JP2547436Y2 - 電子レンジ用の取り替え用カバーセット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、電子レンジに使用す
るカバーに係るものであり、カバーを上下に分割し本体
と蓋にて相互が嵌着しうるよう形成して電子レンジ過熱
用のカバーとし本体の上部に衛生紙をかぶせて食卓上に
おいて保温並びに通気性の容器となる電子レンジ用カバ
ーセットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、料理にラップまたポリプロピレン
のドーム状のカバーをかぶせて電子レンジにて調理して
いるがカバー自体に通気性がないためにレンジより食卓
にそのまま置くとカバー内部に露がたまるり味覚を損な
う欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】この考案は、本体と蓋
にて一対の電子レンジ用のカバーとして使用し調理後食
卓上において蓋を衛生紙と取り替え暖めた料理の保温並
びに味覚を保ち、露を防止出来る通気性のあるカバーの
提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この考案は、電子レンジ
に使用するドーム状のカバーと取り替え出来る通気性の
カバーをセットしたカバーであつて、略山形状の本体１
の上部外壁に突起部３を設けドーム状の蓋２を着脱自在
に形成したカバーにて電子レンジのカバーとして使用
し、卓上にあっては蓋２取り外して衛生紙４を本体にか
ぶせリング５にて固着する手段を講じたものであり、か
つ調理のかさ高い場合本体を二段に設ける手段を講じた
ものである。

【０００５】

【作用】この考案は、上記の手段を講じたので、これを
使用するときは、本体１に蓋２を固定して料理の上にか
ぶせて電子レンジに使えるカバーとなり、 調理出来た
後卓上に運び上部の蓋２を取り外し衛生紙をかぶせてリ
ングにて本体１に固定する、食事するときリングを取り
外し衛生紙をはずして捨てる、蒸気が衛生紙に吸収され
るために露がたまらず味を損なう事がなく、衛生紙は使
い捨てとして交換できるので衛生であり、かさ高い調理
の場合食品がカバーに接触するときは二段に構成された
本体１と副本体を重ねて使用する。

【０００６】

【実施例】この考案の実施例について図面を参照して説
明する。図１において、略山形状の上下開口部を設けた
本体１は、ポリプロピレン樹脂を用い電子レンジ内にて
耐熱温度、耐冷温度に適したものが好ましい、本体１の
開口部上部外周にリング状の突起部３を設けてある、突
起部は本体と同時に成型加工し上部より１０ミリ程下に
形成する蓋３を嵌める時の停止位置を容易にするため
と、図２に示すように衛生紙４を本体にかぶせてリング
５にて止める時の滑りを止めるのが容易であるためであ
る、蓋２は、ドーム状に成型され本体に嵌着自在に形成
し成型してある、蓋２は本体と同様電子レンジに適した
ポリプロピレン樹脂また電子レンジに適した紙、不織
布、ポリエチレン、アルミフイルムにて形成することも
可能である。パイレックス、パイロセラムなどの耐熱素
材で本体、蓋を形成することもできる、本体１と蓋２の
嵌着自在な構成は目的と作用効果を達成される範囲内に
おいてその構成を自由に変更するものである。

【０００７】この考案の図２に示す実施例について図面
を参照して説明する。図２において、電子レンジにて調
理したのち食卓に並べ蓋を取り除き本体上面に円形に形
成した衛生紙４をかぶせリング５にて衛生紙を固定す
る、衛生紙は、コーヒーフイルターに使用している素材
が通気性また衛生的で好ましく不織布を殺菌したものも
使用可能であり赤外線また遠赤外線等を用いた鮮度を保
持しかつ蒸気を吸収するパルプが適し、形状を円形とし
てあるが使い捨てするために正方形でも差し支えること
はない、蓋を取り除き衛生紙に取り替える要因は家族の
一部の人が食事時間がおくれる時蒸気が容器に露となっ
て溜まるため味覚を損なわなくするために通気性素材が
要求されるためである、リング５は、衛生紙を本体に固
定するためのものであって偏平な合成樹脂を輪にしたも
のであり、輪は地獄また極楽に形成する、輪の両至端が
折り重なる形状が使用するのには着脱が容易である、リ
ングを偏平な形状としたが断面丸状でも可能であり素材
は線材にビニールを皮膜したものまたステンレスの線材
のリングでもよい。

