JP2533647B2 - 締め付け具 - Google Patents

締め付け具

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JP2533647B2
JP2533647B2 JP1182858A JP18285889A JP2533647B2 JP 2533647 B2 JP2533647 B2 JP 2533647B2 JP 1182858 A JP1182858 A JP 1182858A JP 18285889 A JP18285889 A JP 18285889A JP 2533647 B2 JP2533647 B2 JP 2533647B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、電動ドリルや電動ドライバー等の工具にお
いてドリルビットやドライバービット等のツールの保持
用として設けられるチャックと称される締め付け具に関
するものである。
【従来の技術】
この種の締め付け具は、工具本体から突出する駆動軸
に取り付けられて使用に供されるのであるが、この駆動
軸への着脱、特に取り外しの際の便のために、締め付け
具における駆動軸とねじ結合する部材であるシャフトに
スパナのような脱着用工具を係合させるための平行カッ
ト部のような係合部を設けたものがある。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような係合部を締め付け部に設けること
は、締め付け具の全長を長くしてしまうことになり、工
具本体に取り付けた時に狭い場所での作業を困難とする
ことになる。ツールの着脱のために設けられている操作
ハンドル等の操作部の長さを、係合部の長さの分だけ短
くすることで、全長を増加させることなく係合部を設け
ることは可能であるが、この場合には操作ハンドル等の
操作部の操作性が犠牲となってしまう。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは工具本体の駆動軸に対する着脱を
容易とするための係合部を備えつつ、全長の増加を抑え
ることができる上に、操作性を犠牲としてしまうことも
ない締め付け具を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明に係る締め付け具は、動力が伝達され
るシャフトと、このシャフトに対して相対回転自在とさ
れたスリーブと、シャフトに対するスリーブの回転に伴
なって径方向移動を行なう締め付け用の爪と、この爪の
開閉用であってスリーブ乃至シャフトに回転結合された
リング状操作部とを備え、上記シャフトには工具本体の
駆動軸とのねじ結合用のねじが形成されている締め付け
具において、シャフトの後端部外周面には工具本体に対
する脱着作業工具が係合する係合部が設けられて、この
係合部を覆う上記リング状操作部がシャフトの軸方向に
スライドして上記係合部を開放自在としていることに第
1の特徴を有し、また係合部を覆う上記リング状操作部
がスリーブあるいはシャフトに対して着脱自在とされて
いることに第2の特徴を有し、係合部を覆う上記リング
状操作部は自身の破断用の肉薄部を備えていることに第
3の特徴を有し、係合部を覆う上記リング状操作部は少
なくとも係合部を覆う部分が伸縮自在な部材で形成され
て上記係合部を開放自在としていることに第4の特徴を
有し、係合部を覆う上記リング状操作部が係合部との対
応部に切欠を備えていることに第5の特徴を有するもの
であり、更には動力が伝達されるシャフトと、このシャ
フトに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフ
トに対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行な
う締め付け用の爪と、シャフトに対するスリーブの回転
をロックする手段と、この爪の開閉用であってスリーブ
乃至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備
え、上記ロック手段はシャフトに設けられた被噛合部
と、スリーブに設けられて上記被噛合部に係止するロッ
ク材と、スリーブに対する回転でロック材と被噛合部と
の係止を外す回転リングとからなり、シャフト外周に回
転自在に配された回転リングはスリーブに対して回転方
向において所要の遊びを持つ状態でスリーブに係合して
おり、シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用の
ねじが形成されており、シャフトの後端部外周面には工
具本体に対する脱着作業工具が係合する係合部が設けら
れおり、係合部を覆う上記リング状操作部がシャフトの
