JPH0522526Y2 - - Google Patents

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JPH0522526Y2
JPH0522526Y2 JP802488U JP802488U JPH0522526Y2 JP H0522526 Y2 JPH0522526 Y2 JP H0522526Y2 JP 802488 U JP802488 U JP 802488U JP 802488 U JP802488 U JP 802488U JP H0522526 Y2 JPH0522526 Y2 JP H0522526Y2
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paper
cams
cam
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roll paper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、印刷などのロール紙の用紙補給に際
し、用紙送りを停止することなく準備ロール紙を
自動的に紙継ぎして連続的に補給する自動紙継ぎ
に係り、用紙継ぎ時の刷子、刃など一連の動作を
極めて迅速且つ経済効果を上げるため、その作動
系にころがりローラとカムを組み合わせ、カムの
段差を利用して動作をインパクト的に極めて早
め、さらに刷子、刃の両駆動源を一軸、一台の駆
動源で行い、且つ経済性をも兼ね備えた自動紙継
ぎ構造体に関するものである。
〔従来の技術〕
本願考案者は、昭和62年12月28日付、実用新案
登録願、「自動紙継ぎ構造体」にて、印刷などの
ロール紙の用紙補給に際し、用紙送りを停止する
ことなく、準備ロール紙を自動的に紙継ぎして連
続的に補給する構造体の提案を行つた。
それは第6図、第7図に示されており、第6図
はその一例を示す要部正面構成図、第7図は第6
図のア−ア線矢視断面図であり、1はロール紙、
2は準備ロール紙、3はローラ軸、4は刷子、
5,5′はばね、6はアーム、7,7′はローラ、
8,9はカム、10はアーム、11は刃、12は
モータ、13は止め金、14は両面粘着テープで
ある。
第6図および第7図において、使用状態にある
ロール紙1の左側に準備ロール紙2を若干の隙間
をもたせて配設されている。この準備ロール紙2
の外径部の用紙口出し箇所にはあらかじめ両面粘
着テープ14が幅方向一杯に貼られている。また
紙面に向つてロール紙1の右側には準備ロール紙
2のほぼ中心位置にロール紙1の幅一杯の刷子4
が隙間をもたせて配設されている。
そして、刷子4はL字状のアーム6の一方に固
着され、他方にはころがり軸受を備えたローラ7
が回動自在に軸支され、その曲り角は回動可能な
ように支持されている。また刷子4が矢印で示し
た紙継ぎ方向に常時可動して紙継ぎが行えるよう
ばね5が備えられ、このばね5で刷子4を押圧す
る。
また、この状態では刷子4が常にロール紙1を
押圧するので、これらの間に隙間をもたせるため
にローラ7の位置を規制するカム8がローラ7と
当接している。カム8の形状は外周の一部に段差
Aが付けられ、カム8の最大外径部にローラ7が
位置するときはロール紙1と刷子4間には隙間が
あり、その位置から時計方向になだらかに外径が
小さくなつて段差Aのある部分まで続いている。
さらに、このカム8は駆動源としてのブレーキ
B付のモータMに連結して刷子駆動系を構成して
いる。
一方、刃11も同様にしてロール紙1に対し若
干の隙間をもたせてロール紙1の右側に配設され
ている。
そして、刃11はL字状のアーム10の一方に
ボルトなどで固着され、他方にはころがり軸受を
備えたローラ7′が回動自在に軸支され、その曲
り角は回動可能なように支持されている。また刃
11が矢印で示した用紙カツト方向に常時可動し
てカツトが行えるようばね5′が備えられ、この
ばね5′で刃11を押圧している。
また、この状態では刃11が常にロール紙1を
押圧するので、これらの間に隙間をもたせるため
にローラ7′の位置を規制するカム9がローラ
7′と当接している。カム9の形状はカム8と同
形状であるが、刷子4との時差を付けるためロー
ラ7′の位置に対しカム9の段差A′部の位置を所
要の時差になるようずらせてカム8と同軸上に取
着されている。カム8とカム9の時差量は任意に
調整ができるようにカム8,9にスリツトを備
え、止め金13にて固定している。さらに、2種
の異なつたカム動作に対し1台の駆動源としての
モータ12で目的を果している。
次に、かようなごとく構成された自動紙継ぎ構
造体の作用について説明する。
送出中のロール紙1が残りわずかになる頃、あ
らかじめ両面粘着テープ14を貼つた準備ロール
紙2を用紙送りと同方向に回転させ、周速を同じ
にしておく。これで自動紙継ぎ準備が完了する。
そして、この状態で紙継ぎ指令を与えると、図示
