JPH0748876B2 - 再生装置 - Google Patents
再生装置Info
- Publication number
- JPH0748876B2 JPH0748876B2 JP61280190A JP28019086A JPH0748876B2 JP H0748876 B2 JPH0748876 B2 JP H0748876B2 JP 61280190 A JP61280190 A JP 61280190A JP 28019086 A JP28019086 A JP 28019086A JP H0748876 B2 JPH0748876 B2 JP H0748876B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- frequency
- reproducing apparatus
- demodulation
- frequency component
- Prior art date
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ（VTR）等の磁気記録
再生装置に代表される再生装置に関するものである。
再生装置に代表される再生装置に関するものである。
従来の技術 家庭用に用いられているような映像信号、例えばNTSC信
号のVTRとしては、色信号を低減に変換してから、FM変
調した輝度信号と重畳し記録するカラーアンダ方式と映
像信号をそのままFM変調するダイレクトFM方式、さらに
は輝度信号，色信号をそれぞれ別々のトラックに記録再
生するコンポーネント方式がある。
号のVTRとしては、色信号を低減に変換してから、FM変
調した輝度信号と重畳し記録するカラーアンダ方式と映
像信号をそのままFM変調するダイレクトFM方式、さらに
は輝度信号，色信号をそれぞれ別々のトラックに記録再
生するコンポーネント方式がある。
ここで、ダイレクトFM方式では、色信号が映像信号周波
数の高域に存在するため、FM変復調時にFMサイドバンド
の折り返し等による不要成分で生じるモアレに対し、他
方式にない問題点を有している。ここでモアレに関して
は周知であるので説明を省略する。
数の高域に存在するため、FM変復調時にFMサイドバンド
の折り返し等による不要成分で生じるモアレに対し、他
方式にない問題点を有している。ここでモアレに関して
は周知であるので説明を省略する。
発明が解決しようとする問題点 つまり、ダイレクトFM方式では、モアレによる再生画質
の劣化が問題となっていた。
の劣化が問題となっていた。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、色信号副搬送波
周波数fsを有する映像信号をキャリア周波数fcでFM変調
し記録再生を行なう磁気記録再生装置において、再生時
にFM復調後の再生信号のfs周波数成分のレベルに応じて
FM復調後の再生信号の所定の周波数成分fnの減衰量を線
形又は非線形に制御するように構成したものである。こ
こで、所定の周波数成分fnは、 fn＝|2×fc−ｎ×fs|（但しｎ＝2,3,4,5……）である。
周波数fsを有する映像信号をキャリア周波数fcでFM変調
し記録再生を行なう磁気記録再生装置において、再生時
にFM復調後の再生信号のfs周波数成分のレベルに応じて
FM復調後の再生信号の所定の周波数成分fnの減衰量を線
形又は非線形に制御するように構成したものである。こ
こで、所定の周波数成分fnは、 fn＝|2×fc−ｎ×fs|（但しｎ＝2,3,4,5……）である。
作用 本発明は上記した構成により再生映像信号の色信号の小
さい，つまり色飽和度の低い信号を有する画面では原信
号をそのまま再生し、色信号の大なる画面つまり通常モ
アレが目立つ画面では、モアレの原因となる不要な周波
数成分を減衰させることによりモアレのない再生画面が
得られるものである。
さい，つまり色飽和度の低い信号を有する画面では原信
号をそのまま再生し、色信号の大なる画面つまり通常モ
アレが目立つ画面では、モアレの原因となる不要な周波
数成分を減衰させることによりモアレのない再生画面が
得られるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の再生装置について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
第１図は、本発明の一実施例のブロック図である。再生
ヘッド１で再生されたFM信号は、ヘッドアンプ２でアン
プされ復調器DEM5、ローパスフィルタ６を通して適応型
フィルタ４に入力されると共に検出回路３に入力され
る。検出回路３により制御される適応型フィルタ４の出
力は、出力端子７より出力される。
