JPH0747526Y2 - アンカーボルト固定用形板 - Google Patents

アンカーボルト固定用形板

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JPH0747526Y2
JPH0747526Y2 JP1988056158U JP5615888U JPH0747526Y2 JP H0747526 Y2 JPH0747526 Y2 JP H0747526Y2 JP 1988056158 U JP1988056158 U JP 1988056158U JP 5615888 U JP5615888 U JP 5615888U JP H0747526 Y2 JPH0747526 Y2 JP H0747526Y2
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shaped plate
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shape plate
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JP1988056158U
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英成 松尾
倫夫 伊藤
勇 山本
信清 今川
隆司 北野
三郎 遠藤
忠雄 高木
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Hitachi Metals Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は機械装置,建築物を据付けるために使用するア
ンカーボルトを基礎コンクリート中に位置決め固定する
ためのアンカーボルト固定用形板に関するものである。
〔従来の技術〕
従来モーター,加工機械等の機械装置や,建築物を構成
する鉄骨性を固定するために使用するアンカーボルトを
基礎コンクリート中に埋設する場合には,アンカーボル
ト固定用形板を使用する。第16図は従来のアンカーボル
ト固定用形板の例を示す縦断面図である。同図において
1は形板であり,例えば鋼板によって四辺形に形成する
と共に,角部に穴2を穿設す。次に捨てコンクリート3
中に埋設した縦アングル4の上端部に横アングル5を例
えば溶接によって固着し,横アングル5上に前記形板1
を載置して位置決めを行い,溶接固着する。穴2にアン
カーボルト6を挿通した後ナット7によって固定すると
共に,アンカーボルト6の上端部にも形板1をナット7
を介して固着する。アンカーボルト6の位置および傾き
を調整した後,ナット7を締結し,基礎コンクリート8
を打設する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成により,アンカーボルト6の位置精度の向上お
よび傾きの解消が可能であるが、上記従来の構成のもの
には下記のような問題点がある。
(1)形板1にはアンカーボルト6をナット7によって
強固に締結固着すると共に、アンカーボルト6の位置精
度を確保するため,剛性が必要であるが,従来の形板1
は鋼板等によって形成しているため厚さを大にする必要
がある。従って形板1の重量が大となると共にハンドリ
ングが煩雑であり,工数が大となる。
(2)形板1の厚さを大にする必要があるため,製作の
ためのコストが大になる。
本考案は上記従来の技術に存在する問題点を解決し,軽
量であるに拘らず充分な剛性を確保し得ると共に,安価
に製作し得るアンカーボルト固定用形板を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的達成のために,本考案においては,基礎コン
クリート中にアンカーボルトを位置決め固定するための
挿入用の穴を有するアンカーボルト固定用形板におい
て,アンカーボルトの軸線と平行な断面の高さ寸法hを
構成部材の厚さ寸法tより大になるように全体を溶接手
段によって一体に形成し,かつアンカーボルト挿入用の
穴周辺の厚さ寸法Tをアンカーボルトのねじのピッチp
より大に形成する,という技術的手段を採用したのであ
る。
なお形板を複数個の部材を組合わせて構成すると製作コ
ストの低減に有効である。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1実施例を示す平面図,第2図およ
び第3図は各々第1図におけるA−A線断面図およびB
−B線断面図である。これらの図において形板1は厚さ
tなる鋼板によって中空四辺形に形成すると共に,各辺
の横断面を略コ字形に形成し,高さ寸法hをtより大に
形成する。形板1の角部には厚さt1なる鋼板からなる座
金11を溶接によって固着すると共に,アンカーボルト
(図示せず)挿入用の穴12を穿設する。
以上の構成により,形板1の各辺の横断面の高さ寸法h
が鋼板の厚さtより大なる寸法に形成され,剛性を充分
に確保することができる。また角部に座金11を固着する
ことにより,アンカーボルトの挿通が容易となると共
に,位置決め精度が極めて良好となる。
第4図はアンカーボルトを形板に挿入した状態を示す要
部拡大断面図である。同図において,形板1の厚さ寸法
tがアンカーボルト6に設けたねじ61のピッチ寸法pよ
り小であると,ねじ61の谷部に形板1が喰込むこととな
り,アンカーボルト6の穴12への挿入が困難となるのみ
ならず,アンカーボルト6が傾くこととなり,位置決め
精度を低下させるため不都合である。この点前記第1図
ないし第3図に示すように形板1に座金11を設けること
によって,上記不都合を解消できるのである。この場合
形板1の厚さt,座金11の厚さt1、穴12周辺の厚さ寸法T
およびねじ61のピッチ寸法pの関係をT=(t+t1)>
pとするとよい。但しt=t1としてもよい。
第5図および第6図は各々本考案の第2および第3実施
例を示す平面図であり,同一部分は前記第1実施例にお
けるものと同一の参照符号で示す。第5図に示す第2実
施例においては,形板1を中空円環状の平面投影輪郭に
形成し,中空円板状に形成した座金11を等間隔で配設し
たものである。なお形板1の横断面形状は前記第1実施
例と同様に略コ字形に形成する。また第6図に示す第3
実施例においては,平面投影形状を十字形に形成したも
のであり,形板1の自由端部近傍に穴12を穿設する。な
お前記実施例における座金11を省略してあるが,アンカ
ーボルト(図示せず)の直径,ねじピッチ等とを勘案し
て省略することもできる。すなわちT=t>pとする。
第7図および第8図は各々本考案の第4および第5実施
例を示す平面図であり,同一部分は前記の実施例におけ
るものと同一の参照符号で示す。両図において形板1は
例えば溝形鋼により溶接手段を介して一体に形成するこ
とができる。形板1が大形の場合には,単一の鋼板によ
って形成することが困難な場合があり,上記のように複
数個の部材によって形成することが有効である。
第9図は本考案の第6実施例を示す平面図,第10図およ
