JPH0749753Y2 - 回転コネクタ - Google Patents
回転コネクタInfo
- Publication number
- JPH0749753Y2 JPH0749753Y2 JP1990111239U JP11123990U JPH0749753Y2 JP H0749753 Y2 JPH0749753 Y2 JP H0749753Y2 JP 1990111239 U JP1990111239 U JP 1990111239U JP 11123990 U JP11123990 U JP 11123990U JP H0749753 Y2 JPH0749753 Y2 JP H0749753Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- flat cable
- rotary connector
- sound insulating
- insulating plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、相対回転する部材間を接続する回転コネクタ
に関する。
に関する。
(従来の技術) 相対回転する部材間を接続する回転コネクタとして、例
えば、自動車のエアバッグ装置に使用する回転コネクタ
が知られている。
えば、自動車のエアバッグ装置に使用する回転コネクタ
が知られている。
この回転コネクタは、第10図に示すように、回転ケース
1と固定ケース2とを回転自在に組み合わせると共に、
渦巻き状に巻回したフラットケーブル3の一端を回転ケ
ース1に、他端を固定ケース2に夫々固定して、フラッ
トケーブル3を両ケース1,2内に収容したものである。
1と固定ケース2とを回転自在に組み合わせると共に、
渦巻き状に巻回したフラットケーブル3の一端を回転ケ
ース1に、他端を固定ケース2に夫々固定して、フラッ
トケーブル3を両ケース1,2内に収容したものである。
そして、フラットケーブル3が、回転ケース1の回転に
伴って巻き締まったり、巻き緩んだりすることにより、
回転ケース1は固定ケース2に対して所定回数回転する
ことが可能となっている。
伴って巻き締まったり、巻き緩んだりすることにより、
回転ケース1は固定ケース2に対して所定回数回転する
ことが可能となっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記回転コネクタにおいては、回転ケースの
回転に伴うフラットケーブルの巻き緩みや巻き締まりに
より、作動音、即ちフラットケーブルがケースとの間で
擦れて擦れ音が発生する。また、車両の走行に伴って生
ずるフラットケーブルの上下方向の振動により、フラッ
トケーブルがケースと衝突して叩き音が発生する。
回転に伴うフラットケーブルの巻き緩みや巻き締まりに
より、作動音、即ちフラットケーブルがケースとの間で
擦れて擦れ音が発生する。また、車両の走行に伴って生
ずるフラットケーブルの上下方向の振動により、フラッ
トケーブルがケースと衝突して叩き音が発生する。
これらの擦れ音や叩き音は、運転者のみならず同乗者の
耳に不快で、車室内の静粛性を乱す。このため、車室環
境を向上して運転フィーリングを快適にし、高級性を指
向する最近の乗用車においては極力低減することが望ま
れている。
耳に不快で、車室内の静粛性を乱す。このため、車室環
境を向上して運転フィーリングを快適にし、高級性を指
向する最近の乗用車においては極力低減することが望ま
れている。
このため、例えば、図示のように回転ケース1のフラン
ジ部1aの上面に形成した凹部に、上記擦れ音や叩き音を
遮断する合成樹脂等からなる遮音シート4を貼付した
り、フランジ部1aの下面に防振板5を取付けてフラット
ケーブル3の振動を抑えている。
ジ部1aの上面に形成した凹部に、上記擦れ音や叩き音を
遮断する合成樹脂等からなる遮音シート4を貼付した
り、フランジ部1aの下面に防振板5を取付けてフラット
ケーブル3の振動を抑えている。
しかし、遮音シート4を貼付したり、防振板5を取付け
ると、余分な手数と余分な部品が必要になり、回転コネ
クタの製造・組立においてコストアップしてしまう問題
があった。しかも、かかるコストアップにも拘わらず、
回転コネクタにおける擦れ音や叩き音の低減の点では、
必ずしも満足すべきものではなかった。
