JPH0746748Y2 - スロットルレバー装置 - Google Patents

スロットルレバー装置

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JPH0746748Y2
JPH0746748Y2 JP1990052128U JP5212890U JPH0746748Y2 JP H0746748 Y2 JPH0746748 Y2 JP H0746748Y2 JP 1990052128 U JP1990052128 U JP 1990052128U JP 5212890 U JP5212890 U JP 5212890U JP H0746748 Y2 JPH0746748 Y2 JP H0746748Y2
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JP
Japan
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throttle lever
locking
throttle
holding member
stopper
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JP1990052128U
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JPH0411235U (ja
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永治 高橋
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、背負動力散布機等に装備されエンジンスロ
ットル弁を制御するスロットルレバー装置に係り、詳し
くは機能の信頼性等を向上することができるスロットル
レバー装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第11図は背負動力散布機に装備される従来のスロットル
レバー装置80の斜視図である。支持体82は、背負動力散
布機の枠体等に固定され、前端において目盛板84を支持
する。長孔86は、鉛直方向へ長くなるように、目盛板84
に穿設され、複数個の係止溝88は、長孔86の一方の縁部
に沿って形成され、突出縁89により隣の係止溝88と仕切
られている。スロットルレバー90は、前端部において長
孔86を貫通し、支点92の周りに揺動自在に支持される。
スロットルワイヤ94は、エンジンの気化器(図示せず)
からスロットルレバー装置80まで延ばされ、インナワイ
ヤ96を有している。インナワイヤ96はスロットルレバー
90の後端部のワイヤガイド98に挿通され、インナエンド
100は、インナワイヤ96の端に固定され、ワイヤガイド9
8からのインナワイヤ96の抜けを阻止する。スロットル
レバー90は、作業者により長孔86内において揺動操作さ
れ、所定の係止溝88に嵌入、係止され、揺動位置を保持
される。インナワイヤ96はスロットルレバー90の揺動位
置に関係して変位し、エンジンスロットル弁はスロット
ルレバー90の揺動位置に対する開度になる。アイドリン
グ位置用係止溝102は係止溝88の列の最下端に形成さ
れ、アイドリング位置用係止溝102へのスロットルレバ
ー90の嵌入位置ではエンジンスロットル弁はアイドリン
グ開度になる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来のスロットルレバー装置80の問題点は以
下の通りである。
(a)スロットルレバー90の側縁の係止部は1個所しか
ないので、スロットルレバー90が係止溝88との接触位置
において切損すると、エンジンスロットル弁の操作が困
難となり、スロットルレバー装置80の機能が失われる。
(b)スロットルレバー90は1個所で係止溝88に係止さ
れるため、該個所が摩耗して、係止溝88との間にがたが
生じ易く、スロットルレバー90の保持性が低下する。
(c)複数個の係止溝88は支点92から等距離にあるた
め、スロットルレバー90は各揺動位置において各係止溝
88と同一個所で接触し、スロットルレバー90が早く摩耗
する。
(d)エンジンスロットル弁をアイドリング開度にする
ために、アイドリング位置用係止溝102にスロットルレ
バー90を係止しているとき、スロットルレバー90はアイ
ドリング位置用係止溝102の上側の突出縁89のみによ
り、すなわち1個所で揺動位置を保持されるため、摩耗
が早まっている。
請求項1の考案の目的は、上述(a)ないし(c)の問
題点を克服したスロットルレバー装置を提供することで
ある。
請求項2の考案の目的は、上述(d)の問題点を克服し
たスロットルレバー装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
請求項1のスロットルレバー装置(22)は次の(a)〜
(c)の構成要素を有してなる。
(a)保持部材(24)に対して揺動自在に配設されるス
ロットルレバー(26) (b)このスロットルレバー(26)に対峙する保持部材
(24)の面に列状に形成され、かつその列が、スロット
ルレバー(26)の回転中心(58)からの距離がしだいに
増加するように延びている複数個の係止突起(60) (c)スロットルレバー(26)の揺動操作力により係止
突起(60)の上を摺動自在でありスロットルレバー(2
6)の揺動操作力の解除時では係止突起(60)の列方向
の別の個所で係止突起(60)の間に嵌入、係止されスロ
ットルレバー(26)の揺動位置を保持する複数個の係止
