JPH0749612B2 - ドラム式緯糸測長貯留装置の緯糸解舒検知装置 - Google Patents

ドラム式緯糸測長貯留装置の緯糸解舒検知装置

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JPH0749612B2
JPH0749612B2 JP1239686A JP1239686A JPH0749612B2 JP H0749612 B2 JPH0749612 B2 JP H0749612B2 JP 1239686 A JP1239686 A JP 1239686A JP 1239686 A JP1239686 A JP 1239686A JP H0749612 B2 JPH0749612 B2 JP H0749612B2
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雄二郎 竹川
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は静止ドラムに貯留されている緯糸の、係止,
解舒を係止ピンによりおこなう緯糸測長貯留装置に関す
るものであり、更に詳しくは光学センサーを用いて静止
ドラムからの緯糸解舒を検出して係止ピンの係止動作を
制御する計式の緯糸測長貯留装置における緯糸解舒検出
機能の改良に関するものである。
(従来技術) 上記のような形式の緯糸測長貯留装置においては、従来
一般に1組の投光器と受光器とからなる光学センサーを
用いて、緯入れ時に、静止ドラムより解舒される緯糸の
巻数を検出し、1ピック分に相当する所定回数をカウン
トした場合に係止ピンを動作させて緯糸を係止してお
り、この光学センサーには、投光器からの光を一旦緯糸
貯留ドラムの周面に当ててその反射光を受光器が受ける
ものと、投光器からの光を直接受光器が受けるもの(こ
の場合は静止ドラムであることが前提となるが)とがあ
る。
このような従来の検出方式では、外乱による誤動作を免
れない。例えば緯糸が静止ドラムから解舒されている時
風綿などが光学センサーの近傍に浮遊していると光学セ
ンサーがこれを検知してしまい、これによる外乱信号を
緯糸の解舒信号と誤認してしまう。またストロボを使っ
て緯糸の観察を行っているような場合には光学センサー
がこのストロボの光を検知してしまい、やはりこれによ
る外乱信号を緯糸の解舒信号と誤認してしまう。更にド
ラムからの反射光を受光器が受けるようなものにあって
は、ドラムが振動するとその反射光の変化が緯糸の解舒
信号と同じパルスとなって光学センサーに拾われ、同様
にこれによる外乱信号を緯糸の解舒信号と誤認すること
になる。即ち実際に緯入れ中に緯糸解舒を検出していな
いのに緯糸解舒を検出したとしてカウントするという誤
動作が起き、1ピック分の緯糸が解舒されないうちに係
止ピンを動作させてしまうことになり、正確な緯入れが
行なわれないのである。
(発明の要旨) この発明の目的は緯糸解除の光学的検出における外乱に
因る誤動作を除去することにある。
この発明によれば、ドラム周面から解舒される緯糸に臨
んで2組の光学センサーがドラムの円周方向に離間して
設けられており、これらからの出力信号の位相差が設定
値の範囲内にあれば、この出力信号を解舒信号とし、設
定値の範囲外であれば外乱信号と判断するものである。
(実施態様) 第1図に示すのはこの発明の装置の好ましい一例であ
る。給糸体1から引き出された緯糸Wは駆動モーター2
によって回転駆動されているロータリーフィーダー3に
より静止ドラム4の周面に順次巻付けられてゆく。この
巻付け状態の緯糸Wの係止および解舒は係止ピン6によ
って行われる。この係止ピン6は静止ドラム4の周面に
対して進入退出可能に設けられており、ソレノイド7に
よって駆動される。
即ち、測長貯留時にはこの係止ピン6が静止ドラム4の
周面に対して進入し静止ドラム4の周面上で緯糸Wを係
止している。次に緯入れタイミングになると、この係止
ピン6が静止ドラム4の周面から退出して貯留されてい
る緯糸Wを解放する。すると緯糸Wはメインノズル9の
流体噴射による牽引力により静止ドラム4から解舒され
バルーンブレーカー8を経てメインノズル9から杼口に
緯入れされる。この間静止ドラム4からの緯糸解舒回数
は静止ドラム4に臨んで設けられた光学センサーにより
