JPH0646188Y2 - スリーブ用シール材 - Google Patents

スリーブ用シール材

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JPH0646188Y2
JPH0646188Y2 JP2867089U JP2867089U JPH0646188Y2 JP H0646188 Y2 JPH0646188 Y2 JP H0646188Y2 JP 2867089 U JP2867089 U JP 2867089U JP 2867089 U JP2867089 U JP 2867089U JP H0646188 Y2 JPH0646188 Y2 JP H0646188Y2
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JP
Japan
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sleeve
sealing material
face plate
unvulcanized rubber
seal material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2867089U
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JPH02122531U (ja
Inventor
彰生 林下
義和 野村
洋 横須賀
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はクロージャの気密保持を行うスリーブ用シール
材に係り、加硫ゴム同志で気密保持をさせる場合に形成
される小さな間隔を埋めて気密を保たせるもので、必要
最低限の未加硫ゴムを使用して気密性、作業性、解体性
を向上するためのスリーブ用シール材に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来のこの種スリーブ用シール材としては、第5図ない
し第7図に示すようなものが知られている。
まず、第7図中符号Aは通信ケーブル1を接続するため
のクロージャであり、通信ケーブル1の接続部2は、こ
の接続部2を保護,密閉するための筒状のケース3によ
って覆われている。このケース3は筒半割り状のケース
本体3a,3bと、半割り体4a,4bからなる一対の端面板4
と、シーリングワッシャ5と、端面板4の外周部に巻き
付けられた端面板シール材6等から構成されており、さ
らに、前記ケース3のケース本体3a,3bの側部には、該
ケース本体3a,3bの長手方向に沿って延在するととも
に、互いの面が密着するスリーブ3c,3dが形成されてお
り、該スリーブ3c,3dにはケース本体3a,3bを密着接続さ
せるためのボルト7,7,・・・が装着されている。
また、第5図,第6図に示すように、前記端面板4に巻
き付けられた端面板シール材6は粘着性を考慮して未加
硫ゴムによって形成されており、該端面板シール材の外
周部には、スリーブ3c,3dの長手方向に沿って配設され
たスリーブシール材8の両端8aが接触し、これによって
端面板4とケース本体3a,3bのシールを向上させるよう
になっている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、前記従来のスリーブ用シール材にあっては、
端面板シール材6に未加硫ゴムを使用しており、スリー
ブ3c,3dをボルト7によってかなり強い力で締め付ける
ことにより、未加硫ゴムをフローさせ、これによって気
密性を保持するようにしなければならない。そのため、
未加硫ゴムをフローさせるための強力な締め付け力が必
要となるとともに、これによって、未加硫ゴムが端面板
4やスリーブに強力に粘着してしまい、解体する際の解
体性及び作業性が悪いという問題点があった。
この考案は、前記事情に鑑みてなされたものであり、弱
い締め付け力によっても十分に気密性を保ことができる
とともに、解体時の解体性及び作業性を良好とすること
のできるスリーブ用シール材の提供を目的としている。
「課題を解決するための手段」 本考案は、前記の目的を達成するために、通信ケーブル
の接続部を、2つ割りに形成されかつ側部に接続用のス
リーブを有する筒状のケーシングで覆い、該ケーシング
の両端を通信ケーブルを貫通させた状態の端面板で塞
ぎ、さらに、該端面板の外周部に気密性を保持するため
の加硫ゴムからなる端面板シール材を設けるとともに、
該端面板シール材の側部に前記スリーブに沿って延在す
る加硫ゴムからなるスリーブシール材を設け、該スリー
ブシール材と端面板シール材との間に少量の未加硫ゴム
を介在させた構成となっている。
「作用」 本考案のスリーブ用シール構造によれば、前述のように
端面板シール材とスリーブシール材とが、加硫ゴムによ
って製作されているとともに、これらの間に少量の未加
硫ゴムを介在させるようにしたものであるので、弱い締
め付け力によっても十分に気密性を保つことができると
ともに、未加硫ゴムが必要以上に端面板シール材やスリ
ーブシール材に粘着することがなく、解体性や作業性が
良好となる。
「実施例」 以下、本考案を図面を参照しながら説明する。第1図な
いし第3図は本考案のスリーブ用シール材の一実施例を
示すものであり、前記従来の技術に示したクロージャに
適用されるものである。
なお、本実施例において、前記従来の技術に示した構成
要素と同一の要素については、同一符号を付してその説
明を省略する。
第1図,第2図はクロージャAの一端部付近の断面及び
斜視図を示すものであり、スリーブ3cの端部内側には端
面板4が嵌合されている。そして、端面板4の外周部に
加硫ゴムによって製作された端面板シール材6が嵌合さ
れている一方、スリーブ3cの内側にはその長手方向に沿
って加硫ゴムによって製作されたスリーブシール材8が
装着されている。
そして、スリーブシール材8の端部8aの端面板シール材
6と接する側の略内側半分には、未加硫ゴム8bが層状に
塗布されている。即ち、本実施例の場合には、第3図
