JP2524521Y2 - 椅子のキャスター - Google Patents
椅子のキャスターInfo
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- JP2524521Y2 JP2524521Y2 JP1991018287U JP1828791U JP2524521Y2 JP 2524521 Y2 JP2524521 Y2 JP 2524521Y2 JP 1991018287 U JP1991018287 U JP 1991018287U JP 1828791 U JP1828791 U JP 1828791U JP 2524521 Y2 JP2524521 Y2 JP 2524521Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- chair
- caster
- protector
- mounting
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- Legs For Furniture In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば学童用椅子等の
脚に設けられるキャスターに関するものである。
脚に設けられるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、学童用椅子等のキャスターは、脚
下面または前後の脚を連結してなる横桟の下面に設けた
取付孔内に車輪の一部を脚の下面に露出させた状態で埋
め込んで取り付けられている。
下面または前後の脚を連結してなる横桟の下面に設けた
取付孔内に車輪の一部を脚の下面に露出させた状態で埋
め込んで取り付けられている。
【0003】このようなキャスター付の学童用椅子等
は、これを使用しないときには学習机等の下に収納され
るが、椅子を机の下に収納する際、あるいは机の下から
椅子を取り出す際に、椅子の脚の外側面が机の側板内面
や机天板下面に設けられた袖引出しの側板等と接触して
互いに傷付けることがある。
は、これを使用しないときには学習机等の下に収納され
るが、椅子を机の下に収納する際、あるいは机の下から
椅子を取り出す際に、椅子の脚の外側面が机の側板内面
や机天板下面に設けられた袖引出しの側板等と接触して
互いに傷付けることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
み、学童用椅子等に設けられるキャスターとして、椅子
を学習机等の下に出し入れする際に、机の内面や椅子の
脚外面が互いに接触して傷つけることを防止しうる椅子
のキャスターを提供せんとするものである。
み、学童用椅子等に設けられるキャスターとして、椅子
を学習机等の下に出し入れする際に、机の内面や椅子の
脚外面が互いに接触して傷つけることを防止しうる椅子
のキャスターを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る椅子のキャ
スターは上記の目的を達成するために、下面に開口した
筺体の一方の側面に該筺体から前後に張り出した張出部
を有するプロテクター用突部を突設し、筺体の下端から
前後に前記張出部と一体に取付用突縁を設けるととも
に、前記筐体の内部に左右に向けて設けた車軸に、その
一部が筐体の下面開口から突出する車輪を設けてなり、
椅子の脚の下端部に下面及び外側面に開口して設けた取
付凹所に前記筐体を収容するとともに、前記張出部及び
取付用突縁を脚の外側面及び下面に当接してプロテクタ
ー用突部が脚の外側面から突出し、車輪の一部が脚の下
面から突出した状態で取り付けてなるものである。
スターは上記の目的を達成するために、下面に開口した
筺体の一方の側面に該筺体から前後に張り出した張出部
を有するプロテクター用突部を突設し、筺体の下端から
前後に前記張出部と一体に取付用突縁を設けるととも
に、前記筐体の内部に左右に向けて設けた車軸に、その
一部が筐体の下面開口から突出する車輪を設けてなり、
椅子の脚の下端部に下面及び外側面に開口して設けた取
付凹所に前記筐体を収容するとともに、前記張出部及び
取付用突縁を脚の外側面及び下面に当接してプロテクタ
ー用突部が脚の外側面から突出し、車輪の一部が脚の下
面から突出した状態で取り付けてなるものである。
【0006】
