JPH07491Y2 - 柵 - Google Patents

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JPH07491Y2
JPH07491Y2 JP1989077946U JP7794689U JPH07491Y2 JP H07491 Y2 JPH07491 Y2 JP H07491Y2 JP 1989077946 U JP1989077946 U JP 1989077946U JP 7794689 U JP7794689 U JP 7794689U JP H07491 Y2 JPH07491 Y2 JP H07491Y2
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JP
Japan
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bolt
sub
column
diameter
peripheral wall
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JP1989077946U
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English (en)
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JPH0318217U (ja
Inventor
晴造 大塚
Original Assignee
帝金株式会社
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Publication date
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に、公園、広場の出入口や、車輌通行区域
と通行止め区域との境界、道路脇に設置される安全柵や
車止め柵等で、詳しくは、2本の支柱の上端同士を主横
桟で固定連結し、前記2本の支柱の上下中間部の対向面
間にわたって副横桟を架設してある柵に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の柵では、前記副横桟の長手方向両端夫々
を対応する支柱に溶接により固着していた(文献を示す
ことができない)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来技術によるときは、主横桟と地面と
の中間に副横桟を配置させて、子供等が主横桟と地面と
のあいだをすり抜けにくくでき、副横桟を持たない柵に
比較して安全性に勝れるものの次のような欠点があっ
た。
つまり、支柱の下端部を地面に埋設した固定筒に巻込む
等、支柱の下端部を地面側の設置部に取付ける際、製造
誤差による支柱下端部間の距離のバラツキや、地面に固
定筒を埋込むときの誤差等による設置部間の距離のバラ
ツキによって、支柱の下端部と設置部とが位置ずれして
いることが多々ある。そのような場合、支柱の下端部間
距離及び設置部間距離のいずれか一方を他方に合うよう
に修正するのであるが、設置部間距離の修正は、固定筒
を埋直す等といった具合に手間がかかり、作業性が悪
い。そこで、支柱の下端部間距離を修正するのである
が、従来のように副横桟が支柱に溶接されていると、支
柱を曲げて支柱の下端部間距離を修正する際、支柱全体
を曲げることができず、支柱のうち副横桟の溶接部より
も下方の短い部分のみを曲げ対象としなければならな
い。そのため、修正のための曲げ量が大となって支柱の
強度低下を招来し易くなるのである。
本考案の目的は、上述の従来欠点を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による柵の特徴構成は、2本の支柱の上下中間部
の対向面間にわたって架設される副横桟の長手方向の一
端部を、取付用ボルトによって一方の支柱に固着取付け
してあり、前記副横桟の長手方向の他端部を、他方の支
柱に前記副横桟長手方向に摺動自在に挿通保持してあ
り、前記一方の支柱の固着取付部を構成するに、前記一
方の支柱の周壁のうち前記副横桟の一端部を取り付ける
周壁部分に、前記ボルトを挿通自在で且つそのボルトの
拡径頭部径より小径のボルト穴を設け、前記一方の支柱
の周壁のうち前記ボルト穴に支柱直径方向で対向する周
壁部分に、前記ボルトを挿通自在で且つそのボルトの拡
径頭部径より大径の締付操作口を設け、前記支柱を弾性
緩衝体で被覆すると共に、前記弾性緩衝体のうち前記締
付操作口を覆う部分に、押し広げた状態で前記ボルトを
挿通自在な切込みが形成してあるところにある。
〔作用〕
副横桟を備えた柵では、2本の支柱の上端同士を主横桟
で固定連結されることと、支柱の下端が地面に固定され
ることによって、2本の支柱の姿勢・間隔が固定される
のであって、副横桟が2本の支柱の姿勢・間隔を規制す
る桟能を備えていることは必要不可欠ではない。この点
に着目して、副横桟の長手方向の一端部を取付用ボルト