ると、余分な手数と余分な部品が必要になり、回転コネ
クタの製造・組立においてコストアップしてしまう問題
があった。しかも、かかるコストアップにも拘わらず、
回転コネクタにおける擦れ音や叩き音の低減の点では、
必ずしも満足すべきものではなかった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、擦れ音や叩
き音の遮断効果に優れた回転コネクタを提供することを
目的とする。
き音の遮断効果に優れた回転コネクタを提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、互いに回転
自在に組み合わされ、フランジ部を有する回転ケースと
固定ケース及び前記両ケース内に渦巻き状に巻回して収
容されるフラットケーブルを備え、該フラットケーブル
の巻き緩み、巻き締まりによって前記回転ケースが固定
ケースに対して所定回数回転自在な回転コネクタにおい
て、少なくとも前記何れか一方のケースのフランジ部外
面に、周方向に凹部を形成すると共に、該凹部を覆って
周方向に環状の空間を形成する遮音板を設けたものであ
る。
自在に組み合わされ、フランジ部を有する回転ケースと
固定ケース及び前記両ケース内に渦巻き状に巻回して収
容されるフラットケーブルを備え、該フラットケーブル
の巻き緩み、巻き締まりによって前記回転ケースが固定
ケースに対して所定回数回転自在な回転コネクタにおい
て、少なくとも前記何れか一方のケースのフランジ部外
面に、周方向に凹部を形成すると共に、該凹部を覆って
周方向に環状の空間を形成する遮音板を設けたものであ
る。
(作用) 凹部に設けた遮音板により、周方向に環状の空間が形成
される。回転コネクタにおいては、先ず、この環状の空
間により、ケース内で発生する擦れ音や叩き音が低減さ
れる。次いで、遮音板により、擦れ音や叩き音がケース
外に漏れることが遮断される。
される。回転コネクタにおいては、先ず、この環状の空
間により、ケース内で発生する擦れ音や叩き音が低減さ
れる。次いで、遮音板により、擦れ音や叩き音がケース
外に漏れることが遮断される。
(実施例) 以下、本考案を自動車のエアバッグ装置に用いる回転コ
ネクタに適用した第1の実施例を第1図乃至第5図に基
づいて詳細に説明する。
ネクタに適用した第1の実施例を第1図乃至第5図に基
づいて詳細に説明する。
回転コネクタ10は、第1図に示すように、回転ケース1
1、回転ケース11と回転自在に組み合わされる固定ケー
ス12、両ケース11,12内に収容されるフラットケーブル1
3及び回転ケース11に取付けられる遮音板14を備えてい
る。
1、回転ケース11と回転自在に組み合わされる固定ケー
ス12、両ケース11,12内に収容されるフラットケーブル1
3及び回転ケース11に取付けられる遮音板14を備えてい
る。
回転ケース11は、内筒軸部11aと、内筒軸部11aの上部か
ら半径方向外方へ張り出すフランジ部11bを有してお
り、フランジ部11bは、巻回収容されるフラットケーブ
ル13との間のクリアランスが小さくなるように、幅方向
中央部分が僅かに下方へ突出している。フランジ部11b
上には、凹部11cが内壁部11dと外壁部11eとにより周方
向に形成されている。そして、これらの壁部11d,11eに
は、例えば、第2図に示す内壁部11dのように、窓状の
開口15aと係止爪15bからなる複数のロック部15が適宜個
所に設けられている。更に、フランジ部11bの外周に
は、斜め上方に突出する係合部11fが突設されている。
ら半径方向外方へ張り出すフランジ部11bを有してお
り、フランジ部11bは、巻回収容されるフラットケーブ
ル13との間のクリアランスが小さくなるように、幅方向
中央部分が僅かに下方へ突出している。フランジ部11b
上には、凹部11cが内壁部11dと外壁部11eとにより周方
向に形成されている。そして、これらの壁部11d,11eに
は、例えば、第2図に示す内壁部11dのように、窓状の
開口15aと係止爪15bからなる複数のロック部15が適宜個
所に設けられている。更に、フランジ部11bの外周に
は、斜め上方に突出する係合部11fが突設されている。
固定ケース12は、下フランジ部となるベースプレート12
aと、ベースプレート12aと一体に組立てられる外筒12b