【作用】上記のような本考案に係るキャスターを取り付
けた椅子は、脚下面に突出したキャスターの車輪により
前後に移動して学習机等の下へ出し入れされるが、この
とき、脚の外側面から突出したプロテクター用突部が脚
と学習机等の側板内面や袖引出しの側板等とが直接接触
することを防止して椅子の脚と学習机等が互いの接触に
より傷付くことを防止しうる。
けた椅子は、脚下面に突出したキャスターの車輪により
前後に移動して学習机等の下へ出し入れされるが、この
とき、脚の外側面から突出したプロテクター用突部が脚
と学習机等の側板内面や袖引出しの側板等とが直接接触
することを防止して椅子の脚と学習机等が互いの接触に
より傷付くことを防止しうる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面の実施例にもとづき本考案を
更に詳細に説明する。
更に詳細に説明する。
【0008】本考案に係る椅子のキャスター1は、例え
ば図1に示すような学童用椅子2の前後の脚3、3下端
間を連結する横桟4に取り付けられる。このキャスター
1は図2以下に示すように、下面へ開口した筐体7の一
方の側面(図3中左上)に筐体7から前後に張り出した
張出部6a、6aを有するプロテクター用突部6を突設
し、筐体7の下端から前後に水平な取付用突縁10、1
0を前記張出部6a、6aと一体に設けるとともに、前
記筐体7の内部に左右に向けて設けた車軸13 に、その
一部が筐体7の下面開口5から突出する車輪8を設けて
なり、前記椅子2の横桟4の前後に、下面及び外側面に
開口し前記筐体7の外形に対応させて設けられた取付凹
所9に前記筐体7を収容するとともに、前後の張出部6
a、6a及び取付用突縁10、10を横桟4の外側面及
び下面に当接して前記プロテクター用突部6を横桟4の
外側面から突出し、かつ、車輪8の一部を横桟4下面に
突出させた状態で取り付けられるものであり、図例のキ
ャスター1では、筺体7下端の取付用突縁10、10
を、段落ち状に形成した横桟4下面内に埋設した状態
で、取付用突縁10、10に設けたネジ孔23、23部
分でネジ24、24により横桟4にねじ止めしてなる。
このようにキャスター1を取り付けた椅子2は、下面に
突出した車輪8により前後移動可能となる。
ば図1に示すような学童用椅子2の前後の脚3、3下端
間を連結する横桟4に取り付けられる。このキャスター
1は図2以下に示すように、下面へ開口した筐体7の一
方の側面(図3中左上)に筐体7から前後に張り出した
張出部6a、6aを有するプロテクター用突部6を突設
し、筐体7の下端から前後に水平な取付用突縁10、1
0を前記張出部6a、6aと一体に設けるとともに、前
記筐体7の内部に左右に向けて設けた車軸13 に、その
一部が筐体7の下面開口5から突出する車輪8を設けて
なり、前記椅子2の横桟4の前後に、下面及び外側面に
開口し前記筐体7の外形に対応させて設けられた取付凹
所9に前記筐体7を収容するとともに、前後の張出部6
a、6a及び取付用突縁10、10を横桟4の外側面及
び下面に当接して前記プロテクター用突部6を横桟4の
外側面から突出し、かつ、車輪8の一部を横桟4下面に
突出させた状態で取り付けられるものであり、図例のキ
ャスター1では、筺体7下端の取付用突縁10、10
を、段落ち状に形成した横桟4下面内に埋設した状態
で、取付用突縁10、10に設けたネジ孔23、23部
分でネジ24、24により横桟4にねじ止めしてなる。
このようにキャスター1を取り付けた椅子2は、下面に
突出した車輪8により前後移動可能となる。
【0009】尚、図例のキャスター1では、取付凹所9
内に収容される筐体7の他方の側面(図3中右下)に開
窓部11を設けており、前記車輪8は、断面門形の支持
枠12の下部に、両端を該支持枠12外面に突出させた
車軸13にて取り付けられており、この支持枠12の両
側面には、前記筐体7の側壁内面に設けた案内溝14、
14及び後述する前記開窓部11を密閉する蓋体15の
内面に設けた案内溝16、16に摺動可能に嵌合する突
起17、17、17、17を設けている。そして、図中
符号15は筐体7の開窓部11を密閉する蓋体であり、
該蓋体15は、前記筐体7の開窓部6に略密嵌する大き
さとし、その内面には前記車輪8の支持枠12の側面に
設けた突起17、17を摺動可能に嵌合する案内溝1
6、16を形成している。更に、図中符号18は、前記
