の支持縁部７６に支えられる。

容器蓋２４は緊定リング２６によって閉鎖位置に保持され、この場合、蓋シール 、例えばシール部材３４が支持兼搬送リングのシール面６０及び半円形成形部７ ２に圧着され、若しくはガス密及び液密に緊定される。容器蓋２４は半径方向で 蓋付き容器本体の内壁に支えられ、若しくは支持兼搬送リング１６若しくはその 下に位置する内壁範囲のほぼ垂直に延びる支持面４８への接触によってセンタリ ングされる。このような蓋付き容器も通常の栓付き容器に合わせられた容器グリ ッパ−機構を用いてつかんでかつ搬送可能である。それというのは上側の容器グ リッパ−爪が内側から妨げられることなしに少なくとも水平な支持面４６の高さ 位置平面５８まで確実に容器蓋内に係合できるからである。

栓付き容器の天井壁の分離の場合に切断縁部の後ろ側に支持縁部７６を残しであ る蓋付き容器本体は、図１２に示しであるように、充填品の装入の後に支持縁部 ７６に溶着される容器蓋、即ち溶着蓋８０でガス密及び液密に閉じるために適し ている。使い捨て容器としてのこのような構成においては、溶着蓋８０が支持縁 部７６の上側の容器開口の内径と同じ大きさ若しくはわずかに小さい外径を有し ている。

図１４に示しであるように、支持兼搬送リング１６ははめ込まれたソール部材３ ４と一緒に装着された容器蓋２４のための支持部及びシール面として役立つ。

さらに、支持兼搬送リング１６は容器グリッパ−の下側の容器グリッパ−爪４０ のための下側のほぼ水平な支持面４６で以て、係合する緊定リング２６のための 対向支承部として役立つ。従来の栓付き容器がら分離された天井壁１２は有利な 形式で予め形成された別個のリングフランジ２８を備えて、使用可能な容器蓋２ ４に加工される。この場合、比較的薄いリングフランジ８が環状の溶着区域３２ に沿って栓付き容器の天井壁（１２）２４に溶着若しくは接着されていて、横断 面を支持兼搬送リング１６の上側の横断面形状に適合されている。容器蓋２４若 しくはリングフランジ２８は容器内壁側で一部分を内側若しくは下側へ一少なく とも支持兼搬送リング１６の水平な支持面の高さ位置平面５８の下側まで一容器 壁に対して平行に延びるように引っ込められている。これによって容器蓋２４内 に、栓付き容器に合わせられた特殊な容器グリッパ−の上側の容器グリッパ−爪 の係合のためのほぼ垂直な支持面を備えた係合溝３６が得られる。

図１５には、扁平な容器蓋２４を備えた蓋付き容器本体２０が示しである。使用 される容器蓋は全く一般的に例えば鋼薄板（はぼ１．５ｍｍ乃至２ｍｍの厚さ） 、若しくは射出成形された薄いプラスチック（はぼ２．５ｍｍ乃至３ｍｍの厚さ ）から成っていてよい。

ここに示したプラスチック・扁平蓋、即ち容器蓋２４は、特に蓋付き容器本体２ ０内に薄い調整容器若しくはプラスチック・シート袋を使用する場合に用いられ る。

図１６では係合溝３６を備えた容器蓋２４が、切断縁部３０によって特徴付けら れた蓋付き容器本体に取り付けられ、かつＵ字形の緊定リング２６を用いてガス 密及び液密に支持兼搬送リング１６のシール面に緊定されている。下側から支え る容器グリッパ−爪４０が下側の水平な支持面若しくは緊定リング２６の下側の 脚部に接触しているのに対して、上側の容器グリッパ−爪３８は容器蓋３６の係 合溝３６内、ひいては同時に蓋付き容器本体の充填開口２２内に係合して、垂直 な支持面に接触する。これによって、充填されかつ蓋で閉じられた（例えば重量 ２２０ｋｇの）蓋付き容器のみだけではなく、閉じられない空の蓋付き容器本体 も容器グリッパ−を用いてつかまれて、操作可能である。

原理的には、−図３に示しであるように一下側の環状の底部ローラリング４４を 備えた栓付き容器４２においても、特別な使用のために容器底部を底部ローラリ ング４４の近くで分離して、生じた開口を容器蓋で閉鎖することが可能であり、 この場合には栓付き容器４２の栓穴開口を備えた天井壁１２が、形成される蓋付 き容器の新たな底部になる。既に述べたことから明らかであるように、それ自体 簡単な手段によって、熱可塑性のプラスチックから成っていてもっばらそれ自体 特定の目的に意図された新しい栓付き容器、若しくはもっばら最終活用（例えば 焼却、再生材料のための製粉）にもたらされる栓付き容器への利用若しくは使用 可能性が著しく拡大される。基本的に任意の栓付き容器を天井壁の分離によって 、若しくは容器頭部全体の分離によって、若しくは存在する周囲リングの分離に よって本発明に基づ（蓋付き容器本体に作り変えて、適当な容器蓋を用いて、場 合によっては緊定リングをも用いて蓋付き容器に形成できることは明らかである 。

