JP2555108Y2 - アルミ濃度測定センサー - Google Patents
アルミ濃度測定センサーInfo
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- JP2555108Y2 JP2555108Y2 JP7991592U JP7991592U JP2555108Y2 JP 2555108 Y2 JP2555108 Y2 JP 2555108Y2 JP 7991592 U JP7991592 U JP 7991592U JP 7991592 U JP7991592 U JP 7991592U JP 2555108 Y2 JP2555108 Y2 JP 2555108Y2
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- Japan
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- tube
- aluminum concentration
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- protective tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば亜鉛メッキポッ
ト等の亜鉛−アルミ合金中のアルミ濃度を連続して測定
することができるアルミ濃度測定センサーに関する。
ト等の亜鉛−アルミ合金中のアルミ濃度を連続して測定
することができるアルミ濃度測定センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミ濃度測定センサーaとして
は、図7の如く石英管等を用いた保護管b内に溶融塩電
解質c、電極dを位置させ、該保護管bの先端に測定孔
eを穿設して感応部fを形成し、この感応部fと浴側電
極gを亜鉛浴h内に垂直に侵漬し、この間の起電力を測
定することにより、アルミ濃度を連続して測定すること
ができるものがあり、そして亜鉛浴h内のドロスかき作
業等で生じる機械的衝撃による保護管bの破損を防止す
る為に、図7のように保護管bより大きな径の金属管i
を保護管bの周囲に設置している。
は、図7の如く石英管等を用いた保護管b内に溶融塩電
解質c、電極dを位置させ、該保護管bの先端に測定孔
eを穿設して感応部fを形成し、この感応部fと浴側電
極gを亜鉛浴h内に垂直に侵漬し、この間の起電力を測
定することにより、アルミ濃度を連続して測定すること
ができるものがあり、そして亜鉛浴h内のドロスかき作
業等で生じる機械的衝撃による保護管bの破損を防止す
る為に、図7のように保護管bより大きな径の金属管i
を保護管bの周囲に設置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のアルミ
濃度測定センサーaは、亜鉛浴hにおける浴表であるメ
ニスカス部jにおいて、金属管i上部への熱の伝達によ
り溶融亜鉛が冷却されて凝固kされ、図7のようにその
凝固物k収縮力により保護管bが破損するという問題点
があった。そして、金属管i内においては溶融亜鉛の対
流がないのでより凝固され易いのである。
濃度測定センサーaは、亜鉛浴hにおける浴表であるメ
ニスカス部jにおいて、金属管i上部への熱の伝達によ
り溶融亜鉛が冷却されて凝固kされ、図7のようにその
凝固物k収縮力により保護管bが破損するという問題点
があった。そして、金属管i内においては溶融亜鉛の対
流がないのでより凝固され易いのである。
【0004】そこで、本考案は、メニスカス部における
溶融亜鉛の凝固物による収縮力で、保護管が破損するの
を防止することができるアルミ濃度測定センサーを提供
しようとするものである。
溶融亜鉛の凝固物による収縮力で、保護管が破損するの
を防止することができるアルミ濃度測定センサーを提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位置させ、保
護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形成したアル
ミ濃度測定センサーであって、感応部の保護管外面を囲
むように、離間して複数個の杆体を保護管の長さ方向に
立設してなる保護体を設けたことを特徴とするものであ
る。
に、保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位置させ、保
護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形成したアル
ミ濃度測定センサーであって、感応部の保護管外面を囲
むように、離間して複数個の杆体を保護管の長さ方向に
立設してなる保護体を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、後述する効果により、隣接する杆体
の距離を、保護管の外径以内に設定してなるものが好ま
しい。
の距離を、保護管の外径以内に設定してなるものが好ま
しい。
【0007】同様に、上記目的を達成するために、保護
管本体内に溶融塩電解質、電極を位置させ、保護管本体
先端に測定口を穿設して感応部を形成したアルミ濃度測
定センサーであって、少なくともメニスカス部に接する
感応部の保護管表面に、筒状のセラミック製の外被部材
を密着して取り付け、その周囲に離間して筒状の保護体
を設けたことを特徴とするものである。
管本体内に溶融塩電解質、電極を位置させ、保護管本体
先端に測定口を穿設して感応部を形成したアルミ濃度測
定センサーであって、少なくともメニスカス部に接する
