JPH0749868A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH0749868A
JPH0749868A JP6167604A JP16760494A JPH0749868A JP H0749868 A JPH0749868 A JP H0749868A JP 6167604 A JP6167604 A JP 6167604A JP 16760494 A JP16760494 A JP 16760494A JP H0749868 A JPH0749868 A JP H0749868A
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Shigeo Kurakake
重雄 倉掛
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規な表を作成する時点において、所望する表
を簡易に、しかも直ちに作成できるようにする。 【構成】キーボード11の作表キーfkの操作により作
表モードになり、この時のカーソル移動キーの操作で表
示位置を指定する。実行キーekの操作で基本表が表示
され、この後のカーソル移動キーの操作、実行キーの操
作により横方向の表項目数、縦方向の表項目数、各表項
目の横方向/縦方向のサイズを順次指定していくと、そ
の結果所望する表が表示部12に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書データを処理する文
書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等において表を
作成しようとした場合、横罫線や縦罫線を適宜組合せて
表形式に組み立てて作成していた。
【0003】また、予めその形態が決められていた固定
表をまず表作成作業により簡易に読み出して表を自動的
に設定し、この後、必要に応じてこの表に対して表編集
作業を行なうことによりその表に列を追加したり、行を
追加したりできるものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように横罫線や縦罫線を組合せて表を作成する方法にあ
っては、その作成作業が極めて煩雑なものとなり、所望
する形態の表を簡易に作成することはできないという問
題があった。
【0005】また、上記のように基本となる表に対して
表編集作業を行なうことで、その表の形態を変更するも
のにおいては、上記表作成作業と上記表編集作業とが独
立したものとなっており、上記表作成作業では予め決め
られた形態の表は簡易に作成できるものの、この表がオ
ペレータの所望するものでないときには、新たに表編集
作業を指定して上記表に対して煩雑な表編集作業を行な
う必要があり、新規な表を作成する時点において、所望
する表を、簡易にしかも直ちに作成することができない
という問題があった。
【0006】本発明の課題は、新規な表を作成する時点
において、所望する表を簡易に、しかも直ちに作成でき
るようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。文書データを処理する文書処理装置において、
表の新たな作成を示す表作成モードを任意に指定するモ
ード指定手段と、表示画面上のカーソルの移動を示すカ
ーソル移動指示手段と、上記モード指定手段での指定が
なされた時点において、表の新たな作成を示す上記表作
成モードになり、この表作成モード下において上記カー
ソル移動指示手段の機能が一時的に変更され、この表作
成モード下において、作成対象の表の横方向における表
項目数と、この表の縦方向における表項目数と、を上記
カーソル移動指示手段による指示操作毎に順次変更指定
する表項目指定手段と、上記表作成モード下にある状態
での上記表項目指定手段による各指定に応じて、横方向
及び縦方向の表項目数が上記表項目指定手段により指定
された上記横方向及び縦方向の表項目数で決まる新規な
表を作成する表作成手段と、上記表作成モード下におい
て上記表作成手段により新規に作成された表の表イメー
ジを表示する表示手段と、を有する。
【0008】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。文書デ
ータを処理する文書処理装置において、表の新たな作成
を示す表作成モードの指定がなされた時点において、表
作成モードになり、この表作成モード下においてカーソ
ル移動指示手段の機能が一時的に変更され、この表作成
モード下において、作成対象の表の横方向における表項
目数と、この表の縦方向における表項目数と、が上記カ
ーソル移動指示手段による指示操作毎に順次変更指定さ
れる。そして、この指定に応じて、上記指定の横方向及
び縦方向の表項目数で決まる新規な表が作成され、上記
表作成モード下において上記表作成手段により新規に作
成された表の表イメージが表示される。
【0009】従って、表作成モードを指定して新規な表
を作成する際に、その表作成モードを指定した時点にお
いて、表の横項目数及び縦項目数を、通常はカーソルの
移動を指示する指示手段の操作により簡易に指定するこ
とができ、このような簡易の指定操作を行なうだけで、
その指定内容に基づいた新規な表を直ちに作成でき、ま
たこの作成された表を表示カーソルで指定した所望する
表示位置に表示させることができる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すブロック図
であり、ここではページレイアウト表示部をもつワード
プロセッサを例にとり、上記表示部上にてキー入力操作
により作表作業を行なうものとする。図1に於いて、1
1はキーボードであり、ここでは、作業モードを指定す
るための特定のファンクションキーとして作業キーfk
が設けられ、この作業キーfkの操作による作業モード
指定後、後述する基本表パターンをもとに、作業のため
の入力作業が行なわれるもので、この際の項目数、及び
項目領域の増加/減少等の指定入力にはカーソルキーc
r,cl,cd,cu、及び実行キーekが用いられ
る。
【0011】12は表示部であり、ここでは液晶表示体