車輪8の支持枠12上面と、筐体7の上壁内面との間に
装着して車輪8を筐体7下面から出没自在に下方へ付勢
してなるバネである。また、前記筐体7の開窓部11下
方の内壁面、筐体7の側壁内面、並びに蓋体15内面部
分には、前記車輪8の支持枠12から左右に突出した車
軸13の突出端が摺動可能に嵌合する溝19、20、2
1をそれぞれ設けている。
内に収容される筐体7の他方の側面(図3中右下)に開
窓部11を設けており、前記車輪8は、断面門形の支持
枠12の下部に、両端を該支持枠12外面に突出させた
車軸13にて取り付けられており、この支持枠12の両
側面には、前記筐体7の側壁内面に設けた案内溝14、
14及び後述する前記開窓部11を密閉する蓋体15の
内面に設けた案内溝16、16に摺動可能に嵌合する突
起17、17、17、17を設けている。そして、図中
符号15は筐体7の開窓部11を密閉する蓋体であり、
該蓋体15は、前記筐体7の開窓部6に略密嵌する大き
さとし、その内面には前記車輪8の支持枠12の側面に
設けた突起17、17を摺動可能に嵌合する案内溝1
6、16を形成している。更に、図中符号18は、前記
車輪8の支持枠12上面と、筐体7の上壁内面との間に
装着して車輪8を筐体7下面から出没自在に下方へ付勢
してなるバネである。また、前記筐体7の開窓部11下
方の内壁面、筐体7の側壁内面、並びに蓋体15内面部
分には、前記車輪8の支持枠12から左右に突出した車
軸13の突出端が摺動可能に嵌合する溝19、20、2
1をそれぞれ設けている。
【0010】上記のように構成されるキャスター1の組
み立ては、図4に示すように、先ず筐体7側面の開窓部
11から車輪8を取り付けた支持枠12を挿入し、該支
持枠12の一方の側面に設けた突起17、17を筐体7
側壁内面に設けた案内溝14、14と、また、支持枠1
2から側方へ突出した車軸13の突出端を溝20とそれ
ぞれ嵌合し、前記突起17、17が案内溝14、14の
下端縁に当接するまで車輪8を筐体7の下面開口5から
突出させた状態でバネ18を筐体7の上壁下面に設けた
一対の突条22、22の間に係合させて筐体7の上壁と
支持枠12の上面との間に装着した後、蓋体15を開窓
部11へ嵌着し、接着剤等により固定して開窓部11を
密閉するように筐体7側面に取り付ける。
み立ては、図4に示すように、先ず筐体7側面の開窓部
11から車輪8を取り付けた支持枠12を挿入し、該支
持枠12の一方の側面に設けた突起17、17を筐体7
側壁内面に設けた案内溝14、14と、また、支持枠1
2から側方へ突出した車軸13の突出端を溝20とそれ
ぞれ嵌合し、前記突起17、17が案内溝14、14の
下端縁に当接するまで車輪8を筐体7の下面開口5から
突出させた状態でバネ18を筐体7の上壁下面に設けた
一対の突条22、22の間に係合させて筐体7の上壁と
支持枠12の上面との間に装着した後、蓋体15を開窓
部11へ嵌着し、接着剤等により固定して開窓部11を
密閉するように筐体7側面に取り付ける。
【0011】上記のようにして組み立てられたキャスタ
ー1は、椅子2の前後の脚3、3下端間を連結してなる
左右の横桟4、4の前後に、前記キャスター1の筐体7
の外形に対応させるとともに横桟4の下面及び外側面に
開口して設けたキャスター取付用の凹所9へ筐体7を収
容し、該筐体7下端の前後の取付用突縁10、10が横
桟4の下面に当接して車輪8の一部が横桟4下面に突出
するとともに筐体7の側面に設けたプロテクター用突部
6の前後の張出部6a、6aが横桟4の外側面に当接し
て該プロテクター用突部6が横桟4の外側面から突出す
る状態で、前記取付用突縁10、10に設けたネジ孔2
3、23へ下方からネジ24、24をねじ込むことによ
り、キャスター1を脚3下端の横桟4に固着する。
ー1は、椅子2の前後の脚3、3下端間を連結してなる
左右の横桟4、4の前後に、前記キャスター1の筐体7
の外形に対応させるとともに横桟4の下面及び外側面に
開口して設けたキャスター取付用の凹所9へ筐体7を収
容し、該筐体7下端の前後の取付用突縁10、10が横
桟4の下面に当接して車輪8の一部が横桟4下面に突出
するとともに筐体7の側面に設けたプロテクター用突部
6の前後の張出部6a、6aが横桟4の外側面に当接し
て該プロテクター用突部6が横桟4の外側面から突出す
る状態で、前記取付用突縁10、10に設けたネジ孔2
