JPH0747627B2 - ポリカーボネート組成物及びその製造方法 - Google Patents
ポリカーボネート組成物及びその製造方法Info
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- JPH0747627B2 JPH0747627B2 JP7198488A JP7198488A JPH0747627B2 JP H0747627 B2 JPH0747627 B2 JP H0747627B2 JP 7198488 A JP7198488 A JP 7198488A JP 7198488 A JP7198488 A JP 7198488A JP H0747627 B2 JPH0747627 B2 JP H0747627B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリカーボネート組成物、その製造方法及び
該ポリカーボネート組成物を含有するポリカーボネート
改質組成物に関し、詳しくは流動性と耐衝撃性のバラン
スの向上したポリカーボネート組成物、その効率のよい
製造方法、ならびにそのポリカーボネート組成物を含有
する各種物性のすぐれたポリカーボネート改質組成物に
関する。
該ポリカーボネート組成物を含有するポリカーボネート
改質組成物に関し、詳しくは流動性と耐衝撃性のバラン
スの向上したポリカーボネート組成物、その効率のよい
製造方法、ならびにそのポリカーボネート組成物を含有
する各種物性のすぐれたポリカーボネート改質組成物に
関する。
従来から、市販されているポリカーボネートには、複雑
化及び薄肉化した製品の成形を可能にするため、単に分
子量を下げた高流動グレードのものがある。しかしなが
ら、このような高流動グレードのポリカーボネートは、
低分子量のため機械的強度、特に低温アイゾット衝撃強
度が劣るという問題がある。
化及び薄肉化した製品の成形を可能にするため、単に分
子量を下げた高流動グレードのものがある。しかしなが
ら、このような高流動グレードのポリカーボネートは、
低分子量のため機械的強度、特に低温アイゾット衝撃強
度が劣るという問題がある。
そこで、本発明者らは低分子量化しても機械的強度の低
下しないポリカーボネート又はポリカーボネート組成物
を開発すべく鋭意研究を重ねた。
下しないポリカーボネート又はポリカーボネート組成物
を開発すべく鋭意研究を重ねた。
その結果、分子量調節剤としてp−クミルフェノールと
ともにp−tert−ブチルフェノールやフェノールを一定
割合で用い、これらが分子末端位に結合したポリカーボ
ネート組成物が、上記目的に適う性能を有することを見
出した。本発明はかかる知見に基いて完成したものであ
る。
ともにp−tert−ブチルフェノールやフェノールを一定
割合で用い、これらが分子末端位に結合したポリカーボ
ネート組成物が、上記目的に適う性能を有することを見
出した。本発明はかかる知見に基いて完成したものであ
る。
すなわち本発明は、 式 で表わされる繰返し単位を主鎖とすると共に、末端位に
(a)式 で表わされるp−クミルフェノキシ基および(b)式 で表わされるp−tert−ブチルフェノキシ基および/あ
るいは式 で表わされるフェノキシ基が、(a)p−クミルフェノ
キシ基10〜99モル%,(b)p−tert−ブチルフェノキ
シ基および/あるいはフェノキシ基90〜1モル%の割合
で結合したことを特徴とするポリカーボネート組成物、
その製造方法および該ポリカーボネート組成物を含有す
るポリカーボネート改質組成物を提供するものである。
本発明の上記ポリカーボネート組成物は、上述した式
〔I〕で表わされる繰返し単位を主鎖とするものであ
り、また末端位には、式〔II〕で表わされるp−クミル
フェノキシ基(末端基(a))とともに、式〔III〕で
表わされるp−tert−ブチルフェノキシ基および/ある
いは式〔IV〕で表わされるフェノキシ基(末端基
(b))が、末端基(a)10〜99モル%,末端基(b)
90〜1モル%の割合、好ましくは末端基(a)20〜99モ
ル%,末端基(b)80〜1モル%の割合で結合してい
る。ここで、末端基(a)が10モル%未満のものでは、
機械的強度が不充分なものとなる。
(a)式 で表わされるp−クミルフェノキシ基および(b)式 で表わされるp−tert−ブチルフェノキシ基および/あ
るいは式 で表わされるフェノキシ基が、(a)p−クミルフェノ
キシ基10〜99モル%,(b)p−tert−ブチルフェノキ
シ基および/あるいはフェノキシ基90〜1モル%の割合
