JPH0747710Y2 - 熱電対保護管の保護装置 - Google Patents
熱電対保護管の保護装置Info
- Publication number
- JPH0747710Y2 JPH0747710Y2 JP1989085234U JP8523489U JPH0747710Y2 JP H0747710 Y2 JPH0747710 Y2 JP H0747710Y2 JP 1989085234 U JP1989085234 U JP 1989085234U JP 8523489 U JP8523489 U JP 8523489U JP H0747710 Y2 JPH0747710 Y2 JP H0747710Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- thermocouple
- molten metal
- protection tube
- protection
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- Expired - Lifetime
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は溶融金属保持容器の耐火壁を通して溶融金属中
に浸漬された溶融金属の連続測温計における熱電対保護
管の損耗を低減する保護装置に関するものである。
に浸漬された溶融金属の連続測温計における熱電対保護
管の損耗を低減する保護装置に関するものである。
［従来の技術］ 従来、上記の溶融金属中に浸漬される連続測温計の熱電
対保護管には、一般に耐損耗性、耐スポール性に優れた
材質が使用されている。
対保護管には、一般に耐損耗性、耐スポール性に優れた
材質が使用されている。
これら保護管には、例えば実開昭62−203425号公報、実
開昭60−129639号公報、実公昭61−33540号公報、特開
昭61−68525号公報、特公昭44−14443号公報、及び特公
昭58−21210号公報が存在する。
開昭60−129639号公報、実公昭61−33540号公報、特開
昭61−68525号公報、特公昭44−14443号公報、及び特公
昭58−21210号公報が存在する。
［考案が解決しようとする課題］ 前記従来のこれらの熱電対保護管は、静止した溶融金属
中ではその損耗速度は小さいが、流動している溶融金属
中では、その損耗速度が著しく大となり、長時間にわた
って安定した測定は困難であった。
中ではその損耗速度は小さいが、流動している溶融金属
中では、その損耗速度が著しく大となり、長時間にわた
って安定した測定は困難であった。
さらに、これらの熱電対保護管は非常に高価であり、長
時間の連続測定を行う場合、保護管の厚さを厚くする必
要があるが、厚さの増大に伴い測定精度が悪化し、か
つ、経済的に不利となるなどの問題点があった。
時間の連続測定を行う場合、保護管の厚さを厚くする必
要があるが、厚さの増大に伴い測定精度が悪化し、か
つ、経済的に不利となるなどの問題点があった。
本考案はこのような点に鑑み、高価な材質からなる溶融
金属連続測温計の熱電対保護管の損耗を低減することを
目的とする極めて構造簡単な保護装置を提供しようとす
るものである。
金属連続測温計の熱電対保護管の損耗を低減することを
目的とする極めて構造簡単な保護装置を提供しようとす
るものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案の熱電対保護管の保
護装置においては、溶融金属保持容器１の耐火壁1bを通
して内挿入され溶融金属中に浸漬される連続測温計の熱
電対保護管４の全外周、または一部外周に、熱電対３の
溶融金属保持容器内壁２からの突出長さをｈ、防護壁の
溶融金属保持容器内壁２からの突出長さをＨ、熱電対保
護管４の外径をｒ、防護壁の内寸法を防護壁が円筒形状
の場合Ｒ、また矩形形状の場合Ｌとして、 Ｈ＝（1.5〜4.0）×ｈ ＲまたはＬ＝（3.0〜20.0）×ｒ を確保した防護壁６を設置したものである。
護装置においては、溶融金属保持容器１の耐火壁1bを通
して内挿入され溶融金属中に浸漬される連続測温計の熱
電対保護管４の全外周、または一部外周に、熱電対３の
溶融金属保持容器内壁２からの突出長さをｈ、防護壁の
溶融金属保持容器内壁２からの突出長さをＨ、熱電対保
護管４の外径をｒ、防護壁の内寸法を防護壁が円筒形状
の場合Ｒ、また矩形形状の場合Ｌとして、 Ｈ＝（1.5〜4.0）×ｈ ＲまたはＬ＝（3.0〜20.0）×ｒ を確保した防護壁６を設置したものである。
［作用］ 上記のように溶融金属保持容器１の耐火壁1bを通して内
挿入された熱電対保護管４の全外周または一部外周に、