び第11図は各々第9図におけるC−C線断面図およびD
−D線断面図である。これらの図において,形板1を例
えば溝形鋼により溶接手段によって一体に形成する点は
前記第4および第5実施例と同様であるが,本実施例に
おいては構成部材を角部において重合させて構成した。
このように構成することにより,組立て溶接が簡単かつ
容易になると共に,アンカーボルト挿入用の穴12の周辺
における厚さ寸法Tが大となるため,前記のようなアン
カーボルトのねじが形板に喰込むことを防止でき,かつ
喰込防止用の座金を省略できるので好ましい。すなわち
T=2t>Pに形成する。
次に第12図および第13図は各々本考案の第7実施例を示
す要部平面図および横断面図である。形板1の構成部材
に両図に示すように長円状の凹凸13を設けることによ
り,形板1の高さ寸法hを構成部材の厚さ寸法tより大
に形成する。
第14図は本考案の第8実施例を示す平面図,第15図は第
14図におけるE−E線断面図である。両図において14は
センターマークであり,アンカーボルト(図示せず)挿
入用の穴12,12間を等分する位置に4箇所設ける。なお
センターマーク14は形板1の成形時および/または穴12
の穿設時に同時に成形することができる。このようにセ
ンターマーク14を設けることにより,形板1を位置決め
する際に,捨てコンクリート上に設けた柱心を示すけが
き線との合わせ作業が容易となる。なおセンターマーク
14の形状は,第15図に示すものと逆に上面を凹としても
よく,断面形状も任意に選定できる。また上記の他にポ
ンチによって形成してもよく,更にはけがき線とするこ
ともできる。
本実施例においては,形板を形成する材料が鋼板である
場合について記述したが,鋼以外の非金属材料も含む他
の構造用材料であっても作用は同様である。また形板の
平面投影形状は四辺形,円形,十字形以外でもよく,横
断面形状もまたコ字形に限定されず,例えば中空角筒
状,中空円筒状その他の幾何学的形状を選定でき,要す
るに構成部材の厚さ寸法より大なる高さ寸法に形成し得
るものであればよい。またアンカーボルト挿入用の穴周
辺に固着する座金は,複数個の部材を組合わせて形板を
形成するときのように,穴部が必然的に厚くなるような
場合は省略することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上記述のような構成および作用であるから,
所定の剛性を有する形板の重量を大幅に低減することが
でき,ハンドリングが極めて容易になる。また形板の構
成材料の厚さを薄くすることができるため,製作コスト
を低減し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す平面図,第2図およ
び第3図は各々第1図におけるA−A線断面図およびB
−B線断面図,第4図はアンカーボルトを形板に挿入し
た状態を示す要部拡大断面図,第5図および第6図は各
々本考案の第2および第3実施例を示す平面図,第7図
および第8図は各々本考案の第4および第5実施例を示
す平面図,第9図は本考案の第6実施例を示す平面図,
第10図および第11図は各々第9図におけるC−C線断面
図およびD−D線断面図,第12図および第13図は各々本
考案の第7実施例を示す要部平面図および横断面図,第
14図は本考案の第8実施例を示す平面図,第15図は第14
図におけるE−E線断面図,第16図は従来のアンカーボ
ルト固定用形板の例を示す縦断面図である。 1:形板,6:アンカーボルト,11:座金,12:穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今川 信清 福岡県北九州市若松区北浜1丁目9番1号 日立金属株式会社若松工場内 (72)考案者 北野 隆司 福岡県北九州市若松区北浜1丁目9番1号 日立金属株式会社若松工場内 (72)考案者 遠藤 三郎 大阪府大阪市東区北浜4丁目6番地 日立 金属機材株式会社大阪営業所内 (72)考案者 高木 忠雄 大阪府大阪市東区北浜4丁目6番地 日立 金属機材株式会社大阪営業所内 (56)参考文献 実開 昭50−139434(JP,U) 実開 昭60−1849(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎コンクリート中にアンカーボルトを位
    置決め固定するための挿入用の穴を有するアンカーボル
    ト固定用形板において,アンカーボルトの軸線と平行な
    断面の高さ寸法hを構成部材の厚さ寸法tより大になる
    ように全体を溶接手段によって一体に形成し,かつアン
    カーボルト挿入用の穴周辺の厚さ寸法Tをアンカーボル
    トのねじのピッチpより大に形成したことを特徴とする
    アンカーボルト固定用形板。
  2. 【請求項2】複数個の部材により構成した請求項(1)
    記載のアンカーボルト固定用形板。
JP1988056158U 1988-04-26 1988-04-26 アンカーボルト固定用形板 Expired - Lifetime JPH0747526Y2 (ja)

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JP1988056158U JPH0747526Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 アンカーボルト固定用形板

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JP1988056158U JPH0747526Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 アンカーボルト固定用形板

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JPH01159003U JPH01159003U (ja) 1989-11-02
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JP1988056158U Expired - Lifetime JPH0747526Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 アンカーボルト固定用形板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213788Y2 (ja) * 1974-05-01 1977-03-28
JPS601849U (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 積水ハウス株式会社 アンカ−ボルト設置治具

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JPH01159003U (ja) 1989-11-02

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