で結合したことを特徴とするポリカーボネート組成物、
その製造方法および該ポリカーボネート組成物を含有す
るポリカーボネート改質組成物を提供するものである。
本発明の上記ポリカーボネート組成物は、上述した式
〔I〕で表わされる繰返し単位を主鎖とするものであ
り、また末端位には、式〔II〕で表わされるp−クミル
フェノキシ基(末端基(a))とともに、式〔III〕で
表わされるp−tert−ブチルフェノキシ基および/ある
いは式〔IV〕で表わされるフェノキシ基(末端基
(b))が、末端基(a)10〜99モル%,末端基(b)
90〜1モル%の割合、好ましくは末端基(a)20〜99モ
ル%,末端基(b)80〜1モル%の割合で結合してい
る。ここで、末端基(a)が10モル%未満のものでは、
機械的強度が不充分なものとなる。
本発明のポリカーボネート組成物は、式〔I〕の繰返
し単位からなる主鎖の一方の末端に末端基(a)が結合
し、他方の末端に末端基(b)が結合したもの、式
〔I〕の繰返し単位からなる主鎖の両末端に末端基
(a)が結合したもの、及び式〔I〕の繰返し単位か
らなる主鎖の両末端に末端基(b)が結合したものの混
合物(例えば、〜の混合物、との混合物、と
の混合物、あるいはとの混合物)であり、それら
の末端基の平均値が上述した割合(モル%)となってい
る。
し単位からなる主鎖の一方の末端に末端基(a)が結合
し、他方の末端に末端基(b)が結合したもの、式
〔I〕の繰返し単位からなる主鎖の両末端に末端基
(a)が結合したもの、及び式〔I〕の繰返し単位か
らなる主鎖の両末端に末端基(b)が結合したものの混
合物(例えば、〜の混合物、との混合物、と
の混合物、あるいはとの混合物)であり、それら
の末端基の平均値が上述した割合(モル%)となってい
る。
さらに、本発明のポリカーボネート組成物を構成する各
種ポリカーボネートは、分子量については特に制限はな
いが、通常は粘度平均分子量が10,000以上、好ましくは
10,000〜50,000、特に好ましくは15,000〜30,000であ
る。
種ポリカーボネートは、分子量については特に制限はな
いが、通常は粘度平均分子量が10,000以上、好ましくは
10,000〜50,000、特に好ましくは15,000〜30,000であ
る。
本発明のポリカーボネート組成物は、上述の如く式
〔I〕で表わされる繰返し単位をその主鎖とし、また末
端位に末端基(a)および末端基(b)が結合した各種
ポリカーボネートの混合物であるという構成となってい
るが、分子鎖中にはこの式〔I〕の繰返し単位以外の繰
返し単位が少量混入していても差支えない。
〔I〕で表わされる繰返し単位をその主鎖とし、また末
端位に末端基(a)および末端基(b)が結合した各種
ポリカーボネートの混合物であるという構成となってい
るが、分子鎖中にはこの式〔I〕の繰返し単位以外の繰
返し単位が少量混入していても差支えない。
上記本発明のポリカーボネート組成物を製造するには、
各種の方法が考えられるが、大別して二つの方法をあげ
ることができる。まず、方法Iとしては、ポリカーボネ
ート組成物を製造するにあたり、(a)p−クミルフェ
ノール10〜99モル%および(b)p−tert−ブチルフェ
ノールおよび/あるいはフェノール90〜1モル%からな
る分子量調節剤を用いることを特徴とする方法であり、
方法IIとしては、末端位に(a)p−クミルフェノキシ
基が結合したポリカーボネート10〜99モル%と末端位に
(b)p−tert−ブチルフェノキシ基および/あるいは
フェノキシ基が結合したポリカーボネート90〜1モル%
とを混練することを特徴とする方法である。
各種の方法が考えられるが、大別して二つの方法をあげ
ることができる。まず、方法Iとしては、ポリカーボネ
ート組成物を製造するにあたり、(a)p−クミルフェ
ノール10〜99モル%および(b)p−tert−ブチルフェ
ノールおよび/あるいはフェノール90〜1モル%からな
る分子量調節剤を用いることを特徴とする方法であり、
方法IIとしては、末端位に(a)p−クミルフェノキシ
基が結合したポリカーボネート10〜99モル%と末端位に
(b)p−tert−ブチルフェノキシ基および/あるいは
フェノキシ基が結合したポリカーボネート90〜1モル%
とを混練することを特徴とする方法である。
上記方法Iでは、不活性有機溶剤の存在下に、アルカリ
水溶液に溶解したビスフェノールAとホスゲンとを反応
させるにあたって、反応前乃至反応後に、前記の分子量
調節剤((a)p−クミルフェノール10〜99モル%およ
び(b)p−tert−ブチルフェノールおよび/あるいは