軸方向にスライドして上記係合部を開放自在としている
とともに上記回転リングとのクリック係合部を備えてい
ることに第6の特徴を有するものである。 [作用] 本発明の第1〜第5の特徴とするところによれば、通
常は係合部をリング状操作部によって隠しており、従っ
てリング状操作部を操作性の確保に必要な長さとするこ
とができるものであり、脱着用工具を係合部に係合させ
る必要がある時には、リング状操作部を軸方向にスライ
ドさせたり、取り外したり、破断してしまったり、伸縮
させたりすることで、係合部を開放してしまうことがで
き、またリング状操作部に切欠を設けたものでは、この
切欠を通じて脱着用工具を係合部に係合させることがで
きる。 また第6の特徴とするところによれば、上記の点に加
えて、シャフトに対するスリーブの回転を阻止して爪に
よるツールの保持が緩んでしまうことを阻止するロック
手段の解除を、回転リングを握りつつ電動工具を作動さ
せることによるシャフトの回転駆動を利用して行なうこ
とができる。 [実施例] 以下本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、第1
図〜第5図に示す締め付け具は、シャフト1、操作ハン
ドル2、爪5、フロートねじ6、ガイドブロック7、ス
リーブ8、そしてロック手段等から構成されるもので、
金属製の筒状のものとして形成されているシャフト1
は、後端部外周面が平行カットのような異形断面とされ
た係合部12とされ、中央部外周面に全周にわたる歯11が
設けられ、更にフランジ14が形成された前端部の内周面
に雌ねじ13が切削されている。 そして、このシャフト1には、電動ドリル等の工具本
体の出力部である駆動軸10が連結される。この連結は、
シャフト1と駆動軸10とをねじ結合させるとともにシャ
フト1内に配したカラー45を貫通する止めねじ46を駆動
軸10先端にねじ込むことで行われる。また、シャフト1
における上記係合部12は、この駆動軸10とシャフト1と
の連結及び連結解除の際に、スパナのような脱着用工具
を係合させるために設けられたものである。 そしてシャフト1の前端部の外周にはスリーブ8が装
着され、シャフト1の雌ねじ13にはフロートねじ6がね
じこまれている。上記スリーブ8は、外周面に溝80が形
成され、前記側にねじ88が形成され、更に後端面の外周
部には軸81が取り付けられており、この軸81によって、
一端に係止部83を、他端に係合部84を備えているロック
材82を回転自在に支持している。また、上記軸81には、
一端がスリーブ8に差し込まれ、他端がロック材82に接
してロック材82をその係止部83側がスリーブ8の中心方
向に向かう方向に付勢するねじりコイルばねにて形成さ
れたばね85が装着されている。 ドリルビットやドライバービットであるツールを締め
付ける複数本の爪5は、いずれも外面が傾斜面とされた
ものであるとともに、後端に係合片50を有しており、こ
の係合片50を上記フロートねじ6の前端に設けられた係
合溝60に係合させている。また各爪5は、円錐体状の金
属製ガイドブロック7に形成されたスリット70に納めら
れているとともに、ガイドブロック7外面の円錐面に翼
片51を係合させている。 そしてこれらガイドブロック7及び爪5は、上記スリ
ーブ8の前端にねじ88によって連結されたテーパブッシ
ュ27内に納められている。尚、ガイドブロック7もテー
パブッシュ27やスリーブ8に対して固定され、これらが
一体に回転するものとなっている。 操作ハンドル2は円筒状の合成樹脂の成形品として形
成されてスリーブ8の外周側に軸方向のスライドが自在
な状態で配設されたもので、後端側が外周片と内周片と
に別れた二重筒状になっており、その内周面にはスリー
ブ8の溝80と係合する凸部(図示せず)を備えている。
ただし、凸部の幅は溝80の幅よりも小さいために、スリ
ーブ8に対して操作ハンドル2は軸まわりの回転方向に
おいて遊びを持つものとなっている。 また、前記シャフト1の後端部には、リング9が装着
されている。ストップリング95によってシャフト1から
の抜け止めがなされるとともにシャフト1に対して回転
自在となっているリング9は、その外周縁に操作ハンド
ル2の後端部内周面に形成された溝に係合して操作ハン
ドル2とリング9とが一体に回転するようにしている突
部91,91と、スリーブ8の溝80に係合する係合片92,92
と、断面L字形のカム片93とを備えている。尚、上記係
合片92の幅は、スリーブ8の溝80の幅よりも小さく、操
作ハンドル2と同様に、スリーブ8に対してリング9が
回転方向について遊びを持ったものとなっている。 さて、前記ロック材82は、ばね85による付勢によって
その係止部83をシャフト1外周面に形成された歯11にラ
