JPH0749088Y2 - 車両用ディスクブレ―キの分割型キャリパボディ - Google Patents
車両用ディスクブレ―キの分割型キャリパボディInfo
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- JPH0749088Y2 JPH0749088Y2 JP6157391U JP6157391U JPH0749088Y2 JP H0749088 Y2 JPH0749088 Y2 JP H0749088Y2 JP 6157391 U JP6157391 U JP 6157391U JP 6157391 U JP6157391 U JP 6157391U JP H0749088 Y2 JPH0749088 Y2 JP H0749088Y2
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- piece
- caliper body
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車や自動二輪車等
の車両ディスクブレ―キに用いられる分割型キャリパボ
ディの構造に関する。
の車両ディスクブレ―キに用いられる分割型キャリパボ
ディの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】分割型のキャリパボディとして、例えば
実開昭５０―２００９０号公報に示される如き、３ピ―
スタイプが知られている。このキャリパボディは、ディ
スクロ―タ周面外方のブリッジ部で作用部側ピ―スと反
作用部側ピ―スとに分断し、これらの間に中間ピ―スを
介装したもので、中間ピ―スの厚さを変更することによ
って、キャリパボディの汎用性を図ると同時に、作用部
側及び反作用部側ピ―スの外周縁から中間ピ―スを突出
させることにより、接合で生じるはぐみを隠すようにし
ている。
実開昭５０―２００９０号公報に示される如き、３ピ―
スタイプが知られている。このキャリパボディは、ディ
スクロ―タ周面外方のブリッジ部で作用部側ピ―スと反
作用部側ピ―スとに分断し、これらの間に中間ピ―スを
介装したもので、中間ピ―スの厚さを変更することによ
って、キャリパボディの汎用性を図ると同時に、作用部
側及び反作用部側ピ―スの外周縁から中間ピ―スを突出
させることにより、接合で生じるはぐみを隠すようにし
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような構成にあっ
ては、ブリッジ部で重ねられる３ピ―スの接合面積が小
さく、しかも単に面接触させるだけであるから、作用部
側ピ―スと反作用部側ピ―スから作用する制動反力によ
って、接合面がズレたり開きを生じて、充分な制動トル
クが得られないばかりか、座屈発生の原因となってお
り、この現象は、大型で重量の嵩む作用部側ピ―スの接
合面において顕著に現われる。
ては、ブリッジ部で重ねられる３ピ―スの接合面積が小
さく、しかも単に面接触させるだけであるから、作用部
側ピ―スと反作用部側ピ―スから作用する制動反力によ
って、接合面がズレたり開きを生じて、充分な制動トル
クが得られないばかりか、座屈発生の原因となってお
り、この現象は、大型で重量の嵩む作用部側ピ―スの接
合面において顕著に現われる。
【０００４】本考案は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、第１の考案では、分割されたピ―スの接合面
におけるズレや開きを防止して、充分な制動トルクを確
保すると共に、座屈等の損傷防止を図り、また第２の考
案では、第１考案の構成を利用して角シ―ルが容易に装
着できるようにした車両用ディスクブレ―キの分割型キ
ャリパボディを提供することを目的としている。
たもので、第１の考案では、分割されたピ―スの接合面
におけるズレや開きを防止して、充分な制動トルクを確
保すると共に、座屈等の損傷防止を図り、また第２の考
案では、第１考案の構成を利用して角シ―ルが容易に装
着できるようにした車両用ディスクブレ―キの分割型キ
ャリパボディを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従い、第１
の考案では、ディスクロ―タ外方のブリッジ部で分断さ
れた１つのピ―スに、ピストンが内挿されるシリンダ孔
をディスクロ―タ側に開口して設けた車両用ディスクブ
レ―キの分割型キャリパボディにおいて、前記シリンダ