フェノール90〜1モル%からなる)を加えて界面重縮合
反応を行うことによって、所望のポリカーボネート組成
物が得られる。また、ビスフェノールAと上記分子量調
節剤をピリジンあるいはピリジンと不活性有機溶剤との
混合溶媒に溶解し、この溶液にホスゲンを吹込んで反応
させるピリジン法によることもできる。
水溶液に溶解したビスフェノールAとホスゲンとを反応
させるにあたって、反応前乃至反応後に、前記の分子量
調節剤((a)p−クミルフェノール10〜99モル%およ
び(b)p−tert−ブチルフェノールおよび/あるいは
フェノール90〜1モル%からなる)を加えて界面重縮合
反応を行うことによって、所望のポリカーボネート組成
物が得られる。また、ビスフェノールAと上記分子量調
節剤をピリジンあるいはピリジンと不活性有機溶剤との
混合溶媒に溶解し、この溶液にホスゲンを吹込んで反応
させるピリジン法によることもできる。
なお、原料として用いるビスフェノールAに代えて、あ
るいはこのビスフェノールAとともに他の二価フェノー
ルを用いることもでき、その場合は使用する二価フェノ
ールに対応した繰返し単位の主鎖を持つポリカーボネー
トを含むポリカーボネート組成物となる。
るいはこのビスフェノールAとともに他の二価フェノー
ルを用いることもでき、その場合は使用する二価フェノ
ールに対応した繰返し単位の主鎖を持つポリカーボネー
トを含むポリカーボネート組成物となる。
上記方法Iによれば、得られるポリカーボネート組成物
は、前述した〜の混合物が主体となる。
は、前述した〜の混合物が主体となる。
一方、方法IIでは、分子量調節剤としてp−クミルフェ
ノールを用いてビスフェノールAとホスゲンとを反応さ
せて、分子末端にp−クミルフェノキシ基を有するポリ
カーボネート(A1)を製造し、またこれとは別に分子量
調節剤としてp−tert−ブチルフェノールおよび/ある
いはフェノールを用いてビスフェノールAとホスゲンと
を反応させて、分子末端にp−クミルフェノキシ基を有
するポリカーボネート組成物(A2)および/あるいは分
子末端にフェノキシ基を有するポリカーボネート(A3)
を製造し、このA110〜99モル%とA2および/あるいはA3
90〜1モル%とを混練することによって、所望のポリカ
ーボネート組成物が得られる。
ノールを用いてビスフェノールAとホスゲンとを反応さ
せて、分子末端にp−クミルフェノキシ基を有するポリ
カーボネート(A1)を製造し、またこれとは別に分子量
調節剤としてp−tert−ブチルフェノールおよび/ある
いはフェノールを用いてビスフェノールAとホスゲンと
を反応させて、分子末端にp−クミルフェノキシ基を有
するポリカーボネート組成物(A2)および/あるいは分
子末端にフェノキシ基を有するポリカーボネート(A3)
を製造し、このA110〜99モル%とA2および/あるいはA3
90〜1モル%とを混練することによって、所望のポリカ
ーボネート組成物が得られる。
また、上記A2,A3に代えて、あるいはこれらと共に、一
方の分子末端にp−tert−ブチルフェノキシ基を有し、
かつ他方の分子末端にフェノキシ基を有するポリカーボ
ネートを用いることもできる。
方の分子末端にp−tert−ブチルフェノキシ基を有し、
かつ他方の分子末端にフェノキシ基を有するポリカーボ
ネートを用いることもできる。
上記方法IIによれば、得られるポリカーボネート組成物
は、前述したとの混合物が主体となる。
は、前述したとの混合物が主体となる。
本発明のポリカーボネート組成物を構成するポリカーボ
ネートは、末端位に特定の置換基が一定割合で結合して
いるため、そのままで充分な機械的特性ならびに成形加
工性を有するものであるが、さらにこのポリカーボネー
ト組成物100重量部に対し、リン系酸化防止剤0.01〜0.1
3重量部を添加したポリカーボネート改質組成物は、一
段とすぐれた性能を有するものとなる。この組成物は、
前述したポリカーボネート組成物とリン系酸化防止剤を
既知の手法により混合することにより得られる。
ネートは、末端位に特定の置換基が一定割合で結合して
いるため、そのままで充分な機械的特性ならびに成形加
工性を有するものであるが、さらにこのポリカーボネー
ト組成物100重量部に対し、リン系酸化防止剤0.01〜0.1
3重量部を添加したポリカーボネート改質組成物は、一
段とすぐれた性能を有するものとなる。この組成物は、
前述したポリカーボネート組成物とリン系酸化防止剤を
既知の手法により混合することにより得られる。
ここで用いるリン系酸化防止剤としては、トリ(ノニル