感応部の保護管表面に、筒状のセラミック製の外被部材
を密着して取り付け、その周囲に離間して筒状の保護体
を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】以上の如く本考案のアルミ濃度測定センサーに
よれば、保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位置さ
せ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形成し
た アルミ濃度測定センサーにおける感応部と浴側電極を
亜鉛浴内に垂直に侵漬すると、保護体における杆体と杆
体の隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして杆体内を対
流しながら、アルミ濃度を連続して測定することができ
るのである。
よれば、保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位置さ
せ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形成し
た アルミ濃度測定センサーにおける感応部と浴側電極を
亜鉛浴内に垂直に侵漬すると、保護体における杆体と杆
体の隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして杆体内を対
流しながら、アルミ濃度を連続して測定することができ
るのである。
【0009】また、隣接する杆体の距離を、保護管の外
径以内に設定した場合には、仮に保護管が破損しても、
その破損した保護管が保護体の杆体に引っ掛かって杆体
内から流出することがないのである。
径以内に設定した場合には、仮に保護管が破損しても、
その破損した保護管が保護体の杆体に引っ掛かって杆体
内から流出することがないのである。
【0010】更に、保護管本体内に溶融塩電解質、電極
を位置させ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部
を形成したアルミ濃度測定センサーであって、少なくと
もメニスカス部に接する感応部の保護管表面に、筒状の
セラミック製の外被部材を密着して取り付け、その周囲
に離間して筒状の保護体を設けたことを特徴とするもの
を用いた場合には、保護管表面に取り付けた外被部材の
セラミックの性質により、亜鉛浴内の操業温度が約46
0〜480℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持す
るので、例え溶融亜鉛がメニスカス部で凝固しても、そ
の収縮力から保護管を保護することができのである。
を位置させ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部
を形成したアルミ濃度測定センサーであって、少なくと
もメニスカス部に接する感応部の保護管表面に、筒状の
セラミック製の外被部材を密着して取り付け、その周囲
に離間して筒状の保護体を設けたことを特徴とするもの
を用いた場合には、保護管表面に取り付けた外被部材の
セラミックの性質により、亜鉛浴内の操業温度が約46
0〜480℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持す
るので、例え溶融亜鉛がメニスカス部で凝固しても、そ
の収縮力から保護管を保護することができのである。
【0011】
【実施例】本考案の詳細を更に図示した実施例により説
明する。図1に示したものは、本考案の第1実施例のア
ルミ濃度測定センサーA(以下単に、アルミセンサーA
と称する。)であり、例えば亜鉛メッキポット等の亜鉛
−アルミ合金中のアルミ濃度を連続して測定することが
できるのである。
明する。図1に示したものは、本考案の第1実施例のア
ルミ濃度測定センサーA(以下単に、アルミセンサーA
と称する。)であり、例えば亜鉛メッキポット等の亜鉛
−アルミ合金中のアルミ濃度を連続して測定することが
できるのである。
【0012】アルミセンサーAは、図1のように石英
管、パイレックスガラス等を用いた保護管1内に溶融塩
電解質2、電極3を位置させ、該保護管1先端に測定孔
4を穿設した感応部5を形成し、この感応部5と浴側電
極6を亜鉛浴7内に垂直に侵漬し、この間の起電力を測
定することにより、アルミ濃度を連続して測定すること
ができるものである。そして、保護管1表面には、図1
及び図2のように感応部5の保護管1外面を囲むよう
に、離間して6個又は適数個の円柱或いは角柱の杆体8
を保護管1の長さ方向に、浴表面であるメニスカス部9
が途中に位置するように立設し、杆体8・・の両端をリ
ング状の連結板10、10にて固定した保護体11を設
置している。更に、万が一保護管1が破損しても、その
破損した保護管1が杆体8・・内より流出しないよう
に、この保護体11における隣接する杆体8と杆体8の
隙間の距離を、保護体11の外径以下に設定しているの
である。ここで、保護体11における杆体8或いは連結
板10の材質として、SUS316等のステンレス、或
いは他の金属を用いることができる。
管、パイレックスガラス等を用いた保護管1内に溶融塩
電解質2、電極3を位置させ、該保護管1先端に測定孔
4を穿設した感応部5を形成し、この感応部5と浴側電
極6を亜鉛浴7内に垂直に侵漬し、この間の起電力を測
定することにより、アルミ濃度を連続して測定すること
ができるものである。そして、保護管1表面には、図1
及び図2のように感応部5の保護管1外面を囲むよう
に、離間して6個又は適数個の円柱或いは角柱の杆体8
を保護管1の長さ方向に、浴表面であるメニスカス部9