チェット係止させるために、シャフト1に対するスリー
ブ8の回転、正確には第5図中のF方向の回転を阻止す
る。またスリーブ8に対する遊びの範囲内で操作ハンド
ル2及びリング9をシャフト1に対してF方向に回転さ
せる時、リング9に設けられたカム片93がロック材82の
係合部84を押圧してばね85による付勢に抗してロック材
82を回転させるために、係止部83が歯11から外れ、シャ
フト1に対するスリーブ8の回転が自在となる。 しかしてこの締め付け具において、ツールの取り付け
にあたっては、先端開口からツールの後端部を差し込
み、操作ハンドル2を握りつつ工具本体を作動させて、
シャフト1を第5図中にT1で示す方向に回転させればよ
い。ロック材82は歯11によって押しあげられるために、
シャフト1に対するスリーブ8の回転を許すものであ
り、この時、スリーブ8と供にテーパブッシュ27及びガ
イドブロック7、更にフロートねじ6がシャフト1に対
して相対的に回転することから、シャフト1と螺合して
いるフロートねじ6は前進して各爪5を前方へと移動さ
せる。この結果、翼片51をガイドブロック7とテーパブ
ッシュ27内周面との間に位置させている各爪5は、径方
向における中心へと集まり、ツールを締め付ける。 ビスを緩める作業を行う時には、シャフト1を第5図
中の矢印T2で示す方向に回転させることになる。この場
合、シャフト1外周面の歯11にロック材82が食い込むこ
とから、シャフト1に対するスリーブ8の回転がロック
される。このために、シャフト1に対する操作ハンドル
2の相対的回転によって、爪5が広がってツールの締め
付けが緩んでしまうということがない。 次にツールの取り外しは、操作ハンドル2をつかんだ
状態でシャフト1を矢印T2で示す方向に回転させること
によって行なうことがきる。すなわち、操作ハンドル2
をつかんでシャフト1を矢印T2方向に回転させる時、ロ
ック材82と歯11との係止によって、スリーブ8はシャフ
ト1と共に回転を始めるが、操作ハンドル2はスリーブ
8との間に回転方向において遊びを持っているために、
スリーブ8が回転を始めれば、ロック材82の係合部84が
操作ハンドル2と一体に回転するリング9のカム片93に
押し付けられ、これによってロック材82がばね85に抗し
て回転し、第4図に示すように、係止部83が歯11から外
れるものであり、以後はシャフト1のみが回転を行な
う。このために、爪5が広がってツールの締め付けが解
除されるものである。 そして、ここで示した締め付け具では、通常時、操作
ハンドル2はシャフト1に形成された前記係合部12を覆
う位置に置かれているために、係合部12が隠された状態
にあり、またこの状態が、リング9の外周縁と、操作ハ
ンドル2の後端部内周面に形成された前後二つのクリッ
ク突起26,26のうちの前方側のクリック突起26との係合
で保持されている。 しかし、駆動軸10とシャフト1との連結を外したりす
るために、シャフト1の係合部12に脱着用工具を係合さ
せる必要が生じた時には、第2図に示すように、操作ハ
ンドル2を軸方向にスライドさせて後方側のクリック突
起26がリング9の外周縁に係合するようにすることで、
係合部12を開放させてしまうことができるものであり、
従って、脱着用工具を係合部12に係合させることができ
るものとなる。 操作リング2を更に前方側へとスライドさせた時に
は、第6図に示すように、操作ハンドル2を取り外して
しまうことができる。つまり、係合部12を完全に露出さ
せてしまうことができる。なお、従来のものにおいては
締め付け具を駆動軸10から外さないことには操作ハンド
ル2の取り外しができず、駆動軸10に取り付けた状態で
の操作ハンドル2の着脱はできなかった。ガイドブロッ
ク27外周面に形成した第3図中に示す軸方向の溝28は、
操作ハンドル2を軸方向にスライドさせる際に、操作ハ
ンドル2の内周面に設けられて溝80と係合することで操
作ハンドル2とスリーブ8との間の回転規制を行う突起
が通るところである。 第7図〜第11図に他の実施例を示す。これは操作ハン
ドル2の後方側に、シャフト1に対して回転固定された
ハンドル3を設けて、このハンドル3でシャフト1の係
合部12を覆っているものであり、操作ハンドル2よりも
大径で軸方向スライド自在となっているハンドル3は、
シャフト1の異形断面部である係合部12と一致する形状
の軸孔を備えてシャフト1に回転固定されるリング9の
外周縁で保持され、またリング9の突起81によってリン
グ9を介してシャフト1に回転固定されている。 そして、この締め付け具では、係合部12を覆っている
ハンドル3と操作ハンドル2とを夫々つかんでこの両者
を相対回転させることで、つまりはシャフト1に対して
スリーブ8を相対回転させることで、爪5を軸と直交す