フェニル)ホスファイト,2−エチルヘキシジルフェニル
ホスファイトの他、トリメチルホスファイト,トリエチ
ルホスファイト,トリブチルホスファイト,トリオクチ
ルホスファイト,トリノニルホスファイト,トリデシル
ホスファイト,トリオクタデシルホスファイト,ジステ
アリルペンタエリスチルジホスファイト,トリス(2−
クロロエチル)ホスファイト,トリス(2,3−ジクロロ
プロピル)ホスファイトなどのトリアルキルホスファイ
ト;トリシクロヘキシルホスファイトなどのトリシクロ
アルキルホスファイト;トリフェニルホスファイト,ト
リクレジルホスファイト,トリス(エチルフェニル)ホ
スファイト,トリス(ブチルフェニル)ホスファイト,
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト,トリス(ヒド
ロキシフェニル)ホスファイトなどのトリアリールホス
ファイト;トリメチルホスフェート,トリエチルホスフ
ェート,トリブチルホスフェート,トリオクチルホスフ
ェート,トリデシルホスフェート,トリオクタデシルホ
スフェート,ジステアリルペンタエリスリチルジホスフ
ェート,トリス(2−クロロエチル)ホスフェート,ト
リス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェートなどのト
リアルキルホスフェート;トリシクロヘキシルホスフェ
ートなどのトリシクロアルキルホスフェート;トリフェ
ニルホスフェート,トリクレジルホスフェート,トリス
(ノニルフェニル)ホスフェート,2−エチルフェニルジ
フェニルホスフェートなどのトリアリールホスフェート
などがあげられ、これらは単独で用いても二種以上混合
して用いてもよい。
フェニル)ホスファイト,2−エチルヘキシジルフェニル
ホスファイトの他、トリメチルホスファイト,トリエチ
ルホスファイト,トリブチルホスファイト,トリオクチ
ルホスファイト,トリノニルホスファイト,トリデシル
ホスファイト,トリオクタデシルホスファイト,ジステ
アリルペンタエリスチルジホスファイト,トリス(2−
クロロエチル)ホスファイト,トリス(2,3−ジクロロ
プロピル)ホスファイトなどのトリアルキルホスファイ
ト;トリシクロヘキシルホスファイトなどのトリシクロ
アルキルホスファイト;トリフェニルホスファイト,ト
リクレジルホスファイト,トリス(エチルフェニル)ホ
スファイト,トリス(ブチルフェニル)ホスファイト,
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト,トリス(ヒド
ロキシフェニル)ホスファイトなどのトリアリールホス
ファイト;トリメチルホスフェート,トリエチルホスフ
ェート,トリブチルホスフェート,トリオクチルホスフ
ェート,トリデシルホスフェート,トリオクタデシルホ
スフェート,ジステアリルペンタエリスリチルジホスフ
ェート,トリス(2−クロロエチル)ホスフェート,ト
リス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェートなどのト
リアルキルホスフェート;トリシクロヘキシルホスフェ
ートなどのトリシクロアルキルホスフェート;トリフェ
ニルホスフェート,トリクレジルホスフェート,トリス
(ノニルフェニル)ホスフェート,2−エチルフェニルジ
フェニルホスフェートなどのトリアリールホスフェート
などがあげられ、これらは単独で用いても二種以上混合
して用いてもよい。
このリン系酸化防止剤の配合量は、上述の如く本発明の
ポリカーボネート組成物100重量部に対して0.01〜0.13
重量部の範囲で選定することが必要である。ここで、リ
ン系酸化防止剤の配合量が0.01重量部未満では、得られ
る改質組成物の機械的強度の向上が小さく、また着色す
るおそれがあり、逆に0.13重量部を超えると機械的強度
が低下する傾向を示す。
ポリカーボネート組成物100重量部に対して0.01〜0.13
重量部の範囲で選定することが必要である。ここで、リ
ン系酸化防止剤の配合量が0.01重量部未満では、得られ
る改質組成物の機械的強度の向上が小さく、また着色す
るおそれがあり、逆に0.13重量部を超えると機械的強度
が低下する傾向を示す。
本発明のポリカーボネート組成物では、さらに他の添加
剤、例えば滑剤等を所望により加えることもできる。こ
の滑剤としては、ステアリルアルコール,ステアリン酸
モノグリセライド,ペンタエリスリトールステアリン酸
エステルのようなステアリン酸エステルや蜜ろう等があ
げられる。この滑剤を加える場合は、ポリカーボネート