を用い、10桁×2行の文字表示部DCと、44桁×3
0行のページレイアウト表示部DLとからなるものとす
る。このページレイアウト表示部DLは、通常、1文字
を1ドットとしてレイアウト表示を行ない、上記作表キ
ーfkの操作による作表モード時に於いて、表パターン
の表示に用いられるもので、項目数及び項目領域の指定
に際しては後述する基本表パターン(7×7ドットで3
×3項目を表示)が特定の領域に表示される。
【0012】13は印字部であり、入力され編集された
文書、表等を用紙上に印字出力する。
【0013】14は装置全体の制御、並びに後述する作
表処理を含む各種の文書処理を行なうCPUであり、上
記キーボード11からのキー入力情報を受けて文書の編
集・校正・入出力等の処理を実行するもので、上記作表
キーfkの操作入力に伴う作表モード時に於いては、後
述するROM内の作表処理プログラムに従い図3乃至図
9に示すような作表処理を実行する。
【0014】15乃至18はそれぞれCPU14のメモ
リバスにつながる記憶部であり、それぞれCPU14に
よりアクセス制御される。このうち、15は文書情報を
貯える文書メモリであり、ここでは44桁×60行でな
る1頁分の記憶容量をもって構成される。16は表情報
を貯える表メモリであり、ここでは、項目各々の横方向
の大きさを桁単位で表わす項目横サイズ(c1,c2,
…c20)、項目各々の縦方向の大きさを行単位で表わ
す項目横サイズ(l1,l2,…l30)、横項目数
(n)、縦項目数(m)等の情報が貯えられる。17は
CPU14の作業用RAMであり、作表処理に関して
は、作表モードフラグ(F)、表メモリアドレス
(i)、カーソル位置(CXR,CYR)、作表開始位
置(X0,Y0)、表示メモリ20のアドレス(x0,
y0)、横罫の長さ(Lc)、縦罫の長さ(Ll)等の
各情報が貯えられる。ここでは、作表モードフラグ
(F)の格納部を作表モードフラグレジスタと称し、表
メモリアドレス(i)の格納部を表メモリアドレスレジ
スタと称し、カーソル位置(CXR,CYR)の格納部
をカーソル位置レジスタと称し、作表開始位置(X0,
Y0)の格納部を作表開始位置レジスタと称し、表示メ
モリアドレス(x0,y0)の格納部を表示メモリアド
レスレジスタと称し、横罫長さ(Lc)及び縦罫長さ
(Ll)の各格納部を罫線長レジスタと称す。
【0015】18はROMであり、後述する作表処理を
含めた文書の編集・校正・入出力等の各種処理プログラ
ム,キャラクタジェネレータ,辞書等の記憶領域をも
つ。
【0016】19はカーソルの点滅時間等を含む各種の
計時カウントを行なうタイマ、20は表示すべき文字情
報を貯える表示メモリ、21は表示メモリ20の内容を
もとに表示部12の文字表示部DCをドライブする表示
ドライバ、22はCPU14の制御の下に印字部13を
ドライブする印字制御部である。
【0017】図2は、上記作表モード時に於いて上記表
示部12のページレイアウト表示部DL上に表示される
基本表パターンを示したもので、斜線部はオン(ON)
状態にあるドットを示し、破線部はカーソル点滅状態に
あるドットを示している。ここでは横・縦の項目数を3
×3、各項目の大きさ即ち各項目領域をそれぞれ1キャ
ラクタ領域としている。この基本表パターンをもとに、
カーソルキーcr,cl,cd,cu、及び実行キーe
kを操作して項目数、及び項目領域の増減が行なわれ
る。
【0018】図3乃至図9はそれぞれ作表モード時に於
ける処理フローを示すフローチャートであり、図10)
乃至図12はそれぞれ上記図3乃至図9に対応する動作
説明図である。
【0019】以下、図1乃至図12を参照して一実施例
の作用を説明する。表入力時に於いては、キーボード1
1の作表キーfkを操作して作表モードを指定した後、
カーソルキーcr,cl,cd,cu、及び実行キーe
kを操作することにより、表示部12のページレイアウ
ト表示部DLに表示される図2に示すような基本表パタ
ーンをもとに項目数及び項目領域の増減処理が開始され
るもので、その具体的な処理動作を図3乃至図9、及び
図10乃至12に従い説明する。
【0020】(1).基本表パターンの表示処理(図3
乃至図5,図10(A)) 先ず、作表キーfkの操作に伴う作表モード指定時に於
けるカーソル処理について図3のフローを参照して説明
する。
【0021】作表キーfkの操作による作表モード指定
後、キーボード11上のカーソルキーcr,cl,c
d,cuの何れかが操作されることにより、その操作さ
れたカーソルキーに対応する図3の処理が実行される。
【0022】即ち、右(→)方向カーソルキーcrが操
作された際は、ステップA11Rで、実行キーekの操
作回数に応じて変化するRAM17内の作表モードフラ
グ(F)の内容が「0」であるか否かが判断される。こ
こで、実行キーekの操作回数が「0」であることが判
断されると、ステップA12Rで、RAM17内の横
(X)方向カーソル位置レジスタの内容(CXR)が右
端桁位置(ここでは44桁目)に達しているか否かが判
断され、達していなければステップA13Rで、上記カ
ーソル位置レジスタの内容(CXR)が更新(+1)さ
れて、カーソルが[+X]方向(右方向)に一桁(1ド
ット)移動する。上記ステップA11Rで、実行キーe
kの操作回数が「0」でないことが判断されると、後述
する図6に示すステップB11の処理に入る。又、上記
ステップA12Rで、横方向カーソル位置レジスタの内
容(CXR)が右端桁位置(44桁目)に達しているこ
とが判断されると、そのカーソル操作が無効となり、カ
ーソル位置の移動が行なわれず、カーソルが右端桁位置
に止どまる。
【0023】又、左(←)方向カーソルキーclが操作
された際は、ステップA11Lで、作表モードフラグ
(F)の内容が「0」であるか否かが判断され、実行キ
ーekの操作回数が「0」であることが判断されると、
ステップA12Lで、RAM17内の横(X)方向カー
ソル位置レジスタの内容(CXR)が左端桁位置(第1
桁目)に達しているか否かが判断され、達していなけれ
ば、ステップA13Lで、上記カーソル位置レジスタの
内容(CXR)が負方向に更新(−1)されて、カーソ