孔付きピ―スとブリッシ部にて接合される隣接のピ―ス
に、シリンダ孔の開口部外周面を覆うリング体を延設
し、該リング体とシリンダ孔付きピ―スとを、シリンダ
孔を囲繞する嵌合凹部と嵌合突部とで凹凸嵌合すると共
に、該嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に間隙
を設定している。
の考案では、ディスクロ―タ外方のブリッジ部で分断さ
れた１つのピ―スに、ピストンが内挿されるシリンダ孔
をディスクロ―タ側に開口して設けた車両用ディスクブ
レ―キの分割型キャリパボディにおいて、前記シリンダ
孔付きピ―スとブリッシ部にて接合される隣接のピ―ス
に、シリンダ孔の開口部外周面を覆うリング体を延設
し、該リング体とシリンダ孔付きピ―スとを、シリンダ
孔を囲繞する嵌合凹部と嵌合突部とで凹凸嵌合すると共
に、該嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に間隙
を設定している。
【０００６】また、第２の考案では、前記シリンダ孔の
ディスクロ―タ側に段状溝を周設し、該段状溝を、前記
リング体で覆って角シ―ル溝としたものである。
ディスクロ―タ側に段状溝を周設し、該段状溝を、前記
リング体で覆って角シ―ル溝としたものである。
【０００７】
【作用】この構成によって、両ピ―スの接合面積が増大
される。また嵌合凹部と嵌合突部との凹凸嵌合により、
ディスク半径方向の荷重に対する強度が確保される。ま
た嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に設定した
間隙によって、接合面に浮きがなくなり、密着性がよく
なる。更にこれらの構成から、制動反力による接合面の
開きが極力防止され、座屈も生じにくいものとなる。
される。また嵌合凹部と嵌合突部との凹凸嵌合により、
ディスク半径方向の荷重に対する強度が確保される。ま
た嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に設定した
間隙によって、接合面に浮きがなくなり、密着性がよく
なる。更にこれらの構成から、制動反力による接合面の
開きが極力防止され、座屈も生じにくいものとなる。
【０００８】第２の考案では、角シ―ルを予め組合わせ
前の段状溝に嵌め込んでおき、リング体の被覆によって
角シ―ル溝内に抜止めする。
前の段状溝に嵌め込んでおき、リング体の被覆によって
角シ―ル溝内に抜止めする。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の第１実施例を図１に基づいて
説明する。
説明する。
【００１０】ディスクブレ―キ１は、一対の摩擦パッド
２，２を、ディスクロ―タ３の両側面に押圧するキャリ
パボディ４が、ディスクロ―タ３の一側で車体に固設さ
れたキャリパブラケット５に、スライドピン６を介し
て、ディスク軸方向へ移動可能に支持されている。
２，２を、ディスクロ―タ３の両側面に押圧するキャリ
パボディ４が、ディスクロ―タ３の一側で車体に固設さ
れたキャリパブラケット５に、スライドピン６を介し
て、ディスク軸方向へ移動可能に支持されている。
【００１１】キャリパボディ４は、ディスクロ―タ３の
周面外方で、該ロ―タ３の側面と平行に分断された作用
部側ピ―ス４ａと反作用部側ピ―ス４ｂとを、連結ボル
ト７にて一体化したもので、これらピ―ス４ａ，４ｂ
は、アルミ合金や鋳鉄による鋳造成形のほか、焼結合金
で成形される。
周面外方で、該ロ―タ３の側面と平行に分断された作用
部側ピ―ス４ａと反作用部側ピ―ス４ｂとを、連結ボル
ト７にて一体化したもので、これらピ―ス４ａ，４ｂ
は、アルミ合金や鋳鉄による鋳造成形のほか、焼結合金
で成形される。
【００１２】作用部側ピ―ス４ａには、ディスクロ―タ
側に開口するシリンダ孔４ｃと、車体取付け用のボス部
４ｄとが設けられ、また反作用部側ピ―ス４ｂには、デ
ィスクロ―タ３の外周を跨ぐブリッジ部４ｅと、反力爪
４ｆとが設けられている。シリンダ孔４ｃにはピストン
８が内挿され、またボス部４ｄにはボス孔４ｇが穿設さ
れており、ボス孔４ｇには、キャリパブラケット５に突
設された前述のスライドピン６が、ガイドスリ―ブ９を
介して挿通される。
側に開口するシリンダ孔４ｃと、車体取付け用のボス部
４ｄとが設けられ、また反作用部側ピ―ス４ｂには、デ
ィスクロ―タ３の外周を跨ぐブリッジ部４ｅと、反力爪
４ｆとが設けられている。シリンダ孔４ｃにはピストン