組成物の対して2000〜4000ppmの範囲で配合すること
が、成形時の離型性を向上させる上で好ましい。
剤、例えば滑剤等を所望により加えることもできる。こ
の滑剤としては、ステアリルアルコール,ステアリン酸
モノグリセライド,ペンタエリスリトールステアリン酸
エステルのようなステアリン酸エステルや蜜ろう等があ
げられる。この滑剤を加える場合は、ポリカーボネート
組成物の対して2000〜4000ppmの範囲で配合すること
が、成形時の離型性を向上させる上で好ましい。
また、本発明のポリカーボネート組成物ではその他、無
機充填剤,難燃剤,安定剤,着色剤等を適宜配合するこ
ともできる。
機充填剤,難燃剤,安定剤,着色剤等を適宜配合するこ
ともできる。
次に、本発明を実施例および比較例により、更に詳しく
説明する。
説明する。
調製例(ポリカーボネートオリゴマーの調製) 5%水酸化ナトリウム水溶液400に、ビスフェノールA
60kgを溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水
溶液を調製した。
60kgを溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水
溶液を調製した。
次いで、室温に保持したこのビスフェノールAの水酸化
ナトリウム水溶液を、138/時間の流量で、またメチ
レンクロライドを69/時間の流量で、内径10mm,管長1
0mの管型反応器にオリフィス板を通して導入し、これに
ホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹き込み、3
時間連続的に反応させた。ここで用いた管型反応器は二
重管となっており、ジャケット部分には冷却水を通して
反応後の排出温度を25℃に保った。
ナトリウム水溶液を、138/時間の流量で、またメチ
レンクロライドを69/時間の流量で、内径10mm,管長1
0mの管型反応器にオリフィス板を通して導入し、これに
ホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹き込み、3
時間連続的に反応させた。ここで用いた管型反応器は二
重管となっており、ジャケット部分には冷却水を通して
反応後の排出温度を25℃に保った。
また、排出液のpHは10〜11を示すように調整した。この
ようにして得られた反応液を静置することにより、水相
を分離除去し、メチレンクロライド相(220)を採取
して、これに、さらにメチレンクロライド170を加
え、充分に攪拌したものをポリカーボネートオリゴマー
(濃度317g/)とした。ここで得られたポリカーボネ
ートオリゴマーの重合度は3〜4であった。
ようにして得られた反応液を静置することにより、水相
を分離除去し、メチレンクロライド相(220)を採取
して、これに、さらにメチレンクロライド170を加
え、充分に攪拌したものをポリカーボネートオリゴマー
(濃度317g/)とした。ここで得られたポリカーボネ
ートオリゴマーの重合度は3〜4であった。
合成例1(ポリカーボネート樹脂A1の製造) 上記調製例で得られたポリカーボネートオリゴマー9.0
に、分子量調節剤としてp−クミルフェノール0.51モ
ルを溶解させた。一方、水酸化ナトリウム23.5g(0.59
モル)を水600ccに溶してトリエチルアミン5.2ccを加
え、これを前記分子量調節剤を溶解したポリカーボネー
トオリゴマーに加えて、500rpmで常温にて1時間攪拌し
た。
に、分子量調節剤としてp−クミルフェノール0.51モ
ルを溶解させた。一方、水酸化ナトリウム23.5g(0.59
モル)を水600ccに溶してトリエチルアミン5.2ccを加
え、これを前記分子量調節剤を溶解したポリカーボネー
トオリゴマーに加えて、500rpmで常温にて1時間攪拌し
た。
その後、メチレンクロライド9.6およびビスフェノー
ルAの水酸化ナトリウム水溶液(ビスフェノールA611g,
NaOH357g含有)を加えて、500rpmで常温にて2時間攪拌
した。
ルAの水酸化ナトリウム水溶液(ビスフェノールA611g,
NaOH357g含有)を加えて、500rpmで常温にて2時間攪拌
した。
しかる後に、メチレンクロライド3を加え、さらに水
5で水洗,0.01規定水酸化ナトリウム水溶液5でア
ルカリ洗浄,0.1規定塩酸5で酸洗浄および水5で水
洗を順次行い、最後にメチレンクロライドを除去し、チ
ップ状のポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂A1)
を得た。得られたポリカーボネート樹脂A1の粘度平均分