が途中に位置するように立設し、杆体8・・の両端をリ
ング状の連結板10、10にて固定した保護体11を設
置している。更に、万が一保護管1が破損しても、その
破損した保護管1が杆体8・・内より流出しないよう
に、この保護体11における隣接する杆体8と杆体8の
隙間の距離を、保護体11の外径以下に設定しているの
である。ここで、保護体11における杆体8或いは連結
板10の材質として、SUS316等のステンレス、或
いは他の金属を用いることができる。
【0013】次に、図3及び図4に基づいて第2実施例
のアルミセンサーAについて説明する。第2実施例のア
ルミセンサーAは、第1実施例のアルミセンサーAと略
同じ構造であるが、保護体11として、図3及び図4の
ように隣接する杆体8と杆体8の隙間の距離を保護体1
1の外径以上として大きく設定し、両端の連結板10、
10の間に同様な連結板10を設けることにより、例え
亜鉛浴7のメニスカス部9で溶融亜鉛が凝固12して保
護体11が破損しても、その破損した保護管1の長さよ
り連結板10と連結板10の間の長さを短く設定してい
るので、破損した保護管1が杆体8・・内より流出する
ことがないのである。
のアルミセンサーAについて説明する。第2実施例のア
ルミセンサーAは、第1実施例のアルミセンサーAと略
同じ構造であるが、保護体11として、図3及び図4の
ように隣接する杆体8と杆体8の隙間の距離を保護体1
1の外径以上として大きく設定し、両端の連結板10、
10の間に同様な連結板10を設けることにより、例え
亜鉛浴7のメニスカス部9で溶融亜鉛が凝固12して保
護体11が破損しても、その破損した保護管1の長さよ
り連結板10と連結板10の間の長さを短く設定してい
るので、破損した保護管1が杆体8・・内より流出する
ことがないのである。
【0014】最後に、図5及び図6に基づいて第3実施
例のアルミセンサーAについて説明する。第3実施例の
アルミセンサーAは、保護体11として、少なくともメ
ニスカス部9に接する保護管1表面に、セラミック製の
外被部材13を密着して取り付け、その外周に離間して
円筒状或いは角筒状の保護体11を設けたものである。
このセラミック製の外被部材13を取り付けることによ
り、セラミックの性質により、亜鉛浴7内の操業温度が
約460〜480℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を
維持するので、図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9
で凝固12しても、その収縮力から保護管1を保護する
ことができ、しかもセラミック製の外被部材13は、溶
融亜鉛に対して腐食性があるのである。また、上述した
保護体11は、円筒状或いは角筒状のものに限らずに、
図1又は図3にして説明した保護体11を、外被部材1
3の周りに同様に設置することもできる。
例のアルミセンサーAについて説明する。第3実施例の
アルミセンサーAは、保護体11として、少なくともメ
ニスカス部9に接する保護管1表面に、セラミック製の
外被部材13を密着して取り付け、その外周に離間して
円筒状或いは角筒状の保護体11を設けたものである。
このセラミック製の外被部材13を取り付けることによ
り、セラミックの性質により、亜鉛浴7内の操業温度が
約460〜480℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を
維持するので、図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9
で凝固12しても、その収縮力から保護管1を保護する
ことができ、しかもセラミック製の外被部材13は、溶
融亜鉛に対して腐食性があるのである。また、上述した
保護体11は、円筒状或いは角筒状のものに限らずに、
図1又は図3にして説明した保護体11を、外被部材1
3の周りに同様に設置することもできる。
【0015】尚、上述した例では、アルミ濃度測定セン
サーを対象としているが、熱電対等の温度センサーに
も、同様に保護体11を取り付けて保護することは可能
である。
サーを対象としているが、熱電対等の温度センサーに
も、同様に保護体11を取り付けて保護することは可能
である。
【0016】而して、第1実施例及び第2実施例のアル
ミセンサーAによれば、図1又は図3のように感応部5
と浴側電極6を亜鉛浴7内に垂直に侵漬すると、保護体
11における杆体8と杆体8の隙間から、溶融亜鉛が自
由に出入りして杆体8・・内を対流しながら、アルミ濃
度を連続して測定することができるのである。
ミセンサーAによれば、図1又は図3のように感応部5
と浴側電極6を亜鉛浴7内に垂直に侵漬すると、保護体
11における杆体8と杆体8の隙間から、溶融亜鉛が自
由に出入りして杆体8・・内を対流しながら、アルミ濃
度を連続して測定することができるのである。
【0017】また、第3実施例のアルミセンサーAによ
れば、保護管1に取り付けた外被部材13のセラミック
の性質により、亜鉛浴7内の操業温度が約460〜48
0℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、
図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9で凝固12して
も、その凝固物12の収縮力から保護管1を保護するこ
とができのである。
れば、保護管1に取り付けた外被部材13のセラミック
の性質により、亜鉛浴7内の操業温度が約460〜48
0℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、