歯(72) 請求項2のスロットルレバー装置(22)では、係止歯
(72)に当接してスロットルレバー(26)のアイドリン
グ位置を規定するストッパ(64)が、列の端の係止突起
(60)との間で係止歯(72)を挟持するように保持部材
(24)に形成されている。
〔作用〕
請求項1の考案において、スロットルレバー(26)の揺
動位置の変更はスロットルレバー(26)に揺動方向の操
作力をかけて行う。スロットルレバー(26)の係止歯
(72)は、スロットルレバー(26)への揺動操作力によ
り回転中心(58)の周りに保持部材(24)の係止突起
(60)の上を摺動する。スロットルレバー(26)への揺
動操作力が解除されると、各係止歯(72)は、スロット
ルレバー(26)の各揺動位置において回転中心(58)か
らの放射方向のそれぞれ別の個所で各係止突起(60)の
間に嵌入、係止され、両側の係止突起(60)と相互に係
止状態になって、スロットルレバー(26)の揺動位置を
保持する。
請求項2の考案では、スロットルレバー(26)のアイド
リング位置では、ストッパ(64)側の係止歯(72)は、
ストッパ(64)に当接し、ストッパ(64)と係止突起
(60)の列の端の係止突起(60)との間に嵌入し、両側
からストッパ(64)と係止突起(60)とにより挟持され
る。スロットルレバー(26)はこの挟持によりアイドリ
ング位置を保持する。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図〜第10図の実施例について説明
する。
第5図は背負動力散布機10の側面図である。送風機12
は、その前面及び下面において防振材16を介して背負枠
14に固定され、エンジン18は、送風機12の後面側に取付
けられて、送風機12を駆動する。散布剤タンク20は、送
風機12の上部に載設され、粒粉状の薬剤及び肥料等を貯
蔵する。スロットルレバー装置22は、背負動力散布機10
の側部の下部に配設され、背負枠14より前方へ突出し、
目盛板24と、目盛板24に揺動自在に支持されるスロット
ルレバー26とを有している。スロットルワイヤ28はエン
ジン18のエンジンスロットル弁(図示せず)とスロット
ルレバー26とを接続している。
第6図はスロットルレバー装置22の構造を示す縦断面図
である。目盛板24は、基端部においてボルト30によりフ
ァンケース32の側部に固定され、前方へ突出している。
スロットルワイヤ28は、アウタパイプ34と、アウタパイ
プ34により被覆されるインナワイヤ36と、インナワイヤ
36の端に固定されるインナエンド38とを有し、インナエ
ンド38はスロットルレバー26のボス40の周部に係止され
る。ボス40は、目盛板24の円形凹所42に嵌入され、軸部
44に回転自在に支持される。波座金46は軸部44の外側に
嵌合し、ボルト48は、平座金50及び軸部44を挿通してか
ら、ナット52に螺合し、ボス40の回動を許容しつつ、軸
部44からのボス40の抜けを阻止する。
第7図は目盛板24の先端部の詳細図である。目盛板24は
先端側に扇形部54を有し、軸部44は扇形部54の基端側に
位置している。アウタ受け56は、軸部44の近傍に設けら
れ、スロットルワイヤ28のアウタパイプ34の端を受け
て、軸部44の方へのアウタパイプ34の変位を阻止する。
回転中心58は軸部44の中心に位置し、スロットルレバー
26は回転中心58の周りに揺動する。複数個の係止突起60
は、回転中心58から適当に離れた個所62を中心とする円
上に配列され、ストッパ64は、係止突起60の列線より先
端側で、かつ係止突起60の列方向へ端の係止突起60から
離れた位置に形成される。
第8図は係止突起60及びストッパ64の断面図である。ス
トッパ64の隆起量は係止突起60のそれより大きくなって
いる。
第9図はスロットルレバー26の詳細図である。インナ受
け部66は、ボス40の周部から半径方向へ突出して形成さ
れ、スロットルワイヤ28のインナエンド38(第6図)を
回転自在に嵌入される。ワイヤガイド68は、ボス40の周
部に沿って形成され、インナワイヤ36(第6図)を挿入
される。スロットルレバー26の揺動に伴って、インナワ
イヤ36が変位され、これにより、エンジンスロットル弁
の開度が変化する。3個の溝70がスロットルレバー26の
先端部に等間隔で穿設され、2個の係止歯72が溝70の間
に形成される(第10図)。
第1図はスロットルレバー26が中間揺動位置にあるとき
のスロットルレバー装置22の状態図、第2図は第1図の
位置における目盛板24及びスロットルレバー26の係止状
態で示す断面図である。スロットルレバー26の揺動位置
の変更はスロットルレバー26に揺動方向の操作力をかけ
て行う。スロットルレバー26の係止歯72は、スロットル
レバー26への揺動操作力により目盛板24の係止突起60の
上を摺動し、スロットルレバー26は回転中心58の周りに
回転する。スロットルレバー26への揺動操作力が解除さ
れると、隣接する3個の係止突起60は、溝70に嵌入する
とともに、各係止歯72を間に挟持し、係止歯72と相互に
係止状態になる。この結果、スロットルレバー26は、揺
動操作力を解除されたときの揺動位置を保持する。係止
突起60は個所62を中心とする円上にあり、スロットルレ
バー26の回転中心58は個所62から離れているので、係止
歯72は、スロットルレバー26の各揺動位置において回転
中心58からの放射方向のそれぞれ別の個所で各係止突起
60と接触し、1個所に集中的に係止突起60が当たるのが
回避され、偏摩耗及びがたを抑制され、かつ係止部が中
心から離れるにしたがい係止力は増大される。
第3図はスロットルレバー26がアイドリング位置にある