子量は1.9×104であった。
5で水洗,0.01規定水酸化ナトリウム水溶液5でア
ルカリ洗浄,0.1規定塩酸5で酸洗浄および水5で水
洗を順次行い、最後にメチレンクロライドを除去し、チ
ップ状のポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂A1)
を得た。得られたポリカーボネート樹脂A1の粘度平均分
子量は1.9×104であった。
合成例2(ポリカーボネート樹脂A2の製造) 合成例1において、分子量調節剤をp−クミルフェノー
ルからp−tert−ブチルフェノールに変えたこと以外
は、合成例1と同様の操作を行ってチップ状のポリカー
ボネート(ポリカーボネート樹脂A2)を得た。得られた
ポリカーボネート樹脂A2の粘度平均分子量は1.9×104で
あった。
ルからp−tert−ブチルフェノールに変えたこと以外
は、合成例1と同様の操作を行ってチップ状のポリカー
ボネート(ポリカーボネート樹脂A2)を得た。得られた
ポリカーボネート樹脂A2の粘度平均分子量は1.9×104で
あった。
合成例3(ポリカーボネート樹脂A3の製造) 合成例1において、分子量調節剤をp−クミルフェノー
ルからフェノールに変えたこと以外は、合成例1と同様
の操作を行ってチップ状のポリカーボネート(ポリカー
ボネート樹脂A3)を得た。得られたポリカーボネート樹
脂A3の粘度平均分子量は1.9×104であった。
ルからフェノールに変えたこと以外は、合成例1と同様
の操作を行ってチップ状のポリカーボネート(ポリカー
ボネート樹脂A3)を得た。得られたポリカーボネート樹
脂A3の粘度平均分子量は1.9×104であった。
合成例4(ポリカーボネート樹脂A4の製造) 合成例1において、分子量調節剤をp−クミルフェノー
ル0.51モルの代わりに、p−クミルフェノール0.255モ
ルおよびp−tert−ブチルフェノール0.255モルとした
こと以外は、合成例1と同様の操作を行ってチップ状の
ポリカーボネート組成物(ポリカーボネート樹脂A4)を
得た。得られたポリカーボネート樹脂A4の粘度平均分子
量は1.9×104であった。
ル0.51モルの代わりに、p−クミルフェノール0.255モ
ルおよびp−tert−ブチルフェノール0.255モルとした
こと以外は、合成例1と同様の操作を行ってチップ状の
ポリカーボネート組成物(ポリカーボネート樹脂A4)を
得た。得られたポリカーボネート樹脂A4の粘度平均分子
量は1.9×104であった。
合成例5(ポリカーボネート樹脂A5の製造) 合成例1において、分子量調節剤をp−クミルフェノー
ル0.51モルの代わりに、p−クミルフェノール0.459モ
ルおよびフェノール0.051モルとしたこと以外は、合成
例1と同様の操作を行ってチップ状のポリカーボネート
組成物(ポリカーボネート樹脂A5)を得た。得られたポ
リカーボネート樹脂A5の粘度平均分子量は1.9×104であ
った。
ル0.51モルの代わりに、p−クミルフェノール0.459モ
ルおよびフェノール0.051モルとしたこと以外は、合成
例1と同様の操作を行ってチップ状のポリカーボネート
組成物(ポリカーボネート樹脂A5)を得た。得られたポ
リカーボネート樹脂A5の粘度平均分子量は1.9×104であ
った。
実施例1〜9,比較例1および参考例1〜3 下記第1表に示す重量比で上記合成例1〜4で得られた
ポリカーボネート樹脂〔A1〜A5)を混合し、220〜270℃
で押し出機にかけて造粒した。得られたペレットを射出
成形し、アンゾット衝撃強度を測定した。結果を第2表
に示す。
ポリカーボネート樹脂〔A1〜A5)を混合し、220〜270℃
で押し出機にかけて造粒した。得られたペレットを射出
成形し、アンゾット衝撃強度を測定した。結果を第2表
に示す。
実施例10〜15,比較例2および参考例4,5 下記の第3表に示す量比で上記合成例1〜4で得られた
ポリカーボネート樹脂(A1〜A5)およびリン系酸化防止
剤(B1:トリス(ノニルフェニル)ホスファイト,B2:2−
エチルヘキシルジフェニルホスファイト)を混合し、22
0〜270℃で押出し機にかけてポリカーボネート樹脂を改
質し、造粒した。得られたペレットを射出成形し、アイ
ゾット衝撃強度を測定した。
ポリカーボネート樹脂(A1〜A5)およびリン系酸化防止
剤(B1:トリス(ノニルフェニル)ホスファイト,B2:2−
エチルヘキシルジフェニルホスファイト)を混合し、22
0〜270℃で押出し機にかけてポリカーボネート樹脂を改
質し、造粒した。得られたペレットを射出成形し、アイ
ゾット衝撃強度を測定した。