図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9で凝固12して
も、その凝固物12の収縮力から保護管1を保護するこ
とができのである。
【0018】このように第1実施例及び第2実施例のア
ルミセンサーAによれば、保護体11における杆体8と
杆体8の隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして、杆体
8・・内を対流し、更に金属管を用いるのと比べて、保
護体11の杆体8・・の断面積が小さいので、上部への
熱の伝達により溶融亜鉛の冷却が抑えられ、アルミ濃度
を連続して測定しても、亜鉛浴7のメニスカス部9での
溶融亜鉛の凝縮を最小限に抑えることができるのであ
る。また、万が一溶融亜鉛の凝縮等で保護管1が破損し
た場合でも、第1実施例のアルミセンサーAでは、隣接
する杆体8と杆体8の隙間の距離を、保護体11の外径
以下に設定しているので、破損した保護管1が保護体1
1の杆体8・・内から流出することがなく、また、第2
実施例のアルミセンサーAにおいても、破損した保護管
1の長さより、連結板10と連結板10の間の長さを短
く設定しているので、保護管1が杆体8・・内より流出
することがないのである。しかも、第2実施例のアルミ
センサーAは、保護体11における両端の連結板10、
10の間に、同様な連結板10を設けることにより、例
え亜鉛浴7のメニスカス部9で溶融亜鉛が凝固12して
保護体11が破損しても、その破損した保護管1の長さ
より、連結板10と連結板10の間の長さを短く設定し
ているので、破損した保護管1が杆体8・・内より流出
することがないため、その分保護管1と杆体8の距離を
長く設定できるので、保護管1と杆体8の間に溶融亜鉛
の凝固12がつながりにくく、溶融亜鉛の凝固物12の
成長を防止することができるのである。
ルミセンサーAによれば、保護体11における杆体8と
杆体8の隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして、杆体
8・・内を対流し、更に金属管を用いるのと比べて、保
護体11の杆体8・・の断面積が小さいので、上部への
熱の伝達により溶融亜鉛の冷却が抑えられ、アルミ濃度
を連続して測定しても、亜鉛浴7のメニスカス部9での
溶融亜鉛の凝縮を最小限に抑えることができるのであ
る。また、万が一溶融亜鉛の凝縮等で保護管1が破損し
た場合でも、第1実施例のアルミセンサーAでは、隣接
する杆体8と杆体8の隙間の距離を、保護体11の外径
以下に設定しているので、破損した保護管1が保護体1
1の杆体8・・内から流出することがなく、また、第2
実施例のアルミセンサーAにおいても、破損した保護管
1の長さより、連結板10と連結板10の間の長さを短
く設定しているので、保護管1が杆体8・・内より流出
することがないのである。しかも、第2実施例のアルミ
センサーAは、保護体11における両端の連結板10、
10の間に、同様な連結板10を設けることにより、例
え亜鉛浴7のメニスカス部9で溶融亜鉛が凝固12して
保護体11が破損しても、その破損した保護管1の長さ
より、連結板10と連結板10の間の長さを短く設定し
ているので、破損した保護管1が杆体8・・内より流出
することがないため、その分保護管1と杆体8の距離を
長く設定できるので、保護管1と杆体8の間に溶融亜鉛
の凝固12がつながりにくく、溶融亜鉛の凝固物12の
成長を防止することができるのである。
【0019】更に、第3実施例のアルミセンサーAによ
れば、保護管1に取り付けた外被部材13のセラミック
の性質により、亜鉛浴7内の操業温度が約460〜48
0℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、
図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9で凝固12して
も、その凝固物12の収縮力から保護管1を保護するこ
とができ、しかもセラミックは、溶融亜鉛に対して腐食
性があるので、保護管1のメニスカス部9での腐食を完
全に防止することができる。
れば、保護管1に取り付けた外被部材13のセラミック
の性質により、亜鉛浴7内の操業温度が約460〜48
0℃に上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、
図5のように溶融亜鉛がメニスカス部9で凝固12して
も、その凝固物12の収縮力から保護管1を保護するこ
とができ、しかもセラミックは、溶融亜鉛に対して腐食
性があるので、保護管1のメニスカス部9での腐食を完
全に防止することができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1のアルミ濃
度測定センサーによれば、保護体における杆体と杆体の
隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして、杆体内を対流
し、更に金属管を用いるのと比べて、保護体の杆体の断
面積が小さいので、上部への熱の伝達により溶融亜鉛の
冷却が抑えられ、アルミ濃度を連続して測定しても、亜
鉛浴のメニスカス部での溶融亜鉛の凝縮を最小限に抑え
ることができるのである。
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1のアルミ濃
度測定センサーによれば、保護体における杆体と杆体の
隙間から、溶融亜鉛が自由に出入りして、杆体内を対流
し、更に金属管を用いるのと比べて、保護体の杆体の断
面積が小さいので、上部への熱の伝達により溶融亜鉛の
