JPH0748567B2 - 光応答性スイツチ素子 - Google Patents

光応答性スイツチ素子

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JPH0748567B2
JPH0748567B2 JP62073349A JP7334987A JPH0748567B2 JP H0748567 B2 JPH0748567 B2 JP H0748567B2 JP 62073349 A JP62073349 A JP 62073349A JP 7334987 A JP7334987 A JP 7334987A JP H0748567 B2 JPH0748567 B2 JP H0748567B2
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electron transfer
transfer protein
protein
switch element
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、集積回路分野におけるスイツチ素子に関す
るもので、生体材料を該素子の構成材料として用いるこ
とにより、そのサイズを生体分子レベルの超微細な大き
さ(数十〜数百Å)に近づけることができ、高密度化を
図ることができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、集積回路に用いられているスイツチ素子として
は、例えば柳井久義,永田穣共著集積回路工学(1)に
示されているような第4図に示すMOS構造のスイツチ素
子(ダイオード素子)があつた。図において、(1)は
p形シリコン基板、(2)はn形領域、(3)はp形領
域、(4)はn形領域、(5)はSiO2膜、(6),
(7)は電極であり、該2つの電極(6),(7)間で
p−n接合(p形領域(3)−n形領域(4)接合)が
形成され、スイツチ特性が実現される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のMOS構造のスイツチ素子は以上のように構成され
ているため、微細加工が可能であり、現在では上記構造
のスイツチ素子あるいはこれと類似の構造のトランジス
タ素子を用いたLSIとして4MビツトLSIが実用化されてい
る。
ところが、集積回路のメモリ容量を上昇させるには、素
子そのものの微細化が不可欠であるが、Siを用いる素子
では0.2μm程度の超微細パターンで電子の平均自由行
程と素子サイズとがほぼ等しくなり、素子の独立性が保
たれなくなるという限界を抱えている。このように、日
々発展を続けているシリコンテクノロジーも、微細化の
点ではいずれは壁に突きあたることが予想され、新しい
原理に基づく電気回路素子であつて上記0.2μmの壁を
破ることのできるものが求められている。
この発明は、かかる状況に鑑みてなされたもので、生体
材料を電気回路素子の構成材料として用いることによ
り、そのサイズを生体分子レベルの超微細な大きさにま
で近づけることのできる電気回路素子を、特にそのうち
のスイツチ素子を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
ところで、微生物の生体膜及び高等生物のミトコンドリ
アの内膜中には、それぞれ機能は異なるが、H2,有機酸,
NAD(P)H(Nicotineamide Adenine Dinucleotide(P
hosphate))などの還元性の化学物質から電子を引き抜
く酵素蛋白質とともに、その引き抜かれた電子を生体膜
の定められた方向に運ぶ電子伝達能を有する蛋白質(以
下、電子伝達蛋白質と記す)が複数種類存在している。
そしてこれらの電子伝達蛋白質は生体膜中に一定の配向
性をもつて埋め込まれ、分子間で電子伝達が起こるよう
に特異的な分子間配置をとつている。
このように、電子伝達蛋白質は生体膜中で精巧な配置を
もつて連鎖状に並んでいるため、電子を蛋白質連鎖に沿
つて流すことが可能で、電子の動きを分子レベルで制御
することができると考えられる。
第3図に電子伝達蛋白質の連鎖(電子伝達系)の一例と
して、ミトコンドリアの内膜の電子伝達系を模式的に示
す。図において、(8)はミトコンドリアの内膜、
(9)〜(15)は電子伝達蛋白質であり、還元性有機物
であるNADH(図中L),コハク酸(図中M)からそれぞ
れNADH−Q還元酵素(9),コハク酸脱水素酵素(10)
により引き抜かれた電子は、NADH−Q還元酵素(9)、
コハク酸脱水素酵素(10)→チトクロームb(11)→チ
トクロームc1(12)→チトクロームc(13)…チトクロ
ームa(14)→チトクロームa3(15)の経路で伝達し、
出口側Nで最終的に酸素に渡され、水を生ずる。
第3図に示した電子伝達蛋白質は電子伝達時に酸化還元
(レドツクス)反応を伴い、各電子伝達蛋白質のレドツ