る方向に移動させてツールの取り付けや取り外しを行
う。 シャフト1の係合部12を露出させる必要が生じた時に
は、ハンドル3の内周面に形成された前後二つの係合溝
30,30のうちの前方側の溝30にリング9の外周縁が係合
している状態から、ハンドル3を前方にスライドさせる
ことで、第8図に示すように、後方側の係合溝30にリン
グ9の外周縁が係合する状態とするか、あるいは第10図
に示すように、ハンドル3を前方側に抜き取ってしまえ
ばよい。 尚、ここで示した締め付け具は、上記実施例で示した
ようなロック手段を持っておらず、従って操作ハンドル
2とスリーブ8との間には回転方向の遊びが設けられて
おらないのであるが、操作ハンドル2とスリーブ8との
間に回転方向の遊びを持たせるとともに、操作ハンドル
2の内周面に前記実施例におけるリング9のカム片93に
相当する部材を設け、そしてスリーブ8にロック材82
を、シャフト1に歯を設けることによって、前記実施例
の場合と同様のロック手段を形成することができる。 工具本体が駆動軸10の回転をロックする手段を備えて
いるものではハンドル3がなくとも工具本体と操作ハン
ドル2とを持って両者を相対回転させることでツールの
着脱ができる。この場合には、第12図及び第13図に示す
ように、操作ハンドル2の後端部で係合部12を覆うとと
もに操作ハンドル2を軸方向にスライド自在とし、シャ
フト1に対して回転自在とされたリング9の外周縁と、
操作ハンドル2の後端部の内周面に形成した前後二つの
係合溝29,29とを係合させることができるようにすれば
よい。 操作ハンドル2を前方へスライドさせて後方側の係合
溝29にリング9を係合させる時、係合部12が開放される
ことになる。また、このものにおいても、スリーブ8の
溝80と係合して操作ハンドル2とスリーブ8とが一体に
回転するようにしている操作ハンドル2内面の突起25
を、ガイドブロック27の溝28に通すことができるように
していることから、操作ハンドル2を完全に外してしま
うこともできる。 第14図乃至第17図に他の実施例を示す。これはハンド
ル3を薄肉のヒンジ部31で一体につながった二つ割り状
のものとするとともに、内周面からシャフト1の異形断
面である係合部12を挟み込むことになるリブ32,32を一
体に突設し、更にヒンジ部31と反対側のところに互いに
係合する係合連結部33を設けたものである。 常時はハンドル3によってシャフト1の係合部12を覆
っているが、上記係合連結部33の係合を解除すれば、第
17図に示すようにハンドル3を開いて係合部12を露出さ
せることができ、脱着用工具を係合部12に係合させるに
あたり、ハンドル3が邪魔になるようなことが全くない
ものとなる。 尚、ハンドル3が大きく開いてシャフト1から完全に
取り外してしまえるようになっておらなくとも、ある程
度の角度だけ開くようになっておりさえすれば、係合部
12に脱着用工具を係合させることができる。 前述のように、ハンドル3が不要となっているもので
は、操作ハンドル2でシャフト1の係合部12を覆うとと
もに、この操作ハンドル2を第18図及び第19図に示すよ
うに、薄肉のヒンジ部23と係合連結部24とを備えた二つ
割り状のものとすることで、上記実施例におけるハンド
ル3の場合と同様に、操作ハンドル2を開くことによっ
て係合部12を露出させることができるようになる。 ところで、脱着用工具を使用しなくてはならない状況
というのは、工具本体に締め付け具を取り付ける時では
なく、取り外す時である。このために、第20図あるいは
第21図に示すように、シャフト1の係合部12を覆ってい
るハンドル3もしくは操作ハンドル2の外周面に、軸方
向の凹溝36を設けて、この凹溝36にドライバー等の工具
で衝撃を与えたならば、合成樹脂成形品であるハンドル
3もしくは操作ハンドル2が割れて、シャフト1やスリ
ーブ8から取り外してしまえるようにしてもよい。 また、このようにする場合には、ハンドル3あるいは
操作ハンドル2の成形の際のゲートが図中37で示す位置
にくるようにしておくと、凹溝36の付近にウェルドライ
ンを配置することができるために、凹溝36付近の強度を
弱くすることができる。 第22図あるいは第23図に示すように、係合部12を覆っ
ているハンドル3もしくは操作ハンドル2の少なくとも
後端部を弾性体で形成したり蛇腹状としたりすることで
伸縮自在としたならば、図に示すようにハンドル3ある
いは操作ハンドル2を縮めることで、脱着用工具を係合
部12に係合させることができる。 更には第24図や第25図に示すように、シャフト1の係
合部12を覆っているハンドル3もしくは操作ハンドル2
における係合部12と対応部分に切欠38を設けておき、こ
の切欠38を通じて脱着用工具を係合部12に係合させるこ
