JPH0750062Y2 - 溶接ガンのヒンジ部連結装置 - Google Patents

溶接ガンのヒンジ部連結装置

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JPH0750062Y2
JPH0750062Y2 JP1990096564U JP9656490U JPH0750062Y2 JP H0750062 Y2 JPH0750062 Y2 JP H0750062Y2 JP 1990096564 U JP1990096564 U JP 1990096564U JP 9656490 U JP9656490 U JP 9656490U JP H0750062 Y2 JPH0750062 Y2 JP H0750062Y2
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JP
Japan
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hinge
welding gun
shaft
electric
hinges
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JP1990096564U
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JPH0454574U (ja
Inventor
靖士 桜井
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小原株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、X型溶接ガンアームのヒンジ部等を連結す
る装置に関するものである。
[従来の技術] 従来,この種の溶接ガンアームのヒンジ部等は両ヒンジ
の各端部を重合し、該重合部間に合成樹脂等からなる電
気絶縁体を配し、該重合部に軸を挿通させるようにして
いた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような従来技術においては、前記合成樹
脂等からなる電気絶縁体が相互に摺動することからその
摺動面が摩耗し、軸による連結にガタがきて溶接機の正
確な動作ができなくなる、という問題がある。
この考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、電気
絶縁体が摩耗によって損傷することがなく、常に正確な
連結が可能な溶接ガンのヒンジ部連結装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案における溶接ガン
のヒンジ部連結装置は、 両ヒンジの各端部を重合し、該重合部に軸を挿通させる
と共に重合部間で各ヒンジに電気絶縁体をそれぞれ位置
決め兼回り止めピンにより固着し、該電気絶縁体の対向
面に耐摩耗性材料を環状に形成した、 のである。
[作用] 各ヒンジ部が軸を支点として回動する際に、両ヒンジ間
を電気絶縁する合成樹脂は相互に摺動しようとするが、
該電気絶縁体の対向面には耐摩耗性材料が環状に形成さ
れているため、該耐摩耗性材料が相互に摺動する。そし
てこの摺動面は耐摩耗性であるため、摺動による摩耗は
極めて少ない。
そして、前記電気絶縁体は、位置決め兼回り止めピンに
よりそれぞれヒンジ部に固着されているので、電気絶縁
体の取付が極めて容易であると共に使用中に電気絶縁体
が回動することがない。
[実施例] 第1図ないし第4図を参照してこの考案の実施例につい
て説明をする。
第1図はこの考案をX型溶接ガンのアームのヒンジ部に
適用したものであり、1は一方のアーム2に固定された
エアシリンダである。3は前記アーム2と対向して配置
されたアームであって、両アーム2,3のヒンジ部4,5は軸
6に夫々支持され、前記エアシリンダ1のピストンロッ
ド7の収縮によって各先端に設けた電極8,9が離れるよ
うになっている。
そして、該電極8,9間にワークを挟み、エアシリンダ1
の作動によりピストンロッド7を伸長することにより両
電極8,9はワークを加圧状態にし電流を供給することに
より溶接が行われる。
第2図はこの考案に係るヒンジ部連結装置の断面図を示
すものであって、前記ヒンジ部4,5の端部10,11は重合さ
れ、該重合部には前記軸6が挿通されている。またヒン
ジ部4の端部10には合成樹脂製の電気絶縁体12が位置決
め兼回り止めピン13によって固着され、ヒンジ部5の端
部11にも合成樹脂製の電気絶縁板14が位置決め兼回り止
めピン15によって固着されている。更に前記軸6はロボ
ットアーム16に設けられたブラケット17,17間にナット1
8,18によって締め付け固定されている。
前記電気絶縁板12,14には、第3,4図に示すように中心部
に前記軸6の挿通用孔19が穿設され、また前記ピン13又
は15の挿着用孔20が形成されている。そして該電気絶縁
板12,14の一面には鋼鉄等の耐摩耗性材料の環状板21が
貼設され、該耐摩耗性材は両ヒンジ4,5の連結時に相互
に対向するようになっている。
以上のような構成からなるので、エアシリンダ1のピス
トンロッド7が伸縮すると、各アーム2,3はそのヒンジ
部4,5が軸6を支点として回動することによって開閉す
る。そして該ヒンジ部4,5の回動により、各ヒンジ部4,5
の端部10,11に固定された電気絶縁板12,14の合成樹脂部
分は相互に摺動することなく、前記環状の耐摩耗性材料
が相互に摺動することになる。
また、前記電気絶縁体12又は14は、位置決め兼回り止め
ピン13又は15によりそれぞれヒンジ部の端部10又は11に
固着されているので、電気絶縁体12,14の取付が極めて
容易であると共に使用中に電気絶縁体12,14が回動する
ことがなく、相互のヒンジ部の確実な絶縁を行う。
なお、以上の実施例はX型溶接ガンのアームのヒンジ部
に適用したものについて説明をしたが、この考案はこれ
に限定されることなく溶接ガンのヒンジ部であればいず
れの箇所にも適用できるものである。
[考案の効果] この考案によると、ヒンジ部の重合部に軸を挿通させる
と共に重合部間で各ヒンジに電気絶縁体をそれぞれ固着
し、該電気絶縁体の対向面に耐摩耗性材料を環状に形成
したので、両ヒンジ間の電気絶縁は充分に確保されなが
ら、前記ヒンジ部の回動に伴う電気絶縁体の摩耗が確実
に防止されることから連結部におけるガタが生じること
がなく、溶接機が常に正確に動作し得るのである。
また、前記電気絶縁体は、位置決め兼回り止めピンによ
りそれぞれヒンジ部の端部に固着されているので、電気
絶縁体の取付が極めて容易であると共に使用中に電気絶
縁体が回動することがなく、ヒンジ部は相互に確実に絶
縁されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る連結装置を用いたX型ガンの側
面図、第2図はその要部の断面図、第3図は電気絶縁体
の正面図、第4図はそのIV−IV断面図を示す。 4,5…ヒンジ部、6…軸、10,11…ヒンジの端部、12,14
…電気絶縁体、13,15…位置決め兼回り止めピン、21…
耐摩耗性材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ガンのヒンジ部を軸により連結する装
    置において、両ヒンジの各端部を重合し、該重合部に前
    記軸を挿通させると共に重合部間で各ヒンジに電気絶縁
    体をそれぞれ位置決め兼回り止めピンにより固着し、該
    電気絶縁体の対向面に耐摩耗性材料を環状に形成したこ
    とを特徴とする溶接ガンのヒンジ部連結装置。
JP1990096564U 1990-09-17 1990-09-17 溶接ガンのヒンジ部連結装置 Expired - Lifetime JPH0750062Y2 (ja)

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JPH0454574U JPH0454574U (ja) 1992-05-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6049874A (ja) * 1983-08-26 1985-03-19 Nissan Motor Co Ltd アプロ−チ装置付きスポツト溶接装置
JPS6171187A (ja) * 1984-09-13 1986-04-12 Ohara Kinzoku Kogyo Kk X型ガンの給電装置
JPH0435013Y2 (ja) * 1988-07-12 1992-08-19

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