JPH0749172Y2 - 調整弁 - Google Patents

調整弁

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JPH0749172Y2
JPH0749172Y2 JP1990024474U JP2447490U JPH0749172Y2 JP H0749172 Y2 JPH0749172 Y2 JP H0749172Y2 JP 1990024474 U JP1990024474 U JP 1990024474U JP 2447490 U JP2447490 U JP 2447490U JP H0749172 Y2 JPH0749172 Y2 JP H0749172Y2
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JP
Japan
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knob
lock
locking
nut
needle
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JP1990024474U
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JPH03115279U (ja
Inventor
勝美 小野田
欣司 細谷
Original Assignee
株式会社アオイ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スピードコントローラーバルブ(速度調整
弁)やニードルバルブ(流量調整弁)等の調整弁、特
に、弁のロック及びロック解除機構に関する。
[従来の技術] 従来、ニードル調整後のロック機構は、ナット締め付け
方式が採用されていたが、締め付け後のナットの緩みに
よる速度変化や流量変化の問題及び締め付け時のニード
ル回転による誤差発生等の問題が生じている。
第1図イ、第1図ロは従来空圧駆動のアクチュエーター
の速度制御に一般的に使用されているスピードコントロ
ーラーバルブの一例をあらわす。ニードル1の外周のネ
ジのガイドとなるグランドナット2は、外周のローレッ
ト加工により廻り止めスナップリング3により抜け止め
されてボデイ2に圧入組立てられている。また、つまみ
4とニードル1はニードル上部のローレット部5の圧入
組立によりつまみ4を廻せばニードル1と回転する機構
となっている。速度調整はロックナット6が緩められた
状態でつまみ4すなわちニードル1を回転しニードル1
のテーパー部7とオリフィス8間の間隙を変化させて流
量を調整することにより行われる。調整終了後、速度
(流量)を一定にするためには、ロックナット6を締付
ければニードル弁は固定される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来例のロック方式においては下記
のような問題点がある。
ロックナット締め付けは通常手締めで行われるため、
指先の力の入れ方または個人差により締め付けトルクの
バラツキが生ずる。締め付けトルクが弱い場合は当然緩
み易くなり、アクチュエーターの振動等が加わって、ロ
ックがきかなくなってニードル1が回転してしまって当
初設定した速度(流量)は保持できなくなる危険性があ
る。
前記の防止のためにロックナット6をペンチやプラ
イヤー等の工具を使用して締め付けると、再調整の際、
ロックナット6を緩めるためには当然工具は必要となっ
てくる。また、手締めで締めた場合でも、その後のニー
ドル1、グランドナット2及びロックナット6の各ネジ
相互間のねじのかみ込みにより手で緩められなくなり、
工具を使用せざるを得ない場合が多々ある。
減速させる(流量を減少させる)際は、つまみ4を廻
して、ニードルテーパー部7を徐々に下降させて行く
が、緩めたロックナット6もニードル1と同時に回転し
て行く。従ってロックナット6とグランドナット2の間
の隙間が少ないとすぐに接触してしまい、つまみをそれ
以上、廻せなくなるため再びロックナット6を緩めなけ
ればならなくなる。
調整完了後ロックナット6を締め付ける際、つまみ4
がフリー状態にあると、ロックナット締め付けにつれて
ニードル1も回転してしまい、設定速度(流量)になら
ない場合が出てくる。その防止のためには片手でつまみ
4を固定してニードル1を廻らないようにしてロックナ
ット6を締付けなければならない。従って製品自体は小
さくても両手が入るスペースが無ければ速度設定は困難
になってくる。
ロックが完全にされているかどうか、締付け具合をチ
エックするには目でみただけでは解からないため、手で
触ってみなければ確認できない。
本考案は調整弁のニードル調整後のロック機構にナット
締め付け方式を用いることなく、ナット締付け後のナッ
トの緩みによる速度変化や流量変化を来すことなく、ナ
ット締め付け時のニードル回転による誤差発生等の問題
が生じないローレット及びスナップフィット機構を利用
したワンタッチロック及びワンタッチロック解除機構方