とを有している。ベースプレート12aは、巻き締まりや
巻き緩みによってフラットケーブル13が摺動する上面
に、摩擦係数が少なく遮音性が良好な合成樹脂性の遮音
シート16が貼付されている。また、外筒12bの上部に
は、回転ケース11と固定ケース12とを組み合わせたとき
に、係合部11fと係合する係合凸縁12cが半径方向内方に
向けて形成されている。
aと、ベースプレート12aと一体に組立てられる外筒12b
とを有している。ベースプレート12aは、巻き締まりや
巻き緩みによってフラットケーブル13が摺動する上面
に、摩擦係数が少なく遮音性が良好な合成樹脂性の遮音
シート16が貼付されている。また、外筒12bの上部に
は、回転ケース11と固定ケース12とを組み合わせたとき
に、係合部11fと係合する係合凸縁12cが半径方向内方に
向けて形成されている。
フラットケーブル13は、平行に配列した複数の電気導体
(図示せず)を電気絶縁性の合成樹脂で被覆したもの
で、一端を回転ケース11に、他端を固定ケース12に夫々
固定して両ケース11,12内に渦巻き状に巻回して収容さ
れている。
(図示せず)を電気絶縁性の合成樹脂で被覆したもの
で、一端を回転ケース11に、他端を固定ケース12に夫々
固定して両ケース11,12内に渦巻き状に巻回して収容さ
れている。
遮音板14は、遮音性に優れた合成樹脂からなり、回転ケ
ース11の凹部11cに取付けられる。遮音板14は、第3図
に示すように、本体14aが凹部11cの平面形状に対応させ
てCリング状に形成され、本体14aの幅方向両側の複数
個所には、板面から垂直に係止部14bが突設されてい
る。各係止部14bは、回転ケース11の複数のロック部15
の各係止爪15bに対応する位置に形成され、係止部14bの
中央には、第4図に示すように、係止爪15bの先端が係
脱自在に係合する係止孔14cが形成されている。
ース11の凹部11cに取付けられる。遮音板14は、第3図
に示すように、本体14aが凹部11cの平面形状に対応させ
てCリング状に形成され、本体14aの幅方向両側の複数
個所には、板面から垂直に係止部14bが突設されてい
る。各係止部14bは、回転ケース11の複数のロック部15
の各係止爪15bに対応する位置に形成され、係止部14bの
中央には、第4図に示すように、係止爪15bの先端が係
脱自在に係合する係止孔14cが形成されている。
そして、フラットケーブル13を、一端を回転ケース11
に、他端を固定ケース12に夫々固定して両ケース11,12
内に巻回収容すると共に、係合部11fと係合凸縁12cとを
係合させて回転ケース11と固定ケース12とを組み合わせ
る。
に、他端を固定ケース12に夫々固定して両ケース11,12
内に巻回収容すると共に、係合部11fと係合凸縁12cとを
係合させて回転ケース11と固定ケース12とを組み合わせ
る。
次いで、第5図に示すように、回転ケース12に設けたロ
ック部15の各係止爪15bを、各係止部14bの係止孔14cに
係止させて、遮音板14を回転コネクタ11の凹部11cに取
付け、第1図に示したように、回転コネクタ10が組立て
られる。
ック部15の各係止爪15bを、各係止部14bの係止孔14cに
係止させて、遮音板14を回転コネクタ11の凹部11cに取
付け、第1図に示したように、回転コネクタ10が組立て
られる。
このとき、この回転コネクタ10は、回転ケース11の凹部
11cに、取付けた遮音板14によって環状の空間Sが形成
される。この空間は、ケース11,12内で発生する擦れ音
や叩き音を吸収して低減させる。
11cに、取付けた遮音板14によって環状の空間Sが形成
される。この空間は、ケース11,12内で発生する擦れ音
や叩き音を吸収して低減させる。
かくして組み立てられる回転コネクタ10は、フラットケ
ーブル13の巻き緩み、巻き締まりによって左右方向に所
定回数だけ相対回転することができる。
ーブル13の巻き緩み、巻き締まりによって左右方向に所
定回数だけ相対回転することができる。
本考案の回転コネクタ10は、以上のように回転ケース11
の凹部11cに遮音板14を取付けたことを特徴がある。
の凹部11cに遮音板14を取付けたことを特徴がある。
したがって、本考案の回転コネクタ10においては、使用
に伴う擦れ音や叩き音を低減することができる。