前記寸法を確保した防護壁６を設置することにより、溶
融金属流の流れが抑制され、かつ滞留しない流れに適度
に緩和されて溶融金属流による熱電対の損耗を著しく抑
制することができた。
挿入された熱電対保護管４の全外周または一部外周に、
前記寸法を確保した防護壁６を設置することにより、溶
融金属流の流れが抑制され、かつ滞留しない流れに適度
に緩和されて溶融金属流による熱電対の損耗を著しく抑
制することができた。
ｈに対し、Ｈが小さい場合、防護壁６から回り込んだ溶
融金属流により、熱電対保護管４が著しい損耗を受け、
またＨが必要以上に大きい場合、防護壁６内に溶融金属
５が滞留し、熱電対３による正確な測温が不可能とな
る。また、前記防護壁の内寸法を防護壁６が円筒形状の
場合、または矩形形状の場合のＲまたはＬ寸法について
も同様で、防護壁６を前記寸法範囲とする構成を採用す
ることによって、熱電対保護管４を長期間良好に保護す
ることができる。
融金属流により、熱電対保護管４が著しい損耗を受け、
またＨが必要以上に大きい場合、防護壁６内に溶融金属
５が滞留し、熱電対３による正確な測温が不可能とな
る。また、前記防護壁の内寸法を防護壁６が円筒形状の
場合、または矩形形状の場合のＲまたはＬ寸法について
も同様で、防護壁６を前記寸法範囲とする構成を採用す
ることによって、熱電対保護管４を長期間良好に保護す
ることができる。
［実施例］ 実施例について図面を参照して説明すると、１は外枠鉄
板1aとその内部の耐火壁1bからなる例えば、タンディシ
ュ等の溶融金属保持容器であり、３は連続測温計を構成
する熱電対、４は熱電対３を内挿入した熱電対保護管
で、耐浸蝕性、耐スポール性を持ち、かつ熱伝導率の高
い耐熱材、例えばセラミック、アルミナ質陶磁器等で構
成されている。この熱電対保護管４は金属保持容器１中
に内挿入され、溶融金属５中に突出し浸漬されて内部の
熱電対３によって溶融金属５の温度を連続的に測定する
ものである。
板1aとその内部の耐火壁1bからなる例えば、タンディシ
ュ等の溶融金属保持容器であり、３は連続測温計を構成
する熱電対、４は熱電対３を内挿入した熱電対保護管
で、耐浸蝕性、耐スポール性を持ち、かつ熱伝導率の高
い耐熱材、例えばセラミック、アルミナ質陶磁器等で構
成されている。この熱電対保護管４は金属保持容器１中
に内挿入され、溶融金属５中に突出し浸漬されて内部の
熱電対３によって溶融金属５の温度を連続的に測定する
ものである。
このような溶融金属保持容器１中に突出された熱電対保
護管４の全外周、または一部外周に、熱電対３の溶融金
属保持容器内壁２からの突出長さをｈ、防護壁の溶融金
属保持容器内壁２からの突出長さをＨ、熱電対保護管の
外径をｒ、防護壁の内寸法を防護壁が円筒形状の場合
Ｒ、または矩形形状の場合Ｌとして、 Ｈ＝（1.5〜4.0）×ｈ ＲまたはＬ＝（3.0〜20.0）×ｒ 寸法を確保した円筒形状又は矩形形状の防護壁６を設置
したものである。
護管４の全外周、または一部外周に、熱電対３の溶融金
属保持容器内壁２からの突出長さをｈ、防護壁の溶融金
属保持容器内壁２からの突出長さをＨ、熱電対保護管の
外径をｒ、防護壁の内寸法を防護壁が円筒形状の場合
Ｒ、または矩形形状の場合Ｌとして、 Ｈ＝（1.5〜4.0）×ｈ ＲまたはＬ＝（3.0〜20.0）×ｒ 寸法を確保した円筒形状又は矩形形状の防護壁６を設置
したものである。
これら防護壁６は耐火物で構成され、溶融金属保持容器
１の内壁２に一体的に取付けられている。
１の内壁２に一体的に取付けられている。
［考案の効果］ 本考案は、上記のように、熱電対保護管の周囲に一定要
件の寸法を確保した防護壁を設けたから、防護壁内部で
は溶融金属流の流れが抑制され、かつ滞留しない流れに
緩和されて熱電対保護管に接することになり、簡単な構
造の防護壁で高価な材質を使用している熱電対保護管の
損耗を低減できるとともに、長期間にわたって安定した
測定が可能となるといった優れた効果を有するものであ
る。
件の寸法を確保した防護壁を設けたから、防護壁内部で
は溶融金属流の流れが抑制され、かつ滞留しない流れに
緩和されて熱電対保護管に接することになり、簡単な構
造の防護壁で高価な材質を使用している熱電対保護管の
損耗を低減できるとともに、長期間にわたって安定した
測定が可能となるといった優れた効果を有するものであ
る。
第１図は本考案の連続測温計の熱電対保護管の保護装置
を施した溶融金属保持容器の断面図、第２図は本考案に
おける防護壁を円筒形状とした防護壁と熱電対保護管と
の関係を示す説明図、第３図は同矩形形状の防護壁と熱
電対保護管との関係を示す説明図である。 １…溶融金属保持容器、２…内壁、３…熱電対、４…熱
電対保護管、５…溶融金属、６…防護壁、ｈ…熱電対の
