JPH0748558Y2 - ドラム缶開封装置 - Google Patents

ドラム缶開封装置

Info

Publication number
JPH0748558Y2
JPH0748558Y2 JP1989126789U JP12678989U JPH0748558Y2 JP H0748558 Y2 JPH0748558 Y2 JP H0748558Y2 JP 1989126789 U JP1989126789 U JP 1989126789U JP 12678989 U JP12678989 U JP 12678989U JP H0748558 Y2 JPH0748558 Y2 JP H0748558Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rotary
feed roller
cutting
rotary feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989126789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0366898U (ja
Inventor
孝雄 梶山
昌則 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma KK
Original Assignee
Takuma KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma KK filed Critical Takuma KK
Priority to JP1989126789U priority Critical patent/JPH0748558Y2/ja
Publication of JPH0366898U publication Critical patent/JPH0366898U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0748558Y2 publication Critical patent/JPH0748558Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドラム缶や、これに類似する缶類の自動切断
開封装置に関する。とくに、産業廃棄物や、放射線廃棄
物の充填されている、大量のドラム缶の切断開封用に適
当である。
(従来の技術) 従来、ドラム缶の開封作業は、タガネや、ハンドカッタ
を用いたり、熔断によっていた。しかし、このような専
ら人力に頼る方法では、作業能率が低く、安全上の問題
もあって、各種の自動開封装置が提案されている。
本考案が、解決しようとする課題に近い課題の解決を目
的ととする技術には、実願昭55-38657(実開昭56-14119
9)、実願昭56-146749(実開昭58-53009)、実願昭56-1
46750(実開昭58-53010)、特開昭62-110870、実願昭61
-27239(実開昭63-11399)などが関連している。
このうち、実願昭55-38657と、実願昭61-27239との願書
に添付された明細書、および図面に開示されているドラ
ム缶の開缶装置は、ドラム缶の端面の直径よりも小さい
直径の環状、かつ鋸歯状の刃を持つカッタを、ドラム缶
の端面に突き刺し、そのまま押込んで、その端面を円板
状に切り抜く装置である。しかし、本装置では、産業廃
棄物の収納用に多い、端部が変形したり、傾いているド
ラム缶の開封は難しく、開孔部が、ドラム缶の内径より
も小さいために、固体化した内容物の取出しが困難であ
る。また、開封の際に、胴部が座屈するという問題もあ
る。
また、実願昭56-146749の願書に添付された明細書、お
よび図面には、ドラム缶の両端部の周縁方向と胴部の長
手方向に何らかの方法で切溝を施し、まずドラム缶の胴
部を長手方向に、次いでそこから切溝にしたがって周縁
方向を切り開いて、中身を取出す装置が開示されてい
る。しかし、切溝を施す具体的な手段については、何ら
の記載もなく、示唆もされていない。また、開封と同時
に、内容物が外部に放出されるという問題があり、産業
廃棄物や、放射線物質が充填されているドラム缶の開封
用には適当ではない。実開昭58-53010公報に記載されて
いる装置も、この装置に類似している。
特開昭62-110870公報には、回転可能に置かれた空ドラ
ム缶を、缶軸に平行に走行するトーチでプラズマを照射
し、ドラム缶を切断する装置が開示されている。しか
し、本装置は、空ドラム缶を対象に発明されていて、内
容物を安全に取り出すことが困難であるという問題があ
る。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的とするところは、前述した従来技術の持つ
問題点、特に変形したドラム缶を開封する困難を解消し