ルが[−X]方向(左方向)に一桁(1ドット)移動す
る。上記ステップA11Lで、実行キーekの操作回数
が「0」でないことが判断されると、後述する図6に示
すステップB21の処理に入る。又、上記ステップA1
2Lで、横方向カーソル位置レジスタの内容(CXR)
が左端桁位置(第1桁)に達していることが判断される
と、そのカーソル操作が無効となり、カーソル位置の移
動が行なわれず、カーソルが左端桁位置に止どまる。
【0024】又、下(↓)方向カーソルキーcdが操作
された際は、ステップA11Dで、作表モードフラグ
(F)の内容が「0」であるか否かが判断され、実行キ
ーekの操作回数が「0」であることが判断されると、
ステップA12Dで、RAM17内の縦(Y)方向カー
ソル位置レジスタの内容(CYR)が最下行位置(ここ
では60行)に達しているか否かが判断され、達してい
なければ、ステップA13Dで、上記カーソル位置レジ
スタの内容(CYR)が更新(+1)されて、カーソル
が[+Y]方向(下方向)に一行(1ドット)移動す
る。上記ステップA11Dで、実行キーekの操作回数
が「0」でないことが判断されると、後述する図7に示
すステップC11の処理に入る。又、上記ステップA1
2Dで、縦方向カーソル位置レジスタの内容(CYR)
が最下行位置(60行)に達していることが判断される
と、そのカーソル操作が無効となり、カーソル位置の移
動が行なわれず、カーソルが最下行位置に止どまる。
【0025】又、上(↑)方向カーソルキーcuが操作
された際は、ステップA11Uで、作表モードフラグ
(F)の内容が「0」であるか否かが判断される。ここ
で、実行キーekの操作回数が「0」であることが判断
されると、ステップA12Uで、RAM17内の縦
(Y)方向カーソル位置レジスタの内容(CYR)が最
上行位置(第1行)に達しているか否かが判断され、達
していなければステップA13Uで、上記カーソル位置
レジスタの内容(CYR)が負方向に更新(−1)され
て、カーソルが[−Y]方向(上方向)に一行(1ドッ
ト)移動する。上記ステップA11Uで、実行キーek
の操作回数が「0」でないことが判断されると、後述す
る図7に示すステップC21の処理に入る。又、上記ス
テップA12Uで、縦方向カーソル位置レジスタの内容
(CYR)が最上行位置(第1行)に達していることが
判断されると、そのカーソル操作が無効となり、カーソ
ル位置の移動が行なわれず、カーソルが最上行位置に止
どまる。
【0026】つぎに、作表モード指定に伴う実行キーe
kの操作により、表示部12のページレイアウト表示部
DLに基本表パターンが表示されるまでの処理について
図4のフローを参照して説明する。
【0027】実行キーekが操作されると、ステップA
21にて作表モードであるか否かの判断が行なわれる。
ここで作表モードでないときは通常の文書作成処理によ
る実行キーekの操作入力判定がなされ、通常の文書作
成処理フローに戻る。又、作表モードの際は、ステップ
A22で、作表モードフラグ(F)の内容が「0」であ
るか否かが調べられ、「0」以外である際は、図6のス
テップB31の処理に入る。又、作表モードフラグ
(F)の内容が「0」である際は、作表モードフラグ
(F)の内容更新(0→1)に先立ち、ステップA23
〜ステップA30の処理が実行される。即ち、ステップ
A23で、RAM17内の横項目数(n)を貯える横項
目数レジスタに「3」が設定され、ステップA24で、
RAM17内の縦項目数(m)を貯える縦項目数レジス
タに「3」が設定され、ステップA25で、RAM17
内の予め定められた3つの項目横サイズ(c1,c2,
c3)を貯える各項目横サイズレジスタに、それぞれ横
項目サイズが最小桁、即ち1桁であることを示す「1」
が設定され、ステップA26で、RAM17内の予め定
められた3つの項目縦サイズ(l1,l2,l3)を貯
える各項目縦サイズレジスタに、それぞれ縦項目サイズ
が最小行、即ち1行であることを示す「1」が設定さ
れ、ステップA27で、RAM17内の残る項目横サイ
ズ(c4,c5,…c20)を貯える各項目横サイズレ
ジスタにそれぞれクリアし、ステップA28で、RAM
17内の残る項目縦サイズ(l4,l5,…l30)を
貯える各項目縦サイズレジスタをそれぞれクリアし、ス
テップA29で、RAM17内のカーソル位置(CX
R,CYR)を貯えるカーソル位置レジスタの内容を同
RAM17内の作表開始位置(X0,Y0)を貯える作
表開始位置レジスタにセットし、ステップA30で、R
AM17内のカーソル位置(CXR)を貯えるカーソル
位置レジスタの内容を「+1」する。この後、ステップ
A31で、RAM17内の作表モードフラグレジスタの
内容が「+1」されて「F=1」となる。
【0028】その後、ステップA32〜A44の処理に
より、上記ステップA23〜A30で設定されたデータ
に従い、図10(A)に示されるような基本表パターン
の表示処理が実行される。即ち、ステップA32で横罫
の長さ(Lc)が求められ、ステップA33で縦罫の長
さ(Ll)が求められて、その各値がRAM17内の対
応するレジスタにセットされる。ここでは、上記ステッ
プA23,A24にて、RAM17内の横項目数レジス
タ及び縦項目数レジスタにそれぞれ「3」(n=3,m
=3)がセットされ、ステップA25〜A28にて、R
AM17内の各項目横サイズレジスタ及び項目縦サイズ
レジスタのうち、項目横サイズ(c1,c2,c3)、
及び項目縦サイズ(l1,l2,l3)を貯えるレジス
タのみにそれぞれ「1」がセットされていることから、
横罫・縦罫ともに「6」ドット分の長さを示すデータ
(Lc=6,Ll=6)がそれぞれRAM17内の対応
する罫線長レジスタにセットされる。
【0029】次にステップA34にて、RAM17内の
作表開始位置レジスタに貯えられた作表開始位置データ
(X0,Y0)が表示メモリ20のアドレスデータ(x
0,y0)として同RAM17内の表示メモリアドレス
レジスタにセットされる。更にステップA35にて、R
AM17内の表メモリアドレスレジスタの内容(i)が
クリアされ、「i=0」とした後、縦罫線・横罫線のラ
イン引き処理(罫線表示処理)に入る。