検出され、予め設定された解舒回数になると、その信号
を受けてソレノイド7が係止ピン6を駆動して静止ドラ
ム4の周面に対して進入させる。
以上の構成および動作は従来技術の装置と実質的に同じ
である。次いで第2、3図によりこの発明の部分を説明
する。
この発明においては第2図に示すように静止ドラム4の
周面から解舒される緯糸に臨んでドラムの円周方向に離
間した2組の光学センサーSAとSBとを設け、これらを第
3図に示すような構成の制御器20に接続して、これによ
り解舒回数を検出し、その結果に基づいてソレノイド7
ひいては係止ピン6の動作を制御するものである。
第1図において、両光学センサーSA、SB及びエンコーダ
11は制御器20の入力側に接続されており、係止ピン6駆
動用のソレノイド7は制御器20の出力側に接続されると
ともに比較器12を介して織機のエンコーダ11にも接続さ
れている。
エンコーダ11からの出力信号が比較器12において解舒タ
イミング設定器13からの設定値と比較され該出力信号が
設定値に達したら解舒タイミング信号が出力され、この
信号受けるとソレノイド7の励磁が解かれる。またエン
コーダ11からの出力信号は後述するように制御器20中の
カウンタをリセットするのにも用いられる。
第3図に制御器20の構成の一例を示す。光学センサーSA
はメモリ21を介して第1位相差比較演算器23に接続さ
れ、光学センサーSBもメモリ22を介してこの比較演算器
23に接続されている。なおこれらのメモリ21、22は織機
のエンコーダ11に接続され、それぞれ、光学センサーS
A,SBからの出力信号を受けて、その時の織機の回転角度
を読み込み記憶する。第1位相差比較演算器23には第1
位相差設定器24が接続されている。第1位相差比較演算
器23の出力側は第2位相差比較演算器25に接続され、こ
の比較演算器25には第2位相差設定器26が接続されてい
る。第2位相差比較演算器25の出力側は演算はカウンタ
27に接続され、このカウンタ27には巻数設定器28及びエ
ンコーダ11が接続されている。カウンタ27は係止ピン6
駆動用のソレノイド7に接続されて該ソレノイド7に対
して駆動信号を出力する。
ここで光学センサーSAからの出力信号が光学センサーSB
からの出力信号を先行するものとすると(この前後関係
は解舒方向と両光学センサーの配置関係で変るが、ここ
では一応このように仮定する)、『第1位相差』とはあ
る解舒サイクルにおける光学センサーSAからの出力信号
とこれに続く光学センサーSBからの出力信号との位相差
をいい、『第2位相差』とは光学センサーSBからの該出
力信号とこれに続く次の解舒サイクルにおける光学セン
サーSAからの出力信号との位相差をいう。これらの位相
差は織機の回転角を基準にしておりそれぞれ位相差設定
器24、26により定められるものであるが、設定された位
相差をそれぞれT1、T2と表示する。尚、この設定された
位相差には、一定の許容幅を与えておく。
位相差比較演算器23、25は入力された信号が設定位相差
を満足している場合のみ、信号を出力するように構成さ
れている。
また両光学センサーからの出力信号はそれぞれ解舒信号
もしくは外乱信号のいずれかの形をとるものである。
1ピック分に必要な緯糸の貯留量、即ち静止ドラム4上
への巻付け貯留回数は一般にN(正の整数)で表わされ
るが、以下の説明ではN=4と仮定する。この値は巻数
設定器28により適宜定められる。即ち1ピックの緯入れ
について4サイクルの緯糸解舒が行われるものとする。
そして簡便のため光学センサーからの出力信号について
は、その光学センサーと解舒サイクル番号で示すことに
する。例えばSA3は第3解舒サイクル目における光学セ
ンサーSAからの出力信号を示している。
次に第4図(A)〜(C)によってこの発明の装置の動
作について説明する。
緯糸解除のタイミングになると比較器12から解舒タイミ
ング信号が出力され、ソレノイド7はこれを受けて励磁
を解き係止ピン6を静止ドラム4の周面から退出させる
から、緯糸は係止ピン6の位置から静止ドラム周上に沿
って解舒を開始する。このタイミングではカウンタ27は
既にエンコーダ11からの出力信号を受けてリセットされ
ている。
第4図(A)に示すのは4解舒サイクルの全てに亙って