【０００８】図３に示す他の実施例は図１の本体１と副
本体を着脱自在に二段に形成し本体１の上部にほぼドー
ム状に形成した蓋２を着脱自在に設けた電子レンジカバ
ーとし、食卓において蓋２をはずし衛生紙４に交換する
ことが出来る電子レンジ用のカバーセット、本体１と副
本体６は、緩やかな円錐台の形状とし副本体６の上部を
本体１の下部より差し込んで圧着する、本体１の下部内
壁と副本体６の上部外壁が密着した状態で固定出来るよ
うに成型してある、本体６を取り付け蓋２を取り付けた
時の外形はほぼ熱効率を有効にするためドーム状が好ま
しい、本体１と本体６は、洗い易く分離出来る構成に
し、本体１の外周壁に突起部３を設ける突起部は、衛生
紙をリングにて固定するときリングの滑りを止める役を
する為のもので凹状でも可能であり外壁に複数の凸部を
上下交互に設けることも出来る、上下凸部の間隔はリン
グの幅と紙を挟んで容易に固定出来る間隔が好ましい、
蓋２の変わりにラップまたレンジに適した紙を乗せて調
理することも出来る、卓上に置いた時はラップまた紙を
取り除いて衛生紙にて本体の上部開口部を覆う事が出来
る。

【０００９】この考案の他の実施例として、ドーム状に
形成された任意形状の窓を設けた電子レンジに適した基
体に電子レンジに適したドーム状の紙コップをかぶせて
レンジにて過熱調理し、食卓の上にて紙コップを取り外
して衛生紙をかぶせて基体外壁下部にてリングで固定す
る、基体の素材はポリプロピレンが最適でありレンジ内
の温度にて変形しない程度の窓を設ける、窓の形状は複
数の穴また長方形の穴でも成型出来る、窓は食卓にて衛
生紙と取り替えたとき通気性を良くする為のものであ
る、レンジで使用出来る紙コップは現在通常の円錐状の
形状をしているがこの考案の基体に合わした形状のコッ
プを成型することも可能である。

【００１０】上記基体を偏平なる形状また円筒状の骨格
にてドーム状に骨組みし下部を円形にした枠と成型した
カバー。

【００１１】上記基体の上部を裁断し円形の枠にて円錐
台に形成したカバーも可能でありこの場合の利点は紙コ
ップの成作が容易であり衛生紙もこの形状に成作出来、
リングを使用する事が省略出来る。

【００１２】上記基体の素材を金属、非鉄金属、貴金属
等の線材でも形成することが出来るがステンレスの線
材、また線材に皮膜を設けた線材をつる巻き、円筒形、
円錐台形、ドーム状に形成することも出来る、この場合
線材に電子レンジの高周波に適した皮膜を講じることも
可能である。

【００１３】

【考案の効果】この考案は、電子レンジにて料理を調理
し、調理後食卓の上に置いたとき家族の一人また二人が
少し遅れて食事するとき衛生紙が料理より発生する蒸気
を吸収するためにカバー内壁に露が溜まらないために料
理の保温と味覚を保持する効果があり、衛生紙を毎回取
り替えが出来るので衛生的である、簡単な操作にて電子
レンジ用と食卓用と取り替えすることが出来る実用的効
果があり、特に本体を二段に構成してかさの高い調理も
加熱、保温できる効果が大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す本体に蓋を取り付けた
状態を示す要部断面略図である。

【図２】本体に衛生紙を覆いリングで固定した状態を示
す要部断面略図である。

【図３】本体と副本体を二段に重ね蓋を取り付けた状態
を示す要部断面略図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 蓋 ３ 突起部 ４ 衛生紙 ５ リング ６ 副本体

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】略山形状の本体１の上部開口部周縁に突起
   部３を設けると共に着脱自在なドーム状の蓋２を冠着し
   た電子レンジ用のカバーとし、蓋２を衛生紙４に交換可
   能とし衛生紙４を本体１の開口部にリング５にて固定出
   来る電子レンジ用の取り替え用カバーセット。
2. 【請求項２】略円錐台状の本体１の上部周縁に突起部３
   を設けると共に本体１の下部内壁に着脱自在な略円錐台
   状の副本体６上部外壁を挿着し本体１の上部に着脱自在
   なドーム状の蓋２を設けた請求項１記載の電子レンジ用
   の取り替え用カバーセット。