クス電位の負の準位から正の準位へと電子を流すことが
できる。
また、電子伝達蛋白質の中には、光照射され電子が励起
されることにより、レドツクス電位が変化するものもあ
る。
また、最近の知見によれば、同一生体内に存在している
電子伝達蛋白質ばかりでなく、異種の生体内に存在する
電子伝達蛋白質を組み合わせても電子伝達が可能な電子
伝達蛋白質複合体を形成することが可能であることが示
されている。
従つて、適当なレドツクス電位を持つ電子伝達蛋白質を
2種類(A及びB)用い、これらの一方に光によつて電
子が励起されるものを選び、これらをA−Bと2層に累
積させれば、それらのレドツクス電位の違いを利用して
光照射によつてスイツチング特性を生ずる接合を形成で
きると考えられる。本件発明者はこのことに着目してこ
の発明を創作したものである。
即ち、本発明に係るスイツチ素子は、第1電子伝達蛋白
質と、光照射によつて電子が励起され、第1電子伝達蛋
白質とはレドツクス電位の異なる第2電子伝達蛋白質で
作成された第1,第2電子伝達蛋白質膜を接着接合して設
け、それぞれ上記第1,第2電子伝達蛋白質膜に接続され
る電極を設け、上記電子伝達蛋白質膜間に所定の電圧を
印加するための電圧印加手段を設けたものである。
〔作用〕
この発明においては、レドツクス電位の異なる少なくと
も2種類の電子伝達蛋白質を接合したその複合体はスイ
ツチング特性を呈する。即ち、第5図(a),(b)に
示すA−B型電子伝達蛋白質複合体の模式図とそのレド
ツクス電位の関係を用いて説明すると、この電子伝達蛋
白質A,Bを接合してなる複合体では、A,B蛋白質のレドツ
クス電位の差をB蛋白質への光照射を制御して変化させ
ることができ、これによりスイツチング特性を呈する素
子を得ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例によるスイツチ素子が組み込ま
れた装置の模式的断面構成図であり、図において、(1
6)は絶縁特性を持つ例えばガラス製基板、(17)は基
板(16)上に形成されたAg,Au,Alなどの金属製電極、
(18)はこの電極(17)上に電子伝達蛋白質であるチト
クロームcで作成された第1電子伝達蛋白質膜、(19)
はチトクロームcよりレドツクス電位が+側に小さくな
るように熱変成させた電子伝達蛋白質である変成フラボ
ドキシンで作成された第2電子伝達蛋白質膜で、第1電
子伝達蛋白質膜(18)に累積して接着接合されている。
(20)は上記第2電子伝達蛋白質膜(19)上にレーザビ
ーム(20a)を照射するレーザ光源、(21)は第2電子
伝達蛋白質膜(19)上に形成された電極である。
このように構成された素子は、図に示すような一定方向
に電子伝達通路Eを有し、電極(17),(21)はそれぞ
れ電子伝達通路Eと交わるように蛋白質膜に接続され、
またレーザビーム(20a)は第2電子伝達蛋白質の電子
が励起される波長となるようにレーザ光源が設定されて
いる。
また上記のようにして形成された素子に対し、本実施例
では第2図(a)に示すように電圧が印加される。即
ち、上記第1電子伝達蛋白質膜(18)と第2電子伝達蛋
白質膜(19)との間に電極(17),(21)を介して電圧
V1が印加されるようになつている。図中、(22)は電圧
印加手段としての電源であり、電源(22)はその出力電
圧が制御できるようになつている。また、レーザ光源
(20)はレーザ光照射を制御できるようになつている。
次に上記装置の製造方法について説明する。
まず、基板(16)上に金属薄膜をイオンビーム法,分子
線法,蒸着法等を利用して作成し、金属電極(17)を形
成する。そして該電極(17)上に電子伝達蛋白質として
のチトクロームcと変成フラボドキシンを用いて単分子
膜及びそれらの累積膜を作成する訳であるが、これらの
膜を作成するには、LB(Langmuir−Blodgett)法を用い
ればよい。このLB法の詳細については、電気学会雑
誌,第55巻,204〜213頁,昭和10年4月(Iwing Langmui
r)、ジヤーナル オブ アメリカン ケミカル ソ
サイテイ(K.Blodgett:Journal of American Chemical
Society)57巻,P1007,1935年、杉道夫ら,固体物理,V
ol17,P744〜752,1982年、ジヤーナル オブ コロイ
ド アンド インターフエイス サイエンス(Journal
of Colloid and Interface Science)Vol 68,P471〜47
7,1979年、などに記載されている。一例を説明すると、
水槽の水面にチトクロームc溶液を滴下し、水面にチト
クロームcの単分子膜を形成する。そしてこのチトクロ
ームc膜を形成した水槽に電極(17)を形成した基板
(16)を垂直に挿入し浸して行くと、該電極(17)を有
する基板(16)にチトクロームc膜が付着接合し、第1
電子伝達蛋白質膜(18)が作成される。このとき、基板