冷却が抑えられ、アルミ濃度を連続して測定しても、亜
鉛浴のメニスカス部での溶融亜鉛の凝縮を最小限に抑え
ることができるのである。
【0021】請求項2のアルミ濃度測定センサーによれ
ば、破損した保護管の長さより、連結板と連結板の間の
長さを短く設定しているので、破損した保護管が杆体内
より流出することがないのである。
ば、破損した保護管の長さより、連結板と連結板の間の
長さを短く設定しているので、破損した保護管が杆体内
より流出することがないのである。
【0022】請求項3のアルミ濃度測定センサーによれ
ば、保護管表面に取り付けた外被部材のセラミックの性
質により、亜鉛浴内の操業温度が約460〜480℃に
上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、溶融亜
鉛がメニスカス部で凝固しても、その収縮力から保護管
を保護することができ、しかもセラミックは、溶融亜鉛
に対して腐食性があるので、保護管のメニスカス部での
腐食を完全に防止することができる。
ば、保護管表面に取り付けた外被部材のセラミックの性
質により、亜鉛浴内の操業温度が約460〜480℃に
上昇しても、焼結せずに弾力性を維持するので、溶融亜
鉛がメニスカス部で凝固しても、その収縮力から保護管
を保護することができ、しかもセラミックは、溶融亜鉛
に対して腐食性があるので、保護管のメニスカス部での
腐食を完全に防止することができる。
【図1】第1実施例のアルミ濃度測定センサーの一部断
面状態の正面図
面状態の正面図
【図2】図1におけるA−A矢視断面図
【図3】第2実施例のアルミ濃度測定センサーの一部断
面状態の正面図
面状態の正面図
【図4】図3におけるB−B矢視断面図
【図5】第3実施例のアルミ濃度測定センサーの一部断
面状態の正面図
面状態の正面図
【図6】図5におけるC−C矢視断面図
【図7】従来のアルミ濃度測定センサーの一部断面状態
の正面図
の正面図
A アルミ濃度測定センサー 1 保護管 2 溶融塩電解質 3 電極 4 測定口 5 感応部 6 浴側電極 7 亜鉛浴 8 杆体 9 メニスカス部 10 連結板 11 保護体 12 凝固 13 外被部材
フロントページの続き (72)考案者 木村 秀雄 大阪府高槻市三島江1丁目5番24号 山 里産業株式会社 高槻工場内 (72)考案者 上田 潤 大阪府高槻市三島江1丁目5番24号 山 里産業株式会社 高槻工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位
置させ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形
成したアルミ濃度測定センサーであって、感応部の保護
管外面を囲むように、離間して複数個の杆体を保護管の
長さ方向に立設してなる保護体を設けたことを特徴とす
るアルミ濃度測定センサー。 - 【請求項2】 隣接する杆体の距離を、保護管の外径以
内に設定してなる請求項1記載のアルミ濃度測定センサ
ー。 - 【請求項3】 保護管本体内に溶融塩電解質、電極を位
置させ、保護管本体先端に測定口を穿設して感応部を形
成したアルミ濃度測定センサーであって、少なくともメ
ニスカス部に接する感応部の保護管表面に、筒状のセラ
ミック製の外被部材を密着して取り付け、その周囲に離
間して筒状の保護体を設けたことを特徴とするアルミ濃
度測定センサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7991592U JP2555108Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | アルミ濃度測定センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7991592U JP2555108Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | アルミ濃度測定センサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637757U JPH0637757U (ja) | 1994-05-20 |
JP2555108Y2 true JP2555108Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=13703597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7991592U Expired - Fee Related JP2555108Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | アルミ濃度測定センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555108Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580955Y2 (ja) * | 1993-03-16 | 1998-09-17 | 新日本製鐵株式会社 | コンポジット型アルミセンサー |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP7991592U patent/JP2555108Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637757U (ja) | 1994-05-20 |
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