JP3036353U - 果実収穫搬送用三輪カート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は果実の収穫および搬送用の三輪カー
トに関するもので、果樹園の隅々まで自在に行動しうる
カートである。 【解決手段】 フレーム兼荷台１の左右に車輪２，２を
設け、フレーム兼荷台１の前方に回転自在の車輪２−１
を設けた構成であり、把手５により手押しすることによ
りカートは自在に曲がり果樹園の隅々まで行動できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は果樹園等において使用する果実収穫搬送用の三輪カートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来果樹園等での収穫に際しては籠を使用し、この運搬に当っては土木用など で使用する二輪の一般にネコ車と呼ばれている運搬車を使用するが又は荷台を設 けた四輪のカートが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ネコ車は荷台が小さく果実をバラ積みするのに限られ、しかも二輪の ため凹凸の多い果樹園の地面では不安定となる欠点があり不慣れな作業者では取 扱いが難しく、また四輪のカートはこれに較べて荷台が大きく安定性があり運搬 用としては有利であるが車輪が左右に回転しないため曲がることが困難であった 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

出願人は果樹園を経営し、実際にこのような従来のカートの数々を使用してこ の不便さを感じ、このカートの改良に鋭意研究を重ねた結果本考案に到達したも のであって、本考案は、車輪を前一輪、後二輪の三輪とし、前輪を左右に回転可 能とすることによってカート自体の回転行動を容易にすることに成功したもので ある。

【０００５】

【考案の実施の態様】

本考案の実施の態様を説明すると、図は本考案の果実収穫搬送用の三輪カート の全体図を示すものである。

【０００６】

【実施例】 図において（１）はカートのフレーム兼荷台であって、このフレーム兼荷台（ １）の中央両側に車輪（２），（２）を設け、このフレーム兼荷台（１）の前端 の上部を延伸して、軸（３）を形成する。そしてこの軸（３）に回転軸（４）を 挿通し、この回転軸（４）の下端に車輪（２−１）を設けるものである。

【０００７】 したがってこの前輪（２−１）は左右に回転が可能であり、また、フレーム兼 荷台（１）の後端に手押し用の把手（５）を設けて構成されている。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の果実収穫搬送用の三輪カートは上記の構成であるため果樹園の隅から 隅までの移動が可能となり、作業者の労力を大幅に軽減でき、しかも荷台が大き いため収穫用のコンテナを直接使用して収穫することができて収穫の時間を大幅 に短縮することができる。

【０００９】 そして人手を使って運ぶためトラクターなどの動力重機の使用を促えることが できるため自然環境に与える悪影響を皆無にすることができるという従来の収穫 用カートにはみられない卓越した作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカートの全体図

【符号の説明】

（１）…フレーム兼荷台 （２）…後輪 （２−１）…前輪 （３）…フレームの軸 （４）…回転軸 （５）…把手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フレーム兼荷台（１）の中央両側に車輪
   （２），（２）を設け、フレーム兼荷台（１）の前端上
   部両端を延伸して軸（３）を設け、該軸（３）に回転軸
   （４）を挿通し、該回転軸（４）下端に車輪（２−１）
   を設けると共に、前記フレーム兼荷台（１）の後端に手
   押し用の把手（５）を設けたことを特徴とした果実収穫
   搬送用三輪カート。