JPH0748027A - 物品移載装置 - Google Patents
物品移載装置Info
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- JPH0748027A JPH0748027A JP20998393A JP20998393A JPH0748027A JP H0748027 A JPH0748027 A JP H0748027A JP 20998393 A JP20998393 A JP 20998393A JP 20998393 A JP20998393 A JP 20998393A JP H0748027 A JPH0748027 A JP H0748027A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汎用性が高く、単位時間当たりの処理数が高
く高速駆動可能で、しかも、単位時間当たりに流れる物
品の量にばらつきがある場合であっても、効率よく移載
処理を行うことのできる物品移載装置を提供すること 【構成】 物品2の製造装置の搬出側に設けられた搬出
コンベア3と、物品を包装するための包装装置4の搬入
側の供給搬送コンベア5とが、先端部位を所定距離だけ
オーバーラップさせた状態で平行配置する。物品移載装
置1は、このオーバーラップされた両コンベアの上方
に、マニピュレータ11を設置する。またコンベアの配
置方向と平行に配置したXレール装置12上にYレール
装置13が移動可能に設置され、このYレール装置にマ
ニピュレータがその軸方向に移動可能に装着される。こ
れにより、マニピュレータが上記オーバーラップされた
上方の二次平面上の任意の位置に移動できる。
く高速駆動可能で、しかも、単位時間当たりに流れる物
品の量にばらつきがある場合であっても、効率よく移載
処理を行うことのできる物品移載装置を提供すること 【構成】 物品2の製造装置の搬出側に設けられた搬出
コンベア3と、物品を包装するための包装装置4の搬入
側の供給搬送コンベア5とが、先端部位を所定距離だけ
オーバーラップさせた状態で平行配置する。物品移載装
置1は、このオーバーラップされた両コンベアの上方
に、マニピュレータ11を設置する。またコンベアの配
置方向と平行に配置したXレール装置12上にYレール
装置13が移動可能に設置され、このYレール装置にマ
ニピュレータがその軸方向に移動可能に装着される。こ
れにより、マニピュレータが上記オーバーラップされた
上方の二次平面上の任意の位置に移動できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品移載装置に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば物品の製造から包装までの一連の
作業を自動化するような場合、物品製造装置の出力側の
搬出装置上を移動する物品を、包装装置の入力側の供給
搬送装置上に移し替える必要があり、係る場合に両装置
の間に物品移載装置を配置することがある。
作業を自動化するような場合、物品製造装置の出力側の
搬出装置上を移動する物品を、包装装置の入力側の供給
搬送装置上に移し替える必要があり、係る場合に両装置
の間に物品移載装置を配置することがある。
【0003】そして、係る物品移載装置は、接続する装
置(両装置の物品の搬送速度,ピッチ等の特性)に応じ
てそれに適した形状・構成のものが設計・製造されてい
る。しかし、それでは汎用性に欠ける。一方、汎用性の
高いものとしては、例えば三次元空間上を移動可能なア
ームの先端に、物品を一時的に保持することのできるマ
ニピュレータを取り付けたものがある。そして、係るア
ームを三次元的に移動させ、マニピュレータを搬出装置
上の所定位置に位置させると共に、係る位置に存在する
物品を保持し、その保持したままの状態で三次元空間上
の所定の経路を通って供給搬送装置上の所定位置に移動
させ、次いで係る保持を解除することにより物品をその
供給搬送装置上に供給等させる。これにより1つの物品
に対する移載処理が終了するようになっている。
置(両装置の物品の搬送速度,ピッチ等の特性)に応じ
てそれに適した形状・構成のものが設計・製造されてい
る。しかし、それでは汎用性に欠ける。一方、汎用性の
高いものとしては、例えば三次元空間上を移動可能なア
ームの先端に、物品を一時的に保持することのできるマ
ニピュレータを取り付けたものがある。そして、係るア
ームを三次元的に移動させ、マニピュレータを搬出装置
上の所定位置に位置させると共に、係る位置に存在する
物品を保持し、その保持したままの状態で三次元空間上
の所定の経路を通って供給搬送装置上の所定位置に移動
させ、次いで係る保持を解除することにより物品をその
供給搬送装置上に供給等させる。これにより1つの物品
に対する移載処理が終了するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の物品移載装置では、汎用性を有するという利点
が生じるものの、ある搬送装置から他の搬送装置上に移
載するために要する時間がかかり、生産効率が低下する
という問題を有する。
た従来の物品移載装置では、汎用性を有するという利点
が生じるものの、ある搬送装置から他の搬送装置上に移
載するために要する時間がかかり、生産効率が低下する
という問題を有する。
【0005】さらには、コンピュータ制御によりアー
ム,マニピュレータの移動経路並びに停止位置等が予め
正確に決められているため、以下に示す問題を有する。
すなわち、特に製造装置から搬出される物品は、単位時
間当たりに流れる(搬送される)量が一定ではないた
め、上記アーム,マニピュレータの動作を平均値を基準
にセットすると、平均よりも大量に物品が流れてきた場
合には対応できずに保持できない物品が発生し、その保
持できなかった物品を排出してしまうことになる。ま
た、平均よりも小量しか物品が流れない場合には、例え
ばその保持位置で待機することになり、生産効率がさら
に低下してしまう。
ム,マニピュレータの移動経路並びに停止位置等が予め
正確に決められているため、以下に示す問題を有する。
すなわち、特に製造装置から搬出される物品は、単位時
間当たりに流れる(搬送される)量が一定ではないた
め、上記アーム,マニピュレータの動作を平均値を基準
にセットすると、平均よりも大量に物品が流れてきた場
合には対応できずに保持できない物品が発生し、その保
持できなかった物品を排出してしまうことになる。ま
た、平均よりも小量しか物品が流れない場合には、例え
ばその保持位置で待機することになり、生産効率がさら
