JPH0748858A - ピン結合装置 - Google Patents

ピン結合装置

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Publication number
JPH0748858A
JPH0748858A JP5217008A JP21700893A JPH0748858A JP H0748858 A JPH0748858 A JP H0748858A JP 5217008 A JP5217008 A JP 5217008A JP 21700893 A JP21700893 A JP 21700893A JP H0748858 A JPH0748858 A JP H0748858A
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JP
Japan
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ring
guard
guard ring
seal groove
outer peripheral
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JP5217008A
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English (en)
Inventor
Kiyonobu Hirose
清信 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガードリングがシール溝内で位置ずれするの
を防止すると共に、ガードリングがシール溝内から脱落
するのを防止する。 【構成】 ガードリング21を円弧状に形成された一対
のガード部材22をボルト23,ナット等で結合するこ
とによりリング状に形成し、各ガード部材22の内周側
にOリング16の外周側と係合する係合溝22Bを形成
する。これにより、ガードリング21をシール溝15内
でOリング16の外周側に緩みが生じることのないよう
に強固に固定することができる。また、各ガード部材2
2の係合溝22BをOリング16の外周側に係合するこ
とにより、ガードリング21をシール溝15内で位置決
めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の建設機械に好適に用いられるピン結合装置に関し、特
に、ピン結合された一側部材と他側部材との衝合部外周
側に弾性シール部材を装着するようにしたピン結合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7ないし図10に従来技術の油圧ショ
ベルに設けたピン結合装置を示す。
【0003】図において、1は油圧ショベルの本体を構
成する作業機本体、2は該作業機本体1の前部に俯仰動
可能に設けられた作業装置を示し、該作業装置2は、作
業機本体1にピン結合されたブーム3と、該ブーム3の
先端側にピン結合されたアーム4と、該アーム4の先端
側にピン結合されたバケット5とから大略構成され、こ
れらはブームシリンダ6,アームシリンダ7およびバケ
ットシリンダ8によって作動される。
【0004】ここで、アーム4とバケット5とのピン結
合部を図8を参照して述べるに、一側部材となるアーム
4の先端には円筒状のボス9が設けられている。そし
て、該ボス9の内周側には左,右両側に位置してブッシ
ュ10,10が嵌着され、該各ブッシュ10にはピン挿
嵌穴10Aが形成されている。一方、バケット5には他
側部材となるブラケット5A,5Aが設けられ、該各ブ
ラケット5Aには環状の平板からなる補強板11,11
が溶接等の手段で固着され、該各補強板11はブラケッ
ト5Aの一部を構成している。
【0005】12は各ブラケット5A間にボス9を回動
可能に連結したピンを示し、該ピン12は各ブラケット
5A間で各ブッシュ10のピン挿嵌穴10A等に挿嵌さ
れ、その両端は各ブラケット5Aの外側面から突出して
いる。そして、該ピン12は図8中の右側に位置するブ
ラケット5Aに設けた筒体13に図示の如くボルト14
を取付けることにより抜き止めされている。この場合、
ボス9は各ブラケット5Aの補強板11間に衝合するよ
うに配設され、該ボス9,補強板11の対向する端面が
それぞれ衝合面9A,11Aとなっている。
【0006】15,15はボス9と各補強板11との衝
合部外周側に形成された環状のシール溝を示し、該各シ
ール溝15は各衝合面9A,11Aの外周側を対称形状
に切欠くことにより形成され、ピン12に対して同心円
状をなしている。そして、該各シール溝15の壁面は図
9に示す如く、左,右の傾斜面部15A,15Aと、該
各傾斜面部15Aの外周から径方向外向きに延び、各衝
合面9A,11Aに対して平行となった平行面部15
B,15Bとからなり、各傾斜面部15Aは径方向内向
きに所定の傾斜角をもって略V字形状に形成さている。
【0007】16,16は各シール溝15内に装着され