3、23へ下方からネジ24、24をねじ込むことによ
り、キャスター1を脚3下端の横桟4に固着する。
【0012】上記のように横桟4に取り付けられた状態
では、筐体7の開窓部11が横桟4の取付凹所9内面に
密着して蓋体15は開窓部11を密閉状態に筐体7に確
実に固定される。
では、筐体7の開窓部11が横桟4の取付凹所9内面に
密着して蓋体15は開窓部11を密閉状態に筐体7に確
実に固定される。
【0013】上記のような本考案に係るキャスター1に
よれば、椅子2の横桟4下面に突出した車輪8によりそ
の前後方向への移動を可能とするとともに、椅子2を学
習用机等の下に収納したり、椅子2を机の下から引き出
したりする場合等に、横桟4の外側面に突出したプロテ
クター用突部6により椅子2が学習机等の内面の左右に
位置する机側板や袖引出しの側板等と接触して互いに傷
つけ合うことを防止することができる。更に、図例の実
施例においては、車輪8をバネ18にて下方へ弾性付勢
した状態で上下に摺動自在に筐体7内に装着してなるか
ら、椅子2の使用時には椅子2に対する下方への荷重に
よりバネ18が圧縮されて車輪8が筐体7内に引込んで
横桟4が床面に当接することにより不用意に移動するこ
とがなく、且つ、椅子2の移動時には車輪8の一部が横
桟4の下面に突出して簡単に移動することができる。
よれば、椅子2の横桟4下面に突出した車輪8によりそ
の前後方向への移動を可能とするとともに、椅子2を学
習用机等の下に収納したり、椅子2を机の下から引き出
したりする場合等に、横桟4の外側面に突出したプロテ
クター用突部6により椅子2が学習机等の内面の左右に
位置する机側板や袖引出しの側板等と接触して互いに傷
つけ合うことを防止することができる。更に、図例の実
施例においては、車輪8をバネ18にて下方へ弾性付勢
した状態で上下に摺動自在に筐体7内に装着してなるか
ら、椅子2の使用時には椅子2に対する下方への荷重に
よりバネ18が圧縮されて車輪8が筐体7内に引込んで
横桟4が床面に当接することにより不用意に移動するこ
とがなく、且つ、椅子2の移動時には車輪8の一部が横
桟4の下面に突出して簡単に移動することができる。
【0014】また、筺体7の側面に設けたプロテクター
用突部6の前後の張出部6a、6aを横桟4の外側面に
当接した状態で取り付けてなるので、キャスター1の取
付強度が大きく、しかも、この張出部6a、6aは、横
桟4の外側面に開口した取付凹所9の開口縁を被覆する
ので見た目もよい。尚、横桟4への取付強度をより高め
るため、例えば図6、または図7に想像線で示したよう
に、筐体7の上壁から上方へ突部30等を設けておくこ
とにより、横方向の作用力に対する取付強度を大とする
ことができる。また、筐体7とプロテクター用突部6と
の間に筐体7より狭い首部を設け、取付凹所9の外側面
の開口部をその内部より小さいものとし、このキャスタ
ー1を横桟4に取り付けるに際しては筐体7自体は横桟
4の内部に埋設してプロテクター用突部9のみを横桟4
の側面開口部から突出させるようにすれば、横方向から
の作用力に対する強度を大とすることができる。
用突部6の前後の張出部6a、6aを横桟4の外側面に
当接した状態で取り付けてなるので、キャスター1の取
付強度が大きく、しかも、この張出部6a、6aは、横
桟4の外側面に開口した取付凹所9の開口縁を被覆する
ので見た目もよい。尚、横桟4への取付強度をより高め
るため、例えば図6、または図7に想像線で示したよう
に、筐体7の上壁から上方へ突部30等を設けておくこ
とにより、横方向の作用力に対する取付強度を大とする
ことができる。また、筐体7とプロテクター用突部6と
の間に筐体7より狭い首部を設け、取付凹所9の外側面
の開口部をその内部より小さいものとし、このキャスタ
ー1を横桟4に取り付けるに際しては筐体7自体は横桟
4の内部に埋設してプロテクター用突部9のみを横桟4
の側面開口部から突出させるようにすれば、横方向から
の作用力に対する強度を大とすることができる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る椅子のキャス
ターは、脚の下面から一部が突出した車輪により前後に
移動して学習机等の下に出し入れ可能であるとともに、
脚の外側面から突出して設けたプロテクター用突部によ
り、椅子の出し入れの際に机内面の机側板や袖引出しの