に低下してしまう。
【0006】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、汎用性が高く、単位
時間当たりの処理数が高く高速駆動可能で、しかも、単
位時間当たりに流れる物品の量にばらつきがある場合で
あっても、効率よく移載処理を行うことのできる物品移
載装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、汎用性が高く、単位
時間当たりの処理数が高く高速駆動可能で、しかも、単
位時間当たりに流れる物品の量にばらつきがある場合で
あっても、効率よく移載処理を行うことのできる物品移
載装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る物品移載装置では、上流側の搬送
装置の搬出側部位と、下流側の搬送装置の搬入側部位と
が近接配置されてなる搬送経路に設けられ、前記上流側
の搬送装置上を搬送される物品を、前記下流側の搬送装
置上に移し替える物品移載装置において、前記両搬送装
置のオーバーラップ部位の上方の前記搬送装置の搬送面
と平行な二次平面上で移動可能に配置された、前記物品
を一時的に保持可能な保持手段と、前記保持手段を前記
搬送装置の搬送方向にそって直線的に前後進移動させる
第1の移動手段と、前記保持手段を前記搬送装置の搬送
方向と直交する方向に直線的に前後進移動させる第2の
移動手段とを備えた。そして、前記第1,第2の移動手
段の駆動タイミング及びその両移動手段による前記保持
手段の停止位置を任意の位置とした。
ために、本発明に係る物品移載装置では、上流側の搬送
装置の搬出側部位と、下流側の搬送装置の搬入側部位と
が近接配置されてなる搬送経路に設けられ、前記上流側
の搬送装置上を搬送される物品を、前記下流側の搬送装
置上に移し替える物品移載装置において、前記両搬送装
置のオーバーラップ部位の上方の前記搬送装置の搬送面
と平行な二次平面上で移動可能に配置された、前記物品
を一時的に保持可能な保持手段と、前記保持手段を前記
搬送装置の搬送方向にそって直線的に前後進移動させる
第1の移動手段と、前記保持手段を前記搬送装置の搬送
方向と直交する方向に直線的に前後進移動させる第2の
移動手段とを備えた。そして、前記第1,第2の移動手
段の駆動タイミング及びその両移動手段による前記保持
手段の停止位置を任意の位置とした。
【0008】
【作用】第1,第2の移動手段を駆動して保持手段を上
流側の搬送装置上の所定位置に移動する。この移動させ
た位置は、その搬送装置上を移動する先頭の物品の通過
位置に一致させる。そして、物品が保持手段の停止位置
と一致した時に保持手段が物品を保持する。この保持状
態を維持しつつ少なくとも第2の移動手段を駆動して保
持手段を搬送装置の搬送方向と交差する方向に移動し、
保持手段を下流側の搬送装置上の所定位置に位置させ
る。この時、前回移載した物品との間隔を所定の値に保
つ場合には、第1の移動手段を駆動してその間隔を調整
する。そして、物品の保持を解除すると、その保持手段
の停止位置に対向する下流側の搬送装置上にその物品が
移載される。
流側の搬送装置上の所定位置に移動する。この移動させ
た位置は、その搬送装置上を移動する先頭の物品の通過
位置に一致させる。そして、物品が保持手段の停止位置
と一致した時に保持手段が物品を保持する。この保持状
態を維持しつつ少なくとも第2の移動手段を駆動して保
持手段を搬送装置の搬送方向と交差する方向に移動し、
保持手段を下流側の搬送装置上の所定位置に位置させ
る。この時、前回移載した物品との間隔を所定の値に保
つ場合には、第1の移動手段を駆動してその間隔を調整
する。そして、物品の保持を解除すると、その保持手段
の停止位置に対向する下流側の搬送装置上にその物品が
移載される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る物品移載装置の好適な実
施例について、添付図面を参照にして詳述する。図1〜
図3に示すように、本実施例の物品移載装置1は、物品
2の製造装置(図示省略)の搬出側に設けられた搬出コ
ンベア(上流側の搬送装置)3と、係る物品2を包装す
るための包装装置4の搬入側の供給搬送コンベア(下流
側の搬送装置)5との間に配置されている。そして本例
では、係る搬出コンベア3と供給搬送コンベア5は、所
定間隔(間隔零も含む)をおいて平行に配置され、しか
もその先端部位を所定距離だけオーバーラップさせた状
態で配置している。さらに、搬出コンベア3上には、図
外の製造装置で製造された物品2がランダムに搬送さ
れ、しかも、単位時間あたりの搬送個数が増減してしま
うことがある。
施例について、添付図面を参照にして詳述する。図1〜
図3に示すように、本実施例の物品移載装置1は、物品
2の製造装置(図示省略)の搬出側に設けられた搬出コ
ンベア(上流側の搬送装置)3と、係る物品2を包装す
るための包装装置4の搬入側の供給搬送コンベア(下流
側の搬送装置)5との間に配置されている。そして本例
では、係る搬出コンベア3と供給搬送コンベア5は、所
定間隔(間隔零も含む)をおいて平行に配置され、しか
もその先端部位を所定距離だけオーバーラップさせた状
態で配置している。さらに、搬出コンベア3上には、図
外の製造装置で製造された物品2がランダムに搬送さ
れ、しかも、単位時間あたりの搬送個数が増減してしま
うことがある。
【0010】ここで本発明に係る物品移載装置1は、図
1,図3に示すように、上記オーバーラップされた両コ
ンベア3,5の上方に、その両コンベア3,5の搬送面
と平行な二次平面上で移動可能なマニピュレータ11を
備えている。このマニピュレータ11は、物品2を保持
可能でかつ回転可能になっており、物品2を保持した状
態で回転(自転)することにより物品2の姿勢(方向)
を回転させて所望の向きに整列することができるように
なっている。
1,図3に示すように、上記オーバーラップされた両コ
ンベア3,5の上方に、その両コンベア3,5の搬送面
と平行な二次平面上で移動可能なマニピュレータ11を
備えている。このマニピュレータ11は、物品2を保持
可能でかつ回転可能になっており、物品2を保持した状
態で回転(自転)することにより物品2の姿勢(方向)
を回転させて所望の向きに整列することができるように
なっている。
【0011】また、係るマニピュレータ11を二次平面
上で移動させる手段としては、本例では、両コンベア
3,5の配置方向と平行で、その一方の外側に配置され
た第1の移動手段たるXレール装置12と、そのXレー
ル装置12と直交方向に伸びるようにしてそのXレール