た上で、従来から広く行われている、タガネやハンドカ
ッタなどを使用し、一個づつ開封する手段に代り、安
全、かつ効率的であって、自動化が可能な、ドラム缶開
封装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成する手段として、本考案は、回転駆動
軸に取り付けられた回転刃と、同じ回転駆動軸に取り付
けられた回転送りローラと、開封作業中に、該回転送り
ローラに対峙してドラム缶の端面周縁の突起条をニップ
する回転自在な回転支えローラおよびその回転軸と、該
回転送りローラと該回転支えローラとの間にニップ圧力
を加えるニップ機構と、上記の機器類が装着され、かつ
回転および移動可能に吊下げられているフレームとから
なり、ニップ機構により前記突起条にセットされ、回転
刃をドラム缶の胴部に当接して回転送りローラによりド
ラム缶の周縁方向に沿って移動させ、ドラム缶の胴部を
切断することを特徴とするドラム缶開封装置を提供す
る。
(作用) 上記の回転駆動軸は、回転刃と回転送りローラとに回転
力を付与し、回転刃は、開封すべきドラム缶の端面に近
接する胴部に食込んで、ドラム缶を周縁方向に切断する
作用を有する。
回転送りローラは、ドラム缶の端面周縁の突起条、また
は突起条に近接する部分の外縁側から、回転支えローラ
は、ドラム缶の端面周縁の突起条の内縁側からドラム缶
をニップ、すなわち挟み込んで固定し、さらに回転送り
ローラは、回転軸の回転駆動力によって、回転刃を周縁
部に沿って切断方向に移動させ、回転支えローラは、ニ
ップ圧力と、回転刃がドラム缶の胴部を切断する際にド
ラム缶の受ける力を支える作用をする。ニップ機構は、
ドラム缶の突起条に装置をセットし、ニップ圧力を付与
する。
フレームは、これらの機器が取り付けられ、かつ、回転
および移動可能に吊下げられているので、装置全体が作
業に都合のよい位置に移動し、さらに回転刃がドラム缶
の周縁にそって切断、周回するのにともなって、回転
し、円滑に追従する。したがって、フレームは、ドラム
缶の上縁面にほぼ平行な面内で回転できる必要がある。
(実施例) 以下、本考案の内容の理解を容易にするために、その実
施態様の例をあげて、図面を参照しつつ、さらに詳しく
説明するが、本考案は、この実施態様に限定されるもの
ではない。
第1図は、本考案に係るドラム缶開封装置の実施態様の
一例をあげて説明するために、その切断作業状態を、フ
レームの一部を切開して示した正面図である。
第2図は、第1図の切断平面における、部分平面図(A
−A′)である。
回転送りローラ5は、回転刃4と同じ回転駆動軸6に取
付けられている。回転刃4がドラム缶1を切断するとき
に、二つのローラで、ドラム缶1を、その端面2の周縁
の突起条3を介してニップすることができるように、回
転送りローラ5と相対峙して、自由回転する回転支えロ
ーラ8が回転軸9に取付けられている。回転刃4がドラ
ム缶1を切断するとき以外は、二つのローラ(5、8)
を、相対峙させておく必要はない。すなわち、本装置を
ドラム缶にセットするのに支障のないように、互いに少
しはなれた位置に保持しておいて、ドラム缶1が所定の
位置に置かれた後に、本装置をドラム缶1に近接させ、
二つのローラ(5、8)を所定の相対峙する位置に移動
し、セットすることが望ましい。
本実施例では、必要なニップ圧力を、回転支えローラ8
の回転軸9に取り付けられているニップ機構10によって
加えている。すなわち、回転送りローラ5を支持ローラ
に、回転支えローラ8を加圧ローラにしているが、これ
を逆にすることも可能である。また、相対峙したときの
回転送りローラ5と回転支えローラ8の相対的な位置
は、両ローラと突起条3の内外面との接触中心線をでき
るだけ近接、一致させることが好ましいが、必ずしも一
致させる必要はなく、ドラム缶1が安定する範囲で、ド
ラム缶1の長手方向にずれていてもよい。
回転送りローラ5と回転支えローラ8のローラは、硬質
ゴム、金属やプラスチックスなどで、ドラム缶1の突起
条3をニップしやすい形状に作られる。回転送りローラ
5の表面は、ドラム缶1との間の回転摩擦力を大きくす
るために、回転駆動軸6の軸方向と平行にスプライン状
の小さな凹凸を形成しておくことが好ましい。
ニップ機構10は、油圧式、機械式、電気式などの公知の
装置の中から、適当なものを選ぶことができる。
回転刃4は、円盤状であって、好ましくは切断に適当で
ある鋭利な算盤玉状、または鋸状の刃が用いられ、その
外周は、回転送りローラの外周よりも大きく作られる。
外周半径の差が、ドラム缶1に食込む回転刃4の部分で
あることを勘案して、その直径が決められる。
回転刃4と回転送りローラ5とは、駆動機7によって回
転作動するように、それぞれの軸心が、同じ回転駆動軸
6に、通常は、近接して取付けられる。近接させるの
は、通常は、ドラム缶の上端部にできるだけ近づけ、切
断するからであって、特別な場合は、これにこだわるも
のではない。
