JPH0748196Y2 - 電子レンジ用食器キャップ - Google Patents
電子レンジ用食器キャップInfo
- Publication number
- JPH0748196Y2 JPH0748196Y2 JP1992082086U JP8208692U JPH0748196Y2 JP H0748196 Y2 JPH0748196 Y2 JP H0748196Y2 JP 1992082086 U JP1992082086 U JP 1992082086U JP 8208692 U JP8208692 U JP 8208692U JP H0748196 Y2 JPH0748196 Y2 JP H0748196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- tableware
- microwave oven
- cap body
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、電子レンジを用いて
食品を温めたり、調理する際に、食器に被せて使用する
キャップに関するものである。
食品を温めたり、調理する際に、食器に被せて使用する
キャップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子レンジを用いて食品を温めた
り、調理する際には、一般的に塩化ビニル系のフィルム
を食器にラップしている。このラップの本来の目的は、
食品を気密状態にして鮮度を維持し保存することにあ
る。また、電子レンジに使用する場合には、食品の風味
の放散を押さえる役目を果たすものである。
り、調理する際には、一般的に塩化ビニル系のフィルム
を食器にラップしている。このラップの本来の目的は、
食品を気密状態にして鮮度を維持し保存することにあ
る。また、電子レンジに使用する場合には、食品の風味
の放散を押さえる役目を果たすものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記塩
化ビニル系のフィルムは、食器に被せる際、フィルム相
互間でくっついたり、あるいは食器のあちこちにくっつ
き、非常に使用し難いという課題を有していた。また、
フィルムが食器の周囲に密着固定するために、食品の放
散水蒸気によりフィルムが大きく脹れ上がってもその放
散水蒸気が排出されず、最後にはこのフィルムが破裂し
て食品が飛び散る等という事態に至ることがあるという
課題を有していた。
化ビニル系のフィルムは、食器に被せる際、フィルム相
互間でくっついたり、あるいは食器のあちこちにくっつ
き、非常に使用し難いという課題を有していた。また、
フィルムが食器の周囲に密着固定するために、食品の放
散水蒸気によりフィルムが大きく脹れ上がってもその放
散水蒸気が排出されず、最後にはこのフィルムが破裂し
て食品が飛び散る等という事態に至ることがあるという
課題を有していた。
【０００４】さらに、元来上記フィルムは使い捨てであ
り、昨今唱えられている資源保護の立場からすれば一考
を要するものである。しかも、このフィルムは塩化ビニ
ル系の樹脂が使用されているために、燃焼時には有毒な
塩素ガスが発生する等、大気環境保護にも好ましくない
という課題を有していた。そこで、この考案は、上記従
来の課題を解決するためになされたものであり、再使用
が可能であり、食品の放散水蒸気により大きく脹れ上が
るが、この脹れ上がった状態で適度に水蒸気を排出させ
て破裂しないようにした電子レンジ用食器キャップを提
供することを目的としている。
り、昨今唱えられている資源保護の立場からすれば一考
を要するものである。しかも、このフィルムは塩化ビニ
ル系の樹脂が使用されているために、燃焼時には有毒な
塩素ガスが発生する等、大気環境保護にも好ましくない
という課題を有していた。そこで、この考案は、上記従
来の課題を解決するためになされたものであり、再使用
が可能であり、食品の放散水蒸気により大きく脹れ上が
るが、この脹れ上がった状態で適度に水蒸気を排出させ
て破裂しないようにした電子レンジ用食器キャップを提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案の電
子レンジ用食器キャップは、キャップ本体１を耐熱性素
材で構成すると共に、キャップ本体１の周囲１ａを伸縮
自在なものにしている。そして、前記耐熱性素材は、オ
レフィン系樹脂としたり、片面あるいは両面にオレフィ
ン系樹脂をラミネート処理した不織布としている。
子レンジ用食器キャップは、キャップ本体１を耐熱性素
材で構成すると共に、キャップ本体１の周囲１ａを伸縮
自在なものにしている。そして、前記耐熱性素材は、オ
レフィン系樹脂としたり、片面あるいは両面にオレフィ
ン系樹脂をラミネート処理した不織布としている。
【０００６】
【作用】この考案の電子レンジ用食器キャップは、キャ
ップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにしているの
で、このキャップ本体１を食器の周囲１ａに取り付け、
電子レンジで食品を温めたり、調理すると、食品の放散
水蒸気によりキャップ本体１が大きく脹れ上がるが、こ
の脹れ上がった状態で放散水蒸気の蒸気圧によってキャ
ップ本体１の周囲１ａと食器との間に隙間が生じ、適度
に水蒸気を排出させることができる。
ップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにしているの
で、このキャップ本体１を食器の周囲１ａに取り付け、
電子レンジで食品を温めたり、調理すると、食品の放散
水蒸気によりキャップ本体１が大きく脹れ上がるが、こ
の脹れ上がった状態で放散水蒸気の蒸気圧によってキャ
ップ本体１の周囲１ａと食器との間に隙間が生じ、適度
に水蒸気を排出させることができる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案の電子レンジ用食器キャップ
の構成を、実施例として示した図面に基づいて説明す
る。図１に示したように、この考案の電子レンジ用食器
キャップは、キャップ本体１を耐熱性素材で構成すると
共に、キャップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにし
ている。
の構成を、実施例として示した図面に基づいて説明す
る。図１に示したように、この考案の電子レンジ用食器
キャップは、キャップ本体１を耐熱性素材で構成すると
共に、キャップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにし
ている。
【０００８】耐熱性素材としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等のオレフィン系樹脂フィルムを使用した
り、片面あるいは両面にオレフィン系樹脂をラミネート
処理した不織布を使用することができるが、耐熱性に優
れるものであれば特に限定されることはない。また、こ
の耐熱性素材は、実施例に示したものは非通気性として
いるが、必ずしも非通気性とする必要はなく、例えば微