とができるようにしてもよい。 尚、係合部12として、平行カットのような異形断面を
持つものを示したが、このような係合部12を形成するに
あたり、第26図(a)に示すように、二対の平行カット
を設けて、一方をmm系のスパナ用、他方をインチ系のス
パナ用としておくと、mm系及びインチ系のいずれのスパ
ナも脱着用工具として使用することができるようになっ
て便利である。 この他、第26図(b)に示すように、ローレット等の
凹凸を設けたものとして係合部12を形成してもよい。こ
の場合には、ペンチ等の汎用工具を脱着用工具として使
用することができる。ローレットで形成する場合には、
その加工コストが安くなる。 また、第26図(c)に示すように、係合部12は孔とし
て設けたものであってもよい。この場合には、脱着用工
具として棒状材を使用することになり、汎用性がある上
に、上記切欠38を通じて係合部12に着脱用工具を係合さ
せる時など、このような構造の係合部12は、切欠38を小
さなもので済ますことができるようになる。 第27図以下に示す実施例は、シャフト1の係合部12を
ハンドル3で覆うとともに、ハンドル3を軸方向にスラ
イドさせることで係合部12を開放することができるよう
にした点で第7図〜第11図に示した実施例と同じである
が、爪5を動かすための構造が異なっている。すなわ
ち、筒状シャフト1の前部に斜めの孔をあけて、この孔
に爪5をスライド自在に通すとともに、爪5の外周面に
雄ねじ55を設け、更に組み立てのために複数個に分割し
たものとして形成したスリーブ8の内周面に、爪5の雄
ねじ55と螺合する雌ねじ89を設けて、操作ハンドル2を
回転させる時、操作ハンドル2にボール87を介して連結
されているスリーブ8も回転して爪5が移動するように
してある。図中4はドリルビットで示したツールであ
る。
【発明の効果】
以上のように本発明の第1〜第5の特徴とするところ
においては、通常は係合部をリング状操作部によって隠
しており、従ってリング状操作部を操作性の確保に必要
な長さとすることができると同時に、全長を長くするこ
となく係合部を設けることができるものであり、そして
脱着用工具を係合部に係合させる必要がある時には、リ
ング状操作部を軸方向にスライドさせたり、取り外した
り、破断してしまったり、伸縮させたりすることで、係
合部を開放してしまうことができ、また上記リング状操
作部に切欠を設けたものでは、この切欠を通じて脱着用
工具を係合部に係合させることができるものである。 また第6の特徴とするところによれば、上記の点に加
えて、シャフトに対するスリーブの回転を阻止して爪に
よるツールの保持が緩んでしまうことを阻止するロック
手段の解除を、回転リングを握りつつ電動工具を作動さ
せることによるシャフトの回転駆動を利用して行なうこ
とができるものであって、ロック及びロック解除操作を
簡便に且つスピーディに行えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明一実施例の破断側面図、第3
図は同上の分解斜視図、第4図及び第5図は同上の横断
面図、第6図は同上の破断側面図、第7図及び第8図は
他の実施例の縦断面図、第9図は同上の分解斜視図、第
10図は同上の縦断面図、第11図は同上の背面図、第12図
は更に他の実施例の分解斜視図、第13図は同上の縦断面
図、第14図は別の実施例の縦断面図、第15図は同上の破
断背面図、第16図は同上のハンドルの平面図、第17図は
同上の破断背面図、第18図及び第19図は更に別の実施例
の背面図と操作ハンドルの平面図、第20図及び第21図は
他の実施例に係るハンドルと操作ハンドルの背面図、第
22図は更に他の実施例に係る部分平面図、第23図は同上
の他例の部分平面図、第24図は別の実施例に係る部分平
面図、第25図は同上の他例の部分平面図、第26図(a)
(b)(c)は夫々係合部の一例を示す斜視図、第27図
及び第28図は更に別の実施例の縦断面図、第29図は同上
の背面図であって、1はシャフト、2は操作ハンドル、
3はハンドル、5は爪、8はスリーブ、10は駆動軸、12
は係合部を示す。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、この爪の開閉用であってスリーブ乃
    至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備え、
    上記シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用のね
    じが形成されている締め付け具において、シャフトの後
    端部外周面には工具本体に対する脱着作業工具が係合す
    る係合部が設けられており、この係合部を覆う上記リン