に伴う擦れ音や叩き音を低減することができる。
即ち、回転コネクタ10は、回転ケース11の回転に伴って
フラットケーブル13が巻き締まったり、巻き緩んだりし
て、回転ケース11や固定ケース12と擦れて擦れ音が発生
する。また、回転ケース11は、フランジ部11bの幅方向
中央部分が僅かに下方へ突出し、ケース内のフラットケ
ーブル13の上下方向に沿った振動をある程度抑えること
ができる。しかし、悪路走行による車体の振動により、
フラットケーブルがケース11,12と衝突して叩き音が発
生する。
フラットケーブル13が巻き締まったり、巻き緩んだりし
て、回転ケース11や固定ケース12と擦れて擦れ音が発生
する。また、回転ケース11は、フランジ部11bの幅方向
中央部分が僅かに下方へ突出し、ケース内のフラットケ
ーブル13の上下方向に沿った振動をある程度抑えること
ができる。しかし、悪路走行による車体の振動により、
フラットケーブルがケース11,12と衝突して叩き音が発
生する。
このとき、回転ケース11の凹部11cには、遮音板14によ
って環状の空間Sが形成されている。このため、ケース
11,12内で生ずる擦れ音や叩き音は、先ず、この空間S
で低減された後、更に遮音板14で遮断される。したがっ
て、ケース11,12内で発生した擦れ音や叩き音が外部へ
漏れ難くなり、車室内の静粛性が飛躍的に向上する。
って環状の空間Sが形成されている。このため、ケース
11,12内で生ずる擦れ音や叩き音は、先ず、この空間S
で低減された後、更に遮音板14で遮断される。したがっ
て、ケース11,12内で発生した擦れ音や叩き音が外部へ
漏れ難くなり、車室内の静粛性が飛躍的に向上する。
また、第6図乃至第9図に本考案の回転コネクタの第2
の実施例を示す。ここで、回転コネクタ20は、前記回転
コネクタ10と略同様に構成されているので、回転コネク
タ10と同一の構成部材に関しては、図中同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
の実施例を示す。ここで、回転コネクタ20は、前記回転
コネクタ10と略同様に構成されているので、回転コネク
タ10と同一の構成部材に関しては、図中同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
回転コネクタ20は、第6図に示すように、回転コネクタ
11の凹部11cに遮音板14が取付けられている。
11の凹部11cに遮音板14が取付けられている。
この遮音板14は、第7図に示すように、複数個所に突出
部14dが周方向に形成されている。各突出部14dは、第8
図及び第9図に示すように、本体14aの下面に形成され
る袋状の部分で、回転ケース11のフランジ11bには、各
突出部14dに対応する位置に、開口部11g(第6図参照)
が形成されている。
部14dが周方向に形成されている。各突出部14dは、第8
図及び第9図に示すように、本体14aの下面に形成され
る袋状の部分で、回転ケース11のフランジ11bには、各
突出部14dに対応する位置に、開口部11g(第6図参照)
が形成されている。
回転コネクタ20は、回転ケース11と固定ケース12とを組
み合わせた後、遮音板14を回転ケース11の凹部11c上に
被せる。これにより、回転ケース11に設けたロック部15
の各係止爪15bに、遮音板14の各係止孔14cを係止させる
と共に、各突出部14dを開口部11gから本体14aの下方へ
突出させて、遮音板14を凹部11cに取付ける。
み合わせた後、遮音板14を回転ケース11の凹部11c上に
被せる。これにより、回転ケース11に設けたロック部15
の各係止爪15bに、遮音板14の各係止孔14cを係止させる
と共に、各突出部14dを開口部11gから本体14aの下方へ
突出させて、遮音板14を凹部11cに取付ける。
これにより、フラットケーブル13は、第6図に示したよ
うに、渦巻き状巻回された巻回端面の上面が各突出部14
dによって弾性的に押さえられる。
うに、渦巻き状巻回された巻回端面の上面が各突出部14
dによって弾性的に押さえられる。
したがって、回転コネクタ20においては、遮音板14の複
数個所に設けた突出部14dが、フラットケーブル13を押
さえているので、例えば、悪路走行等によって回転コネ
クタ20が上下方向に振動しても、フラットケーブル13の