た弾性シール部材としてのOリングを示し、該各Oリン
グ16は各シール溝15の各傾斜面部15Aに弾性変形
状態で摺接することにより、ボス9,各補強板11の各
衝合面9A,11Aをシールし、該各衝合面9A,11
A間に外部の土砂等が侵入するのを防止している。
【0008】17,17はOリング16を外周側から覆
うようにシール溝15内に装着されたガードリングを示
し、該各ガードリング17は弾性力を有する金属,樹脂
材料等により断面が薄板状に形成されている。そして、
該各ガードリング17は前記Oリング16の外径と同一
か、それより若干小さい内径となるようなリング状に形
成されているものの、図10に示す如く切断部17Aで
軸方向に斜めに切断され、弾性力を発生しつつ拡縮径す
るようになっている。そして、該各ガードリング17は
その弾性力に抗して通常の形状より拡径された状態でO
リング16の外周側に締付力をもって装着されている。
【0009】このように構成される油圧ショベルのピン
結合装置では、バケット5の各ブラケット5A間にアー
ム4のボス9を配置し、各ブラケット5A間でボス9の
各ブッシュ10内等にピン12を挿通することにより、
アーム4の先端側にバケット5を回動可能に連結してい
る。そして、実際の稼動時にはブームシリンダ6,アー
ムシリンダ7でブーム3,アーム4を俯仰動させつつ、
バケットシリンダ8でバケット5を回動させることによ
り、バケット5を用いて土砂の掘削作業等を行う。
【0010】一方、このような作業時には、周囲の土砂
等がボス9の各衝合面9Aと各補強板11の衝合面11
A間に侵入し、これらの衝合面9A,11Aを早期に摩
耗させ、各ブラケット5A間でボス9ががたつく原因と
なる。そこで、これらの衝合面9A,11A間の外周側
には各シール溝15を形成し、該各シール溝15に各O
リング16を装着することにより、衝合面9A,11A
間をシールするようにしている。さらに、該各Oリング
16の外周側には各ガードリング17を設け、該各Oリ
ング16を周囲の土砂等から保護するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によりピン結合装置において、各ガードリング1
7は切断部17Aで切断されており、これにより弾性力
をもって拡縮径できるように形成されている。そして、
各ガードリング17は各Oリング16の外周側に若干拡
径させた状態で装着され、該各ガードリング17自体の
弾性力によって各Oリング16を外周側から締付けるよ
うにして固定している。しかし、このような従来技術に
よる各ガードリング17は、掘削作業時の振動や、該各
ガードリング17に土砂等が衝突することにより形状が
変形して、緩みが生じてしまい、各Oリング16の外周
側からずれたり、各シール溝15から抜け落ちたりする
場合がある。
【0012】また、前記各ガードリング17は断面が薄
板状に形成されているため、掘削作業時の振動や、土砂
等の衝突により、各シール溝15内で位置ずれし、ガー
ドリング17の縁側がシール溝15の平行面部15Bに
接触してしまう。そして、この状態のままで作業装置2
の作動を続行すると、ガードリング17の縁部が摩耗し
たり、傷ついたりして、該ガードリング17が破損して
しまうという問題がある。
【0013】さらに、前記各ガードリング17の各シー
ル溝15内への装着は、ピン12をバケット5とアーム
4と挿嵌する前の段階で行わなければならず、各ガード
リング17の装着が困難になるという問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ガードリングが弾性シール部材の外周側
で位置ずれたり、シール溝内から抜け落ちたりするのを
防止できるようにしたピン結合装置を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明によるピン結合装置は、先端にボスを有す
る一側部材と、該一側部材のボスに対し該ボスの軸方向
両端に衝合するように配設された他側部材と、該他側部
材間に前記ボスを回動可能に連結するピンと、前記ボス
と他側部材との衝合部外周側に形成された環状のシール
溝と、該シール溝内に装着され、前記ボスと他側部材と
の衝合部端面をシールする弾性シール部材とからなる。
【0016】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記シール溝内には、円弧状の一対のガード部材を結合
することによりリング状に形成したガードリングを前記
弾性シール部材の外周側から覆うように設けたことにあ
る。
【0017】また、前記ガードリングの内周面には、前
記弾性シール部材の外周側に係合する係合溝を全周に亘
って形成するのが好ましい。
【0018】
【作用】上記構成により、一側部材と他側部材を組付け
た後に、一対のガード部材をシール溝の外側からシール
溝内の弾性シール部材の外周側に装着し、それぞれのガ
ード部材をリング状に結合することによりガードリング
を形成する。これにより、該ガードリングがシール溝か
ら抜けるのを防止することができる。