細孔を形成する等して若干の通気性を有するものとして
もよい。
リエチレン等のオレフィン系樹脂フィルムを使用した
り、片面あるいは両面にオレフィン系樹脂をラミネート
処理した不織布を使用することができるが、耐熱性に優
れるものであれば特に限定されることはない。また、こ
の耐熱性素材は、実施例に示したものは非通気性として
いるが、必ずしも非通気性とする必要はなく、例えば微
細孔を形成する等して若干の通気性を有するものとして
もよい。
【０００９】そして、小皿用として直径２３〜２５ｃ
ｍ、中皿用として直径３２〜３５ｃｍ、大皿用として直
径４０〜４５ｃｍの円状に前記耐熱性素材を裁断し、実
施例に示したものは、この裁断と同時に適度の伸縮性を
有するゴムをキャップ本体１の周囲１ａに縫製して、キ
ャップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにしている。
以上のように構成したこの考案の電子レンジ用食器キャ
ップは、図２に示したように、食器２の大きさに合わせ
て作製したものを、その食器２の周囲２ａに取り付け、
電子レンジで食品を温めたり、調理する。すると、水分
を多く含む食品にあっては、放散水蒸気によりキャップ
本体１が大きく脹れ上がるが、この脹れ上がった状態で
放散水蒸気の蒸気圧によって、キャップ本体１の周囲１
ａが伸び、キャップ本体１の周囲１ａと食器２との間に
隙間が生じ、適度に水蒸気が排出する。したがって、食
品の放散水蒸気によりキャップ本体１が大きく脹れ上が
っても、キャップ本体１が破裂することなく、食品が飛
び散る等という事態も発生しない。
ｍ、中皿用として直径３２〜３５ｃｍ、大皿用として直
径４０〜４５ｃｍの円状に前記耐熱性素材を裁断し、実
施例に示したものは、この裁断と同時に適度の伸縮性を
有するゴムをキャップ本体１の周囲１ａに縫製して、キ
ャップ本体１の周囲１ａを伸縮自在なものにしている。
以上のように構成したこの考案の電子レンジ用食器キャ
ップは、図２に示したように、食器２の大きさに合わせ
て作製したものを、その食器２の周囲２ａに取り付け、
電子レンジで食品を温めたり、調理する。すると、水分
を多く含む食品にあっては、放散水蒸気によりキャップ
本体１が大きく脹れ上がるが、この脹れ上がった状態で
放散水蒸気の蒸気圧によって、キャップ本体１の周囲１
ａが伸び、キャップ本体１の周囲１ａと食器２との間に
隙間が生じ、適度に水蒸気が排出する。したがって、食
品の放散水蒸気によりキャップ本体１が大きく脹れ上が
っても、キャップ本体１が破裂することなく、食品が飛
び散る等という事態も発生しない。
【００１０】なお、食品の食べ残しを冷蔵庫等に保存し
ておく場合にも、食品の風味を損なうことなく手軽に食
器２に被せておくことができる。
ておく場合にも、食品の風味を損なうことなく手軽に食
器２に被せておくことができる。
【００１１】
【考案の効果】この考案の電子レンジ用食器キャップ
は、以上に述べたように構成されており、食品の風味の
放散を押さえることができると共に安全な状態で使用す
ることができ、しかも再使用が可能であり、燃焼時にも
有毒ガスが発生しないので、資源保護、大気環境保護の
立場からしても有効なものとなる。
は、以上に述べたように構成されており、食品の風味の
放散を押さえることができると共に安全な状態で使用す
ることができ、しかも再使用が可能であり、燃焼時にも
有毒ガスが発生しないので、資源保護、大気環境保護の
立場からしても有効なものとなる。
【図１】この考案の電子レンジ用食器キャップの実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】この考案の電子レンジ用食器キャップの使用状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
１ キャップ本体 １ａ 周囲
Claims (3)
- 【請求項１】 キャップ本体（１）を耐熱性素材で構成
すると共に、キャップ本体（１）の周囲（１ａ）を伸縮
自在なものにしたことを特徴とする電子レンジ用食器キ
ャップ。 - 【請求項２】 前記耐熱性素材を、オレフィン系樹脂と
したことを特徴とする請求項１記載の電子レンジ用食器
キャップ。 - 【請求項３】 前記耐熱性素材を、片面あるいは両面に
オレフィン系樹脂をラミネート処理した不織布としたこ
とを特徴とする請求項１記載の電子レンジ用食器キャッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082086U JPH0748196Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 電子レンジ用食器キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082086U JPH0748196Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 電子レンジ用食器キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646618U JPH0646618U (ja) | 1994-06-28 |
| JPH0748196Y2 true JPH0748196Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13764636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082086U Expired - Lifetime JPH0748196Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 電子レンジ用食器キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748196Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106667286B (zh) * | 2016-12-08 | 2023-11-07 | 苏州鸿源特种纤维制品有限公司 | 一种陶瓷烧烤炉 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4985300A (en) * | 1988-12-28 | 1991-01-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Shrinkable, conformable microwave wrap |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992082086U patent/JPH0748196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646618U (ja) | 1994-06-28 |
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