JPH0749009Y2 - インタンク型燃料ポンプ装置 - Google Patents
インタンク型燃料ポンプ装置Info
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- JPH0749009Y2 JPH0749009Y2 JP11746389U JP11746389U JPH0749009Y2 JP H0749009 Y2 JPH0749009 Y2 JP H0749009Y2 JP 11746389 U JP11746389 U JP 11746389U JP 11746389 U JP11746389 U JP 11746389U JP H0749009 Y2 JPH0749009 Y2 JP H0749009Y2
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- JP
- Japan
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- fuel
- fuel pump
- tank
- relief valve
- pump
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- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に搭載された燃料タンク内の燃料をエン
ジンに供給するインタンク型燃料ポンプ装置に関する。
ジンに供給するインタンク型燃料ポンプ装置に関する。
従来のインタンク型燃料ポンプ装置としては、第3図に
示すようなものが知られている。
示すようなものが知られている。
図において、1は燃料タンク、1Aは該燃料タンク1の天
井板で、該天井板1Aには後述の燃料ポンプ6を燃料タン
ク1内へ挿入するための燃料ポンプ挿入穴2が形成され
ている。3は燃料ポンプ挿入穴2を施蓋する蓋体、4は
該蓋体3と一体的に形成され、蓋体3から燃料タンク1
内に垂下して取付けられた支持ブラケットで、該支持ブ
ラケット4は上端部が蓋体3に固定された2本の支持ア
ーム4A,4Bから構成され、蓋体3が複数のボルト5で天
井板1Aに固定された状態で各支持アーム4A,4Bが燃料タ
ンク1内に垂下されている。各支持アーム4A,4Bの下端
部には後述のローラベーン型燃料ポンプ6の支持突起6
A,6Bを嵌合支持するため断面コ字状に形成された突起支
持部4A1,4B1が設けられている。
井板で、該天井板1Aには後述の燃料ポンプ6を燃料タン
ク1内へ挿入するための燃料ポンプ挿入穴2が形成され
ている。3は燃料ポンプ挿入穴2を施蓋する蓋体、4は
該蓋体3と一体的に形成され、蓋体3から燃料タンク1
内に垂下して取付けられた支持ブラケットで、該支持ブ
ラケット4は上端部が蓋体3に固定された2本の支持ア
ーム4A,4Bから構成され、蓋体3が複数のボルト5で天
井板1Aに固定された状態で各支持アーム4A,4Bが燃料タ
ンク1内に垂下されている。各支持アーム4A,4Bの下端
部には後述のローラベーン型燃料ポンプ6の支持突起6
A,6Bを嵌合支持するため断面コ字状に形成された突起支
持部4A1,4B1が設けられている。
6は各支持アーム4A,4Bに支持されたローラベーン型燃
料ポンプで、該ローラベーン型燃料ポンプ6は、カムリ
ング、該カムリング内に装着されたポンプロータ、該ポ
ンプロータの回転に伴ってカムリング内周面と摺接しな
がら回転し、ポンプ作用をするローラ等からなるローラ
ベーンポンプ部と、該ポンプ部を駆動する電動モータ部
と(いずれも図示せず)から構成されている。さらに、
燃料ポンプ6の外周には、その側面に相対向させて2つ
の支持突起6A,6Bが形成され、各支持突起6A,6Bが、各支
持アーム4A,4Bの突起支持部4A1,4B1に嵌合され、係止
ピン7,8で係止されている。そして、各支持突起6A,6Bは
突起支持部4A1,4B1との間に多少の隙間を持たせた状態