式調整弁を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するための本考案の技術的手段は、ニー
ドル19の基端の調整用リング10及びこの調整用リング10
と同一軸心上に配設され、ニードル19がネジ付けられた
ニードルのグランドナット12の外周部に同一ピッチ、同
一山型のローレット11及び13がそれぞれ施され、つまみ
兼ロック用キャップ14の内周面には前記調整用リング10
のローレット11、若しくは調整用リング10及びグランド
ナット12のローレット11及び13に軸心方向にのみ摺動可
能にかみあうローレット15が施され、前記グランドナッ
ト12にはロック用溝部17が形成され、前記つまみ兼ロッ
ク用キャップ14の端部に前記グランドナットのロック用
溝部17に係合・離脱するようにしたロック用爪16が設け
られ、ニードルテーパー部20とボディ22のオリフィス21
の隙間の調整に際し、前記つまみ兼ロック用キャップ14
を引き上げることにより、ロック用爪16を前記グランド
ナットのロック用溝部17より外し、前記つまみ兼ロック
用キャップ14のローレット15を前記グランドナット12の
ローレット13から外して前記調整用リング10のローレッ
ト11のみとかみ合わせ、調整後、前記つまみ兼ロック用
キャップ14を押し下げることにより、このつまみ兼ロッ
ク用キャップ14のローレット15を前記調整用リング10及
びグランドナット12のローレット11及び13に跨ってかみ
合わせた状態でつまみ兼ロック用キャップ14のロック用
爪16を前記グランドナット12のロック用溝部17に係合す
るように構成したことを特徴とするものである。
また、前記技術的手段において、グランドナット12のロ
ック用溝部17に、つまみ兼ロック用キャップ14の弾力性
を有するロック用爪16の係合・離脱案内用テーパー部18
を設けたものである。
[作用] 本考案はつまみ兼ロック用キャップ14を押すだけで、つ
まみ兼ロック用キャップ14のロック用爪16をグランドナ
ット12のロック用溝部17に嵌合してロックし、つまみ兼
ロック用キヤップ14を引っ張るだけで上記ロック用爪16
をロック用溝部17とのロックを解除する。そしてロック
用爪16をロック用溝部17にロックしたときニードルテー
パー部20とオリフィス21の隙間を固定し、つまみ兼ロッ
ク用キヤップ14を引っ張ってロック用爪16とロック用溝
部17とのロックを解除し、つまみ兼ロック用キヤップ14
を廻して調整用リング10とニードル19とを一緒に廻して
ニードルテーパー部20とオリフィス21との隙間を調節し
た後つまみ兼ロック用キヤップ14の回転を止め、つまみ
兼ロック用キヤップ14を押すだけでロック用爪16をグラ
ンドナット12のロック用溝部17に係合してロックする。
[実施例] 第2図は本考案の実施例を示し、ワンタッチ操作を可能
にしたロック機構を具備した調整弁であり、第3図はそ
のロック機構の説明図を表わし、調整用リング10とグラ
ンドナット12の外周部には、同一ピッチ、同一山型のロ
ーレット11と13が形成され(ローレット材利用で可)、
つまみ兼ロック用キヤップ14の内周面にも前記ローレッ
ト11と13にかみ合う同一のローレット15が施されてい
る。つまみ兼ロック用キヤップ14自体には後でふれるロ
ック用爪16の関係で弾力性を有する樹脂性のものを採用
し、内周ローレットの内径は調整用リング10やグランド
ナット12の外径よりも若干大き目で、クリアランスが0.
1mm程度とれるようになっており、つまみ兼ロック用キ
ヤップ14の上下の操作性を円滑にさせている。第4図ロ
は第3図の調整用リング11とグランドナット12の切欠し
た縦断正面図であり、第4図の状態からつまみ兼ロック
用キヤップ14を引っ張ると、ロック用爪16はロック用溝
部17のテーパー部18を通り、グランドナット12のローレ
ット溝部13沿いを通過して外され、第5図断面図に示す
如く調整用リング10にのみかぶせられた状態になる。つ
まみ兼ロック用キヤップ14を廻せば調整用リング10及び
ニードル19が回転し、速度(流量)調整が可能となる。
調整完了後、つまみ兼ロック用キヤップ14を押せば、下
部のロック用爪16はグランドナット12の外周部のローレ
ット溝13を通過してロック用溝部17にパチンとスナップ
フィットされる。この時つまみ兼ロック用キヤップ14の
内周ローレット15はグランドナット12の外周ローレット
13の溝に嵌合され回転はできなくなり、調整用リング10
の外周ローレット11はつまみ兼ロック用キヤップ14の内
周ローレット15の溝に嵌合し廻らなくなる。よってニー
ドル20も固定されロックされた状態になる。
調整時とロック時の最大誤差はローレットの一山の半分
である。即ち、 となり、 第3図イのローレット山数は20山のため、 ロック時誤差≦9°である。
ニードル外周に切られているネジピッチが0.5mmとする
と、ニードル上下方向に対する誤差は0.0125mmとなり、
オネジ、メネジのクリアランス量からすると殆ど無視で
きる誤差となる。またローレット山数が増えれば当然誤
差も少なくなってくる。
