JPH0748578Y2 - 空気輸送装置 - Google Patents

空気輸送装置

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JPH0748578Y2
JPH0748578Y2 JP1990115874U JP11587490U JPH0748578Y2 JP H0748578 Y2 JPH0748578 Y2 JP H0748578Y2 JP 1990115874 U JP1990115874 U JP 1990115874U JP 11587490 U JP11587490 U JP 11587490U JP H0748578 Y2 JPH0748578 Y2 JP H0748578Y2
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JP
Japan
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air
pipe
transportation
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hollow chamber
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JP1990115874U
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秀晃 光沢
光司 二村
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株式会社日本アルミ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、粒状体の空気輸送装置に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来各種の粉粒体を空気輸送する空気輸送装置が知られ
ている。例えば、第4図のように、密封状として加圧可
能な供給タンクaと、その下部開口部に連通連結した輸
送管bと、その途中に接続されて下流方向へ圧力空気を
噴出するエアー配管cを備えている。
ところが、比較的に硬くて流動性のある粒状体であれ
ば、このような装置でも何ら問題がなかったが、被圧送
物として、医薬用の中空カプセルや軟質プラスチックペ
レット等のように弾力性(弾性)のある粒状体d…であ
る場合には、第4図に示す如く、供給タンクaの絞られ
た下方開口部(排出口)eで、この粒状体d…がお互い
に競り合い、からみ合って、ブリッジを生じ易く、上方
から圧力pを加えると、一層閉塞が増進して解除出来な
い。さらに高圧pを掛けると、上述の中空カプセル等で
は破損してしまう。
また、供給タンクaの下方開口部eの口径を大きくする
と、この部分での粒状体の落下・供給は可能となるが、
高濃度で連続的に輸送管b内へ粒状体が流入するため、
ベンド部f等にて同様に閉塞を生じ易く、かつ、閉塞解
除のために高圧を掛けると上記中空カプセル等が破損す
る。
従って、この種の弾力性(弾性)のある中空カプセル等
の粒状体を空気輸送することは従来の装置では困難であ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記課題を解決するため、弾力生のある粒状
体を、供給タンクから輸送管を介して空気輸送する空気
輸送装置に於て、該供給タンクの下部開口部に連通連結
される、上記輸送管の鉛直状導入部の周囲に、円筒状の
中空室を包囲状に形成すると共に、該中空室と上記輸送
管の鉛直状導入部の内部を連通連結する、複数個の傾斜
孔又は全周にわたるスリットからなる上方へ向く高速エ
アー噴出部を、該鉛直状導入部に開設し、上記中空室に
連通する高速エアー用配管と、上記輸送管に接続される
輸送エアー用配管に、交互にエアーを送るエアー供給切
換手段を、備えたものである。
〔作用〕
高速エアー用配管から送られるエアーは輸送管の鉛直状
導入部の周囲の円筒状の中空室内に流入した後に、高速
エアー噴出部へと送られるため、該高速エアー噴出部を
なす複数個の傾斜孔又は全周にわたるスリットに均一な
エアー圧がかかり、高速エアー噴出部から均一な速度の
高速エアーを、鉛直状導入部から供給タンクの下方開口
部に向けて上方へ噴出できる。
また、高速エアー用配管へのエアー供給時には、エアー
供給切換手段により、輸送エアー用配管へのエアー供給
が停止するため、鉛直状導入部内のエアー圧は過大とな
らない。このため、高速エアーを瞬間的に噴出させれ
ば、該高速エアーは粒状体のブリッジの内の下端部に当