で嵌合され、燃料ポンプ6で発生する振動を各支持アー
ム4A,4Bから燃料タンク1の天井板1A側へ伝達するのを
極力抑えるように設定されている。
料ポンプで、該ローラベーン型燃料ポンプ6は、カムリ
ング、該カムリング内に装着されたポンプロータ、該ポ
ンプロータの回転に伴ってカムリング内周面と摺接しな
がら回転し、ポンプ作用をするローラ等からなるローラ
ベーンポンプ部と、該ポンプ部を駆動する電動モータ部
と(いずれも図示せず)から構成されている。さらに、
燃料ポンプ6の外周には、その側面に相対向させて2つ
の支持突起6A,6Bが形成され、各支持突起6A,6Bが、各支
持アーム4A,4Bの突起支持部4A1,4B1に嵌合され、係止
ピン7,8で係止されている。そして、各支持突起6A,6Bは
突起支持部4A1,4B1との間に多少の隙間を持たせた状態
で嵌合され、燃料ポンプ6で発生する振動を各支持アー
ム4A,4Bから燃料タンク1の天井板1A側へ伝達するのを
極力抑えるように設定されている。
9は燃料ポンプ6の下側部に設けられ、燃料タンク1内
の燃料を燃料ポンプ6内に吸込む吸込みポートで、該吸
込みポート9には燃料フィルタ(図示せず)を介して燃
料タンク内の燃料を吸込む吸込管10が接続されている。
11は燃料ポンプ6の下側部に設けられた第1のリリーフ
バルブである。
の燃料を燃料ポンプ6内に吸込む吸込みポートで、該吸
込みポート9には燃料フィルタ(図示せず)を介して燃
料タンク内の燃料を吸込む吸込管10が接続されている。
11は燃料ポンプ6の下側部に設けられた第1のリリーフ
バルブである。
12は燃料ポンプ6の上側に設けられた吐出口13に一体的
に取付けられたフューエルダンパで、該フューエルダン
パ12はローラベーンポンプ部による燃料の脈動を抑える
機能を有している。
に取付けられたフューエルダンパで、該フューエルダン
パ12はローラベーンポンプ部による燃料の脈動を抑える
機能を有している。
14はフューエルダンパ12の下流側に設けられた第2のリ
リーフバルブで、該リリーフバルブ14とフューエルダン
パ12とは、各吸込みポート14Aと吐出ポート12Aとの間に
設けられたゴムホース15で接続されている。
リーフバルブで、該リリーフバルブ14とフューエルダン
パ12とは、各吸込みポート14Aと吐出ポート12Aとの間に
設けられたゴムホース15で接続されている。
16はエンジンに設けられた燃料噴射弁まで延設された供
給配管(図示せず)をリリーフバルブ14に接続する接続
管で、該接続管16は蓋体3に一体的に、かつ内外を貫通
して設けられている。
給配管(図示せず)をリリーフバルブ14に接続する接続
管で、該接続管16は蓋体3に一体的に、かつ内外を貫通
して設けられている。
そして、ローラベーン型燃料ポンプ6が運転されると、
吸込管10を介して燃料タンク1内の燃料が燃料ポンプ6
に吸込まれ、吐出口13からフューエルダンパ12およびリ
リーフバルブ14を介して外部に吐出される。そして、燃
料ポンプ6で生じた燃料の脈動はフューエルダンパ12で
抑えられる。さらに、燃料ポンプ6内で燃圧がリリーフ
設定圧より上昇すると、第1のリリーフバルブ11の作動
によって余剰油がリリーフされ、燃料ポンプ6から吐出
した燃料の燃圧がリリーフ設定圧より上昇すると、第2
のリリーフバルブ14の作動によって燃料タンク1内にリ
リーフされる。
吸込管10を介して燃料タンク1内の燃料が燃料ポンプ6
に吸込まれ、吐出口13からフューエルダンパ12およびリ
リーフバルブ14を介して外部に吐出される。そして、燃
料ポンプ6で生じた燃料の脈動はフューエルダンパ12で
抑えられる。さらに、燃料ポンプ6内で燃圧がリリーフ
設定圧より上昇すると、第1のリリーフバルブ11の作動
によって余剰油がリリーフされ、燃料ポンプ6から吐出
した燃料の燃圧がリリーフ設定圧より上昇すると、第2
のリリーフバルブ14の作動によって燃料タンク1内にリ
リーフされる。