上下振動に伴う叩き音の発生が押えられる。また、仮
に、突出部14dとフラットケーブル13との間に隙間が生
じたとしても、フラットケーブル13の上下振動は、突出
部14dがクッションとなって緩和される。このため、フ
ラットケーブル13の叩き音は著しく低減される。
数個所に設けた突出部14dが、フラットケーブル13を押
さえているので、例えば、悪路走行等によって回転コネ
クタ20が上下方向に振動しても、フラットケーブル13の
上下振動に伴う叩き音の発生が押えられる。また、仮
に、突出部14dとフラットケーブル13との間に隙間が生
じたとしても、フラットケーブル13の上下振動は、突出
部14dがクッションとなって緩和される。このため、フ
ラットケーブル13の叩き音は著しく低減される。
また、フラットケーブル13の半径方向への振動によって
叩き音が発生する他、フラットケーブル13の巻き締まり
や巻き緩みによって回転ケース11や固定ケース12と擦れ
て擦れ音が発生する。このとき、回転ケース11の凹部11
cに取付けた遮音板14によって形成される環状の空間S
及び各取付部14dによって、これらの擦れ音が低減さ
れ、遮音板14の本体14aで遮断される。
叩き音が発生する他、フラットケーブル13の巻き締まり
や巻き緩みによって回転ケース11や固定ケース12と擦れ
て擦れ音が発生する。このとき、回転ケース11の凹部11
cに取付けた遮音板14によって形成される環状の空間S
及び各取付部14dによって、これらの擦れ音が低減さ
れ、遮音板14の本体14aで遮断される。
したがって、以上により、ケース11,12内で発生した擦
れ音や叩き音が外部へ漏れ難くなり、車室内の静粛性が
飛躍的に向上する。
れ音や叩き音が外部へ漏れ難くなり、車室内の静粛性が
飛躍的に向上する。
尚、上記各実施例においては、遮音板は回転ケース側に
設けたが、固定ケース側に、更には両方のケースに設け
ても良いことは言うまでもない。
設けたが、固定ケース側に、更には両方のケースに設け
ても良いことは言うまでもない。
また、遮音板は、回転ケースの凹部を覆うことができれ
ば、必ずしも凹部に取付ける必要はなく、例えば、上記
各実施例においては回転ケースの上面に貼付等により取
付けても良い。
ば、必ずしも凹部に取付ける必要はなく、例えば、上記
各実施例においては回転ケースの上面に貼付等により取
付けても良い。
更に、フラットケーブルは電気導体を絶縁被覆したもの
を用いたが、これに限定されるものでないことは言うま
でもなく、例えば、複数の光ファイバを被覆したもの
や、電気導体と光ファイバとを複合させて被覆したもの
であっても良い。
を用いたが、これに限定されるものでないことは言うま
でもなく、例えば、複数の光ファイバを被覆したもの
や、電気導体と光ファイバとを複合させて被覆したもの
であっても良い。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案の回転コネクタに
よれば、少なくとも何れか一方のケースのフランジ部
に、周方向に凹部を形成すると共に、該凹部を覆う遮音
板を設けたので、凹部に環状の空間が形成され、この空
間と遮音板とにより、ケース内で生ずる擦れ音や叩き音
等の騒音が低減されると共に遮断され、ケース外に漏れ
出てくることが防止される。しかも、構造が簡単で、回
転コネクタの組み立て後に取付けることができるので、
取付け作業が飛躍的に容易になる等、優れた効果を奏す
る。
よれば、少なくとも何れか一方のケースのフランジ部
に、周方向に凹部を形成すると共に、該凹部を覆う遮音
板を設けたので、凹部に環状の空間が形成され、この空
間と遮音板とにより、ケース内で生ずる擦れ音や叩き音
等の騒音が低減されると共に遮断され、ケース外に漏れ
出てくることが防止される。しかも、構造が簡単で、回
転コネクタの組み立て後に取付けることができるので、
取付け作業が飛躍的に容易になる等、優れた効果を奏す
る。
第1図乃至第5図は本考案の第1の実施例を説明するも
ので、第1図は回転コネクタの断面正面図、第2図は回
転ケースに設けた遮音板取付用のロック部を示す要部斜
視図、第3図は遮音板の斜視図、第4図は遮音板の要部
斜視図、第5図は遮音板がロック部に係止された状態を
示す要部断面図、第6図乃至第9図は本考案の第2の実