【0030】このライン引きの処理は、先ずステップA
36で、RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表
メモリアドレス(i)が「+1」されて、最初は「i=
1」となり、上記アドレスレジスタが表メモリ16の項
目縦横サイズ(l1,c1)の格納番地を示すアドレス
値となる。次にステップA37にて、上記アドレス値で
指定された表メモリ16内の項目横サイズ(c1)の内
容が「0」であるか否かが調べられる。ここで、項目横
サイズ(c1)の内容が「0」である際は、ステップA
40以降の横罫線のライン引き処理に入り、又、「0」
でなければ、ステップA38で縦罫線のライン引き処理
が実行される。ここでは、上記表メモリ16内の項目横
サイズ(c1)の内容が「1」であり、かつ縦罫線長レ
ジスタの内容が「Ll=6」であることから、表示メモ
リ20上には、作業用RAM17内の表示メモリアドレ
スレジスタで示されるアドレス(x0,y0)を表示開
始位置として、そこから行方向(パターン展開上では下
方向)に6ドット移行した位置までの計7ドットがドッ
トオンとなる縦罫線の表示パターンが展開される。この
パターン展開処理の後、ステップA39にて、作業用R
AM17内の表示メモリアドレスレジスタのX方向の内
容(x0)が更新され、上記表メモリ16内の項目横サ
イズ(c1)の内容に「1」を加えた値が表示メモリ2
0の新たなX方向のアドレス(x0)となる。この表示
メモリアドレスの更新制御の後、再びステップA36に
戻って、RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表
メモリアドレス(i)が「+1」され、「i=2」とな
って、ステップA37により上記アドレス値で指定され
た表メモリ16内の項目横サイズ(c2)の内容が
「0」であるか否かが調べられる。このような縦罫線の
ライン引き処理が繰返し実行され、上記ステップA37
にて、上記アドレス値で指定された表メモリ16内の項
目横サイズ(ci)の内容が「0」であることが判定さ
れると、縦罫線のライン引き処理を終了し、ステップA
40〜A44の横罫線の線引き処理に入る。ここでは表
示メモリ20上に於ける作表展開開始位置の横方向(X
方向)のアドレスをAx0とすると、Ax0,Ax0+
2,Ax0+4,Ax0+6の各アドレスをそれぞれ始
点として計4本の7ドットラインの縦罫線のライン引き
処理が行なわれ、その後に横罫線のライン引き処理に入
る。この横罫線のライン引き処理は、ステップA40
で、RAM17内の表メモリアドレスレジスタの内容
(i)がクリアされ、「i=0」とした後、ステップA
41で、RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表
メモリアドレス(i)が「+1」されて、最初は「i=
1」となり、上記アドレスレジスタが表メモリ16の項
目縦横サイズ(l1,c1)の格納番地を示すアドレス
値となる。次にステップA42にて、上記アドレス値で
指定された表メモリ16内の項目縦サイズ(l1)の内
容が「0」であるか否かが調べられる。ここで、項目縦
サイズ(l1)の内容が「0」である際は罫線処理を終
了し、又、「0」でなければ、ステップA43にて横罫
線の線引き処理が実行される。ここでは、上記表メモリ
16内の項目縦サイズ(l1)の内容が「1」であり、
かつ罫線長レジスタの内容が「Ll=6」であることか
ら、表示メモリ20上には、作業用RAM17内の表示
メモリアドレスレジスタで示されるアドレス(x0,y
0)を表示開始位置として、そこから桁方向(パターン
展開上では右方向)に6ドット移桁した位置までの計7
ドットがドットオンとなる横罫線の表示パターンが展開
される。このパターン展開処理の後、ステップA44に
て、作業用RAM17内の表示メモリアドレスレジスタ
のY方向の内容(y0)が更新され、上記表メモリ16
内の項目縦サイズ(l1)の内容に「1」を加えた値が
新たなY方向のアドレス(y0)となる。この表示メモ
リアドレスの更新制御の後、再びステップA41に戻っ
て、RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表メモ
リアドレス(i)が「+1」され、「i=2」となっ
て、ステップA42により上記アドレス値で指定された
表メモリ16内の項目縦サイズ(l2)の内容が「0」
であるか否かが調べられる。このような横罫線のライン
引き処理が繰返し実行され、上記ステップA42にて、
上記アドレス値で指定された表メモリ16内の項目縦サ
イズ(li)の内容が「0」であることが判定される
と、罫線のライン引き処理を終了する。ここでは表示メ
モリ20上に於ける作表展開開始位置の縦方向(Y方
向)のアドレスをAy0とすると、Ay0,Ay0+
2,Ay0+4,Ay0+6の各アドレスをそれぞれ始
点として計4本の7ドットラインの横罫線のライン引き
処理が行なわれる。
【0031】このような縦罫線、横罫線のライン引き処
理が行なわれることにより、表示部12のページレイア
ウト表示部DL上には、カーソル指定位置を作表開始位
置として、図2、及び図10(A)に示す如く、縦・横
の項目数を3×3とし、各項目を1文字領域とした基本
表パターンが表示される。
【0032】尚、この基本表パターンの表示時に於いて
は、上記ステップA30に於いて、カーソル位置レジス
タに貯えられたカーソル位置(CXR,CYR)のう
ち、X方向のアドレス(CXR)が「+1」されている
ことから、表示画面上のカーソル位置は、図10(A)
に示すように、作表開始位置(X0,Y0)より1ドッ
ト右に移動した位置、即ち横方向第1項目位置上となっ
ている。
【0033】(2).横項目数増加/減少処理(図6,
図10(B)) 次に、表示部12のページレイアウト表示部DL上で表
示された上記基本表パターンをもとに、カーソルキーc
r,clを操作することにより、横項目数の増加/減少
処理が行なわれるもので、その具体的な処理動作を図6
のフローを参照して説明する。
【0034】上記基本表パターンの入力後、右(→)方
向カーソルキーcrが操作されると図10(B)に示す