溶融金属保持容器からの突出長さ、Ｈ…防護壁の溶融金
属保持容器からの突出長さ、ｒ…熱電対保護管の外径、
Ｒ…円筒形状の防護壁の内寸法、Ｌ…矩形形状の防護壁
の内寸法。
を施した溶融金属保持容器の断面図、第２図は本考案に
おける防護壁を円筒形状とした防護壁と熱電対保護管と
の関係を示す説明図、第３図は同矩形形状の防護壁と熱
電対保護管との関係を示す説明図である。 １…溶融金属保持容器、２…内壁、３…熱電対、４…熱
電対保護管、５…溶融金属、６…防護壁、ｈ…熱電対の
溶融金属保持容器からの突出長さ、Ｈ…防護壁の溶融金
属保持容器からの突出長さ、ｒ…熱電対保護管の外径、
Ｒ…円筒形状の防護壁の内寸法、Ｌ…矩形形状の防護壁
の内寸法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹林 功 大阪府泉南市新家3365―22 (56)参考文献 特開 昭53−144786（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−147987（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−7037（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】溶融金属保持容器の側壁から内側に挿入さ
れた熱電対と、この熱電対に外装され溶融金属中に浸漬
される熱電対保護管とを備えた溶融金属の連続測温計に
おいて、前記熱電対保護管の周囲に溶融金属流による熱
電対保護管の損耗を防止するための防護壁が設けられ、
この保護壁は、熱電対保護管の保持容器内壁からの突出
長さをｈ、防護壁の保持容器内壁からの突出長さをＨ、
熱電対保護管の外装をｒ、保護壁の内寸法を防護壁が円
筒形状のときをＲ、また矩形形状のときをＬとした場合
に、次式を満たす関係に設定されていることを特徴とす
る熱電対保護管の保護装置。 Ｈ＝（1.5〜4.0）×ｈ ＲまたはＬ＝（3.0〜20.0）×ｒ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989085234U JPH0747710Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 熱電対保護管の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989085234U JPH0747710Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 熱電対保護管の保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0325126U JPH0325126U (ja) | 1991-03-14 |
| JPH0747710Y2 true JPH0747710Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31634253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989085234U Expired - Lifetime JPH0747710Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 熱電対保護管の保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747710Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53144786A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-16 | Nippon Steel Corp | Measuring method of temperature in furnace |
| JPS59147987A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-24 | 新日本製鐵株式会社 | 測温方法及び装置 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1989085234U patent/JPH0747710Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0325126U (ja) | 1991-03-14 |
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