によって一方の支柱に固着取付けし、長手方向の他端部
を他方の支柱に副横桟の長手方向に摺動自在に挿入保持
させて副横桟を支柱に取付けてあるため、副横桟を取付
けてあるにもかかわらず、支柱全体の曲げを許容でき
る。
しかも、面倒な副横桟の支柱への固定作業として、その
副横桟の長手方向の一端部を支柱に固定する1つの作業
で済むと共に、その固定作業は、従来のように、溶接を
行わなくても、ボルトを締めるだけの簡単な操作で実施
できるから、固定作業の作業性を向上できる。
更には、前記一方の支柱の固着取付部を構成するに、前
記一方の支柱の周壁のうち前記副横桟の一端部を取り付
ける周壁部分に、前記ボルトを挿通自在で且つそのボル
トの拡径頭部径より小径のボルト穴を設け、前記一方の
支柱の周壁のうち前記ボルト穴に支柱直径方向で対向す
る周壁部分に、前記ボルトを挿通自在で且つそのボルト
の拡径頭部径より大径の締付操作口を設けてあるから、
支柱に対する副横桟の取付時には、固着取付部に副横桟
の一端部を配置した状態で、前記締付操作口からボルト
穴に前記取付用ボルトを挿通させて、例えば、六角レン
チやドライバー等の締付工具によって前記ボルトを締め
付けることによって簡単に実施でき、しかも、前記ボル
トは、前記締付操作口から、支柱の内空部に入って、外
から見えない状態に固定することができる。従って、雨
水等がボルトに直接かかるのを防止し、腐食し難くする
ことが可能となる。
また、前記支柱を弾性緩衝体で被覆すると共に、前記弾
性緩衝体のうち前記締付操作口を覆う部分に、押し広げ
た状態で前記ボルトを挿通自在な切込みが形成してある
から、上述のボルト取付時には、前記切込みを押し広げ
てボルト締付け操作を行うことができながら、通常時に
は、前記締付操作口を前記弾性緩衝体で被い、外から穴
が見えたりボルト頭部が見えるのを防いで美観性を向上
させ、且つ、固着取付部や、支柱内への水の浸入を防止
し、より腐食し難くすることが可能となる。
そして、弾性緩衝体の持つ本来の機能である緩衝作用
を、柵に付加することが出来ることは勿論のことであ
る。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、副横桟付の安全性に勝れたも
のでありながらも、支柱下端部間距離の修正を、支柱が
過度に曲がることによる強度低下を招来することなく行
うことができ、しかも、生産性および耐久性・美観性に
も勝れた柵を提供できるようになった。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を示す。
柵は、第1図乃至第4図に示すように、設定間隔を隔て
て位置する2本の支柱(1)と、それら2本の支柱
(1)の上端同士を連結する主横桟(2)と、前記2本
の支柱(1)の上下中間で対向する周壁部分間に渡って
架設した副横桟とを備えている。
前記支柱(1)の下端には、前記の設定間隔を隔てて地
面に埋設した固定筒(4)に差込み固定される取付筒
(5)が連設されている。かつ、これら2本の支柱
(1)と前記主横桟(2)、取付筒(5)とは、コの字
形に曲げ加工された構造用鋼管から1つの主要一体物
(A)として構成されている。
前記副横桟(3)は、前記主要一体物(A)用の構造用
鋼管よりも小径の構造用鋼管を主体とするものである。
加えて、前記2本の支柱(1)および主横桟(2)、副
横桟(3)は、弾性緩衝体(6)で被覆されている。
そして、前記副横桟(3)は、長手方向の一端を一方の
支柱(1)に固着され、長手方向の他端部を他方の支柱
(1)の周壁部分に形成の取付孔(1a)に長手方向に摺
動自在に挿通保持されている。
前記副横桟(3)を一方の支柱(1)に固着する手段
は、副横桟(3)の一端に支柱(1)の周壁部分に当接
する取付板(3A)を、一端開口を閉塞する状態に溶接固
着し、この取付板(3A)と支柱(1)の周壁部分とを、
当接方向に沿った姿勢でそれら両者を貫通するボルト
(7)とナット(8)とにより締結する手段である。
尚、前記ボルト(7)が取付けられる支柱(1)のボル
ト穴(b)は、ボルト(7)の拡径頭部径より小径に形
成してある。前記ボルト(7)は、前記支柱(1)の周
壁のうち前記ボルト穴(b)に対して支柱直径方向で対
向する周壁部分に形成した締付操作口(a)を通して挿
入した六角棒レンチ(9)で回転操作されるものであ
り、前記ナット(8)は、取付板(3A)の内面に溶接で
固着されている。そして、これらボルト(7)とナット
(8)とは、支柱(1)および副横桟(3)内に納まる
大きさに構成されている。もちろん、前記ボルト(7)
の頭(7A)には、前記六角棒レンチ(9)を差込むため
の回転操作用の六角孔(7a)が形成されている。
前記弾性緩衝体(6)は、天然ゴム製の発泡体層(6a)
とそれの外周を覆うEPTゴム製のスキン層(6b)とから
成る。そして、弾性緩衝体(6)は、2本の支柱(1)
および主横桟(2)を一連に被覆する筒状の第1もの
と、副横桟(3)を被覆する筒状の第2ものとに別体構
成されている。
前記第1の弾性緩衝体(6A)のうち一方の支柱(1)を
