JPH07118780B2 - 画質補償装置 - Google Patents

画質補償装置

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JPH07118780B2
JPH07118780B2 JP61312269A JP31226986A JPH07118780B2 JP H07118780 B2 JPH07118780 B2 JP H07118780B2 JP 61312269 A JP61312269 A JP 61312269A JP 31226986 A JP31226986 A JP 31226986A JP H07118780 B2 JPH07118780 B2 JP H07118780B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機等において映像の輝度変
化部分で映像信号の波形変化特性を変化させて輪郭を補
償するとともに、電子ビームの走査速度を映像の輝度変
化部分で変調することにより映像の輪郭を鮮明にするよ
うに補償するようにした画質補償装置に関するものであ
る。
従来の技術 テレビジョン受像機において、たとえば第9図に示す様
な白黒白のパターンを受信してCRT上に映出する場合、
映像信号が第10図Aの様に輝度変化部分で急峻な立上り
立下りをもったものであれば映像の画質の良いものとな
るが、一般的には映像信号は受像機の周波数特性等によ
って、同図Bに示す様な輝度変化部分で緩慢な立上り立
下りを有するものとなり、明瞭な輪郭を示さない不鮮鋭
なものとなっている。そこで鮮鋭度の低下を補償する方
法として電気的な輪郭補償量調整回路(以下画質調整回
路と呼ぶ)がある。この回路は同図Bのような映像信号
を2次微分を行い同図Cの様な信号を作成しこの信号C
をもとの映像信号Bに重畳して同図Dに示す様な立上り
立下りが急峻になった映像信号を得て、CRTに供給する
ものである。しかしながらこの方法による場合には信号
のピークの部分でビーム電流がより増加することによっ
てビームスポットサイズが一層大きくなり、いわゆるブ
ルーミング現象をおこし鮮鋭度はそれほど向上されな
い。これに対してこの様に映像信号の波形を直接補正す
ることなく鮮鋭度の低下を補償する方法として走査速度
変調方式がある。
第11図に走査速度変調の原理を示す。第11図Aに示すも
との映像信号S1を一次微分することによって同図Bの様
な信号S2を得、これを例えば水平及び垂直偏向コイルと
は別に設けた補助偏向ヨークに供給して同図Cの曲線1
で示す様に水平偏向磁界を信号S1の立上り立下りに対応
する時点で補正し、これにより画面上でのビーム走査速
度を同図Dの曲線2で示す様に変調する方法が提案され
ている。上記の走査速度変調の方法によれば、画面上で
のビームの走査速度は信号S1が立下り始めた直後の位置
では遅くなるので画面上の対応する点での発光量は急激
に増加し、その後ビームの走査速度が早くなるので画面
上の対応する点での発光量は少なく抑えられる。一方信
号S1の立上り側ではこれと対称な形になるので結局画面
上の水平方向においての発光量は同図Eに示す様に変化
し、水平方向の鮮鋭度を向上させることができる。しか
るに走査速度変調を行うための磁界を生ずるには比較的
大きな電力を必要とする。
上記2つの鮮鋭度改善法を共用して効果的に輪郭補償を
行なう方法が考えられる。その一例のブロック図を第12
図に示す。図において1は高周波増巾回路、2は周波数
変換回路、3は映像中間周波数増巾回路、4は映像検波
回路、9は画質調整回路、5は映像増巾回路、6は走査
速度変調回路、7は補助偏向ヨーク、8はCRTである。
ただし通常の偏向回路は特に関係がないので図示を省略
している。ここで映像検波回路4から映像信号を走査速
度変調回路6に加え、走査速度変調回路6で加えられた
映像信号を一次微分を行い増巾して補助偏向ヨークに走
査速度変調電流を流して走査速度変調による輪郭補償を
行なう。
一般にこの様な走査速度変調は輝度が明るい程よく利く
特性を示す。以下その理由を数式を用いて説明する。
遅延線の終端を短絡しその反射を利用して一次微分する
場合、入力された映像信号は終端で反射され、再び入力
端に逆極性で2τ遅れて返ってくる。したがっていま入
力信号Einが Ein=Acosωt(A:振巾,ω=2πf,f:入力信号周波
数) であった時、遅延線入力端での電圧ETは ET=Acosωt−Acosω(t−2τ) =2AsinΛωτ・sinω(τ−t) ……(1) となる。