側板等と椅子の脚外側面とが接触して互いに傷つくこと
を防止しうる。また、前記プロテクター用突部は、車輪
を内装したキャスターの筐体に一体に設けてなるから、
その製造、組み立て、更には家具等への取付も一度に簡
単に行うことができる。更に、前記プロテクター用突部
に筐体の前後に張り出した張出部を設け、この張出部を
脚の外側面に当接した状態で取り付けてなるので、脚へ
の取付強度が大きいだけでなく、脚の外側面に開口して
設けた取付凹所の開口縁がこの張出部によって被覆され
て見た目もよい。しかも、通常、学童用椅子等の脚は比
較的肉薄の木製であり、必ずしも強度が大きくなく、脚
下面 の中央部にキャスターを埋め込んだ従来の埋込式キ
ャスターでは、キャスター埋め込み用凹所によって脚の
下面が左右に分割されてそれぞれの部分が肉薄となり強
度が低下するといった問題があったが、本考案では車輪
を内装したキャスターの筺体が収容される取付凹所を、
脚の下端部にその下面及び外側面に開口して設けてなる
ので、従来のように脚の下面が取付凹所によって左右に
分割されることがなく、したがって脚下端の強度が極端
に低下するといった問題もないうえに、筺体の側面及び
下端にかけて一体に形成された前後の張出部と取付用突
縁とが脚の下端外側面から下面にかけての角部を外被す
ることで、この部分が補強される。そのうえ、キャスタ
ーの筐体内に設けられた車輪は、プロテクター用突部の
突出する方向にそって配設されているので、外部からプ
ロテクター用突部に対して衝撃が加えられた場合にもこ
の車軸が補強材となり、衡撃により筐体が破損すること
を防止でき、プロテクターとしての機能を充分に果たす
ことができるのである。
ターは、脚の下面から一部が突出した車輪により前後に
移動して学習机等の下に出し入れ可能であるとともに、
脚の外側面から突出して設けたプロテクター用突部によ
り、椅子の出し入れの際に机内面の机側板や袖引出しの
側板等と椅子の脚外側面とが接触して互いに傷つくこと
を防止しうる。また、前記プロテクター用突部は、車輪
を内装したキャスターの筐体に一体に設けてなるから、
その製造、組み立て、更には家具等への取付も一度に簡
単に行うことができる。更に、前記プロテクター用突部
に筐体の前後に張り出した張出部を設け、この張出部を
脚の外側面に当接した状態で取り付けてなるので、脚へ
の取付強度が大きいだけでなく、脚の外側面に開口して
設けた取付凹所の開口縁がこの張出部によって被覆され
て見た目もよい。しかも、通常、学童用椅子等の脚は比
較的肉薄の木製であり、必ずしも強度が大きくなく、脚
下面 の中央部にキャスターを埋め込んだ従来の埋込式キ
ャスターでは、キャスター埋め込み用凹所によって脚の
下面が左右に分割されてそれぞれの部分が肉薄となり強
度が低下するといった問題があったが、本考案では車輪
を内装したキャスターの筺体が収容される取付凹所を、
脚の下端部にその下面及び外側面に開口して設けてなる
ので、従来のように脚の下面が取付凹所によって左右に
分割されることがなく、したがって脚下端の強度が極端
に低下するといった問題もないうえに、筺体の側面及び
下端にかけて一体に形成された前後の張出部と取付用突
縁とが脚の下端外側面から下面にかけての角部を外被す
ることで、この部分が補強される。そのうえ、キャスタ
ーの筐体内に設けられた車輪は、プロテクター用突部の
突出する方向にそって配設されているので、外部からプ
ロテクター用突部に対して衝撃が加えられた場合にもこ
の車軸が補強材となり、衡撃により筐体が破損すること
を防止でき、プロテクターとしての機能を充分に果たす
ことができるのである。
【図1】本考案に係るキャスターを取り付けた椅子の下
方から見た斜視図。
方から見た斜視図。
【図2】キャスター取付部分の斜視図。
【図3】キャスターの一部を破断した斜視図。
【図4】キャスターの分解斜視図。
【図5】キャスター取付部分の底面図。
【図6】同じく縦断側面図。
【図7】同じく縦断正面図。
1 キャスター 2 椅子 3 脚 4 横桟 5 開口 6 プロテクター用突
部 7 筐体 8 車輪 9 取付凹所 10 突縁 11 開窓部 12 支持枠 13 車軸 14 案内溝 15 蓋体 16 案内溝 17 突起 18 バネ 19 溝 20 溝 21 溝 22 突条 23 ネジ孔 24 ネジ 30 突部