また、燃料ポンプ6の電動モータ部は、ポンプコントロ
ール回路によりエンジン回転数、噴射パルス等に応じ
て、その印加電圧が調整され、燃料吐出量が制御されて
いる。
ール回路によりエンジン回転数、噴射パルス等に応じ
て、その印加電圧が調整され、燃料吐出量が制御されて
いる。
ところで、上述した従来技術においては、フューエルダ
ンパ12とリリーフバルブ14とは別部材として成形され、
これらの間が短いゴムホース(例えばフューエルダンパ
12の吐出ポート12Aとリリーフバルブ14の吸込みポート1
4Aとの間の隙間が5mm以下となる程度の長さのゴムホー
ス)15で接続されているため、燃料ポンプ6で発生した
振動がフューエルダンパ12から短いゴムホース15を介し
てリリーフバルブ14に伝わり、さらに、接続管16、蓋体
3を介して燃料タンク1の天井板1Aに伝わって燃料タン
ク1全体が振動し、大きな騒音が発生するという問題点
がある。
ンパ12とリリーフバルブ14とは別部材として成形され、
これらの間が短いゴムホース(例えばフューエルダンパ
12の吐出ポート12Aとリリーフバルブ14の吸込みポート1
4Aとの間の隙間が5mm以下となる程度の長さのゴムホー
ス)15で接続されているため、燃料ポンプ6で発生した
振動がフューエルダンパ12から短いゴムホース15を介し
てリリーフバルブ14に伝わり、さらに、接続管16、蓋体
3を介して燃料タンク1の天井板1Aに伝わって燃料タン
ク1全体が振動し、大きな騒音が発生するという問題点
がある。
この騒音は燃料ポンプ6への印加電圧に応じ第4図のよ
うに異なり、印加電圧の変化によって燃料ポンプ6の振
動数が変化する際に、この振動が燃料タンク1の固有振
動数と一致すると共振して、騒音が特に大きくなるとい
う問題点がある。
うに異なり、印加電圧の変化によって燃料ポンプ6の振
動数が変化する際に、この振動が燃料タンク1の固有振
動数と一致すると共振して、騒音が特に大きくなるとい
う問題点がある。
本考案は上述した従来技術にの問題点に鑑みなされたも
ので、燃料ポンプで発生する振動の伝達による騒音の発
生を極力抑えたインタンク型燃料ポンプ装置を提供する
ことを目的とする。
ので、燃料ポンプで発生する振動の伝達による騒音の発
生を極力抑えたインタンク型燃料ポンプ装置を提供する
ことを目的とする。
上述した課題を解決するために本考案が採用する構成
は、燃料タンクの天井板に設けられた燃料ポンプ挿入穴
を施蓋する蓋体と、該蓋体から燃料タンク内へ垂下して
取付けられる支持ブラケットと、該支持ブラケットに支
持された燃料ポンプとからなるインタンク型燃料ポンプ
装置において、前記燃料ポンプの吐出側には、ダンパ機
能とリリーフバルブ機能とを兼ね備えた制御弁装置を設
け、該制御弁装置の流出口と蓋体との間にゴムホースを
設けてなる。
は、燃料タンクの天井板に設けられた燃料ポンプ挿入穴
を施蓋する蓋体と、該蓋体から燃料タンク内へ垂下して
取付けられる支持ブラケットと、該支持ブラケットに支
持された燃料ポンプとからなるインタンク型燃料ポンプ
装置において、前記燃料ポンプの吐出側には、ダンパ機
能とリリーフバルブ機能とを兼ね備えた制御弁装置を設
け、該制御弁装置の流出口と蓋体との間にゴムホースを
設けてなる。
前記構成により、燃料ポンプが作動すると、該燃料ポン
プから吐出した燃料は制御弁装置のダンパ機能によって
その脈動が抑えられ、リリーフバルブ機能によって燃圧
の異常上昇が抑えられる。
プから吐出した燃料は制御弁装置のダンパ機能によって
その脈動が抑えられ、リリーフバルブ機能によって燃圧
の異常上昇が抑えられる。
また、燃料ポンプから制御弁装置へ伝わった振動は、ゴ
ムホースでほとんど吸収され、蓋体にはほとんど伝わら
ず、騒音を低く抑える。
ムホースでほとんど吸収され、蓋体にはほとんど伝わら
ず、騒音を低く抑える。
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。なお、本実施例のインタンク型燃料ポンプ装