(16)を水槽に挿入し浸していつたが、逆に水面下から
垂直に引き上げるようにして基板(16)上にチトクロー
ムc膜を形成するようにしてもよい。続いて、水槽の水
面に変成フラボドキシン溶液を滴下し、水面に変成フラ
ボドキシンの単分子膜を形成する。そして上記第1電子
伝達蛋白質膜(18)が作成された基板(16)を、変成フ
ラボドキシンの膜を有する水槽に垂直に挿入し浸して行
くと、第1電子伝達蛋白質膜(18)上に変成フラボドキ
シン膜が付着接合した第2電子伝達蛋白質膜(19)が作
成される。さらにこの上に金属薄膜を電子伝達蛋白質が
破壊されないほどの低温で作成し、電極(21)を得る。
なお、上記電子伝達蛋白質膜は、単分子膜であつても、
また別の電子伝達蛋白質の膜をこれに重ねたものであつ
てもよい。
また、上記製法において水面に滴下する電子伝達蛋白質
溶液に予め脂質及び脂肪酸のいずれかを混合し、該混合
溶液を水面に滴下して水面上に膜を形成し、これを基板
に付着接合させるようにしてもよく、これによれば上記
脂質又は脂肪酸が電子伝達蛋白質の分子の支持体として
作用し、電子伝達蛋白質の配向が整えられる。
また、金属電極と電子伝達蛋白質膜間の電子の授受を良
好にするためには、金属電極を4,4′−ビピリジル(bip
yridgl)、2,2′−ビピリジルなどで化学修飾しておい
てもよい。
その他電子伝達蛋白質膜の作成法としては、金属電極あ
るいは有機分子で表面を修飾した金属電極を、蛋白質溶
液に浸漬して蛋白質分子を上記電極上に吸着させる方法
も考えられる。この方法においては、上記した蛋白質を
吸着させる電極以外に1ないし2本の電極を溶液中に浸
漬し、蛋白質を吸着させる電極と蛋白質溶液との間に正
または負の電位を印加して蛋白質分子の電極への吸着を
制御することも可能である。
次に作用効果について説明する。
第2図(a)は本実施例のスイツチ素子の電圧印加状態
を示す模式図で、同図(b)はこのときの各電子伝達蛋
白質膜のレドツクス電位状態を示す図である。同図
(b)において、実線で示すa状態のレドツクス電位
は、レーザ光照射せず、かつ電圧V1を印加していない状
態を表し、一点鎖線で示すb状態のレドツクス電位は光
を照射せず、かつ電圧V1を電極(17)に対し負電圧とし
て印加したときの状態(オフ状態)を表し、破線で示す
c状態のレドツクス電位は電圧V1をb状態と同様に印加
するとともに、第2電子伝達蛋白質にレーザ光を照射し
たときの状態(オン状態)を表す。
b状態では電極(17)と電極(21)との間で電子は流れ
ず、c状態では電子が流れる。即ち、電極(17)と(2
1)との間に一定の負電圧V1を印加しておき、照射する
レーザ光をオン−オフすることにより、電極(17)と
(21)との間に流れる電流をオン−オフすることが可能
であり、スイツチ特性を実現できる。図中、V0はチトク
ロームcと変成フラボドキシンのレドツクス電位の差で
あり、約100mVである。
第2図(c)はレーザ光を照射した場合としない場合の
電圧V1と電流Iとの関係を示し、レーザ光を照射しない
場合、電流はV1を増大しても流れず、レーザ光を照射す
ると電流が流れ、ある飽和電流値を持つ。
上記構成により光応答性スイツチ素子を分子レベルの超
微細な大きさの素子として実現でき、該素子を用いて高
密度化が可能な集積回路が得られる。
なお、電子伝達蛋白質への電子の供給に酵素を利用する
ようにしてもよい。
また、第1電子伝達蛋白質としては、非ヘム−鉄・硫黄
蛋白質、チトクロームc系蛋白質、チトクロームb系蛋
白質、チトクロームa、フラボプロテイン、プラストシ
アニン、チオレドキシンなど、第二電子伝達蛋白質とし
てはフラボプロテイン、クロロフイル結合蛋白質などが
あり、これらのうち第1,第2の電子伝達蛋白質を選択す
るにあたつては、分子間の配向と、電極が形成された基
板に対する配向とが電子伝達に適したものを選定する。
また、熱,光,有機溶媒などにより、これらを人工的に
変成させてもよい。
また上記実施例では2種類の蛋白質の累積膜でスイツチ
素子を構成した場合について説明したが、これは3種類
以上の蛋白質(A,B,及びC)を用い、A−B−Cと3層
累積して構成してもよく、上記実施例と同様の効果が得
られる。
また、各電子伝達蛋白質は、異種電子伝達蛋白質間では
一定方向のみに電子が流れるという性質を利用して累積
膜に垂直な方向には電子が流れ、上記累積膜に平行な方
向で隣接する電子伝達蛋白質分子間では電子の授受が起
こらないような所定の分子配置をとるようLB法などで配
向させることが望ましい。
さらに、上記実施例ではレーザビーム(20a)を素子の
垂直方向から第2電子伝達蛋白質に照射したが、電極
(17),(21)の一方を透明電極とし、この透明電極を
通してレーザビームを第2電子伝達蛋白質に照射しても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、相互にレドツクス電