施例を説明するもので、第6図は回転コネクタの断面正
面図、第7図は遮音板の斜視図、第8図は第7図の遮音
板に形成された突出部の長手方向における断面図、第9
図は同じく短手方向における断面図、第10図は従来の回
転コネクタの断面正面図である。 10……回転コネクタ、11……回転ケース、11b……フラ
ンジ部、11c……凹部、11d……内壁部、11e……外壁
部、11g……開口部、12……固定ケース、12a……ベース
プレート(フランジ部)、13……フラットケーブル、14
……遮音板、14a……本体、14b……係止部、14c……係
止孔、14d……突出部、15……ロック部、15a……開口、
15b……係止爪。
ので、第1図は回転コネクタの断面正面図、第2図は回
転ケースに設けた遮音板取付用のロック部を示す要部斜
視図、第3図は遮音板の斜視図、第4図は遮音板の要部
斜視図、第5図は遮音板がロック部に係止された状態を
示す要部断面図、第6図乃至第9図は本考案の第2の実
施例を説明するもので、第6図は回転コネクタの断面正
面図、第7図は遮音板の斜視図、第8図は第7図の遮音
板に形成された突出部の長手方向における断面図、第9
図は同じく短手方向における断面図、第10図は従来の回
転コネクタの断面正面図である。 10……回転コネクタ、11……回転ケース、11b……フラ
ンジ部、11c……凹部、11d……内壁部、11e……外壁
部、11g……開口部、12……固定ケース、12a……ベース
プレート(フランジ部)、13……フラットケーブル、14
……遮音板、14a……本体、14b……係止部、14c……係
止孔、14d……突出部、15……ロック部、15a……開口、
15b……係止爪。
Claims (1)
- 【請求項1】互いに回転自在に組み合わされ、フランジ
部を有する回転ケースと固定ケース及び前記両ケース内
に渦巻き状に巻回して収容されるフラットケーブルを備
え、該フラットケーブルの巻き緩み、巻き締まりによっ
て前記回転ケースが固定ケースに対して所定回数回転自
在な回転コネクタにおいて、少なくとも前記何れか一方
のケースのフランジ部外面に、周方向に凹部を形成する
と共に、該凹部を覆って周方向に環状の空間を形成する
遮音板を設けたことを特徴とする回転コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111239U JPH0749753Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111239U JPH0749753Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0468387U JPH0468387U (ja) | 1992-06-17 |
JPH0749753Y2 true JPH0749753Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31858666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990111239U Expired - Fee Related JPH0749753Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749753Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0244282U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-27 | ||
JP2724038B2 (ja) * | 1989-09-12 | 1998-03-09 | ペトリ アクチエンゲゼルシャフト | 相対回転可能な部品間の導体中断部を架橋するための導電コネクタ |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP1990111239U patent/JPH0749753Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468387U (ja) | 1992-06-17 |
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