置の全体構成は、従来技術のフューエルダンパ12、リリ
ーフバルブ14および接続管16を除く他の部分は従来技術
と同様であるので、ここでは、同一部材には同一符号を
付してその説明を省略する。
説明する。なお、本実施例のインタンク型燃料ポンプ装
置の全体構成は、従来技術のフューエルダンパ12、リリ
ーフバルブ14および接続管16を除く他の部分は従来技術
と同様であるので、ここでは、同一部材には同一符号を
付してその説明を省略する。
図中、21は本実施例の制御弁装置で、該制御弁装置21は
従来技術のフューエルダンパ12としての機能とリリーフ
バルブ14としての機能とを兼ね備えている。即ち。第2
図に示すように、外観は従来技術のフューエルダンパ12
と同様の構成とし、内部にフューエルダンパ機能とリリ
ーフバルブ機能とを備えている。
従来技術のフューエルダンパ12としての機能とリリーフ
バルブ14としての機能とを兼ね備えている。即ち。第2
図に示すように、外観は従来技術のフューエルダンパ12
と同様の構成とし、内部にフューエルダンパ機能とリリ
ーフバルブ機能とを備えている。
ここで、22は制御弁装置21のケーシングで、該ケーシン
グ22は二重筒状に形成され、内側の筒部23内は燃料ポン
プ6の吐出口13から吐出される燃料が溜る流入側燃料室
24となり、外側の筒部25と前記内側の筒部23とで画成さ
れる部分は流出側燃料室26となっている。27はケーシン
グ22を施蓋する蓋部材で、該蓋部材27とケーシング22と
の間にダイヤフラム28が挟持されている。そして、ダイ
ヤフラム28を境にした蓋部材27側に圧力室29が形成され
ている。
グ22は二重筒状に形成され、内側の筒部23内は燃料ポン
プ6の吐出口13から吐出される燃料が溜る流入側燃料室
24となり、外側の筒部25と前記内側の筒部23とで画成さ
れる部分は流出側燃料室26となっている。27はケーシン
グ22を施蓋する蓋部材で、該蓋部材27とケーシング22と
の間にダイヤフラム28が挟持されている。そして、ダイ
ヤフラム28を境にした蓋部材27側に圧力室29が形成され
ている。
30はダイヤフラム28の中央部に取付けられた弁体で、該
弁体30は、前記内側の筒部23の一端(第2図中の左端)
に位置する開口部23Aと当接して該開口部23Aを開閉する
弁板部30Aと、該弁板部30Aに一体的に、かつ他方(第2
図中の右方)へ延在して設けられ、後述するリリーフ弁
座穴33に挿入される弁棒部30Bと、該弁棒部30Bの先端に
設けられ、後述のリリーフ弁穴33内に嵌合されたリリー
フ弁部30Cと、弁板部30Aの一側面に一方に延出して形成
され、後述の当て板39と当接することで弁体30のリフト
量を規制する環状突起部30Dとから構成されている。
弁体30は、前記内側の筒部23の一端(第2図中の左端)
に位置する開口部23Aと当接して該開口部23Aを開閉する
弁板部30Aと、該弁板部30Aに一体的に、かつ他方(第2
図中の右方)へ延在して設けられ、後述するリリーフ弁
座穴33に挿入される弁棒部30Bと、該弁棒部30Bの先端に
設けられ、後述のリリーフ弁穴33内に嵌合されたリリー
フ弁部30Cと、弁板部30Aの一側面に一方に延出して形成
され、後述の当て板39と当接することで弁体30のリフト
量を規制する環状突起部30Dとから構成されている。
31は圧力室29内に位置して一端が蓋部材27に支持され、
他端が弁体30の一側面に当接されて該弁体30を筒部23の
開口部23Aに押圧するダンパスプリングで、該ダンパス
プリング31によって付勢された弁体30が流入側燃料室24
内での燃圧の違いによって左,右に移動しながら開口部
23Aの開口量を調整することで、吐出燃料の脈動を抑え
るようになっている。32は燃料ポンプ6の吐出口13と流
入側燃料室24とを連通して形成された接続ポートで、燃
料ポンプ6内の燃料は、該接続ポート32を介して流入側
燃料室24に流入するようになっている。
