JPH074832U - 水冷エンジンの冷却水保温装置 - Google Patents
水冷エンジンの冷却水保温装置Info
- Publication number
- JPH074832U JPH074832U JP3689493U JP3689493U JPH074832U JP H074832 U JPH074832 U JP H074832U JP 3689493 U JP3689493 U JP 3689493U JP 3689493 U JP3689493 U JP 3689493U JP H074832 U JPH074832 U JP H074832U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- water passage
- heater
- water
- cooled engine
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン運転時において、水冷エンジンの循
環冷却水路内の冷却水の流れを妨げることのない冷却水
保温装置を提供する。 【構成】 水冷エンジンEの循環冷却水路R内に保温ヒ
ータ3を臨ませて設ける。この保温ヒータ3は、ガスケ
ット状でその内周縁3aが冷却水路R内に突入しない形
状に形成して、循環冷却水路Rの水路接続部2に装着す
る。極寒環境下において、このガスケット状保温ヒータ
3をオン作動させて、冷却水Wを循環させる。
環冷却水路内の冷却水の流れを妨げることのない冷却水
保温装置を提供する。 【構成】 水冷エンジンEの循環冷却水路R内に保温ヒ
ータ3を臨ませて設ける。この保温ヒータ3は、ガスケ
ット状でその内周縁3aが冷却水路R内に突入しない形
状に形成して、循環冷却水路Rの水路接続部2に装着す
る。極寒環境下において、このガスケット状保温ヒータ
3をオン作動させて、冷却水Wを循環させる。
Description
【0001】
この考案は極寒環境下で使用される水冷エンジンの冷却水保温装置に関する。
【0002】
例えばカナダ等では、極寒時において外気温度が−30℃〜−40℃になる。 このため駐車場には、水冷エンジンの冷却水保温装置をオン作動させる電源コン セントが配備されており、極寒環境下では自動車のエンジン停止後、直ちに冷却 水保温装置をオン作動させて、水冷エンジンの冷却水の凍結を防止している。 そして、この種の冷却水保温装置としては、従来より例えば図2及び図3に示 すものが知られている。 即ち、水冷エンジンEの循環冷却水路Rを構成する、例えばシリンダヘッド1 内にベルチプラグP等を介して保温ヒータ13を突入させて設け、極寒環境下に おいて、この保温ヒータ13をオン作動させて冷却水Wを循環させるように構成 されている。
【0003】
上記従来技術では、保温ヒータ3が循環冷却水路R内に突入していることから 、冷却水Wの加熱効率の面では好ましいが、冷却水路R内の冷却水Wの流れを妨 げる。このためエンジン運転時、特に温暖時において、エンジンの冷却効率を低 下させるという問題がある。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、エンジン運転時において 、水冷エンジンの循環冷却水路内の冷却水の流れを妨げることのない冷却水保温 装置を提供することを目的とする。
【0004】
本考案は上記課題を解決するものとして、以下のように構成される。 即ち、水冷エンジンEの循環冷却水路R内に保温ヒータ3を臨ませて設け、極 寒環境下で保温ヒータ3をオン作動させて、冷却水Wを循環させるように構成し た水冷エンジンの冷却水保温装置において、 上記保温ヒータ3は、ガスケット状でその内周縁3aが冷却水路R内に突入し ない形状に形成し、このガスケット状保温ヒータ3を上記循環冷却水路Rの水路 接続部2に装着して構成したことを特徴とするものである。
【0005】
本考案では、その形状がガスケット状の保温ヒータ3は、循環冷却水路Rの水 路接続部2に装着されており、極寒環境下において、エンジン停止後直ちにこの 保温ヒータ3をオン作動させることにより、その水路接続部2を加熱保温すると ともに、保温ヒータ3の冷却水路R内に臨む内周縁3aにより冷却水を加熱保温 する。加熱された冷却水Wは自然対流により循環冷却水路Rを循環する。これに より極寒環境下において、エンジン冷却水の凍結が防止される。 また、このガスケット状の保温ヒータ3は、その内周縁3aが冷却水路R内に 突入しない形状に形成されており、循環冷却水路R内の冷却水Wの流れを妨げる こともない。
【0006】
本考案は上記のように構成され、循環冷却水路R内の冷却水Wの流れを妨げる こともないので、エンジン運転時、特に温暖時において、従来例のものよりも冷 却効率を向上させることができる。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施例に係る 水冷エンジンの冷却水保温装置を示し、同図(A)は図(C)中の水路接続部の拡大 図、同図(B)は図(A)中のb−b線矢縦断面図、同図(C)は要部を破断したディ ーゼル水冷エンジンの側面図である。なお、同図(C)において、符号5はサーモ スタット、6はラジェータ7への冷却水圧送路、8は冷却水戻り路、10は循環 ポンプ、11はラジェータファンである。
【0008】 このディーゼルエンジンEの循環冷却水路Rは、ラジェータ7への冷却水圧送 路6と、ラジェータ7と、ラジェータ7からの冷却水戻り路8と、シリンダブロ ック12内に形成されたシリンダジャケット13と、シリンダヘッド1内に形成 されたヘッドジャケット14とから成る。 本考案に係る冷却水保温装置は、循環冷却水路Rを形成するシリンダヘッド1 のヘッドジャケット14とラジェータ7への冷却水圧送路6との水路接続部2に 保温ヒータ3を臨ませて設け、極寒環境下で保温ヒータ3をオン作動させて、冷 却水Wを循環させるように構成されている。