装置12の軸方向に移動自在に配設された第2の移動手
段たるYレール装置13とから大略構成され、そのYレ
ール装置13に上記マニピュレータ11がその軸方向に
移動可能に装着される。そして、各部の具体的な構成
は、以下に示すようになっている。
上で移動させる手段としては、本例では、両コンベア
3,5の配置方向と平行で、その一方の外側に配置され
た第1の移動手段たるXレール装置12と、そのXレー
ル装置12と直交方向に伸びるようにしてそのXレール
装置12の軸方向に移動自在に配設された第2の移動手
段たるYレール装置13とから大略構成され、そのYレ
ール装置13に上記マニピュレータ11がその軸方向に
移動可能に装着される。そして、各部の具体的な構成
は、以下に示すようになっている。
【0012】まず、Xレール装置12は、図4〜図6に
示すように、供給搬送コンベア5の外側に沿って配置さ
れた取付台16の上面に、その供給搬送コンベア5の搬
送方向に沿って所定の間隔をおいて前後に配置された一
対の軸受け部17,17′に側面にネジが形成されたネ
ジ軸18が回転自在に渡設されている。さらにネジ軸1
8の一方の端部は、軸受け部17より外側に突出し、そ
の突出された先端にプーリ20が固着され、駆動ベルト
21を介して第1の駆動モータ22の出力軸(駆動プー
リ23)に連結される。これにより第1の駆動モータ2
2の回転力がネジ軸18に伝達し、その駆動モータ22
が正逆回転すると、それに追従してネジ軸18も正逆回
転するようになっている。
示すように、供給搬送コンベア5の外側に沿って配置さ
れた取付台16の上面に、その供給搬送コンベア5の搬
送方向に沿って所定の間隔をおいて前後に配置された一
対の軸受け部17,17′に側面にネジが形成されたネ
ジ軸18が回転自在に渡設されている。さらにネジ軸1
8の一方の端部は、軸受け部17より外側に突出し、そ
の突出された先端にプーリ20が固着され、駆動ベルト
21を介して第1の駆動モータ22の出力軸(駆動プー
リ23)に連結される。これにより第1の駆動モータ2
2の回転力がネジ軸18に伝達し、その駆動モータ22
が正逆回転すると、それに追従してネジ軸18も正逆回
転するようになっている。
【0013】一方、ネジ軸18の両側下方位置には、そ
れと平行にガイドレール25,25が配置されている。
このガイドレール25は、図6に示すように、その上面
に凹状溝25aが設けられている。そしてこの凹状溝2
5a内に符合する直方体状のガイド板26が挿入配置さ
れ、このガイド板26の上に移動台27が支持されてい
る。これにより、移動台27は、ガイド板26に支持さ
れ、ガイドレール25にそって前後進移動できるように
なっている。そして、移動台27の下面中央には、上記
ネジ軸18に螺合するナット部28が取り付けられ、ネ
ジ軸18の回転にともないそれに螺合するナット部2
8、ひいては移動体27が所定方向に移動するようにな
っている。なお、図示省略するが、本例ではネジ軸18
とナット部28の間に多数の剛球を転動自在に組み込む
ことにより、ボールネジを構成している。
れと平行にガイドレール25,25が配置されている。
このガイドレール25は、図6に示すように、その上面
に凹状溝25aが設けられている。そしてこの凹状溝2
5a内に符合する直方体状のガイド板26が挿入配置さ
れ、このガイド板26の上に移動台27が支持されてい
る。これにより、移動台27は、ガイド板26に支持さ
れ、ガイドレール25にそって前後進移動できるように
なっている。そして、移動台27の下面中央には、上記
ネジ軸18に螺合するナット部28が取り付けられ、ネ
ジ軸18の回転にともないそれに螺合するナット部2
8、ひいては移動体27が所定方向に移動するようにな
っている。なお、図示省略するが、本例ではネジ軸18
とナット部28の間に多数の剛球を転動自在に組み込む
ことにより、ボールネジを構成している。
【0014】また、この移動台27は、図5に示すよう
に、上方に突出する垂直壁面からなる取付面27aを有
し、この取付面27aにYレール装置13が装着され
る。すなわち、図7,図8に示すようにYレール装置1
3は、Xレール装置12の移動台27に対して片持ち支
持状に取り付けられている。具体的には、Xレール装置
12の配置方向と直交方向に延びる枠体30が移動台2
7に固着されている。そして、その枠体30の軸方向に
所定の間隔をおいて配置された軸受け部31,31′間
に、上記Xレール装置12と同様に回転自在にネジ軸3
2を渡設させ、そのネジ軸32を第2の駆動モータ33
に連結し、正逆回転可能としている。
に、上方に突出する垂直壁面からなる取付面27aを有
し、この取付面27aにYレール装置13が装着され
る。すなわち、図7,図8に示すようにYレール装置1
3は、Xレール装置12の移動台27に対して片持ち支
持状に取り付けられている。具体的には、Xレール装置
12の配置方向と直交方向に延びる枠体30が移動台2
7に固着されている。そして、その枠体30の軸方向に
所定の間隔をおいて配置された軸受け部31,31′間
に、上記Xレール装置12と同様に回転自在にネジ軸3
2を渡設させ、そのネジ軸32を第2の駆動モータ33
に連結し、正逆回転可能としている。
【0015】さらに、ネジ軸32と一定の間隔をおいて
平行にガイドレール34を設け、これらネジ軸32に螺
合すると共にガイドレール34に遊嵌状態となるように
移動台35を軸方向に移動可能に取り付けている。そし
て、この移動台35とネジ軸32との結合も、上記した
Xレール装置12と同様に、ボールネジを構成するナッ
ト部36を介して行われる。かかる構成にすることによ
り、第2の駆動モータ33を正逆回転させることにより
移動台35がガイドレール34に沿って前後進移動する
ようになる。
平行にガイドレール34を設け、これらネジ軸32に螺
合すると共にガイドレール34に遊嵌状態となるように
移動台35を軸方向に移動可能に取り付けている。そし
て、この移動台35とネジ軸32との結合も、上記した
Xレール装置12と同様に、ボールネジを構成するナッ
ト部36を介して行われる。かかる構成にすることによ
り、第2の駆動モータ33を正逆回転させることにより
移動台35がガイドレール34に沿って前後進移動する
ようになる。
【0016】また、この移動台35は、側方に突出する
取付面35aを有し、この取付面35aに、上記マニピ
ュレータ11が装着される。すなわち、図9,図10に
示すように、筐体37がC型金具44を介して上記取付
面35aに固定され、その筐体37の下面に突出するよ
うにして2本の吸引ノズル38が垂下されている。
