JPH0748030Y2 - 茶刈台車兼用茶袋運搬車 - Google Patents

茶刈台車兼用茶袋運搬車

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JPH0748030Y2
JPH0748030Y2 JP1992040204U JP4020492U JPH0748030Y2 JP H0748030 Y2 JPH0748030 Y2 JP H0748030Y2 JP 1992040204 U JP1992040204 U JP 1992040204U JP 4020492 U JP4020492 U JP 4020492U JP H0748030 Y2 JPH0748030 Y2 JP H0748030Y2
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JP
Japan
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tea
bag carrier
tea bag
bag
chassis
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JP1992040204U
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JPH0591247U (ja
Inventor
芳男 永野
Original Assignee
株式会社永野鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、茶刈台車兼用茶袋運搬
車に関するものであり、更に詳しくは、茶刈作業時に茶
刈機における茶鋏に連結された茶袋を載置して茶刈機と
共に茶樹に沿って移動する茶刈台車としても、茶刈作業
後茶鋏から分離された茶袋を茶園にて運搬する茶袋運搬
車としても用いられる茶刈台車兼用茶袋運搬車に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の茶刈作業においては、茶刈機にお
ける茶袋は茶鋏に連結された状態で茶園の地面を引き摺
りつつ茶刈機に追従している。即ち、茶刈作業員はこの
ような茶袋を連結した茶鋏を手で保持した状態で茶樹に
沿って進み、茶刈作業を行なっているのである。また、
従来は茶刈作業後茶鋏から分離された茶袋を茶園にて
運搬する際には、茶刈作業員は一般に茶袋を手に持って
運搬しているが、実開昭55−85362号は1輪車に
それぞれ各別に所望の角度まで開くようにした左右一対
のハンドル付フレームを取り付けた茶袋運搬車を開示し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然るに、茶袋を茶園の
地面上にて引き摺る場合には、茶袋は地面を引き摺る抵
抗と茶樹側面の抵抗とにより極めて重くなるため、大型
の茶袋を連結した茶鋏を手で保持した状態で茶樹に沿っ
て進む作業は重労働となる。また、茶刈作業後茶鋏から
分離された茶袋には重い茶葉が入っているため、このよ
うな茶袋を茶園にて運搬する作業も容易なものではな
い。一方、実開昭55−85362号が開示している茶
袋運搬車は下記の如き問題を有するものである。 (1)1輪車であるため、重い茶袋の全荷重が当該一つ
の車輪に集中し、該車輪が地面の凹部に嵌まって脱出が
困難になるときがしばしばある。 (2)左右一対のハンドル付フレームはそれぞれ各別に
所望の角度まで開くように構成されてはいるものの、左
右一対のハンドル付フレームは専ら腕の力のみで開閉す
ると共に所望の角度に維持するようにしているため、特
に重い茶袋を載置したときにはハンドル付フレームを所
望の角度まで開き、あるいはハンドル付フレームを当該
角度に維持することは困難である。 (3)茶鋏係止具を備えておらず、しかも1輪車である
ことから極めて転倒しやすいため、茶刈機における茶鋏
に連結された茶袋を載置して茶刈機と共に茶樹に沿って
移動する茶刈台車としては使用し難いものである。 本考案は以上の如き問題を解決しようとしてなされたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、茶刈作業時に茶刈機における茶鋏に連結
された茶袋を載置して茶刈機と共に茶樹に沿って移動す
る茶刈台車としても、茶刈作業後茶鋏から分離された茶
袋を茶園にて運搬する茶袋運搬車としても用いられる茶
刈台車兼用茶袋運搬車を提供するものである。即ち、本
考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車は、狭幅の車台にはそれ
ぞれ各別に所望の角度まで開くようにした左右一対のハ
ンドル付フレームを取り付けと共にサイドパネルを備え
た茶袋運搬車において、該車台には前輪と後輪とを備え
させ、左右一対のハンドル付フレームはそれぞれシリン
ダにより各別に所望の角度まで開くようになし、前輪の
軸と後輪の車軸にはそれぞれレール走行用のローラー
を嵌め付け、更に車台の前端には紐を介して茶鋏係止具
を備えさせたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車を茶刈作業時
に茶刈台車として使用する場合には、茶袋を車台と左右
一対のフレームとにより形成される茶袋支持部上に載置
し、茶鋏係止具を茶刈機の茶鋏に係止させることによ
り、茶刈台車兼用茶袋運搬車を茶刈機に連結した状態で
当該茶刈台車兼用茶袋運搬車を茶刈機と共に茶樹に沿っ
て移動させる。この場合、茶袋は茶刈台車兼用茶袋運搬
車に載っており茶園の地面や茶樹側面に触れないだけで
くサイドパネルが茶樹側面の抵抗を著しく減少させる
ため、茶刈作業に要する労力は著しく軽減される。左右