(a),(b),(c)に示すように、スリーブシール
材8には未加硫ゴムが厚さt=0.2〜2mm程度、頂点から
のはみ出し長さa=0〜3mm、さらに、端面板シール材
6の幅cより0〜10mm程度長手方向に長いb寸法となっ
ている。
したがって、本実施例においては、ケーシングの両端が
通信ケーブル1を貫通させた状態の端面板4で塞ぎ、さ
らに、該端面板4の外周部に気密性を保持するための加
硫ゴムからなる端面板シール材6を設けるとともに、該
端面板シール材6の側部に前記スリーブに沿って延在す
る加硫ゴムからなるスリーブシール材8を設け、該スリ
ーブシール材8と端面板シール材6との間に少量の未加
硫ゴム8bを層状に介在させた構成となっているため、弱
い締め付け力によっても十分に気密性を保つことができ
るとともに、未加硫ゴムが必要以上に粘着することがな
く、解体時の解体性や作業性が良好となる。
つぎに、第4図(a),(b),(c),(d)を用い
て、前記実施例に示したスリーブシール材8の変形例を
説明する。
第4図(a)はスリーブシール材8の端部8aの全周に亙
って未加硫ゴム8bを層状に塗布したものであり、第4図
(b)はスリーブシール材の両側に層状の未加硫ゴム8b
を貼り付けたものであり、第4図(c)は端面板シール
材6の側部に未加硫ゴムを貼り付けたものであり、第4
図(d)は、スリーブシール材の両端部にスリーブシー
ル材に変えて円柱状に形成された未加硫ゴム8bを接着さ
せたものであり、その他の構成については、前記第1の
実施例を全く同様である。
したがって、前記実施例と同様の作用、効果を有するも
のとなっている。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のスリーブ用シール材にあ
っては、端面板シール材の側部に前記スリーブに沿って
延在する加硫ゴムからなるスリーブシール材を設け、該
スリーブシール材と端面板シール材との間に少量の未加
硫ゴムを介在させたものであるので、未加硫ゴムをフロ
ーさせるための強力な締め付け力が不要となり、弱い締
め付け力によっても十分に気密性を保つことができると
ともに、未加硫ゴムが少量であるため必要以上に粘着す
ることがなく、解体時の解体性や作業性が良好となる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図(a),(b),(c)は本考案の
第1実施例を示すものであり、第1図はクロージャの端
面板付近を断面した平面図、第2図は端面板とスリーブ
シール材の斜視図、第3図(a)はスリーブシール材の
端部の側面図、第3図(b)はスリーブシール材の端部
付近の正面図、第3図(c)は端面板に押し付けられた
スリーブシールの端部付近の正面図、第4図(a),
(b),(c),(d)はスリーブシール材の端部の変
形例を示すものであり、第4図(a)は端面全周に未加
硫ゴムが設けられたスリーブシールの斜視図、第4図
(b)は端面の両側に未加硫ゴムが設けられたスリーブ
シールの斜視図、第4図(c)は端面板シール材の側部
に未加硫ゴムが設けられた端面板シール材の斜視図、第
4図(d)はスリーブシール材の両端に接着された未加
硫ゴムの斜視図、第5図ないし第7図は従来の技術を示
すものであり、第5図はクロージャの端面板シール材付
近の断面をした平面図、第6図は端面板シール材付近の
斜視図、第7図はクロージャの全体の斜視図である。 1……通信ケーブル、3a,3b……筒状ケーシング、3c,3d
……スリーブ、4……端面板、6……端面板シール材、
8……スリーブシール材、8b……未加硫ゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ケーブルの接続部を、2つ割りに形成
    されかつ側部に接続用のスリーブを有する筒状のケーシ
    ングで覆い、該ケーシングの両端を通信ケーブルを貫通
    させた状態の端面板で塞ぎ、さらに、該端面板の外周部
    に気密性を保持するための加硫ゴムからなる端面板シー
    ル材を設けるとともに、該端面板シール材の側部に前記
    スリーブに沿って延在する加硫ゴムからなるスリーブシ
    ール材を設け、該スリーブシール材と端面板シール材と
    の間に少量の未加硫ゴムを介在させたことを特徴とする
    スリーブ用シール材。
JP2867089U 1989-03-14 1989-03-14 スリーブ用シール材 Expired - Lifetime JPH0646188Y2 (ja)

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JP2867089U JPH0646188Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 スリーブ用シール材

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JP2867089U JPH0646188Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 スリーブ用シール材

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JPH02122531U JPH02122531U (ja) 1990-10-08
JPH0646188Y2 true JPH0646188Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31252226

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JP2867089U Expired - Lifetime JPH0646188Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 スリーブ用シール材

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