【0009】 上記保温ヒータ3は、ガスケット状でその内周縁3aが冷却水路R内に突入し ない形状に形成されており、このガスケット状保温ヒータ3は、ガスケット4と ともに、水路接続部2に装着されている。なお、符号3bは電源接続用コンセン トである。 このケット状の保温ヒータ3は、極寒環境下において、エンジン停止後直ちに コンセント3bを電源に接続してオン作動させることにより、その水路接続部2 を加熱保温するとともに、保温ヒータ3の冷却水路R内に臨む内周縁3aにより 冷却水を加熱保温する。加熱された冷却水Wは、自然対流により循環冷却水路R を循環する。これにより、極寒環境下において、エンジン冷却水の凍結が防止さ れる。
【0010】 このガスケット状の保温ヒータ3は、その内周縁3aが冷却水路R内に突入し ない形状に形成されており、循環冷却水路R内の冷却水Wの流れを妨げることも ないので、エンジン運転時、特に温暖時において、従来例のものよりも冷却効率 が向上する。 なお、ケット状の保温ヒータ3を装着する水路接続部2は、上記実施例に限る ものではなく、循環冷却水路Rの形態に応じて適宜変更を加えて実施し得ること は、多言を要しない。
【図1】図1は本考案の実施例に係る水冷エンジンの冷
却水保温装置を示し、同図(A)は図(C)中の水路接続部
の拡大図、同図(B)は図(A)中のb−b線矢縦断面図、
同図(C)は要部を破断したディーゼル水冷エンジンの側
面図である。
却水保温装置を示し、同図(A)は図(C)中の水路接続部
の拡大図、同図(B)は図(A)中のb−b線矢縦断面図、
同図(C)は要部を破断したディーゼル水冷エンジンの側
面図である。
【図2】従来例に係る水冷エンジンの冷却水保温装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】要部を破断したディーゼル水冷エンジンの側面
図である。
図である。
E…水冷エンジン、 R…循環冷却水路、W…冷
却水、 2…循環冷却水路の水路接続部、
3…保温ヒータ、 3a…保温ヒータの内周
縁。
却水、 2…循環冷却水路の水路接続部、
3…保温ヒータ、 3a…保温ヒータの内周
縁。
Claims (1)
- 【請求項1】 水冷エンジン(E)の循環冷却水路R内に
保温ヒータ(3)を臨ませて設け、極寒環境下で保温ヒー
タ(3)をオン作動させて、冷却水(W)を循環させるよう
に構成した水冷エンジンの冷却水保温装置において、 上記保温ヒータ(3)は、ガスケット状でその内周縁(3
a)が冷却水路(R)内に突入しない形状に形成し、この
ガスケット状保温ヒータ(3)を上記循環冷却水路(R)の
水路接続部(2)に装着して構成したことを特徴とする水
冷エンジンの冷却水保温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3689493U JPH074832U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 水冷エンジンの冷却水保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3689493U JPH074832U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 水冷エンジンの冷却水保温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074832U true JPH074832U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=12482488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3689493U Pending JPH074832U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 水冷エンジンの冷却水保温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074832U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024866A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Aichi Mach Ind Co Ltd | ヒーター装置 |
KR101280206B1 (ko) * | 2012-03-02 | 2013-06-28 | 곽동우 | 엔진 발전기 냉각수 예열장치 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP3689493U patent/JPH074832U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024866A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Aichi Mach Ind Co Ltd | ヒーター装置 |
KR101280206B1 (ko) * | 2012-03-02 | 2013-06-28 | 곽동우 | 엔진 발전기 냉각수 예열장치 |
WO2013129886A1 (ko) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Kwak Dong Woo | 엔진 발전기의 냉각수 예열장치 |
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