８が内挿され、またボス部４ｄにはボス孔４ｇが穿設さ
れており、ボス孔４ｇには、キャリパブラケット５に突
設された前述のスライドピン６が、ガイドスリ―ブ９を
介して挿通される。
【００１３】シリンダ孔４ｃの底部には、ピストン８の
内挿によって液圧室１０が画成され、該液圧室１０へ、
図示しない公知の液圧マスタシリンダで発生した圧液が
供給されると、ピストン８がシリンダ孔４ｃを前進し
て、一方の摩擦パッド２をディスクロ―タ３の一側面へ
押圧する。次にこの反作用によって、キャリパボディ４
がスライドピン６に案内されながら作用部側ピ―ス４ａ
方向へ移動し、反作用部側ピ―ス４ｂの反力爪４ｆが、
他方の摩擦パッド２をディスクロ―タ３の他側面へ押圧
して制動作用が行なわれる。
内挿によって液圧室１０が画成され、該液圧室１０へ、
図示しない公知の液圧マスタシリンダで発生した圧液が
供給されると、ピストン８がシリンダ孔４ｃを前進し
て、一方の摩擦パッド２をディスクロ―タ３の一側面へ
押圧する。次にこの反作用によって、キャリパボディ４
がスライドピン６に案内されながら作用部側ピ―ス４ａ
方向へ移動し、反作用部側ピ―ス４ｂの反力爪４ｆが、
他方の摩擦パッド２をディスクロ―タ３の他側面へ押圧
して制動作用が行なわれる。
【００１４】反作用部側ピ―ス４ｂには、ブリッジ部４
ｅの作用部側内面から、シリンダ孔４ｃの開口部前面へ
延びるリング体４ｈが延設されており、これによって、
両ピ―ス４ａ，４ｂの接合面４ｉは、後述する嵌合凹部
４ｋと嵌合突部４ｍとの部分を除いて、ブリッジ部４ｅ
の外縁から、リング体４ｈのディスク内周側端に亙る広
い面積が確保される。リング体４ｈの内周面４ｊは、シ
リンダ孔４ｃの長さの一部を担うように、シリンダ孔４
ｃと略同径に形成されており、ピストン８の先端は、こ
の内周面４ｊからディスクロ―タ３側へ突出して設けら
れる。
ｅの作用部側内面から、シリンダ孔４ｃの開口部前面へ
延びるリング体４ｈが延設されており、これによって、
両ピ―ス４ａ，４ｂの接合面４ｉは、後述する嵌合凹部
４ｋと嵌合突部４ｍとの部分を除いて、ブリッジ部４ｅ
の外縁から、リング体４ｈのディスク内周側端に亙る広
い面積が確保される。リング体４ｈの内周面４ｊは、シ
リンダ孔４ｃの長さの一部を担うように、シリンダ孔４
ｃと略同径に形成されており、ピストン８の先端は、こ
の内周面４ｊからディスクロ―タ３側へ突出して設けら
れる。
【００１５】リング体４ｈの反ディスクロ―タ側には、
大径の嵌合凹部４ｋが、内周面４ｊ及びシリンダ孔４ｃ
と同軸に凹設されており、リング体４ｈは、接合面４ｉ
にシ―ルリング１１を挟んで、この嵌合凹部４ｋと、作
用部側ピ―ス４ａにシリンダ孔４ｃを囲繞して設けられ
た大径の嵌合突部４ｍとを凹凸嵌合することにより、シ
リンダ孔４ｃの開口部外周面を覆って設けられる。嵌合
凹部４ｋの底壁と、嵌合突部４ｍの先端壁との間には、
間隙Ｃが設定されており、この間隙Ｃによって、接合面
４ｉが確実に密着性できるようにしている。
大径の嵌合凹部４ｋが、内周面４ｊ及びシリンダ孔４ｃ
と同軸に凹設されており、リング体４ｈは、接合面４ｉ
にシ―ルリング１１を挟んで、この嵌合凹部４ｋと、作
用部側ピ―ス４ａにシリンダ孔４ｃを囲繞して設けられ
た大径の嵌合突部４ｍとを凹凸嵌合することにより、シ
リンダ孔４ｃの開口部外周面を覆って設けられる。嵌合
凹部４ｋの底壁と、嵌合突部４ｍの先端壁との間には、
間隙Ｃが設定されており、この間隙Ｃによって、接合面
４ｉが確実に密着性できるようにしている。
【００１６】またシリンダ孔４ｃには角シ―ル溝４ｎ
が、リング体４ｈの内周面４ｊには、ダストシ―ル溝４
ｐがそれぞれ設けられていて、これら溝４ｎ，４ｐに
は、角シ―ル１２とダストシ―ル１３とが嵌合される。
が、リング体４ｈの内周面４ｊには、ダストシ―ル溝４
ｐがそれぞれ設けられていて、これら溝４ｎ，４ｐに
は、角シ―ル１２とダストシ―ル１３とが嵌合される。
【００１７】本実施例は、このように嵌合凹部４ｋと嵌
合突部４ｍとを凹凸嵌合するので、両ピ―ス４ａ，４ｂ
の組付けが容易となり、またディスク半径方向の荷重に
対する充分な強度が確保される。更に、嵌合凹部４ｋの
底壁と、嵌合突部４ｍの先端壁との間に設定された間隙
Ｃによって、接合面４ｉが浮き上がりなく強固に接合さ
れる。これにより、接合面４ｉに制動反力がかかった場
合には、ズレや開きが極力防止され、同時に座屈も生じ
にくくなり、設定された制動トルクを充分に発揮するこ
とができる。更に連結ボルト７への曲げ荷重が抑えられ