    グ状操作部がシャフトの軸方向にスライドして上記係合
    部を開放自在としていることを特徴とする締め付け具。
  2. 【請求項2】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、この爪の開閉用であってスリーブ乃
    至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備え、
    上記シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用のね
    じが形成されている締め付け具において、シャフトの後
    端部外周面には工具本体に対する脱着作業工具が係合す
    る係合部が設けられており、係合部を覆う上記リング状
    操作部がスリーブあるいはシャフトに対して着脱自在と
    されていることを特徴とする締め付け具。
  3. 【請求項3】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、この爪の開閉用であってスリーブ乃
    至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備え、
    上記シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用のね
    じが形成されている締め付け具において、シャフトの後
    端部外周面には工具本体に対する脱着作業工具が係合す
    る係合部が設けられており、係合部を覆う上記リング状
    操作部は自身の破断用の肉薄部を備えていることを特徴
    とする締め付け具。
  4. 【請求項4】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、この爪の開閉用であってスリーブ乃
    至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備え、
    上記シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用のね
    じが形成されている締め付け具において、シャフトの後
    端部外周面には工具本体に対する脱着作業工具が係合す
    る係合部が設けられており、係合部を覆う上記リング状
    操作部は少なくとも係合部を覆う部分が伸縮自在な部材
    で形成されて上記係合部を開放自在としていることを特
    徴とする締め付け具。
  5. 【請求項5】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、この爪の開閉用であってスリーブ乃
    至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを備え、
    上記シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用のね
    じが形成されている締め付け具において、シャフトの後
    端部外周面には工具本体に対する脱着作業工具が係合す
    る係合部が設けられており、係合部を覆う上記リング状
    操作部が係合部との対応部に切欠を備えていることを特
    徴とする締め付け具。
  6. 【請求項6】動力が伝達されるシャフトと、このシャフ
    トに対して相対回転自在とされたスリーブと、シャフト
    に対するスリーブの回転に伴なって径方向移動を行なう
    締め付け用の爪と、シャフトに対するスリーブの回転を
    ロックするロック手段と、上記爪の開閉用であってスリ
    ーブ乃至シャフトに回転結合されたリング状操作部とを
    備え、上記ロック手段はシャフトに設けられた被噛合部
    と、スリーブに設けられて上記被噛合部に係止するロッ
    ク材と、スリーブに対する回転でロック材と被噛合部と
    の係止を外す回転リングとからなり、シャフト外周に回
    転自在に配された回転リングはスリーブに対して回転方
    向において所要の遊びを持つ状態でスリーブに係合して
    おり、シャフトには工具本体の駆動軸とのねじ結合用の
    ねじが形成されており、シャフトの後端部外周面には工
    具本体に対する脱着作業工具が係合する係合部が設けら
    れており、係合部を覆う前記リング状操作部がシャフト
    の軸方向にスライドして上記係合部を開放自在としてい
    るとともに上記回転リングとのクリック係合部を備えて
    いることを特徴とする締め付け具。
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