ような横項目数の増加処理が行なわれる。
【0035】即ち、右(→)方向カーソルキーcrが1
回操作されると、この際は既に作業用RAM17内の作
表モードフラグ(F)の内容が「0」でなく「1」とな
っていることから、図6のステップB11以降の処理に
入る。この図6の処理は、先ずステップB11で、作業
用RAM17内の作表モードフラグ(F)の内容が
「1」であるか否かが判断される。ここで、実行キーe
kの操作回数が「1」であることが判断されると、ステ
ップB12で、作業用RAM17内の表メモリアドレス
レジスタに、表メモリ16の項目縦横サイズ(l1,c
1)の格納番地を示す表メモリアドレス(i=1)が設
定され、ステップB13でそのアドレスにより指定され
る表メモリ16内の項目横サイズ(c1)の内容が調べ
られる。ここで上記項目横サイズ(c1)の内容が
「1」で既に項目登録がなされている際は、ステップB
14に於いてその項目数が最大項目数「20」を超えた
か否かの判断がなされた後、ステップB15に於いて、
作業用RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表メ
モリアドレス(i)が「+1」され、上記ステップB1
3の処理に戻って次の項目横サイズ(c2)の内容が調
べられる。このステップB13の項目横サイズ(ci)
の内容判別時に於いて、表メモリアドレス(i)で指定
される項目横サイズ(ci)の内容が「0」である(未
登録)ことが判断されると、ステップB16にて、横項
目数の増加が可能か否か(X0+(i×2)≦44)が
判断される。ここで横項目数の増加が可能であることが
判断されると、ステップB17にて、上記表メモリ16
内の上記表メモリアドレス(i)で指定される項目横サ
イズ(ci)の記憶領域に「1」がセットされ、更にス
テップB18で同メモリ16内の横項目数(n)が「+
1」された後、上記図4のステップA32以降の罫線表
示処理に入る。この際の横項目数の増加例を図10
(B)に示している。
【0036】又、上記基本表パターンの入力後、又は上
記横項目数の増加処理後に於いて、左(←)方向カーソ
ルキーclが操作されると横項目数の減少処理が行なわ
れる。即ち、左(←)方向カーソルキーclが1回操作
されると、この際も上記した横項目数の増加処理と同様
に、既に作業用RAM17内の作表モードフラグ(F)
の内容が「0」でなく「1」となっていることから、図
6のステッップB21以降の処理に入る。この図6の処
理は、先ずステップB21で、作業用RAM17内の作
表モードフラグ(F)の内容が「1」であるか否かが判
断される。ここで、実行キーekの操作回数が「1」で
あることが判断されると、ステップB22で、作業用R
AM17内の表メモリアドレスレジスタに、表メモリ1
6の項目縦横サイズ(l20,c20)の格納番地を示
す表メモリアドレス(i=20)が設定され、ステップ
B23で、そのアドレスにより指定される表メモリ16
内の項目横サイズ(c20)の内容が調べられる。ここ
で上記項目横サイズ(c20)の内容が「0」で、項目
登録がされていないことを示している場合は、ステップ
B24に於いてその項目数が最小項目数「1」に達した
か否かの判断がなされた後、ステップB25に於いて、
作業用RAM17内の表メモリアドレスレジスタの表メ
モリアドレス(i)が「−1」され、上記ステップB2
3の処理に戻って次の(即ち1横項目手前の)項目横サ
イズ(c19)の内容が調べられる。このステップB2
3の項目横サイズ(ci)の内容判別時に於いて、表メ
モリアドレス(i)で指定される項目横サイズ(ci)
の内容が「1」である(既に登録である)ことが判断さ
れると、ステップB26にて、上記表メモリ16内の上
記表メモリアドレス(i)で指定される項目横サイズ
(ci)の記憶領域が「0」に書き直され、更にステッ
プB27で同メモリ16内の横項目数(n)が「−1」
された後、上記図4のステップA32以降の罫線表示処
理に入る。このようなステップB21〜B27の処理に
よりカーソルキーclの操作に応じて横項目数が順次削
減される。
【0037】以上の如くして、カーソルキーcr,cl
の操作に従い、表示された基本表パターンをもとに横項
目数の増加/減少処理が行なわれる。
【0038】次に、再び実行キーekが操作(第2回目
の操作)されると、図6のステップB31〜B33に示
すカーソル位置の移動処理が行なわれ、その後、カーソ
ルキーcd,cuが操作されることにより、その操作に
従う図7に示すような縦項目数の増減処理が行なわれ
る。
【0039】即ち、横項目数の増加/減少処理の後、実
行キーekが操作されると、図6のステップB31に於
いて、作表モードフラグ(F)の内容が「1」であるか
否か(第2回目の実行キーek操作であるか否か)が判
断される。ここで、作表モードフラグ(F)の内容が
「1」以外である際は図7のステップC31以降の処理
に入り、又、作表モードフラグ(F)の内容が「1」で
ある際は、ステップC32で、作表開始位置レジスタに
貯えられた作表開始位置(X0,Y0)のYアドレス
(Y0)が「+1」されて、その更新されたアドレス値
がカーソル位置レジスタにセットされ、カーソル位置
(CXR,CYR)が更新される。これにより表示画面
上のカーソルは、図11に示すように、作表開始位置
(X0,Y0)より1ドット下方に移動した位置、即ち
縦方向第1項目位置に表示される。このカーソル位置制
御の後、ステップB33にて、作表モードフラグレジス
タの作表モードフラグ(F)が「1」から「2」に書き
換えられ、その後、上記図4のステップA32以降の罫
線表示処理に入る。
【0040】(3).縦項目数増加/減少処理(図7,
図11) 次に、表示部12のページレイアウト表示部DL上に表
示された上記基本表パターン、又は上記図6に於いて横
項目数の増減処理がなされた表パターンをもとに、カー
ソルキーcd,cuを操作することにより、縦項目数の
増加/減少処理が行なわれるもので、その具体的な処理
動作を図7のフローを参照して説明する。
【0041】上記基本表パターンをもとに上記図6に於
処理がなされ、上記した如く実行キーekが操作された