他端が弁体30の一側面に当接されて該弁体30を筒部23の
開口部23Aに押圧するダンパスプリングで、該ダンパス
プリング31によって付勢された弁体30が流入側燃料室24
内での燃圧の違いによって左,右に移動しながら開口部
23Aの開口量を調整することで、吐出燃料の脈動を抑え
るようになっている。32は燃料ポンプ6の吐出口13と流
入側燃料室24とを連通して形成された接続ポートで、燃
料ポンプ6内の燃料は、該接続ポート32を介して流入側
燃料室24に流入するようになっている。
33は流入側燃料室24の他端に位置してケーシング22の他
側壁に穿設されたリリーフ弁座穴で、該リリーフ弁座穴
33の底部には該弁座穴33と外部とを連通するリリーフ通
路34が形成されている。そして、リリーフ弁座穴33の周
壁部には接続ポート32の途中から分岐したバイパス通路
35が接続され、弁座穴33内にはリリーフ弁部30Cが嵌合
され、該リリーフ弁部30Cの外周壁と弁座穴33の内周壁
とが密着してバイパス通路35を閉塞している。
側壁に穿設されたリリーフ弁座穴で、該リリーフ弁座穴
33の底部には該弁座穴33と外部とを連通するリリーフ通
路34が形成されている。そして、リリーフ弁座穴33の周
壁部には接続ポート32の途中から分岐したバイパス通路
35が接続され、弁座穴33内にはリリーフ弁部30Cが嵌合
され、該リリーフ弁部30Cの外周壁と弁座穴33の内周壁
とが密着してバイパス通路35を閉塞している。
36は圧力室29内にダンパスプリング31とともに設けられ
たリリーフスプリングで、該リリーフスプリング36の一
端は蓋部材27に、他端は後述の当て板39に当接して設け
られている。37は蓋部材27に外側から内側に延在して螺
合された調整棒で、該調整棒37の他端部にストッパ38が
取付けられ、さらに、該調整棒37に十分な隙間を有して
嵌合され、ストッパ38で他側から支持された状態で軸方
向に自由にスライドできる当て板39が設けられている。
そして、蓋部材27と当て板39との間に前記リリーフスプ
リング36が設けられている。さらに、当て板39と環状突
起部30Dの先端との間に寸法Sの隙間が設けられてい
る。一方、バイパス通路35のリリーフ弁座穴33内への開
口部とリリーフ弁座穴33の底面との間には寸法Tの間隔
が設けられている。そして、前記寸法Sと寸法Tとは同
じ大きさ(例えば2mm程度)に設定れている。
たリリーフスプリングで、該リリーフスプリング36の一
端は蓋部材27に、他端は後述の当て板39に当接して設け
られている。37は蓋部材27に外側から内側に延在して螺
合された調整棒で、該調整棒37の他端部にストッパ38が
取付けられ、さらに、該調整棒37に十分な隙間を有して
嵌合され、ストッパ38で他側から支持された状態で軸方
向に自由にスライドできる当て板39が設けられている。
そして、蓋部材27と当て板39との間に前記リリーフスプ
リング36が設けられている。さらに、当て板39と環状突
起部30Dの先端との間に寸法Sの隙間が設けられてい
る。一方、バイパス通路35のリリーフ弁座穴33内への開
口部とリリーフ弁座穴33の底面との間には寸法Tの間隔
が設けられている。そして、前記寸法Sと寸法Tとは同
じ大きさ(例えば2mm程度)に設定れている。
40はケーシング22の外周壁に一体的に設けられ、制御弁
装置21の流出口となる吐出ポートで、該吐出ポート40は
弁体30を介して流出側燃料室26に流出した燃料を吐出す
る。
装置21の流出口となる吐出ポートで、該吐出ポート40は
弁体30を介して流出側燃料室26に流出した燃料を吐出す
る。
41は本実施例の接続管で、該接続管41の全体形状は従来
技術の接続管16とほぼ同様であるが、リリーフバルブ14
がないため、吐出ポート40との間に後述のゴムホース42
を直接接続できる形状になっている。42は吐出ポート40
と接続管41との間に設けられたゴムホースで、該ゴムホ
ース42は、従来技術と比較し、長尺(例えば、これら吐