ヘッド１で再生されたFM信号は、ヘッドアンプ２でアン
プされ復調器DEM5、ローパスフィルタ６を通して適応型
フィルタ４に入力されると共に検出回路３に入力され
る。検出回路３により制御される適応型フィルタ４の出
力は、出力端子７より出力される。
次に第２図に示すスペクトラム図を用いて動作を説明す
る。
る。
FMキャリア周波数fcで信号fsをFM変調するとFMサイドバ
ンドは、図に示す如く|fc±nfs|の周波数に存在する。
さて、この図の場合復調後に信号帯域内でモアレの成分
となる信号はf3＝|fc−3fs|とf33＝|3fc−3fs|であり復
調後は共にfn＝|2fc−3fs|の不要成分となると考えられ
る。そこで、復調器後段において、これら周波数成分を
減衰させることにより、モアレを押えることが可能とな
る。
ンドは、図に示す如く|fc±nfs|の周波数に存在する。
さて、この図の場合復調後に信号帯域内でモアレの成分
となる信号はf3＝|fc−3fs|とf33＝|3fc−3fs|であり復
調後は共にfn＝|2fc−3fs|の不要成分となると考えられ
る。そこで、復調器後段において、これら周波数成分を
減衰させることにより、モアレを押えることが可能とな
る。
しかし、常にfnの周波数成分を減衰させることは、信号
成分をも減衰させることになり望ましくない。そこで、
復調後の色信号周波数fsのレベルを検出し、レベルに応
じて線形又は非線形にアダプティブにfnの減衰量を決め
ることにより、色信号の小さい，つまり色飽和度の低い
信号を有する画面では原信号をそのまま再生し、色信号
の大なる画面つまり通常モアレが目立つ画面では、モア
レの原因となる不要な周波数成分を減衰させることによ
りモアレのない再生画面が得られることを可能としてい
る。次に検出回路３の詳細な回路を第３図に示す。Ａに
示す如く色信号周波数fsを通すBPF8と検波器９により簡
単に構成してもよいし、またＢの如く検波出力と基準レ
ベルと比較し波形整形してから出力してもよい。次に適
応型フィルタ４の詳細な回路を第４図に示す。第４図Ａ
に示す如く、トラップ回路をオン（ON），オフ（OFF）
にする構成で良い。ここでトラップの共振周波数は不要
な周波数fnであることは、明らかである。さらに画質の
劣化を小さく押えるために非線形動作を行なわせるため
には、第４図Ｂに示す如く一般に用いられるノイズキャ
ンセラーと同様の構成を用い、検出回路からの信号に基
づいて、リミッタのリミッタ範囲を変化させるとか、混
合係数Ｋの値を変化させるとかが効果的である。ここで
BPF13は、減衰させるべく周波数fnを通過させるフィル
タであることは明らかである。また、実施例において示
した構成だけでなく、例えば適応型フィルタの後段にロ
ーパスフィルタを置いても良い。
成分をも減衰させることになり望ましくない。そこで、
復調後の色信号周波数fsのレベルを検出し、レベルに応
じて線形又は非線形にアダプティブにfnの減衰量を決め
ることにより、色信号の小さい，つまり色飽和度の低い
信号を有する画面では原信号をそのまま再生し、色信号
の大なる画面つまり通常モアレが目立つ画面では、モア
レの原因となる不要な周波数成分を減衰させることによ
りモアレのない再生画面が得られることを可能としてい
る。次に検出回路３の詳細な回路を第３図に示す。Ａに
示す如く色信号周波数fsを通すBPF8と検波器９により簡
単に構成してもよいし、またＢの如く検波出力と基準レ
ベルと比較し波形整形してから出力してもよい。次に適
応型フィルタ４の詳細な回路を第４図に示す。第４図Ａ
に示す如く、トラップ回路をオン（ON），オフ（OFF）
にする構成で良い。ここでトラップの共振周波数は不要
な周波数fnであることは、明らかである。さらに画質の
劣化を小さく押えるために非線形動作を行なわせるため
には、第４図Ｂに示す如く一般に用いられるノイズキャ
ンセラーと同様の構成を用い、検出回路からの信号に基
づいて、リミッタのリミッタ範囲を変化させるとか、混
合係数Ｋの値を変化させるとかが効果的である。ここで
BPF13は、減衰させるべく周波数fnを通過させるフィル
タであることは明らかである。また、実施例において示
した構成だけでなく、例えば適応型フィルタの後段にロ
ーパスフィルタを置いても良い。
また、適応型フィルタとして、第４図に示した回路以外
に種々考えられるが映像信号レベルに対し所定の周波数
を相対的に減衰させるものであれば良い。
に種々考えられるが映像信号レベルに対し所定の周波数
を相対的に減衰させるものであれば良い。
発明の効果 以上のように本発明は、色信号副搬送波周波数fsを有す
る映像信号をキャリア周波数fcでFM変調し記録再生を行
なう磁気記録再生装置において、再生時にFM復調後の再