後、下(↓)方向カーソルキーcdが操作されると、縦
項目数の増加処理が行なわれる。即ち、下(↓)方向カ
ーソルキーcdが1回操作されると、この際は作業用R
AM17内の作表モードフラグ(F)の内容が既に上述
した如く「2」となっていることから、図7のステップ
C11以降の処理に入る。この図7の処理は、先ずステ
ップC11で、作業用RAM17内の作表モードフラグ
(F)の内容が「2」であるか否かが判断される。ここ
で、実行キーekの操作回数が「2」であることが判断
されると、ステップC12で、作業用RAM17内の表
メモリアドレスレジスタに、表メモリ16の項目縦縦サ
イズ(l1,c1)の格納番地を示す表メモリアドレス
(i=1)が設定され、ステップC13で、そのアドレ
スにより指定される表メモリ16内の項目縦サイズ(c
1)の内容が調べられる。ここで上記項目縦サイズ(l
1)の内容が「1」で既に項目登録がなされている際
は、ステップC14に於いて、その項目数が最大項目数
「30」を超えたか否かの判断がなされた後、ステップ
C15に於いて、作業用RAM17内の表メモリアドレ
スレジスタの表メモリアドレス(i)が「+1」され、
上記ステップC13の処理に戻って次の項目縦サイズ
(l2)の内容が調べられる。このステップC13の項
目縦サイズ(li)の内容判別時に於いて、表メモリア
ドレス(i)で指定される項目縦サイズ(li)の内容
が「0」である(未登録)ことが判断されると、ステッ
プC16にて、縦項目数の増加が可能か否か(Y0+
(i×2)≦60)が判断される。ここで縦項目数の増
加が可能であることが判断されると、ステップC17に
て、上記表メモリ16内の上記表メモリアドレス(i)
で指定される項目縦サイズ(li)の記憶領域に「1」
がセットされ、更にステップC18で同メモリ16内の
縦項目数(m)が「+1」された後、上記図4のステッ
プA32以降の罫線表示処理に入る。この際の縦項目数
の増加例を図11に示している。
【0042】又、上(↑)方向カーソルキーcuが操作
されると、縦項目数の減少処理が行なわれる。即ち、上
(↑)方向カーソルキーcuが1回操作されると、この
際も上記した縦項目数の増加処理と同様に、既に作業用
RAM17内の作表モードフラグ(F)の内容が「2」
となっていることから、図7のステップC21以降の処
理に入る。この図7の処理は、先ずステップC21で、
作業用RAM17内の作表モードフラグ(F)の内容が
「2」であるか否かが判断される。ここで、実行キーe
kの操作回数が「2」であることが判断されると、ステ
ップC22で、作業用RAM17内の表メモリアドレス
レジスタに、表メモリ16の項目縦サイズ(l30)の
格納番地を示す表メモリアドレス(i=30)が設定さ
れ、ステップC23で、そのアドレスにより指定される
表メモリ16内の項目縦サイズ(l30)の内容が調べ
られる。ここで上記項目縦サイズ(l30)の内容が
「0」で、項目登録がされていないことを示している場
合は、ステップC24に於いてその項目数が最小項目数
「1」に達したか否かの判断がなされた後、ステップC
25に於いて、作業用RAM17内の表メモリアドレス
レジスタの表メモリアドレス(i)が「−1」され、更
にその後、上記ステップC23の処理に戻って次の(即
ち1縦項目手前の)項目縦サイズ(l29)の内容が調
べられる。このステップC23の項目縦サイズ(li)
の内容判別時に於いて、表メモリアドレス(i)で指定
される項目縦サイズ(li)の内容が「1」である(既
に登録である)ことが判断されると、ステップC26に
て、上記表メモリ16内の上記表メモリアドレス(i)
で指定される項目縦サイズ(li)の記憶領域が「0」
に書き直され、更にステップC27で同メモリ16内の
縦項目数(m)が「−1」された後、上記図4のステッ
プA32以降の罫線表示処理に入る。このようなステッ
プC21〜C27の処理によりカーソルキーcuの操作
に応じて縦項目数が順次削減される。
【0043】以上の如くして、カーソルキーcd,cu
の操作に従い、表示された表パターンをもとに縦項目数
の増加/減少処理が行なわれる。
【0044】次に、再び実行キーekが操作(第3回目
の操作)されると、図7のステップC31〜C34に示
すカーソル位置の移動処理が行なわれ、その後、カーソ
ルキーcr,clが操作されることにより、その操作に
従う図8に示すような横項目数領域の増減処理が行なわ
れる。
【0045】即ち、上述した縦項目数の増加/減少処理
の後、実行キーekが操作されると、図7のステップC
31に於いて、作表モードフラグ(F)の内容が「2」
であるか否か(第3回目の実行キーek操作であるか否
か)が判断される。ここで、作表モードフラグ(F)の
内容が「2」以外である際は図8のステップD31以降
の処理に入り、又、作表モードフラグ(F)の内容が
「2」である際は、ステップC32で、作表開始位置レ
ジスタに貯えられた作表開始位置(X0,Y0)のXア
ドレス(X0)が「+1」されて、その更新されたアド
レス値がカーソル位置レジスタにセットされ、カーソル
位置(CXR,CYR)が更新される。これにより表示
画面上のカーソルは、図12(A)に示すように、作表
開始位置(X0,Y0)より1ドット右方に移動した位
置、即ち横方向第1項目位置上に表示される。このカー
ソル位置制御の後、ステップC33にて、作表モードフ
ラグレジスタの作表モードフラグ(F)が「2」から
「3」に書き換えられ、ステップC34にて、表メモリ
16の項目縦横サイズ(l1,c1)の格納番地を示す
表メモリアドレス(i=1)が設定され、その後、上記
図4のステップA32以降の罫線表示処理に入る。
【0046】(4).横項目領域の増加/減少処理(図
8,図12(A)) 上述の如くして、横項目数、縦項目数の増減処理がなさ
れ、実行キーekが操作された後、カーソルキーcr,
clが操作されることにより、横項目領域の増加/減少
処理が行なわれるもので、その具体的な処理動作を図8
のフローを参照して説明する。尚、この際、実行キーe
kの操作により増減処理対象となる項目領域が指定され
るが、この処理動作については後に述べる。