されていないが、準備ロール紙2の外径に貼り付
けられた両面粘着テープ14の径方向の位置を検
出して、刷子4の押し動作と両面粘着テープ14
の位置タイミングが合うように動作信号を出す。
これにより、モータ12は時計方向に廻り、ロー
ラ7を保持していたカム8は段差形状部位に移動
し、インパクト的に刷子4は可動する。すなわ
ち、ばね5を強くすれば所望の力が得られ、これ
を元の位置に戻す力はカム8のなだらかな勾配
を、ころがり軸受を有するローラ7が転動するの
で、極めて小さな容量のモータ12でよく、ロー
ラ7の位置とカム8の段差Aまでの距離を小さく
しておけば瞬発時間も短かくなる。
そして、この刷子4のロール紙1への押圧によ
り、準備ロール紙2にはあらかじめ両面粘着テー
プ14が貼つてあるので、紙継ぎが行われてその
後若干の時差をおいて、刃11に連係したローラ
7′がカム9の段差A′の低い位置に落すように調
整しておく。所要の時差をもつて刷子4の駆動源
と同軸上にカム9が配設されているので、正確に
ロール紙1をカツトする刃11が動作し、ロール
紙1は切り放されて自動紙継ぎ動作は完了する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かような構造体においては、ローラ
7,7′がカム8,9の段差A,A′部分に急激に
落下しないため刷子4の動作が緩慢となつて紙継
ぎが首尾よく行われない場合がある。また刃11
の場合も同様にして引きちぎつたような状態とな
ることがある。
そこで本考案は上述した点に鑑み創案されたも
ので、その目的とするところは、段差A,A′部
分にローラ7,7′が到達したとき迅速に刷子4
や刃11が働くようにする自動紙継ぎ構造体を提
供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
つまり、その目的を達成するための手段は、2
種のカムのそれぞれ回転方向にスリツトを設け、
このスリツトをガイドとするそれぞれの案内棒の
一端をこれに係合させ、さらにこの案内棒を押圧
するように圧縮ばねを装着し、2種のカムはそれ
ぞれの駆動軸に対し回転自在に運動できるように
ころがり軸受にて支持し、案内棒の他端をそれぞ
れの円盤に固着し、これらの円盤を駆動軸に嵌着
してそれぞれ駆動連係させて一体構築し、駆動軸
の回転をそれぞれの円盤に伝達し、案内棒を介し
てカムを駆動し且つカムが駆動軸よりも速く回転
してもスリツト分だけは回転運動ができるよう構
成したものである。
〔作用〕
その作用は、次に述べる実施例において、図面
に基づき併せて詳述する。
〔実施例〕
第1図は本考案のものの一実施例を示す主要部
の第2図イ−イ線矢視断面図、第2図は一方のカ
ムを省略した第1図の側面図、第3図は円盤の斜
視図であり、20,21はカム、22,23は円
盤、24は案内棒、25は軸受、26は圧縮ば
ね、27は締結部品、28はフタ、29はモー
タ、30はモータ軸である。なお、自動紙継ぎ構
造体の全体構成に関しては、第6図で説明したの
でここではその説明を省略する。
第1図〜第3図において、第6図のカム8,9
に相当するカム20,21には、回転方向に第6
図で説明したカム8とカム9の時差量を任意に調
整できるスリツト20a,21aがそれぞれ設け
られている。また、円筒軸22aの中間部分には
円盤22部が一体形成されている。この円盤22
にはカム20のスリツト20aをガイドとする案
内棒24が取着され、さらに回転方向にスリツト
22bが設けられている。
また、この円盤22に対向して円盤23が設け
られ、これに対しても円盤22と同様の案内棒2
4、スリツト23aがそれぞれ設けられている。
そして、案内棒24を外側にして円盤22に円盤
23を当接させ、スリツト23aおよび22bを
利用してボルドで締結されている。
さらに、カム20および21の軸芯には軸受2
5が嵌着され、円盤22および23のそれぞれの
案内棒24をそれぞれのカム20,21のスリツ
ト20a,21aに係合するようカム20,21
を円筒軸22aに嵌着する。カム20,21のス
リツト20a,21aには圧縮ばね26を備え、
これが飛び出さないように細長な孔を有するフタ
で固定されている。
なお、本実施例においては円盤22と円筒軸2
2aとを一体形成したが、これに限らず、それぞ
れを独立させ、例えばねじ止めすることもある。
また、軸受25を直接モータ軸30に嵌着する場
合もある。
次に、かくなる自動紙継ぎ構造体の作用につい
て、第4図、第5図および第6図を参照して説明
する。
まず始めに、円盤22,23に有する案内棒2
4と24の位置は、刷子4によつて紙継ぎが完了
したのち、任意の時差量でもつて刃11が働き、
ロール紙1を切断することが出来るよう配設され
ている。また、カム20,21はモータ軸30に
対してフリーの状態であり、その規制は案内棒2
4の可動により決定される。
