JPS5836036Y2 - 熱電対用保護管 - Google Patents

熱電対用保護管

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Publication number
JPS5836036Y2
JPS5836036Y2 JP12502779U JP12502779U JPS5836036Y2 JP S5836036 Y2 JPS5836036 Y2 JP S5836036Y2 JP 12502779 U JP12502779 U JP 12502779U JP 12502779 U JP12502779 U JP 12502779U JP S5836036 Y2 JPS5836036 Y2 JP S5836036Y2
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JP
Japan
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thermocouple
temperature
metal pipe
molten metal
protection tube
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Expired
Application number
JP12502779U
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English (en)
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JPS5643033U (ja
Inventor
一彦 綿貫
Original Assignee
佐藤炉材株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶湯の温度を測定する熱電対の保護管の改良
に関する。
非鉄金属をとかす際、溶湯は常に一定範囲内の温度たと
えばアルミニウムなら650’C〜750℃間に厳格に
保つことが必要である。
このため第1図に示すようにるつぼ1の熔融金属M内に
熱電対2を入れ、この熱電対2を制御器3を介して燃焼
機4に連係することにより、燃焼機4を調整して熔融金
属Mの温度を一定範囲内に維持している。
しかじ熱電対2は直接熔融金属Mに入れることは出来な
いため、先端を封じた細い保護管5内に入れて保護して
いる。
この保護管5には鋳鉄又は耐熱鋼管製のものと、耐火物
たとえば黒鉛またはセラミック製のものとがあるが、両
者いずれにもつぎのような欠点があって満足すべきもの
とはいえない。
すなわち鋳鉄又は耐熱鋼管製の保護管は、熔融金属とく
にアルミニウム溶湯に侵されやすいので、寿命が非常に
短かい。
このため保護管5の表面に浸蝕防止剤を塗布しなければ
ならないが、この塗布作業は頻繁にしなければならない
ため大変(こ煩わしい。
また鉄分は熔融金属内に溶けこんでゆく性質があるため
、保護管5の鉄分が溶湯内にとけこんで溶湯内の鉄分の
含有率が大きくなるという別の欠点もある。
耐火物たとえば黒鉛またはセラミック製の保護管には、
つぎのような欠点がある。
(1)衝撃に弱いため、取扱いに特に注意しないと折損
しやすい。
これを防ぐため肉厚を厚くすると、外径が犬となって取
扱いが不便となる。
(2)耐火物のなかにはガスを発生するものがあるため
、このガスが熱電対の素線をおかすおそれがある。
(3)価格が高い。
(4)サーマルショックに弱いものがあるため、溶湯に
入れるとき予熱する必要がある。
(5)またアルミニウム等の溶湯に侵蝕されやすいもの
もある。
本考案は、上記の諸欠点を解消するため、上下端を開口
した金属パイプの表面(こ高温用耐火繊維材を被覆する
と共(こ、先端部には熱伝導率のよい耐火物よりなる感
温部を装着することにより、従来ある諸欠点を解決した
保護管を提供しようとするものである。
以下実施例を図面に基いて説明すると、第2〜3図(こ
於て符号11は上下端を開口した金属パイプで、その両
端にはネジ部12.13が切ってあり、このネジ部12
.13を除く外周には、高温用耐火繊維材14を被覆す
る。
高温用耐火繊維材14には、たとえばセラミック・ファ
イバーと呼ばれているものがあるが、これはアルミナと
シリカとを主成分としたものを電気熔融し、これを高速
の空気流により吹きとばして繊維状にしたものである。
この繊維を層状に積層してブランケット状にしたもの、
円筒状に成形したもの、プラスチック状にしたもの等が
ある。
ブランケット状にしたセラミック・ファイバーを金属パ
イプ11の外周に被覆するには、これをパイプ11の外
周に巻きつけたのち、乾燥・収縮させて固定する。
成形品の場合は、円筒の内径がほぼパイプ11の外径に
一致するようにつくり、このなかにパイプ11を挿入し
てから乾燥収縮させて固定する。
またプラスチック状のものは、パイプ11の外周に塗っ
たのち、同様に処理する。
15は金属パイプ11の先端に装着するキャップ状の感
温部で、熱伝導率のよい耐火物たとえば黒鉛又はセラミ
ックで形成し、内周にはネジ部16を設け、ここを金属
パイプ11の先端のネジ部12にネジ込んで金属パイプ
11に装着する。
17は熱電対用の外套で、その先端に金属パイプ11の
ネジ部13をネジ込んで金属パイプ11を固定し、末端
の端子18からは熱電対19が延びている。
使い方は、従来の保護管と同じである。
本考案の保護管は、上記のように構成したためつぎのよ
うな効果が生ずる。
(1)金属パイプの表面を高温用耐火繊維材で被覆した
ため、金属パイプが熔融金属によって侵されにくくなり
、且つ熱衝撃Gこ対して強くなるので予熱の必要が解消
する。
(2)熱伝導率の良い耐火物よりなる感温部を先端に装
着したため、正確な測温か出来る。
(3)内部に金属パイプが入っているので、衝撃による
折傷事故がない。
(4)耐火物のなかには有害ガスを発生し、これにより
熱電対の素線を損傷する場合があるが、本案の保護管で
は耐火物は感温部にのみ使用されているにすぎないため
、ガスの発生は僅少にすぎないので、ガスにより素線が
損傷するおそれはない。
(5)全体を耐火物でつくった保護管より価格が安い。
(6)軽量で取り扱いやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は非鉄金属の熔融装置を示す説明図、第2図は熱
電対保護管を示す正面図、第3図は同縦断面図である。 11・・・金属パイプ、14・・・高温用耐火繊維材、
15・・・感温部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に熱電対19を挿入する金属パイプ11の両端を除
    く外周を高温用耐火繊維材14で被覆し、且つ金属パイ
    プ11の先端部には熱伝導率の良い耐火物よりなる感温
    部15を装着してなる熱電対用保護管。
JP12502779U 1979-09-10 1979-09-10 熱電対用保護管 Expired JPS5836036Y2 (ja)

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JP12502779U JPS5836036Y2 (ja) 1979-09-10 1979-09-10 熱電対用保護管

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JP12502779U JPS5836036Y2 (ja) 1979-09-10 1979-09-10 熱電対用保護管

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JPS5643033U JPS5643033U (ja) 1981-04-20
JPS5836036Y2 true JPS5836036Y2 (ja) 1983-08-13

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JPS5643033U (ja) 1981-04-20

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