JPH0746830B2 - テレビ受信機の垂直輪郭補正回路 - Google Patents

テレビ受信機の垂直輪郭補正回路

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JPH0746830B2
JPH0746830B2 JP60187222A JP18722285A JPH0746830B2 JP H0746830 B2 JPH0746830 B2 JP H0746830B2 JP 60187222 A JP60187222 A JP 60187222A JP 18722285 A JP18722285 A JP 18722285A JP H0746830 B2 JPH0746830 B2 JP H0746830B2
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circuit
vertical
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signal
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郁也 荒井
敏則 村田
俊之 栗田
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、画面上に表示される画像の垂直輪郭を明瞭に
するのに好適なテレビ受信機の垂直輪郭補正回路に関す
る。
〔発明の背景〕
従来の装置は、実公昭58−23171号に公報に記載されて
いるようなものであり、以下に図を用いて説明する。
第8図は、従来行われている、画像の水平輪郭を補正す
るための水平走査速度変調のシステムを示すブロック図
である。同図において、801は映像信号入力端子、802は
クロマ回路及び輝度回路の信号遅延分を補正するための
遅延回路、803及び805は微分回路、804は増幅回路、806
は出力ドライブ回路及び出力回路、807は補助偏向コイ
ル、808は主偏向コイル、112はブラウン管である。
第8図の動作を第9図の波形図を用いて説明する。先
ず、映像信号入力端子801に第9図(A)のような緩慢
な立上り、立下がり部分を持った映像信号を加える。こ
の映像信号(A)は、遅延回路802で遅延された後に第
1の微分回路803によって微分され、第9図(B)の一
次微分信号を得る。この一次微分信号(B)は、映像信
号(A)の輪郭部分を検出した信号であるが、ここでは
回路の時定数や浮遊容量の影響等によって完全な微分波
形となっておらず、三角波で近似している。このように
して得られた一次微分信号(B)は、増幅回路804で増
幅され、さらに第2の微分回路805に加えられ、第9図
(C)に示す二次微分信号を得る。なお、ここでも前述
のようにその波形を三角波で近似している。
このようにして得られた二次微分信号(C)は、出力回
路806で増幅した後にブラウン管112のネック部に設けら
れた補助偏向コイル807に加えられ、その補助偏向電流
により電子ビームの速度を変化させる。このとき、二次
微分信号(C)を補助偏向コイル807に加えると、そこ
を流れる電流は、第9図(D)のような積分された波形
となって入力映像信号(A)の一次微分波形と同様のも
のとなる。このような補助偏向コイル807の電流(D)
による補助偏向磁界を主偏向コイル808による主偏向磁
界に加えた合計の偏向磁界に相当する等価偏向電流は、
第9図(E)のようになる。
従って、この等価偏向電流(E)のt1,t4期間では、走
査速度が加速されるので、画面上の輝度は暗くなる。逆
に、t2,t3期間では、走査速度が減速されるので、画面
上の輝度は明るくなる。このため、画面上では、第9図
(F)に示すように、映像信号(A)の立上り、立下が
り部分での走査速度制御により、立上り部分では、その
後半の部分2で輝度が急激に明るくなり、他の部分1で
は輝度が暗くなる。また、立下がり部分では、前半部分
3で輝度が急激に明るくなり、その他の部分4では輝度
が暗くなる。その結果、画像の輪郭部分のような輝度変
化部分の輝度変化を急峻なものとすることができるた
め、水平方向の輪郭補正を行うことができ、画質を改善
することができる。
しかし、上述した従来例では、水平輪郭の補正は行って
いるものの、水平方向の輪郭補正については何も考慮さ
れておらず、本来画像の持つ水平及び垂直方向の2次元
的性質に反し、水平方向のみの一次元的処理しかなされ
ていなかったため、必ずしも最良の画質が得られるわけ
ではなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、テレビ受信機の画面上に表示される画
像の垂直輪郭部分を明瞭にするテレビ受信機の垂直輪郭
補正回路を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、従来の水平輪郭補正に用いていた画像微分回
路に代えて、1H遅延素子を垂直輪郭補正回路に用い、も
との映像信号と遅延素子にかけた映像信号とを加算ある
いは減算したものを垂直輪郭補正信号とすることによ
り、ブラウン管の垂直磁界を補正することで、画像の垂