ときのスロットルレバー装置22の状態図、第4図は第3
図の位置における目盛板24及びスロットルレバー26の係
止状態を示す断面図である。スロットルレバー26は、ス
トッパ64側の係止歯72がストッパ64に当接することによ
り、揺動範囲を制限されるとともに、ストッパ64との当
接位置でアイドリング位置となる。アイドリング位置で
は、ストッパ64側の係止歯72は、ストッパ64と係止突起
60の列の端の係止突起60とにより両側から挟持され、ス
ロットルレバー26は、この挟持によりアイドリング位置
に保持される。
図示の実施例では、背負動力散布機10に装備されるスロ
ットルレバー装置22について説明したが、背負動力散布
機10以外でも、エンジンスロットル弁の開度を操作する
任意のスロットルレバー装置にこの考案を適用すること
ができる。
図示の実施例では、複数個の係止突起60は個所62を中心
とする円上にあるが、回転中心58を中心とする円に対し
て傾斜する傾斜線上にあってもよい。
図示の実施例では、2個の係止歯72の間隔は、係止突起
60のピッチに等しくなっているが、係止突起60の複数ピ
ッチに対応する寸法であってもよい。
〔考案の効果〕
請求項1の考案では、複数個の係止歯と複数個の係止突
起との相互の係止によりスロットルレバーは保持部材に
保持される。したがって、スロットルレバーと保持部材
との相互の係止個所が複数個となるので、1個の係止個
所部に切損にもかかわらず、スロットルレバー装置の機
能を保持することができ、スロットルレバー装置の機能
の信頼性を高めることができる。
また、請求項1の考案では、スロットルレバーは複数個
の係止個所により保持部材に保持されるので、各係止個
所の負荷が低減され、摩耗が減少し、スロットルレバー
のがたを抑制することができる。
更に請求項1の考案では、係止歯は、スロットルレバー
の各揺動位置においてスロットルレバーの回転中心から
の放射方向のそれぞれ別の個所で各係止突起と接触する
ので、係止歯の1個所のみが集中的に各係止突起に接触
することがなく、係止歯の偏摩耗及びがたが抑制される
と共に、係止部分が中心から離れるにつれて係止力が増
大する。
請求項2の考案では、スロットルレバーのアイドリング
位置において、係止歯は、両側からストッパ及び係止突
起に挟持されて、アイドリング位置を保持するので、係
止突起の摩耗が減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの考案の実施例に関し、第1図はス
ロットルレバーが中間揺動位置にあるときのスロットル
レバー装置の状態図、第2図は第1図の位置における目
盛板及びスロットルレバーの係止状態を示す断面図、第
3図はスロットルレバーがアイドリング位置にあるとき
のスロットルレバー装置の状態図、第4図は第3図の位
置における目盛板及びスロットルレバーの係止状態を示
す断面図、第5図は背負動力散布機の側面図、第6図は
スロットルレバー装置の構造を示す縦断面図、第7図は
目盛板の先端部の詳細図、第8図は係止突起及びストッ
パの断面図、第9図はスロットルレバーの詳細図、第10
図は第9図の係止歯の個所の断面図、第11図は背負動力
散布機に装備される従来のスロットルレバー装置の斜視
図である。 22……スロットルレバー装置、24……目盛板(保持部
材)、26……スロットルレバー、58……回転中心、60…
…係止突起、64……ストッパ、72……係止歯。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持部材(24)に対して揺動自在に配設さ
    れるスロットルレバー(26)と、このスロットルレバー
    (26)に対峙する前記保持部材(24)の面に列状に形成
    され、かつその列が、前記スロットルレバー(26)の回
    転中心(58)からの距離がしだいに増加するように延び
    ている複数個の係止突起(60)と、前記スロットルレバ
    ー(26)の揺動操作力により前記係止突起(60)の上を
    摺動自在であり前記スロットルレバー(26)の揺動操作
    力の解除時では前記係止突起(60)の列方向の別の個所
    で前記係止突起(60)の間に嵌入、係止され前記スロッ
    トルレバー(26)の揺動位置を保持する複数個の係止歯
    (72)とを有してなることを特徴とするスロットルレバ
    ー装置。
  2. 【請求項2】前記係止歯(72)に当接して前記スロット
    ルレバー(26)のアイドリング位置を規定するストッパ
    (64)が、列の端の前記係止突起(60)との間で前記係
    止歯(72)を挟持するように前記保持部材(24)に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のスロットル
    レバー装置。
JP1990052128U 1990-05-21 1990-05-21 スロットルレバー装置 Expired - Lifetime JPH0746748Y2 (ja)

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JPH0411235U JPH0411235U (ja) 1992-01-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6029822A (ja) * 1983-07-29 1985-02-15 Hitachi Ltd 操作シミユレ−シヨン方式

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