信号波形は走査速度変調電流とのタイミング関係からτ
だけ遅れた信号にする必要がある。したがって信号波形
はAcosω(t−τ)である。
主偏向ヨークおよび補助偏向ヨークによって生じる偏向
波形Wdは式(1)を用いて Wd=αt+2Asinτ・siω(τ−t)で示される 但しαは水平偏向速度である。画面上の輝度は映像信号
に比例し、偏向速度に反比例するから、輝度Lは 但しKは信号の直流バイアス となる。一般にα≫Aωsinωτ が成立するので、式(2)のテーラー展開の一次項をと
って L≒〔K+Acosω(t−τ)〕・〔α+2Aωsinωτ・cos(t−τ)〕 となる、−1≦cosω(t−τ)≦1であるから Lmax=(K+A)(α+2Aωsinωτ) Lmin=(K−A)(α−2Aωsinωτ) Lmax−Lmin=4KAωsinωτ ……(3) となり、画面上での輝度変化〔Lmax−Lmin〕はKに比例
して大きくなる。すなわち走査速度変調は高輝度またビ
ームスポットサイズが小さい高精細度な表示ほどよく利
くわけである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では高輝度および高精細
度表示になるとまた画質調整による補正量をふやすと一
般にブルーミングが増しビームスポットサイズが大きく
なるので前記の効果がそこなわれるという問題点を有し
ていた。
本発明はかかる点に鑑み高輝度また高精細度の表示すな
わち映像信号の周波数帯域が広いほど走査速度変調によ
る輪郭補償量をふやし、ブルーミングによる劣化のない
画質補償装置を提供するものである。すなわち、第4図
の回路構成では高輝度でかつ高精細度の信号の時、走査
速度変調独特の高輝度になるほど輪郭補償効果があると
いう利点がブルーミングのためにそこなわれてしまうの
で、本発明ではこの点を解消するため、高輝度時でかつ
高精細度の表示には走査速度変調による輪郭補償量を増
し、かつ電気的な画質補償量を減らしてブルーミングの
ない鮮明画像をCRT上に表示するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は映像信号の輝度変化部分の波形変化特性を変化
させて、映像の輪郭を電気的に補償する電気的輪郭補償
手段と、前記映像信号の輝度変化部分で発生させた輪郭
補償偏向電流を陰極線管に設けた補助偏向コイルに流し
て電子ビームの走査速度を変調することにより、映像の
輪郭を補償する走査速度変調手段と、前記入力映像信号
の周波数帯域を検出する周波数検出手段と、前記入力映
像信号の振幅レベルを検出する振幅検出手段と、前記周
波数検出手段と前記振幅検出手段からの検出信号によ
り、前記二つの輪郭補償手段の補償量を制御するための
制御信号を作成する作成手段と、前記作成手段からの制
御信号により映像信号の周波数帯域が広くかつ振幅レベ
ルが大きい時に、走査速度変調により補償量を増加させ
かつ電気的輪郭補償による補償量を減少させるように前
記電気的輪郭補償手段と前記走査速度変調手段における
補償量を相反するように制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする画像補償装置である。
作用 上記のように構成することによってCRTのブルーミング
を低減させ、高輝度,高精細度表示での走査速度変調の
効果を大きくすることにより、ブルーミングのない鮮明
画像を得ることができる。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例における画質補償装置の
ブロック図を示すものである。第1図において第6図と
同じ動作をするものは同じ番号で示し説明は省略する。
第1図において、11は映像信号の振幅を調整するための
コントラスト回路、12は映像信号を2次微分する2次微
分波形作成回路、16は映像信号を1次微分する1次微分
波形作成回路、13は前記2次微分信号の利得を制御する
利得制御回路、14は前記利得制御された2次微分信号と
映像信号とを加算するための加算回路、17は前記1次微
分信号の利得を制御する利得制御回路、19は映像信号の
振幅を検出する振幅検出回路、22は映像信号の周波数帯
域を検出する周波数検出回路、23は前記両検出信号より
利得制御を行なうための制御信号を作成する制御信号作
成回路、18は前記利得制御された1次微分信号を増巾す
る増巾回路である。また20は前記2次微分波形作成回路
12と利得制御回路13と加算回路14とで構成された電気的