【0047】上述の如くして項目数の増減処理がなさ
れ、実行キーekが操作された後、右(→)方向カーソ
ルキーcrが操作されると図12(A)に示すような横
項目領域の増加処理に入る。
【0048】即ち、カーソルが例えば図10(B)に示
すような横方向第1項目位置上にある際に、右(→)方
向カーソルキーcrが1回操作されると、先ずステップ
D11で、作業用RAM17内の作表モードフラグ
(F)の内容が「3」であるか否かが判断される。ここ
で、実行キーekの操作回数が「3」であることが判断
されると、ステップD12に於いて、表全体の横方向領
域が最大表示桁(ここでは44桁)内に収まっているか
否かの判断がなされ、最大表示桁を超えていなければ、
ステップD13にて、表メモリアドレスレジスタに貯え
られた表メモリアドレス(i)により指定される項目横
サイズ(c1)の内容が「+1」された後、上記図4の
ステップA32以降の罫線表示処理に入る。この際の横
項目領域の増加例を図12(A)に示している。
【0049】又、カーソルが例えば図10(B)に示す
ような横方向第1項目位置上にある際に、左(←)方向
カーソルキーclが1回操作されると、先ずステップD
21で、作業用RAM17内の作表モードフラグ(F)
の内容が「3」であるか否かが判断される。ここで、実
行キーekの操作回数が「3」であることが判断される
と、ステップD22に於いて、表メモリアドレスレジス
タに貯えられた表メモリアドレス(i=1)により指定
される項目横サイズ(c1)の内容が「1」以上である
か否かが判断され、「1」以上であれば、ステップD2
3にて、上記表メモリアドレス(i=1)により指定さ
れる項目横サイズ(c1)の内容が「−1」された後、
上記図4のステップA32以降の罫線表示処理に入る。
このようなステップD21〜D23の処理により横項目
領域の削減処理が行なわれる。
【0050】又、上記した横項目領域増減処理の際は、
図8に示すステップD31〜D37の処理により、増減
処理対象となる項目領域が指定されるもので、実行キー
ekを任意回数操作して所望する領域増減対象項目位置
上にカーソルを移動させ、その後、カーソルキーcr,
clを操作することにより、上記したような指定項目の
横方向領域の増減処理がなされる。即ち、先ずステップ
D31で、作業用RAM17内の作表モードフラグ
(F)の内容が「3」であるか否かが判断される。ここ
で、実行キーekの操作回数が「3」であることが判断
されると、ステップD32に於いて、表メモリアドレス
(i)が最終項目横サイズ(c20)の格納位置を超え
たか否かの判断がなされ、項目横サイズ(c20)の格
納位置を超えていなければステップD33に於いて、表
メモリアドレス(i)が「+1」された後、ステップD
34に於いて、その内容が「1」以上であるか(登録項
目があるか)否かが判断される。ここで(c1)が
「1」以上であれば、ステップD35に於いて、カーソ
ル位置レジスタのカーソル位置(CXR,CYR)が上
記横項目位置上にアドレス更新された後、上記図4のス
テップA32以降の罫線表示処理に入る。又、上記ステ
ップD32に於いて、表メモリアドレス(i)が最終項
目横サイズ(c20)の格納位置を超えた場合、又はス
テップD34に於いて、項目横サイズ(c1)が「0」
である(登録項目がない)場合は、ステップD36に於
いて、実行キーekの操作が次の項目処理指定(ここで
は縦項目領域の増減指定)であると判断し、作表モード
フラグ(F)を「3」から「4」に書き換えた後、ステ
ップD37に於いて、作表開始位置レジスタに貯えられ
た作表開始位置(X0,Y0)のY方向アドレス(Y
0)が「+1」されて、その更新されたアドレス値がカ
ーソル位置レジスタにセットされた後、上記図4のステ
ップA32以降の罫線表示処理に入る。
【0051】以上の如くして、実行キーekとカーソル
キーcr,clの操作により、任意項目位置の横方向領
域の増減処理が行なわれる。
【0052】(5).縦項目領域の増加/減少処理(図
9,図12(B)) 上述の如くして、横項目数、縦項目数の増減処理がなさ
れ、又はその後の横項目領域の増減処理がなされて、実
行キーekが操作されることにより、以後、カーソルキ
ーcd,cuの操作に従い縦項目領域の増加/減少処理
が行なわれるもので、その具体的な処理動作を図9のフ
ローを参照して説明する。尚、この際も実行キーekの
操作により増減処理対象となる項目領域が指定される
が、この処理動作については後に述べる。
【0053】実行キーekの操作後、下(↓)方向カー
ソルキーcdが操作されると図12(B)に示すような
縦項目領域の増加処理に入る。
【0054】即ち、カーソルが例えば図11に示すよう
な縦方向第1項目位置上にある際に、下(↓)方向カー
ソルキーcdが1回操作されると、先ずステップE11
で、作業用RAM17内の作表モードフラグ(F)の内
容が「4」であるか否かが判断される。ここで、実行キ
ーekの操作回数が「4」であることが判断されると、
ステップE12に於いて、表全体の縦方向領域が最大表
示行(ここでは60行)内に収まっているか否かの判断
がなされ、最大表示行を超えていなければ、ステップE
13にて、表メモリアドレスレジスタに貯えられた表メ
モリアドレス(i)により指定される項目縦サイズ(l
1)の内容が「+1」された後、上記図4のステップA
32以降の罫線表示処理に入る。この際の縦項目領域の
増加例を図12(B)に示している。
【0055】又、カーソルが例えば図11に示すような
縦方向第1項目位置上にある際に、上(↑)方向カーソ
ルキーcuが1回操作されると、先ずステップE21
で、作業用RAM17内の作表モードフラグ(F)の内
容が「4」であるか否かが判断される。ここで、実行キ
ーekの操作回数が「4」であることが判断されると、
ステップE22に於いて、表メモリアドレスレジスタに
貯えられた表メモリアドレス(i=1)により指定され
る項目縦サイズ(l1)の内容が「1」以上であるか否
かが判断され、「1」以上であれば、ステップE23に
て、上記表メモリアドレス(i=1)により指定される
項目縦サイズ(l1)の内容が「−1」された後、上記
図4のステップA32以降の罫線表示処理に入る。この