たるため、そのブリッジを、一時的に解除でき、所定の
少量の粒状体を供給タンクから輸送管へ落下させること
ができる。かつ、粒状体が薬品カプセル等の弾力性のあ
る破損し易いものである場合でも、該粒状体に過大な圧
力がかからないため、破損を防止できる。逆に、輸送エ
アー供給時には、エアー供給切換手段により、高速エア
ー用配管へのエアー供給が停止するため高速エアー噴出
部からエアーは噴出せず、供給タンクの下部開口部に粒
状体のブリッジが生じて、該下部開口部が閉塞される。
このため、輸送管内での粒状体の輸送による背圧が供給
タンクの下部開口部に生じた粒状体のブリッジにてシー
ルされて圧力損失がほとんど無くなる。このように、エ
アー供給切換手段により、高速エアー噴出と輸送管への
エアー供給が交互に切換えられるため、ある一定量の粒
状体が、その一定量毎に間欠的に輸送される。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説する。
第1図に空気輸送装置の全体構成を示し、第2図にその
要部拡大断面図を示す。
まず、第1図に於て、1は下方が漏斗状底壁2を有する
供給タンクであり、その下部開口部3に、輸送管4が接
続される。5は該輸送管4の内で供給タンク1の下部開
口部3へ直接に連通連結された鉛直状導入部である。
この鉛直状導入部5の途中には、高速エアー噴出装置6
が設けられると共に、高速エアー用配管7がこの高速エ
アー噴出装置6に接続される。また、鉛直状導入部5の
下部には、輸送エアー用配管8が接続される。
9はエアー源であって、減圧弁10,11、フローメータ12,
13、調整弁14,15、電磁弁16,17が、上記両配管7,8に、
各々、介装されている。
そして、この空気輸送装置は、上記高速エアー用配管7
と、上記輸送管4に接続される輸送エアー用配管8に、
交互にエアーを送るエアー供給切換手段37を、備えてい
る。即ち、エアー供給切換手段37は、電磁弁16,17と、
該電磁弁16,17を開閉制御するタイマーTを、有してい
る。
しかして、第2図に於て、さらに具体的に説明する。高
速エアー噴出装置6は、鉛直状短管部18と、袋ナット状
の雌ネジ付外筒体19と、パッキン20等を備えている。短
管部18は、上下にフランジ21,22を有すると共に、上下
中間には、雄ネジ付肉厚外鍔部23と、これよりも僅かに
下方の肉薄外鍔部24を、有する。肉薄外鍔部24の下面に
円環状パッキン20を介して、外筒体19の内鍔部19aを当
接させるように、外筒体19の雌ネジを、上記肉厚外鍔部
23の雄ネジに、螺進すると、同図のように、円筒状の中
空室25が形成され、また、該外筒体19の周囲壁の一部に
ネジ孔26を開設し、前記高速エアー用配管7の管継手27
を、このネジ孔26に螺着する。つまり、輸送管4の鉛直
状導入部5の周囲に、円筒状の中空室25を包囲状に形成
する。これによって、高速エアー用配管7からのエアー
は、中空室25内へ流入可能である。即ち、高速エアー用
配管7は、中空室25に連通する。
ところで、上記肉厚外鍔部23及び短管部18の本体に、連
続して、複数本の傾斜孔29…を開設して、高速エアー噴
出部28とする。つまり、中空室25と輸送管4の鉛直状導
入部5の内部を連通連結する、複数個の傾斜孔29…から
なる上方へ向く高速エアー噴出部28を、該鉛直状導入部
5に開設する。
この傾斜孔29…は内端は、上方向へ開口しており、従っ
て、(矢印Fにて示すように)エアー噴出部28から上方
の供給タンク1の下部開口部3に向かって、高速−例え
ば50〜150m/sec−のエアーが噴出する。また、円筒状の
中空室25から各傾斜孔29…へとエアーが送られるため、
各傾斜孔29…から噴出するエアーの速度が均一となる。
このため、粒状体34…のブリッジを偏ることなく均一に
解除することでき、1回の高速エアー噴出による粒状体
34…の落下量を均一とすることができる。
供給タンク1の下部にはフランジ30付の接続短管部31が
垂設されており、このフランジ30と、前記フランジ21と
を、当接して、図示省略のボルト・ナット結合等にて、
密封状に連結する。
また、下方のフランジ22は、輸送管4の一部を構成する
鉛直状配管32の上端のフランジ33に当接して、図示省略
のボルト・ナット結合等にて密封状に連結する。
次に、第3図に示す他の実施例では、高速エアー噴出部
28を、全周に連続した円形状のスリット36にて形成し
た。つまり、高速エアー噴出部28は、全周にわたるスリ
ット36からなる。この場合も高速エアー用配管7から、
一旦中空室25へエアーが流入した後、上方向へ高速エア