ＦＩＧ、６　ＦＩＧ、７ ＦＩＧ、８　ＦＩＧ、９ フロントページの続き 、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ）、ＡＴＫ、ＬＵ、ＭＧ、ＭＮ、 ＭＷ、ＮＬ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ、ＲＵ、ＳＤ、ＳＥ、ＵＳ （７２）発明者　プルクドルフ、メルテンドイツ連邦共和国　５３５７　ハイメ ルツハイム　ファザー　ネンヴエーク　２０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．熱可塑性のプラスチックから成る蓋付き容器本体を備えた蓋付き容器であっ て、蓋付き容器本体が相応の容器蓋（２４）を用いて、かつ場合によっては容器 蓋（２４）に係合する緊定リング（２６）を用いて固形若しくは流動性の充填品 の貯蔵及び搬送のためにガス密及び液密に閉鎖可能である形式のものにおいて、 容器本体（２０）が上側の支持兼搬送リング（１６）（操作リング）を備えた一 次製品としての製造された栓付き容器（１０）から天井壁の分離によって形成さ れていて、直径の大きな充填開口（２２）が生ぜしめられ、支持兼搬送リング（ １６）が容器本体（２０）の上側の縁部に残されていて、場合によっては容器蓋 （２４）のための支持部として、かつ下側から係合する緊定リング（２６）のた めの形状安定な対向支承部として用いられていることを特徴とする蓋付き容器。 ２．容器本体の壁（１８）の内側に容器上縁部（５６）の下側に距離を置いた環 状の切断縁部（３０）を有している請求項１記載の蓋付き容器。 ３．一次製品として、最初の使用若しくは繰り返し使用の後の栓付き容器が用い られている請求項１又は２記載の蓋付き容器。 ４．少なくとも１つの栓穴開口（１４）を備えていて栓付き容器（１０）から分 離された天井壁（１２）に、相応に適合せしめられて予め製造された環状の個別 のリングフランジ（２８）が蓋縁部として若しくは緊定リング留め貝（２６）の ための上側の対向支承部として接着され、若しくは溶着されており、これによっ て栓付き容器（１０，４２）の天井壁（１２）が蓋付き容器本体（２０）の容器 蓋（２４）として使用されている請求項１、２又は３記載の蓋付き容器。 ５．支持兼搬送リング（１６）、若しくは操作リングが上側で蓋付き容器本体（ ２０）にほぼ内実に方形に構成されていて、容器上縁部（５６）の外側の縁部若 しくは内側の縁部にシール面（６０）としての成形部若しくは傾斜面を備えてい る請求項１、２、３又は４記載の蓋付き容器。 ６．容器上縁部（５６）に及び又は傾斜されたシール面（６０）に半円形成形部 （７２）若しくは三角形成形部（７４）の形の環状の隆起部（シール突起）がシ ール縁部として形成されている請求項１、２、３、４又は５記載の蓋付き容器。 ７．切断縁部（３０）が容器壁の内面から所定の距離を置いて形成されており、 これによって内側の１つの支持縁部（７６）が付加的な蓋支持部（下側の支え） として残されている請求項１から６までのいずれか１項記載の蓋付き容器。 ８．容器蓋（２４）が係合する緊定リング（２６）を用いてガス密及び液密に蓋 付き容器本体（２０）に固定されている請求項１から７までのいずれか１項記載 の蓋付き容器。 ９．容器蓋がプラスチックから成っていて、下側の縁部に半径方向内側へ突出す るセグメント化された係止突起（６６）を備えたスナップ式蓋（６４）として構 成されている請求項１から７までのいずれか１項記載の蓋付き容器。 １０．容器蓋が鋼薄板から成っていて、下側の縁部に配置されてセグメント化さ れた舌片若しくは蓋縁部・セグメント（７０）を備えたクリンチ・蓋（６８）と して構成されており、舌片若しくは蓋縁部・セグメントが支持兼搬送リング（１ ６）の下側で折り曲げられて、クリンチ・蓋（６８）を蓋付き容器本体（２０） に固定している請求項１から７までのいずれか１項記載の蓋付き容器。 １１．熱可塑性のプラスチックから危険な流動状若しくは固形の充填品の貯蔵及 び搬送のための蓋付き容器本体を製造するための方法であって、上側の充填開口 （２２）の隣接範囲で外壁（１８）にほぼ半径方向へ突出する環状の周壁フラン ジ、即ち支持兼搬送リング（１６）が容器蓋（２４）の、係合する緊定リング（ ２６）を用いたガス密及び液密な取り付けのために設けられている形式のものに おいて、熱可塑性のプラスチックから成る製造された栓付き容器（１０）を栓付 き容器の天井壁（１２）内の少なくとも１つの栓穴開口（１４）及び栓付き容器 （１０）の上側の外側縁部に配置された支持兼搬送リング（１６）と一緒に一次 ・容器本体として用いて、この栓付き容器（１０）から天井壁（１２）を分離し 、支持兼搬送リング（１６）を残して、装着された容器蓋（２４）のための支持 部として若しくは取り付けられた緊定リング留め具（２６）のための対向支承部 として用いることを特徴とする、蓋付き容器を製造するための方法。