[考案の効果] 本考案は前記の構成により、つまみ兼ロック用キヤッ
プ14を押してロック、引っ張ってロックが解除でき、ワ
ンタッチ操作を可能とし、操作が簡単及び操作が軽快
で、ロックナット方式のような個人差が全く無くなる。
ローレット溝同士の嵌合及びスナップフイットロック
のため、振動等で緩むことがなく、ニードル19の回転は
完全にロックされ安全確実となる。
ロックナット締付型とは異なり、ロックナット締付時
にニードルも共廻りすることが無くなり、調整時速度
(流量)そのままで固定することが可能となる。
ロック解除、調整、再ロックまで全て片手で操作で
き、調整に要するスペースを大幅に削減できる。
ロック及びロック解除は、キヤップの位置やグランド
ナットのローレットが見えるか否かで容易に目で判断で
き、手で確認する必要が無くなり、調整用リング10とグ
ランドナット12との間の隙間はつまみ兼ロック用キヤッ
プ14の内周壁で囲まれているためにゴミの付着を防止
し、ネジ山に付着したゴミによりネジ回転が重くなった
り、ネジ山をつぶすことが無くなり、なおかつ調整弁本
体内へのゴミの進入を防止する等多数の改善がなされ、
より迅速で安全、確実なロック機構内蔵の調整弁を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来のスピードコントローラーバルブ縦断正
面図、第1図ロは第1図イの外観図(現寸)、第2図イ
は本考案調整弁の縦断正面図、第2図ロは第2図イの同
上調整弁の外観図(現寸)、第3図イはロック機構のロ
ック状態の平面図、第3図ロはつまみ兼ロック用キヤッ
プ14及びボデイ22を切欠した縦断正面図、第4図イはロ
ック機構のロック状態の平面図、第4図ロは調整用リン
グ及びグランドナットを切欠した状態のロック機構の縦
断正面図、第5図はロック機構部のロック解除状態の縦
断正面図である。 10:調整用リング 11:調整用リングのローレット 12:グランドナット 13:グランドナットのローレット 14:つまみ兼ロック用キヤップ 15:つまみ兼ロック用キヤップのローレット 16:つまみ兼ロック用キヤップのロック用爪 17:グランドナットのロック用溝部 18:グランドナットのロック用溝部のテーパー部 19:ニードル 20:ニードルテーパー部 21:オリフィス 22:ボデイ 23:グランドナット抜け止め用スナップリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードル19の基端の調整用リング10及びこ
    の調整用リング10と同一軸心上に配設され、ニードル19
    がネジ付けられたニードルのグランドナット12の外周部
    に同一ピッチ、同一山型のローレット11及び13がそれぞ
    れ施され、つまみ兼ロック用キャップ14の内周面には前
    記調整用リング10のローレット11、若しくは調整用リン
    グ10及びグランドナット12のローレット11及び13に軸心
    方向にのみ摺動可能にかみあうローレット15が施され、
    前記グランドナット12にはロック用溝部17が形成され、
    前記つまみ兼ロック用キャップ14の端部に前記グランド
    ナットのロック用溝部17に係合・離脱するようにしたロ
    ック用爪16が設けられ、ニードルテーパー部20とボディ
    22のオリフィス21の隙間の調整に際し、前記つまみ兼ロ
    ック用キャップ14を引き上げることにより、ロック用爪
    16を前記グランドナットのロック用溝部17より外し、前
    記つまみ兼ロック用キャップ14のローレット15を前記グ
    ランドナット12のローレット13から外して前記調整用リ
    ング10のローレット11のみとかみ合わせ、調整後、前記
    つまみ兼ロック用キャップ14を押し下げることにより、
    このつまみ兼ロック用キャップ14のローレット15を前記
    調整用リング10及びグランドナット12のローレット11及
    び13に跨ってかみ合わせた状態でつまみ兼ロック用キャ
    ップ14のロック用爪16を前記グランドナット12のロック
    用溝部17に係合するように構成したことを特徴とする調
    整弁。
  2. 【請求項2】グランドナット12のロック用溝部17に、つ
    まみ兼ロック用キャップ14の弾力性を有するロック用爪
    16の係合・離脱案内用テーパー部18を設けた請求項
    (1)記載の調整弁。
JP1990024474U 1990-03-13 1990-03-13 調整弁 Expired - Lifetime JPH0749172Y2 (ja)

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JPH03115279U JPH03115279U (ja) 1991-11-28
JPH0749172Y2 true JPH0749172Y2 (ja) 1995-11-13

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