直輪郭部分についても輪郭補正を行い、従来の水平方向
のみの1次元的な輪郭補正を行うよりも、より自然な水
平及び垂直方向の2次元的な輪郭補正を行うことができ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の第1の実施例を第1図を用いて説明す
る。第1図において、101は映像信号入力端子、102及び
103は1H遅延素子、104及び106は1/2係数回路、105は−
1係数回路、107は加算器、108は出力ドライブ回路、10
9は出力回路、110はブラウン管ネック部に設けられた補
助偏向コイル、111は主偏向コイル、112はブラウン管で
ある。
第1図の回路動作を第2図の波形図を参照しながら説明
する。第1図の映像信号入力端子101に第2図(a)に
示すような画像の垂直方向に緩慢な立上りの輪郭部分を
持った映像信号(a)を加える。次に、この映像信号
(a)を1H遅延素子102に与え、一水平走査周期分だけ
遅延された映像信号(b)を得る。さらに、この1H遅延
された映像信号(b)は、1H遅延素子102と同一特性の1
H遅延素子103により、もう一水平走査周期分だけ遅延さ
れた映像信号(c)となる。
ここで、1H遅延素子としては、電荷結合素子(CCD)な
どのアナログ素子や、1Hメモリ、RAMなどのデジタルメ
モリを使用する。このようにして得られた映像信号
(a)、(b)、(c)をそれぞれ係数回路104、105、
106に入力し、所定の係数倍の信号としたあと、加算器1
07により映像信号の輪郭部分における輝度信号の補正信
号(d)が得られる。
この映像信号(d)は、出力ドライブ回路108によって
増幅され、コイル駆動電流を発生する出力回路109に入
力されたあと、ブラウン管112のネック部に設けられた
補助偏向コイル110に印加され、その補助偏向電流によ
る補助磁界で主偏向コイル111により発生された主磁界
を補正し、電子ビームの垂直走査速度を変化させる。こ
のときに補助コイル110に流れる電流波形は、第2図
(e)のようになる。
このような補助偏向コイル110に流れる補助偏向電流
(e)によって作られた補助偏向磁界コイル111による
主偏向磁界に加え電子ビームを偏向した場合に、その合
計した偏向磁界に相当する偏向計の等価偏向電流は、第
2図(f)のようになる。同図では、縦軸が等価偏向電
流値、横軸が垂直走査時間で、実線の端から端までが一
垂直走査期間となる。
従って、等価偏向電流(f)の部分において走査線
は、テレビ画面上において通常走査位置よりも若干下側
を走査し、部分においては、通常走査位置よりも若干
上側を走査するため、画像の垂直輪郭部分において明暗
がはっきりとし、垂直輪郭補正が行える。ここで本実施
例の主偏向磁界は、第2図(b)の1H遅延された映像信
号に同期して発生しており、テレビ画面上には、映像信
号(b)が映し出されている。
以上の動作を説明した図が第3図である。同図におい
て、横軸が垂直走査方向であり、縦軸が輝度レベルであ
り、また、同図に対して垂直方向が水平走査方向であ
る。図中、丸印A〜Eは、第2図(e)の映像信号部分
A〜Eに対応しており、第2図(e)の補助偏向電流に
より、垂直走査速度変調される。その結果、第3図中の
丸印A、Bは、それぞれA′、B′を走査するため、垂
直輪郭が急峻となり、垂直輪郭のはっきりした明瞭な画
像が得られる。
次に、第2の実施例について説明する。第4図は、第2
の実施例を示すブロック図であり、401は減算器、402は
主偏向コイル111の出力ドライブ回路、403は減算回路、
404は主偏向コイル111の出力回路であり、その他第1図
と同一番号のものは、同一の機能を有する。また、第5
図は、第4図の動作説明をする波形図であり、同図を用
いつつ、第2の実施例の動作説明を行う。
映像信号入力端子101に第5図(A)に示す映像信号が
入力され、1H遅延素子102を経て第5図(B)に示す一
水平走査期間遅延した信号を得る。この信号(B)と元
の映像信号(A)との差が減算器401によって出力さ
れ、垂直輪郭補正信号(C)となる。この信号は、次段
の出力ドライブ回路108により増幅され、減算回路403に
入力されるが、この減算回路403の他入力は、従来の主
偏向コイルの出力ドライブ回路402により出力される垂
直偏向用ノコギリ波信号である。上記動作により、減算
回路403からは、第5図(d)のように画像の垂直輪郭
部分が補正された信号が得られ、これが出力回路404に
入力されると、ブラウン管112のネック部の主偏向コイ
ル111に偏向電流を流し、偏向磁界が作られる。ここ
で、第5図(d)の信号は、一垂直走査期間を周期とす
るノコギリ波形の垂直輪郭補正信号であり、垂直輪郭補
正を行う部分を拡大して示してある。
第6図は、第4図による実施例により垂直輪郭補正が行
われる様子を示す概念図であり、第3図と同様である。
図中、丸印A〜Eは、第5図(A)の部分A〜Eに対応
しており、通常、輪郭補正が行われないときは、実線A
〜Eのようになる。このときに第4図の回路により垂直
輪郭補正を行うと、第5図(d)の〜で垂直走査速
度が減速され、第6図の丸印B〜Eは、それぞれ丸印