位の異なる電子伝達蛋白質で第1,第2の電子伝達蛋白質
膜を形成し、第2電子伝達蛋白質には光照射によりレド
ツクス電位が変化するものを用い、それぞれ上記第1,第
2電子伝達蛋白質膜に接続される電極を設けて、各電子
伝達蛋白質のレドツクス電位の違いおよび第2電子伝達
蛋白質の光照射によるレドツクス電位の変化を利用して
スイツチング特性を呈するようにしたので、スイツチ素
子サイズを生体分子レベルの超微細な大きさに近づける
ことができ、該素子を用いた集積回路の高密度化を図る
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による光応答性スイツチ素
子の模式的断面構成図、第2図(a)は上記スイツチ素
子の電圧印加および光照射状態を示す模式図、第2図
(b)はその各電子伝達蛋白質膜のレドツクス電位状態
を示す図、第2図(ca)は上記スイツチ素子において光
を照射した場合としない場合のI−V1特性を示す図、第
3図はミトコンドリアの内膜の電子伝達系を示す模式
図、第4図は従来のMOS構造スイツチ素子を示す断面
図、第5図(a),(b)はそれぞれA−B型電子伝達
蛋白質複合体の模式図とそのレドツクス電位の関係の説
明図である。 図において、(17),(21)は電極、(18)は第1電子
伝達蛋白質膜、(19)は第2電子伝達蛋白質膜、(20)
はレーザ光源、(20a)はレーザビーム、(22)は電圧
印加手段である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/08 51/00 51/10 H01L 29/28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子を一定方向に伝達可能な第1電子伝達
    蛋白質で作成された第1電子伝達蛋白質膜と、 上記第1電子伝達蛋白質のレドツクス電位と異なるレド
    ツクス電位を有し、光に感応して上記レドツクス電位が
    変化する第2電子伝達蛋白質で作成され、上記第1電子
    伝達蛋白質膜上に累積して接着接合された第1電子伝達
    蛋白質と、 それぞれ上記第1,第2電子伝達蛋白質膜の電子伝達通路
    と交わる面に接続された第1,第2の電極と、上記第1電
    子伝達蛋白質膜と第2電子伝達蛋白質膜間に上記第1,第
    2の電極を介して電圧を印加する電圧印加手段とを備
    え、上記各電子伝達蛋白質のレドツクス電位の違いを利
    用し、光照射によつて上記第2電子伝達蛋白質のレドツ
    クス電位を制御してスイツチング特性を呈するようにし
    たことを特徴とする光応答性スイツチ素子。
  2. 【請求項2】電子伝達蛋白質は、非ヘムー鉄・硫黄蛋白
    質、チトクロームc系蛋白質,チトクロームb系蛋白
    質,チトクロームa,フラボプロテイン,プラストシアニ
    ン,クロロフイル結合蛋白質,チオレドキシンまたはこ
    れらの物質を人工的に変成した変成蛋白質であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光応答性スイツ
    チ素子。
  3. 【請求項3】電子伝達蛋白質膜は単分子膜であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の光応
    答性スイツチ素子。
  4. 【請求項4】電子伝達蛋白質への電子の供給に酵素を利
    用するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第3項のいずれかに記載の光応答性スイツチ素
    子。
  5. 【請求項5】電極は透明電極であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の光
    応答性スイツチ素子。
  6. 【請求項6】電極は有機分子で化学修飾されたものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の光応答
    性スイツチ素子。
  7. 【請求項7】各電子伝達蛋白質膜は、その電子伝達蛋白
    質が,各膜が累積された方向と垂直な方向に電子が流
    れ、水平方向の隣接する電子伝達蛋白質分子間では電子
    の授受がなされないよう配向されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載
    の光応答性スイツチ素子。
  8. 【請求項8】電子伝達蛋白質の配向用支持体として、脂
    質又は脂肪酸を用いたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第7項のいずれかに記載の光応答性スイツ
    チ素子。
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