取付面35aを有し、この取付面35aに、上記マニピ
ュレータ11が装着される。すなわち、図9,図10に
示すように、筐体37がC型金具44を介して上記取付
面35aに固定され、その筐体37の下面に突出するよ
うにして2本の吸引ノズル38が垂下されている。
【0017】この2本の吸引ノズル38(下端面が吸引
口38aとなる)は、その上方で連結板39に固定され
一体化され、さらにこの連結板39の上面中央には回転
軸40が起立形成されている。この回転軸40の上方所
定位置には、回転のみ許容(スラスト方向の移動が抑
制)されるようにして軸受け部41が装着され、その軸
受け部41がエアシリンダ42のシリンダロッド43に
連結されている。これにより、シリンダロッド43が往
復動すると、それに追従して軸受け部41,回転軸4
0,連結板39ひいては2本の吸引ノズル38が昇降移
動する。
口38aとなる)は、その上方で連結板39に固定され
一体化され、さらにこの連結板39の上面中央には回転
軸40が起立形成されている。この回転軸40の上方所
定位置には、回転のみ許容(スラスト方向の移動が抑
制)されるようにして軸受け部41が装着され、その軸
受け部41がエアシリンダ42のシリンダロッド43に
連結されている。これにより、シリンダロッド43が往
復動すると、それに追従して軸受け部41,回転軸4
0,連結板39ひいては2本の吸引ノズル38が昇降移
動する。
【0018】さらに、回転軸40の上端にはギヤ45が
固着される。そして、このギヤ45が、駆動モータ46
の出力軸に固着された長尺の駆動ギヤ47に噛合する。
これにより、駆動モータ46が回転すると、両ギヤ4
7,45を介して回転軸40に回転力が伝わり、連結板
39ひいては2本の吸引ノズル38が回転移動する。そ
して、上記回転軸40の上方部位,軸受け部41,エア
シリンダ42,駆動モータ46などが、筐体37内の所
定位置に実装されている。さらに、この吸引ノズル38
は、連結管48を介して図外の吸引ポンプに接続されて
おり、所定のタイミングで吸引ノズル38の吸引口38
aから吸引し、物品2を吸引保持できるようになってい
る。
固着される。そして、このギヤ45が、駆動モータ46
の出力軸に固着された長尺の駆動ギヤ47に噛合する。
これにより、駆動モータ46が回転すると、両ギヤ4
7,45を介して回転軸40に回転力が伝わり、連結板
39ひいては2本の吸引ノズル38が回転移動する。そ
して、上記回転軸40の上方部位,軸受け部41,エア
シリンダ42,駆動モータ46などが、筐体37内の所
定位置に実装されている。さらに、この吸引ノズル38
は、連結管48を介して図外の吸引ポンプに接続されて
おり、所定のタイミングで吸引ノズル38の吸引口38
aから吸引し、物品2を吸引保持できるようになってい
る。
【0019】すなわち、上記した構成にしたことによ
り、Yレール装置13を作動させて移動台35を前後進
移動させることにより、それに連結されたマニピュレー
タ11を両コンベア3,5の搬送方向と直交方向に移動
させることができ、さらに、このYレール装置13はX
レール装置12の移動台27に指示されているため、そ
の移動台27を前後進移動させることによりY軸レール
装置13すなわちマニピュレータ11を、両コンベア
3,5の搬送方向と平行な方向に移動させることができ
る。すなわち、第1,第2の駆動モータ22,33を所
定方向に所定量だけ回転させることにより、マニピュレ
ータ11を二次平面上の任意の位置に移動させることが
できる。
り、Yレール装置13を作動させて移動台35を前後進
移動させることにより、それに連結されたマニピュレー
タ11を両コンベア3,5の搬送方向と直交方向に移動
させることができ、さらに、このYレール装置13はX
レール装置12の移動台27に指示されているため、そ
の移動台27を前後進移動させることによりY軸レール
装置13すなわちマニピュレータ11を、両コンベア
3,5の搬送方向と平行な方向に移動させることができ
る。すなわち、第1,第2の駆動モータ22,33を所
定方向に所定量だけ回転させることにより、マニピュレ
ータ11を二次平面上の任意の位置に移動させることが
できる。
【0020】そして、係る両駆動モータ22,33は、
図11に示すように制御装置50からの制御信号に基づ
いて駆動されるようになっており、係る制御装置50
は、搬出コンベア3の上方所定位置に配置されたカメラ
51により撮象して得られるコンベア3上をランダムに
搬送される物品2の状態に基づいて、マニピュレータ1
1の各コンベア3上での停止位置を決定する。
図11に示すように制御装置50からの制御信号に基づ
いて駆動されるようになっており、係る制御装置50
は、搬出コンベア3の上方所定位置に配置されたカメラ
51により撮象して得られるコンベア3上をランダムに
搬送される物品2の状態に基づいて、マニピュレータ1
1の各コンベア3上での停止位置を決定する。
【0021】また、包装装置4の供給搬送コンベア5上
では、一定の間隔で物品2を搬送する必要があるが、本
例では供給搬送コンベア5は等速運転されているため、
一度物品2をある位置においた後の経過時間から、その
物品2の現在の存在位値を算出することができる。従っ
て、マニピュレータ11により物品2を移載した供給搬
送コンベア5上の位置(その時のコンベア5上を搬送さ
れる物品列の最後端の物品の位置)と、その時からの経
過時間に基づいて、そのコンベア5上の次の物品2をお
くべき場所(マニピュレータ11の供給搬送コンベア5
上での停止位置)を算出することができ、係る算出も制
御装置50で行われる。
では、一定の間隔で物品2を搬送する必要があるが、本
例では供給搬送コンベア5は等速運転されているため、
一度物品2をある位置においた後の経過時間から、その
物品2の現在の存在位値を算出することができる。従っ
て、マニピュレータ11により物品2を移載した供給搬
送コンベア5上の位置(その時のコンベア5上を搬送さ
れる物品列の最後端の物品の位置)と、その時からの経
過時間に基づいて、そのコンベア5上の次の物品2をお
くべき場所(マニピュレータ11の供給搬送コンベア5
上での停止位置)を算出することができ、係る算出も制
御装置50で行われる。
【0022】そして本例では、前回に移載した物品の供
給搬送コンベア5上への供給位置に基づいて次の物品2
の移載位置を算出するようにした(即ち、所定回数前=
1)が、本発明では、位置算出するための基準となるそ
れ以前に移載した物品2は、必ずしも直前のものに限る
ことなく、所定回数前のものに基づいて行なうものであ
れば、その数は任意であり、しかも、必ずしも係る所定