輪郭補償回路、21は前記1次微分波形作成回路16と利得
制御回路18と増巾回路18とで構成された走査速度変調回
路である。
以上のように構成された本実施例の画質補償装置につい
て以下その動作を説明するため第2図の動作波形図と第
3図の特性図を用いる。入力端子には第2図aに示す映
像信号が入力され、その信号はコントラスト回路11に供
給され、CRT8に加わる映像信号電圧の振幅を制御してい
る。コントラスト回路11からの信号は2次微分波形作成
回路12、1次微分波形作成回路16と周波数検出回路22と
振幅検出回路19に供給される。2次微分波形作成回路12
では第2図bに示すように入力映像信号の2次微分信号
を作成している。1次微分波形作成回路16では第2図c
に示すように入力映像信号の1次微分信号を作成してい
る。2次微分波形作成回路12からの2次微分信号の利得
制御回路13に、1次微分波形作成回路16からの1次微分
信号は利得制御回路17に供給される。周波数検出回路22
では映像信号の周波数帯域を検出する。たとえば第3図
に示す周波数特性の帯域通過フィルタ(BPF)により映
像信号の周波数成分を検出し、第2図fの破線に示すよ
うな信号が抽出される。この抽出された信号をたとえば
最大及び最小値検出を行なうことにより、最大値検出時
は第2図fの実線に示すVMAX電圧が得られ、最小値検出
時は第2図fの一点鎖線のVMIN電圧が得られる。振幅検
出回路19では映像信号の振幅を検出する。たとえば第2
図aに示す映像信号の振幅を比較電位V1と比較して検出
している。したがって振幅検出回路19からは第2図d,e
の実線に示す検出信号が出力される。実際には応答、外
来雑音等があるため第2図d,eの破線に示すように積分
された信号が出力される。前記振幅検出回路19と周波数
検出回路22から検出信号は制御信号作成回路23に供給さ
れ、利得制御を行なうための制御信号を作成している。
制御信号作成回路23では、前記周波数検出回路22からの
周波数帯域情報と前記振幅検出回路19からの振幅情報を
ふまえて重みづけを行ない、第2図gに示すような制御
信号が出力される。第2図gの一点鎖線VG2電圧は利得
制御回路13に供給して利得制御を行なうことにより、第
2図hに示すように映像信号の周波数帯域が高いレベル
(第3図に示す周波数)でかつ、映像信号の振巾の
高いレベルでの2次微分信号の利得を下げ、また周波数
帯域が低いレベル(第3図に示す周波数)でかつ、
振巾の低いレベルでの2次微分信号の利得を上げてい
る。利得制御回路13からの映像信号の周波数帯域及び振
巾に応じて利得制御された2次微分信号は加算回路14に
供給されて映像信号と加算される。加算回路14からは第
2図jに示すように映像信号の周波数帯域及び振巾の低
いレベルでは輪郭補償量が増え、高いレベルでは輪郭補
償量が減ったすなわちダイナミック的に輪郭補償が行な
われた映像信号が出力される。第2図gの実線のVG1
圧は利得制御回路17に供給して利得制御を行なうことに
より、第2図iに示すように映像信号の周波数帯域が高
いレベルでかつ、映像信号の振巾の高いレベルでの
1次微分信号の利得を上げ、また周波数帯域が低いレベ
でかつ、振巾の低いレベルでの1次微分信号の利
得を下げて、ダイナミック的な走査速度変調を行なって
いる。利得制御回路17からの周波数帯域及び振巾に応じ
て利得制御された1次微分信号を増巾回路18に供給し
て、増巾した後たとえばCRT8のネック部に設けた補助偏
向ヨークに加え、その1次微分の補助偏向電流により電
子ビーム走査速度を変化させることにより、走査速度変
調による輪郭補償が行なわれる。
以上のように本実施例によれば、映像信号の周波数帯域
及び振巾に応じて、電気的輪郭補償量と走査速度変調に
よる補償量を制御して、映像信号の周波数帯域、振巾の
高いレベルでは走査速度変調による補償量を増し、かつ
電気的輪郭補償量を減らすことにより、CRTの高輝度及
び高精細度の時のブルーミングを低減させて高輝度及び
高精細度の表示での走査速度変調の効果を大きくするこ
とにより、輪郭が充分に鮮鋭な画像を得ることができ
る。
第4図は本発明の第2の実施例における画質補償装置の
ブロック図である。同図において20は電気的輪郭補償回
路、21は走査速度変調回路で、以上は第1図の構成と同
様なものである。第1図の構成と異なるのは振幅検出回
路19からの検出信号のみにより利得制御回路13,17を制
御して前記電気的輪郭補償回路20と走査速度変調回路21
の補償量を制御した点である。