【0019】また、前記ガードリングの内周面に形成し
た係合溝を、弾性シール部材の外周側に係合することに
より、該ガードリングをシール溝内に確実に位置決めす
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。なお、実施例では、前述した図7ない
し図10に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0021】まず、図1および図2に本発明の第1の実
施例を示す。
【0022】図において、21はOリング16を外周側
から覆うようにシール溝15内に設けられたガードリン
グを示し、該ガードリング21は後述する一対のガード
部材22,22を結合することによりリング状に形成さ
れている。
【0023】22,22はガードリング21を構成する
一対のガード部材を示し、該各ガード部材22は金属材
料,ウレタン等の樹脂材料により円弧状に形成され、そ
の断面は薄板状に形成されている。そして、該各ガード
部材22の両端部は、径方向外向きに屈曲した結合部2
2A,22Aとなり、それぞれ対向する結合部22Aを
衝合することにより、各ガード部材22をリング状に形
成し、ガードリング21を構成するようになっている。
そして、該各結合部22Aの中央部には、各ガード部材
22の各結合部22Aの端面が衝合した状態で、互いに
連通するような挿通穴22A1 が穿設されている。さら
に、該各ガード部材22の内周面には全周に亘って係合
溝22Bが形成されており、該係合溝22Bはガードリ
ング21をシール溝15内に装着したときに、Oリング
16の外周側に係合するようになっている。
【0024】ここで、前記各ガード部材22は、それぞ
れを対向するように配置し、各ガード部材22の各結合
部22Aを衝合させ、各結合部22Aの挿通穴22A1
にボルト23を一側からワッシャ24を介して挿通し、
該ボルト23の他側にナット25を螺着することにより
結合される。
【0025】本実施例によるピン結合装置は上述の如き
構成を有するもので、バケット5の各ブラケット5A間
にアーム4のボス9を配置し、各ブラケット5A間でボ
ス9の各ブッシュ10内等にピン12を挿通することに
より、アーム4の先端側にバケット5を回動可能に連結
するという基本的動作については従来技術によるものと
格別差異はない。
【0026】そこで、ガードリング21をシール溝15
のOリング16の外周側に装着する手順について説明す
る。
【0027】まず、各ガード部材22をそれぞれが対向
するようにシール溝15内のOリング16の外周側に配
置する。このとき、各ガード部材22の係合溝22Bを
Oリング16の外周側に係合する。そして、対向する各
ガード部材22の各結合部22Aを衝合させ、各結合部
22Aをボルト23,ナット25等を螺着することによ
り結合する。
【0028】かくして、ガードリング21を円弧状に形
成された一対のガード部材22,22の各結合部22A
をボルト23,ナット25等で結合することにより形成
するようにしたから、ガードリング21をシール溝15
内でOリング16の外周側を覆うように強固に装着する
ことができる。このため、ガードリング21が掘削作業
時の振動や、土砂の衝突により緩み、シール溝15内か
ら抜け落ちるのを確実に防止できる。
【0029】また、ガードリング21の内周面(各ガー
ド部材22の内周面)に全周に亘って係合溝22Bを形
成したから、該各係合溝22BをOリング16の外周側
に係合することにより、ガードリング21をシール溝1
5内で確実に位置決めすることができ、ガードリング2
1の縁部がシール溝15の平行面部15Bに接触するこ
とによりガードリング21が破損するのを確実に防止す
ることができる。
【0030】さらに、本実施例によるピン結合装置にお
いては、ガードリング21を一対のガード部材22,2
2を結合する構成としたから、アーム4とバケット5が
ピン結合されている状態でも、ガードリング21を簡単
に装着することができる。このため、アーム4とバケッ
ト5のピン結合装置が簡単となるだけでなく、従来技術
による油圧ショベルにおいて、ガードリング17が脱落
してしまった場合でも、本実施例によるガードリング2
1を装着すれば、Oリング16を効果的に保護すること
ができ、Oリング16およびピン結合装置の寿命を確実
に延ばすことができる。
【0031】次に、図3ないし図5は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、一対のガード部材の一
端側をそれぞれ結合ピンを用いて結合することにより、
ガードリングを開閉可能に構成したことにある。
【0032】図において、31はシール溝15内でOリ
ング16の外周側に装着される本実施例によるガードリ
ングを示し、該ガードリング31は前記第1の実施例で
述べたガードリング21とほぼ同様に、一対のガード部
材32,33により構成されている。
【0033】32,33はガードリング31を構成する
一対のガード部材を示し、該各ガード部材32,33は