駆動機7には、回転速度の遅いギヤードモータなどが適
当である。本実施例では、後述のフレーム11に取付けら
れているが、他の場所に設置し、フレキシブルシャフト
を用いて回転刃4、および回転送りローラ5を回転駆動
してもよい。
さらに、これらの機器は、回転および移動可能に吊下げ
られたフレーム11に取付けられており、このフレーム11
を含む全体は、所要の範囲の空間内で移動可能、かつ、
回転可能である。ドラム缶1の位置のずれや、その変形
にフレキシブルに対応して作業上都合のよい位置に装置
を移動し、また、切断の進行に従って、回転刃4がドラ
ム缶1の周縁方向に沿って周回できるようにするためで
ある。簡単な場合は、本実施態様例のように、図示され
ていない昇降機を介して、天井からワイヤ13で吊下げて
もよい。ワイヤ13は、軸方向を中心に回転できるように
取付けられる。
12は、ドラム缶搬送コンベアである。
処理規模や自動化の要求程度によっては、フレーム11や
上記の機器の位置決めと移動のために、公知のセンサを
移動装置と組合わせて装着する。
つぎに、本装置の使用法を、上記の実施態様について、
図面を参照しつつ、説明する。
上記の機器類がバランスよくフレーム11に取付けられて
いる、本考案にかかるドラム缶開封装置が、搬送コンベ
ア12の上方に、図示されていない昇降機を介して、天井
から軸方向を中心に回転可能に取付けられたワイヤ13で
吊下げられる。ワイヤ13で吊下げられることによって、
本装置は、移動、回転共に自在である。
ドラム缶1が立てられた状態で、搬送コンベア12上を本
装置の下の所定の位置まで搬送され、停止すると、本装
置は、ドラム缶1の上部端面2近くまで下げられる。回
転刃4は、ドラム缶の端面2直下の切断箇所にくると、
ドラム缶1の胴部に軽くあてがわれる。回転送りローラ
5は、突起条3の外縁側にある。
ニップ機構10で邪魔にならない位置に引上げられていた
回転支えローラ8を、回転送りローラ5に対峙する突起
条3の内縁側にあてがい、突起状3に本装置をセット
し、ニップ圧力を加える。ドラム缶1は、回転送りロー
ラ5に向かって押されるが、回転刃4は、回転送りロー
ラ5よりも大きい直径を有するので、ドラム缶1の胴に
食込む。この状態で駆動機7を作動し、回転刃4と回転
送りローラ5を回転駆動すると、回転送りローラ5の回
転にともなって回転刃4は、ドラム缶1の胴を切断しつ
つ、周縁方向に進行する。フレーム11は、これに追従し
てワイヤ13を中心に回転し、ドラム缶1の切断が終わる
と一回転することになる。
切断されたドラム缶1は、搬送コンベア12で次の工程に
送られ、その後に、次のドラム缶が搬送されてくる。
切断の際、ドラム缶1が不安定であれば、固定のために
クランプを併用してもよい。
(考案の効果) 本考案にかかるドラム缶開封装置は、特別の位置調整を
必要としないで装置自身をドラム缶の突起条にセットす
ることができる。ドラム缶の胴部を切断するが、胴部は
端面よりも板厚さが薄いために、切断に要する力は小さ
くて済み、また、内容物を取出しやすいという効果を奏
する。切断の位置をドラム缶の上部にすれば、開封時に
内容物がこぼれでることもない。切断時は、二つのロー
ラでドラム缶をニップし、固定するので切断しやすい。
また、回転刃が、ドラム缶の周縁に沿って移動するため
に、周縁の形状に関係なく、変形した缶でも自由に切断
することができる効果がある。さらに胴部を軸方向に切
断する必要が生じた場合にも、すでに上縁の周縁が取り
除かれているので、切断は容易である。
このような本考案を用いて、ドラム缶類の開封作業を自
動化し、また搬送コンベアと組合わせて容易に連続開封
することができる。
上記の効果を奏するので、本考案に係るドラム缶開封装
置は、通常の開封作業用のほか、安全上問題の多い産業
廃棄物や、完全自動処理を要求される放射性廃棄物の入
ったドラム缶類の開封装置に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るドラム缶開封装置の実施態様の
一例をあげて説明するために、その切断作業状態を、フ
レームの一部を切開して示した正面図である。 第2図は、第1図の切断平面における、部分平面図(A
−A′)である。 1……ドラム缶、2……ドラム缶の端面 3……ドラム缶の端面周縁の突起条 4……回転刃、5……回転送りローラ 6……回転駆動軸、7……駆動機 8……回転支えローラ、9……回転軸 10……ニップ機構、11……フレーム 12……搬送コンベア、13……ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動軸に取り付けられた回転刃と、同
    じ回転駆動軸に取り付けられた回転送りローラと、開封
    作業中に、該回転送りローラに対峙してドラム缶の端面
    周縁の突起条をニップする回転自在な回転支えローラお
    よびその回転軸と、該回転送りローラと該回転支えロー