回数を一定値にする必要もない。
給搬送コンベア5上への供給位置に基づいて次の物品2
の移載位置を算出するようにした(即ち、所定回数前=
1)が、本発明では、位置算出するための基準となるそ
れ以前に移載した物品2は、必ずしも直前のものに限る
ことなく、所定回数前のものに基づいて行なうものであ
れば、その数は任意であり、しかも、必ずしも係る所定
回数を一定値にする必要もない。
【0023】さらに、この制御装置50は、上記の算出
した各位置にマニピュレータ11を移動すべく、各レー
ル装置12,13(第1,第2の駆動モータ22,3
3)に対して制御信号を出力するようになっている。さ
らにまた、この制御装置50は、マニピュレータ11の
エアシリンダ42並びに駆動モータ46に対しても制御
信号出力するようになっている。
した各位置にマニピュレータ11を移動すべく、各レー
ル装置12,13(第1,第2の駆動モータ22,3
3)に対して制御信号を出力するようになっている。さ
らにまた、この制御装置50は、マニピュレータ11の
エアシリンダ42並びに駆動モータ46に対しても制御
信号出力するようになっている。
【0024】次に、上記した実施例について説明する。
まず、説明の便宜上、物品2は搬出コンベア3上を等間
隔で1列に並んだ状態で搬送され、しかも、両コンベア
3,5における単位時間当たりの搬送量は同じとする。
係る場合には、基本的にマニピュレータ11を搬送方向
と直交方向に往復移動すれば良い。
まず、説明の便宜上、物品2は搬出コンベア3上を等間
隔で1列に並んだ状態で搬送され、しかも、両コンベア
3,5における単位時間当たりの搬送量は同じとする。
係る場合には、基本的にマニピュレータ11を搬送方向
と直交方向に往復移動すれば良い。
【0025】すなわち、まず、Yレール装置13の第2
の駆動モータ33を所定方向に回転することにより移動
台35を排出コンベア3の上に位置させる。これによ
り、マニピュレータ11も搬出コンベア3の上に位置す
る。次いで、マニピュレータ11のエアシリンダ42を
作動させてシリンダロッド43を伸長させる。これにと
もないそれに連携された吸引ノズル38が下降移動す
る。そして、その下端面の吸引口38aが搬出コンベア
3上の物品2に接触する。この時、吸引ノズル38に連
携された図外の吸引ポンプを作動させることにより吸引
口38aに負圧が生じ、物品2を吸着保持する。なお、
下降移動させるタイミングは、カメラ51にて撮像した
画像データから、搬送コンベア3上を移動する先頭の物
品2の位置を取得する。すると、搬送コンベア3の移動
速度が既知であるため、その撮像した物品がマニピュレ
ータ11の下方位置に移動するまでに要する時間を求め
ることができる。よって、制御装置50にて係る演算処
理を行い、所定のタイミングでマニピュレータ11(エ
アシリンダ42)に対して下降命令を出力するようにな
る。
の駆動モータ33を所定方向に回転することにより移動
台35を排出コンベア3の上に位置させる。これによ
り、マニピュレータ11も搬出コンベア3の上に位置す
る。次いで、マニピュレータ11のエアシリンダ42を
作動させてシリンダロッド43を伸長させる。これにと
もないそれに連携された吸引ノズル38が下降移動す
る。そして、その下端面の吸引口38aが搬出コンベア
3上の物品2に接触する。この時、吸引ノズル38に連
携された図外の吸引ポンプを作動させることにより吸引
口38aに負圧が生じ、物品2を吸着保持する。なお、
下降移動させるタイミングは、カメラ51にて撮像した
画像データから、搬送コンベア3上を移動する先頭の物
品2の位置を取得する。すると、搬送コンベア3の移動
速度が既知であるため、その撮像した物品がマニピュレ
ータ11の下方位置に移動するまでに要する時間を求め
ることができる。よって、制御装置50にて係る演算処
理を行い、所定のタイミングでマニピュレータ11(エ
アシリンダ42)に対して下降命令を出力するようにな
る。
【0026】次に、エアシリンダ42を上記と逆作動さ
せてシリンダロッド43を収縮させ、吸引ノズル38を
上昇させる。すると、吸着保持された物品2もそれにと
もない上昇する。
せてシリンダロッド43を収縮させ、吸引ノズル38を
上昇させる。すると、吸着保持された物品2もそれにと
もない上昇する。
【0027】また、この時、必要に応じて駆動モータ4
6を回転することにより、回転軸40ひいては吸引ノズ
ル38も回転させ、これにより吸着した物品2を回転軸
40を中心に回転させる。係る回転機能は、例えば物品
2に所定の方向性があるような場合には、搬送コンベア
3上を移動中にカメラ51にてその姿勢を撮像し得られ
た画像情報が制御装置50に送られるため、その制御装
置50にて方向を揃えるために必要な回転方向並びに角
度を算出し、係る算出結果に基づく制御信号を駆動モー
タ46送ることにより対応できる。
6を回転することにより、回転軸40ひいては吸引ノズ
ル38も回転させ、これにより吸着した物品2を回転軸
40を中心に回転させる。係る回転機能は、例えば物品
2に所定の方向性があるような場合には、搬送コンベア
3上を移動中にカメラ51にてその姿勢を撮像し得られ
た画像情報が制御装置50に送られるため、その制御装
置50にて方向を揃えるために必要な回転方向並びに角
度を算出し、係る算出結果に基づく制御信号を駆動モー
タ46送ることにより対応できる。
【0028】次に、Yレール装置13の第2の駆動モー
タ33を上記と逆方向に回転させることにより、移動台
35すなわちマニピュレータ11をYレール装置13の
軸方向に沿って所定量だけ移動させる。これにより、マ
ニピュレータ11は、包装装置4の供給搬送コンベア5
上に位置する。
タ33を上記と逆方向に回転させることにより、移動台
35すなわちマニピュレータ11をYレール装置13の
軸方向に沿って所定量だけ移動させる。これにより、マ
ニピュレータ11は、包装装置4の供給搬送コンベア5
上に位置する。
【0029】次いで、所定のタイミング(前回おいた物
品との間隔が所定の距離になる時)エアシリンダ42を
再度作動させて吸引ノズル38を下降させ、吸着した物
品2を供給搬送コンベア5上に載置すると共に、吸引を
停止する。これにより、物品2の吸引保持力が解除され
るため、以後、物品2は、供給搬送コンベア5からの搬
送力を受けて前進し、次段の包装装置4により所定の包
装処理が施される。
品との間隔が所定の距離になる時)エアシリンダ42を
再度作動させて吸引ノズル38を下降させ、吸着した物
品2を供給搬送コンベア5上に載置すると共に、吸引を
停止する。これにより、物品2の吸引保持力が解除され
るため、以後、物品2は、供給搬送コンベア5からの搬
送力を受けて前進し、次段の包装装置4により所定の包
装処理が施される。
【0030】この後本装置1は、次の物品の移載に備
え、上記と逆の動作により吸引ノズル38を上昇させる
と共に、マニピュレータ11をYレール装置13により
逆方向に移動させ、搬送コンベア3上に位置させること
になる。
え、上記と逆の動作により吸引ノズル38を上昇させる
と共に、マニピュレータ11をYレール装置13により
逆方向に移動させ、搬送コンベア3上に位置させること
になる。
【0031】なお、本例では、両コンベア3,5はそれ
ぞれ一定の速度で連続運転しているため、マニピュレー
タ11で物品2を吸着保持する際(コンベア3側)、並
びに保持を解除する際(コンベア5側)には、物品2は
マニピュレータからの力とコンベア3,5からの力を受
けるため、かかる力の向きの相違から物品2に不必要な
応力が加わり損傷を生じるおそれがある。したがって、
特に物品2が脆弱なもの等の場合には、吸着保持、並び
に係る保持の解除の際にXレール装置12を作動させ
て、マニピュレータ11を各コンベア3,5と同一方向
に同一速度で移動させるようにしてもよい。
ぞれ一定の速度で連続運転しているため、マニピュレー
タ11で物品2を吸着保持する際(コンベア3側)、並
びに保持を解除する際(コンベア5側)には、物品2は
マニピュレータからの力とコンベア3,5からの力を受
けるため、かかる力の向きの相違から物品2に不必要な
応力が加わり損傷を生じるおそれがある。したがって、
特に物品2が脆弱なもの等の場合には、吸着保持、並び
に係る保持の解除の際にXレール装置12を作動させ
て、マニピュレータ11を各コンベア3,5と同一方向
に同一速度で移動させるようにしてもよい。
【0032】ところで、実際には、搬送コンベア3上を
搬送されて来る物品2は、単位時間当たりの搬送個数も
増減すると共に、図1に示すように搬送コンベア3の幅
方向での位置もランダムとなる。そこで、本例では、カ
メラ51にて搬送コンベア3上を移動する先頭の物品の
位置を検出する。そして、コンベアの幅方向の位置に基
づいてYレール装置13による移動台35の停止位置
(先頭の物品2の幅方向の位置に一致させる)を決定す
る。また、係る撮像した画像データに基づいて物品2が
平均よりも少量しか送られて来ない場合には、搬送コン
ベア3を介して送られてくる物品の量が不足するので供
給搬送コンベア5に一定量供給するためには、徐々に搬
送コンベア3の上流側で物品2を保持する必要がある。
そこで、かかる位置を求める。
搬送されて来る物品2は、単位時間当たりの搬送個数も
増減すると共に、図1に示すように搬送コンベア3の幅
方向での位置もランダムとなる。そこで、本例では、カ
メラ51にて搬送コンベア3上を移動する先頭の物品の
位置を検出する。そして、コンベアの幅方向の位置に基
づいてYレール装置13による移動台35の停止位置
(先頭の物品2の幅方向の位置に一致させる)を決定す
る。また、係る撮像した画像データに基づいて物品2が
平均よりも少量しか送られて来ない場合には、搬送コン
ベア3を介して送られてくる物品の量が不足するので供
給搬送コンベア5に一定量供給するためには、徐々に搬
送コンベア3の上流側で物品2を保持する必要がある。
そこで、かかる位置を求める。
【0033】そして、Xレール装置12を作動してYレ
ール装置13すなわちマニピュレータ11を上流側に移
動し、Yレール装置13を用いて上記した幅方向所定位
置にマニピュレータ11を移動する。これにより、搬送
コンベア3上の先頭を移動する物品2の存在位置にマニ
ピュレータ11を移動することができ、以後上記した作
用と同様の処理により物品2を保持する。そして、Xレ
ール装置12,Yレール装置13を動作させて上記と同
様に供給搬送コンベア5上に一定間隔毎に搬送できるよ
うに物品2を移載する。
ール装置13すなわちマニピュレータ11を上流側に移
動し、Yレール装置13を用いて上記した幅方向所定位
置にマニピュレータ11を移動する。これにより、搬送
コンベア3上の先頭を移動する物品2の存在位置にマニ
ピュレータ11を移動することができ、以後上記した作
用と同様の処理により物品2を保持する。そして、Xレ
ール装置12,Yレール装置13を動作させて上記と同
様に供給搬送コンベア5上に一定間隔毎に搬送できるよ
うに物品2を移載する。
【0034】一方、物品2が平均よりも多量に送られて
来た場合には、上記とは逆に供給搬送コンベア5に一定
の間隔を保ちつつ一定量を供給するためには、ある物品
を移載している間に次の物品が平均値における物品保持
位置を通過してしまうため、そのままでは物品を保持で
きずに無駄となってしまうので搬送コンベア3の下流側
にまでマニピュレータ11を移動させて物品2を保持す
る必要がある。そこで、係る位置を求め、両レール装置
12,13を駆動させてマニピュレータ11を係る位置
まで移動し、搬送コンベア3上の先頭の物品を保持し、
供給搬送コンベア5上に移載することになる。
来た場合には、上記とは逆に供給搬送コンベア5に一定
の間隔を保ちつつ一定量を供給するためには、ある物品
を移載している間に次の物品が平均値における物品保持
位置を通過してしまうため、そのままでは物品を保持で
きずに無駄となってしまうので搬送コンベア3の下流側
にまでマニピュレータ11を移動させて物品2を保持す
る必要がある。そこで、係る位置を求め、両レール装置
12,13を駆動させてマニピュレータ11を係る位置
まで移動し、搬送コンベア3上の先頭の物品を保持し、
供給搬送コンベア5上に移載することになる。
【0035】上記したように、搬送コンベア3上の物品
2の単位時間あたりの搬送量が増減し、搬出コンベア3
の上を幅方向並びに前後方向の間隔をランダムに搬送さ
れてくる物品2であっても、両レール装置12,13に
よりマニピュレータ11を二次平面上の任意の位置に移
動できるため、確実に搬送コンベア3上の先頭を搬送さ
れる物品2を保持し、供給搬送コンベア5上の所定位置
に移載できる。しかも、各レール装置12,13では、
直線的に移動させるために高速移動可能となる。
2の単位時間あたりの搬送量が増減し、搬出コンベア3
の上を幅方向並びに前後方向の間隔をランダムに搬送さ
れてくる物品2であっても、両レール装置12,13に
よりマニピュレータ11を二次平面上の任意の位置に移
動できるため、確実に搬送コンベア3上の先頭を搬送さ
れる物品2を保持し、供給搬送コンベア5上の所定位置
に移載できる。しかも、各レール装置12,13では、
直線的に移動させるために高速移動可能となる。
【0036】また、何等かの原因により搬送コンベア3
を移動する物品2の搬送量の増減量が大きくなり、上記
したX,Yレール装置12,13によりマニピュレータ
11の二次平面上での移動では対処できなくなるおそれ
もある。係る場合には、図11中一点鎖線で示すように
制御装置50の制御対象を包装装置4並びに供給搬送コ
ンベア5の駆動モータ52も加え、運転速度を可変でき
るようにすることにより対処できる。
を移動する物品2の搬送量の増減量が大きくなり、上記
したX,Yレール装置12,13によりマニピュレータ
11の二次平面上での移動では対処できなくなるおそれ
もある。係る場合には、図11中一点鎖線で示すように
制御装置50の制御対象を包装装置4並びに供給搬送コ
ンベア5の駆動モータ52も加え、運転速度を可変でき
るようにすることにより対処できる。
【0037】すなわち、包装装置4は、例えば特開平4
−6007等に示すように包装装置4を駆動するサーボ
モータや供給搬送コンベア5の駆動モータ(サーボモー
タ)52の回転速度を制御することにより、単位時間あ
たりの製造個数をスムーズに変えることができる。そこ
で、搬送コンベア3上を搬送されてくる物品の量に応じ
て制御装置50から各レール装置12,13への駆動モ
ータ22,33およびまたは包装装置4,供給搬送コン
ベア5の駆動モータ52へ運転速度の変更の制御信号を
送ることにより等速運転する両コンベア3,5(供給搬
送コンベア5も速度変更後は等速運転させる)間をスム
ーズに移載することができる。
−6007等に示すように包装装置4を駆動するサーボ
モータや供給搬送コンベア5の駆動モータ(サーボモー
タ)52の回転速度を制御することにより、単位時間あ
たりの製造個数をスムーズに変えることができる。そこ
で、搬送コンベア3上を搬送されてくる物品の量に応じ
て制御装置50から各レール装置12,13への駆動モ
ータ22,33およびまたは包装装置4,供給搬送コン
ベア5の駆動モータ52へ運転速度の変更の制御信号を
送ることにより等速運転する両コンベア3,5(供給搬
送コンベア5も速度変更後は等速運転させる)間をスム
ーズに移載することができる。
【0038】そして、具体的な制御の一例を示すと、例
えば搬送装置3上を搬送される物品2の量が極端に少な
くなるような場合には、包装装置4,供給搬送コンベア
5の速度を低下させたり、逆に搬送装置3上を搬送され
る物品2の量が極端に多くなるような場合には、包装装
置4,供給搬送コンベア5の速度を増加することであ
る。
えば搬送装置3上を搬送される物品2の量が極端に少な
くなるような場合には、包装装置4,供給搬送コンベア
5の速度を低下させたり、逆に搬送装置3上を搬送され
る物品2の量が極端に多くなるような場合には、包装装
置4,供給搬送コンベア5の速度を増加することであ
る。
【0039】また、この様に包装装置4と供給搬送コン
ベア5の両者の速度を増減速制御するのではなく、包装
装置4のみの運転状態を制御することもできる。即ち、
仮に搬送コンベア3上を流れる物品2が少なくなると、
供給搬送コンベア5上を一定間隔毎に搬送される物品2
は、所々に抜けが生じてしまうため、そのままでは物品
が収納されていない空袋が生じてしまう。そこで、係る
場合には物品2を移載できなかったことを検知した物品
移載装置が、その抜けたところが包装装置4に供給され
るタイミングでその包装装置4に対して一時停止命令を
送る。これを受けた包装装置4は、次の物品2が供給さ
れるまでその運転を一時的に停止する(供給搬送コンベ
ア5は連続運転している。)。これにより、包装装置4
では、空袋の発生がなく、連続して包装体を製造搬出す
ることができる。この様にその制御方式は種々の態様を
採れ、上記したものに限られないのはいうまでもない。
ベア5の両者の速度を増減速制御するのではなく、包装
装置4のみの運転状態を制御することもできる。即ち、
仮に搬送コンベア3上を流れる物品2が少なくなると、
供給搬送コンベア5上を一定間隔毎に搬送される物品2
は、所々に抜けが生じてしまうため、そのままでは物品
が収納されていない空袋が生じてしまう。そこで、係る
場合には物品2を移載できなかったことを検知した物品
移載装置が、その抜けたところが包装装置4に供給され
るタイミングでその包装装置4に対して一時停止命令を
送る。これを受けた包装装置4は、次の物品2が供給さ
れるまでその運転を一時的に停止する(供給搬送コンベ
ア5は連続運転している。)。これにより、包装装置4
では、空袋の発生がなく、連続して包装体を製造搬出す
ることができる。この様にその制御方式は種々の態様を
採れ、上記したものに限られないのはいうまでもない。
【0040】なお、上記した実施例では、上流側の搬送
装置が製造装置の排出側に設けられた搬出コンベア3
で、下流側の搬送装置が包装装置の搬入側に設けられた
供給搬送コンベア5に用いた例について説明したが、本
発明はこれに限ることはなく、2つの搬送装置間で移載
するものであれば、その搬送装置はなんでも良い。
装置が製造装置の排出側に設けられた搬出コンベア3
で、下流側の搬送装置が包装装置の搬入側に設けられた
供給搬送コンベア5に用いた例について説明したが、本
発明はこれに限ることはなく、2つの搬送装置間で移載
するものであれば、その搬送装置はなんでも良い。
【0041】また、上記した実施例では保持手段(マニ
ピュレータ)は、エア吸引により物品を保持するように
したが、その保持機能は磁気吸着或いは把持等種々のも
のを適用することができる。
ピュレータ)は、エア吸引により物品を保持するように
したが、その保持機能は磁気吸着或いは把持等種々のも
のを適用することができる。
【0042】さらにまた、Yレール装置はXレール装置
の上に支持されXレール装置によって軸方向に移動する
ようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、それぞ
れ独立してマニピュレータを移動させるようにすること
ができる。
の上に支持されXレール装置によって軸方向に移動する
ようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、それぞ
れ独立してマニピュレータを移動させるようにすること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る物品移載装
置では、保持手段を二次平面上の任意の位置に移動させ
ることができるため、上流側,下流側の搬送装置の任意
の位置に保持手段を移動させることができる。よって、
汎用性が高く、単位時間当たりの処理数が高くて高速駆