さて、ロール紙1がまだかなりある状態でのカ
ム8,9の位置は、第6図に示した状態にあり、
ロール紙1が残りわずかになると、第4図に示し
たように、モータ29の回転に伴つてローラ7は
カム21の段差Aの上部に達する。すなわち、案
内棒24が時計方向に回転し、この案内棒24に
よつてカム21は同方向に回転する。このとき、
圧縮ばね26は最大の伸びとなつている。
そして、ローラ7が段差Aの部分にさしかかる
と、第6図に示すばね5の作用によつて第5図に
示すごとく、ローラ7は段差Aの最下部に落ち込
む。このとき、圧縮ばね26は圧縮される。この
圧縮ばね26の強度に関してはばね5の強度や、
スリツト21a内の案内棒24位置などによつて
決定される。
同時に、刷子4が準備ロール紙2側に駆動し、
ロール紙1の紙継ぎが瞬時にして行われる。さら
に所定時間後、図示されていないが刃11の駆動
も同様にして行われ、ロール紙1を切断する。
これら刷子4並びに刃11のカム20,21が
働いたのちは、案内棒24が時計方向に回転して
圧縮ばね26は第4図に示した状態まで徐徐に伸
びていく。
以上のように、軟らかい圧縮ばね26を使用し
ているので、ローラ7が段差A部分で急激に最下
部まで落下し、瞬時のうちに紙継ぎが行われたり
ロール紙1が切断されたりする。
〔考案の効果〕
以上説明したごとく本考案によれば、カム2
0,21の回転をローラ7,7′が段差Aにさし
かかつたとき急激に回転させることが可能となつ
たので、従来のように刷子4の緩慢な動作による
不都合並びに刃11によるロール紙1の引きちぎ
りがなくなつた。
よつて、本考案の自動紙継ぎ構造体は、印刷な
どの分野において、実用上、極めて有用性の高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のものの一実施例を示す主要部
の第2図イ−イ線矢視断面図、第2図は一方のカ
ムを省略した第1図の側面図、第3図は円盤の斜
視図、第4図、第5図は本考案のものの作用を説
明する説明図、第6図は従来のものの一例を示す
要部正面構成図、第7図は第6図のア−ア線矢視
断面図である。 1……ロール紙、2……準備ロール、4……刷
子、5,5′……ばね、6,10……アーム、7,
7′……ローラ、8,9,20,21……カム、
11……刃、12,29……モータ、14……両
面粘着テープ、22,23……円盤、24……案
内棒、25……軸受、26……圧縮ばね、22a
……円筒軸、20a,21a,23a,22b…
…スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 印刷などのロール紙の用紙補給を行う場合、用
    紙送りを停止することなく、準備ロール紙を自動
    的に紙継ぎして連続的に補給するに際し、送出中
    のロール紙を準備ロール紙に貼り付けられた両面
    粘着テープに押し付ける刷子に固着されたアーム
    と、このアームの一端は回動できるよう支持され
    他端にころがり軸受を備えたローラと、送出中の
    ロール紙が両面粘着テープによつて準備ロール紙
    に貼り付けられた後送出中のロール紙を切断する
    刃に固着されたアームと、このアームの一端は回
    動できるよう支持され他端にころがり軸受を備え
    たローラと、ローラおよびこのローラに当接させ
    た同軸上の2種のカムと、このカムを駆動する駆
    動源と、用紙継ぎおよび用紙カツト方向に常時前
    記アームが可動するようなばねを配設し、アーム
    の戻しはカムにより可動するよう一体構成された
    構造体において、前記2種のカムのそれぞれの円
    板面に回転方向のスリツトを設け、このスリツト
    部へそれぞれの案内棒の一端を係合せしめ、さら
    にこの案内棒を押圧するように圧縮ばねを装着
    し、前記2種のカムはそれぞれの駆動軸に対し回
    転自在に運動できるようにころがり軸受にて支持
    し、前記案内棒の他端を各各の円盤に固着し、こ
    れらの円盤を前記駆動軸に嵌着してそれぞれ駆動
    連係させて一体構築し、駆動軸の回転を各各の円
    盤に伝達せしめ、案内棒を介してカムを駆動し且
    つカムが駆動軸よりも速く回転しても前記スリツ
    トの分だけは回転運動が出来るよう構成したこと
    を特徴とする自動紙継ぎ構造体。
JP802488U 1988-01-25 1988-01-25 Expired - Lifetime JPH0522526Y2 (ja)

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JPH01111651U JPH01111651U (ja) 1989-07-27
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