るので、連結ボルト７に緩みを生じる虞がなくなる。
合突部４ｍとを凹凸嵌合するので、両ピ―ス４ａ，４ｂ
の組付けが容易となり、またディスク半径方向の荷重に
対する充分な強度が確保される。更に、嵌合凹部４ｋの
底壁と、嵌合突部４ｍの先端壁との間に設定された間隙
Ｃによって、接合面４ｉが浮き上がりなく強固に接合さ
れる。これにより、接合面４ｉに制動反力がかかった場
合には、ズレや開きが極力防止され、同時に座屈も生じ
にくくなり、設定された制動トルクを充分に発揮するこ
とができる。更に連結ボルト７への曲げ荷重が抑えられ
るので、連結ボルト７に緩みを生じる虞がなくなる。
【００１８】図２に示す第２実施例のキャリパボディ４
は、第１実施例で反作用部側ピ―ス４ｂに一体に設けた
ブリッジ部を、中間ピ―ス４ｑとして独立させた３ピ―
スタイプで、本実施例ではこの中間ピ―ス４ｑに、リン
グ体４ｈを第１実施例と同様の形状で設けている。
は、第１実施例で反作用部側ピ―ス４ｂに一体に設けた
ブリッジ部を、中間ピ―ス４ｑとして独立させた３ピ―
スタイプで、本実施例ではこの中間ピ―ス４ｑに、リン
グ体４ｈを第１実施例と同様の形状で設けている。
【００１９】作用部側ピ―ス４ａの嵌合突部４ｍには、
シリンダ孔４ｃの開口部外周に段状溝が凹設されてお
り、この段状溝を嵌合凹部４ｋの底壁で覆って、角シ―
ル溝４ｒを画成するようにしている。
シリンダ孔４ｃの開口部外周に段状溝が凹設されてお
り、この段状溝を嵌合凹部４ｋの底壁で覆って、角シ―
ル溝４ｒを画成するようにしている。
【００２０】これにより、従来では角シ―ル溝がシリン
ダ孔の奥部に形成されていて、角シ―ルを嵌合するため
には、専用のシ―ル装着装置を用いていたが、本実施例
では、シリンダ孔４ｃの開口部外周に開口して設けられ
た段状溝を、嵌合凹部４ｋの底壁で覆って角シ―ル溝４
ｒとしたから、角シ―ル１２を前もって段状溝に嵌め込
むだけで済み、作業工数の大幅な削減が図れる。更に、
角シ―ル溝自体の形成も容易となる。
ダ孔の奥部に形成されていて、角シ―ルを嵌合するため
には、専用のシ―ル装着装置を用いていたが、本実施例
では、シリンダ孔４ｃの開口部外周に開口して設けられ
た段状溝を、嵌合凹部４ｋの底壁で覆って角シ―ル溝４
ｒとしたから、角シ―ル１２を前もって段状溝に嵌め込
むだけで済み、作業工数の大幅な削減が図れる。更に、
角シ―ル溝自体の形成も容易となる。
【００２１】また、これら実施例の間隙Ｃにグリスを充
填しておくと、ピストン８や角シ―ル１２の作動が円滑
に行なえて好ましい。
填しておくと、ピストン８や角シ―ル１２の作動が円滑
に行なえて好ましい。
【００２２】
【考案の効果】本考案の分割型キャリパボディは、シリ
ンダ孔付きのピ―スとブリッシ部にて接合されるピ―ス
に、シリンダ孔の開口部外周面を覆うリング体を延設
し、該リング体とシリンダ孔付きピ―スとを、シリンダ
孔を囲繞する嵌合凹部と嵌合突部とで凹凸嵌合すると共
に、該嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に間隙
を設定したから、接合面が広い面積で強固に密着するこ
ととなり、制動反力がかかった場合にも、接合面のズレ
や開きが極力防止され、同時に座屈も生じにくくなっ
て、設定された制動トルクを充分に発揮することができ
る。更に、これらピ―スを連結する連結ボルトへの剪断
力が極めて小さく抑えられるので、連結ボルトに緩みを
生じる虞がなくなる。
ンダ孔付きのピ―スとブリッシ部にて接合されるピ―ス
に、シリンダ孔の開口部外周面を覆うリング体を延設
し、該リング体とシリンダ孔付きピ―スとを、シリンダ
孔を囲繞する嵌合凹部と嵌合突部とで凹凸嵌合すると共
に、該嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に間隙
を設定したから、接合面が広い面積で強固に密着するこ
ととなり、制動反力がかかった場合にも、接合面のズレ
や開きが極力防止され、同時に座屈も生じにくくなっ
て、設定された制動トルクを充分に発揮することができ
る。更に、これらピ―スを連結する連結ボルトへの剪断
力が極めて小さく抑えられるので、連結ボルトに緩みを
生じる虞がなくなる。
【００２３】また、上述のシリンダ孔のディスクロ―タ
側に段状溝を周設し、該段状溝をリング体で覆って角シ
―ル溝とすることにより、前もって角シ―ルを段状溝に
嵌め込むだけで済むので、従来用いられていた専用のシ
―ル装着装置を不要にできて、作業工数の大幅な削減が