一対のフレームは、茶樹の大きさや間隔、茶園の地形、
傾斜状態等により開き角度がシリンダにより各別に調節
され、シリンダにより当該角度に維持される。特に、傾
斜地においては、左右のフレームの開きの角度を異なら
しめることにより車台と左右一対のフレームとにより形
成される茶袋支持部の水平状態を維持することができる
(図1参照)。狭幅の車台は茶樹の間隔が小さい茶園で
の使用を可能にする。
【0006】本考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車は前輪と
後輪を直接接地させて茶園内を走行させてもよいが、前
輪の車軸と後輪の車軸にそれぞれ嵌め付けられているレ
ール走行用のローラーによりレール上を走行させてもよ
い。前輪と後輪を直接接地させて茶園内を走行させる場
合には、例えば地面に凹部があるときには、各フレーム
のハンドルを操作することによりてこの原理を応用して
前輪を浮かせて当該凹部を越させてから、後輪を上げて
当該凹部を越させるようにする(図3参照)。また、茶
園内にレールが敷設されている場合には、前輪の車軸と
後輪の車軸にそれぞれ嵌め付けられているレール走行用
のローラーをレール上に乗せることにより、茶刈台車兼
用茶袋運搬車を当該レール上にて走行させることができ
る。この場合には、茶刈台車兼用茶袋運搬車の走行抵抗
は極めて小さくなり、茶刈台車兼用茶袋運搬車は茶園内
を極めてスムーズに走行する。
【0007】本考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車を茶袋運
搬車として使用する場合、即ち茶刈台車兼用茶袋運搬車
により茶刈作業後茶鋏から分離された茶袋を茶園にて運
搬する際には、茶葉の入った茶袋を車台と左右一対のフ
レームとにより形成される茶袋支持部上に載置してこれ
を運搬する。この場合、茶刈台車兼用茶袋運搬車は前記
と同様にして移動させる。即ち、前輪と後輪を直接接地
させて茶園内を走行させてもよいが、前輪の車軸と後輪
の車軸にそれぞれ嵌め付けられているレール走行用のロ
ーラーによりレール上を走行させてもよい。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。符号1は狭幅の車台であって、前輪2と後輪3
とを一例として各一対備えている。前輪2の車軸2aと
後輪3の車軸3aにはそれぞれレール走行用のローラー
27、28を嵌め付ける。29は茶園内に敷設された角
パイプ、丸パイプ等のレールである。(図10、図11
参照)
【0009】車台1にはそれぞれ別に所望の角度まで
開くようにした左右一対のフレーム4、5を取り付け
る。各フレーム4、5はそれぞれハンドル25、26を
備えている。また、本考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車を
茶刈作業時に茶刈台車として使用する場合に茶袋が当該
茶刈台車にスムーズに入るようにするために、各フレー
ム4、5の上縁4a、5aはそれぞれ前方に向って低く
なるように傾斜させるのが望ましい(図3〜5参照)。
各フレーム4、5を車台1に取り付けるに当っては、一
例として図5、図6に示すように各フレーム4、5の前
後両端にそれぞれ回動軸6、7を突設し、各回動軸6、
7を車台1の対応孔8、9(対応孔9は図示せず。)に
それぞれ挿入する。左右一対のフレーム4、5をそれぞ
別に所望の角度まで開くようにするに当っては、例
えば、シリンダ10、11の基端12、13を車台1に
枢着し、各シリンダ10、11のピストン端14、15
を各フレーム4、5に枢着する。16、17はシリンダ
10、11の操作レバーである。
【0010】各フレーム4、5と車台1の各側面にはそ
れぞれサイドパネル18、19、20、21を取り付け
る。33は茶袋落下防止板である。
【0011】車台1の前端には紐22を介して茶鋏係止
具23を備えさせるのが望ましい。図示の事例において
は、前端に茶鋏係止具23を取り付けた紐22の後端を
2本に分岐させ、これら2本をそれぞれ取付フック24
によりフレーム4、5の前部に係止させている。紐22
はチェーン、ワイヤロープ、綱その他いかなるものでも
よい。また、茶鋏係止具23としては例えばフックを用
いる。なお、符号30は茶袋、31は茶樹、32は茶鋏
である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の茶刈台車
兼用茶袋運搬車は、茶刈作業時に茶刈機における茶鋏に
連結された茶袋を載置して茶刈機と共に茶樹に沿って移
動する茶刈台車としても、茶刈作業後茶鋏から分離され
た茶袋を茶園にて運搬する茶袋運搬車としても使用する
ことができるため、茶刈作業および茶刈作業後の茶袋運
搬作業に要する労力が著しく軽減される。また、これら
いずれの場合にも、茶刈台車兼用茶袋運搬車は前輪と後
輪を直接接地させて茶園内を走行させてもよいが、前輪
の車軸と後輪の車軸にそれぞれ嵌め付けられているレー
ル走行用のローラーによりレール上を走行させてもよ
い。茶刈台車兼用茶袋運搬車をレール上にて走行させた
ときには、その走行抵抗は極めて小さくなり、茶刈台車
兼用茶袋運搬車の移動作業は極めて容易なものとなる。
【0013】特に、本考案の茶刈台車兼用茶袋運搬車は
前記実開昭55−85362号の茶袋運搬車には見られ
ない下記の効果を発揮する。 (1)台車は前輪と後輪とを備えているため、安定する
だけでなく、前輪と後輪を直接接地させて茶園内を走行
させる場合には、地面に凹部があるときには、各フレー
ムのハンドルを操作することによりてこの原理を応用し
て前輪を浮かせて当該凹部を越させてから、後輪を上げ
て当該凹部を越させるようにすることができる。 (2)左右一対のハンドル付フレームはシリンダにより