前記第1の実施例で述べた各ガード部材22とほぼ同様
に、金属材料,樹脂材料等により円弧状に形成されてい
るものの、ガード部材32の一端側は図4に示すように
二又状の結合部32Aとなり、ガード部材33の一端側
は一枚の平板状の結合部33Aとなっている。そして、
結合部32Aに結合部33Aを挿嵌し、それぞれの結合
部32A,33Aに連通するように穿設された挿通穴3
2A1 ,33A1 に結合ピン34を挿通することによ
り、各結合部32A,33Aは回動可能に結合されてい
る。そして、結合ピン34は止め輪35によって抜止め
されている。
【0034】また、ガード部材32,33の他端側はそ
れぞれ径方向外向きに突出した結合部32B,33Bと
なっており、該結合部32Bは図5に示すように一枚の
平板状に形成され、結合部33Bは二又状に形成されて
いる。そして、該結合部33Bに結合部32Bを挿嵌
し、それぞれの結合部32B,33Bに連通するように
穿設された挿通穴32B1 ,33B1 に結合ピン36を
挿通することにより、各結合部32B,33Bは結合さ
れている。そして、結合ピン36は着脱可能の止め輪3
7により抜止めされており、該止め輪37を外して結合
ピン36を挿通穴32B1 ,33B1 から抜き取れば、
結合部32B,33Bを取外すことができ、これによ
り、ガードリング31を図3中の矢示A,B方向に開口
することができるようになっている。
【0035】さらに、ガード部材32,33の内周側に
は、第1の実施例と同様にOリング16の外周側に係合
する係合溝(図示せず)が周方向に形成されている。
【0036】本実施例によるピン結合装置は上述のよう
な構成を有するもので、次にガードリング31をシール
溝15内のOリング16の外周側に装着する手順につい
て説明する。
【0037】まず、各ガード部材32,33の結合部3
2B,33Bから結合ピン36を外し、ガードリング3
1を図3中の矢示A,B方向に開口させ、シール溝15
内のOリング16の外周側に装着する。このとき、各ガ
ード部材32,33の係合溝をOリング16の外周側に
係合する。そして、結合部33Bに結合部32Bを挿嵌
し、各結合部32B,33Bの挿通穴32B1 ,33B
1 に結合ピン36を挿通し、止め輪37を取付けること
により結合する。
【0038】かくして、このように構成される本実施例
でも、第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることが
できるが、特に本実施例では、ガードリング31をシー
ル溝15内に配置し、結合部32B,33Bを結合ピン
36,止め輪37で結合することにより簡単に装着する
ことができる。
【0039】また、第1の実施例では、各結合部22A
が径方向外向きに突出していることにより、ガードリン
グ21をシール溝15内に装着したときに、各結合部2
2Aの突出端部がシール溝15外に突出してしまい、土
砂掘削作業時には各結合部22Aの突出端部に土砂が接
触し易く、これにより各結合部22Aが損傷する危険性
が心配されたが、本実施例では、各ガード部材32,3
3の結合部32A,33Aを結合ピン34,止め輪35
で結合することにより突出部のない形状にすることがで
き、土砂掘削作業時に結合部32A,33Aに土砂等が
接触するのを防止でき、ガードリング31の損傷を減少
させることができる。
【0040】次に、図6は本実施例による第3の実施例
を示す。
【0041】ここで、本実施例の特徴は、ガードリング
41を円弧状の一対のガード部材42,43により構成
し、該各ガード部材42,43の一端側を結合ピン44
により回動可能に結合し、他端側をボルト45,ワッシ
ャ46,ナット47により結合したことにある。そし
て、各ガード部材42,43の他端側のボルト45,ナ
ット47等を外すことにより、ガードリング41を矢示
C,D方向に開口できるようになっている。なお、前記
各ガード部材42,43の内周側にはOリング16の外
周側に係合する結合溝(図示せず)が周方向に形成され
ている。
【0042】本実施例はこのように構成されるが、ガー
ドリング41をシール溝15内のOリング16の外周側
に装着する手順について説明すると、まず、ガードリン
グ41を矢示C,D方向に開口させ、シール溝15内の
Oリング16の外周側に装着する。このとき、各ガード
部材42,43の係合溝をOリング16の外周側に係合
する。そして、各ガード部材42,43の他端側をボル
ト45,ナット47等で結合する。
【0043】かくして、このように構成される本実施例
でも、第1および第2の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。
【0044】なお、前記各実施例では、アーム4とバケ
ット5との間をピン12で連結するピン結合装置を例に
挙げ説明したが、本発明はこれに限らず、例えば図7に
示した作業装置2のうち、ブーム3とアーム4との間の
ピン結合装置等、他のピン結合装置に適用してもよく、