ようなステップE21〜E23の処理により縦項目領域
の削減処理が行なわれる。
【0056】又、上記した縦項目領域増減処理の際は、
図9に示すステップE31〜E37の処理により、増減
処理対象となる項目領域が指定されるもので、実行キー
ekを任意回数操作して所望する領域増減対象項目位置
上にカーソルを移動させ、その後、カーソルキーcd,
cuを操作することにより、上記したような指定項目の
縦方向領域の増減処理がなされる。即ち、先ずステップ
E31で、作業用RAM17内の作表モードフラグ
(F)の内容が「4」であるか否かが判断される。ここ
で、実行キーekの操作回数が「4」であることが判断
されると、ステップE32に於いて、表メモリアドレス
(i)が最終項目縦サイズ(l30)の格納位置を超え
たか否かの判断がなされ、項目縦サイズ(l30)の格
納位置を超えていなければ、ステップE33に於いて、
表メモリアドレス(i)が「+1」された後、ステップ
E34に於いて、その内容が「1」以上であるか(登録
項目があるか)否かが判断される。ここで上記表メモリ
アドレス(i)に従う項目縦サイズ(l1)が「1」以
上であれば、ステップE35に於いて、カーソル位置レ
ジスタのカーソル位置(CXR,CYR)が上記縦項目
位置上にアドレス更新された後、上記図4のステップA
32以降の罫線表示処理に入る。又、上記ステップE3
2に於いて、表メモリアドレス(i)が最終項目縦サイ
ズ(l30)の格納位置を超えた場合、又はステップE
34に於いて、項目縦サイズ(l1)が「0」である
(登録項目がない)場合は、実行キーekの操作が項目
処理の終了指定であると判断し、ステップE36に於い
て、作表開始位置レジスタに貯えられた作表開始位置
(X0,Y0)アドレスをカーソル位置レジスタにセッ
トし、更にステップE37にて、作表モードフラグ
(F)を「4」から「0」に書き換えた後、上記図4の
ステップA32以降の罫線表示処理に入る。
【0057】以上の如くして、実行キーekとカーソル
キーcd,cuの操作により、任意項目位置の縦方向領
域の増減処理が行なわれる。
【0058】上述したような作表処理手段により、簡単
な操作入力で任意フォーマットの表を容易かつ迅速に作
成することができる。
【0059】尚、上記した実施例に於いては、表示部1
2のページレイアウト表示部DLに表パターンを表示す
る構成としているが、これに限るものではなく、例えば
文書表示に混在させて表を表示させる構成としてもよ
い。
【0060】又、上記実施例では、表情報として項目毎
にその大きさを数値データで表メモリ16に記憶した
が、これに限らず、例えば上記表情報を表示画面と一対
一に対応したイメージ情報として記憶させてもよい。
【0061】又、上記実施例に於いては、LCD構造の
表示部を用いた文書処理装置を例に示したが、これに限
るものではなく、例えばCRTディスプレイ構成の文書
処理装置であってもよい。
【0062】又、上記実施例に於いては、項目数、及び
項目領域の増減をカーソルキーによって指定する構成と
しているが、これに限らず、例えば専用のキーを設けた
構成、又は他の特定キーを兼用して用いる構成、又はラ
イトペンにより指定する構成等の何れであってもよい。
【0063】又、上記した実施例では基本表パターンを
3×3項目とし、かつ各項目領域を1文字領域としてい
るが、これに限らず1項目・1文字領域以上の任意の項
目数であればよい。
【0064】又、上記実施例に於いては横項目、及び縦
項目の表作成処理について述べたが、これに限ることは
なく、何れか一方のみの項目の表作成処理手段であって
もよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、表作成モードを指定し
て新規な表を作成する際に、その表作成モードを指定し
た時点において、表の横項目数及び縦項目数を、通常は
カーソルの移動を指示する指示手段の操作により簡易に
指定することができ、このような簡易の指定操作を行な
うだけで、その指定内容に基づいた新規な表を直ちに作
成でき、またこの作成された表を表示カーソルで指定し
た所望する表示位置に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図である。
【図2】実施例の基本表パターンの表示例を示す図であ
る。
【図3】〜
【図9】実施例における処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】〜
【図12】実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
11 キーボード 12 表示部 15 文書メモリ 16 表メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを処理する文書処理装置にお
    いて、 表の新たな作成を示す表作成モードを任意に指定するモ
    ード指定手段と、 表示画面上のカーソルの移動を指示するカーソル移動指
    示手段と、 上記モード指定手段での指定がなされた時点において、
    表の新たな作成を示す上記表作成モードになり、この表
    作成モード下において上記カーソル移動指示手段の機能
    が一時的に変更され、この表作成モード下において、作
    成対象の表の横方向における表項目数と、この表の縦方
    向における表項目数と、を上記カーソル移動指示手段に
    よる指示操作毎に順次変更指定する表項目指定手段と、 上記表作成モード下にある状態での上記表項目指定手段
    による指定に応じて、横方向及び縦方向の表項目数が上
    記表項目指定手段により指定された上記横方向及び縦方
    向の表項目数で決まる新規な表を作成する表作成手段
    と、 上記表作成モード下において上記表作成手段により新規
    に作成された表の表イメージを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする文書処理装置。
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