B′〜E′へと移動する。従って、垂直輪郭部分におい
て傾きが急峻となるため、垂直輪郭補正効果が得られ
る。
さらに第7図は、第3の実施例を示すブロック図であ
る。701は加算回路であり、その他第1図及び第4図と
同一符号のものは、同一の機能を有する。第7図の映像
信号入力端子101から出力ドライブ回路108までの動作
は、第1図に示した1H遅延素子を2つ用いた場合と同様
であり、出力ドライブ回路108から、第2図(e)に示
されているようなノコギリ波形の輪郭補正信号を出力す
る。
この補正信号が、第4図に示した場合と同様に加算回路
701に入力され、主偏向コイル111をドライブする駆動パ
ルス(通常、一垂直走査期間を周期とするノコギリ波で
あり、周期信号を含む)に加算され、第2図(f)に示
す信号となる。さらに、この信号は、出力回路404にお
いて、主偏向コイル111に垂直偏向磁界を発生させる偏
向電流に変換される。この偏向電流は、輪郭補正信号が
加算された信号を変換して得られるものであるので、ブ
ラウン管112中を走査する電子ビームに加わる垂直磁界
は、第1図の場合と同様であり、従って、垂直輪郭補正
効果も第1の実施例と同様になる。
〔発明の効果〕
本発明では、従来の水平輪郭補正に用いていた画像微分
回路に代えて、1H遅延素子を垂直輪郭補正回路に用い、
もとの映像信号と遅延素子にかけた映像信号とを加算あ
るいは減算したものを垂直輪郭補正信号とすることによ
り、テレビ受信機の画面上に表示される画像の垂直輪郭
部分を明瞭にすることができる。さらに、従来の水平輪
郭補正回路と組み合わせれば、水平及び垂直方向の二次
元にわたって輪郭のはっきりとした良好な画像が得ら
れ、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による第1の垂直走査速度変
調のシステムを示すブロック図、第2図は第1図の動作
を説明する波形図、第3図は第1図の効果を説明する概
念図、第4図は本発明の一実施例による第2の垂直走査
速度変調のシステムを示すブロック図、第5図は第4図
の動作を説明する波形図、第6図は第4図の効果を説明
する概念図、第7図は本発明の一実施例による第3の垂
直走査速度変調のシステムを示すブロック図、第8図は
従来の水平走査速度変調のシステムを示すブロック図、
第9図は、第8図の動作を説明する波形図である。 102,103……1H遅延素子、104,106……1/2係数器、105…
…−1係数器、107……加算器、108……出力ドライブ回
路、109……出力回路、110……補助偏向コイル、111…
…主偏向コイル、112……ブラウン管、401……減算器、
402……主偏向コイルのドライブ回路、403……加算回
路、404……主偏向コイルの出力回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−14028(JP,A) 特開 昭49−52521(JP,A) 特開 昭58−222671(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号入力端子から入力された映像信号
    を所定の係数倍にする第1の係数回路と、 前記映像信号を一水平走査周期遅らせる第1の1H遅延回
    路と、 前記第1の1H遅延回路の出力を所定の係数倍にする第2
    の係数回路と、 前記第1の1H遅延回路の出力をさらに一水平走査周期遅
    らせる第2の1H遅延回路と、 前記第2の1H遅延回路の出力を所定の係数倍にする第3
    の係数回路と、 前記第1の遅延回路の出力と、前記第2の遅延回路の出
    力と、前記第3の遅延回路の出力と、から映像の垂直輪
    郭部の明暗を明確にするための信号を出力する加算器
    と、 から構成されることを特徴とするテレビ受信機の垂直輪
    郭補正回路。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の垂直輪郭補正
    回路において、 前記第1の係数回路と、前記第2の係数回路と、前記第
    3の係数回路と、の係数の比が1/2:−1:1/2であること
    を特徴とするテレビ受信機の垂直輪郭補正回路。
JP60187222A 1985-08-28 1985-08-28 テレビ受信機の垂直輪郭補正回路 Expired - Lifetime JPH0746830B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427686B2 (ja) * 1972-05-16 1979-09-11
JPS552785B2 (ja) * 1972-09-21 1980-01-22
JPS58222671A (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 速度変調制御装置
JPS60223381A (ja) * 1984-04-20 1985-11-07 Hitachi Ltd 走査速度変調回路

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