出ポート40と接続管41との間の隙間が40〜50mm程度)と
なっている。
技術の接続管16とほぼ同様であるが、リリーフバルブ14
がないため、吐出ポート40との間に後述のゴムホース42
を直接接続できる形状になっている。42は吐出ポート40
と接続管41との間に設けられたゴムホースで、該ゴムホ
ース42は、従来技術と比較し、長尺(例えば、これら吐
出ポート40と接続管41との間の隙間が40〜50mm程度)と
なっている。
そして、主に、前記内側の筒部23の開口部23A、弁体30
の弁板部30A、ダンパスプリング31等でダンパ機能を有
しており、弁体30のリリーフ弁部30Cおよび環状突起部3
0D、リリーフ弁座穴33、リリーフ通路34、バイパス通路
35、リリーフスプリング36、調整棒37、当て板30等でリ
リーフバルブ機能を有している。
の弁板部30A、ダンパスプリング31等でダンパ機能を有
しており、弁体30のリリーフ弁部30Cおよび環状突起部3
0D、リリーフ弁座穴33、リリーフ通路34、バイパス通路
35、リリーフスプリング36、調整棒37、当て板30等でリ
リーフバルブ機能を有している。
本実施例のインタンク型燃料ポンプ装置は以上のように
構成されるが、燃料ポンプ6が運転されると、吸込管10
を介して燃料タンク1内の燃料が燃料ポンプ6で吸込ま
れ、燃料タンク1外に圧送されるが、燃料ポンプ6内の
ポンプ部で燃圧が異常上昇すると、従来技術と同様に、
第1のリリーフバルブ11が開弁して余剰油をリリーフす
る。燃料ポンプ6から吐出した燃料は、接続ポート32を
介して流入側燃料室24に流入し、弁体30の弁板部30Aを
ダンパスプリング31の付勢力に抗して押し開弁し、ダン
パスプリング31の弾性力で燃料の脈動が抑えられて流出
側燃料室26に流出し、吐出ポート40からゴムホース42、
接続管41を介して燃料タンク1外に圧送される。
構成されるが、燃料ポンプ6が運転されると、吸込管10
を介して燃料タンク1内の燃料が燃料ポンプ6で吸込ま
れ、燃料タンク1外に圧送されるが、燃料ポンプ6内の
ポンプ部で燃圧が異常上昇すると、従来技術と同様に、
第1のリリーフバルブ11が開弁して余剰油をリリーフす
る。燃料ポンプ6から吐出した燃料は、接続ポート32を
介して流入側燃料室24に流入し、弁体30の弁板部30Aを
ダンパスプリング31の付勢力に抗して押し開弁し、ダン
パスプリング31の弾性力で燃料の脈動が抑えられて流出
側燃料室26に流出し、吐出ポート40からゴムホース42、
接続管41を介して燃料タンク1外に圧送される。
一方、燃料ポンプ6から吐出した燃料の燃圧がリリーフ
設定圧より上昇していると、その燃圧により弁体30の移
動量が大きくなり、環状突起部30Dの先端部が当て板39
に当接し、ダンパスプリング31の付勢力とともにリリー
フスプリング36の付勢力に抗して移動する。この際、弁
体30の環状突起30Dが当て板39に当接した状態、即ち、
移動量が寸法Sの場合、リリーフ弁部30Cは寸法Tだけ
移動し、バイパス通路35とリリーフ通路34とを連通する
直前の状態になる。そして、燃圧がダンパスプリング31
とリリーフスプリング36の付勢力に抗して弁体30を移動
させる程度(リリーフバルブとしての設定圧を越える程
度)に上昇していると、弁体30の移動に伴ってリリーフ
弁部30Cが移動し、バイパス通路35とリリーフ通路24と
が連通(開弁)として接続ポート32内の燃料がリリーフ
通路34から燃料タンク1内へ流出する。この結果、燃圧
が低下し、異常上昇を抑える。なお、リリーフバルブと
しての設定圧は、調整棒37を回し、環状突起部30Dと当
て板39との隙間(寸法S)を変化させるだけで容易に調
整することができる。
設定圧より上昇していると、その燃圧により弁体30の移
動量が大きくなり、環状突起部30Dの先端部が当て板39
に当接し、ダンパスプリング31の付勢力とともにリリー
フスプリング36の付勢力に抗して移動する。この際、弁