正規の解舒信号だけが入った、即ち外乱信号が入ってこ
なかった場合であり、4解舒サイクルの全てにおいて両
出力信号のそれぞれの位相差T1″、T2″は設定値T1、T2
の範囲内にある。したがって第1、2位相差比較演算器
23、25はそれぞれ各解舒サイクル毎に信号を出力しカウ
ンタ27がこれをカウントする。カウントアップしたら
(即ちこの例では4回解舒が行われたら)カウンタ27は
駆動信号をソレノイド7に出力するから、これに駆動さ
れて係止ピン6が静止ドラム4の周面に対して進出し緯
糸を係止する。同時にカウンタ27はリセットされる。
第4図(B)に示すのは第1解舒サイクルにおいて光学
センサーがストロボによる光を検知してしまった場合で
ある。両光学センサーが同時に光を検知するので、例え
ば、正規の解舒信号であるSA1とSB1との間に図中斜線で
示すような外乱信号が発生して、これらが第1位相差比
較演算器23に入力される。しかしこの場合には第1位相
差T1′が設定値と異なるので、第1位相差比較演算器23
は信号を出力しない。即ちこの外乱信号は無視されて、
カウンタ7によってはカウントされないから、外乱によ
る誤動作が発生しない。
第4図(C)に示すのは第1解舒サイクルにおいて光学
センサーSAが風綿を検知してしまった場合である。この
場合には正規の解舒信号であるSB1とSA2との間に図中斜
線で示すような外乱信号が発生している。ここで第1位
相差(SA1とSB1との間の位相差)は設定値T1の範囲内に
あるので、第1位相差比較演算器23は信号を出力する。
ところがSB1の出力後に光学センサーSAが外乱信号が発
生しても第2位相差T2′が設定値T2の範囲外になるため
に、第2位相差比較演算器25は信号を出力せず、その
後、SA2を入力した時に信号を出力する。即ちこの外乱
信号は無視されて、カウンタ27によってはカウントされ
ないから、外乱による誤動作が発生しない。
(発明の効果) 以上から明らかなように、この発明によれば、ドラム周
面から解舒される緯糸に臨んで2組の光学センサーがド
ラムの円周方向に離間して設け、これらからの出力信号
の位相差が設定値の範囲内にあれば、この出力信号を解
舒信号とし、設定値の範囲外であれば外乱信号と判断す
るため、ストロボの使用や風綿の存在によって光学的セ
ンサーから出力信号が発生してもそれが無視されてしま
う。そこで、例えば、好ましい一例として示したよう
に、所定の巻数の緯糸が解舒されたときに係止ピンを静
止ドラムに進入させるようにした緯糸測長貯留装置の緯
糸解舒検知装置にこの装置が採用されるならば、外乱に
左右されずに正確な1ピック分の長さの緯糸が常時緯入
れされることになり、緯入れ長さが正規の長さより短
い、いわゆるショートピックが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の装置の全体構成を示す一部ブロック
線図、 第2図はこの発明の装置における光学センサーの配置の
一例を示す平面図、 第3図はこの発明の制御システムの一例を示すブロック
線図、 第4図は種々の条件下におけるこの発明の装置の動作を
示す信号グラフである。 W……緯糸、4……静止ドラム 6……係止ピン、7……ソレノイド 9……メインノズル、11……エンコーダ 20……制御器、SA、SB……光学センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止状態に保持されたドラム周面から解舒
    される緯糸を検出する検知装置であって、 上記ドラム周面から解舒される緯糸に臨んでドラム円周
    方向に離間して設けられた2組の光学センサーと、 これらに入力側を接続されて、かつ両光学センサーから
    の出力信号の位相差が設定値の範囲内にあればこの出力
    信号を解除信号とし、設定値の範囲外にあれば外乱信号
    と判断する制御器とを具えた ことを特徴とするドラム式緯糸測長貯留装置の緯糸解舒
    検知装置。
JP1239686A 1986-01-22 1986-01-22 ドラム式緯糸測長貯留装置の緯糸解舒検知装置 Expired - Lifetime JPH0749612B2 (ja)

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