被覆する部分には、副横桟(3)の一端部を挿入させる
孔(6c)が形成され、他方の支柱(1)を被覆する部分
には、副横桟(3)の他端部を第2の弾性緩衝体(6B)
の端部ごと挿入させる孔(6d)が形成さそれている。か
つ、前記第1の弾性緩衝体(6A)の両端部には、その端
面を覆い、かつ、支柱(1)との間を閉塞するEPTゴム
製のキャップ(10)が装着されており、第2の弾性緩衝
体(6B)の両端には、第1の弾性緩衝体(6A)との隙間
を閉塞するEPTゴム製のキャップ(11)が装着されてい
る。
更に、前記第1の弾性緩衝体(6A)のうち前記締付操作
口(a)を覆う部分には、外側から前記締付操作口
(a)への六角棒レンチ(9)およびボルト(7)の挿
通を押し広げられることで許容する切込み(6e)が形成
されている。
そして、前記弾性緩衝体(6)による被覆は、支柱
(1)、主横桟(2)、取付け筒(5)の主要一体物
(A)に副横桟(3)を取付ける前に行う。
被覆の手順は次の通りである。
[1]発泡体層(6a)とスキン層(6b)とが一体で、発
泡体層(6a)が未加硫の状態の筒状体として第1、第2
の弾性緩衝体(6A),(6B)を射出成形により作製し、
それら内部に空気を吹込むことで、内径を主要一体物
(A)、副横桟(3)の外径よりも大にしておく。
[2]支柱(1)、主横桟(2)、副横桟(3)の表面
に接着剤を塗布した状態で第1、第2の弾性緩衝体(6
A),(6B)に一端側から夫々主要一体物(A)、副横
桟(3)に挿入し、第1、第2の弾性緩衝体(6A),
(6B)を所定の箇所に位置させた後、第1、第2の弾性
緩衝体(6A),(6B)と主要一体物(A)、副横桟
(3)との隙間から吸引し、第1、第2の弾性緩衝体
(6A),(6B)と縮径変形させて、主要一体物(A)、
副横桟(3)に密着させ、接着する。
[3]第1、第2の弾性緩衝体(6A),(6B)の発泡体
層(6a)を加硫して、発泡体層(6a)に弾性を与える。
そして、第1の弾性緩衝体(6A)については、その後に
孔明け、切込み形成を行う。
又、組立後、切込み(6e)は、接着するのであるが、接
着しなくても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面図、第2図
は横断平面図、第3図および第4図は固定要領を示す要
部の横断平面図と斜視図である。 (1)……支柱、(2)……主横桟、(3)……副横
桟。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の支柱(1)の上端同士を主横桟
    (2)で固定連結し、前記2本の支柱(1)の上下中間
    部の対向面間にわたって副横桟(3)を架設してある柵
    であって、前記副横桟(3)の長手方向の一端部を、取
    付用ボルト(7)によって一方の支柱(1)に固着取付
    けしてあり、前記副横桟(3)の長手方向の他端部を他
    方の支柱(1)に副横桟(3)長手方向に摺動自在に挿
    通保持してあり、前記一方の支柱(1)の固着取付部を
    構成するに、前記一方の支柱(1)の周壁のうち前記副
    横桟(3)の一端部を取り付ける周壁部分に、前記ボル
    ト(7)を挿通自在で且つそのボルト(7)の拡径頭部
    径より小径のボルト穴(b)を設け、前記一方の支柱
    (1)の周壁のうち前記ボルト穴(b)に支柱直径方向
    で対向する周壁部分に、前記ボルト(7)を挿通自在で
    且つそのボルト(7)の拡径頭部径より大径の締付操作
    口(a)を設け、前記支柱(1)を弾性緩衝体(6)で
    被覆すると共に、前記弾性緩衝体(6)のうち前記締付
    操作口(a)を覆う部分に、押し広げた状態で前記ボル
    ト(7)を挿通自在な切込み(6e)が形成してある柵。
JP1989077946U 1989-06-30 1989-06-30 Expired - Lifetime JPH07491Y2 (ja)

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JPH0318217U JPH0318217U (ja) 1991-02-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4621640B2 (ja) * 2006-07-24 2011-01-26 帝金株式会社 車止め

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59160613U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 積水樹脂株式会社 道路柵

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JPH0318217U (ja) 1991-02-22

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