体30の環状突起30Dが当て板39に当接した状態、即ち、
移動量が寸法Sの場合、リリーフ弁部30Cは寸法Tだけ
移動し、バイパス通路35とリリーフ通路34とを連通する
直前の状態になる。そして、燃圧がダンパスプリング31
とリリーフスプリング36の付勢力に抗して弁体30を移動
させる程度(リリーフバルブとしての設定圧を越える程
度)に上昇していると、弁体30の移動に伴ってリリーフ
弁部30Cが移動し、バイパス通路35とリリーフ通路24と
が連通(開弁)として接続ポート32内の燃料がリリーフ
通路34から燃料タンク1内へ流出する。この結果、燃圧
が低下し、異常上昇を抑える。なお、リリーフバルブと
しての設定圧は、調整棒37を回し、環状突起部30Dと当
て板39との隙間(寸法S)を変化させるだけで容易に調
整することができる。
また、燃料ポンプ6が振動すると、この振動は、支持突
起6A,6Bから突起支持部4A1,4B1に伝達しようとする
が、これらは隙間を持たせて取付けられているため、燃
料ポンプ6の振動は各支持アーム4A,4Bには伝わり難
い。一方、制御弁装置21からゴムホース42を介して蓋体
3に伝わる振動は、長く成形されたゴムホース42を伝わ
る際に該ゴムホース42に吸収され、大幅に低減される。
起6A,6Bから突起支持部4A1,4B1に伝達しようとする
が、これらは隙間を持たせて取付けられているため、燃
料ポンプ6の振動は各支持アーム4A,4Bには伝わり難
い。一方、制御弁装置21からゴムホース42を介して蓋体
3に伝わる振動は、長く成形されたゴムホース42を伝わ
る際に該ゴムホース42に吸収され、大幅に低減される。
この結果、燃料ポンプ6で発生した振動は、各支持アー
ム4A,4B側へも、ゴムホース42側へも伝わり難く、燃料
ポンプ6で発生した振動が燃料タンク1に伝わって生じ
る騒音を小さく抑えることができる。特に、燃料ポンプ
6の振動数と燃料タンク1の固有振動数とが一致して共
振するような場合でも、燃料ポンプ6から燃料タンク1
へ伝わる振動が大幅に減少するため、燃料タンク1に生
じる騒音を低く抑えることができる。
ム4A,4B側へも、ゴムホース42側へも伝わり難く、燃料
ポンプ6で発生した振動が燃料タンク1に伝わって生じ
る騒音を小さく抑えることができる。特に、燃料ポンプ
6の振動数と燃料タンク1の固有振動数とが一致して共
振するような場合でも、燃料ポンプ6から燃料タンク1
へ伝わる振動が大幅に減少するため、燃料タンク1に生
じる騒音を低く抑えることができる。
さらに、本実施例では、従来技術のフューエルダンパ12
としての機能とリリーフバルブ14としての機能とを1つ
の制御弁装置21に備えたので、部品点数を減少させるこ
とができ、コスト低減をはかれる。
としての機能とリリーフバルブ14としての機能とを1つ
の制御弁装置21に備えたので、部品点数を減少させるこ
とができ、コスト低減をはかれる。
また、外形として従来技術のリリーフバルブ14の部分が
なくなるので、ゴムホース42と各支持アーム4A,4Bを短
くすると、全体を小型化することができる。
なくなるので、ゴムホース42と各支持アーム4A,4Bを短
くすると、全体を小型化することができる。
なお、本実施例では、燃料ポンプとしてローラベーン型
燃料ポンプ6を用いたが、トロコイド型燃料ポンプ等の
他の形式の燃料ポンプでもよい。
燃料ポンプ6を用いたが、トロコイド型燃料ポンプ等の
他の形式の燃料ポンプでもよい。
以上詳述した通り、本考案によれば、燃料ポンプの吐出
側に、ダンパ機能とリリーフバルブ機能とを兼ね備えた
制御弁装置を設け、該制御弁装置の流出口と蓋体との間
にゴムホースを設けたので、燃料ポンプの振動は、制御
弁装置からゴムホースを介して蓋体に伝わる際に、この
長いゴムホースに吸収されて小さくなり、燃料タンクに
伝わって生じる騒音を大幅に低減することができる。
側に、ダンパ機能とリリーフバルブ機能とを兼ね備えた
制御弁装置を設け、該制御弁装置の流出口と蓋体との間