前記のように構成された第2の実施例の画質補償装置に
ついて以下その動作を説明するため第5図の動作波形図
を用いる。入力端子10に第5図aに示す映像信号が入力
されその信号はコントラスト回路11に供給されCRT8に加
わる映像信号電圧の振巾を制御している。コントラスト
回路11からの信号は2次微分波形作成回路12、1次微分
波形作成回路16と振幅検出回路19に供給される。2次微
分波形作成回路12では第5図bに示すように入力映像信
号の2次微分信号を作成している。1次微分波形作成回
路16では第5図cに示すように入力映像信号の1次微分
信号を作成している。2次微分波形作成回路12からの2
次微分信号は利得制御回路13に、1次微分波形作成回路
16からの1次微分信号は利得制御回路17に供給される。
振巾検出回路19では映像信号の振幅を検出する。たとえ
ば第5図aに示す映像信号の振幅を比較電位V1と比較し
て検出している。したがって振幅検出回路19からは第5
図deに示す検出信号が得られる。第5図eに示す検出信
号は利得制御回路13に供給して利得制御を行なうことに
より、第5図fに示すように映像信号の振巾の高レベル
での2次微分信号の利得を下げ、また低レベルでの2次
微分信号の利得を上げている。利得制御回路13からの振
巾レベルに応じて利得制御された2次微分信号は加算回
路14に供給されて映像信号と加算される。加算回路14か
らは第5図hに示すように映像信号の振巾の低レベルで
は輪郭補償量が増え、高レベルでは輪郭補償量が減った
すなわちダイナミック的輪郭補償が行なわれた映像信号
が出力される。
第5図dに示す検出信号は利得制御回路17に供給して利
得制御を行なうことにより、第5図gに示すように映像
信号の振巾の高レベルでの1次微分信号の利得を上げ、
また低レベルでの1次微分信号の利得を下げてダイナミ
ック的な走査速度変調を行なっている。
以上のように本実施例によれば、映像信号の振巾レベル
に応じて、電気的輪郭補償量と走査速度変調による補償
量を制御して、映像信号の振巾の高レベルでは走査速度
変調による補償量を増し、かつ電気的輪郭補償量を減ら
すことにより、CRTによるブルーミングを低減させて、
高輝度での走査速度変調の効果を大きくすることによ
り、輪郭が充分に鮮鋭な画像を得ることができる。
第6図は本発明の第3の実施例における画質補償装置の
ブロック図である。同図において20は電気的輪郭補償回
路、21は走査速度変調回路で以下は第1図の構成と同様
なものである。第1図の構成と異なるのは周波数検出回
路22からの検出信号のみにより前記利得制御回路13,17
を制御して、前記電気的輪郭補償回路20と前記走査速度
変調回路21の補償量を制御した点である。
前記のように構成された第3の実施例の画質補償装置に
ついて以下その動作を説明するため第7図の動作波形図
及び第8図の特性図を用いる。入力端子に第7図aに示
す映像信号が入力され、その信号はコントラスト回路11
に供給され、CRT8に加わる映像信号電圧の振巾を制御し
ている。コントラスト回路11からの信号は2次微分波形
作成回路12、1次微分波形作成回路16と周波数検出回路
22に供給される。2次微分波形作成回路12では第7図b
に示すように入力映像信号の2次微分信号を作成してい
る。1次微分波形作成回路16では第7図cに示すように
入力映像信号の1次微分信号を作成している。2次微分
波形作成回路12からの2次微分信号は利得制御回路13
に、1次微分波形作成回路16からの1次微分信号は利得
制御回路17に供給される。周波数検出回路22では映像信
号の周波数帯域を検出する。たとえば第8図に示す周波
数特性の帯域通過フィルタ(BPF)により映像信号の周
波数成分を検出し、第7図dの破線に示すような信号が
抽出される。この抽出された信号をたとえば最大及び最
小値検出を行なうことにより、最大値検出時は第7図d
の実線に示すVMAX電圧が得られ、最小値検出時は第7図
dの一点鎖線に示すVMIN電圧が得られる。第7図dの一
点鎖線のVMIN電圧は利得制御回路13に供給して利得制御
を行なうことにより、第7図eに示すように映像信号の
周波数帯域が高いレベル(たとえば第8図に示す周波数
)での2次微分信号の利得を下げ、また低レベル
(第8図の示す周波数)での2次微分信号の利得を
上げている。利得制御回路13からの映像信号の周波数帯
域に応じて利得制御された2次微分信号は加算回路14に
供給されて映像信号と加算される。加算回路14からは第
7図gに示すように映像信号の周波数帯域の低レベルで