    ラとの間にニップ圧力を加えるニップ機構と、上記の機
    器類が装着され、かつ回転および移動可能に吊下げられ
    ているフレームとからなり、 ニップ機構により前記突起条にセットされ、回転刃をド
    ラム缶の胴部に当接して回転送りローラによりドラム缶
    の周縁方向に沿って移動させ、ドラム缶の胴部を切断す
    ることを特徴とするドラム缶開封装置。
JP1989126789U 1989-10-30 1989-10-30 ドラム缶開封装置 Expired - Lifetime JPH0748558Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989126789U JPH0748558Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ドラム缶開封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989126789U JPH0748558Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ドラム缶開封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0366898U JPH0366898U (ja) 1991-06-28
JPH0748558Y2 true JPH0748558Y2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=31674581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989126789U Expired - Lifetime JPH0748558Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ドラム缶開封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748558Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338092U (ja) * 1976-09-08 1978-04-03
JPS5966796U (ja) * 1982-10-26 1984-05-04 日本軽金属株式会社 缶切り装置
JPS5966795U (ja) * 1982-10-26 1984-05-04 日本軽金属株式会社 缶切り器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0366898U (ja) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4801348A (en) Film supply apparatus
US3381564A (en) Automatic feeding power-operated envelope opener
US5316229A (en) Device for taking up the leading end of a new roll of strip material and transferring it to a successive work station
JPH0748558Y2 (ja) ドラム缶開封装置
KR880006095A (ko) 시트 절단-전송 시스템
JP3030144B2 (ja) 照射カプセル開封機
JPS61109027A (ja) 印画紙保留装置
JP3083792B2 (ja) 被覆管の被覆層剥離装置
JPH07241819A (ja) 原木皮剥機
JP2657370B2 (ja) 曲がり材の皮剥方法並びに装置
GB2190029A (en) A film cutting device
JPH067860Y2 (ja) 切断工具
JP3660909B2 (ja) 保護フィルム剥離方法及び装置
JPH0215768Y2 (ja)
JPH0532194Y2 (ja)
JPH0422956Y2 (ja)
JP2788299B2 (ja) シールパックからのシール切り離し装置
JPS6270155A (ja) 印画紙保留装置
JP3619615B2 (ja) 太陽光採光装置における原点位置検出装置
JPH02171214A (ja) 切断端材処理装置及び版材切断装置
JPH0253593A (ja) 網張設体用網切断装置
JP2898346B2 (ja) 廃棄物処理装置およびそれに用いられるディスクの製造方法
JPH02269628A (ja) ロール梱包物の周面部除去方法および装置
JPH0522526Y2 (ja)
JPH11165719A (ja) 薄材の切断方法および切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term