部 7 筐体 8 車輪 9 取付凹所 10 突縁 11 開窓部 12 支持枠 13 車軸 14 案内溝 15 蓋体 16 案内溝 17 突起 18 バネ 19 溝 20 溝 21 溝 22 突条 23 ネジ孔 24 ネジ 30 突部
Claims (1)
- 【請求項1】 下面に開口した筐体の一方の側面に該筐
体の前後に張り出した張出部を有するプロテクター用突
部を突設し、筐体の下端から前後に前記張出部と一体に
取付用突縁を設けるとともに、前記筐体の内部に左右に
向けて設けた車軸に、その一部が筐体の下面開口から突
出する車輪を設けてなり、椅子の脚の下端部に下面及び
外側面に開口して設けた取付凹所に前記筐体を収容する
とともに、前記張出部及び取付用突縁を脚の外側面及び
下面に当接してプロテクター用突部が脚の外側面から突
出し、車輪の一部が脚の下面から突出した状態で取り付
けてなる椅子のキャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018287U JP2524521Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 椅子のキャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018287U JP2524521Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 椅子のキャスター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108402U JPH04108402U (ja) | 1992-09-18 |
JP2524521Y2 true JP2524521Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31904840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018287U Expired - Fee Related JP2524521Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 椅子のキャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524521Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2605066Y2 (ja) * | 1993-12-20 | 2000-06-19 | ナガノインテリア工業株式会社 | キャスター付き木製椅子 |
JP2009143316A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Kanto Auto Works Ltd | ステアリングコラムの取付け構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50140923A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-12 | ||
JPS5681461A (en) * | 1979-12-07 | 1981-07-03 | Mitsubishi Electric Corp | Measuring device for damping amount of level of reception due to rainfall |
JPS5916316A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Canon Inc | 回転装置 |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP1991018287U patent/JP2524521Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04108402U (ja) | 1992-09-18 |
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Date | Code | Title | Description |
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