ーが噴出して、開口部3へ向かう。このように、エアー
が円筒状の中空室25からスリット36へ流入するため、高
速エアー噴出部28から噴出する高速エアーの速度を周方
向にわたって均一とすることができる。従って、供給タ
ンク1内の粒状体34…のブリッジを偏ることなく均一に
解除することができ、1回の高速エアー噴出による粒状
体34…の落下量を均一とすることができる。
第1図にもどって、タイマーTの設定によって、電磁弁
16と17とを交互に開くように設定し、高速エアー用配管
7から、例えば、0.3〜1秒間だけ瞬間的にエアーを矢
印Gのように供給し高速エアーを噴出部28から噴出し、
第2図の上方の開口部3の弾力性のある粒状体34…の閉
塞を解除して、比較的少ない量だけ下方へ落下させる
が、これと同時に、又は前後して、電磁弁16,17を切換
えて、輸送エアー用配管8から輸送エアーを、矢印Bの
ように供給する。この輸送エアーを供給する時間は、第
1図の輸送管4の送り側先端まで、上述の落下させた比
較的少ない量の粒状体34…を全て送り切るに必要な時間
であり、輸送管4の長さと流速にもよるが、例えば、5
〜10m/secで7〜20秒程度とする。
このように、本考案の空気輸送はいわゆる間欠輸送であ
る。
なお、輸送エアー用配管8から輸送エアーを供給中は、
(輸送管4の長さと一度の粒状体輸送量にもよるが、)
鉛直状導入部5内に背圧が掛かることとなるが、この時
には、第2図に示すように、次に送られるべき粒状体34
…が開口部3を閉塞していて、シールされているので、
上記輸送に支障をきたさない。
粒状体34…としては、弾力性のある中空の薬品カプセ
ル、ゴムや軟質プラスチックの中空又は中実の粒状のも
の、その他各種のものに、本考案は応用自由である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の如く構成されているので、次に記載す
る著大な効果を奏する。
供給タンク1の粒状体34…を、少量ずつ、輸送管4
内に落下させて輸送ることができ、粒状体34…が薬品カ
プセル等の弾力性のあるものであっても、輸送管4のベ
ンド部等に閉塞を生じないで、間欠的に輸送できる。
一回の高速エアー噴出による粒状体34…の供給タン
ク1からの落下量のばらつきを小さくすることができ
る。
粒状体34…が薬品カプセル等の弾力性のある破損し
易いものである場合でも、該粒状体34…を破損すること
なく空気輸送できる。
輸送管4内での粒状体34…の輸送による背圧が、供
給タンク1から逃げるのを防止でき、輸送効率の低下を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、第2図は
要部拡大断面正面図、第3図は変形例を示す要部断面図
である。第4図は従来例を示す正面図である。 1……供給タンク、3……下部開口部、4……輸送管、
5……鉛直状導入部、28……エアー噴出部、34……粒状
体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−98502(JP,A) 特開 昭54−33466(JP,A) 実開 昭52−20688(JP,U) 実開 昭51−85993(JP,U) 実開 平2−31231(JP,U) 実公 昭33−2038(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性のある粒状体を、供給タンクから輸
    送管を介して空気輸送する空気輸送装置に於て、該供給
    タンクの下部開口部に連通連結される、上記輸送管の鉛
    直状導入部の周囲に、円筒状の中空室を包囲状に形成す
    ると共に、該中空室と上記輸送管の鉛直状導入部の内部
    を連通連結する、複数個の傾斜孔又は全周にわたるスリ
    ットからなる上方へ向く高速エアー噴出部を、該鉛直状
    導入部に開設し、上記中空室に連通する高速エアー用配
    管と、上記輸送管に接続される輸送エアー用配管に、交
    互にエアーを送るエアー供給切換手段を、備えたことを
    特徴とする空気輸送装置。
JP1990115874U 1990-11-01 1990-11-01 空気輸送装置 Expired - Lifetime JPH0748578Y2 (ja)

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JPH0472925U JPH0472925U (ja) 1992-06-26
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