結果を第4表に示す。
次に、上記実施例および比較例におけるポリカーボネー
ト樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボネート組成
物)あるいはその改質物中のp−クミルフェノキシ基,p
−tert−ブチルフェノキシ基およびフェノキシ基のモル
比をプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム溶
媒)の測定値から算出した。結果を第5表に示す。
ト樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボネート組成
物)あるいはその改質物中のp−クミルフェノキシ基,p
−tert−ブチルフェノキシ基およびフェノキシ基のモル
比をプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム溶
媒)の測定値から算出した。結果を第5表に示す。
さらに、上述の実施例,比較例および参考例におけるポ
リカーボネート樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボ
ネート組成物)あるいはその改質物から得られたサンプ
ルの−5℃におけるアイゾット衝撃強度と、該サンプル
内のp−クミルフェノキシ基とp−tert−ブチルフェノ
キシ基のモル比との関係を第1図に示す。
リカーボネート樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボ
ネート組成物)あるいはその改質物から得られたサンプ
ルの−5℃におけるアイゾット衝撃強度と、該サンプル
内のp−クミルフェノキシ基とp−tert−ブチルフェノ
キシ基のモル比との関係を第1図に示す。
本発明によれば、流動性が高くしかも耐衝撃性、特に低
温耐衝撃性のすぐれた、所謂、高流動高耐衝撃性ポリカ
ーボネート組成物およびその改質組成物を得ることがで
きる。
温耐衝撃性のすぐれた、所謂、高流動高耐衝撃性ポリカ
ーボネート組成物およびその改質組成物を得ることがで
きる。
したがって、本発明のポリカーボネート組成物およびそ
の改質組成物は、従来困難であった薄肉成形や複雑な形
状の成形も可能となり、また分子量を下げて高流動グレ
ードとしても、充分な機械的強度を保持することができ
る。
の改質組成物は、従来困難であった薄肉成形や複雑な形
状の成形も可能となり、また分子量を下げて高流動グレ
ードとしても、充分な機械的強度を保持することができ
る。
そのため、本発明のポリカーボネート組成物およびその
改質組成物は、各種の工業材料、例えば家庭電化製品,O
A機器,建材等に幅広くかつ有効に利用される。
改質組成物は、各種の工業材料、例えば家庭電化製品,O
A機器,建材等に幅広くかつ有効に利用される。
第1図は実施例,比較例および参考例におけるポリカー
ボネート樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボネート
組成物)あるいはその改質物から得られたサンプルのア
イゾット衝撃強度と、該サンプル中のp−クミルフェノ
キシ基とp−tert−ブチルフェノキシ基のモル比との関
係を示すグラフである。
ボネート樹脂(ポリカーボネート又はポリカーボネート
組成物)あるいはその改質物から得られたサンプルのア
イゾット衝撃強度と、該サンプル中のp−クミルフェノ
キシ基とp−tert−ブチルフェノキシ基のモル比との関
係を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】式 で表わされる繰返し単位を主鎖とすると共に、末端位に
(a)式 で表わされるp−クミルフェノキシ基および(b)式 で表わされるp−tert−ブチルフェノキシ基および/あ
るいは式 で表わされるフェノキシ基が、(a)p−クミルフェノ
キシ基10〜99モル%,(b)p−tert−ブチルフェノキ
シ基および/あるいはフェノキシ基90〜1モル%の割合
で結合したことを特徴とするポリカーボネート組成物。 - 【請求項2】末端位に(a)p−クミルフェノキシ基が
結合したポリカーボネートと末端位に(b)p−tert−
ブチルフェノキシ基および/あるいはフェノキシ基が結
合したポリカーボネートとの混合物である請求項1記載
のポリカーボネート組成物。 - 【請求項3】ポリカーボネート組成物を製造するにあた
り、(a)p−クミルフェノール10〜99モル%および
(b)p−tert−ブチルフェノールおよび/あるいはフ
ェノール90〜1モル%からなる分子量調節剤を用いるこ