生信号のfs周波数成分のレベルに応じてFM復調後の再生
信号の所定の周波数成分fnの減衰量を線形又は非線形に
制御することにより、モアレ成分となる不要周波数成分
を効果的に減衰せしめ再生画面のモアレを激減すること
が可能であり、特にダイレクトFM VTRに用いることに
より大なる効果がある。
る映像信号をキャリア周波数fcでFM変調し記録再生を行
なう磁気記録再生装置において、再生時にFM復調後の再
生信号のfs周波数成分のレベルに応じてFM復調後の再生
信号の所定の周波数成分fnの減衰量を線形又は非線形に
制御することにより、モアレ成分となる不要周波数成分
を効果的に減衰せしめ再生画面のモアレを激減すること
が可能であり、特にダイレクトFM VTRに用いることに
より大なる効果がある。
第１図は本発明の一実施例における再生装置のブロック
図、第２図は本発明の一実施例における同FMスペクトラ
ム図、第３図は第１図の検出回路の詳細なブロック図、
第４図は第１図の適応型フィルタの詳細なブロック図で
ある。 ３……検出回路、４……適応型フィルタ、５……復調回
路、8,13……バンドパスフィルタ、９……検波器、10…
…比較器、14……リミッタ回路、15……係数回路、16…
…減算器。
図、第２図は本発明の一実施例における同FMスペクトラ
ム図、第３図は第１図の検出回路の詳細なブロック図、
第４図は第１図の適応型フィルタの詳細なブロック図で
ある。 ３……検出回路、４……適応型フィルタ、５……復調回
路、8,13……バンドパスフィルタ、９……検波器、10…
…比較器、14……リミッタ回路、15……係数回路、16…
…減算器。
Claims (3)
- 【請求項１】信号周波数fsを有する映像信号をキャリア
周波数fcでFM変調し記録された記録媒体を再生する再生
装置において、再生時にFM復調後の再生信号のfs周波数
成分のレベルに応じて、FM復調後の再生信号の周波数成
分fnの減衰量を線形又は非線形に制御することを特徴と
する再生装置。 （但しfn＝|2×fc−ｎ×fs|（但しｎ＝２、３、４、５
…）） - 【請求項２】信号周波数fsは、色信号副搬送波周波数で
あることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
再生装置。 - 【請求項３】fs周波数成分のレベルが大なる程、周波数
成分fnの減衰量が大となるように減衰量を制御すること
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の再生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61280190A JPH0748876B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61280190A JPH0748876B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63133788A JPS63133788A (ja) | 1988-06-06 |
| JPH0748876B2 true JPH0748876B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=17621552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61280190A Expired - Fee Related JPH0748876B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748876B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2615510B2 (ja) * | 1991-02-28 | 1997-05-28 | 松下電器産業株式会社 | ノイズ除去装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051388A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-22 | Sony Corp | 記録再生装置の二次ビートキャンセル回路 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP61280190A patent/JPH0748876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63133788A (ja) | 1988-06-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |