JPH0747802A - 椅子のキャスター - Google Patents

椅子のキャスター

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JPH0747802A
JPH0747802A JP8447394A JP8447394A JPH0747802A JP H0747802 A JPH0747802 A JP H0747802A JP 8447394 A JP8447394 A JP 8447394A JP 8447394 A JP8447394 A JP 8447394A JP H0747802 A JPH0747802 A JP H0747802A
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Chuya Sakamoto
忠也 阪本
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 学童用椅子等のキャスターで、幅の狭い脚板
等の下面に簡単かつ強固に取り付けることができ、椅子
を机の中等に収納するときに互いに傷付けることがない
プロテクター機能も有するキャスターを提供する。 【構成】 下面へ開口した筐体7内に車軸を左右に向け
た車輪11を下面開口から出没自在に取り付け、筐体7下
面から一方の側面にかけて連続して鍔部14、13を周設
し、脚の横桟4の下端部に下面及び外側面に開口して設
けた取付凹所12に筐体7を収容し、下面から側面にかけ
て周設した鍔部14、13を横桟4下面及び外側面に当接し
て、筐体7の側面を横桟4の外側面から突出させてプロ
テクター用突部6とし、かつ横桟4下面から車輪11を出
没自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば学童用椅子等の
脚に設けられるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、学童用椅子のキャスターは、脚下
面または前後の脚の下部間を連結してなる横桟の下面に
設けた取付孔内に、車輪の一部を脚の下面に突出させた
状態で取り付けられており、このキャスターを取り付け
た学童用椅子は、使用しないときには学習机等の下に収
納される。
【0003】ところが、この学童用椅子等の場合には、
キャスターが取り付けられる脚板や脚の横桟等が比較的
厚みの薄い板材で作成されていることが多いことから、
この薄い脚板等の下面にキャスター埋設用の取付孔を穿
設すると、キャスターの周囲の脚部分の肉厚が極端に薄
くなり、キャスター取付部分の脚の強度や、キャスター
の取付強度に問題がある。
【0004】また、このキャスターを取り付けた椅子を
学習机の中等に出し入れする際に、椅子の脚部が学習机
等の内面にある机側板内面や袖引出しの側板等と接触し
て互いに傷つけるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
み、学童用椅子等のキャスターとして、幅の狭い脚板等
の下面に簡単かつ強固に取り付けることができ、しか
も、椅子を学習机等の下に出し入れする際に、椅子の脚
部が机の内面等と接触して互いに傷付けることを防止し
うる椅子のキャスターを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る椅子のキャ
スターは上記の目的を達成するために、下面へ開口した
筐体内部に、車軸を左右に向けた車輪を該筐体の下面開
口から出没自在に取り付け、前記筐体の下面の周囲から
一方の側面の周囲にかけて連続して鍔部を周設してな
り、椅子の脚の下端部に下面及び外側面に開口して設け
た取付凹所に前記筐体を収容し、該筐体の下面から側面
にかけて周設した鍔部を脚の下面及び外側面に当接し
て、筐体の側面を脚の外側面から突出させてプロテクタ
ー用突部とするとともに脚の下面から車輪を出没自在に
取り付けてなる。
【0007】
【作用】上記のような本発明に係る椅子のキャスター
は、学童用椅子等の脚の下端部に設けた取付凹所内に筐
体部分を収容するとともに、該筐体の下面から一方の側
面の周囲にかけて連続して設けた鍔部を脚下端の下面か
ら外側面にかけての角部に当接して該鍔部の適所を脚に
ネジ固定する等して取り付けられる。このようにキャス
ターを取り付けた椅子は、人が座っていない状態では、
脚下面から突出する車輪により容易に前後移動させるこ
とができ、また、人が椅子に座る等して家具に荷重がか
かった場合には、脚下面に突出した車輪が筐体内に収納
されて脚下面が床面等に当接するので、椅子は不用意に
移動することがない。更に、椅子を学習机等の下に出し
入れする際には、脚の外側面に突出した筐体の側面がプ
ロテクター用突部となって、椅子の脚が机等の内面と接
触して互いに傷付けることを防止する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面の実施例にもとづき本発明を
更に詳細に説明する。
【0009】本発明に係る椅子のキャスター1は、例え
ば図1、図2に示すような学童用椅子2の前後の脚3、
3の下端間を連結する横桟4、あるいは脚板等の下端部
に取り付けられるものである。前記キャスター1は、合
成樹脂等により作成され、図3に示すように、上面を上
向き凸状の円弧状に形成し、平断面が前後に長い偏平矩
形状で、下面へ開口した筐体7の内部に、下面開口5か
ら車輪11を出没自在に取り付けており、筐体7の下面の
周囲に周設した水平な鍔部14から連続して、筐体7の一
方の側面の周囲に連続して鍔部13を周設してなり、か
つ、図5、図7に示すように前記鍔部13を設けた一方の
側面は、側方へ突出した状態に形成してプロテクター用
突部6としてなる。そして、図例のキャスター1では、
前記筐体7の下面及び側面の鍔部14、13に取り付け用ネ
ジ孔15、16を設けている。このキャスター1は、前記椅
子2の横桟4の前後に、下面及び外側面に開口して設け
た取付凹所12に筐体7部分を収容して、下面から側面に
かけて周設した鍔部14、13を横桟4の下面から外側面に
かけて当接した状態で、前記車輪11を横桟4下面から突
出させるとともに筐体7側面のプロテクター用突部6を
横桟4の外側面から突出させた状態で取り付けられるも
のである。
【0010】また、前記筐体7内に出没自在に取り付け
られる車輪8の取付構造を図3、図7に基づき更に説明
すると、断面略門型に形成した支持枠10の後端部を回動
軸8を中心に回動自在に筐体7内に軸着し、該回動軸8
に巻設したバネ9により該支持枠10の前端部が常に下方
へ回動するように弾性付勢するとともに、支持枠10の両
側面に設けた貫通孔17、17へ筐体7に固定した回動規制
軸18を挿着することで支持枠10の回動を一定の範囲内に
規制した状態で筐体7内に取り付けてなる。前記支持枠
10の前端部には、両端を該支持枠10外面に突出させて左
右に向けて取り付けた車軸19へ車輪11を軸着し、筐体7
の両側内面に前記支持枠10の左右に突出した車輪19の突
出端が摺動可能に嵌合するガイド溝20、21を設けてな
り、車輪11を筐体7の下面開口5から出没自在に取り付
けている。
【0011】上記のように構成されるキャスター1を組
み立てる容量を、図3に基づき説明すると、先ず、車輪
11を取り付けた支持枠10を筐体7の下面開口5から挿入
し、該支持枠10の後端部に筐体7の側面から挿入した回
動軸8を貫通させて支持枠10を該回動軸8を中心に回動
自在に軸着すると同時に、支持枠10内にある回動軸8部
分にバネ9を巻設してその一端を支持枠10に係止すると
ともに他端を筐体7の上壁内面に係止させることで、支
持枠10の前端部が該バネ9により回動軸8を中心に下方
へ回動して車輪11が筐体7下面から弾力的に突出する状
態に取り付け、更に、筐体7側面から回動規制軸18を挿
入して支持枠10の両側に設けた貫通孔17、17を貫通させ
て、回動規制軸18を筐体7に固定することにより、回動
規制軸18により支持枠10の回動を所定の範囲内に規制し
た状態で車輪11が筐体7の下面開口5から一定範囲内で
出没自在となるように取り付ける。
【0012】上記のようにして組み立てられるキャスタ
ー1は、椅子2の前後の脚3、3下端間を連結してなる
左右の横桟4、4の前後に、該横桟4の下面および外側
面に開口し筐体7の外形形状に対応して設けたキャスタ
ー取付用の凹所12へ筐体7部分を収容するとともに、筐
体7下面に周設した鍔部14と側面に周設した鍔部13とを
横桟4の下面及び外側面に当接させることで、車輪8が
横桟4下面に突出するとともに筐体7側面のプロテクタ
ー用突部6が横桟4の外側面から突出した状態で、前記
鍔部13、14のネジ孔15、16へネジ22、23をねじ込むこと
により、横桟4下端部に固着される。尚、図2のように
椅子2の横桟4の前後に2つのキャスター1、1を取り
付ける場合には、それぞれのキャスター1における回動
軸8、8をそれぞれ内側に配置して、前後の車輪11、11
がそれぞれ外側に位置するように構成することが椅子2
の安定上、望ましい取り付け状態といえる。
【0013】上記のような本発明に係るキャスター1
は、これを取り付ける取付凹所12が椅子2の横桟4の下
面及び外側面に開口しているので、キャスター1を簡単
に取り付けることができる。しかも、取付凹所12を前記
のように横桟4の外側面に開口して設け、この外側面に
筐体7側面の鍔部13を当接した状態で開口部から筐体7
側面のプロテクター用突部6が突出した状態でキャスタ
ー1が横桟4の外側に寄せて取り付けられることから、
キャスター1を取り付ける横桟4や脚板の厚みが薄い場
合であっても、脚の下面に取付孔を穿設してここに取り
付けられていた従来のキャスターの場合のように、取付
孔を除いたキャスター周囲の横桟部分の肉厚が極端に薄
くなり、横桟の強度が低下するといった問題もない。更
に、このキャスター1の場合には、その下面から一方の
側面にかけて周設した鍔部14、鍔部13を横桟4の下面か
ら外側面にかけての角部に当接した状態で強固に取り付
けられることから、キャスター1の横桟4への取付強度
が大きいだけでなく、取付凹所12を設けた横桟4の下端
部を補強してなる。更に、このキャスター1は前記のよ
うに横桟4の外側寄りに取り付られることから、椅子2
の両側に位置する車輪11、11間の間隔も大きくなり、椅
子2の安定性がより向上する。
【0014】そして、このキャスター1を取り付けた椅
子2は、横桟4下面に突出した車輪11により前後に移動
するので、学習机の中等への出し入れが容易であるとと
もに、横桟4の側面から突出したプロテクター用突部6
により、この椅子2を机の下等に出し入れする場合等に
椅子2の脚3や横桟4部分が机の内面に位置する机側板