は輪郭補償量が増え、高いレベルでは輪郭補償量が減っ
たすなわちダイナミック的に輪郭補償が行なわれた映像
信号が出力される。第7図d実線のVMAX電圧は利得制御
回路17に供給して利得制御を行なうことにより、第7図
fに示すように映像信号の周波数帯域が高いレベル
での1次微分信号の利得を上げ、また低いレベルでの1
次微分信号の利得を下げて、ダイナミック的な走査速度
変調を行なっている。
以上のように本実施例によれば、映像信号の周波数帯域
に応じて、電気的輪郭補償量と走査速度変調による補償
量を制御して、映像信号の周波数帯域の高いレベルでは
走査速度変調による補償量を増し、かつ電気的輪郭補償
量を減らすことにより、CRTの高精細度の表示の時のCRT
によるブルーミングを低減させて、高精細度な表示での
走査速度変調の効果を大きくすることにより、輪郭が充
分に鮮鋭な画像を得ることができる。
なお、第1の実施例において、利得制御回路13,17は制
御信号作成回路23からの制御信号により電気的輪郭補償
量と走査速度変調による補償量を制御したが、振巾情報
に関しては、入力映像信号及び各微分信号に非直線振巾
特性を持たせてもよい。また周波数情報に関しては電気
的輪郭補償回路の強調周波数帯域を走査速度変調回路の
強調周波数帯域に比べ低く設定しておいてもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、CRTのブルーミ
ングを低減させて、高輝度,高精細度表示での走査速度
変調の効果を大きくすることにより、ブルーミングのな
い鮮明画像を得ることができ、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における画質補償装置のブロ
ック図、第2図は同実施例の動作波形図、第3図は同実
施例の特性図、第4図は本発明の他の実施例における画
質補償装置のブロック図、第5図は同実施例の動作波形
図、第6図は本発明の他の実施例における画質補償装置
のブロック図、第7図は同実施例の動作波形図、第8図
は同実施例の特性図、第9図はCRT上に表示された画像
の一例を示す図、第10図は電気的輪郭補償回路の動作を
示す波形図、第11図は走査速度変調の動作を示す波形
図、第12図は従来の画質補償装置のブロック図である。 12……2次微分波形作成回路、16……1次微分波形作成
回路、13,17……利得制御回路、19……振巾検出回路、2
2……周波数検出回路、23……制御信号作成回路、20…
…電気的輪郭補償回路、21……走査速度変調回路、7…
…補助偏向ヨーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の輝度変化部分の波形変化特性を
    変化させて、映像の輪郭を電気的に補償する電気的輪郭
    補償手段と、前記映像信号の輝度変化部分で発生させた
    輪郭補償偏向電流を陰極線管に設けた補助偏向コイルに
    流して電子ビームの走査速度を変調することにより、映
    像の輪郭を補償する走査速度変調手段と、前記入力映像
    信号の周波数帯域を検出する周波数検出手段と、前記入
    力映像信号の振幅レベルを検出する振幅検出手段と、前
    記周波数検出手段と前記振幅検出手段からの両検出信号
    かまたいずれか一方の検出信号により、前記二つの輪郭
    補償手段の補償量を制御するための制御信号を作成する
    作成手段と、前記作成手段からの制御信号により映像信
    号の周波数帯域が広くかつ振幅レベルが大きい時に、走
    査速度変調による補償量を増加させかつ、電気的輪郭補
    償による補償量を減少させるように前記電気的輪郭補償
    手段と前記走査速度変調手段における補償量を相反する
    ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画
    像補償装置。
  2. 【請求項2】作成手段は、振幅検出手段からの検出信号
    だけで作成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の画質補償装置。
  3. 【請求項3】作成手段は、周波数検出手段からの検出信
    号だけで作成されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の画質補償装置。
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