とを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート組成物
の製造方法。 - 【請求項4】末端位に(a)p−クミルフェノキシ基が
結合したポリカーボネート10〜99モル%と末端位に
(b)p−tert−ブチルフェノキシ基および/あるいは
フェノキシ基が結合したポリカーボネート90〜1モル%
とを混練することを特徴とする請求項2記載のポリカー
ボネート組成物の製造方法。 - 【請求項5】請求項1または2記載のポリカーボネート
組成物100重量部に対し、リン系酸化防止剤0.01〜0.13
重量部を添加したことを特徴とするポリカーボネート改
質組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198488A JPH0747627B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリカーボネート組成物及びその製造方法 |
EP89104909A EP0335214B1 (en) | 1988-03-28 | 1989-03-18 | Polycarbonate |
DE89104909T DE68911180T2 (de) | 1988-03-28 | 1989-03-18 | Polycarbonat. |
US07/327,710 US4977233A (en) | 1988-03-28 | 1989-03-23 | Polycarbonate capped with phenolic chain terminator mixture |
BR898901409A BR8901409A (pt) | 1988-03-28 | 1989-03-27 | Policarbonato;processo para produzir um policarbonato,e composicao de resina de policarbonato |
KR1019890003883A KR940010014B1 (ko) | 1988-03-28 | 1989-03-28 | 폴리카보네이트 |
US07/578,633 US5091482A (en) | 1988-03-28 | 1990-09-07 | Blend of polycarbonate capped with phenolic chain terminator mixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198488A JPH0747627B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリカーボネート組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01245016A JPH01245016A (ja) | 1989-09-29 |
JPH0747627B2 true JPH0747627B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=13476238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198488A Expired - Lifetime JPH0747627B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | ポリカーボネート組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747627B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115651183B (zh) * | 2022-11-11 | 2024-02-27 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种光气法共聚碳酸酯的制备方法、由其制备的共聚碳酸酯及应用 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP7198488A patent/JPH0747627B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01245016A (ja) | 1989-09-29 |
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