にゴムホースを設けたので、燃料ポンプの振動は、制御
弁装置からゴムホースを介して蓋体に伝わる際に、この
長いゴムホースに吸収されて小さくなり、燃料タンクに
伝わって生じる騒音を大幅に低減することができる。
さらに、フューエルダンパとリリーフバルブの機能を1
つの制御弁装置に兼ね備えたので、部品点数を減少させ
ることができ、コスト低減を図ることができる。
つの制御弁装置に兼ね備えたので、部品点数を減少させ
ることができ、コスト低減を図ることができる。
第1図および第2図は本考案の実施例に係り、第1図は
インタンク型燃料ポンプ装置を示す縦断面図、第2図は
制御弁装置を示す縦断面図、第3図および第4図は従来
技術に係り、第3図はインタンク型燃料ポンプ装置を示
す縦断面図、第4図は燃料ポンプに印加される電圧と燃
料タンクに生じる騒音との関係を示す特性線図である。 1…燃料タンク、1A…天井板、3…蓋体、4…支持ブラ
ケット、6…ローラベーン型燃料ポンプ、21…制御弁装
置、42…ゴムホース。
インタンク型燃料ポンプ装置を示す縦断面図、第2図は
制御弁装置を示す縦断面図、第3図および第4図は従来
技術に係り、第3図はインタンク型燃料ポンプ装置を示
す縦断面図、第4図は燃料ポンプに印加される電圧と燃
料タンクに生じる騒音との関係を示す特性線図である。 1…燃料タンク、1A…天井板、3…蓋体、4…支持ブラ
ケット、6…ローラベーン型燃料ポンプ、21…制御弁装
置、42…ゴムホース。
Claims (1)
- 【請求項1】燃料タンクの天井板に設けられた燃料ポン
プ挿入穴を施蓋する蓋体と、該蓋体から燃料タンク内へ
垂下して取付けられる支持ブラケットと、該支持ブラケ
ットに支持された燃料ポンプとからなるインタンク型燃
料ポンプ装置において、前記燃料ポンプの吐出側には、
ダンパ機能とリリーフバルブ機能とを兼ね備えた制御弁
装置を設け、該制御弁装置の流出口と蓋体との間にゴム
ホースを設けたことを特徴とする燃料ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746389U JPH0749009Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | インタンク型燃料ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746389U JPH0749009Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | インタンク型燃料ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356868U JPH0356868U (ja) | 1991-05-31 |
JPH0749009Y2 true JPH0749009Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31665678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11746389U Expired - Lifetime JPH0749009Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | インタンク型燃料ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749009Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP11746389U patent/JPH0749009Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0356868U (ja) | 1991-05-31 |
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