さらには油圧ショベルに限らず、油圧クレーン等の他の
建設機械に適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、円弧
状の一対のガード部材を結合することによりリング状に
形成したガードリングをシール溝内の弾性シール部材の
外周側に覆うように設けたことにより、前記ガードリン
グをシール溝内の弾性シール部材の外周側に緩みが生じ
ないように強固に装着することができ、土砂掘削作業時
の振動や、土砂の衝突等によりガードリングがシール溝
内から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
【0046】また、前記ガードリングの内周側には、前
記弾性シール部材の外周側に係合する係合溝を全周に亘
って形成したから、該係合溝を弾性シール部材の外周側
に係合することによりガードリングをシール溝内で確実
に位置決めすることができ、ガードリングがシール溝の
内周面に接触して摩耗,損傷するのを確実に防止でき、
ガードリングの寿命を延ばすことができる。
【0047】さらに、ガードリングを一対のガード部材
を結合することによって装着する構成としたから、一側
部材と他側部材とがピン結合された後でも、ガードリン
グをシール溝内に簡単に装着することができ、かつ、既
存のガードリングが損傷した場合でもピン結合したまま
の状態で交換,装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるガードリングを示
す正面図である。
【図2】第1の実施例によるピン結合装置の要部を示す
図9と同様位置の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるガードリングを示
す正面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向拡大断面図である。
【図5】図3中の矢示V−V方向拡大断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるガードリングを示
す正面図である。
【図7】従来技術によるピン結合装置が適用される油圧
ショベルを示す全体図である。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向拡大断面図であ
る。
【図9】図8中の要部を示す拡大断面図である。
【図10】図9に示すガードリングの斜視図である。
【符号の説明】
2 作業装置 3 ブーム 4 アーム(一側部材) 5 バケット 5A ブラケット(他側部材) 9 ボス 12 ピン 15 シール溝 16 Oリング(弾性シール部材) 21,31,41 ガードリング 22,32,33,42,43 ガード部材 22A,32A,33A,32B,33B 結合部 22B 係合溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にボスを有する一側部材と、該一側
    部材のボスに対し該ボスの軸方向両端に衝合するように
    配設された他側部材と、該他側部材間に前記ボスを回動
    可能に連結するピンと、前記ボスと他側部材との衝合部
    外周側に形成された環状のシール溝と、該シール溝内に
    装着され、前記ボスと他側部材との衝合部端面をシール
    する弾性シール部材とからなるピン結合装置において、
    前記シール溝内には、円弧状の一対のガード部材を結合
    することによりリング状に形成したガードリングを前記
    弾性シール部材の外周側から覆うように設けたことを特
    徴とするピン結合装置。
  2. 【請求項2】 前記ガードリングの内周面には、前記弾
    性シール部材の外周側に係合する係合溝を全周に亘って
    形成した請求項1記載のピン結合装置。
JP5217008A 1993-08-09 1993-08-09 ピン結合装置 Pending JPH0748858A (ja)

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JP5217008A JPH0748858A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ピン結合装置

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JP5217008A JPH0748858A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ピン結合装置

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JP5217008A Pending JPH0748858A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ピン結合装置

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