それぞれ各別に所望の角度まで開くように構成されてい
るため、特に重い茶袋を載置したときでもハンドル付フ
レームを所望の角度まで開き、あるいはハンドル付フレ
ームを当該角度に維持することは容易である。 (3) 車台の前端に紐を介して茶鋏係止具を備えさせて
いるため、該茶鋏係止具を茶刈機の茶鋏に係止させるこ
とにより、茶刈機に対する茶刈台車兼用茶袋運搬車の追
従に便ならしめることができ、また茶鋏係止具の不使用
時又は茶刈台車兼用茶袋運搬車を茶袋運搬車として使用
する時には紐を介して取り付けた茶鋏係止具は、車台に
容易に収納することができ、作業の邪魔になることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による茶刈台車兼用茶袋運搬車の使用状
態の一例を示す正面図である。
【図2】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の使用状態の別の
一例を示す正面図である。
【図3】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の図1と同様の使
用状態を示す側面図である。
【図4】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の図2と同様の使
用状態を示す側面図である。
【図5】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の断面図である。
【図6】図5における矢印VIに示す部分におけるフレ
ームの回動軸と車台の対応孔とを示す断面図である。
【図7】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の正面図である。
【図8】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車のフレームを開い
た状態を示す正面図である。
【図9】同上茶刈台車兼用茶袋運搬車の平面図である。
【図10】レール走行用のローラーを示す斜視図であ
る。
【図11】前輪の車軸にレール走行用のローラーを嵌め
付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車台 2 前輪 2a 車軸 3 後輪 3a 車軸 4 フレーム 4a 上縁 5 フレーム 5a 上縁 6 回動軸 7 回動軸 8 対応孔 9 対応孔 10 シリンダ 11 シリンダ 12 基端 13 基端 14 ピストン端 15 ピストン端 16 操作レバー 17 操作レバー 18 サイドパネル 19 サイドパネル 20 サイドパネル 21 サイドパネル 22 紐 23 茶鋏係止具 24 取付フック 25 ハンドル 26 ハンドル 27 ローラー 28 ローラー 29 レール 30 茶袋 31 茶樹 32 茶鋏 33 茶袋落下防止板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭幅の車台にはそれぞれ各別に所望の角
    度まで開くようにした左右一対のハンドル付フレームを
    取り付けると共にサイドパネルを備えた茶袋運搬車にお
    いて、該車台には前輪と後輪とを備えさせ、左右一対の
    ハンドル付フレームはそれぞれシリンダにより各別に所
    望の角度まで開くようになし、前輪の車軸と後輪の車軸
    にはそれぞれレール走行用のローラーを嵌め付け、更に
    車台の前端には紐を介して茶鋏係止具を備えさせたこと
    を特徴とする茶刈台車兼用茶袋運搬車。
JP1992040204U 1992-05-20 1992-05-20 茶刈台車兼用茶袋運搬車 Expired - Lifetime JPH0748030Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040204U JPH0748030Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 茶刈台車兼用茶袋運搬車

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Publication Number Publication Date
JPH0591247U JPH0591247U (ja) 1993-12-14
JPH0748030Y2 true JPH0748030Y2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=12574255

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Family Cites Families (6)

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JPS6010359Y2 (ja) * 1978-04-29 1985-04-09 内田刃物工業株式会社 裾刈機
JPS5585362U (ja) * 1978-12-09 1980-06-12
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JPH07112363B2 (ja) * 1990-08-24 1995-12-06 落合刃物工業株式会社 レールを敷設した茶樹畝の管理作業機

Also Published As

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JPH0591247U (ja) 1993-12-14

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