図れ、しかも角シ―ル溝自体の形成も容易である。
側に段状溝を周設し、該段状溝をリング体で覆って角シ
―ル溝とすることにより、前もって角シ―ルを段状溝に
嵌め込むだけで済むので、従来用いられていた専用のシ
―ル装着装置を不要にできて、作業工数の大幅な削減が
図れ、しかも角シ―ル溝自体の形成も容易である。
【図１】本考案の第１実施例を示すディスクブレ―キの
断面正面図
断面正面図
【図２】本考案の第２実施例を示すディスクブレ―キの
断面正面図
断面正面図
１…ディスクブレ―キ、２…摩擦パッド、３…ディスク
ロ―タ、４…キャリパボディ、４ａ…作用部側ピ―ス、
４ｂ…反作用部側ピ―ス、４ｃ…シリンダ孔、４ｅ…ブ
リッジ部、４ｈ…リング体、４ｉ…接合面、４ｊ…リン
グ体４ｈの内周面、４ｋ…嵌合凹部、４ｍ…嵌合突部、
５…キャリパブラケット、８…ピストン、１２…角シ―
ル、１３…ダストシ―ル、Ｃ…嵌合凹部４ｋの底壁と嵌
合突部４ｍの先端壁との間隙
ロ―タ、４…キャリパボディ、４ａ…作用部側ピ―ス、
４ｂ…反作用部側ピ―ス、４ｃ…シリンダ孔、４ｅ…ブ
リッジ部、４ｈ…リング体、４ｉ…接合面、４ｊ…リン
グ体４ｈの内周面、４ｋ…嵌合凹部、４ｍ…嵌合突部、
５…キャリパブラケット、８…ピストン、１２…角シ―
ル、１３…ダストシ―ル、Ｃ…嵌合凹部４ｋの底壁と嵌
合突部４ｍの先端壁との間隙
Claims (2)
- 【請求項１】ディスクロ―タ外方のブリッジ部から分断
された１つのピ―スに、ピストンが内挿されるシリンダ
孔をディスクロ―タ側に開口して設けた車両用ディスク
ブレ―キの分割型キャリパボディにおいて、前記シリン
ダ孔付きピ―スとブリッシ部にて接合される隣接ピ―ス
に、シリンダ孔の開口部外周面を覆うリング体を延設
し、該リング体とシリンダ孔付きピ―スとを、シリンダ
孔を囲繞する嵌合凹部と嵌合突部とで凹凸嵌合すると共
に、該嵌合凹部の底壁と嵌合突部の先端壁との間に間隙
を設定したことを特徴とする車両用ディスクブレ―キの
分割型キャリパボディ。 - 【請求項２】前記シリンダ孔のディスクロ―タ側に段状
溝を周設し、該段状溝を、前記リング体で覆って角シ―
ル溝としたことを特徴とする請求項１記載の車両用ディ
スクブレ―キの分割型キャリパボディ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6157391U JPH0749088Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 車両用ディスクブレ―キの分割型キャリパボディ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6157391U JPH0749088Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 車両用ディスクブレ―キの分割型キャリパボディ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514677U JPH0514677U (ja) | 1993-02-26 |
| JPH0749088Y2 true JPH0749088Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=13175002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6157391U Expired - Lifetime JPH0749088Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 車両用ディスクブレ―キの分割型キャリパボディ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749088Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015068427A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP6157391U patent/JPH0749088Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0514677U (ja) | 1993-02-26 |
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