動可能となる。しかも、単位時間当たりに流れる物品の
量にばらつきがある場合であっても、上流側の物品のほ
ぼすべてを確実に保持し下流側の搬送装置へ移載するこ
とができ、効率のよい移載処理を行うことができる。
置では、保持手段を二次平面上の任意の位置に移動させ
ることができるため、上流側,下流側の搬送装置の任意
の位置に保持手段を移動させることができる。よって、
汎用性が高く、単位時間当たりの処理数が高くて高速駆
動可能となる。しかも、単位時間当たりに流れる物品の
量にばらつきがある場合であっても、上流側の物品のほ
ぼすべてを確実に保持し下流側の搬送装置へ移載するこ
とができ、効率のよい移載処理を行うことができる。
【図1】本発明に係る物品移載装置の好適な一実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】Xレール装置の一例を示す平面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】同側面図である。
【図7】Xレール装置の一例を示す平面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】マニピュレータの一例を示す図である。
【図10】マニピュレータの一例を示す図である。
【図11】装置全体の概略構成図である。
1 物品移載装置 2 物品 3 搬送コンベア(上流側の搬送装置) 4 包装装置 5 供給搬送コンベア(下流側の搬送装置) 11 マニピュレータ(保持手段) 12 Xレール装置(第1の移動手段) 13 Yレール装置(第2の移動手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 上流側の搬送装置の搬出側部位と、下流
側の搬送装置の搬入側部位とが近接配置されてなる搬送
経路に設けられ、前記上流側の搬送装置上を搬送される
物品を、前記下流側の搬送装置上に移し替える物品移載
装置において、 前記両搬送装置のオーバーラップ部位の上方の前記搬送
装置の搬送面と平行な二次平面上で移動可能に配置され
た、前記物品を一時的に保持可能な保持手段と、 前記保持手段を前記搬送装置の搬送方向にそって直線的
に前後進移動させる第1の移動手段と、 前記保持手段を前記搬送装置の搬送方向と直交する方向
に直線的に前後進移動させる第2の移動手段とを備え、 かつ、前記第1,第2の移動手段の駆動タイミング及び
その両移動手段による前記保持手段の停止位置を任意の
位置としてなる物品移載装置。 - 【請求項2】 上流側の搬送装置の搬出側部位と、下流
側の搬送装置の搬入側部位とが平行で一部オーバーラッ
プ状態で配置することにより、前記搬送経路が形成され
る請求項1に記載の物品移載装置。 - 【請求項3】 前記第1の移動手段と前記第2の移動手
段とを連結し、一方の移動手段が他方の移動手段により
移動するようにした請求請1または2に記載の物品移載
装置。 - 【請求項4】 前記上流側の搬送装置上を流れる物品を
検出する検出手段を備え、 前記検出手段から送られる物品の搬送量情報と、前記下
流側の搬送装置上への所定回数前の移載位置に基づい
て、前記上流側の搬送装置を流れる物品の保持位置と、
前記下流側の搬送装置への前記保持した物品の供給位置
を求め、係る求めた各位置に前記保持手段を移動すべく
前記両移動手段を制御する制御手段を備えた請求項1〜
3のいずれか1項に記載の物品移載装置。 - 【請求項5】 前記上流側の搬送装置上を流れる物品を
検出する検出手段を備え、 前記検出手段から送られる物品の搬送量情報と、前記下
流側の搬送装置上への所定回数前の移載位置に基づい
て、前記下流側の搬送装置の搬送速度を増減速制御する
手段を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品
移載装置。 - 【請求項6】 前記下流側の搬送装置が、前記物品を包
装する包装装置への物品供給装置であって、 前記上流側の搬送装置上を流れる物品を検出する検出手
段を備え、 前記検出手段から送られる物品の搬送量情報と、前記下
流側の搬送装置上への所定回数前の移載位置に基づい
て、前記下流側の搬送装置の搬送速度並びに前記包装装
置の動作タイミングを制御する手段を備えた請求項1〜
5のいずれか1項に記載の物品移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20998393A JPH0748027A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 物品移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20998393A JPH0748027A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 物品移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748027A true JPH0748027A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16581921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20998393A Withdrawn JPH0748027A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 物品移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748027A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238314A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Oshikiri:Kk | 搬送システム |
JP2013071827A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Fuji Machinery Co Ltd | 物品搬送装置 |
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- 1993-08-03 JP JP20998393A patent/JPH0748027A/ja not_active Withdrawn
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