や袖引出しの側板等と接触して互いに傷つけることを防
止できる。更に、車輪11は、回動軸8を中心にバネ9に
て下方へ弾性付勢した状態で筐体7下面の開口5から出
没自在に取り付けてなるから、椅子2に人が座るとその
荷重により支持枠10がバネ9の弾性力に抗して上方へ回
動して車輪11が筐体7内に引込んで筐体7下面の鍔部14
あるいは横桟4が直接床面等に当接するので、椅子2が
不用意に移動することがない。また、人が椅子2から離
れて荷重が取り除かれると、バネ9の弾性力により再び
横桟4の下面に突出する車輪11により、椅子2を簡単に
移動させることができる。しかも、この場合の車輪11の
上下動は、回動軸8を中心とする支持枠10の回動運動に
より行われることから、支持枠10を上下直線的に摺動さ
せる場合に比べて車輪の上下運動が極めて円滑に行われ
る。
【0015】更に、キャスター1下面に周設した鍔部14
を横桟4の下面から突出した状態で取り付けた場合に
は、椅子2に人が座って車輪11が筐体7内に収納された
ときに、この鍔部14部分が床面等に当接するので、特に
フローリング等の木製床の場合等には、この鍔部14が横
桟4下面のプロテクターとなって床面を傷つけることを
防止できるが、この筐体7下面の鍔部14や側面の鍔部13
は筐体7とともに横桟4内に埋め込んであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る椅子の
キャスターは、これを椅子の脚の下端部の下面及び外側
面に開口して設けた取付凹所に取り付けられるので、従
来の埋込式キャスターのように、脚部の下面のみに開口
した取付孔に取り付ける場合に比べて取り付けが極めて
簡単である。しかも、この取付凹所は、脚下端の外側面
に開口して設けられ、この取付凹所に筐体を収容すると
ともに該筐体側面に設けた鍔部を脚の外側面に当接して
取り付けることで筐体側面を脚の外側面から突出するプ
ロテクター用突部としてなるので、取付凹所の奥行き幅
も筐体全体を埋め込んだ従来の埋込式キャスターの取付
凹所の幅に較べて狭くてすみ、キャスターを取り付ける
脚の厚みが薄い場合であっても、従来のキャスターの場
合のようにキャスター取付部分の脚の肉厚が極端に薄く
なって脚の強度やキャスターの取付強度が低下するとい
った問題もない。しかも、このキャスターの場合には、
その下面から側面にかけて周設した鍔部部分を脚の下面
から外側面へかけて当接した状態で強固に取り付けられ
ることから、キャスターの取付強度が大きいだけでな
く、この脚の下面から外側面にかけて連続する鍔部によ
り取付凹所の周囲の脚部分が補強される。更に、前記の
ようにキャスターが脚の外側寄りに取り付けられるの
で、椅子の両側に取り付けられるキャスター間の間隔が
大きくなり、椅子の安定性もより向上する。
【0017】そして、このキャスターを取り付けた椅子
は、それらの下面に突出するキャスターの車輪により移
動させて学習机の中等へ容易に出し入れできるととも
に、この机の中等への出し入れの際に、脚部分が机の内
面に位置する机側板内面や袖引出しの側板等と接触して
互いに傷つけることを、脚の外側面に突出したプロテク
ター用突部により防止できる。また、椅子に人がすわっ
て荷重がかかると、キャスターの車輪が筐体内に収納さ
れて椅子は不用意に移動することがなく、安全に使用す
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスターを取り付けた椅子を下
方から見た斜視図。
【図2】前記椅子における脚部分の側面図。
【図3】キャスターの分解斜視図。
【図4】キャスターの取付部分の拡大側面図。
【図5】キャスター取付部分の拡大正面図。
【図6】キャスター取付部分の拡大底面図。
【図7】キャスターの縦断側面図。
【図8】キャスターの縦断正面図。
【図9】キャスターの横断平面図。
【図10】キャスターの車輪を引っ込めた状態の縦断側面
図。
【符号の説明】
1 キャスター 2 椅子 3 脚 4 横桟 5 開口 6 プロテクター用突
部 7 筐体 8 回動軸 9 バネ 10 支持枠 11 車輪 12 取付凹所 13 鍔部 14 鍔部 15 ネジ孔 16 ネジ孔 17 貫通孔 18 回動規制軸 19 車軸 20 ガイド溝 21 ガイド溝 22 ネジ 23 ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面へ開口した筐体内部に、車軸を左右
    に向けた車輪を該筐体の下面開口から出没自在に取り付
    け、前記筐体の下面の周囲から一方の側面の周囲にかけ
    て連続して鍔部を周設してなり、椅子の脚の下端部に下
    面及び外側面に開口して設けた取付凹所に前記筐体を収
    容し、該筐体の下面から側面にかけて周設した鍔部を脚
    の下面及び外側面に当接して、筐体の側面を脚の外側面
    から突出させてプロテクター用突部とするとともに脚の
    下面から車輪を出没自在に取り付けてなる椅子のキャス
    ター。
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KR20030012342A (ko) * 2001-07-31 2003-02-12 황주환 의자용 캐스터장치
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